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ルナ9号……

1MA-08S:2008/04/15(火) 22:10:19
ご無沙汰しておりました。
「ルナ9号」、早速拝見しましたが……。はっきり言って、クチぽかーん( ̄□ ̄)、でした。
生物的、というか、なんか、いずこからともなくやってきた「宇宙植物の種子」が、月面に舞い降りて、発芽するプロセスを見ているような錯覚を覚えたりして。
名も知ら〜ぬ〜、とほき島よ〜り、な〜がれ寄〜る、椰子の実ひ〜と〜つ〜、てな感じで。
宇宙飛行士とのコラージュ画像なんか、ワタシには「アポロ12号、月面で未知の宇宙生物(あるいは異星人のメッセージ・カプセル)を発見!」てなキャプションをつけたくなりましたよ(^^;)
マーズ・パスファインダーの30年も前に、エアバッグ式の着陸装置を実用化していたことにも、唖然・呆然です。

旧ソ連て、どうしてもお堅くて、融通が利かないイメージがつきまとうのですが、なんだってこんなユニークな着陸方法を考え出した(だけでなく、実際につくっちゃった)のでしょうかね?
宇宙開発のようなエリート集団になると、かなり自由な発想も許されたんだろうか?
それとも、まさか本気で「ウケ」を狙った?
ソビエト宇宙開発史、つくづく奥が深いです……。

2じゅんじ(管理人):2008/04/16(水) 19:18:43
いや〜久々の書き込み&ご感想ありがとうございます。
ソ連宇宙機の動作シークェンスと外観がオーガニックであることに関しては、
個人的には、スプートニク1号以来続くソ連宇宙開発の伝統であり、
つまり「大衆ウケ(特に子供ウケ)狙い」と思っています。
それは、同時期同目的の米ソ宇宙機を比べれば、一目瞭然です。
今回触れた、サーベイヤーとルナ9号・13号。
前回触れた、バイキング着陸機とマルス着陸機。
スプートニクとバンガード。
時代は違いますが、アメリカの火星探査車と、ルノホート。
アメリカの探査機は、印象に残らない外観、つまり、思い出してイラストを描け
と言われても描けないものばかりですが、ソ連宇宙機は、子供でも
ポンチ絵を描けるルックスばかりです。
これは、スプートニクからの伝統では?あれほどシンプルなのに覚えやすく描きやすく
夢あふれる人工衛星は無いですよ。対して、アメリカのバンガードは…
日本の「おおすみ」はバケツか?「かぐや」、優秀なんだろうけど、
あの冷蔵庫みたいな外観はどうにかならなかったものか?

3じゅんじ(管理人):2008/04/17(木) 15:07:09
そうそう。1959年1月から、1964年5月まで「コスモプラン」という、
「有翼」惑星探査機計画が大真面目に検討されていました。
ttp://www.astronautix.com/craft/kosoplan.htm
火星または金星を周回後、地球に帰還。とまぁここまでは、当時の通信技術では
到底得られない鮮明なカラー写真を持ち帰るとか、目的はわかるような気が
するんですが、凄いのはその帰還方法。
「landing at conventional airfields」、つまり既存の空港に翼で
着陸です。データ回収だけなら、ゾンド5号やルナ16号のようなカプセル式で
十分なのに、なぜ滑空して既存の空港に帰還???
それはもちろん「大衆ウケ狙い」でしょう。別の惑星に行ってきた翼付きの
宇宙機が、まだ見ぬ鮮明な惑星のカラー写真を携えて、
一般大衆やマスコミが見守る中、おらが町の空港に着陸…
単純にファンタジーだわな。

惑星探査プロジェクトを「歌謡曲」に例えるとしましょう。
歌そのものを惑星探査で得られた知見とすれば、アメリカ惑星探査機は
歌唱力そのもので勝負する本格派演歌歌手。ソ連宇宙探査機は歌唱力だけでなく
ビジュアルと踊りにも凝った子供が見ても楽しい若いアイドル(ピンクレディーとか)。
コスモプランに至っては、歌がどうこうではなく、その登場方法と
衣装で老若男女問わず年末年始の話題になる紅白の小林幸子と美川憲一です。

4MA-08S:2008/04/20(日) 20:31:01
レスありがとうございました。
ウケ狙いに、歌謡曲ですか。まさかとは思うけど、どこぞのおもちゃ会社やレコード会社みたいに、「こんなデザイン(歌)で子供に受けると思っているのか!」なんて、大まじめに企画会議なんてやってたりしたら、大笑いなんですけどね(^^)。
じゅんじさんお得意のプロレス風に例えれば、アメリカがガチ勝負のUWFかK1(プロレスちゃうって)で、ソ連が全日、大阪プロレス系、でしょうか。(さすがにFMWまでいってしまうと、「爆破」ばっかりになりそう(^^;)

で、考えてみると、ソ連の人工衛星や探査機は「丸」で構成されたデザインが多いですね。スプートニクなんか、○に「ヒゲ」を何本か書き足したら、本当に二歳児でも描けそうな姿。ボストークからソユーズに至る有人宇宙船も、ことごとくまん丸。(コスモプランは、ちょっと印象違いますが、「翼」のせいか?)
大阪のカニ料理店の前で、うねうね動いてそうなルノホート月面車も、「目玉」も含めてことごとく曲線構成。(「洋式便器」なんてクツジョク的な呼び名もあるそうですが)
あの丸っこいデザインが、わかりやすい面白さを醸し出しているんだろうか。ルノホートなんて、食玩にしてもウケそうだし。

アメリカの宇宙機は、「どうせ誰も見やしないんだから、これでいいだろ」みたいな、実用本位の割り切りも感じさせますね。それはそれで潔いかも。
とはいえ、アメリカや日本にも、アポロやひまわり(1〜5号)なんて傑作がありましたが。まあ、アポロは別格という気もしますが……、いや、あれはあれで「ウケ」を狙ったのかな。
何しろアメリカ一世一代の大勝負(国技館か、ドーム決戦?)。TV映りを気にして、「こんな不細工なものを、全世界に中継するつもりか!」なんて、NASAの中でやってたりして(^^)。
ひまわりも、あのハニワみたいな顔(?)が、子供心には大受けでしたね。狙っていたのかどうかは不明ですけど、今でもひまわりなら、そらで描けますよ。

5じゅんじ(管理人):2008/04/21(月) 22:37:50
MA-08S様
>まさかとは思うけど、どこぞのおもちゃ会社やレコード会社みたいに、「こんなデザイン(歌)で子供に受けると思っているのか!」なんて、大まじめに企画会議なんてやってたりしたら、大笑いなんですけどね(^^)。

…ですが、マルス3号の二足歩行ロボット「Prop-M」に限っていえば、
本当にそのように議論した結果だと予想しています。
なにせ、マルス3号の時代は、火星の地面の状態は誰も予想が付かなかった
はずで、となると、走破性を第一に考えればキャタピラー方式に落ち着いて
いたと思います。二足歩行方式を採用したのは、明らかに、大衆とくに
青少年のウケを意識したものでしょう。
例えばですが、チェルノブイリ級の原発事故が起こったとしましょう。
その高度な放射能汚染地域に、無人の土壌調査ロボットを無人ヘリで下ろして、
15mを1m間隔で土壌調査しデータを送信する、というロボットを急遽設計・作成
しなければならなくなったとしましょう。そこは畑かも水田かもしらないし
湿地かも知らないし、泥地か砂地かも川原かも傾斜地かも知らない。
川原としても、礫の大きさも知らない。調査地点は全く未定。
そういう条件で、100人のエリートロボット技術者に設計を依頼したら…
二足歩行ロボット型を提出する工学博士はいないでしょう。みんなキャタピラのはず。
ホンダやソニーの、二足歩行ロボット作った技術者集団に頼んでも、
まさか二足歩行ロボットの提案は無いでしょう。

本分よりも、第一には大衆に観られることを意識して…という点では、
プロレスも同じです。グレートサスケとスペルデルフィンが、道場でビジネス談義中、
労働条件の問題から双方感情的になり喧嘩になっても、無人の道場で
空中殺法の応酬を20分以上続けることは無いでしょう。確実に、単なる殴り合いだけで決着でしょう。
また、獣神サンダーライガーが、無人の路地裏でヤクザに恐喝されても、
「ここ一番の勝負どころでしか出さない超必殺技」シューティングスタープレスを
出してヤクザをKOはしないでしょう。確実に、関節技で相手を倒すでしょう。

6◆削除◆:◆削除◆
◆削除◆

7◆削除◆:◆削除◆
◆削除◆

8MA-08S:2008/04/25(金) 22:18:37
じゅんじ様、レスありがとうございました。なぜか削除されてしまった「7」の部分も含めて、大受けして画面の前で笑い転げておりました(^^)。
の割にレス返すのが遅れてすみません。ちょっと仕事の都合で余裕がなかったもので……。

確かに、良くも悪くも「宣伝(プロパガンダ)」を意識せざるを得なかったソビエト宇宙開発が、良い意味でのショーマンシップに目覚めていたとしても、不思議ではないのかも。
「レッドブル軍団」は、一時の徒花で終わってしまった感がありましたが、宇宙空間をリングに見立てて、真のソビエト・プロレス魂を見せてくれたのは、宇宙開発分野だったのか。
N-1やブランみたく、壮大な「不発(あるいは爆発)」に終わってしまうものもありましたが、それもまたプロレス的(?)。

ところで「サスケVSデルフィン」ではありませんが、企画会議の席上で繰り広げられる社長と社員のセメントマッチ、あるいは力尽くの社長交代劇というのも、ちょっと見てみたい気もします(どんな会社や)。
新日(ていうか、イノキ)系だと、マジでやりかねない気もしますが(^^;)。

9じゅんじ(管理人):2008/04/26(土) 12:42:22
MA-08S 様
いやいや7番読まれてしまいましたか。書いた翌日、自分で恥ずかしくなって
削除。私現在独身彼女無しですが、大学時代の友人・地元の友人の多くが
私のHP知っていますし「じゅんじっていいやつだったと思ったら実はこんなヒデー事してたのか」
「じゅんじ君、純粋な人だと思っていたのに、そんな事していたなんて、軽蔑するわ!」
とでも勘違いされたらまずいかなと。いやいや。
さてさて、

N-1やブランみたく、壮大な「不発(あるいは爆発)」に終わってしまうものもありましたが、それもまたプロレス的(?)。

という一文には、正直ドキリとしました。というのは、まもなくアップする
新コンテンツでは、その劇的な自滅っぷりに激しくカッコよさを感じる(私だけ?)
とある豪快なソ連宇宙機のブツを特集し、文章は既に完成させ、現在フラッシュアニメを作成中だからです。
なおかつ、プロレスとの共通点についても記述しています。
このコンテンツは、今まで何度か動作確認のためデッドリンクで一瞬アップしたので
「あれ?もしかして公開しっぱなしだったかな?」と本気で思いました。
または、MA-08S 様にテレパシーで伝わったのかな?と思うほど、
上記書き込みは、新コンテンツの核心を突いています。
なお、そのコンテンツは、現在のブランコンテンツのように、HPの最も上の階層に来ます。
但し、それが何かは、ソ連宇宙開発のように「事前発表はしない」方針ですが、
大きな事をする前にソ連流に「予兆だけ」ほのめかしておきます。
メーデーまでには・・・ と、ソ連流にそれとなく「暗にほのめかして」おいたりして。

10じゅんじ(管理人):2008/04/27(日) 17:27:55
たった今、新コンテンツ「ポリウス」をアップしました。
読んでいただければお分かりの通り…
>>8 のMA-08S さんのおとといの書き込みは、
ものの見事に、私がこれからまさにHPにアップしようとしていた
(おととい夜で文章は8割がた出来ていた)私のソ連宇宙開発観を突いていました。
いや〜久々の大型ソ連宇宙開発コンテンツアップ。
これで私も、メーデーを景気よく迎えることが出来るでしょう。

私は労組活動を全くやっていないですけど。

11:2015/12/23(水) 17:20:48
ひごぷむやわゐねぃよ


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