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【けいおん!】律×唯スレ

2軽音部員♪:2010/05/16(日) 06:50:15 ID:2knAn88MO
お、こっちに避難したのか>>1乙。唯律イイヨイイヨ-

3軽音部員♪:2010/05/16(日) 13:20:06 ID:.6yRB8sE0
平沢 唯 × 田井中 律
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1273826043/

4軽音部員♪:2010/05/16(日) 16:39:24 ID:kPerAtKE0
>>1


5軽音部員♪:2010/05/17(月) 10:22:49 ID:piIU59zEO
向こうは規制されてて書き込めないから助かる。>>1

6軽音部員♪:2010/05/17(月) 20:18:21 ID:DJenLSaQ0
修学旅行の回で唯がりっちゃんの服の土を落としてる所にきゅんと来た

7軽音部員♪:2010/05/17(月) 22:21:53 ID:UU2N7qeUO
「前髪お化けww」「お前ー!」
辺りが実はエロ微笑ましいです。

8軽音部員♪:2010/05/18(火) 06:31:43 ID:C67FGteE0
ED唯に迫られて真っ赤になっちゃうりっちゃん という妄想

9軽音部員♪:2010/05/18(火) 08:02:11 ID:ydobzxsIO
EDは二人ともえろかっこかわいい。あの格好でいつも通りいちゃいちゃされた日には死人がでる

10軽音部員♪:2010/05/18(火) 08:50:50 ID:QeJvK23sO
おまえらが俺にそんな妄想させるから遅刻したじゃないか…


いい夢をありがとう

11軽音部員♪:2010/05/18(火) 13:01:14 ID:xB00Nsn6O
唯「澪ちゃんて律ちゃんと比べたらやっぱ大きいんだね」
澪「なっ!?何言ってるんだよ唯っ!」
唯「え?背のことだけど…」
澪「ほぇっ!?な、なんだ、背か…ほっ」
唯「ふむ。どこのことと勘違いしたのでしょうか」
澪「ば、ばかぁ///」
唯「照れてる澪ちゃんを見てるとなんだか幸せな気分になってくるねぇ(にこにこ)」
澪「うは…ゆ、唯、おまえの笑顔は反則だぞぉ…」

12軽音部員♪:2010/05/18(火) 13:12:28 ID:ydobzxsIO
(´・ω・`)?

13軽音部員♪:2010/05/18(火) 13:17:47 ID:xB00Nsn6O
>>12
うん、信じられないかもしれないが澪×唯スレと勘違いしたんだ…orz

14軽音部員♪:2010/05/18(火) 13:23:59 ID:ydobzxsIO
ごばくならしゃあない。気をつけんしゃい

早くクーラー回で小芝居した後にゃーにゃーしてる二人見たいお(`・ω・´)

15軽音部員♪:2010/05/18(火) 16:09:29 ID:3QyBqNNc0
>>13
何故かクソワロタwww

16軽音部員♪:2010/05/19(水) 03:46:58 ID:StpSzRRI0
http://112.78.200.214/dec/18/src/1274201034003.jpg
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org895951.jpg
http://mar.2chan.net/dec/18/src/1274201217695.jpg
これぐらいしかなかった

17軽音部員♪:2010/05/19(水) 07:27:55 ID:r8Iyn87g0
2枚目がナチュラルに夫婦ってるのう

18軽音部員♪:2010/05/19(水) 15:22:02 ID:GtrxF5DMO
三枚目はそのままキスですね。

19軽音部員♪:2010/05/19(水) 17:03:01 ID:cOFS2AvA0
ケーキ入刀が流れ的に律っぽいのに梓にやらせたのは唯の嫉妬からじゃないか

20軽音部員♪:2010/05/19(水) 17:23:05 ID:/ywQhuRg0
7話だけ見ると、律唯が公式夫婦に思える

21軽音部員♪:2010/05/20(木) 06:31:41 ID:eFT4kgm60
虹板より転載 律唯
ttp://sukima.vip2ch.com/up/sukima039327.png

22軽音部員♪:2010/05/21(金) 02:03:14 ID:1io2Gk/g0
過疎ってるな、需要がないのかな

23軽音部員♪:2010/05/21(金) 02:39:51 ID:.qpnuCEoO
この二人は普段から恥ずかしげもなくイチャイチャしてるせいで想像の余地が…

24軽音部員♪:2010/05/21(金) 02:53:41 ID:UdJAZSOQo
実は>>3のほうが進行してたりする

25軽音部員♪:2010/05/21(金) 03:10:26 ID:1io2Gk/g0
みんなそっちに移動してたのか

26軽音部員♪:2010/05/21(金) 16:57:34 ID:phX.D5hg0
>>3に神SSが…来ている

27軽音部員♪:2010/05/23(日) 22:36:43 ID:nBSuuuB20
               ,.ヘ..,, -‐…‐- .、_
              / 厶ヘ、 ̄ ̄`ヽ,,i \
           /   /^´ ``´´´ ^ |  ヽ
            /   / \、  , / | /
        / . : i ァ=ミ     ィ=ミ、l / i  !   良い子の諸君。
         i  : : |〈 r':::}    r':::} 〉′i !|   けいおん!!を観る時は部屋を明るくしてなるべくテレビから離れて観るんだぞ。   
        /  : :| ゞ゚′ '  ゞ゚'' / i ! 八               -―‐-―-.、
         / . : : : ハ ""      "" ,′ i |): :.\           /:::::::::::::::::::::::::::::\
        ,′{: : V八   `  ´  从 i | : .\一           `ー/::::rュイ::::::::iヽ:::::::::::::::ハ__ノ
       {  乂: :〉 /`ト 、      イハ | く⌒ヽ         /::,rュ/´{::::::::|` ∨::i::::::::ハ
      X´ ̄`¬≠ 丿  ー ´ i⌒ヽi⌒             i::::{::/  レヘ|  V::|:::;::::::l
         / ̄ ̄`ヽr--、   └―-、                {/::l| ィェ=   r=ュ|ヽ|::|)::::|
       /        /ニニ\ー'    \           |:::::j⊃   __  ⊂|:::::::|:::/ヘ
.       {        , `⌒`<\  ,ィ―'⌒ヽ         |:ハゝ、_{ _}_ ,,|::∧|/  
       ',     /       `Y´     ./⌒ヽ       // ̄ ̄ー、, - /ニヽ \
        lヽ、               /    \    /        /二ミ/   i
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.        |  V `> 、____    , く `ー'   ノ /  ´⌒ヽ'              / |
.         |  .V         `ー '   /`ー――'  {      \ヽ       ./ ∧
       |    \             /.|      〈      _> 、__/  / .ハ
        |      |           ./ |      `ー―<´ { i  }       /   ハ
.      |    /―― '  ̄ ̄ ̄`ー|   |        | V ∧ --!--        |\V ハ
.       |     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `|  |         |V ./  〉 { !   }      〈  \V ハ
.        |   ./             |   |          | /  /           ハ   V.ハ
.        |  /, -―- 、         }   .|          し'  /           ハ   \リ
.        | ./´      \     /^\  |            /  ヽ             ハ

28軽音部員♪:2010/05/25(火) 01:12:03 ID:Y8H9SIv.0
>>27
いやぁ四次元殺法コンビはいいこと言うなぁ〜

29軽音部員♪:2010/05/26(水) 02:51:35 ID:C6jCiyH60
やっぱり、りっちゃんのキャラじゃないよ…

30軽音部員♪:2010/05/26(水) 12:46:40 ID:BwdBrn1o0
甜菜
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org914935.jpg

今回実は唯律分が多目なんだよな

31<削除>:<削除>
<削除>

32<削除>:<削除>
<削除>

33軽音部員♪:2010/06/01(火) 21:04:38 ID:1SM1UQo20
何があったし

34軽音部員♪:2010/06/03(木) 20:27:05 ID:LCmi7awU0
ああ、唯律分が少なかったばっかりに・・・

35軽音部員♪:2010/06/07(月) 06:24:38 ID:jLNlvEUA0
少しばかりですが、唯律分をば…
2レスほどお邪魔します

36軽音部員♪:2010/06/07(月) 06:26:24 ID:jLNlvEUA0

「りっちゃぁ〜ん」

唯の甘ったるい声が私を呼ぶ。
これをなんだかやめてほしいと思い始めたのはいつからだっただろうか。
いつからと言っても、そう遠くない気がするけども。なんでなんだろう。

「ん? どした?唯」
「エヘヘ〜。今日一緒に買い物いこ!」

にこっと。にへっと。とろけそうな笑みをこっちへ向けてくる。
…。本当に何でだろ、私。この笑顔が苦手になっちゃったのかな。
なんとなく、胸が熱くなるっていうか、そんな感じというか。
手を取られてぶんぶんと振られる。手がすぐにに熱くなってくる気がした。

「…うん、いーよ。行こっか」

繋いだまま手が引っ張られ始める。軽音部のメンバーはもう帰っており、残り二人だったので施錠をして音楽室を後にした。
手を引かれて階段をどんどん降りていく。唯の足は踊り場に降りた所でぴたりと止まった。

「唯?どした?」
「…ん」

私の方が後に降りていたので一段上にいる。ちょっと上にいるから見える唯のつむじがかわいい。

「……りっちゃん。私りっちゃんが好きなんだー」

唯の顔は踊り場の窓へ向いたままなので全く見えない。差し込む夕日に目を細めた。
私の手のほうが熱かったと思ったけど、唯の手にきゅっと力が入るとすぐに違うって分かった。
唯の手もあったかいを通り越して熱い。私の手のひらの体温と同じくらいに、熱い。

「…唯」

声を掛けると唯らしくも無い、肩まで上下する程のびくっとした反応が返ってきた。
手はやや痛い程に握られている。唯、痛いよ。

「ほんとなんだよ!…りっちゃん、いつもの好きじゃなくて…」
「…うん」
「りっちゃんのこと考えると、ドキドキしちゃう方の、…すきなんだよ」
「唯」

37軽音部員♪:2010/06/07(月) 06:28:06 ID:jLNlvEUA0

握られるばっかりだった手を握り返す。きゅ、と引いたら唯は振り向いた。
どう見ても夕日ではない色で真っ赤な唯のほっぺたが、かわいかった。
あれ…私。かわいいって。唯はそりゃ、かわいいけどさ、なんかこう…

「私も唯のこと、好きだよ」

そうか。私も唯が好きなんだ。

「りっちゃん!……。りっちゃんも、ドキドキする方?」

そりゃ、しちゃうよ。しかも今まで気づかなかったよ。
赤く染めた頬とか、何か期待するようないつもと違う唯の瞳とか、繋がれたままの手とか。
いつもじゃ絶対無いけど、私が乗ってる階段の一段差で実現されてる唯からの上目遣とか、すっごいヤバい。ドキドキしてるよ。

「………うん。ドキドキしてるよ、私も」
「…りっちゃぁん」

唯に握られていた手が離されて、次は手首を掴まれる。そのまま逆の手の指先が手首に添えられた。

「唯。なに、これ」
「ドキドキしてるかなぁって思って」
「あのなぁ…」

添えられた手を取り、豊かではないが僅かにある自分の胸へと導く。夏服の薄さはすぐに唯に心臓の音を伝えた。
どくどくと心臓はいつもより早めに脈を打っている。唯の手をのせるともっと脈が速くなった気がした。胸が痛い。

「……りっちゃん」
「………なんだよ」
「…すっごいドキドキしてるね、りっちゃん!」
「……言わなくていいって」
「だって」

あ、また。唯のとろけそうな笑顔。

「りっちゃん、私。うれしいんだもん。一緒のきもちで、一緒の想いで」

唯の頬はもうほんのり赤いだけだったけど、今度は私が赤くなる番みたいだ。
痛いほど早鐘を打つ脈に、唯がまだ添えたままの手に、触れ合う私と唯の手に、

「えへ。りっちゃん大すき!」

恥ずかしくて唯の顔がまともに見れなかった。なんだよ、私。苦手じゃなくて恥ずかしかっただけかよ!


おしまい

38軽音部員♪:2010/06/07(月) 15:41:13 ID:k6m5QetY0
>>37
初々しくていいねえ〜
GJ!!

39軽音部員♪:2010/06/08(火) 00:09:52 ID:8avAAZRYO
>>37
か、かわええ!きゅんきゅんしました!
唯律いいよね。

40軽音部員♪:2010/06/08(火) 01:08:49 ID:6mGcFsB.O
どっちもイケメンになれるから唯律も律唯もどんとこいですだと思ってたけど、
そんな補正無しの双方乙女な唯律唯も可愛いんだよな。無敵すぎる。

41軽音部員♪:2010/06/08(火) 12:58:51 ID:ITVpTACMO
>>37
こんな素晴らしいSSが来てたなんて!!GJっす!

42軽音部員♪:2010/06/08(火) 14:25:40 ID:C8OkX.o20
こっちにも結構人いたのな

43軽音部員♪:2010/06/08(火) 16:31:59 ID:dqEkduoQ0
>>37
なんとかわいい二人、頬がゆるむ…GJ!!

44軽音部員♪:2010/06/09(水) 14:40:08 ID:ld3gKOrI0
>>37
過疎ってると思ったら素晴らしいSS来てたw
GJ!!!

45軽音部員♪:2010/06/10(木) 19:31:08 ID:YW2Rp4i6O
みんな百合板の方に移動してるのかと。
俺は専らそっちにばっか顔出してるが。
たまに覗いてみればこれだよ。やっぱり唯律は最高だわ

46軽音部員♪:2010/06/16(水) 07:36:58 ID:pF/my7Wg0
まじ神回だったな

47軽音部員♪:2010/06/16(水) 22:42:46 ID:GDcgN1n.0
唯律回以外の何物でもなかったなw
二人とも楽しそうでニヤニヤしっぱなしだった

48軽音部員♪:2010/06/17(木) 00:49:58 ID:acde4m.Q0
SS書いたら思った以上に長くなったのでテキストファイルで
暇つぶし程度に読んでいただけたら

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org968623.txt.html

49軽音部員♪:2010/06/17(木) 01:31:35 ID:PP.LOsb60
>>48
GJ!!これで次の唯律回まで生きていけるぜ

50軽音部員♪:2010/06/17(木) 16:34:04 ID:o.YU.En.0
>>48
なんだただの神か・・・
次の作品をお待ちしております

51軽音部員♪:2010/06/17(木) 19:48:55 ID:87GDXmtIO
>>48
結婚してくれ

52軽音部員♪:2010/06/18(金) 02:47:39 ID:1MBnleBkO
>>48
俺は貴方のペンになりたい
「I am your pen.」

53軽音部員♪:2010/06/18(金) 18:13:09 ID:lZW3R7gEO
唯「りっちゃんりっちゃん!」
律「おっ、どうしたね唯隊員。」
唯「女性同士の口付けをどう思われますか?」
律「急だなあ……ていうかそういう体裁とか気にするの?」
唯「私だって世間の目が気になる乙女なんだよ!」
律「ははっ。なーにいってんだよ。ほれっ」ちゅ
唯「んっ……りっちゃん隊員はムード作りが下手くそであります!」
律「んだよー」ちゅう

54軽音部員♪:2010/06/22(火) 20:34:07 ID:6w2T5XYk0
今日は律唯あるかな

55軽音部員♪:2010/06/23(水) 01:08:26 ID:05ZsDOjA0
久々にチョークスリーパーがでるかも

ネタバレ

56軽音部員♪:2010/06/23(水) 02:25:09 ID:RpdMH/4A0
顔ちかっ

ttp://jlab-tv.niceboat.org/2/s/tv1277225342367.jpg

57軽音部員♪:2010/06/24(木) 01:40:18 ID:HqOTWC2w0
なんか・・・ここ人いないのか?
みんな>>3に居るのか?
>>48はどんなんだったんだ?
誰か教えてくれええええええええええ!

58軽音部員♪:2010/07/02(金) 03:26:04 ID:TS0g0nm20
>>48きになるなあ

59軽音部員♪:2010/07/05(月) 03:46:17 ID:kP9AGMGQ0
>>48
消えてる…だと…
読みたいよおおおおおおお

60軽音部員♪:2010/07/06(火) 20:49:11 ID:PehBN4WU0
律紬デート回確定か、別行動だからあまり律唯に期待出来そうにないな

61軽音部員♪:2010/07/09(金) 06:39:15 ID:VEPWq9i60
今回の律紬回と同じ要領で、律唯回というのも作っていただけないものか

62軽音部員♪:2010/07/09(金) 09:28:22 ID:fJgsw7U.0
もうちょい先に唯憂と律澪が待ち受けてるからなあ…

63軽音部員♪:2010/07/11(日) 21:29:06 ID:esByYDyQO
唯「りっちゃんとデート、すごく楽しかったよ。」
律「へっ?!で、デート……?」
唯「私……お嫁さんになるなら、りっちゃんみたいな人がいいな。」
律「……ど、どう反応すりゃいいんじゃー!」ぽかっ

64軽音部員♪:2010/07/28(水) 17:03:45 ID:qhRGsi7c0
あれ?今週このスレ住人的にはよさそうなシーンあったのにレスないね

65軽音部員♪:2010/07/28(水) 17:10:58 ID:tLQS1mNI0
みんな百合板のスレに行ってるよ

66軽音部員♪:2010/08/15(日) 20:55:44 ID:zxOnVC5w0
百合板のスレ規制されてるんでこっちにSS投下

67軽音部員♪:2010/08/15(日) 20:57:57 ID:zxOnVC5w0

 初めて入ったりっちゃんの部屋。
 大きめのベッドに上半身を預けると、ふわりとりっちゃんのシャンプーの香りがした。
 目の前には、りっちゃんの寝顔と、しっかりと繋がれた左手。
 見慣れたカチューシャは枕元に置かれていて、代わりにその前髪はゴムでくしゃりとまとめられている。

 すやすやと安らかな寝息を立てるその姿を見ながら思う。
 良かったね、りっちゃん。澪ちゃんと仲直り、出来て。
 あどけないりっちゃんの寝顔と、優しげな澪ちゃんの表情。
 ここ数日ふたりの間に漂っていたあの棘のような空気はもうどこにもない。
 繋がれたふたりの手は、すべてが丸く収まったことを教えてくれた。

 軽音部はみんな仲良しが良い。みんな一緒にいられるのが良い。
 それに私は、りっちゃんが笑ってくれたら嬉しい。りっちゃんに悲しい顔は似合わないって思うから。
 ――ねえ、りっちゃん。
 りっちゃんのベッドの脇に座って、心の中で呼びかける。 
 りっちゃんが辛い思いをしてること、気がついてあげられなくて、ごめんね。
 もっと早く声をかけてあげたかった。
 こうして倒れてしまうりっちゃんを、私が抱きとめてあげられたら、良かったのに。
 ちらりと視線をあげた。澪ちゃんの左手はりっちゃんの小さな手を包み込むようにして握っている。

「……ね、澪ちゃん」
「うん? なに?」
 小さな声で澪ちゃんを呼ぶと、澪ちゃんは穏やかな声で答えてくれる。
「わたしも、ちょっとだけりっちゃんの手、握ってもいい?」
「律の手? うん、いいよ……って私が答えるのも変だけど」
 苦笑しながらも澪ちゃんはそっとりっちゃんの手を離す。
 するとりっちゃんの指先が何かを探すように動いて、私はその手に自分の手をゆっくりと重ねた。
 そのまま先ほどの澪ちゃんと同じようにりっちゃんの手を包み込んでみる。
 まだ熱は下がっていないみたいで、りっちゃんの手はびっくりするほどに熱い。

 こうしてりっちゃんの手に触れて、私は思う。自分でも驚いてしまうくらいに強く。
 ――りっちゃんの手、離したくないな。
 ドキドキと高鳴る心臓。その奥で、ちくりと何がが胸を刺した。
 私は指先の力を抜いて、口を開く。
「はい、澪ちゃん。りっちゃんの手、お返しします」
 なんだそりゃ、と苦笑する澪ちゃんの声を聞いたら、また胸の奥が痛んだ。

68軽音部員♪:2010/08/15(日) 20:59:39 ID:zxOnVC5w0

「……っ」
 はっとして目を開けた。開けた視界に映るのはりっちゃんの部屋じゃなくて、見慣れた部室。
 一瞬頭が混乱して、けれどすぐに状況を理解した。
 ああ、そっか。放課後に部室に来て、今日はみんな遅れるって言うからいつもの席に座って……。
 どうやらいつの間にやら眠ってしまったらしい。

 夢の内容は、もうずいぶんと前のこと。
 りっちゃんと澪ちゃんが喧嘩して、それから仲直りして。それは、半年も前の話。
「なんで、あんな夢……」
「なんか夢見てたのか?」
「ふょえ!?」
「な、なんつー声出してんだよ」
 苦笑する声の主は私の隣の席に座る人。心臓がどきりと跳ねる。

「り、りっちゃん、いつの間に」
「少なくとも唯ちゃんが起きる前からは、ここにいましてよ?」
「今日、遅くなるって言ってなかった?」
「いやー、急に用事がなくなってさ。そんなことより、ここ」
 言いながら、りっちゃんが自分の口元をとんとんと指さした。
「よだれ、垂れてるぞ」
「え、ほんと?」
「ほんとほんと」
「りっちゃん拭いて〜」
「なあに甘えてんだ」
 まったく、と言いながらもりっちゃんはポケットティッシュを取り出して、ごしごしと私の口元を拭いてくれる。

「えへへ、りっちゃんお姉ちゃんみたい」
「こんな手のかかる妹やだなー」
「えー、ひどいよお、お姉ちゃ〜ん」
「こら、抱きつくな」
「むぎゅー」
 と、そんなやりとりをしてじゃれあっていると、ふいにりっちゃんの顔が曇る。
「……む?」
「どしたの、りっちゃん」
「唯さ、もしかして体だるい?」
「え? ……どうかな、わかんない」
「分かんないって……」
 むむむ、と口を尖らせるりっちゃん。
 私がりっちゃんが何を言おうとしているのか理解できずにいると、
「……ぺちっとな」
 りっちゃんは自分のおでこと私のおでこに手を当てて、やっぱり、とため息をついた。

「唯さ、熱ないか?」
「熱?」
「体もおでこ熱いし……よく見たら顔も赤いし」
 どうだろう、と自分で自分のおでこに触れてみる。
 じんわりと汗の滲んだおでこはどこどなく熱い気もしたけれど、正直なところよく分からない。
「あ、でも言われてみれば、今日は午後からずっと足の関節が痛くて」
「まじで」
「あと頭がぼーっとして、部室の階段のぼるのもしんどくて変だなーって思ったんだけど……」
「……そこまで自覚症状があってなんで部活に来るかな」
 ほんっと手のかかる妹だ。りっちゃんはそう言って苦笑した。

69軽音部員♪:2010/08/15(日) 21:02:03 ID:zxOnVC5w0

 田井中律と平沢唯は早退します!
 ホワイトボードにそんな書き置きを残してやってきたのは私の家。
 りっちゃんに手を引かれるようにして部屋までやってきた私は、ごろりとベッドに横たわって天井を見上げている。
「からだ痛いよお……」
 なんだか学校からここまでやってくる間に、急に体調が悪くなってしまったように感じる。
 柔らかいベッドに横たわったはずなのに体はぎしぎしと痛んで、ついつい涙目になった。
「りっちゃーん……」
「はいはい、死にそうな声であたしを呼ぶな」
 そんな言葉と共にバタンと部屋のドアが開いて、りっちゃんがやってくる。

 りっちゃんはコンビニで買ってきたペットボトルを枕元に置くと、
「ていうか、コンビニ行ってる間に制服から着替えておけって言っただろー。シワになっちゃうぞ」
「だってぇ……しんどいんだもん……」
「はあ、憂ちゃんも帰りが遅いみたいだし……唯の家まで来て良かったよ」
 ひとりで放っておいたら唯このまま死んじゃいそうだ、と冗談交じりに言って、りっちゃんがベッドに膝を置く。
「ちょいと失礼」
「え?」
 するり、と胸元のリボンがりっちゃんの手によって解かれる。
 そのままブレザーのボタン、それからブラウスのボタンも順に外されて、私の下着とお腹が露わになった。

「りり、りっちゃん!?」
「なあに慌ててんだよ、唯のブラくらい合宿でも見てるぞ」
「そ、それはそうだけど」
 でもでも、それとこれとは別で……というか、りっちゃんの手が私の肌に直接触れるたびに
 心臓が痛いくらいに高鳴ってしまって、ますます熱が上がってしまう。
「まあ、さすがにちょっとこのシチュエーションは照れるけど……よっと」
 りっちゃんの手が私の手を引いて上半身を起き上がらせる。
「えっと部屋着はどれだ……ほい、こっちに着替えちゃいな」
 りっちゃんはわずかに頬を赤くしながら近くに置いてあったトレーナーを手にとると、そのまま私の頭にずぼりとそれを被せた。
「スカートは自分で脱げよ。さすがにちょっと恥ずかしいから」
「わ、わかってるよ」
 りっちゃんにスカートを脱がされるなんて、それこそ熱がさらに上がって私はきっと死んでしまう。

70軽音部員♪:2010/08/15(日) 21:03:37 ID:zxOnVC5w0

 りっちゃんの看病は憂にも負けないくらいに丁寧で優しかった。
 おかゆを作ってくれたり(これがまたものすごく美味しい)、お水を飲ませてくれたり、汗を拭いてくれたり……
 こんなことを言ったら怒られてしまうかもしれないけれど、
「りっちゃんのキャラじゃないよ……」
「失礼なことをサラっと言うんじゃねえ!」
 やっぱり怒られた。

「ご飯も食べたし、薬も飲んだし……あと何かして欲しいことあるか?」
 ううん、と首を振って私が答えると、りっちゃんは携帯電話で時刻を確認しながら言う。
「憂ちゃんもそろそろ帰ってくるだろうし、もう寝ろよ。寝ないと治んないし」
「ん……」
 いまいち歯切れの悪い私の答えに、りっちゃんが首を捻った。
「うん? やっぱなんかして欲しいことある?」
「う、ううん」
 そうじゃなくて、と答えるとりっちゃんはますます不思議そうに眉を下げる。

「じゃあなんだよ。遠慮しないで言ってみろって」
「……寝たら、りっちゃん帰っちゃう?」
「え?」
 あ、りっちゃんがぽかんとしている。やっぱり言うんじゃなかった、と一瞬後悔したけれど、
 それでもりっちゃんに帰って欲しくないと思ってしまったのは隠しようもない事実だった。
 と、りっちゃんはそんな私の言葉に少しだけ照れくさそうに笑うと、
「憂ちゃんが来るまではここにいるよ。唯のことひとりになんてしないから」
 りっちゃんの手が私の前髪を撫でる。
 その優しい手つきに、もう私の心はとろとろに溶けてしまう。

「前にあたしが風邪引いた時さ、唯たちがお見舞いに来てくれただろ?」
「あ……うん」
「だから、今日はそのお返し」
「私、なにもしてないよ。りっちゃんが寝てる間に顔出しただけだもん」
「でも来てくれただけで嬉しかったから」
「……そっか」
 澪ちゃんの手に握られたりっちゃんの手が、ふいに頭に浮かぶ。
 途端に胸がちくちくと痛み始めて私は頭を振った。

71軽音部員♪:2010/08/15(日) 21:05:25 ID:zxOnVC5w0

 あの日からずっとそうだ。
 澪ちゃんとりっちゃんが楽しそうに何かを話している姿を見るたびに、
 私の目の前で繋がれた手を思い出して、私は鈍い痛みに耐えなくちゃならない。
 りっちゃんの手を離したくないって思ってしまったあの日から。
「ね、りっちゃん」
「なんだ?」
「手、つないで?」
「……甘えん坊だ」
「りっちゃんのいじわる」
「ごめんって。ほら、手出しな」
「うん……」
 枕元に左手を出すと、りっちゃんの手がそこに重なる。
 小さな手はあの日繋いだ時よりも冷たくて、けれどその柔らかさはあの時とまったく同じ。
 指先に力をこめると、りっちゃんも同じように私の手を握り返してくれた。

「なんか、唯の手握ってると安心する。変なオーラでも出てんのかな」
「なにそれぇ」
「じょーだん」
 ふたりで顔を見合わせて小さく笑いあう。
 なんでりっちゃんに触れると、こんなにも心臓がドキドキとうるさいのかな。
 なんでりっちゃんの声を聞くと、頭の奥がじんじんと甘く痺れるのかな。
「……りっちゃん」
「なに?」
「なんでもなーい」
「アホなことやってないで大人しく寝んか!」
 その答えを、私は知らないふりしてる。
 本当はあの日、りっちゃんの手を握ったその時に、気が付いているはずなのに。
 いつか、胸の中で膨らみ続けるこの気持ちを隠しきれなくなった時が来たら、私はどうすればいいんだろう。
「りっちゃん」
「また『なんでもない』とか言ったらデコピンだぞ」
「……りっちゃんの手、離したくないな」
「んな……」
 りっちゃんのほっぺがかあっと赤くなる。
 ああ、りっちゃん可愛い。
 私にも、りっちゃんにこんな顔させられるんだ。
 そう思うと、なんだかすごく嬉しくなった。

 風邪薬のせいでぼんやりとしてきた頭で思う。
 どうか今日だけは、この手を独り占めさせてください、って。
「……離さなくてもいいよ」
 遠のく意識の向こう側で、りっちゃんが小さく小さくそう呟いたような気がした。

72軽音部員♪:2010/08/15(日) 21:10:10 ID:zxOnVC5w0
以上です、長文失礼致しました。

>>57-59
過疎ってるけど再うpしておきます
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1092656.txt.html

73軽音部員♪:2010/08/15(日) 21:43:25 ID:kKXli98M0
>>72
ああああああああああ二人共かわえええええええええええええええええ
アニメでりっちゃんりっちゃん言ってる唯から唯→律を感じまくってる俺には最高だった乙

74軽音部員♪:2010/08/15(日) 22:13:12 ID:z5u2LPR.0
>>72
やはり唯律は至高だな乙乙

規制のせいで向こうに妄想を垂れ流せなくてつらい

75軽音部員♪:2010/08/16(月) 00:47:48 ID:PCnl/pKM0
>>72
ありがとぉぉぉぉ
りっちゃぁぁあぁぁあああん

76軽音部員♪:2010/08/16(月) 00:53:45 ID:y0UMc8dQ0


77軽音部員♪:2010/08/16(月) 04:44:04 ID:oGsXiO6g0
72
gj

78軽音部員♪:2010/08/16(月) 06:53:34 ID:3hlXLc6o0
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1093388.jpg
詳細plz

79軽音部員♪:2010/08/16(月) 09:09:13 ID:qLs4NVrY0
>>78
ごとPの同人っぽい

80軽音部員♪:2010/08/16(月) 14:15:22 ID:3hlXLc6o0
>>79
thx

81軽音部員♪:2010/08/17(火) 10:01:42 ID:4RtFwn3gO
>>72
いや〜素晴らしいSSですな
ムフフ……

82軽音部員♪:2010/08/18(水) 02:45:40 ID:iUAghWio0
今回神回だったな
大阪行ってもう1回見てくる

83軽音部員♪:2010/08/18(水) 22:50:40 ID:.NaGE3VkO
>>72
ありがとうありがとう!愛してる

84軽音部員♪:2010/08/29(日) 10:49:39 ID:ArHZoTDg0
律唯最高!!

85軽音部員♪:2010/08/29(日) 10:53:53 ID:ArHZoTDg0
あげちまった…

ごめん
http://www.uproda.net/down/uproda132672.gif
ttp://img03.shop-pro.jp/PA01002/638/etc/kyog_kn48.jpg
ttp://areya.tv/up/201008/24/18/100825-0135130488.jpg
ttp://areya.tv/up/201008/24/18/100825-0135410568.jpg
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86軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:18:12 ID:HnTMaEAM0
カプスレが規制されてしまって、書き込めない……。
ということで、こちらに投下します!
めちゃめちゃ長くなって読みづらいかもしれませんが、
お楽しみいただいたら幸いです。

87軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:20:02 ID:HnTMaEAM0
ぽつ、ぽつ。
滴が地面を叩く。
そのリズムがだんだんと速くなっていくのに危機感を覚えて、手に持っていた黄色い傘を開いた。

「やっべえな……」

ザーッという音とともに、頭上の傘に幾粒もの雨粒が落ちてきた。
雨は嫌いではないけれど、せっかくの楽しい休日にショッピングしているときに降られたら、憂鬱なことこの上ない。
とりあえず傘は持ってきて正解だった、と律は思う。
本当は、CD屋に寄って目当ての物を買いたかったけれど。

「これじゃあなあ」

CDが濡れたら嫌だし、雨のせいでなんとなく気分が沈んでしまったし。
雨、という言葉で、とあるのんびりギタリストを思い浮かべる。
いろいろな策を講じて、愛用のギター、ギー太を守ろうとしていた奴。
あいつなら。
唯なら、雨の日でも、明るく、朗らかなんだろうな。
律は、自分の顔が、緩んでいることに気がついた。
あぁまた、と律は思う。
最近、いつもこうだった。何かしらを唯に結び付けて、思い浮かべて、満足して、気付けば一人で笑っている。

「不審者かよ」

それでも、やめられなかった。あののんびり娘を思い出すと、とてつもなくあったかく、いとしい気持ちになれるのだから。
この気持ちに気が付いていないふりをしている。
いや、気がついてはいけないのだ、と思っている。
女同士だし。
唯が、この気持ちを知ったら、苦しむかもしれない。傷つくかもしれない。
それを見て律は、唯以上に苦しむだろう。
なら、これまで通りばかやって、ふざけあえる関係で。
ずっと、変わらずに一緒にいる方がいい。
それが、律の結論だった。

88軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:22:03 ID:HnTMaEAM0
早く家に帰ろう。そう思って踵をかえした。

「りっちゃああああん!」

なんの雄叫びだよ。
聞き違えるはずのない、あの声。

「やっぱり! よかったぁ」

振り返ると、ずぶぬれの愛しきギタリストが満面の笑みを浮かべていた。

「お前は学習能力がないのかっ」
「イテッ。しょうがないじゃん、急に降ってきたんだよ」
「憂ちゃんは、傘持たせてくれなかったのか?」
「憂は、あずにゃんと純ちゃんちにお泊りですぅ」

ぷぅ、と口をとがらせる様に、思わず笑ってしまう。すると、唯もつられて笑いだした。
傘を忘れた唯を自分の傘に入れてやって、ぶらぶらと歩いている。
さっきまでは、傘があっても歩くのさえ億劫だったのに、そんな気分はどこかに消えていた。
唯がいるからだ。
悔しいけど、それは認める。むしろ、嬉しいのだけれど。
横の唯が、何かを思いついたように、あ、と声を上げる。
唯の方に顔を向けると、唯はにこっと笑って言った。

「ねぇ、相合傘だね」

いうなよ。我慢できなくなるだろ。

「何だよ、急に」
「うふふ、言いたくなったんだよ」

確実に、頬に熱が集まっている。やばい。
なんとか話題を変えようと、質問してみた。

89軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:24:09 ID:HnTMaEAM0
「ゆ、唯は何で外出たんだ?」
「んー? なんとなく。ひまつぶしかな。りっちゃんは?」
「私は、CD買いに行こうと思ったんだ。でも、雨だし、諦め」
「えっ!? そうなの? じゃあ行こうよっ! 私、傘のお礼に探してあげるっ!」
「えっ、ちょ」

唯が律の手をとり、ぐいぐいと引っ張っていく。
律としては、このまま唯とぶらついているだけでよかったのだが。
それでも、握られた手に嬉しいと感じている自分の心には勝てなかった。

CD屋は、雨のせいか、客もまばらだった。もともと広い店だが、いつもより広く見える。
唯は来るのが初めてらしく、ほえー、とぽっかり口をあけてきょろきょろ見回していた。

「唯、来るの初めてか?」
「うん、知らなかったよ〜、こんなお店。りっちゃんはよく行くの?」
「時々な。CD発売日とかさ。結構そろってんだぜ、ここ」
「穴場ってやつだね、えへへ、やったぁ」

唯は、にこにこと笑いながらこれ以上ないほどに喜んでいた。
そんなにCD屋を見つけて嬉しいのか、と思って聞いてみたが、ちょっと違うかな、という答えが返ってきた。

「だって、りっちゃんの穴場なんだよ。りっちゃんのこと、いろいろしっているつもりでいたけど、でも知らないこともあるなぁ、って。だから」

唯は一呼吸おいて、続けた。

「りっちゃんを、もっと近くに感じることができて、嬉しいよっ!」

息が止まった。そんな風に思っていてくれているなんて。
いや、と思い直す。
唯は多分、澪でも梓でもムギでも――同じように感じるのだ。嬉しい、と言って見せるのだ。
分かっている。それほどばかじゃない。じゃなかったら、とっくに思いを伝えて、玉砕しているはずだから。

90軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:26:16 ID:HnTMaEAM0
「……おおげさなんだよ、このおバカ」

ごまかすように、唯の頭を小突く。

「あぁん! またぶった!」
「お前が悪いんだろっ!」
「悪くないもん! むしろ、りっちゃんが」
「私が、なんだってぇ?」

凄んでみせると、唯はわざとらしく、恐いよぉと両手で顔を覆って、ぷるぷると震えた。
これでいい。
りーどされっぱなし、振り回されっぱなしだった心が、ようやく落ち着いた。
唯とは、こうでなくちゃ。こうでなくちゃ、いけないんだ。

「おーい、いつまで芝居しているつもりだ?」

唯の肩を揺らしたけれど、反応がない。
どうしたものか、と思っていると、唯がぽつりとつぶやいた。

「……だって、もうすぐ卒業じゃん。その前に、いっぱいいっぱいみんなのことを知って、心の中に、ためておきたいんだ」

唯は、まだ顔を覆ったままだ。

「そうすればっ! 寂しくなーいもーんっ!」

唯は、何かを振り払うかのように、顔を上げて、万歳をした。
えっへへ、と笑ってみせる唯が、悲しかった。
やめろよ、そんな顔するな。

「唯、私は」

お前の心の中にしか、いられないのか?
ずっと一緒にいられないのか?
そう、言おうとした。
でも、声が出なかった。

91軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:28:15 ID:HnTMaEAM0
「りっちゃん、りっちゃんの欲しいCD探そうよっ!」

そういうと、唯は私の手を引いて、走り出した。
私は思った。ずっと、こうしていたいって。こうしていられるって。
でも、唯には、その終わりが見えているのかもしれない。
いつも唯に、小学生か、とつっこみをいれているけれど、本当に子供なのは、むしろ。

「唯、洋楽のコーナーで探してくれよ」

私なのかもしれない。

「うん! なんて曲?」
「ふふふ、それはりっちゃん極秘スペシャルだ!」
「えー、教えてよ〜」

だけど、子供で何が悪い? 唯とずっと一緒にいたいと思ってて何が悪い?

「分かった分かった。曲名は――」

だって、離れたくないんだから。

「残念だったね……」

CD屋からの帰り道。
行きの時と同じように、律と唯は、二人で一つの傘に収まっている。
ただ違うのは、唯の表情が沈んでいるということだ。
気にする必要なんてないのに、唯は、ごめんね、と謝り通しだった。
唯とふざけあいながら、洋楽CDを置いている一角にやってきた。
目当てのCDは隅に配置されていたが、POPがあるだけで、CDそれ自体は一枚もなかったのだ。
ああ、売れちゃったんだな、と律は思った。
まあ、次の機会にでも買えばいい。
唯に一声かけて、一緒に出口に向かおうとした時。
隣の唯は、眉を八の字にして、申し訳なさそうに律を見ていた。
驚いて、どうした、と言葉をかけると、ごめんね、という言葉が返ってきた。
何が何だか分からない。むしろ、謝るのはこっちだ。唯を無駄に付き合わせてしまった。

「私があんなにふざけていたから、その間に売り切れちゃったんだね……。りっちゃん、ごめんね」

なーにいってんだ、どこが唯のせいなんだよ。たまたまだろ。
私もふざけていたし、それで楽しかったし、だから変なとこ気にするなよ。
そうはいったけれど、唯の表情は晴れないままだった。
CD屋をでたあとも、ずっと俯いている。
嫌だな。唯の笑った顔が一番好きなのに。

92軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:30:08 ID:HnTMaEAM0
「唯っ」

声を上げると、唯がこちらを見た。
一つの傘の中だから、思ったよりも距離が近い。
どぎまぎしながらも、律は唯に傘をもたせ、両サイドの髪をそれぞれつまんで、鼻の近くに寄せ、ひげっ! と笑って見せた。
唯はきょとんとしている。
まだ、これじゃ足りないか。
しゃれこうべっ! と、今度は言ってみた。
すると、唯は口をむずむずさせたかと思うと、弾けたように笑い出した。

「あはっ、あははははっ! りっちゃん、ギャグがコラボしてるぅ〜。なにそれ、ふふふ〜」

いつもの、見ている人をとろかすような笑顔だった。
それを見た律は、急に愛おしい気持ちがあふれてきた。

好き。好き。唯が好き。

いつか一緒にいられなくなるとしても。
唯の気持ちが、自分に向いていなくても。

「好き、なんだ」

思わず律は口を押さえた。自分は今、何と言ったのだ。
気持ちがあふれて、ついつぶやいてしまった。

「ん? りっちゃん、何か言った?」

幸いにも唯には聞こえていなかったらしい。

「……何でもないよ、おバカちゃん」
「むうぅ。教えてよ〜、こうやって、相合傘をしている仲じゃんか〜」

またこいつは余計なことを言って、心を振り回す。

「あーあ、今日唯に会わなかったら、こんなキツキツで傘をささなくてもよかったのになぁ」
「うぅ、それは」

隣で唯がいじける気配がする。
あぁ、またやっちゃった。
相合傘で、キツキツだなんて、窮屈だなんて、ちっとも思っていない。
むしろ、密着できて嬉しいのに。
照れ隠しで思ってもいないことを言っては、唯を傷つけている。
唯を好きになってから、いつもそうだった。
言いすぎじゃないか、って澪やムギに言われることもある。
でも。
いじけていたはずの唯は、元の明るい表情に戻って、たんたんと歩いていた。
唯は、いつだって気にせずに、優しく受け流してくれる。
律は、それに甘えていることを自覚していた。

93軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:32:13 ID:HnTMaEAM0
不意に、唯の体が自分から離れているのに気がついた。

「何やってんだよ、濡れるだろ」

引き戻そうとすると、唯は困った顔をして振り向いた。

「え、だってキツキツでしょ」
「っ、ちが、いいからこっち寄れって」
「平気だよ、案外濡れないよ」
「――っ、唯っ!」

唯の腕を思い切り引っ張った。
だって、今にも唯が離れてしまいそうだったんだ。
いつか、この関係もこんな風に終わってしまうんじゃないかって。
嫌だ。
離れるなんて、絶対に嫌だ。
離れるなんて、絶対に許さない。
思いを込めて、唯を引き寄せた。
唯は、いとも簡単に、律の胸に飛び込んできた。

「りっちゃん……?」

律と唯は、向かい合っていた。
律がさす傘の中で、じっとお互いを見ていた。
律の手は、唯の手をつかんだままだった。

「りっちゃん、大丈夫?」

唯が、急に顔を近づけてきた。
律は、驚いて目を丸くする。

「どっか痛いの? 苦しいの? 辛そうな顔してるよ?」

唯は、さらに近づけて、おでことおでこを合わせた。

「……熱は、ないみたいだね」

自分の唇の前で、唯の唇が動いて、言葉を紡ぐ。
どこか甘い、いい匂い。
ほっとする温み。
唯のおでこが、離れていく。
律は、弾かれたように動いた。
唇を、唯の唇に押しつける。

94軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:34:24 ID:HnTMaEAM0
「んんっ!?」

唯の驚いた顔が、目前にある。
それを見て、律はさらに強く押しつける。
唯の唇の肉感を、いっぱいに感じる。
すると、唯がもがいて、体を離そうとする。
逃すまいと律は、傘をもつ手を唯の肩に乗せ、動きを止める。
そして、唯の手をとらえていた手を唯の頬に添え、さらに唇を押しつける。

伝わる感触は、今確かにあるのに。あったかいのに。
これも、ただの思い出になってしまうんだろう。
唯は、きっと、こんなことも、「心の中にためて」終わりにするんだろう。
私との関係も。
だったらせめて、今だけはつながっていたい。

「……りっちゃ、んうっ!?」

唯の口が開いたのを見計らって、律は舌をねじ込んだ。
唯の舌先をつつく。
逃げようとする唯の舌に絡みつき、思い切り吸い付く。
甘い。いつも、アイスを食べているからか?
柔らかい唯の舌の感触に、病みつきになりそうだった。
舌をさらに進めて、唯の口内をくまなく味わう。

「……んっ、ん……」

はじめは抵抗していた唯の舌も、律が強引に愛撫するたびに、力が抜けて、今はされるがままになっていた。
律は、それがたまらなく愛おしいと思う。
雨音、歩く人々の足音。
二人の口付けは、黄色い傘の中に隠れて、行きかう人の誰にも気づかれない。
傘の中は、二人だけの世界だった。
ぴちゃ、くちゅっ、ぴちゃ……
雨音に紛れて、別の水音が口から漏れていた。
律は、その音に酔いながら、なおも離そうとしなかった。

95軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:36:05 ID:HnTMaEAM0
「……んっ、もうっ、だめっ!」

突然唯が律を突き飛ばした。油断していた律は、少しよろめいた。

「……ゆ、い……」

見ると、唯は真っ赤な顔で、俯きながら呼吸を整えていた。
大きく愛らしい目に、涙が浮かんでいた。

傷つけた――!
律は猛烈に後悔した。
ばかだ、最悪のばかだ。

「ゆ、い、ごめんっ! ごめんっ! ごめんなさいっ……!」

律はただひたすら頭を下げ続けた。
唯は俯いたまま、全く反応しない。

「……ゆいぃ………」

声を絞り出した。
唯の肩が上下している。まだ息が落ち着かないのだろう。
律は、唯の服の袖が、肩から濡れていることに気がついた。
律が傘をもったまま唯に突き飛ばされたせいで、唯にまともに雨が当たっていた。
袖が濡れて肩に張り付き、唯の白い肌がいつもよりなまめかしく見え、律はどきりとした。
律は頭を振って情欲を振り払った。
今、何を考えたんだ、私は。
律は唯の元に駆け寄り、傘をかざした。
それに気がついたらしい唯が、ゆっくり顔を上げようとする――。

唯は、なんというだろう。
私を、どんな目で見るのだろう。
いや、きっと。
その目に焼き付いているのは、恐怖と軽蔑――。
嫌い。触らないで。
そんなことをいわれたら、
嫌だっ!!

律は強引に唯に傘をもたせ、雨の中を走って行った。
唯の顔は見えなかった。
律は、ずぶぬれになりながら走った。
最悪だ。
バンド仲間を勝手に好きになって、欲情した、なんて――。
分かっていたのに。
このままの関係でいいって。
このままの関係じゃなければいけないんだって。

「私のバカヤロッ……」

悔しくて悲しくて零れ落ちた律の涙は、雨とともに流れていった。

96軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:37:39 ID:HnTMaEAM0
あれほど楽しみにしていた三連休が、暗黒に変わった。
唯と会った土曜から一夜明けた日曜。律は、ぼんやりそんなことを考えていた。
三連休最後の日曜は、いつかのスタジオで五人集まって、練習することになっている。
せっかく借りられたのだから、さぼるなんて許されない。
さぼっても、また学校で顔を合わせることになるのだから。
いや、もう顔を合わせてもくれなくなるかもしれない。
傷つけたのだ、唯を。
苦い気持ちになる反面、唯の唇や舌の感触、白い肌を思い出し、顔と体が熱くなるのを必死で抑え込んだ。
ばかか、私は。
律にとっては忘れられない思い出でも、唯にとっては消し去りたい思い出だろう。
「心の中にためて」おきたくもないことだろう。
それどころか、今までの思い出から律を消し去り、初めから律をなかったことにしてしまいたくなるかもしれない。
律は、あの唯の言葉を聞いた時、心の中でしか生きられないのか、と思ったけれども、もしかしたら、唯の心の中ですら生きられなくなるかもしれない。
最初から、出会っていなかったかのように。
それぐらいのことをしてしまった。それは分かっている。
でも、もう、唯と笑いあえなくなるのかと思うと、胸が潰れそうなほどに痛くなった。

「何やってんだよ、律」

突然の声に驚いて振り返ると、ドアを開けた澪がいた。

「澪こそ、何だよ」

何とか、ちゃんとした声を出せた。

「メールしたのに、返事が来ないから、ちょっと来てみたんだよ」

おまけに、部屋から負のオーラがにじみ出ているし、と澪は付け加えた。

「何かあったのか?」

答えられるかよ。私と唯の問題だ。
そうは思ったが、このままの状態なら、どの道軽音部全体に迷惑がかかる。
律は、意を決した。

「……友達の、話なんだけどさ」
「友達?」

怪訝な顔をする澪に、頷いて見せる。

「友達から、ちょっとした相談を受けてさ、それで悩んで、メール返せなかったってわけだよ」

「友達」から聞いた話にするなんて、つくづく自分は姑息だと律は思った。
それでも、そうしなければ心が耐えられそうになかった。

「友達、か」
「……そう、だ」
「私にも話してみろよ。解決策が思いつくかもしれない」

澪が、意味深な表情で促す。

「……分かった」

律は、大きく息を吸い、吐き出して、それから話し始めた。

97軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:39:16 ID:HnTMaEAM0
その友達には、好きな子がいるんだ。
大好きで、大好きだからこそ、今の関係が壊れるのが恐くて、気持ちを伝えられない。
しかも、同姓ってハンデもある。
だから、気持ちを伝えちゃいけない、このままずっと一緒にいられるだけでいい、そう思っていたんだ。
ある日、友達は、その子と会った。嬉しかった。
ちょっとした会話も、一緒にいる空気も、全部全部特別で、すげー愛おしかったんだ。
柄じゃないけど、そう思った。
私の穴場の店に連れて行ったら、その子は喜んだ。
喜ぶところも、なんか、可愛くて、眩しくて……。
あぁ、脱線しちゃったな、悪い。
何で喜んでいるのか聞いたら、私のことをもっと知ることができて、嬉しい、って。
でも、有頂天になれたのもそこまでだった。
もうすぐ卒業で、離れるかもしれないから、寂しくならないように、今のうちに思い出的なものを心にためておきたいんだと。
聞いた時、ショックだった。だってそうだろ?
私はそいつとずっと一緒にいたいと思っているのに、そいつは別れを覚悟しているんだ。
そいつの未来には、私の姿はないんだ。
ガキ臭いのは、分かっているよ。そいつの方が、私より大人な対応なんだろうし。
それでも、納得なんてできなかった。したくなかった。
……好きなんだから。
離したくなかった。離れたくなかった。
せめて、そいつに私っていう存在を強く残したかったんだ。
気付いたら、キスしていた。
欲情しまくって、止まんなかった。離すのが恐くて、かなり深く口付けた。
そいつに突き飛ばされて、目が覚めたんだ。
泣いていたんだ、そいつ。
ばかなことをしたと思って謝ったけど、反応がなかった。
というよりむしろ、反応を見るのが恐かった。
嫌われたら……軽蔑されたら……そいつに私っていう存在を拒絶されたら……。
逃げ、たんだ。……卑怯だよな。でもそうじゃなきゃ心が死にそうだった。
今、会うのも、いや、そいつのことを想像するだけで、なんか辛いんだ。自分のせいなのにな。
でも、近々そいつと会わなきゃいけないんだ。それで、どうするか、って悩んでる――。

話し終わった律は、大きく息をついた。
澪は、じっと考え込んでいたが、ふと言った。

「律は、その子のこと、今でも好きなのか」

律は、鼻で笑った。

「当たり前だろ。じゃなきゃこんな悩まねえよ……」

98軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:41:00 ID:HnTMaEAM0
大好きなあいつを思い出し、胸を熱くする。
昨日のことを思い出すと、確かに辛い。
でも、澪に話すうちに、心が整理され、少しずつ決心がわいてきた。
この辛さは、痛みは、唯が好きだから、感じるのだ。
なら、それを乗り越えなきゃいけない。
そして、唯に向き合わなければならないのだ。

「なら、それでいいと思う」

澪の言葉に、私は顔を上げる。

「好きだってことも、悩んでいることも、色んな思いを全部ありのままぶつけろよ。それが、一番律らしいと思う」

律は、こくりと頷く。

「律がそれほどまでに好きな子なんだったら、きちんと律のことを受け止めて、その子なりの答えを返してくれるよ」
「……おう」

そうだ。私は何をうじうじしていたんだろう。
唯は、私の騒がしいところも、意地悪なところも、弱いところも、全部全部受け止めてきてくれた。
だから、私もありのままを唯に伝えて――唯のありのままを受け止めるんだ。
たとえ、それがどんな返事であっても。

「そうだなっ、うん、そうだっ!!」

意気込むと、澪が呆れ気味に口を挟む。

「でも、無理やり……その、キス、したことへの謝罪はちゃんとしろよ」
「……分かってるっつうの」
「それともう一つ」

何だよ、と澪を見ると、澪は、含み笑いをしながら言った。

「『友達』から、いつの間にか『私』の話になっていったのは、スルーしとくよ」
「ぐえっ!!」

律が頭を抱えると、澪はからからと笑い始めた。

「ところで、誰なんだよ」
「スルーするんじゃなかったのかよ」
「律が自滅したんだろ」

律は、ため息をつき、唯を思い浮かべた。
さっきまではそれだけでも辛かったのに、今ではとても温かい気持ちで唯を思っていられる。

「……私のつくったハンバーグを、すんごく幸せそうに食べる姿が、可愛くてたまんない奴」

その時の唯の笑顔が浮かんで、律の頬は今にも緩みそうになる。

「はぁ!? もっと具体的に言えよ」
「わかんねえのかよ」
「わかるかよ」

はてなマークを浮かべる澪が、律には全く理解できなかった。

「……好きな食べ物は、アイス」
「なるほど、って……えぇーーーーっ!!!」

99軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:45:27 ID:HnTMaEAM0
翌日、律は緊張しているような面持で、スタジオにいた。
リュックの中には、唯への謝罪を込めたあるものが入っている。
苦しみから吹っ切れたとはいえ、昨日の夜はあまりよく寝られなかった。
唯にすべてぶつけると決意したものの、小さな不安がぽつぽつとこみ上げてきて、目が完全に冴えたまま朝を迎えた。
家にいても余計に不安になると思い、早々に出発して、馬鹿に早い時間についてしまった。
スタジオは一日貸し切りにしているから問題はないものの、それでも一人でいる空間は、何とも居心地が悪い。
どうしたものか、と思って待っていると、何人かの足音が聞こえてきた。
どぎまぎしながら振り返ると、澪、ムギ、梓、の順番にやってきた。
集合時間五分前。さすがは、真面目な三人なだけある。
最後にドアを開けた梓が、閉めながら、「り、律先輩が……」とよく分からない呟きをしていた。
ムギも、「りっちゃんが一番乗りだなんて……天変地異かもしれないわね」と、失礼なことを言ってのけた。
ただ一人、澪だけは意味深な表情をしていた。律は、苦笑いを返した。

「遅いですね、唯先輩」

集合時間から十分過ぎたころ、ムスタングを肩にかけながら、梓が時計を見る。

「そうね、りっちゃんが一番に来ていたから、唯ちゃんもつられて来るかも、と思っていたのに」

ムギが言うと、澪も心配そうに呟いた。

「来ない、なんてことは……ないよな」

律は、どきりとした。
自分が抱えていた不安を、澪の言葉が抉るようだった。
来なかったら、どうしよう。
もう一生、あいつに気持ちをぶつけることも、あいつの気持ちを知ることも、できなくなってしまったら。

「――来るよ」

律の口から、言葉がこぼれた。

「来てくれなかったら、私は」

梓とムギが、首をかしげて私を見る。
来る、来て、唯。

「ごめんね〜、遅れちゃったぁ〜」

全員でドアの方に視線を向けると、唯が頭をかきながらスタジオに入ってきた。
一気に、律の胸の鼓動が、速くなる。

「遅いですよっ、唯先輩!」
「ごめんねぇ、あずにゃん」
「まあ、なにはともあれ、よかったよ」
「りっちゃんのいうとおり来てくれたわね、よかったわ」

ムギの言葉に、黙りこくった律以外のメンバーと言葉を交わしていた唯の目が、こちらを向く。
大丈夫、今度はそらさない。ちゃんと、唯の目を見るんだ。
真正面から見る唯の目は、大きく愛らしく、温かく、まっすぐだった。

「本当に遅れてごめんね、みんな。あと、りっちゃん、ちょっとついてきて」

えっ、と律が言うと、唯はまた律に目を合わせ、踵を返してドアを開け、スタジオの外に歩いて行った。律は慌ててリュックをつかみ、唯の後を追った。
まさか唯の方から声をかけられるなんて、思わなかった。
けど、何であっても、私は、思いを伝えると決めた。
歩く律の目に、もう迷いはなかった。

「……先に合わせていようか」

澪が梓とムギに言うと、二人ともゆっくりと頷いた。

100軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:47:19 ID:HnTMaEAM0
スタジオを出ると、廊下があり、その端に階段の踊り場のような、空いたスペースがある。
そこに二人は立っていた。
律は唯の前に立ちながら、どう切り出そうか考えていた。
すると、唯はもっていたバッグの中を急に探り始め、中から黄色い紙袋を取り出した。
律はその一連の動きをじっと見ていたが、唯の持つ紙袋に見覚えがあった。

「りっちゃん、はい」

唯が、そっと紙袋を律に差し出した。
唯が「りっちゃん」と呼んでくれることに、喜びを感じた。

「開けていいか」
「うん」

唯の了承を得て、律は紙袋の中を探る。
見覚えがあるのも当たり前、それは、律のあの穴場の店でくれる袋だったから。
中に入っていたのは、

「……これ、私が探していた」

律と、そして唯が探すのを手伝ってくれた、あのCDだった。

「あとでお店の人に聞いたらね、そのCDの発売日、今日だったんだって。だから、さっき買ってきたんだぁ」
「……そうか、ありがとう。わざわざ、ごめん」
「ううん、喜んでくれてよかった」

そういって、唯は優しく微笑んだ。
自分はただ暗い気持ちに苛まれていただけなのに、唯は、こうやって、私のことを考えてくれたのだ。
あぁ、無理。やっぱり、お前のこと、思い出になんてしたくない。

「……そっかあ、だからあのとき、なかったんだなー」

「あのとき」という言葉に、唯の肩がびくっと揺れた。
律の目には、しっかりそれが映った。
くじけそうになる。でも、いわなきゃいけない。

「唯、ごめん」

ぽつりと呟かれた律の言葉に、またぴくりと唯は反応した。

「ごめん、何度言っても取り返せないだろうけど……ごめん」

そうっと唯が顔を上げた。少し、潤んだ目で律を見ている。
ぞくり、としたが、すぐに冷静になれた。

「……嫌、だったよな」

律は言い、自分のリュックに手を突っ込んだ。目当てのビニール袋の包みを見つけ、そこからタッパーを取り出し、唯に差し出した。

「許してもらえるなんて思っていないけど、お詫びだから……受け取ってくれるか?」

律の手が震える。唯は、そっと律に近づき、両手でそれを受け取った。
唯は、それをじっと見ると、「ハンバーグ……」と呟いた。

「……うん、唯、前に美味そうに食ってくれたから」

唯はそれを聞いて、大事なものを抱えるように、ぎゅっとタッパーを抱きしめた。
律は、心がほんのり温かくなった。

「唯、ごめん。何度でも、謝る。あと……お詫びと一緒に、私の気持ちも聞いてほしいんだ」
「……りっちゃんの、気持ち」
「うん」

律と唯の目が合った。
唯、すぐに、伝えるから。聞いてほしい。

101軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:52:18 ID:HnTMaEAM0
「……昨日、唯に会えて、嬉しかった。二人でぶらぶらしたり、CDを一緒に探してくれたり……相合傘も、本当は、全然、窮屈なんかじゃなかった」

律は、一つ一つ手繰るように言葉を紡ぐ。

「いつも、唯に意地悪ばっかいってるけど、でも、そうやって、お前と一緒にいる空間が、何よりも嬉しいんだ」

唯がまたタッパーをぎゅっと抱きしめるのを見て、律は言った。

「ハンバーグのときのことも、初めて会った時のことも、文化祭も、合宿も、放課後の時間も、数えきれないくらい、唯との思い出がいっぱいある」

唯は、まっすぐに律を見つめている。

「唯との思い出が、たくさん増えるのは嬉しい。でもな」

律も、唯を見つめ返した。

「思い出よりも、何よりも、私は、唯とこれからもずっと一緒にいることの方が、何百倍も嬉しい」

唯が、息をのむ音がした。

「昨日、唯が、『みんなのことをいろいろ知って、心の中にためていけば卒業しても寂しくない』っていっただろ?」
「……うん」

唯が、言葉を返した。

「それ聞いて、私は、辛かった」
「えっ……どうして?」

驚く唯に、律は何とも言えない表情をする。

「だってそれは、別れの準備みたいなものじゃんか」
「……!」
「確かに、高校時代仲良くても、大学にいったら疎遠になるって話はよく聞く。でも」

律は、しっかりと唯を見つめなおす。

「私は、唯とはそうじゃない、唯とはずっと一緒にいられるって、信じていたから」
「りっ、ちゃん」
「……違うな。唯と、ずーっとずーっと一緒に“いたい”んだ」
「りっちゃ、」
「……だからキスした」

唯の体が、またびくっとした。

「……ごめん、今の言い方だと、唯に責任転嫁しているみたいだな。違うんだ。唯の言葉は、ある意味で正しいんだ。むしろ、私が子供っぽ過ぎるんだ。ずーっと一緒、なんて」
「……そんな、そん……」
「だから、唯が離れるのが恐かった。ずっと一緒にいられないなら、せめて、キスしたかった。せめて、唯の心の中に、ずっと、いたかった。強く存在したかった」
「……りっちゃんっ……!」
「ごめん、これがキスの言い訳。でも、これだけは伝えたかったんだ」

律は、自分の思いを言いきった。あとは、唯の返事を待つだけだ。

「私の勝手で、傷つけてごめんな。それも、女からなんて嫌だっただろ」

半ば自嘲気味に語りかけた。全て、ぶちまけた。
何を言われる? 最低、勝手、嫌い……でも、どれでも、受け止めたかった。

「……いやじゃ、なかったよ……」

頭の中で考えていたうちのどれでもない言葉に、律は目を大きくした。

102軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:53:58 ID:HnTMaEAM0
「えっ、唯、」
「い、いやじゃなかったのっ……!」

唯は、顔を真っ赤にして、震えていた。

「……りっちゃん、聞いて」

唯の様子に驚きながらも、律は頷く。

「……私、今までぼーっと生きてきたの。和ちゃんが心配しちゃうくらいに。でも、軽音部に入って、毎日がきらきらしてきたの」
「……唯」
「楽しいし、楽しかった。りっちゃん、澪ちゃん、ムギちゃん、梓ちゃんに会って、いろんな曲演奏して、ティータイムして、みんなといろいろなこと経験して」

唯が今までのことを思い返しているように、目をつむる。

「でも、三年になって……将来って言葉がリアルになってきたときに、はじめて、これまでのことがあっという間にすぎていったなぁ、って思うようになって」
「……うん」
「はかないなぁ、って。それでそのとき、思ったの。こんな幸せな時間は、これから先もずっとあるとは限らない。こんな風に時が過ぎて、いずれ終わってしまうものだって」

唯の苦い言葉に、律の顔が強張った。

「……だからね、終わってしまったときに悲しむよりも、今から覚悟しておけば、寂しくならないかな、って」

律は、辛そうな顔でぎゅっとこぶしを握りしめた。

「ごめんね、りっちゃん」

突然の唯の言葉に、律ははっとなった。
唯は、見たことないくらいに悲しそうな顔をしていた。

「私、昨日、やせ我慢していたよ。『心の中にためておけば、寂しくない』って。そんなの……そんなわけ、ないじゃん」
「ゆ、いっ」
「寂しいよ、悲しいよ……みんなと別れたくなんかない、終わりなんて、来なければいいっ……」
「唯っ!」

気付いた時には、唯を抱きしめていた。
唯は、思ったよりもずっと華奢で、そのまま消えてしまいそうだった。

「それで、それでね、その中でも、いちばん、いちばん、離れたくないって思ったのが」

お互いの、視線が絡み合う。

「……りっちゃん、だよ」

103軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:55:50 ID:HnTMaEAM0
唯が、再度タッパーを抱きしめる気配がした。
律は、自分でも、今何が起こっているのか、分からなかった。
ただ、抱きしめている唯の体の熱だけが確かだった。

「りっちゃんと……その、したとき、びっくりして、思わず突き飛ばしちゃって、それでりっちゃん傷つけたかも、って今日もずっと後悔してた……」
「唯……」
「まだ、りっちゃんをどう思っているのか、どう思われているのか、わかんなくて」

唯が、律にさらに体を寄せる。
律も、抱きしめる腕に込める力を強くする。

「これが、たとえば、澪ちゃんやムギちゃん、あずにゃんだったらどうだっただろう、って考えて」
「……うん」
「傷つけた、って後悔はするの。誰に対しても……。でも、このことで、離れちゃったらいやだな、って一番思ったのは、りっちゃんなの……」
「……唯」
「本当は、りっちゃんにされたとき、離したくなかったのかもしれない、ううん、それで、そのままでいたいと思ったんだよっ……」
「唯、」

律は、唯の頬に手を添えた。唯は、まっすぐ律を見ている。
その頬は、赤く、愛らしかった。

「……分かるか? 私が、唯をどう思っているか」

唯は、首を振った。

「分からないよ。だから、確かめたいの」

唯は、自分の頬に添えられた律の手に、自分の手を重ねた。

「……りっちゃんは、私のこと好きなんだ、って思っていいの?」

決まっている。
唯からの答えも決まっている。
お互いが、お互いと、一番、離れたくないんだから。

104軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:57:29 ID:HnTMaEAM0
ジャーン、と元気な音がスタジオに響いて、その後に歓声が上がった。

「今、すごくよかったですよね!?」
「みんなの息があって、最高だったわ!」
「そうそう。特に、律と唯が」

梓とムギが喜ぶ横で、澪がにやりとして見せた。
まあ、相談料として、これくらいのからかいは許してやろう。
ふと唯を見ると、少し頬を染めて、私に微笑んでいた。
私も、負けないくらいの笑顔を返す。
唯は前に向き直り、スタジオの鏡を見た。
自分の頬にハンバーグのかすが付いているのを発見し、慌てて取っていた。
律はそれを見て、またクスリと笑う。
かなり大き目のを作ってきたにもかかわらず、唯は一人でぺろりと全部平らげたのだ。

「よし、もう一回だな」

澪の合図で、また演奏し始める。
唯とギー太が、楽しそうに音を奏でている。
律はそれを、ドラムを叩きながら、見つめている。

ずっと、こうしていたいんだ。唯と、ずっと。

その思いが届いたかのように、一瞬、唯がこちらを見た。
その時の唯の笑顔は、きらきら光っていた。

律の口の中に、食べていないハンバーグの味がまだ残っていた。
理由? ……私と唯の、秘密だ。

おわり

105軽音部員♪:2010/09/03(金) 19:01:06 ID:HnTMaEAM0
以上です。長々と失礼しました。
某アニメの某SSからアイデアをもらったので、展開が予想できた方が
いらっしゃるかもしれません。
はあ、規制よ早く解けてほしい…
百合版にSSの続きを書きたい!なんて叫んでみました。

106軽音部員♪:2010/09/03(金) 19:13:43 ID:zkIwTONc0
>>105
乙‼唯にベタ惚れなりっちゃんが可愛いww
続きはここに書いても良いんだぜ?

107軽音部員♪:2010/09/03(金) 19:44:39 ID:s4O785hw0
これは素晴らしい!
序盤の切なさが非常に良い

書けないならここに書けばいいじゃない

108軽音部員♪:2010/09/04(土) 14:23:19 ID:AtwKXboc0
>>106
>>107
感想どうもありがとうございます!
そうか、もっと柔軟に考えるべきでした。
できあがったらまたこちらに投下したいなと思います。
本当にありがとう!

109軽音部員♪:2010/09/05(日) 17:01:43 ID:ce/mrxlYO
ほっこりした。乙。
普段馬鹿やってるふたりが相手を意識しちゃう時のギャップは最高だわ。

110軽音部員♪:2010/09/12(日) 11:44:01 ID:LD1Y23vQ0
もう最高としかいえない
GJでした

111下呂光政:2010/09/12(日) 22:57:11 ID:QHG6kaeY0
今日も十字架には哀れな男が磔にされている………一糸まとわぬ姿で………
けいおん厨「ぐへえ!!」ク゛チャッ
大西良太「他のけいおん厨は全員始末しました!」
和月次郎「体毛全て抜き終わりました!この汚らしく垂れ下がっているふたつのボールどうします?」
ドクター下呂「切れ!もはやこいつに●液を出す資格はない!」
けいおん厨代表「ククク!そんなことをしてタダで済むと思っているのかね貴様達!」
ドクター下呂「貴様等のこれまでの悪行に比べれば軽いだろ!」
けいおん厨代表「そうだ!俺様のけいおんグッズを全て貴様等に譲ろう!それで許してくれるな?」
大西良太「こいつ!この期に及んでまだこんな事を!」
和月次郎「こんな奴の言う事、信じたところで犠牲が増えるだけですよ!」
ドクター下呂「そうだな、もう始めるか!もらうぞ 貴様のキ●タマ」
チョキ チョキ(ハサミの音)
けいおん厨代表「ぎいやああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
ドクター下呂「以上で手術を終了する!」
けいおん厨代表「モゴモゴ!!」バタッ グチャリ
ドクター下呂「ふう、くたばったか………これでけいおんというコンテンツは衰退するであろう!ああ疲れた!」

112軽音部員♪:2010/09/12(日) 23:27:09 ID:rs7LDpZM0
元AKB48の中西里菜のAVデビュー作品!!無料で動画公開中!!
http://hotmaster.dtiblog.com/blog-entry-233.html

113軽音部員♪:2010/09/13(月) 00:23:49 ID:YdHFuqL.0
百合萌えスレが規制中なのでこっちにSS投下
5レスほど借ります

114軽音部員♪:2010/09/13(月) 00:25:56 ID:YdHFuqL.0

「あのなあ、いい加減にしないと怒るぞ」
「……りっちゃん、もう怒ってるじゃん」
「怒ってない。唯がさっきから突っかかってくるから、理由訊いてるんだろ」
「私、突っかかってなんかないよ」
 口を尖らせる私を見て、りっちゃんが小さくため息をついた。
 ため息の中に、ほんの少しの苛立ちが見える。心がちくりと痛い。
 いつもならやれやれって言って、それでも優しい顔で頭を撫でてくれるのにね。
 今の私たちの距離は、お互いの手が届かないくらいに遠い。

「…………」
 りっちゃんのばか。口にしようとして止めた。声を出す気にもならなかった。
「唯、いいから機嫌直せって」
「…………」
「……はあ、もういいや」
 子供のように不貞腐れた私の態度に、りっちゃんがそう呟く。
 かちゃりと鳴った小さな音は、りっちゃんが家の鍵を手にした音だ。
 りっちゃんはそのまま床に置いてあったリュックを拾い上げると、玄関へと向かっていく。
 りっちゃん、どこ行くの。背中に向かってそう言えたら、良かったのに。
 ばたん。重たい玄関が閉まる音。
 私とりっちゃんの間にも、重たいドアが出来たような音。



 それは、些細な嫉妬だった。
 大学生になって、家を出て、りっちゃんとここで暮らすようになって数か月。
 私とりっちゃんは同じ大学で、けれど学部は違うし、アルバイト先だって違うし、
 友達付き合いだってそれぞれ違って、私は大学でのりっちゃんをあまり知らない。
 それでも家に帰ればりっちゃんがいて、優しく笑ってくれて、私に触れてくれて、不安も心配もなかった。
 なかった、はずなのに。幸せな暮らしは、いつのまにか私をどんどん欲張りにさせていたらしい。

「だって……なんか、やだったんだもん」
 誰もいなくなった部屋。
 ふたりで暮らすには少しだけ狭い部屋は、家賃の割にはそこそこ奇麗で、居心地が良かった。
 それなのに今は、優しいクリーム色の壁が酷く冷たく見える。
「こんなの初めてで……どうしたらいいのか、分かんないだもん」
 たまたまりっちゃんの通う学部のある建物に行って、そして見かけた大好きな人の姿。
 同じ学部の子だと思う。可愛らしい子と並んで歩いていて、優しげな笑みを浮かべていた。
 私だけにしか見せてくれないと思っていたその笑顔は、他の子にも平等に向けられていたことを知って、
 私の知らない時間を過ごすりっちゃんを、そのとき初めてちゃんと目にした気がした。
 やだなって。私はそう思ったんだよ。

 もちろんそんなことをりっちゃんに言えるはずがなかった。
 けれど心に残る違和感を上手く片付けることが出来なくて、
 バイトから帰ってきたりっちゃんに、なんだか、すごくすごく嫌な態度を取ってしまって。
 ……いま振り返ってみたら自己嫌悪でどうかなりそうなくらいに。
 最初は「どうしたんだ?」となだめてくれたりっちゃんだったけれど、
 いつまで経ってもへそを曲げている私にしびれを切らして……そして、この有様だ。
「…………」
 ちらりと玄関を見やる。
 りっちゃん、何も言わずに行っちゃったね。
 いつもなら、コンビニに行くだけでも「コンビニ行くけど唯も行く?」って訊いてくれるのに。 

「……メール」
 ごめんなさい、だから帰ってきてください。そう送ろうとして、なんだか怖くなって手を止めた。
 つけっぱなしだったテレビが午後六時を告げる。お笑い芸人の笑い声が耳にうるさくて、私はテレビの電源を落とした。
 この部屋は、私ひとりには広すぎる。
「りっちゃん……」
 薄暗い部屋の中で私は目を閉じた。思い出すのは、あの日のこと。

115軽音部員♪:2010/09/13(月) 00:27:38 ID:YdHFuqL.0

「……いや、なんか、なんていうか」
「ふふふ、りっちゃん緊張してる〜ぷにぷに」
「こら、ほっぺつつくなって!」
 玄関で立ちつくすふたり。見渡すのは、ふたりで揃えた家具がようやく並んだ部屋。
 引っ越し前に何度も足を運んだはずなのに、今更ながらに実感が湧いてくる。
「ここ、私たちの家なんだね」
「だな」
 ぽいぽいとスニーカーを脱ぎ捨てたりっちゃんは、部屋をくるりと一周して、ベッドに腰を下ろす。
 部屋には、大きなベッドがひとつ。
 りっちゃんがベッドは絶対大きい方が良いっていうから、ふたりでお金を半分こして買ったんだ。
 でも私たちがふたりで寝るときは、いつも私がりっちゃんにぺっとりとくっついているから、
 あまり広くても無駄になっちゃうような気もするけど……って家具屋さんで言ったら、
 りっちゃんは顔を真っ赤にして私の口を慌てて押さえてたっけ。

「なんか、わくわくするね」
 りっちゃんの隣に腰を下ろした。
 ベッドがわずかに軋んで、りっちゃんと私の肩が触れた。それだけでドキドキする。
「……唯、顔近いって」
「りっちゃん、ほっぺ赤いよ?」
「うるせー」
「ふふ」
 ちゅっとほっぺに軽く触れると、りっちゃんのほっぺがさらに真っ赤に染まる。
 ああ、可愛いなあって思う。これからはこの家で、りっちゃんともっとずっと一緒にいられるんだ。
 そう思うと、なんか、こう、お腹の奥からうわーって何かがこみ上げてくる。
 わくわく、どきどき、そんな感じの何かが。

「ね、りっちゃん」
「……だめ」
「まだ何も言ってないよ」
「こんな真昼間から何考えてんだ」
「えー」
「お腹減ったし、まずはご飯食べよう」
「りっちゃん作ってくれるの!?」
「おー。何でも作ってやるぞ。なに食べたい?」
「あのね、ハンバーグ! ハンバーグがいい! あとりっちゃん!」
「どさくさに紛れて何言ってんだ!」
 ぺいっとデコピンをしたりっちゃんは、ご飯食べてからな、と照れたように言った。

116軽音部員♪:2010/09/13(月) 00:29:16 ID:YdHFuqL.0

 気が付けば、部屋は真っ暗になっていた。 
 目を開けて体を動かそうとしたら、背中に痺れのような痛みが走る。
「う……あいったた……」
 ベッドに上半身を突っ伏して、そのまま眠ってしまったらしい。
 無理な姿勢が祟って体のあちこちが痛い。
「いたたぁ……いま……何時……」
 手探りで携帯を探して、ぱかりと開く。そして私は絶句した。
「十二時……」
 唯はよく寝るなあ、なんてりっちゃんに笑われたことはあったけど、さすがにこれは寝すぎだよ私……。
 と、そこまで考えて私は気が付いた。

「うわ、かさかさだ」
 自分のほっぺは、涙が乾いてかさかさになっている。
 顔を動かすたびに違和感があって、気持ちが悪い。
「……私、泣いてたんだ」
 涙の理由は考えるまでもない。
 だって、部屋が、広くて。部屋が、静かで。
 それに、この部屋での幸せが始まった日を思い出して。
 ぽろりと、乾いた涙の跡の上に、もう一度涙がこぼれた。
 りっちゃん、帰ってきてないんだ。メールも電話も来てない。
 胸の奥が冷えた。

 りっちゃんと喧嘩をしたのなんて、これが初めてで、りっちゃんがあんな風に怒った姿を見るのも初めてで、
 りっちゃんが何も言わずに家を出て行ってしまったのも初めてで。
「もう……帰ってこないのかな」
 ここからお互いの実家はそこまで遠くもなくて、帰ろうと思えばすぐに帰ることが出来る。
 もしかしたらりっちゃんはあのまま家に戻ってしまって、もうこっちには帰って来ないかもしれない。

「そんなの……やだあ」
 ご飯、食べたい。りっちゃんのご飯が食べたいよ。
 一緒にこのテーブルを囲んで、テレビ見て、笑って、ときどきちゅーってして、それからまた笑って。
 優しく頭を撫でて欲しい。手を繋ぎたい。抱きつきたい。
「う……うぅ……りっちゃん…………っく」
 真っ暗な部屋の中で、私の泣きべそだけが響く。
 りっちゃん、りっちゃん、帰ってきて。
 心の中で強く強く願ったそのとき。
 がちゃりと、音がした。

117軽音部員♪:2010/09/13(月) 00:31:23 ID:YdHFuqL.0

「……うお、暗っ!? おーい、唯、いないの?」
 ごそごそと靴を脱ぐ音がして、やがてぱちりと電気が点いた。
「どわっ!?」
 ぼさぼさの髪の毛、涙でくちゃくちゃの顔。
 そんな私と目が合ったりっちゃんはびくりと体を震わせて、持っていたコンビニ袋を落っことす。
 ころころとコンビニのプリンがふたつ転がって、りっちゃんはそれを慌てて拾い上げた。
 右手にプリンを持ったりっちゃんは、そのままじっと私の顔を見ると、
「酷い顔だ」
「だって」
「……ずっと泣いてたのか?」
「りっちゃんが、もう帰ってこないかもって思って」
 ずびびと鼻を鳴らしながら言うと、りっちゃんが苦笑する。

「おーい、カレンダー見た?」
「え?」
 ちょいちょいと指を差された先を見る。そこにあったのは壁掛けのカレンダー。
 一瞬りっちゃんが何を言いたいのか理解できなくて、けれどすぐに今日の日付の欄が視界に入って、私は目を丸くした。

『ゼミの親睦会。遅くなるぞ! 律』

「そういえば……そんなこと、言ってたような」
「忘れてたのかよ」
「うん……」
 りっちゃんが遅くなった理由を思い出して、ほっとする。
 そうか、私に呆れて家を出ていっちゃったわけじゃ、なかったんだ。
「で、でも、いつもなら出かける前にちゃんと言ってくれるのに」
 私がそう言うと、りっちゃんは少しだけバツが悪そうに目を逸らして、
「それは……まあ、あたしもちょっと怒ってたから。だって唯が変な態度ばっか取るから」
 そのままりっちゃんは私の隣に腰を下ろすと、右手でそっと私の涙をぬぐった。
「けど、ちゃんと帰ってくるに決まってるだろ。ここはあたしの家なんだから」
「りっちゃん……」
「……家を出てから、ずっと唯のこと考えてたんだ。唯が理由もなくあんな態度取るわけないし、あたしに何か原因があったんだろうなって」
「違うよ、あれは私が勝手に拗ねてただけで」
 りっちゃんは悪くないよ。そう言おうとしたところを遮られた。

「でも、理由があるんだろ? ……言って欲しいな。じゃなきゃ謝れないし」
「…………」
「言ってくれなきゃ、りっちゃん泣いちゃいますわよ」
「……ふふっ」
 私が笑うと、りっちゃんも笑ってくれて、ようやく私は顔を上げることが出来た。
 ……全部話そう。それで呆れられても、面倒くさいって思われても、しょうがない。
 今はちゃんとりっちゃんに自分の気持ちを話すことが一番大事だって思うから。
「……あのね、りっちゃん」
 うん、とりっちゃんが頷いて、そして私は話し出した。

118軽音部員♪:2010/09/13(月) 00:33:21 ID:YdHFuqL.0

 全てを話し終えた後、りっちゃんは何やら考えこんでいたようだったけれど、
「あのさ」
「う、うん」
「唯って、あたしのことすっごい好きなんだな!」
 そんなこと言ってのけた。
 ……りっちゃん、それはさすがにデリカシーってものがね、ないんじゃないかってね、思うわけで。
 しかも大正解なんだから余計に性質が悪い。
 でもどうせもうバレバレなんだから、ここはもう開き直ってしまおう。
「そうだよ、私、りっちゃんのこと、すっごい大好きなんだよ」
「う、そ、そうか」
 顔が赤いよ、りっちゃん。相変わらずストレートに言われるのに弱いんだね。
 そういうところ、可愛くて好きだよ。……って言ったら、また照れちゃうんだろうけど。

「……でも、なんていうか、唯がそういう風に妬いてくれるなんて意外だ」
「そう、かな」
「唯はそういうのには無縁だと思ってた」
「そんなこと」
 でも、正直言うと、自分でも驚いたんだよ。
 こんな風に誰かを独り占めしたいなんて、今まで思ったことなかったし、
 どれだけ一緒にいても足らないなんて思うことだって、生まれて初めてで。
 でもね、それは全部ぜんぶ、りっちゃんがりっちゃんだからなんだよ、きっと。

「嫌いになった?」
「……さあね」
 悪戯っぽい笑みがふいに近づいてきたかと思うと、そのまま唇を奪われた。
 そっと触れて、下唇を軽く吸われて、りっちゃんの舌先が私の口を優しく開かせる。
 もうそれだけで私の頭はとろとろに溶けて、りっちゃんしか見えなくなる。
 りっちゃんのいる部屋。うん、やっぱりこれがしっくりくる。
 だってここはふたりの部屋、だから。

 と、そのとき、口元からこぼれる水音に混じって、私のお腹がぐうううと盛大な音をたてた。
 りっちゃんの目がぱちりと開いて、私を見る。
「……お腹、減ってんの?」
「うう……晩ご飯、食べてないから」
「冷蔵庫にハンバーグ作ってあるけど……先にご飯食べる?」
「ご飯は……後でいいや」
 私が答えると、りっちゃんは「そっか」と頷き、
「先にご飯食べるって言ったら、デコピンしてやるとこだった」
 そう言って照れたように笑った。その顔に胸がきゅっと鳴る。
 ああ、愛しいって、こういう時に使う言葉なんだ。
「あのね、りっちゃん」
「ん?」
 ――私にしか見せてくれないりっちゃんの顔、たくさん見たいな。
 りっちゃんの耳元でそう囁くと、りっちゃんは顔を真っ赤にして、
「……ばーか!」
「あうっ」
 容赦ないデコピンをお見舞いしてくれた。
 どっちに転んでもデコピンされるなんて酷い話だと思う。

119軽音部員♪:2010/09/13(月) 00:36:03 ID:YdHFuqL.0
以上です。長文失礼しました。
百合萌えスレの>>752を元ネタにしたんだけど規制に泣いた

120軽音部員♪:2010/09/13(月) 07:10:52 ID:yMf/du5E0
>>119
ここでいつもSS書いてる人かな
あなたの書く話とても好きです。乙でした

121軽音部員♪:2010/09/14(火) 15:04:41 ID:wRrbtBng0
幸せだわ
GJ

122軽音部員♪:2010/09/15(水) 08:39:26 ID:fYfWwM/20
>>119
妬いてる唯は可愛いなあ
いいモノ読ませてもらいました

123墓荒らし:2010/09/23(木) 15:33:40 ID:tshm3hjk0
今日も十字架には哀れな男が磔にされている………一糸まとわぬ姿で………
あああい・あああう「ぐへえ!!」ク゛チャッ
家荒らし「この家の人間は全員始末しましたァァァ!」
店荒らし「体毛1本も残らずに抜き終わりましたァァァ!この汚らしく垂れ下がっているふたつのボールどうしますゥゥゥ?」
墓荒らし「切れェェェ!もはやこいつに●液を出す資格はないィィィ!」
ああああ「ククク!そんなことをしてタダで済むと思っているのかね!貴様達!」
墓荒らし「あの掲示板が使えなくなった今ァァァ、この2chで止めを刺してやろうゥゥゥ!」
ああああ「そうだ!この2chに俺は二度と来ない!それで許してくれるな?」
家荒らし「こいつゥゥゥ!この期に及んでまだこんな事をォォォ!」
店荒らし「こんな奴の言う事ォォォ、信じたところで犠牲が増えるだけですよォォォ!」
墓荒らし「そうだなァァァ、もう始めるかァァァ!もらうぞ 貴様のキ●タマ………なんてなァァァ♪」
チョキ チョキ(ハサミの音)
ああああ「ぎいやああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
墓荒らし「以上で手術を終了するゥゥゥ!」
ああああ「モゴモゴ!!」バタッ グチャリ
墓荒らし「ふうゥゥゥ、くたばったかァァァ………長きにわたる戦いもついに終止符かァァァ!ああ疲れたァァァ!」

124軽音部員♪:2010/10/18(月) 05:44:25 ID:dlfmEu/Q0
宮崎あおい似で売り出された篠めぐみ初裏解禁無料動画!!
http://yorutomo1.blog77.fc2.com/blog-entry-37.htm

125<削除>:<削除>
<削除>

126軽音部員♪:2010/11/27(土) 20:51:06 ID:rJbr9l0gO
ここもすっかり過疎ってるなぁ…
唯ちゃん、お誕生日おめでとう

127軽音部員♪:2010/11/30(火) 00:11:29 ID:N4/SJ/u.0
やっぱ律唯は唯梓、澪律の兼ね合いもあるから難しいんだろうなぁ・・・

唯ちゃんごめんね、こっちでも今さらだけどお誕生日おめでとうでした!

128軽音部員♪:2010/12/07(火) 23:49:36 ID:08cI5c6U0
>>127
そうは言うけど律梓は賑わっとるからなぁ・・・
唯律は案外一番百合妄想がしづらい組み合わせなのかも知れん

129軽音部員♪:2010/12/08(水) 03:51:42 ID:z6wzyn1.0
恋愛まで想像しづらいんだと思うなぁ
前から言われてたけど

130軽音部員♪:2010/12/10(金) 17:43:38 ID:2Rc/WO520
ふたりはキャイキャイしてるのがしっくりくるとゆーか…
んーやっぱ恋愛・またその先はあんまり想像できないな
俺の想像力が足りないのかふたりして縁側で茶啜ってるようなのしか…
これじゃ熟年老夫婦だなー

131軽音部員♪:2010/12/10(金) 20:02:17 ID:mqyXWVzs0
百合萌え板のSSを読んで想像できるようになったぜ

132軽音部員♪:2010/12/11(土) 00:22:18 ID:hbuQwLAE0
むぅもう一回百合スレを1から読むか…

133軽音部員♪:2010/12/12(日) 22:42:39 ID:SQYReVok0
律梓は一番遠いからこそ逆にやりやすい気がする

134軽音部員♪:2010/12/12(日) 23:28:07 ID:xanAN1Jo0
??律梓なん?誤爆か?

135軽音部員♪:2010/12/13(月) 00:40:20 ID:f.ex/XQY0
少し上のレスに対してだろ

136軽音部員♪:2010/12/13(月) 00:46:50 ID:9jiHgogU0
あぁそかそか見えてなかったありがと

137軽音部員♪:2010/12/18(土) 16:29:37 ID:8d8E6kNQO
律唯ウィキってない?

138軽音部員♪:2010/12/19(日) 19:27:17 ID:mdT/5hMg0
規制で百合板に書き込めない…

139軽音部員♪:2010/12/30(木) 16:32:37 ID:2QTSchH.O
しばらくここ見てなかったが、過疎っぷり半端ないな
燃料とかないもんかねえ……

140軽音部員♪:2010/12/30(木) 16:36:34 ID:2QTSchH.O
やべ、あげちゃった

141軽音部員♪:2010/12/30(木) 16:42:49 ID:eiV9j8Dk0
みんな百合板に行ってるんだよ

142軽音部員♪:2010/12/30(木) 23:04:51 ID:2QTSchH.O
なるほど、ここはあくまで「非難所」だしな
しかしまあこっちのほうが落ち着いていて好きなんだがな

143@wiki:2011/01/09(日) 16:44:02 ID:XUVf2nP.0
・業務連絡+宣伝

ttp://www43.atwiki.jp/yuiritsu/

唯律のまとめwikiが立ち上がりました。
基本的に百合板のスレがメインですが
こちらもまとめの対象とさせて頂きます。
是非お立ち寄り下さい。

144軽音部員♪:2011/01/11(火) 00:02:10 ID:CizADOPQ0
今日立ってたVIPのやつは個人的には胸糞悪かったから乗せないで欲しいなあ

145軽音部員♪:2011/01/15(土) 22:46:02 ID:ysrR0f8M0
>>144
同意。じゃあ書くなよ!って思った。

146軽音部員♪:2011/01/16(日) 17:07:07 ID:C/oo7rJI0
まとめに載せるssは百合板のスレに投下されたものオンリーだったはず

147軽音部員♪:2011/01/17(月) 21:28:34 ID:zFVgmI4U0
>>143
マジ乙です

148軽音部員♪:2011/02/24(木) 21:51:54 ID:Uf1tq/HUO
平沢 唯 × 田井中 律 3
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1298440275/

新スレ立ったようです

149軽音部員♪:2011/02/25(金) 00:13:11 ID:c97z1F1EO
Oh…あっち書き込めなくなっちまったぜ…

150軽音部員♪:2011/05/22(日) 22:57:44 ID:AfrrljX6O
寂しいよ

151軽音部員♪:2011/05/23(月) 00:51:36 ID:qf9RGL2YO
まあ百合板のスレが平常運行な分、こっちの勢いがなくなるのは仕方ないね
せめてもの起爆剤としてSSでも考えてみようかな

152軽音部員♪:2011/05/30(月) 10:51:24 ID:WbBf/RxEO
期待してます!

153軽音部員♪:2011/06/04(土) 14:40:04 ID:yD5cWZIEO
お願いします

154軽音部員♪:2011/07/24(日) 15:55:14 ID:SaEfF3VQ0
ベタ子さん

155<削除>:<削除>
<削除>

156軽音部員♪:2011/08/30(火) 22:00:17 ID:A6C.tfOk0
http://niceboat.org/10/s/10ko211131.jpg

157軽音部員♪:2011/09/01(木) 11:03:37 ID:SyDmdXf20
いつも息ピッタリだね

158軽音部員♪:2011/09/05(月) 23:52:47 ID:DTH0Ca7o0
唯のくせにぃ!

159軽音部員♪:2011/12/10(土) 03:11:15 ID:aK6xDhEE0
誰かssお願いします

160軽音部員♪:2011/12/18(日) 23:27:38 ID:vmLPxdA.0
誰か〜

161軽音部員♪:2011/12/19(月) 02:07:04 ID:FLyIRq.Q0
>>158
そのセリフ映画でいってたね、デスデビルごっこの時

162軽音部員♪:2011/12/24(土) 17:16:27 ID:Yw1qVJo.0
探したら結構SSあるよ!

163軽音部員♪:2012/02/12(日) 21:18:13 ID:kngzusbw0
エロパロのスレ落ちた?

164軽音部員♪:2012/02/19(日) 20:59:19 ID:WGfphuzc0
落ちてないよー

165軽音部員♪:2012/03/03(土) 08:18:41 ID:isvY9ywQO
ゆいー!ゆいー!

166軽音部員♪:2012/03/03(土) 09:17:18 ID:TzU6DkeI0
りっちゃんのくせに・・・

167軽音部員♪:2012/03/20(火) 03:50:22 ID:svq7C88E0
ssを投下してみたい。もしもしからだとキツイかしら?

168軽音部員♪:2012/03/20(火) 04:01:37 ID:svq7C88E0
pcうごかんのでもしもしから。千切れたらスマン。取り合えす、投下しまーす

169軽音部員♪:2012/03/20(火) 04:19:27 ID:svq7C88E0
 手を繋いで歩くってことに、憧れているんだと思う。モチロン、憂とか和ちゃんと手を繋いだり、澪ちゃんやあずにゃんに抱きついたりはするよ?
 でも、そうじゃなくて、好きなヒトと手を繋いで歩くってことに、なにかうまくは言えないけど、アコガレみたいなものが、あるんだよね。
 マンガとかドラマの影響っだけじゃないだろうけど、恋って言うのは、甘酸っぱくて、ふわふわしてて、きっとすっごい楽しいことなんだと思ってた。

 好きなヒトと手を繋いで歩きたい。寒い寒い冬だから、きっとすごい暖かくて、楽しくて……そんな気がしてた。
 でもね、そんなにうまくはいかないんだね。これがマンガだったらどうかな? 私がぴゅあな主人公だったら? きっと、うんとうれしいんじゃないかなぁ……

 うん? いや、私、うれしかったよ? そっと目を閉じて、思い出す。柔らかい手のひら。カサつく指先のマメ。あったかかった、りっちゃんの手。大好きな人の手。
 でも。私は、欲張りだから。
 ただのスキンシップだと思われたくない。物足りない。寂しい。苦しい。辛い。
 もうこんなの、いやだよ。

170軽音部員♪:2012/03/20(火) 04:29:37 ID:svq7C88E0
 ベッドに背中を預けたまま、私はぼーっと空を見上げている。制服がシワになりそうだけど、もうどうでもよかった。
 むかし読んだマンガでも、こんなシーンあったっけなぁ。片想いって、ほんとに辛いんだねぇ……
 いつからだろう。こんなさびしい気持ちが胸の中に住み着いたのは。
 いつもの帰り道。いつもの場所でバイバイと手を振るたび、すごくイヤなさみしさで、胸が溢れそうになるよ。泣きたくなるんだよ。
 全部、りっちゃんのせいだよ。大ざっぱなくせに、優しくて。いつも澪ちゃんをからかっているくせに、自分の番になると真っ赤になっちゃう。かわいくて、あったかくて。
 私、ほんとに大好きなんよ。いつの間にか、こんなに好きになっちゃったんだよ。

171軽音部員♪:2012/03/20(火) 04:42:32 ID:svq7C88E0
 でも。りっちゃんはどうなんだろう?
 好きだよって伝えたい。でも、怖いんだよ。
 前に一度、部室でふたりきりだったとき、私が言いかけたよね? 「好き」って。はずかしくて、ドキドキしすぎて、それでも精一杯伝えようとした。私の気持ち。
 その時、りっちゃんは薄く笑って言ったよね。
「あたしたちがくっついたら、軽音部はどうするんだよ?」

 そうだよね。澪ちゃんやあずにゃんに迷惑かけちゃうかもしれない。
 だから、私たちは友だち。女の子同士の、親友だもん。手ぐらい、繋いだっていいよね? ハグしてもおかしくないよね? 親友だもん。

172軽音部員♪:2012/03/20(火) 04:53:24 ID:svq7C88E0
 学校にいる間中、私は嘘をつき続ける。りっちゃんは親友。とっても仲のいい友だち。大好きな女の子。
 お家にいる間だけ、本当の気持ちが胸の中にあふれ出す。好きで好きで止まらないのに、伝えられない。
 通じあったらどんなにか幸せだろう。でも、皆なんて言う? おかしいことなの? いけないことなの?
 私、もう分からないよ。辛いんだよ。でも、記憶の片隅でりっちゃんが言うんだよ。
「あたしたちがくっついたら、軽音部はどうするんだよ?」

 恋が甘酸っぱいなんて、あったかいなんて撿撿マンガはウソつきだ。私もウソつき。でも涙はながれるの。

173軽音部員♪:2012/03/20(火) 04:56:54 ID:svq7C88E0
以上〆
沢夏みかんさんのマンガ読んでたら降って湧いた。唯が苦悩する姿を描きたかった。甘い文章書きつけないので、続きを書く勇気がないです。
お目汚しスミマセンでした。

174軽音部員♪:2012/03/20(火) 18:15:01 ID:UnBFnoAE0
おつおつ 良いではにゃいか
続いてもいいのよ!

175軽音部員♪:2012/03/21(水) 00:29:04 ID:IraRjCYs0
>>173
乙!
あの人のやついいよなー

176軽音部員♪:2012/03/28(水) 22:45:39 ID:bHjiD1Qg0
切ないな…いつもニコニコして悩みなんか無さそうな
唯ちゃんギャップ萌えた
おつでした

177軽音部員♪:2012/06/19(火) 10:03:23 ID:pJSwG0LMO
りっちゃん…

178軽音部員♪:2012/06/19(火) 16:12:48 ID:aDTtQtIw0
唯…

179軽音部員♪:2012/07/07(土) 14:46:45 ID:TyI6SY4U0
りっちゃーん!

180軽音部員♪:2012/07/13(金) 21:10:17 ID:vK3MWpRsO
唯「りっちゃんりっちゃん」
律「どーしたーゆいー」
唯「私ね、りっちゃんの事好なんだー」
律「お〜?私も好きだぞー」
唯「ん〜(ちゃんと伝わってるのかな?)」
律「?」
唯「じゃあ今度デートしようよ」
律「えええっ!?///」
唯「ダメ?」
律「い、いや、好きって友達として…」
唯「私は違うよ」
律「で、でも女同士だし、それに梓の方が仲いいじゃん」
唯「うん、あずにゃんもちっちゃくて可愛くてお人形さんみたいで好だよ」
律「ほら」
唯「ムギちゃんはあったかぽわぽわで優しくて好きだし、澪ちゃんは真面目で頼もしくてかっこよくて好だよ」
律「…」
唯「でも、りっちゃんと一緒に居るのが一番楽しくてドキドキする。ずっと一緒に居たいって思うんだ」
律「唯…」
唯「りっちゃんは?」
律「…私は…」


律「分かんないよ」
唯「…」
律「今ドキドキしてるのが唯が好だからなのか、好きって言われたからなのか…」
唯「!!」
律「唯の事は好きだけどそれが唯と同じ気持ちか分からない」

律「…だから今度二人で遊びに行かないか?」
唯「…それってデート?」
律「違っ、ま、まだ分かんないから、確認だよ///」
唯「えへへ」
律「う〜///」
唯「ねえ、りっちゃん」
律「ん?」

チュッ

律「な、なな!?///」
唯「ほっぺちゅーしちゃった///」
律「///」
唯「友達同士でもこれくらいするよ〜」
律「し、しないだろ!?///」

律「も、もう帰るぞ!」
唯「あ〜、りっちゃん待ってよ〜」ガサガサ

唯「りっちゃん怒った?」
律「怒ってないけど…びっくりした…」
唯「りっちゃん」
律「ん?」
唯「手、つないで良い?」
律「ん///」スッ
唯「えへへ」ギュッ

律「ああ…(もう答え出ちゃったかな)」
唯「?」


律「唯、遊びに行く時寝坊するなよ!」
唯「だ、大丈夫だよ。多分」


私もきっと唯と同じ…


終わり

人居ないなぁ

181軽音部員♪:2012/07/13(金) 23:32:57 ID:4MdgPO.Y0
>>180
乙です
乙女りっちゃんかわゆい

182軽音部員♪:2012/07/14(土) 01:52:46 ID:emlGso0c0
>>180
なにこれすごくいい。

183軽音部員♪:2012/07/15(日) 00:16:10 ID:FAfesGpo0
エロパロのスレ落ちた?

184軽音部員♪:2012/07/15(日) 00:30:56 ID:bFU7sDuo0
あそこでも保守無ければ落ちてしまうのか・・・

185軽音部員♪:2012/07/15(日) 18:53:57 ID:rnUkDP2QO
もう一個位何か書いてみたいけど何も思い浮かばない…

186軽音部員♪:2012/07/16(月) 10:15:52 ID:qTUfbXFE0
思いついたら書けばいいよ
急ぐことないだよ

187軽音部員♪:2012/07/16(月) 11:42:33 ID:tl/vFE3AO
>>180
乙です。
とても素晴らしくて凄く良かったです。

188軽音部員♪:2012/07/17(火) 06:19:54 ID:SA75C1MIO
「りっちゃん…」
呼ばれた方を向いてみれば、人のベッドですやすやと眠る唯
「寝言か…」


朝、突然家に訪ねてきた来た友人とさっきまでゲームをしたりして遊んでいた。
ひとしきり遊んで疲れたのかベッドに座っていた唯がいつのまにか寝息をたてていた。
「人の気も知らないで…」
子供の様な寝顔で無防備に横たわる唯
「暑いのに良く眠れるなー」
エアコンが苦手な唯の為に窓を開けてあるが風はあまり入って来ない。

つまんない…とりあえずベッドの縁に肘をついて唯の寝顔を観察してみる。
うーん と唸って眉間に皺が寄ったかと思うと、今後は眉毛を垂らして笑ってる。
コロコロ変わる表情…どんな夢見てんだろ?
そういえばさっき名前を呼ばれたな…私も夢に出てきてるのかな。

189軽音部員♪:2012/07/17(火) 06:47:20 ID:SA75C1MIO
そんな事を考えていると

ゴロン

仰向けに寝ていた唯が寝返りを打った。

息がかかりそうなほど近くに突然現れた唯の顔、びっくりして仰け反ると自分の顔がどんどん熱くなるのが分かる。
自分だけドキドキしてるのが悔しくて
「起きろー、起きないといたずらしちゃうぞー」
起こす気も無く呟いて、ほっぺ軽くつついてみる。
反応は無い、次はつまんで引っ張ってみる。まだ反応は無い、調子に乗って今度は鼻をつまんでみると、流石に息苦しかったのかハッと口を開けて仰向けに戻ってしまった。

ベッドに座り上から顔を覗いて見ると、口を開けた唯はさっきの子供っぽい顔じゃなくどこか色っぽく見えた。



どうしようもなく暑い部屋・唯の寝息だけが聞える、クラクラする頭の中は、暑さのせいだとか起きない唯が悪いとか考えて目の前の唇に そっと口づけた
唯の横に寝転がり気持ち良さそうに眠る唯を見ていたら、こっちまで眠くなって
これくらい良いかなと思いながら手を繋ぎ、私も意識を手放した。

190軽音部員♪:2012/07/17(火) 07:07:16 ID:SA75C1MIO


目を開けると見慣れない天井・何処だっけ、とうまく回らない頭で考えていると手に違和感を感じる。
そっちに視線を移そうとした時、視界に入ったのはりっちゃんの顔
一気に目が覚める、寝ちゃってた!!せっかく二人きりで遊んでたのに…
時計を見るともうすぐ五時、昼食を取って確か二時位までは記憶はある…
「起こしてくれれば良かったのに…」
そう言いながら起き上がろうとしたらやっぱり手に違和感、何だろうと思って見てみるとしっかりと繋がれた手、顔が赤くなるのを感じながら
「私が寝呆けて繋いじゃったのかな…それとももしかしてりっちゃんが?」
繋いだ手が解けないように体だけ横を向ける。

191軽音部員♪:2012/07/17(火) 07:27:38 ID:SA75C1MIO
良く見ると外されたカチューシャ、合宿の時みたいにゴムで縛られず髪は下ろされている。
いつもは可愛いのに今はかっこいい。少しズルいなと思いながら、空いた手で髪を撫でた。
しばらく髪をいじってたらくすぐったそうに身をよじり

「ゆ…い…」

名前を呼ばれ、起こしちゃったかなと慌てたが、直ぐに規則的な寝息が聞こえてきた。


ドキドキと高鳴る胸・こんな気持ちにさせたりっちゃんが悪い、私の横で無防備に眠るりっちゃんが悪い。
そう自分に言い聞かせ、隣で寝ているりっちゃんの唇にそっと唇を落とした


終わり
もうむりかけないもえつきた
駄文失礼しました。

192軽音部員♪:2012/07/17(火) 19:37:13 ID:SA75C1MIO
今見たら誤字、脱字多過ぎた。
句読点もおかしいから読みにくいな。

193軽音部員♪:2012/07/17(火) 21:20:12 ID:9UL4Yjqg0
おお、いいね!
暑い部屋ってのは人を惑わせるね
なんかこの恋人未満の状態で
お互いの様子見というか、微妙な距離感というか
ムズ痒さがたまんない
乙でした またの投下を期待してますぜ!

194軽音部員♪:2012/07/17(火) 21:44:23 ID:DiMSfuEg0
ID

195軽音部員♪:2012/07/17(火) 21:46:48 ID:DiMSfuEg0
唯が拗ねそうなIDですね。

196軽音部員♪:2012/07/17(火) 21:54:06 ID:wlr3V5I60
唯「りっちゃんと付き合うんだから一々嫉妬なんかしてらんないよ」

律「それお前が言う!?」

197軽音部員♪:2012/07/18(水) 17:50:35 ID:/Q2d1.akO
あ〜昨日のID気付かなかったわ。別に良いけど。
>>196
嫉妬りつゆい?

唯「〜♪」ニコニコ
律「ごきげんだな〜唯」
唯「うん!この間のりっちゃんを思い出してたの!」ニコニコ
律「この間?」
唯「『私以外の人にベタベタするなー!』…みたいな」
律「ゆ、ゆい〜!///」
唯「私以外って独占欲?」
律「言うな〜!!///」
唯「だって嬉しかったんだもーん」
律「わ、忘れろ、忘れてくれ〜///」ジタバタ
唯「やだ〜!それともりっちゃん後悔しちゃってる?」
律「い、嫌そんなことは…」
唯「でもね、もう遅いよ。私はりっちゃんのモノだから」ダキッ
唯「りっちゃんが好だから、りっちゃんしか見えないから」ギュッ
律「唯…」ギュッ

198軽音部員♪:2012/07/18(水) 18:13:21 ID:/Q2d1.akO
唯「だからりっちゃんも私以外見ないで、私のモノになってよ」
律「…あたりまえだろ、私が告白して付き合いだした時から私は唯のモノだから、唯しか見えてないから」
唯「うん…でもね、りっちゃんの事好きになればなるほど不安になっちゃうんだ」
律「唯」
唯「えっ?」

ちゅっ

唯「///」カーッ
律「どう?少しは不安無くなった?」
唯「///」コクン
律「でも以外だな〜私の方が独占欲強いって思ってたけど、唯も不安になるんだな」
唯「だって人を好きになったの初めてだもん///」
律「お、おう///」
唯「それに…」
律「それに?」
唯「りっちゃんが幼なじみMさんとかバンドメンバーTさんとかジュリエット候補Iさんとかフラフラするから」…ゴゴゴゴゴ
律「ゆ、ゆいさん、怖いです、落ち着いて」
唯「とにかく!!私が不安になるのも、不安を取ってくれるのもりっちゃんしかいないのです!!」フンス
律「そんなの私も一緒だから」
律「だからこれからも宜しくな唯!!」
唯「うん!!」

終わる
勢いで書いたからグダグタで落ちがまとまらなかった。
でも地の文?より会話文の方が書きやすいな〜

199軽音部員♪:2012/07/19(木) 14:18:42 ID:40ACaxrgO
>>198
乙です。とても素晴らしい唯律でした。
唯律の愛は永遠に不滅。

200軽音部員♪:2012/07/19(木) 22:52:09 ID:DWuVTY1k0
甘過ぎて倒れそうや
片思いで切ないもいいけど、両想いもいいな

201軽音部員♪:2012/08/03(金) 10:27:26 ID:dIMl5BxoO


202軽音部員♪:2012/08/03(金) 10:51:27 ID:dIMl5BxoO
ミスった…
短いけどリハビリ。


「暑いよ〜りっちゃん」
そんな事を言うこいつと来たら、後ろから手を回して抱きついている。
「だったら離れろよー」
「いや!」
即答。うん、分かってた。
「何でだよ、暑いだろ」
私はズルい。
だって唯の言葉や行動は、いつも素直で真っ直ぐだから。次に言うセリフも分かってる。
それでも唯の口から聞きたいから。
「だって好きなんだもん」

…あーヤバい、顔が熱い、多分耳まで真っ赤だな…
うん、これ以上抱き付かれたら私のなけなしの理性が持たない。

ちょっと強引に腕から抜けて
「アイス買ってあったの忘れてた!」
これで唯も落ち着くかと思ったら。
「アイスよりりっちゃんが良い」

上目遣いでそんな事言われたら…
本当にズルいのは、私か唯か。


終わり

203軽音部員♪:2012/08/05(日) 01:59:56 ID:8iuK/9060
甘過ぎてマジ倒れるわ
GJです

204軽音部員♪:2012/08/06(月) 19:59:41 ID:GXFy2.yYO
律「うお〜祭だー!!」
唯「祭だー!!」
律(今日は唯と初めてのデート、しっかりリードしてかっこ良いとこ見せなきゃ)

律「唯隊員!これより先は、はぐれたら危ないから手を繋いで行こう」キリッ
唯「り、りっちゃん隊員…!分かりました!!」ギュッ
律「じゃあ行くぞー!!」
唯「お〜!!」


律「よーし、先ずは金魚すくいだ」
唯「お祭りっぽいね!」
律「よっ!」ビリッ
律「ほっ!」ビリッ
律「はっ!!」ビリッ
唯「…」
律「うが〜!!ちまちましたのはダメだー!!」

唯「結局取れなかったね」
律「ま、まあ、あたしには向いてなかったかな?」

205軽音部員♪:2012/08/06(月) 20:16:21 ID:GXFy2.yYO
唯「次は何しよう…あっ、かわいいぬいぐるみ!」
律「射的か。よーし行こう!(ここで良いとこ見せないと)」
律「よーし見てろよ!」
唯「うん!」
律「えいっ」スカッ
律「やー!」スカッ
律「とー!」スカッ
唯「…」
律「…(お、おかしい、あたしってこういうの得意なキャラのはずなのに…)」
唯「わ、私も一回やってみようかな」アセアセ
律「は、ははは…これ結構難しいぞー」アセアセ
唯「そうだよねー。えいっ」パシッ
律「あっ!?」
唯「えっ!?」
律「一発で…」
唯「取れちゃった…」
律「い、いやー唯凄いなー」
唯「た、たまたまだよ〜(気まずい…)」
唯「そ、そう言えばそろそろ花火の時間だよ、りっちゃん!」
律「お、おおっ!!忘れてた!向こうによく見える場所があるぞ唯!(気を遣われてしまった…)」
唯「行こう!行こう!」

206軽音部員♪:2012/08/06(月) 20:29:17 ID:GXFy2.yYO


唯「おおー!よく見えるねー!!」
律「そうだなー(良し、今度こそかっこ良く決めないと)」
唯「わーっ、きれいだねー」
律(ここだ!!)
律「唯の方が綺麗だよ」キリリッ
唯「…りっちゃん」
律(決まった!!)
唯「……ぷっ…あはははは」
律「わ、笑われたー」ガーン
唯「あはは、だってりっちゃんのキャラじゃないよ」
律「唯の中のあたしのキャラって一体…」
唯「りっちゃんはりっちゃんだよ。もっと自然に楽しまなきゃ!!」
律「もっと自然に…?」
唯「うん」
律「…そうだな!あたしとした事が色々考え過ぎてた」
律「こうなったら、とことん祭を楽しむぞ唯隊員!!」
唯「おーっ!!」

207軽音部員♪:2012/08/06(月) 20:45:19 ID:GXFy2.yYO


律「つ、疲れた…」
唯「でも楽しかったね」
律「そっか?へへへっ」
唯「お店も閉まってきたねー」
律「そだなー。そろそろ帰りますか」
唯「うん。でも私最後にかき氷食べたい」
律「あっ、そう言えばまだ買ってなかったな。じゃああたし買って来るけど何味が良い?」
唯「私いちご味!!」
律「良し、じゃあ行って来る」


律「ほい、唯」
唯「ありがとー、りっちゃん」
律「いいって。それより早く食べよう!」
唯「うん!」シャリッ
律「慌てて食べると頭痛くなるぞー」シャリ
唯「冷たくておいひい〜」シャリシャリ
律「唯!唯!舌出してみ」
唯「?」ベー
律「あはは、真っ赤!」
唯「ほえっ///」
唯「りっちゃん、りっちゃんは何味?」
律「あたひ?あたひはレモン」シャリシャリ
唯「じゃありっちゃんの舌は?」
律「んっ」ベー
唯「あはは、黄色だ〜」
律「へへへ」

208軽音部員♪:2012/08/06(月) 20:58:23 ID:GXFy2.yYO
唯「…」
唯「りっちゃん」
律「ん?」シャリシャリ
唯「レモン味、一口食べたい…」
律「良いぞー。ほら、あ〜ん」
唯「そっちじゃなくて」スッ

ちゅっ

唯「ん、甘くて酸っぱいレモン味///」
律「///」
律「こっ///」
唯「こ?」
律「こんなのあたしの知ってる唯のキャラじゃない!!///」
唯「えへへ、隠してました///」
律「う〜。帰るぞ///」
唯「あーっ、待ってよ〜」
律「唯…」
唯「んー?」
律「来年も来ような」
唯「うん!来年もその次もずっと一緒だよ!!」


終わり

ありがちでワンパターンすなあ。
どうやったら先人の様に、唯律特有のほのぼのと甘さが出るのか…

209軽音部員♪:2012/08/06(月) 23:40:40 ID:dIFS/hX.0
おおSS祭りか
202と204が同一人物か知らんが激しく乙
甘さ出てるとおもうぜ

210軽音部員♪:2012/08/18(土) 22:24:04 ID:lyCQUVag0
久々に覗いてみたらまさかのssラッシュ
みなさん乙

211軽音部員♪:2013/04/01(月) 00:37:01 ID:pd3RuU3M0
次スレはここ?

212軽音部員♪:2013/04/01(月) 22:58:16 ID:yQbwhrRM0
でいいんじゃね
前スレ落ちたのか
990位いってたとおもたが

213軽音部員♪:2013/04/02(火) 13:08:35 ID:IO3JpxoE0
平沢 唯 × 田井中 律 4
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1326024755/

993 名前:名無しさん@秘密の花園[] 投稿日:2013/03/28(木) 19:11:23.38 ID:pJxmKaD6
>>991 カップケーキのシーンは完全に二人だけの空間だったと思うなー

900超えは圧縮時に優先dat落ちとかだったっけ

214軽音部員♪:2013/04/02(火) 22:20:10 ID:ii.0QEkk0
1000を目前に残念だったな

215軽音部員♪:2013/04/03(水) 23:16:58 ID:v1CvTq8s0
>>213
980越えてから24時間レスがないと落ちる。

216軽音部員♪:2013/04/08(月) 00:50:55 ID:tfJq4W920
唯「ここが私達の新しい愛の巣だよ、りっちゃん!」

217軽音部員♪:2013/04/09(火) 00:25:43 ID:Ar4.KOrAO
かえって向こうで新スレ立てるよりここ(したらば)で立てた方が安心して語れる様な気がする。

218軽音部員♪:2013/04/09(火) 20:29:50 ID:/Ptt14pU0
それは言えてる

219軽音部員♪:2013/04/11(木) 23:45:25 ID:1wNE3MJc0
唯の他人に対する呼称って基本「ちゃん」付けなんだけど、
憂だけには呼び捨てなんだよね。

そんな場面を度々見て、自分も名前だけで呼んで欲しいとか思う律。

220軽音部員♪:2013/04/13(土) 23:04:11 ID:ALNOz7Lk0
さすがの唯も妹にちゃん付けはしないのでは
ただ、親しくなると呼び捨てになるのは同意
律って呼ぶのは澪だけかと思ったが
よく考えれば和もクラスメートも律って言ってるなw

221軽音部員♪:2013/04/15(月) 00:56:55 ID:QVQGO7eI0
唯「憂ー、アイスー」

唯「律ー、愛すー」

222軽音部員♪:2013/04/15(月) 23:22:53 ID:p76wZZdI0
りっちゃんは受けだと思う

223軽音部員♪:2013/04/16(火) 01:24:11 ID:WjfxyUtg0
律は総受け
だから唯もうっかりしてらんない

224軽音部員♪:2013/04/16(火) 01:43:10 ID:WjfxyUtg0
あー、でも逆に唯は攻めすぎて、梓や憂、和にも手を出してるからなぁ
うっかりしてらんないのは、律も同じかー

225軽音部員♪:2013/04/22(月) 01:14:53 ID:tOisffhs0
花粉症な唯の鼻をかんであげる律

226軽音部員♪:2013/04/22(月) 23:38:44 ID:twizXrXg0
唯と律が付き合った時のHTTの反応はどうだろ
ムギは喜びそうだが…

227軽音部員♪:2013/04/29(月) 12:11:07 ID:fClxBui.O
久しぶりに支部イラストに唯律が来てたね。

228軽音部員♪:2013/04/29(月) 18:01:22 ID:V8qbqTBE0
>>227
偶然だけど2件来とるやないかーい

229軽音部員♪:2013/04/29(月) 23:24:05 ID:MzYhw4aQ0
二人とも名前が似てるのも偶然か?
それとも、唯律が好きな果物なのか?

230軽音部員♪:2013/04/30(火) 00:30:56 ID:nxnTBmMQ0
何から何まで素晴らしいが、特にラスト辺りは至高だね。
キスられた時の唯の喘いだ表情も、完璧入ってる姿勢も。
ああ、入ってるって舌の事ね、したw
唯と律の口の間に繋がれた唾液とか、ホント神懸かってる。
最後の律の立った姿も凛々しい。
んでもって、そん時の律の「じゃあ唯……また明日な」という台詞に対し、
「泊まってかないの?」って言えずモジモジしてる唯もいい感じ。
ああ、最後一個、自分の妄想入っちゃいましたね。

乙ーっす。また愉しませてくださいな。

231軽音部員♪:2013/04/30(火) 21:06:48 ID:7cpLNNGw0
最後に破壊力抜群のイラスト入ってたのに今気付いたww
何て書いてあるかわかんないんだけどこれで終わりってことじゃないよね?

232軽音部員♪:2013/04/30(火) 23:33:56 ID:hFg6VJSs0
「見てくれてありがとう。私の仕事もまさに終わりました」
キャプションと読みあわせると、嫌な予感はする。

233軽音部員♪:2013/05/03(金) 12:30:52 ID:X4t2FmSc0
今までのまとめて一冊の同人誌にしてくれ

234軽音部員♪:2013/05/05(日) 13:28:46 ID:.f.SrutY0
GWも二人で過ごす唯律

235軽音部員♪:2013/05/13(月) 01:10:53 ID:vU./uIgM0
唯ってわりと、無邪気に攻めそうだよな

236軽音部員♪:2013/05/13(月) 22:42:59 ID:ZHLzCJBo0
猪突猛進のイメージがある
律は、もじもじしてるイメージかな
アニメでは二人ともおバカな感じの描写が多いけど
周りがまじめだからそう見えるんじゃないかな
唯律は軽音部の牽引役だから、二人がいなくなると軽音部は
あっというまに失速すると思う

237軽音部員♪:2013/05/14(火) 00:10:53 ID:X6rAA4Lo0
特に律の場合、かなり強引に軽音部を再興した経緯があるからなぁ。
自分を原因として、部活に迷惑を掛けられない負い目が強くあると思う。
書類の提出忘れとかはまだフォローが効くから甘えられるとして、
フォローの効かない人間関係には気を遣ってそう。
「私が無理矢理に皆を巻き込んで始めたのに、私がぶっ壊したら駄目じゃん」みたいに、自分で自分に拘束されてる感。
まぁ実際に、澪の文芸部に対する入部届を破ったり等、かなり無茶な事やってるし。

そういう楔のない唯の方が、律を攻め易くはあるかな。
唯が好きなのに、しがらみから自由に恋できない律。
そこを積極的に攻めて、救い出す唯みたいなのもいいかも。

反面、罪悪感に苛まれながらも恋を貫いて、
唯にアプローチしちゃう背徳的な律も捨て難い。

238軽音部員♪:2013/05/15(水) 21:40:55 ID:N0f8SuIo0
>>237
そこまで考察するとは、やはり天才か

239軽音部員♪:2013/05/29(水) 14:20:00 ID:OxzMvWpYO
支部小説に唯律が来ていたよ。

240軽音部員♪:2013/06/01(土) 07:33:05 ID:6GZWeUTc0
支部の方に大人な唯律が

241軽音部員♪:2013/06/01(土) 10:38:44 ID:HGS9mR6w0
ついにここまできたか
今回は唯が攻められぱなしなんだが、律の心境はいかに
とまあ小難しいことはいいとして、薄い本はよ!

242軽音部員♪:2013/06/01(土) 23:52:10 ID:CDmn19qM0
友情の延長、という唯律が多かったなかで、あの人の放ったインパクトは大きいな。
臆す事なく、濃く深い関係が描かれてる。
線や塗りがはっきりしている、という私好みの絵柄も相俟って、世界観に引き込まれるよ。

公式からの燃料がなくとも、これで暫く戦える。ね?

243軽音部員♪:2013/06/02(日) 21:53:14 ID:TrLbu3ow0
今でも唯律を書いてくれる絵師さんやSS書きさんには感謝だ。
なんかね、もう、たまに投稿してもらえるだけで十分嬉しいいわ。

244軽音部員♪:2013/06/03(月) 22:42:27 ID:6iknzSOo0
律が何を考えていたのか
暑さゆえの気まぐれか

245軽音部員♪:2013/06/03(月) 22:46:41 ID:XqJ.8Q9w0
睡眠から起こされて尚、律を受け入れていた唯も素敵
心底から律に惚れてるんだなぁ、と

246軽音部員♪:2013/06/09(日) 23:02:05 ID:P97DUD2Q0
こんばんは、SS落とします。

247軽音部員♪:2013/06/09(日) 23:04:51 ID:P97DUD2Q0
 花より団子、という慣用句が律の頭に浮かんだ。
眼前の唯は頭上を覆う桜に目もくれず、弁当ばかり食べている。
尤も、その慣用句は唯の姿のみから連想した訳ではない。
律とて桜の木々を横目に、健啖な唯に見入っている。

「ん、りっちゃん、食べないの?」

 不意に、唯の顔が向けられた。
見惚れていた、とは素直に言い辛い。
律は咄嗟に桜へと目を転じると、唯に対する揶揄を交えて強引に取り繕う。

「私は桜を見るのに忙しいからなー。
花より団子な唯とは違うの」

 唯の口が、不服そうに尖る。

「りっちゃんに言われたくないよ。お花見ないで、ずっと私ばっか見てたくせに。
りっちゃんの方から、お花見に誘ったのにね」

 食事に夢中なように見えていたが、律の視線には気付いていたらしい。
律は素直に観念すると、舌を出して言う。

「あらー?バレちゃってた?」

「うん、無遠慮だったもん。
それにね、私に関しては、りっちゃんが悪いよ?
だって、こんな美味しいお弁当作ったの、りっちゃんなんだよ?」

 もともと、喜ぶ唯の顔が見たくて作った弁当だ。
そこを狙い澄ましたかのような唯の言葉に、律は赤らむ顔を抑えられなかった。
同時に、花見に誘った経緯も思い返されてくる。

 多くの人がそうであるように、律もまた花見は口実でしかなかった。
勿論、律とて桜の美しさは認めているが、主目的は唯をデートに誘う事だった。
特に花見のような飲食を伴う催しは、手料理を振る舞う絶好の機会となる。
だからこそ律は、忘我の勢いで弁当を食べてくれる唯に見惚れていた。

 確かに唯の言う通り、自分が悪いに違いない。
唯が桜よりも弁当に現を抜かすよう、願っていたのだから。

248軽音部員♪:2013/06/09(日) 23:07:27 ID:P97DUD2Q0

「ありがと。まー、私が悪いなら、仕方ないな。
うん、いっぱい、食べてくれ」

「へー、素直だね。じゃ、遠慮なく、頂きまーす」

 唯の箸が再び弁当へと伸び、料理が口へと運ばれた。
途端に弾ける唯の笑顔に、律は報われる思いで眺め入る。
料理を味わう唯の口から飛び出す賞賛の言葉も、律の耳朶を心地好く擽って響いた。

「ね、りっちゃんも食べよ?」

 眺めるだけで箸を付けない律に、唯が言った。

「私はいーよ。そんなにお腹空いてないし、唯が食べな」

 幸せそうに頬張る唯を見ているだけで、律は幸福だった。
だが唯は納得せず、拗ねたように口を尖らせている。

「えー?折角、こんなに美味しいんだから、りっちゃんも食べなよー。
私、りっちゃんと一緒に食べたいもん」

 そう言われては、律も従わざるを得ない。
できれば全て唯に平らげて欲しかったが、考えてみれば無理な量だろう。

「分かったよ。一緒に食べようなー」

 律も箸を手に取ると、唯の表情に再び幸福が漲る。

「えへへ、美味しいものは二人で食べないとねー」

 唯がまた料理を褒めながら、箸を伸ばした。
繰り返された賛辞だが、律も聞き飽きてはいない。
寧ろ、何度も聞きたいと思えた。

249軽音部員♪:2013/06/09(日) 23:10:16 ID:P97DUD2Q0

 だから──また唯の為に料理を作りたい、そして食卓を囲みたい。
できる事ならば、日常的に。
この幸福を得る為ならば、料理の手間が連日に渡っても構わなかった。

「あのさ、唯。
その、そんなに美味しく食べてくれるなら、毎日作ろうかなー、なんて」

 律は少し迷った末、思い切って言った。

「ほんとっ?でも、毎日なんて、りっちゃん大変じゃない?」

 唯は喜色満面に声を弾ませた後で、気遣うように付け加えていた。
確かに大変ではあるが、唯の笑顔を見る為に惜しむ手間などない。
律は唯に遠慮させまいと、素直な思いを口にする。

「そんな事ないぞ。だって、好きな人のご飯作るのって、幸せだから。
唯の為に、毎朝毎晩、ご飯作りたいし。それで一緒に、食卓を囲みたいなって」

「りっちゃん、それって」

 唯の言葉が途切れ、口を開けたままその表情が固まった。
お節介が過ぎただろうかと、律の胸に不安が湧く。
二つ返事で調理を頼んでくると思っていただけに、
申し出を咀嚼するような唯の態度は予想外だったのだ。

 考えてみれば、唯には憂という料理を含めて家事の巧い妹が居る。
自分の出る幕など、初めからなかったのかもしれない。
律の労を気遣った言葉も、今となっては婉曲な謝絶に思えた。

 不安から弱気に傾いた律の瞳に、動きを取り戻した唯の表情が不意に映った。
言葉を返される前兆に、律は思わず唯に注視の目を向ける。
眼前、姿勢の変化を交えながら、唯の唇が動く。

250軽音部員♪:2013/06/09(日) 23:12:19 ID:P97DUD2Q0

「りっちゃん、それ、プロポーズ?」

 頬を淡く染めた唯が、上目に律を見上げたまま言った。

「えっ?」

 反射的に、律は頓狂な声を上げていた。
意表を衝く問いに理解が追い付かず、それ以上の対応が咄嗟にはできない。

「りっちゃんの言った事って、そういう事だよね?」

 唯が言葉を重ねた事で、律は慌てて自分が放った提案の言葉を脳裏で反芻した。
そうして、すぐに気付く。
唯の為に毎食の調理を担いたい、そして食卓を囲みたい。
その申し出が、求婚の外観を呈している事に。

 気付いた途端、言葉が口を衝いていた。

「なっ、違っ、そういう意味じゃなくって……」

 言いながらも唯と結婚した生活が想像され、律の語調は次第に弱くなっていった。
心を惹かれるその想像に、唯の誤解を正す事が惜しまれてくる。

「あっ、いやっ。それもいいかなー、っていうか」

 前言の軌道を修正するように、律は付け加えた。
その慌てる様子が滑稽に映ったのか、唯の口から含み笑いが漏れる。

「ふふっ、りっちゃん、可愛いー。
で、どっちなの?」

 顔は相変わらず微笑んでいるが、唯は追及を緩めていない。
求婚だと解したい唯の執念が透けて見え、律の胸を深く愛されている愉悦が貫いた。
だが素直な言葉は羞恥に阻まれ、口を衝く言葉は変わらず煮え切らない。

「いやまぁ、唯が望むなら、プロポーズでもいいかなー。
いや寧ろ、私もそれ望んでるかもしれないしー」

 もどかしい。律は肝心な所で踏み切れない自分が苛立たしかった。
反面、優柔不断な恋人に対する苛立ちを、唯は見せていない。
それどころか、律の気弱な態度さえ愛おしむように、頬を上気させ瞳も潤ませている。

「もうっ、りっちゃんたら可愛過ぎ。相変わらず乙女ですなー。
分かったよ、プロポーズするんじゃなくて、されたいんだよね?」

251軽音部員♪:2013/06/09(日) 23:14:23 ID:P97DUD2Q0

 唯の口から飛び出した解釈に、律は反射的に目を瞠っていた。
唯から求婚されたいなど、今まで思ってもみなかった。
その意味では、その解釈自体は誤謬でしかない。

 だが、律は否定しようとは思わなかった。
今となっては、その願望に心を拘束されてしまっている。
確かに誤った解釈ではあるが、同時に心を惹かれる過ちでもあるのだ。
このまま、唯の過ちに便乗してしまいたかった。
そして、咲き広がる桜の下、唯から生涯の愛を誓われてみたい。
律は芽生えた願望に衝かれるまま、息せき切って口を開く。

「じゃ、じゃあ、おね」

 言い掛けた律を遮って、唯の声が被せられる。

「答えは要らない。だって私も、りっちゃんにプロポーズしたいんだから。
りっちゃんをお嫁さんに貰いたいんだ。だから、私に任せて?」

「そ、それがもう、プロポーズだしっ」

 導くように言う唯の顔が凛々しく映り、堪らず律は揚げ足を取るように言った。
そうでもして抗う素振りを見せていないと、理性を保てそうにもない。

「んーん、こんなの、まだ宣言の段階だよ。
りっちゃんは、私の事を花より団子って言ってたからね。
花見らしい、桜の花の下らしいプロポーズで、その印象も変えてあげないと。
うん、花に因んだ歌で、落としてあげる」

 唯にしては珍しく、雰囲気を大切にしてくれるらしい。
先程から普段とは違う様子を見せ続ける唯に、律は求婚の兆候を感じ取った。
唯もまた、求婚を特別なものと考えて、風采も料簡も正しているのだろう。

 こうも恋人の想いを大事に扱ってくれる唯の前ならば、
理性など捨て去ってしまってもいいのではないか。
そうして赤裸々に取り乱した自分を、唯に委ねてしまってもいいのではないか。
頼もしい唯に甘えてみたいと、律の胸中で大胆な気持ちが強くなってゆく。

「聞いてみたいな」

──落とされてみたいな。
と、胸中で律は付け足す。

252軽音部員♪:2013/06/09(日) 23:17:14 ID:P97DUD2Q0

「でも、オリジナルじゃないけどね。
他の人が作った歌で、ピッタリなのがあるから。
それでも、いいかな?」

「うんっ。唯の選んだ歌なら、いいよ」

 唯の感性が選んだものなら、自作でなくとも構わない。
記念日の贈り物を待つ気分で、律は頷いた。

 律の肯定が合図となったのか、唯の手が自身の胸に当てられる。
その畏まった姿勢で、唯が唄った──否、詠った。

「願わくば、花の下にて、春死なん。
その如月の、望月の頃」

 それを聞いた途端、律は眉を潜めた。
歌曲ではなく、短歌だったからではない。
そこは意外ではあったが、不満ではなかった。
律の耳朶を擽る歌さえ選択してくれれば、歌曲と短歌の差異など些末でしかない。

 そう、問題は、その選択にある。
幾ら唯が選んだものとはいえ、求婚に適した歌だとは到底思えなかった。
律は口を尖らせて言う。

「それ、西行が自分の理想の往生を詠った歌じゃんかー。
プロポーズっぽくないし」

 西行法師が詠った中では、百人一首所収のものと並ぶ有名な歌だった。
それだけに、律にもその程度の知識はある。

「シチュエーションを考えずに字面だけ読むと、そうかもね。
でも、好きな人に対して詠うなら?プロポーズになると思うよ」

 唯にしても、敢えてその歌を選んだ意図はあるらしい。
その真意を律は問い質す。

「どういう事?」

253軽音部員♪:2013/06/09(日) 23:19:06 ID:P97DUD2Q0

「死ぬまでりっちゃんと一緒に居たいって事。
花って桜だけじゃなく、向日葵もイメージしていて。
りっちゃんって、向日葵みたいな印象があるから」

 添い遂げたいと口にされた時点で、律の身体は芯から火照っている。
そこに律を向日葵に喩える言が付されては、発火に至らざるを得ない。
相乗して身を燃やす気恥ずかしさに、律は堪らず切り返す。

「向日葵って、夏の花だぞー、唯ー」

「うん。でもね、次の”春死なん”が掛詞にもなってるんだよ。
死ぬまで、っていう意味だけを込めたんじゃなくってね。
春の死後、つまり春の次にくる夏も表してるの。
勿論、西行さんの意図じゃなくて、私が勝手にそう適用しただけだけど」

 律は感嘆の吐息を漏らして、唯に見入る。
唯に短歌の素養があるとは、思っていなかった。
意外な一面に改めて恋慕の念を深めるとともに、下の句の説明も促す。

「凄いな、唯。それで、下の句は?
どういう風に、この歌をプロポーズに適用してるの?」

 唯はこの歌を「ピッタリ」だと言っていた。
やはり下の句も、自分達の関係に対応させて適用しているのだろう。

「も、もう勘弁してよ、りっちゃん。
こういうのを自分で解説するのって、凄い恥ずかしいんだよ?」

「えー、いーじゃん、唯ー。折角なんだから、全部教えてよ」

 唯の表情と声が羞恥に喘ぐが、律は構わず促した。
自分に対する愛が具体的に語られる度、
愛されている喜びが心の奥深くにまで染み渡ってゆく。
言葉に込めた意図を全て語って、この心を唯の情念で浸して欲しかった。

「じゃ、じゃあ。満月がおデコで、りっちゃんを表すっていうのはどう?
それで、許してくれると」

 律の耳にも明らかな逃げ口上だった。
律はその逃げ道を塞ぐように、カチューシャを外す。
唯の口から、観念したような吐息が漏れた。

254軽音部員♪:2013/06/09(日) 23:21:18 ID:P97DUD2Q0

「分かったよ。
如月って二月でしょ?だからね、二人目っていう事。
で、望月が満月で、最終的に月が満ちた状態だから。
りっちゃんの二人目で最後の恋人は私って意味」

 唯は言い切った後、恥じらうように表情を伏せた。
詠う時まで見せていた凛々しさから一転、今度は可愛らしい一面が顔を覗かせている。
律は愛しさに惹かれつつ、改めて感心していた。
ここまで求婚と短歌を見事に結び付けられては、
唯に対して花より団子と形容した自分を恥じるほかない。

 尤も、唯は誤解もあるようだった。

「ありがと。でも、唯は一つ勘違いしてるって。
私と澪、別にそんなんじゃなかったしさ」

「誰も澪ちゃんの事だなんて、言ってないもん」

 唯が拗ねたように頬を膨らませる。

「他に、唯が誤解しそうな相手なんて、思い当たらないし。
澪は……大切な親友だよ。
アイツ、唯と付き合っていけるか不安な私を、何度か励ましてくれたし」

 唯が顔を上げた。

「本当?」

「本当だって」

「じゃあ私、澪ちゃんに申し訳ない事しちゃったね。
勝手に対抗心燃やしちゃったりして」

 瞳を俯かせた唯に、律は反省も込めて慰撫の言葉を掛ける。

「それに付いては、私も悪い所があるよ。
唯というものがありながら、ちょっと仲良くし過ぎたかもしんないし」

 唯の首が、左右に振れた。

「んーん、それだけじゃないよ。
私ね、冬の日を歌った時から、凄い対抗意識を燃やしちゃってたんだ。
負けたくない、って。だから、歌詞作りの勉強だってしてた。
歌詞には韻が重要だって知ったから、日本語で韻を踏むには、
和歌の勉強が一番かなって。
りっちゃんが澪ちゃんにベッタリだった事を除いても、
私は勝手に対抗意識を燃やしちゃってるんだよ」

255軽音部員♪:2013/06/09(日) 23:23:30 ID:P97DUD2Q0

 唯が短歌に精通していた裏には、そういう事情があったらしい。
律は納得すると同時に、春を意識した唯の真意にも触れた気がした。

 律は自分が「花より団子」と揶揄した事に、唯が拘っているのかと思っていた。
それ以前に、唯がそもそも今の季節を意識する事に不自然は感じなかった。
だが実際には、『冬の日』に対抗する意図を込めていたのかもしれない。
そこに考えが及んだ律の口を、本心からの言葉が衝いていた。

「でもさ、私、ちょっと……いや、かなり嬉しいよ。
好きな人が嫉妬してくれるのって、なんか素敵だし。
私って愛されてるなーって」

 言葉が進むうちに気恥ずかしくなった律は、慌てて話を変える。

「それにさ、そういう事情があったからこそ、
私は素敵なプロポーズを受けられたんだよ。
うん、結果オーライ」

「もうっ、りっちゃんたら上手なんだから。
でも、素敵じゃないかな。
誤解なんだから、如月の意味が通らなくなっちゃったよ」

 唯の言う通り、如月に付した意味は破綻していた。
唯からの求婚を変わらず活かしたい律は、必死に頭を働かせながら言う。

「そんな事ないぞ。例えば……如月っていうのは、二月って事だから……二つの月、
うん、割れてる二つの月の象徴、とかさ。
私達がそれぞれ、その月の片割れな訳だ。
それが望月の頃、つまり、片割れ同士がくっ付いて完全な月になる訳で……どうかな?」

 律は自信なく唯を見遣った。
やはり自分には和歌の素養などないようで、勉強していた唯には及んでいない。
だが、唯の顔には満足そうな笑みが浮かんでいた。

「いいね、それ。恋人ってまだ不完全な状態だし、それを半分の月で表現かー。
そして望月が象徴するように、夫婦になるって訳だね。
ありがとね、りっちゃん。私のプロポーズ、無駄にならなかったよ」

256軽音部員♪:2013/06/09(日) 23:25:16 ID:P97DUD2Q0

 律とてそこまで考えていた訳ではないが、見栄を張って言う。

「もっちろん。だって、夫を支えるのは妻の役目ですし」

 妹の役目ではないと胸中で付け加えた自分に気付き、律は苦笑が漏れそうになった。
嫉妬はお互い様だ、と。

「あっ、うん。夫婦、なんだよね。
法律とかは置いとくとして、ご飯、毎食作ってもらうもんね。
同居……とかも。
あはは、何か、照れちゃうね」

 律に夫と呼ばれて実感が伴ったのか、唯が耳まで赤く染め上げて言った。

「唯ー、真っ赤だぞー」

「り、りっちゃんこそ」

 唯に指摘されるまでもなく、顔に感じる熱で分かっていた。
唯の放った夫婦という言葉に、触発されている。

「ゆ、唯の方が赤いやい。あれだ、トマトみたいだ」

 他に形容の仕方がなかったのかと、律は我ながら呆れた。

「りっちゃんなんて、サクランボみたいに真っ赤だよ」

 唯の放った比喩に、律は膝を打ちたくなる程の共感に駆られた。
始め、律は自分達を団子に喩えた。
先程は、割れた月に喩えた。
だが今は──桜の下、赤らむ顔で見つめ合う二人には──

「それだ。唯も、サクランボだな」

 軸で対になった桜桃こそ、似つかわしく思えた。

<FIN>

257軽音部員♪:2013/06/09(日) 23:33:49 ID:P97DUD2Q0
>>247-256
完結です。お読みくださった方、有難うございました。

以前からスレには参加してましたが、
ピクシブでクオリティの高い唯律漫画とか見てると、
このカプに対する思い入れも強くなりますね。
触発されて、非力な身ながら何かしたくなりました。
カプやスレの殷賑の一助となれれば幸いです。

ではまたの機会に。

258軽音部員♪:2013/06/10(月) 21:48:58 ID:VJ0u9P.o0
>>257
激しく乙です
文章から257の博識な雰囲気が伝わってくる
久しぶりのSS楽しめましたわ!

やはり唯は澪に対抗意識を燃やすのかね

259軽音部員♪:2013/06/11(火) 14:13:51 ID:QfhPhnoYO
>>257
乙です。
とても素晴らしい良い唯律でした。

菫ノートさんの大好きシリーズにも最新の唯律が来ていましたしこの調子でどんどん唯律カプSSが増えていってほしいですね。

260軽音部員♪:2013/06/12(水) 23:11:41 ID:h0SiLGnw0
澪と律は幼馴染だから、唯も気が気でないかもな
唯と和もそうなんだけど

261軽音部員♪:2013/06/15(土) 21:32:46 ID:jRBJvXNY0
>>257
素晴らしいSSを乙でした
逆に絵を描く身としては、SSを読んだら何か描きたくなるものですw
マイナーカプで見る人少ないけど、マイペースにゆっくり描けたらなと思うよー

http://uproda.2ch-library.com/674145goj/lib674145.jpg

262軽音部員♪:2013/06/16(日) 07:17:39 ID:p6ivNYCg0
そんな風に上手く絵描けたら楽しそうだな
後この前だかVIPにもSS来てたよ

263軽音部員♪:2013/06/16(日) 23:59:14 ID:iPmt/lYU0
>>261
向こうでも享楽させてもらってますが、ほんと巧いですね。
ブームの最盛期が過ぎようと、またマイナーカプであろうと、
こういう人が唯律カプで創作されている事には勇気付けられます。

素晴らしいイラストをスレでも投下して頂き、有難うございます。

264軽音部員♪:2013/06/17(月) 22:03:20 ID:7GFA8yG60
>>260
唯と和の仲に嫉妬する律……って、ピンチ回を彷彿とさせるね。
律と和って割と共通点なさそうでいて、仲良くなる人がバッティングする傾向にあるのかも。

反面、律は憂とは仲良くやれそう。
料理上手で唯に甘いという共通点があるし、三人で和やかな時間を過ごしそうだ。

一方で、梓に対しては遠慮しちゃうのかも。
律にとっても梓は可愛い大事な後輩。
それが、唯に対して友情から先へ踏み込めない律の躊躇に繋がっているのかも。


律(障害が多くて、唯に近付けない……)

唯「障害が多い程、恋は燃えるもの。
  さぁりっちゃん、その火を飛び越えて来い。
  その火を飛び越してきたら」


ごめん、潮騒を読んだ事がないのにネタに使った。

265軽音部員♪:2013/06/18(火) 11:54:10 ID:5JtkuJkM0
>>264
障害が多いほうが燃えるのは同意

火を飛び越えるなら思いっきり飛ばないとな
中途半端だと火だるまになりそうだよ、りっちゃん

266軽音部員♪:2013/06/18(火) 23:38:22 ID:SWDG9ETU0
唯「りっちゃんの作ってくれたハンバーグ、美味しかったなー。
  ボタン付けも上手だし」

純「へー、律先輩って家庭的なんですね。
  ところで、憂も料理が美味しいですけど、唯先輩的にはどっちに軍配上がります?」

唯「」

憂「……」ピク

律「……」ピク

唯「え、いやまぁ、両方美味しいっていうか、それぞれの良さがあるっていうか……」

267軽音部員♪:2013/06/20(木) 22:52:35 ID:VSXV2X.k0
よけいなことを言う純ww

268軽音部員♪:2013/06/22(土) 20:48:11 ID:YO1/D4RQ0
梅雨だけどふたりでホタルでも見に行ってほしい
普段騒がしい二人でも、沈黙が続くと空気が変わりそう
そこから妙に意識しだす二人

まあ、翌日には元に戻ってそうだけど

269軽音部員♪:2013/06/23(日) 23:36:08 ID:OBCCm5D.0
>>268氏のシチュに触発されて、SS書いてみました。
特に蛍を見に行く辺り。

270軽音部員♪:2013/06/23(日) 23:40:11 ID:OBCCm5D.0

 目的地の池に達する前から、暗闇の向こうで蛍の発光が遠目に見えた。
黄と緑が重なったような光の尾を引いて、見る者を誘うように舞っている。
律も自然と早足になった。

「あっ、そんな恰好で急いだら危ないよ」

 唯も律の隣で歩調を合わせてくれているが、同時に注意を促してもいた。
水面に小石を投じた波紋のように、唯の窘める声が律の心に広がってゆく。
暗くなった辺りに慣れない地形、更に慣れない下駄と浴衣。
唯の言う通り、足取りには慎重を期すべきだろう。

 そう思って速度を緩めた時は既に遅く、律は足元の小石に躓いていた。
身体が律の意思を離れ、前のめりに傾く。
律は反射的に息を詰めて、目を瞑った。
目先に迫った痛みを身体が恐れた、反射的な行為だった。
だが、痛みに襲われる事はなかった。
代わりに、柔らかくも頼もしい腕の感触を胸に感じる。

 唯の腕に支えられたのだと、律も即座に気付いた。抱擁の安心に押され、目を開く。
暗い視野の中でも、草の疎らに生えた地面が視認できた。
地からの目測だが、この視点は立ち身ならば腰の辺りだろう。

「危なかったね、りっちゃん」

 首を捻っても唯の顔は見えないが、漏らす吐息に安堵が滲んでいる。

「ありがと、唯」

 律は唯の腕に抱かれたままの姿勢で礼を言った。
本来ならば身体を捻ってでも向き直り、正面を向いて言うべきだろう。
だが、その体勢では唇を奪われてしまいそうだった。
抱かれて交わす口付けは、確実に律をクライマックスへと誘う。
目的の蛍に達さずして、それはまだ早い。

 まずは、池に向かう事が先決だ。
そう思い自力で身体を支えるべく、地に足を付けようとして律は漸く気付く。
転倒の興奮のせいか、気付いていなかった。
律は片足で立つと唯の袖を掴んで、身体の均衡を保つ。

271軽音部員♪:2013/06/23(日) 23:42:30 ID:OBCCm5D.0

「お礼には及ばないよ。
だって、私から誘ったんだもん。
ちゃんと責任を持って、無事にお家まで帰すよ。
ちゃんと、蛍を見てからだけどね」

 唯から蛍を見に行こうと誘われた時は嬉しかった。
今日は朝から曇天ではあったものの、天気予報では降雨を知らせていない。
梅雨時の六月である事を考えれば、出掛ける好機にも思えた。
律は胸を躍らせながら、二つ返事で承諾したものだ。

 それだけに、浮かせた足が恨めしい。

「ん?りっちゃん、怪我とかしてないよね?
挫いちゃった、とか?」

 唯も律の異変に気付いたのか、不安を帯びた声で問うてきた。

「怪我も捻挫もしてないけど……」

 律は地に転がった下駄を指差して続ける。

「鼻緒、切れちゃった」

「ああ」

 唯は納得したような声とともに頷いた。

「ごめんな、唯。折角ここまで来て、水差しちゃって」

 律は項垂れて言う。
下駄の鼻緒が切れると、縁起が悪い。律も聞いた事のある俗信だ。
縁が恋慕の情を繋ぐ意味も持つ以上、俗信といえども気に掛かる。
また、スマホで応急処置の方法を調べるにせよ、代替の靴を調達する算段に掛かるにせよ、
目的地を前にしては興が削がれる事に違いはない。
恋人の逢瀬において、テンポと雰囲気はそれだけ大切なのだ。

272軽音部員♪:2013/06/23(日) 23:44:48 ID:OBCCm5D.0

「ん、心配しないで。水を差されたなんて感じないよ。
どんなトラブルだって、りっちゃんと居ればね、
大、丈、夫、じゃんっ」

 唯は興醒めの様子を見せていなかった。
この事態を想定して、代替の靴でも用意してくれているのだろうか。

そう思いを巡らす律の眼前に、不意に屈んだ唯の背が映った。

「さ、乗って。池まで私が連れてくよ。
帰りだって、ちゃーんと送るよ」

「え、でも、唯、大変じゃない?」

 背負ってくれるらしいが、唯の負担を憚って律は咄嗟に遠慮した。

「りっちゃんは軽いから平気だよ。
それに、いつもは私が圧し掛かっちゃってるからね。
偶にはりっちゃんが私に乗っかるのもいいでしょ?」

「なっ、何言ってんだよ馬鹿唯っ。お仕置きですっ」

 律は焦って言うと、唯の背に身を預けた。
薄い浴衣越しに伝わる唯の体温が、今しがたの言動と相俟って律の劣情を衝く。
唯の戯れた言動は、律に気を遣わせまいとする配慮だろう。
それとて織り込んで乗ったものの、意識せずにはいられない。

「ふふっ、じゃ、行こうか」

 唯は律の臀部を両手で支えると、立ち上がった。
律も応じて唯の肩に両手を置こうとして、咄嗟に思い直す。
臀部に宛がわれた唯の両手に、自分の両手を重ね合せた。

 唯の癖のある髪が歩く度に揺れて、律の鼻腔を柔らかく擽る。
凶兆が転じて為した副を、律は暫し満喫した。
これも、唯のフォローの甲斐だろう。
急に頼もしく感じられる背中を、律は熱く火照った胸に感じた。

273軽音部員♪:2013/06/23(日) 23:47:07 ID:OBCCm5D.0

 気付けば、揺動は止んでいた。
目的地に着いたのだろうと、律は唯の後頭部から顔を出す。
途端、息を呑んで光景に見入った。

 遠目とは比較にならない程、灯が躍動的に飛び交っている。
蛍光の尾が流れてゆく様は、流星が一度に押し寄せたかのようだ。
ただ、流星と異なって、光の動きに規則性はない。
その事実が、生命の籠もった運動であると律に訴えている。

「綺麗、だね」

 唯も圧倒されているのか、漏らす感想は短かった。

「うん」

 律が短く返すと、二人の間に沈黙が下りた。
言葉では言い表せない光景を、瞳を通して共有するように。

「少し、池の周り、歩いてみようか」

 暫く続いた静謐を破って、唯が呟いた。

「唯が大変じゃなかったら、お願いしたいな」

 見ているだけでも飽きないが、連れ添って動いた方が逢瀬らしい。
律は素直に甘えた。

「大変だなんて思わないよ。りっちゃんとデートしたいもん」

 緩やかに歩みを始めながら、唯が言った。
提案した唯とて、思いは同じらしい。

 街路灯の疎らな然して広くもない池を、時間を掛けて唯は歩く。
躓かないように慎重を期しているだけではなく、鑑賞の為でもあるのだろう。
律は緩く揺られながら、心ゆくままに蛍を味わう事ができた。

274軽音部員♪:2013/06/23(日) 23:50:20 ID:OBCCm5D.0

「あっ、りっちゃん、見て、見て。私達みたい」

 不意に、唯が足を止めて言った。
唯の視線に合わせて目を向けると、番を為して発光する蛍が目に映る。

「ん、本当だ。この二匹の蛍も、デート中なんだね」

「そういう意味だけじゃないよ、りっちゃん。
ほら、見て」

 唯が池の水面に視線を遣った。
律も倣って、視線を向ける。

「ああっ、本当だ……」

 律は得心がいった。
水面に映る自分達の臀部も、蛍に似た光を発している。
唯の言う通り、蛍のようだった。

 正確には臀部ではなく、その位置で重なった二人の手が発光を擬していた。
そこでは、唯が薬指に嵌めているトパーズの指輪と、律が薬指に嵌めているペリドットが連なっている。
トパーズの黄とペリドットの緑が合わさって光を反射する事で、
蛍と同じ色を放つに至ったのだろう。

「仲間みたいって、思ってくれたかなぁ」

 律は水面から番の蛍に視線を戻して言った。
光る尾部を揺らしながら、水際を歩いていた姿は二匹にどう映っていただろうか。

275軽音部員♪:2013/06/23(日) 23:52:05 ID:OBCCm5D.0

「りっちゃん次第、かな?
ああ、りっちゃんも似てるって、認めちゃってたね。
なら、仲間なんだよ。りっちゃんも、大胆だよねー」

 思わせぶりに言う唯の口から、含み笑いが漏れていた。
気になった律は、拗ねたように言う。

「何だよー。唯一人だけ、分かったみたいな事、言っちゃってー」

「あれ?もしかして、りっちゃん知らなかった?
あのね、蛍の発光ってね、交尾のサインなんだって」

「えっ」

 律はそれきり絶句すると、顔を唯の背に埋めた。
だが、どれだけ羞恥に塗れても、重なった薬指を離す事はなかった。
それだけで、唯にも伝わったようだ。

「りっちゃん、顔、上げよ?
それは帰ってからのお楽しみ、家までは無事に送るって言ったもんね。
だから今は一緒に、蛍を見よう?
池を一周、周り終わるまでは、ね」

 律が素直に従って顔を上げると、唯も呼応して歩みを再開した。
律は少しずつ遠ざかる番の蛍に、胸中で別れを告げる。
頑張れ、と。
応えるように、番の蛍が池に向かって飛んだ。

 律は釣られて、池に目を転じた。
生命の活動を証するように、無数の光の束が舞っている。
風情の一言で片づけられない激しさが、律の胸にも迫ってくる。

 自分達は生殖を伴わない。けれど、この激しさは共有している。
間違いなく、自分達は蛍の仲間なのだ。
煌めき動く灯の群が、頑張れ、と言っているようだった。
律は応えて、重なる手に力を込めた。命を教える蛍の手前、決して離すまいと。
蛍の発光には伴わないはずの熱を、手に胸に下腹部に感じながら。


<FIN>

276軽音部員♪:2013/06/23(日) 23:59:06 ID:OBCCm5D.0
>>270-275
以上で完結です。
今日中には書き上げられないかもと思っていた折、
幸運にも支部で栄養を摂取できて気力が戻りました。感謝。

お読みくださった方、有難うございました。
また、インスピレーションを与えて下さった>>268氏には、
重ねてのお礼を申し上げます。
それでは、失礼します。

277軽音部員♪:2013/06/24(月) 08:18:25 ID:ZzW3.Dr20
何ていうかあんたリドルとかいう奴だろ。
唯○沼SSとか律が好きなのか他のキャラを酷い扱いにしてるSSが多いから素直に喜べないんだよ。
ただこれは良い方か…取りあえず乙。

278軽音部員♪:2013/06/24(月) 13:51:12 ID:xspCctb20
>>276
唯が男前だw
二人っきりでのホタル散策は萌えるものがあるな
非日常な独特の雰囲気と、普段のコント役ではない唯律が
いい味出してます
良いSS乙でした!

ぴくしぶにも唯律のイラストマンガあったな
梅雨の晴れ間的な感じだけど最後のセリフが少し切ないわ

279軽音部員♪:2013/06/24(月) 23:19:42 ID:BgLJbCJY0
確かに切ない。愛人のような不安定さが、唯を苛んでそう。


そういえば、あの方の作品群の中で、
律の方から唯に「好き」って言った事は無かったよね?
その逆はあっても、さ。
まさか、ここに至る伏線だったんだろうか。

それはともかくとして、律の性格がよく表れてると思う。
言葉ってのは放った時から、発言者を拘束してしまう。
特に相手が居る場合、約束のような力さえ持ってね。
後戻りできなくなる、っていう状況を律は怖がりそう。

反面、だからこそ唯にとっては、「好き」という言葉が安心を齎すんだろうけれど。
後戻りできなくなってしまえば、不安定じゃなくなるんだから。

280軽音部員♪:2013/06/24(月) 23:33:05 ID:BgLJbCJY0
却説。ちょっと、逆のシチュエーションを考えてみよう。

唯って結構、人懐っこいじゃん?
梓や憂に抱き付いたり、和や姫子に懐いたり。
そういう明け透けな好意の振り撒きを、律はどう見てるんだろうか、って。
律にとって好意の表出が重ければ重い程、
唯の態度に内心を揺さぶられるんじゃないだろうか。
「あまり簡単に、好意を振り撒かないで欲しい」みたいな。
それが故に唯の言う「好き」という言葉を信じきる事ができず、
更に踏み込んだ行為で愛情を示して欲しい、と焦れちゃう律。
なんてシチュエーションもいいかもしれない。

うん、唯律って、ドラマがドラマを生むように次から次へと、
シチュエーションが浮かんでくるね。
マイナーカプではあるけれど、それ故に未だ用いられていないネタが沢山あると思う。
どんな角度からでも二人のドラマを創造できる、魅力のフロンティアだよ。

281軽音部員♪:2013/06/25(火) 21:58:06 ID:UGJhhLgc0
>>279
律はロンドンで唯に「好きだよ」って言ってるね
律からの言葉はその1回だけなんだよな

自分自身がストレートに感情表現できないって言ってるし
そんな自分でも好きでいてくれるのか?と唯に聞いている
自分で好きと言わずに唯に答えさせてる分、悪く言えばずるいし
279の言うように、ある意味小心者なんだろうなと思う

282軽音部員♪:2013/06/25(火) 22:11:15 ID:UGJhhLgc0
まあ、唯に甘えてるってことなのかな
なんとなく今の時点では、唯が律に振り回されてるように感じる
沢夏さんのマンガのなかではね

だけど、唯がそっけなくなると律は急に焦りそうではあるね
ピンチ回みたく行動がおかしくなりそう

283軽音部員♪:2013/06/26(水) 00:13:21 ID:lf2q/Bns0
押してダメなら引いてみろ、ですね。

284軽音部員♪:2013/06/26(水) 22:31:58 ID:KJfEMdq20
二人で料理とかしてたらいいなあ。
唯は律に教わりながらさ。同棲してるのが前提だけどさ。

285軽音部員♪:2013/06/26(水) 22:46:46 ID:Te89SV.E0
唯→味見役
になりそうなw
そういう所も、このカプの可愛げではあるんだけれど。

286軽音部員♪:2013/06/27(木) 09:55:26 ID:X/m5aCxIO
>>284
同棲じゃないけどさわちゃんの家に行って唯が律に料理を教わっているシーンが有ったのを思い出した。

287軽音部員♪:2013/06/27(木) 21:51:52 ID:kROp2oh60
25話だっけ?
唯が料理作ろうとしたら、他の皆が慌ててたアレね

288軽音部員♪:2013/06/28(金) 23:10:48 ID:Vb3LLZIk0
律と同棲するにあたって、予め憂から家事を学んでおく唯。
とか健気でいいね。

289軽音部員♪:2013/06/30(日) 22:35:30 ID:.RtscJFo0
金がなくて貧乏な二人暮らし
給料日にカレーにお肉が入る質素な生活…
布団はひとつでくっついて寝る
そんな生活でも唯律二人なら幸せそうだと思う

290軽音部員♪:2013/07/01(月) 01:06:22 ID:OUe8d4jc0
甘い物が買えないから、律との甘々な時間で甘味分を補給する唯

291軽音部員♪:2013/07/01(月) 23:00:11 ID:43YeGHOU0
風邪ひいて熱出て看病するってのもいいな…
弱ってる状態ってある意味素の状態だから
本音や本心が出るし、妙な色気?も出る気がする

292軽音部員♪:2013/07/02(火) 00:32:51 ID:a2rlUi2U0
律が(また)寝込んじゃったんで看病に赴くも、
勝手が分からず右往左往する唯。
それでもその健気な姿に心を打たれて、
ベッドの中で唯への恋慕を募らせる律。

293軽音部員♪:2013/07/02(火) 23:58:20 ID:ZuBoX.Xk0
そういえば律って、「憂ちゃんくれ」とか言ってたような

294軽音部員♪:2013/07/03(水) 23:12:35 ID:rhgac0jM0
>>293
それは好きだからじゃなくて、便利だからと思ったんだよな
唯もまんざらじゃない顔してたし

295軽音部員♪:2013/07/03(水) 23:34:56 ID:BU7lFu1Q0
律「憂ちゃんを(義理の妹に)くれ」

つまり、律の遠回しな求婚だった訳だ。
もっとはっきりとプロポって欲しい唯は断るかも。

296軽音部員♪:2013/07/05(金) 23:50:26 ID:ZRdp7OVc0
りっちゃん
あんまり澪ちゃんと仲良くしてると苦しいよ

297軽音部員♪:2013/07/06(土) 00:08:27 ID:uKf95mko0
澪も同じことを思ってそう

298軽音部員♪:2013/07/06(土) 01:05:47 ID:QVSlwY3E0
だけど澪と律は10年来のつきあいだからな
唯がそれを乗り越えるのは簡単じゃないだろうね
家は近いしリズム隊だし
それでも突き進んでいくのが唯なんだろうけど

299軽音部員♪:2013/07/07(日) 21:41:00 ID:nyFXO7qQ0
簡単に逢瀬できるより少しは障害があったほうが燃えるもの
それこそ七夕にふさわしい
七夕って、二人が仕事なまけて逢瀬を繰り返してたのを神様が怒って
会えるのを年一回にしたんだっけw

300軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:22:37 ID:LOm7zjvQ0
一日間に合わなかったけれど、七夕SS落とします。
申し訳ありませんが、少しだけお時間とスペースを頂きたく。

301軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:24:50 ID:LOm7zjvQ0
 この夜は快晴だった。
普段なら、曇っていようと気にも留めない時間帯だ。
だが、星空を見上げるとなれば、事情も変わってくる。
ましてや、恋人同士の逢瀬が掛かっているとなれば、尚更だった。
私と唯の逢瀬は天候に左右されないけれど、あの二人は違うだろう。

「良かったね、織姫と彦星、会えるよ」

 牛乳の瓶一つだけ隔てて、隣に腰掛けた唯が言う。
その声音に、心底からの安堵が込められているように感じた。

「ああ、会えるな」

「一年に一度、それも晴れた日にしか会えないなんて、可哀想だよね」

 今度は一転、寂しそうな口調に変じていた。
私達の逢瀬と、重ね合せているのかもしれない。

「そうだけどさ。でも、それだけ、会う時間が濃密になると思うぞー」

 自然、唯を慰めるように言っていた。
けれど本当は、自分に対する慰撫も込めている。

「分かる、分かるよ、りっちゃんの言いたい事。
滅多に会えないから、会う時間が大切なものになる。
希少なものほど、価値が出てくるから。
でもね、私」

 唯の切なげな瞳が、私を射抜く。

「りっちゃんと、ずっと一緒に居たいよ。
こんな、偶にしか会えないなんて、辛いよ」

 私だって、同じ思いだよ。
許される事なら、唯と二人の時間を大切にしていたい。

「織姫と彦星だって、多分、同じ思いなんだろうな」

 唯のようには本心を剥き出せない。
代わりに織姫と彦星に共感を代弁させて、私は視線を空に逃した。

302軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:27:00 ID:LOm7zjvQ0

 織姫が彦星に会いに行く為に渡ると云う、天の川が明瞭に見えた。
世間が風物を大切にするようになった為か、七夕の今日は街の灯りも抑えられている。
そのお蔭で、高い所に上りさえすれば、空の夜陰を割る光の帯が視認できた。

 けれども、世間では変わっていない事もある。
今昔を問わず、情事だけに感ける事を許してはくれない。
織姫と彦星に対する天の神が、そうであったように。
だから、私と唯は残酷にも引き裂かれた。

「あんなに離れてるんだもんね」

 唯も私と同じ光景を瞳に映しているらしい。
私達は心のみならず、行為も同調していた。

「うん、改めて見ると、遠いよな」

「普段の私達の距離も、あんなに離れてるのかなぁ」

 呟かれた唯の言葉が、大袈裟な比喩には思えなかった。
織姫と彦星よりも近い距離に居るからといって、二人の時間を作れない事に変わりはない。
物理的な幾万光年と同じくらいの距離だって、この地球上に作られうるのだ。
その事を痛感する毎日だ。

「かもなー。自業自得ではあるんだけれどさ。
それは、織姫と彦星だって同じか」

 似た境遇の二人に思いを馳せながら、牛乳の瓶を手に取って少しだけ飲み込む。
濃度が高いせいか、僅かでも十分に牛乳の味を感じられた。

「自業自得とは厳しー。でも、その通りなのかな。
恋が原因で盲目になって、周囲に迷惑を掛けた。
私達も、あの二人もね」

 手を伸ばしながら言う唯に、牛乳の瓶を手渡す。
唯は言葉を止めると、牛乳に口を付けた。
硬い音を響かせて置かれた瓶は、僅かしか内容量を減らしていない。
瓶が空になった時に二人の時間も終わる。そう信じているかのような遅々としたペースだ。

303軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:29:01 ID:LOm7zjvQ0

「唯はその事、後悔してるか?」

 唯の言葉が止んだ機に問い掛けてみた。
唯の首が緩やかに振れる。

「後悔とは違うかな。周りに迷惑掛けたな、とは思ってるけど。
周囲の事、顧みてなかったよね。
こうなっちゃうのも、仕方ないかー」

 唯は自嘲するような笑みを浮かべた後で、私に瞳を振り向けてきた。
どのような種類の笑みも浮かんでいない、真剣な眼差しだ。

「りっちゃんは?りっちゃんは、後悔してる?」

「いや……反省はしてるけど。私も後悔とは違うな。
どうせ、こうやって引き裂かれるまで、
唯と会うのを控えるなんて、できなかったんだし。
それに……」

──唯と過ごした日々を否定したくはない。

 そう続けようとして、止めた。
代わりに、その答えを託すかのように、唯へと問い掛ける。

「なぁ、唯。もし、やり直せるなら、やり直したいか?」

 唯は即座に首を振っていた。
躊躇いの感じられない、機敏で激しい動作だった。

「んーん。無理だよ。私だって、りっちゃんと同じだもん。
こういう結果になるまで、離れられなかったよ。
こんなにも好きな人との思い出、否定したくはないな」

「じゃあさ、私達が引き裂かれた事に付いて、恨んでるか?」

 何を、とも、誰を、とも、言わない。
それでも唯は察したようだった。

「まさか。さっきも言ったけど、迷惑を掛けたな、って反省はあるんだ。
だから、この日々も悲しいけど受け入れてる。
りっちゃんはどうなの?」

304軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:31:42 ID:LOm7zjvQ0

「うん、私だって、恨んでないよ。お門違いだし。
どうせ何か一つの事だけに」

──例えば唯の事だけに

「感けて生きていくなんて、何れは許されない事だったんだ。
私達は他と関係しなければ生きられない、二人だけじゃ生きていけない。
致命的な結果に至る前に手を打ってくれた事、感謝しないとな。
そのお礼と」

 割り込むように唯の口が開いて、後を継ぐ。

「迷惑を掛けた事、贖っていかないとね」

 私達はともに謝意を語ったはずだが、意味する内容は異なっていた。
私は感謝の意を口にして、唯が謝罪の意を口にした。
勿論、私だって罪悪感はあるし、唯にしても感謝の念はあるはずだ。
けれども、口で別たれたダブルミーニングに、その比重の違いが表れているような気がしてならない。
恐らく、私よりも唯の方が、強い罪悪感を抱えているのだろう。

「そう考えると、この場所だって私達のデートに相応しいのかも。
何か、悪い事をした私を隔離する牢屋みたいで」

 考えているうちに、唯が言葉を続けていた。
私達の居る空間を、牢屋に喩えて。

 深夜なので明瞭には視認できないものの、周囲には金網が巡らされている。
座した地から伝わる感触も、コンクリートの上だという事を教えていた。
それらが胸に抱えた罪悪感と相俟って、唯に牢屋を連想させているのだろう。
そういえば、此処を逢瀬の場として指定した側は、唯の方だった。

「でも、七夕の今日は許されているよ。
だから、唯が牢屋に居るって言うなら、私は逢いに行く。いや、来たんだよ」

 唯が重い罪悪感に縛られているのなら、私の方から向かわなければならない。
川を渡る者は、荷物の軽い方であるべきなのだから。

305軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:33:32 ID:LOm7zjvQ0

「あはは、りっちゃん、ほんとに織姫みたい。
うん、ジュリエットよりも、織姫の方が似合うよ。
でも、まだ、距離が足りないかな。
彦星の私は、りっちゃんがもっと近くに来るまで、待ってるよ。
もっと近くに来たら、手を引いてあげる」

 私と唯を隔てる間隙は、僅かでしかない。
つまり、触れ合える距離まで来いと、唯は言っているのだ。
招かれるまま、私は言う。

「じゃあ、もっと近くに行くよ」

「来れる?渡るべき天の川もないのに」

 唯の目元が挑発するように窪む。

「簡単だよ。こうやって、身を乗り出せば」

 私は言葉通りに身を乗り出して、唯に触れようとした。
途端、硬く甲高い音が耳を劈いて、私の身体を固まらせる。

「あっ」

 音の正体を察した私の口から、意図せず声が漏れていた。
予想に怖じながら視線を向けると、恐れた通りの結果が目に映る。
牛乳の瓶が倒れて、中身を零していた。
生まれた白い川は唯にまで達し、そのスカートを濡らしている。

「ああっ、ごめん、唯っ」

 慌ててハンカチを取り出すと、染みの広がるスカートへと伸ばす。
そうしてハンカチが布地に触れ、湿り気を手に感じた時。
不意に唯の手が、私の手首を掴んだ。
ああ、そういえば。

『手を引いてあげる』
 脳裏で唯の言葉が蘇ると同時に、捕まえられた手首に引力を感じた。
腕から伝わるその力は、すぐに身体すら前傾させる程に至る。
光さえ逃さない、そんな執念を感じる力だ。
私は勿論、抗わない。手を引いてもらいたいから、否、手から惹いてもらいたいから。
ブラックホールに吸い込まれるように、唯に身体が引き寄せられてゆく──本当に銀河に居るみたい。

306軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:35:23 ID:LOm7zjvQ0

「待ってたよ、りっちゃん」

 引力が止んだ時、私の身体は唯の上に重なっていた。
耳元で囁く唯の歓迎の声に甘えて、このまま伏す事を許してもらおう。
唯の柔らかい肉感が、離れ難いほどに心地好いから。

「牛乳、ごめんな。うっかりして、零しちゃった。
染みにならないといいけど」

 序にと、牛乳を零した件に付いても、許しを乞うてみた。

「いいよ。織姫が渡るには、川かそれに代わる道が必要だったんだし。
うん、七夕っぽいよ。
それに、りっちゃんだって濡れてるんじゃないかな?」

 そう言われて、腿の辺りを走る冷たさに気付いた。
目を向けると、地に零れた牛乳を私のスカートも吸っている。

「あらー、二人揃って、牛乳塗れですこと」

 塗れと言うには、足りないけれど。
それでも、唯は満足気に笑んで応じてくれた。

「オクシデントな感じの天の川になっちゃったね」

 そう言われると、私の心も踊る。
此処はもう牢屋なんかじゃない。東西は違えど、立派な天の川だ。

「いいな、それ。
牢屋よりは、織姫と彦星の逢瀬の場に相応しいって。
ていうか、唯。狙ってた?」

「まさか。偶然だよ。
りっちゃんを抱き寄せようとしたら、つい夢中になっちゃって。
心が逸って勢い余っちゃった感じ。
何か、申し訳ないな。牢屋から、こんな素敵な場所に変えちゃったりして」

 言葉通りの負い目を含んだ声音で、唯は付け加えていた。
折角、牢屋から天の川に脱け出せたというのに。
唯を苛む罪悪感が邪魔だ。
今日くらい、忘れていて欲しかった。忘れさせて欲しかった。
夜が明ければまた、罪を清算する日々が待っているのだから。

307軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:39:03 ID:LOm7zjvQ0

 私は唯を牢屋から連れ出すべく、必死の思いで口を動かす。

「ゆーい。今日に限っては許されてるんだから、心苦しく感じる必要なんかないって。
織姫と彦星にだって、素敵な銀河が用意されてるんだし。
いや、許されてるんじゃなくって、
贈られてるって表現の方が合ってるのかも」

「贈られてる?」

 唯がその言葉の真意を糾すように復唱した。

「うん。ずっと逢瀬の時間を持たせないんじゃ、あんまりだと思ったんだろ?
だから、七夕の今日だけは仲睦まじく過ごせるよう、逢う時間をプレゼントしてくれた。
なのに、ネガティブに考えて折角の時間を楽しまないんじゃ、それこそ申し訳がないよ」

 諭してはみたが、きっと言葉だけじゃ足りないだろう。
でも、口は言葉を放つ為だけにあるんじゃない。

 唯の唇に、私の唇を重ね合せる。
唯は突然の事に目を瞠っていたが、すぐに順応して受け入れてくれた。
愉しむ夜だという事を、実感して欲しい。
その思いを言葉ではなく、唇に込めている。

308軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:40:42 ID:LOm7zjvQ0

「な?こういう事もできちゃう夜なんだ。もっと、凄い事だって」

 口を解放してから、私は言う。
唯は実感してくれたようで、首を小さく縦に動かして応えてくれた。

「うん……そうだね。
愉しませる為に、逢う時間をくれたんだもんね。
こんな素敵な時間をくれた事、明日からは感謝していけそうだよ」

 唯の口から漏れた感謝の言葉を、心底から同意の思いで刻み込む。
唯を説得する為の論に、本心が遅れて伴った瞬間だった。
唯との口付けが、私自身にも実感を齎しているのだろう。
それは、愉しむ夜だという事だけではない。
贈られた時間だという事に対する実感でもあった。

「ああ。それで、明日からはまた、応えていかないとな。
贖う為じゃなくって、感謝の気持ちを込めて」

 純粋な思いが、私の声を透明にさせていた。
勿論、今までだって感謝の念を糊塗していた訳ではないけれど。
ただ、別の感情も混ざって、その対象を掴みにくくしていた。
けれど、実感の伴った今は違う。
謝意の持つ意味が一つになって、二つの心で共有されている。

「じゃあ、今は存分に堪能しようか。
りっちゃんが言ってた、もっと凄い事。
愉しんじゃおうか?また、暫くはお留守になるんだし」

「その分、濃密にな」

 短くても濃い時間なら、豊満な逢瀬を過ごせる。
僅かな量で濃厚な味を伝えた牛乳の余韻も、まだ口に残っているくらいなのだ。
恋の時間を始める合図にと、私は再び唯に口付けをした。
牛乳の味を、伝え合うように。

309軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:42:42 ID:LOm7zjvQ0

*

 昨夜は夜更かししたけれど、惰眠を貪ろうとは思わない。
私は澪の手解きを受けながら、問題を片付けてゆく。
隣では唯が、ムギの指南を受けて問題に向かっていた。
軽音部の部室に似合わないこの光景は、期末テストを意識した辺りから始まったものだ。
尤も、私と唯の勉強に対する熱意は、昨日に比して豹変している。

「律先輩も唯先輩も、珍しく集中して勉強してますね。
流石に危機感が湧きました?」

 私と唯の変化に、傍で見ていた梓も気付いたらしい。

「こうやって勉強みてくれるのに、不誠実な真似ってできないじゃん?」

「ええっ?律先輩らしからぬ事を。
まぁ、そうやって勉強してくれる分には助かりますけどね」

 梓は大仰に驚いた後で、安堵の声で付け加えていた。
無理もない、と自分でも思う。
何しろ、部活動停止の瀬戸際にあるのだから。

 唯と付き合うようになってから、私達は恋愛に感けていた。
その結果、勉学は壊滅的なものとなり、迫る期末テストで赤点を避けられない有様だった。
追試ともなれば、部活動は停止に追い込まれてしまう。
そこで澪やムギが立ち上がり、私達の勉強を見てくれる事になったのだ。

 ただ、一つ条件が課された。
期末テストにパスするまで、私と唯の逢瀬を禁じるというものだ。

「それにさー、デートする時間まで貰ったからね。
それも、七夕の昨日に、だよ?
皆に応える為にも、頑張らない訳にはいかないよー」

 唯が続いて言った。

 逢瀬を禁止されてはいたが、七夕の昨日に限っては別だった。
特別に勉強を免除され、逢瀬の時間を設定してくれたのだ。

310軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:44:33 ID:LOm7zjvQ0

「でも二人の事だから、七夕のムードなんて気にしなさそうですけどね」

「あずにゃん、酷いっ。私とりっちゃん、昨夜はまるで織姫と彦星のようだったのにー」

 茶化す梓に、唯が大仰な身振りで応じていた。
私も手を休めて、唯に便乗して言う。

「そうだぞー。何せ、久し振りの逢瀬を天の川で過ごしたんだからな」

「律先輩と唯先輩が、織姫と彦星……ぷっ。
ていうか、いつも会ってるじゃないですか。学校でも部室でも」

「中野ぉっ。二人きりで逢ったのは久しぶりなのっ。
何せ、私と唯にとってはデートできない日々が、
織姫と彦星のように切なく長いものだったんだからな」

 今でこそ納得しているが、昨夜までは本当に寂寥の日々だった。
織姫と彦星に、自分達を重ね合せてしまうくらいに。
唯にしても同様、昨夜はその胸の裡を吐露している。

「やっぱり、逢瀬を禁止するルールまで設けたりして、厳し過ぎたか?」

 澪が申し訳なさそうに言うので、私も慌ててしまう。

「とんでもない。逆に、感謝してるんだって。
だって、こうでもしてくれなきゃ、昨夜のデートだってできなかったよ」

 今なら分かる、きっと二人だけなら持てなかった時間だと。
澪やムギが勉強を見てくれるからこそ、逢う時間の余裕もできた。
私と唯は二人だけでは生きられない。
翻せば、他とも関わるからこそ、フォローを受けられるという事でもある。

311軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:46:12 ID:LOm7zjvQ0

「そういえば、昨日は何処でデートしたの?」

「ここの屋上だよ。ここからなら、天の川だって眺められるからね」

 紬の疑問には、向かい合う唯が答えてくれた。

「へぇ。意外とプラトニックだったんですね」

 梓の漏らした感想に、唯は答えてくれなかった。
まさか学校の屋上で、とは言えないだろう。
私だって答えたくはない。だから、話を逸らすように言う。

「ささっ、そんな事より、勉強、勉強。
さーて、英語は苦手だからな、集中的にやってかないと」

 英語か。問題集に目を落としながら、思う。
勉強したからこそ、昨夜は天の川で過ごす事ができたのだ、と。
勉強を見てくれなかったら、私も唯も気付かないままだっただろう。
感謝する事で頻りだ。

「いや、そろそろ休憩でいいんじゃないか?
結構、集中してやってたし」

 澪がペンを置きながら言った。
そういえば、今日はまだ一度も休憩を挟んでいない。

「そうね。お茶、入れてくるわ。何がいいかしら?」

 紬も応じて立ち上がると、顔を向けて問い掛けてきた。
私は唯と顔を見合わせてから、異口同音に答える。

「ミルクっ」

 思いっきり濃いやつをストレートで。
そう、付け加えた。

<FIN>

312軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:48:15 ID:LOm7zjvQ0
>>301-311
以上です。お読みくださった方、有難うございました。
それでは、失礼します。

313軽音部員♪:2013/07/08(月) 22:58:11 ID:qmHQn2LI0
いいタイミングでSSが投下されてラッキーだった
>>312
激しく乙でした
いいな〜。ミルクは天の川とかけてるんだろうけど、いい味出してるね
唯律SSって、澪梓紬が理解者の場合と、ライバルの場合の二通りあるよな
今回のSSは前者だったわけだが
改めてすばらしいSSに感謝です

314軽音部員♪:2013/07/10(水) 00:20:44 ID:EZxgQXyM0
>>298
唯って健気で激しい所があるからねー。
一夜の過ちを犯したピロートークでは、嘉門院別当の

「難波江の 芦の刈り根の 一夜ゆえ
身を尽くしてや 恋渡るべし」

を、律に向けて詠いだしそう。
この句の本来の解釈に自分の険しい恋路を擬えて、
「りっちゃんが応えてくれない限りは、澪標のように立ち竦んだまま、
一方的に焦がれるだけの辛い恋路になるって分かってる。
それでも一夜を共にしたせいで火が付いちゃって、
私は澪標のように、りっちゃんに身を尽くして恋焦がれてゆくんだね」
っていう悲壮な決意が込められてる。
のみならず、更に”みをつくし”という言葉に、
澪にばかり尽くす律への不満も掛けてる。
唯にとって”みおつくし”は三重の掛詞。


対する律も、切ない思いは持ってそう。
だから律はアンサーに、三条右大臣の

「名にし負わば 逢坂山の さねかずら
人に知らねで 来る由もがな」

を詠う。
やっぱり律も、この句の本来の意味に自分の恋を擬えて、
「本当は唯に応えたいよ。でも、私達がくっ付くと軽音部は壊れちゃうかもしれない。
だから、秘密にしなきゃいけないんだ。決して他の人に露見しないなら、唯ともっと逢瀬を重ねたいよ」
っていう意味を込めてる。

ちなみに唯の”難波”と律の”逢坂”が対応(ともに大阪の意)するから、
この句がアンサーとして成立するんだけれど。
難波”江”と逢坂”山”というように、江(海)と山が対比となってしまっている。
律は難しい恋だという暗示も込めて、この句を選択したのかもしれない。


……なんか妙な方向に話し広げてごめん。

315軽音部員♪:2013/07/10(水) 22:54:38 ID:KGgAlckU0
夏だ!
唯と律には、一緒に水着を買いに行って欲しい

316軽音部員♪:2013/07/10(水) 23:28:19 ID:6dCO2.IM0
>>314
難しいというか古文の世界だね
つかよく知ってるな たいしたもんだ
>>315
梅雨明けしたんだ
水着じゃねーけど、唯律でアロハを買いに行って試着している版権画あったよな
あれ大好きだわ

317軽音部員♪:2013/07/11(木) 22:48:28 ID:VF0ePXCk0
二人の後ろで、澪紬梓がカーテンに隠れてる絵か。
唯にシャツを当ててる律の姿に、母性に似た何かを感じたなぁ。
律っていつも唯には甘い。

318軽音部員♪:2013/07/11(木) 23:42:15 ID:qe.zUzI.0
あの絵は唯の表情がいい。
二人で着たらペアルックみたいなもんだよね。

319軽音部員♪:2013/07/12(金) 00:21:28 ID:aFbjx74Y0
他に唯律の版権絵ってあったかな?
二人がフォーカスされてるようなの

320軽音部員♪:2013/07/12(金) 07:36:29 ID:OA/tjsTs0
>>319
映画の時にでた京アニのクリアファイルで2人のプールシーンがあった

321軽音部員♪:2013/07/12(金) 23:16:19 ID:sgBstvrk0
映画のポスターで、ギター抱えてしゃがみ込む唯の頭に、
ちょこんと律が指乗っけてる絵が良かった

322軽音部員♪:2013/07/13(土) 22:06:07 ID:kK2KvIfY0
月曜日は海の日か。
唯と律には是非ともUVカットクリームの塗り合いをやって欲しい。

唯「りっちゃんは凹凸がなくて塗り易いねー」

律「こーら、唯。お返しだー」

みたいに。

323軽音部員♪:2013/07/13(土) 23:13:45 ID:bQzpuOCA0
合宿回で海行ってた時は、わりと唯律でいちゃいちゃしてた気がする

324軽音部員♪:2013/07/14(日) 22:02:25 ID:v0SzQqu.0
そこで定番の無人島ごっこですよ

325軽音部員♪:2013/07/14(日) 23:10:51 ID:mXpgoOZQ0
たまにスレに来るとSSがアップされてたりして
楽しいっスね
>>324
「お、大物発見…」
「ごっつぁんです」の流れが好きです
http://uproda.2ch-library.com/683333oWL/lib683333.jpg

326軽音部員♪:2013/07/15(月) 00:37:33 ID:sSyf.Bzk0
乙です。
それと、前から思ってたんですけど、

手の位置に定評があるって言われません?^^

327軽音部員♪:2013/07/15(月) 00:52:08 ID:CKKERiFc0
>>326
気にしたコトなかったけど、
そいえばちょっと微妙な位置にありますねw

328軽音部員♪:2013/07/16(火) 00:51:35 ID:5.BT6oJA0
狙ってやってるのかと思ってましたw
てか、
「お、大物発見!」という台詞と、胸に当てられた手が相俟って、
絶妙のシチュエーションを醸してる。
りっぱいを育てた者として、感慨深いのかな。
「ごっつあんです」も育ててもらったお礼だったり。

329軽音部員♪:2013/07/16(火) 22:00:03 ID:bdpY2gQ60
大学生になった唯律が二人で飲みに行って
酔って帰ってきて、部屋で変な雰囲気になるのを想像したら萌えた
酒の力を借りないと先に進めないヘタレな二人

唯「だいたいりっちゃんは私のことどう思ってんの?」
律「好きにきまってんだよ、言わせんなよ恥ずかしい」
唯「じゃー、証明してよ」
律「おー、やってやるよ」
ここで律からベロチュー…で、二人真っ赤
唯「や…やるじゃん」
律「こ、今度は唯の番だぞ、キス以外で証明して見せろ」
唯「」

330軽音部員♪:2013/07/18(木) 00:35:25 ID:OPHUmh1Y0
酔いが醒めた時に、隣で裸の唯が寝ていて……とかいうベタな展開もいいね
その上、その時にチャイムが鳴って、澪が入って来て……
という更にベタな展開へ

331軽音部員♪:2013/07/18(木) 23:41:30 ID:88AMuKlE0
唯律で飲酒か
ワカメ何でもない

332軽音部員♪:2013/07/19(金) 21:59:55 ID:gk5CQrLAO
けいおんSS雑談掲示板に良い感じの唯律SSが来ていたよ。

333軽音部員♪:2013/07/19(金) 22:38:33 ID:QDLibiFI0
>>332
見たよー やっぱええわー
何が具体にいいかと言われたら困るけど
律澪や唯梓にない、なんともいえない良さがある

334軽音部員♪:2013/07/22(月) 00:23:52 ID:rb4lhzyI0
コミケのカタログ見たけど、唯律はなさげ。残念だ。

335軽音部員♪:2013/07/22(月) 00:45:12 ID:VlfFErgA0
マイナーゆえ描く人少ないからねえ…
昨年末の冬コミは1冊あって内容も良かった
また出してくんねーかな

336軽音部員♪:2013/07/22(月) 23:11:23 ID:NVyj.6jI0
それだけに、描いてくれる人には救われてれる。

>>335
唯「和ちゃんに手を出したら……許さない」
律「和を?」

の件は鳥肌物。
退廃的な雰囲気も唯律は似合うんだよなぁ。

337軽音部員♪:2013/07/25(木) 23:12:24 ID:Dv.fE4Lc0
あれはいいものだった
独特な空気がたまらんよ
ほのぼのの後に、ああいうの見るとガツーンとくる

でもあの絵で甘いのも見てみたい

338軽音部員♪:2013/07/29(月) 23:31:09 ID:vBIdjuqE0
唯律の本でほのぼの系って実は少ないのではと思った
なぜだろ
SSはそれなりにある気はするが

339軽音部員♪:2013/07/30(火) 22:33:26 ID:fqoYgHtI0
唯律の本でいえば、ソライロをほとんど買い逃してるのが辛い。
買えたのは、唯律本として最後に出された、落ち葉に寝転がってるものだけ。

340軽音部員♪:2013/07/30(火) 23:22:02 ID:zzAva3uY0
ソライロさんは何冊出してたかな
2冊だと思ってたが

341軽音部員♪:2013/07/31(水) 00:12:57 ID:Lx0UFOew0
唯律で言えば落ち葉で寝転がってるのとチャリ乗ってるのの2冊かな
後はけいおん!関連だと律総受けと唯がギター抱えてるのかな

342軽音部員♪:2013/08/02(金) 22:43:44 ID:XURzSgKI0
律唯本作ったらどのくらい売れるんだろ
ここに書き込んでる人以外で需要があるだろか

343軽音部員♪:2013/08/04(日) 14:08:02 ID:qj8IaHTU0
来年2月には律澪オンリーがあるそうだぞ
マイナーは辛いや
唯律への情熱だけは負けないんだけどな

344軽音部員♪:2013/08/05(月) 00:22:05 ID:RNnTQ5b.0
>>340-341
じゃあ、唯律に限って言えば、大量に買い逃してた訳ではなかったのか。
あのクオリティだと、一冊と言えども痛いけどさ。

ていうか、唯律を描く人って、今昔問わず絵が巧い人多くない?
ああそうか、絵になる二人だからか。

345軽音部員♪:2013/08/05(月) 19:31:16 ID:0Xac3HDE0
>>344
古同人誌屋探せばもしかしたらソライロさんのはあるんじゃね?
3〜400冊売ってたはずだから

昨日、本スレで少し律唯の話でてたけど、
律唯のカプは軽音部の致命傷になるとか
周り(澪梓紬)への影響がでかすぎるとか

律唯で話を作るのは難しいんだろうなとおもたよ

346軽音部員♪:2013/08/05(月) 23:05:09 ID:LY/pVOFE0
原作、アニメを見ると紬梓和はそうでもなさそうだな。

澪は音楽を始めた事、軽音部に入った事を後悔しそう。
後は憂ちゃんが面倒くさそうかな。

347軽音部員♪:2013/08/06(火) 00:48:33 ID:8sDsZHy20
みんな祝福してくれると思うけどな。
でも唯律、愛の逃避行もアリかもしれない

348軽音部員♪:2013/08/07(水) 23:02:35 ID:6Ei9irrQ0
浴衣を着て夏祭りに行く二人っていいと思う。
後ろ髪を上げて項が見えるようにしてさ。

349軽音部員♪:2013/08/07(水) 23:23:02 ID:SlkqP41A0
>>348
二人で浴衣はいいね
りっちゃんはその時前髪下ろしてるよね

夏祭りの喧騒や雰囲気にのまれてなぜか無口になってく唯律
繋いだ手は汗ばんで…

350軽音部員♪:2013/08/10(土) 17:04:13 ID:iOzPVFLw0
律(あと11日か。夏休み中だけど、唯、憶えててくれてるかなぁ)

351軽音部員♪:2013/08/10(土) 23:00:51 ID:wIxqSEbs0
りっちゃんの誕生日はみんなで盛大にお祝いしたい半面
二人きりになりたいジレンマ

352軽音部員♪:2013/08/11(日) 15:47:42 ID:uGa3vhsc0
娘が平沢百合とかいうロマンの塊

353軽音部員♪:2013/08/13(火) 22:12:46 ID:uWT4NtiA0
>>351
始めは皆で祝ってるんだけど、こっそり二人で抜け出して秘密のお誕生日パーティー。

354軽音部員♪:2013/08/14(水) 00:19:54 ID:./uWD5D60
うう…唯律成分が足りない…

355軽音部員♪:2013/08/14(水) 21:12:30 ID:.j3iwwAw0
きっと、律誕に備えて弾幕が補充されている時期なんだよ

356軽音部員♪:2013/08/14(水) 21:28:32 ID:f179EqIo0
>>353
こういう話、妄想したがSSにするほど文字を書けない・・・

357軽音部員♪:2013/08/15(木) 23:17:37 ID:Am.jfdpY0
律の誕生日は夏休みと重なるんだけど、この場合、唯が律の家に行って祝うんだろうか。
逆に、唯が律を家に招いて祝う、という展開もいいね。
或いは、見栄張ってお洒落なレストランを予約して、律を招待する唯も捨て難い。

羅列しちゃったけど、普段はLAZYなのに、律の為となると張り切っちゃう唯の姿が魅力的。

358軽音部員♪:2013/08/15(木) 23:58:39 ID:WcFD1z3U0
いずれにしても夏休みということで、お泊り前提だと思うと燃える
どちらかは床に布団で寝ることになるけど
夜も更けると結局二人でくっついて寝るパターン

少し暑そうだけど

359軽音部員♪:2013/08/16(金) 00:37:03 ID:2hnLdI5w0
宿泊前提とはお目が高い。
互いの家に泊まる為のセットまで揃えてそうです。
歯ブラシや枕、下着に至るまで。

一人で寂しい夜は、相手の枕を使って眠りに就く唯律。

360軽音部員♪:2013/08/16(金) 19:12:56 ID:qsf7M/h6O
支部小説に新たな唯律が来てたよ〜

読み終わった後この2人はやはりこう言う関係になる為に出会ったんだなぁ〜と改めて思った。

361軽音部員♪:2013/08/17(土) 05:09:21 ID:K4cvvhVE0
>>360
見た。予想以上によかったわ。
やっぱり律が受けになるんだねw

362軽音部員♪:2013/08/19(月) 00:16:11 ID:Tpe9CXNE0
唯「偶にはりっちゃんから攻めてよ」

363軽音部員♪:2013/08/19(月) 22:21:29 ID:5NhUW3Fk0
>>362
律「唯律はそんなんじゃあない!」
唯「でも…わたしはこの路線でいきたいんだよ」
律「なにい!?唯のくせに唯のくせに唯のくせに!」

364軽音部員♪:2013/08/20(火) 00:45:43 ID:/rSufZFQ0
律が攻めるとなると、チョークスリーパーか
後ろから唯を抱きすくめる律

365軽音部員♪:2013/08/21(水) 00:30:24 ID:7jq.IcQg0
唯「今日はりっちゃんの誕生日だね。だから……」



唯「お義父さん、お義母さん、(りっちゃんを)産んでくれて有難う」

律親「!?」

律(唯、大胆過ぎ///)

366軽音部員♪:2013/08/21(水) 22:40:26 ID:IAmTfRfQ0
支部でもひさびさに唯律来たな
かわいすぎてたまらんな

367軽音部員♪:2013/08/22(木) 00:39:58 ID:MD2G8WgE0
あの人の唯律も、突き抜けて可愛いんだよね。
久々過ぎる事もあってか、テンション上がっちゃう。

368軽音部員♪:2013/08/22(木) 21:37:28 ID:fNnHwOKw0
>>367
全くもって同意
しかしなぜ律唯の薄い本を出してくださらぬのか…
いやもちろん渋に上げていただいてるだけでもありがたいのですが

369軽音部員♪:2013/08/23(金) 09:08:05 ID:UjluAnGo0
寧ろネットに挙げられる環境があるにも関わらず薄い本出す人達の方が謎
本当理解しかねる

370軽音部員♪:2013/08/23(金) 20:17:49 ID:CKI3pHtQ0
自分は紙(本)で持っておきたい方だな
支部もいいけど、これだけネット社会になってるのに
コミケや通販がまだまだ大半を占めてるからな

とはいえ唯律作品に関しては支部(ネット)の作品が圧倒的に多い事実

371軽音部員♪:2013/08/24(土) 22:00:43 ID:zA5bh5u60
最近、唯律豊作だね

372軽音部員♪:2013/08/24(土) 23:38:51 ID:BS80YR7M0
>>371
ほんとだ。Kさん筆頭に他2作あるね。
嬉しい限り。
しっかし唯律で166件もヒットするんだな。

373軽音部員♪:2013/08/25(日) 00:06:38 ID:vCYuTxQk0
タグは律唯と唯律で分散してるイメージ

374軽音部員♪:2013/08/25(日) 22:28:13 ID:Zm4f7.Rc0
じゃあもっと多いわけか

375軽音部員♪:2013/08/26(月) 00:47:59 ID:Xm32R3DU0
もうすぐ食欲の秋。
律は張り切って料理を作りそう。

376軽音部員♪:2013/09/02(月) 14:22:18 ID:P/Irsgn60
唯もなにか作ってほしいな
二人で庭でサンマ焼いて食べてほしい
煙にむせながら涙目になりながら笑いながら

377軽音部員♪:2013/09/06(金) 00:37:05 ID:dF2iYIU20
唯って憂と同じ血を引いているんだから、練習すれば料理も上手くなるかもしれない

378軽音部員♪:2013/09/06(金) 20:11:49 ID:W3iwm9Qo0
好きな人のためには何かをしてあげたいものだよ
ってことは唯も律のため料理はするんだと思う

世話焼きは律の役目みたいなイメージあるけど
逆でもまた面白いと思う

379軽音部員♪:2013/09/08(日) 02:15:19 ID:TFU5lQmY0
ttp://ishop.tbs.co.jp/tbs/org/anime/k_on/pickup/-/ps_id/2003653/s_cd/0001/c_cd/26871
桜ヶ丘校購買部で、律のミラーボードを注文する唯。

唯「刻んでくれるオリジナルメッセージ、何にしようかなー
  うーん、りっちゃんから言われたい言葉かー」

律「こーら、唯っ。
  そんなもの買わなくても、私がいつでも好きな言葉言ってやるっての」

唯「うーん、りっちゃんって渡り鳥なイメージあるから、言葉を刻んでおきたいんだよ。
  いつかりっちゃんが何処かに行っても、これに刻んだ愛のメッセージは残るし」

律「何処にも行かないっての。ずっと、唯の側に居るよ」

唯「うーん、ほんとかなー?
  あっ、そうだ。だったら、りっちゃんが私へのメッセージ考えてよ。
  そうすれば、それが
  消 え な い 証 拠
  になるでしょ?」

律「えっ?」

唯「言質取られるの、そんなに嫌かなー?」ゴゴゴ

律「そうじゃなくて……」

律(愛のメッセージって、恥ずかしい……。
  でも、いつでも言ってやるって、言っちゃったもんな)

結局、言ってあげる律。

唯「届いたよー。りっちゃんからのメッセージが、ちゃんと書いてある」

律(うう、あのメッセージが恥ずかしい……)

唯「りっちゃんが渡り鳥しそうになる度、これ見せるからねー。
  りっちゃんが私だけを愛するっていう、証拠なんです」フンス

律(まぁいっか。どうせ、私が見せられる機会なんてないし)

唯「♪」

律(唯ったら、あんなに嬉しそうに私のメッセージ眺めちゃって)

律(……)

律(唯VERも、早く発売されないかな)

<FIN>

380軽音部員♪:2013/09/08(日) 02:21:49 ID:TFU5lQmY0
偶然その話題を見て調べて思い付いて投稿して、直後に気付いた。
メッセージが選べるってだけで、メッセージ内容までオーダーできる訳じゃないのか。
本音は不覚ったけど、IF設定って事で御容赦。

381軽音部員♪:2013/09/08(日) 15:26:52 ID:kYmhyeGk0
涼しくなってきた
唯と律は子犬みたいに身体を寄せ合って、温めあっていれば可愛いと思う

382軽音部員♪:2013/09/08(日) 22:33:23 ID:DoGz/t5U0
唯律で二人暮らししてほしいよ
もちろん布団は一つで十分
たまにふざけあってるうちに本気Hになだれ込む

383軽音部員♪:2013/09/11(水) 22:58:57 ID:j8hwfHg60
唯と律の周りは自制を求めるタイプが多いから(ムギ除く)
二人になるとはっちゃける…と思うんやけど
実際二人きりになったらなったで、どちらかがお姉さん役になるんだろう

384軽音部員♪:2013/09/12(木) 00:29:20 ID:I8VUQ/x.0
二人暮らし設定が人気みたいだね
確かに、微笑ましい暮らしぶりを見せてくれそう

385軽音部員♪:2013/09/14(土) 20:15:46 ID:.IyxmkEs0
そりゃ公式では二人きりの描写が少ないからっしょ
だからそういう設定に飢えてるんだよ

386軽音部員♪:2013/09/16(月) 00:29:27 ID:fBiZu0WM0
唯って律に抱き付くのは躊躇しそう
なんか律って折れそうだし

387軽音部員♪:2013/09/16(月) 23:39:00 ID:F9470r1U0
まあ、唯はそこまで力ないんじゃねーかと
ムギなら折れるだろうポキッとね…

華奢だから、抱き心地が良さそうだな〜
…と紅茶を飲みながら、他の4人はこっそり思ってるはず
4人:「…」
律:?…な、なんだよ(汗)

388軽音部員♪:2013/09/17(火) 20:23:50 ID:LO3qGchA0
総受けみたいのはあんまり...

389軽音部員♪:2013/09/17(火) 22:33:08 ID:w/7kB7lg0
律「じゃあ、唯を攻めるか」

390軽音部員♪:2013/09/17(火) 23:24:01 ID:5bPReSCI0
律が唯を攻めるのはあまり見たことないな
逆襲にあいそうだし
唯が攻められるというと、憂が札束で唯のほっぺをはたいてるシーンが浮かぶw
というわけで律は札束を用意するしかない

391軽音部員♪:2013/09/18(水) 01:50:03 ID:IaTntoDUO
律が唯を攻める話しといえば唯「りっちゃん今日こそ一緒に寝ようよぉ〜・・・」って作品が有ったのを思い出した。

392軽音部員♪:2013/09/18(水) 13:41:33 ID:ZcQ1zTxw0
個人的には受けとか攻めとか気にならないくらいが好きだな
エロにもなるとそうは言ってられないのかもだけど

393軽音部員♪:2013/09/18(水) 23:30:45 ID:qfDX.lYQ0
確かに、ほのぼの両想いでお互いの気持ちが計りきれてない唯律もいいな

394軽音部員♪:2013/09/19(木) 00:18:07 ID:I6Z2DyYM0
友達以上恋人未満で百合百合する唯と律的なね
お互い両想いでくっついてないとか凄く唯律っぽいね

395軽音部員♪:2013/09/22(日) 00:30:59 ID:Q9M9uRn.0
明日……っていうか今日のうんたん9、唯律あるといいな。

396軽音部員♪:2013/09/22(日) 01:41:38 ID:o7aNq8ck0
>>395
唯律の何か出る話でもあったの?

397軽音部員♪:2013/09/22(日) 21:36:41 ID:lr3VkJR20
いや、今日のイベントに唯律あるといいなー、って思っただけ。
結果は、メインなのはなかった。

398軽音部員♪:2013/09/22(日) 22:25:31 ID:o7aNq8ck0
そっか、それは残念
1月には律澪オンリーあるみたいだな裏山
唯律オンリーとかあれば…夢のようだw
冬コミに何かでないかなー

399軽音部員♪:2013/09/24(火) 01:00:01 ID:F2Hmhbf60
唯律オンリーができるくらい盛り上げていこうぜ
10年20年掛かっても
覚悟ならある

400軽音部員♪:2013/09/24(火) 23:54:45 ID:agMPaNdU0
なんだかんだいってこのスレもゆっくりではあるが
伸びつつあるんだな
隠れファンは多そうなんだけどさ

でもやっぱ何かしらの燃料欲しいよね

401軽音部員♪:2013/09/26(木) 00:12:51 ID:ONtswWl.0
この二人って、焼き芋を食べてるのが似合いそう。

402軽音部員♪:2013/09/26(木) 21:59:43 ID:fUxrN3hc0
外から聞こえる「石焼き芋〜」というスピーカー音に敏感に反応するが
寒いので炬燵から出たくない二人を想像

403軽音部員♪:2013/09/26(木) 23:48:17 ID:SfxuSPE.0
唯「りっちゃんが買いに行ってよー」

律「えー?唯が行けよー」

ぽかぽかぽか

404軽音部員♪:2013/09/28(土) 23:59:42 ID:Sf3JJk0E0
どっかで見たような光景だなww

結局二人で買いに行くことに

405軽音部員♪:2013/10/05(土) 16:05:00 ID:.9TUaiyk0
やっぱり律受けの方がうけるんですね...
今 大学生律×小学生唯の小説を製作中です
面白いかどうかの保障はできませんが
完成したら支部にあげる予定なので 
よろしくお願いします

406軽音部員♪:2013/10/06(日) 08:21:07 ID:LxaIRoCo0
面白そうな設定だな
期待してるから頑張って書き上げてくれ!

407軽音部員♪:2013/10/08(火) 02:24:42 ID:J6FZCNq.O
>>405
楽しみにして待っております。

408軽音部員♪:2013/10/10(木) 14:44:42 ID:4pnRQ7.Y0
百合ってこともあるし、受け攻めとか拘ってる人は少ないんじゃないかな
自分も支部とかも便宜上唯律ってしてるだけだし
楽しみにしてるよ、頑張ってね!

409軽音部員♪:2013/10/10(木) 22:18:32 ID:HhbGnE4g0
どっちが攻め受けはあまり問題じゃないなー
唯と律がからんでるだけで満たされる

なぜにこのマイナーカップルにはまったのかは自分でも謎

410軽音部員♪:2013/10/12(土) 15:37:27 ID:BamOulfI0
同人人気がいまいちなだけで絡みは十分あるしね

411軽音部員♪:2013/10/12(土) 23:24:57 ID:oGGy2W.A0
なんで同人人気が少ないのかが不思議なんだよな

412軽音部員♪:2013/10/12(土) 23:44:41 ID:wch3zEuk0
まあ、それぞれ鉄板の組み合わせ持ってるから…

413軽音部員♪:2013/10/13(日) 03:17:36 ID:T8pjDNks0
絡みは十分あるけど、公式に推されてるとは言えないしね
ちょっと嫌な言い方かもしれないけど、メジャーなCPになれそうな感じがしないし
逆に唯律が人気CPだったら何故?ってなると思うw
まぁ、人気が全てじゃないさ

414軽音部員♪:2013/10/14(月) 01:17:26 ID:FzcTFJ9o0
二期のOP見返す機会があって気付いた。
律がアイス片手に紬と話してるシーンがあるんだけど、
唯がその隙に律のアイスに齧り付いてる。
食い意地が張った行為と捉えるのは簡単、でも唯の手にも三段重ねのアイスがあった。
律に構って欲しくて悪戯した、と考えるのがスマートでしょうね。
唯の律に対する甘え方が良く表れてるシーンだと思うよ。

415軽音部員♪:2013/10/14(月) 03:17:59 ID:R0SciP.U0
OPでそういうのあるよな
1期のOPだったかな、律が寝てるのは唯の部屋ってのが有名か…

416軽音部員♪:2013/10/14(月) 09:28:52 ID:rcNxtB1I0
おおっ、そうなん?

417軽音部員♪:2013/10/14(月) 10:17:27 ID:R0SciP.U0
かがやけガールズで律がうつ伏せで寝てるシーンは
背景から唯の部屋だって分かるよ
唯の姿はないし、律は私服だし
どういう経緯でそうなったかを想像すると楽しい

418軽音部員♪:2013/10/14(月) 16:17:56 ID:dLJ.hHc20
見返したけど、あれ唯の部屋か。

観察してみると、律の位置って、不自然な程ベッドの端だよね?
一人で寝てるなら、真中に位置を占めるはず。
これって、隣に唯が寝てる、或いは寝てた事の証左なんじゃないだろうか。
それに関して、もう一点気になる点がある。
薄着だから温かい季節なんだろうけど、掛布団がない。
そして唯は憂と一緒に寝ていた時に、寝相から憂の掛布団を奪った事がある。
こう状況証拠を積み重ねていくと、唯が隣で寝てると考えて差し支えないように思う。
横からの映像だから、唯が奥で寝てれば画面には映らないし。

 因みに、俯せ、っていう律の姿勢もこの推理の補強材料。
布団を奪われた拍子に寝返った、という解釈が可能だから。
仰向けだった時の律は、唯の方を向いていたんじゃないかな。

 それにしても……布団奪われた挙句寝返りまで打って起きないとは、
寝る前に何か激しい運動でもしてたんですかね?

419軽音部員♪:2013/10/14(月) 19:18:23 ID:usxTleloO
唯「それは勿論シックスナ・・・」モゴモゴ

律「それ以上は言うんじゃな〜い///」アセアセ

420軽音部員♪:2013/10/15(火) 21:55:48 ID:hepM1uOw0
唯「りっちゃん隊員、ちょっと川の様子を見に行ってきやす」

律「!?」

 縋りついて止めてくる律に、思惑通りと内心ほくそ笑む策士唯。

421軽音部員♪:2013/10/15(火) 22:18:03 ID:AyHFpiMQ0
>>418
本人達から見て、攻める方が右側に寝るのが鉄板だから、唯が律を攻めてたと見るか。
左手を腕枕にして右手でいけないことするからね。

しかし風強いな。
停電で真っ暗になって、お互いが戦闘体制になるのも一興だね。

422軽音部員♪:2013/10/16(水) 23:16:22 ID:5kzUyxzY0
りっちゃん、間違えて左側に寝ようとしたよね?
おしおきだよ
今日はいつもより激しくしちゃうから


りっちゃん寝ちゃった
ちょっと激しくし過ぎたかな
んー、お詫びに、ホットレモネード入れて来てあげよっと
でもりっちゃん、無防備に安心したように眠ってる
寝顔可愛いー

423軽音部員♪:2013/10/19(土) 00:53:33 ID:T8DHCxak0
お月見する唯律

424軽音部員♪:2013/10/19(土) 18:06:52 ID:k6kEH0s60
>>417
隣で唯が寝てると思うとニヤニヤしてまうわ
寝てる律がミニスカはいてるように見えたが気のせいか
画像が悪くてよくわかんね

425軽音部員♪:2013/10/19(土) 18:24:33 ID:4q8Sooag0
よく寝てるから着せ替えして遊んだんだね

426軽音部員♪:2013/10/19(土) 22:21:45 ID:k6kEH0s60
なるほど
律が着てるのは、唯の変Tシャツに見えなくもない
髪がボサってるのはそのせいか

427軽音部員♪:2013/10/20(日) 01:20:17 ID:4Ei6x85E0
>>425
律で遊ぶ唯っていいね
律も唯がやるならしようがないなー、って感じで許しそうな関係性

428軽音部員♪:2013/10/20(日) 03:40:10 ID:u4AGZGAUO
雑談掲示板にちょっとHな唯律が投下されていたよ。

後半の投下が待ち遠しい!!

429軽音部員♪:2013/10/20(日) 17:07:26 ID:woCJmTqs0
最近になって、アニメをレンタルして見返してるんだけど。
何気に唯って律を弄る事が多いね。
つーか話し掛ける回数そのものも多い。

430軽音部員♪:2013/10/20(日) 18:12:38 ID:aDytHhGw0
>>428
エロい!S唯ですなー。 後半のS律楽しみ。
>>429
そりゃ弄ると正論で返される澪梓とは反応が違うからかな
唯の周りは優等生が異常に多いから(律除く)
同じレベル?の律とは話も合うだろうし、なにより律の対人スキルは高い
空気が読めるというか
ピンチ回ではこじらせたこともあったけど

ピンチ回における唯律の立ち位置は解釈が難しいw

431軽音部員♪:2013/10/20(日) 18:32:37 ID:J58t92IQ0
だってだって部長だもん

432軽音部員♪:2013/10/21(月) 00:19:16 ID:vNwpr7820
あの回は律の部屋に入った唯の表情眼差しが全てだと思ってる
深読みできちゃう良い顔してるんだよね

433軽音部員♪:2013/10/21(月) 00:37:48 ID:l6CjbEPk0
ピンチ回では、唯がナチュラルに律のベッドに寝てたっけ。
いつもの癖が出ちゃったんだろうなー。

434軽音部員♪:2013/10/22(火) 00:27:40 ID:/.kduMMU0
>>428
最近、唯律が増えてきてる気がする

435軽音部員♪:2013/10/29(火) 21:17:28 ID:b3nx1mTg0
>>432
非常に同感
嬉しさと切なさが混ざってる感じ

436軽音部員♪:2013/11/01(金) 15:02:34 ID:wgd9EmEYO
久しぶりに唯律が同棲しているSSを読みたくなって唯律スレにある午前六時半。を読んだけどあの作品はいつ見ても本当に素晴らしい最高のお話しだと思う。

437軽音部員♪:2013/11/01(金) 22:35:59 ID:dGoWKxjE0
支部やスレ見返すと改めて萌えたりするよね
自分が発信出来ないから、人の作品なめるように見るわ

438軽音部員♪:2013/11/01(金) 23:53:38 ID:ABXW/9l60
>>436
見てきた
なんか幸せな気分になった…末永く幸せになってほしい
唯律SSっていいよな

439軽音部員♪:2013/11/04(月) 02:08:12 ID:GMGid/ak0
アニメ見返して思うのが、この二人のスキンシップが異常に多い、って事。
気付けば自然な感じでくっ付いているんだよな。

440軽音部員♪:2013/11/04(月) 09:22:21 ID:zfUzI4BI0
水着で抱きしめ合ったりしますからね

441軽音部員♪:2013/11/04(月) 14:13:51 ID:EsXx/pBw0
身長、おっぱい、髪の色や長さ等、外見は似てるね
内面はけっこう違うと思うけど

お互いが好んでやってるスキンシップは確かに多い

442軽音部員♪:2013/11/04(月) 22:22:55 ID:28GHj8hQ0
律って澪を弄ったり、梓にからかわれて怒ったりしてるけど。
唯が相手だと、やり込められたり便乗したりしてる。
律って唯に優しいというか、甘い所があるよね。

443軽音部員♪:2013/11/04(月) 23:43:44 ID:a6pV7FJAO
>>440
あれって貝合わせじゃなかったっけ?(すっとぼけ)

444軽音部員♪:2013/11/05(火) 00:43:27 ID:nl9IMSEI0
水着の上からでも悪ふざけでそういう事してて、いつの間にか本気になっちゃってそう

445軽音部員♪:2013/11/05(火) 23:25:40 ID:osNQjxeM0
>>441
律ってああ見えて、内面は繊細だよね
ピンチになると途端に崩れるタイプ
唯は一見頼りなさそうだけど、逆境には強い

446軽音部員♪:2013/11/05(火) 23:52:51 ID:ZU85NTL20
つまりなんだかんだいってうまく補完する二人

つか冬コミは唯律本はないのかよおおおお

447軽音部員♪:2013/11/06(水) 23:28:49 ID:js.lFqW.0
カタログが出るまで、希望は捨てずにいようよ
その前にけいほんとかあるし、そっちにも期待

448軽音部員♪:2013/11/07(木) 00:00:19 ID:E0rTygDI0
5月にはまた豊郷で新歓やるらしいな

449軽音部員♪:2013/11/11(月) 00:16:07 ID:E5WGKw1Y0
進路回での唯の反応が堪らない。
律が澪と仲良くなった切っ掛けを聞いた時なんて、
「やっぱりりっちゃんのキャラじゃないよ」ってそっぽ向いて拗ねっちゃってる。
でもその後、律が澪に過去の友情を否定されてガチ泣きしそうになった時は、
「可哀想だよ」って擁護してる。
律を独占したいけど、律が悲しむのも嫌、っていう恋に落ちた唯の心情が良く表れていると思う。

450軽音部員♪:2013/11/11(月) 22:29:05 ID:kkuuBK5.0
部室にクーラー設置する想定問答の練習のときも
律の擁護にまわってたな そういや

しっかしこの二人仲がいいのは分かるが、二人だけで遊んだりどっか行ったり
の描写が少なすぎじゃね?

451軽音部員♪:2013/11/11(月) 22:59:11 ID:iKHf.emg0
オンエア澪に見られたら修羅場だからな

452軽音部員♪:2013/11/11(月) 23:45:46 ID:kkuuBK5.0
そうなんだけどさ
唯律二人のエピソードを見たかったな

映画で寝ぐせを直してあげたりとか、そういう描写がレアな分、破壊力が半端ない

453軽音部員♪:2013/11/13(水) 00:20:27 ID:k5Rppblc0
ボタンを付けてあげたり、ハンバーグを作ってあげたり。
律のアプローチはなかなか積極的なようで。

454軽音部員♪:2013/11/15(金) 00:34:59 ID:iebuEbZQ0
ティータイムの時に席が隣り合っているからか、しな垂れかかったりする事も多いね

455軽音部員♪:2013/11/18(月) 00:39:50 ID:jIdqERgg0
>>405
これってどうなったんだろ?

456軽音部員♪:2013/11/18(月) 21:34:38 ID:NVaZHVJo0
>>455
煮詰まってるんじゃないか
急ぐことないしゆっくり待ちましょう

唯のBDまであと10日ほどか
律は何をあげるんだろ

457軽音部員♪:2013/11/18(月) 22:12:08 ID:2hY/0B/c0
お揃いのものプレゼントして2人でつけて欲しい

458軽音部員♪:2013/11/18(月) 23:41:08 ID:NVaZHVJo0
>>457
周囲に即バレ…してもいいとは思うが
ムギは喜びそうだが澪と梓の反応がどうか
このへんが唯律の難しいところ

459軽音部員♪:2013/11/19(火) 00:55:14 ID:CPWC/WvQ0
二人とも実は唯律派

460軽音部員♪:2013/11/19(火) 23:17:34 ID:UqtanAK60
髪に黄色いものをつけてるというのがお揃いといえばお揃い
たまに色が変わるけどさ

461軽音部員♪:2013/11/20(水) 00:20:01 ID:OWDaLy7.0
>>457
ヘアピン?

462軽音部員♪:2013/11/21(木) 00:38:14 ID:gDbPxmOU0
>>456
唯「りっちゃん大盛りおつゆマシマシで」

463軽音部員♪:2013/11/21(木) 00:55:00 ID:eowv0dAE0
パーカーとか唯にあげれば喜ぶんじゃねーか

なんとなくだが

464軽音部員♪:2013/11/21(木) 23:03:51 ID:96RSqGmA0
小悪魔
って文字をパーカーに手縫いしてプレゼントする律

465軽音部員♪:2013/11/22(金) 20:37:18 ID:k54zvAZs0
憂に殺されるんじゃねw

466軽音部員♪:2013/11/22(金) 23:13:03 ID:GauUAAaU0
いい夫婦の日を、この二人はどう過ごしたんだろうか。
唯誕直前だから、お祝いは控えめだったのかな。
いや、欲張りな二人だから、今日も全力だったのかも。

467軽音部員♪:2013/11/25(月) 00:53:01 ID:Gavga.W20
そろそろ唯がそわそわし始めそう

468軽音部員♪:2013/11/26(火) 23:13:27 ID:QCU8.XsA0
ちょいと早いが唯ちゃんおめでとうー!
りっちゃんどこ行った?

469軽音部員♪:2013/11/27(水) 01:45:30 ID:mXLooPkoO
沢夏みかんさんのイラストが支部に久しぶりに来ていて興奮した!!

470軽音部員♪:2013/11/27(水) 19:10:52 ID:Sl/PlR320
あれ、どういうシチュなんだか気になります

471軽音部員♪:2013/11/27(水) 22:55:05 ID:dPSCco1U0
えっちいのは好きです

472軽音部員♪:2013/11/28(木) 23:19:14 ID:kqA1ahv60
>>470
唯律SSがついてたんだ
ほのぼのという感じではないけど長編なかなかよかったよ
ずっと二人でいてほしい

473軽音部員♪:2013/11/29(金) 21:44:24 ID:b9KcEN/c0
今日はいい肉の日!
唯のリクエストで奮発してローストビーフを作る律

474軽音部員♪:2013/11/29(金) 21:55:06 ID:wHYQMHH20
「唯のお腹もいい肉ですなぁ〜」の一言が原因で数時間口をきいてもらえなくなる律!

475軽音部員♪:2013/11/30(土) 01:20:08 ID:jdxDlsZA0
唯って怒ったりするんだろか
ケンカとかしているイメージがなかなか湧かない
ふて腐れるコトは多そうだ

476軽音部員♪:2013/11/30(土) 03:01:02 ID:LBewVdBwO
唯律の喧嘩って言うとポカポカ軽く殴り合うイメージしか思い付かないな〜

477軽音部員♪:2013/11/30(土) 08:43:08 ID:x33dSDbM0
ほっぺを引っ張り合うとか

478軽音部員♪:2013/12/01(日) 12:31:44 ID:72ELf8960
唯のくせに唯のくせに唯のくせに〜!

479軽音部員♪:2013/12/01(日) 21:40:52 ID:XIOE1d7o0
本気のケンカになりそうにない
本気になったらどっちかが泣きそう

480軽音部員♪:2013/12/03(火) 21:30:58 ID:5aL5fEBg0
律「おこりっちゃん!」

…律って怒ってもあまり怖いイメージないな

481軽音部員♪:2013/12/03(火) 21:47:28 ID:AgVbdeVo0
個人的には唯がちょっと怒ったらりっちゃんはすぐ折れちゃうイメージがある

482軽音部員♪:2013/12/03(火) 22:29:41 ID:UBqns34A0
黒唯はSSでもよく見るけど、黒律ってみたことない
イメージしにくいってか、律は思ったことを外に出せない弱さみたいなのがあるんじゃね
唯はストレートに言うイメージだが

483軽音部員♪:2013/12/12(木) 22:08:29 ID:7/d1pwh.0
寒いなー くっついて寝ろよ唯律

484軽音部員♪:2013/12/16(月) 01:40:19 ID:0nNlqJ3s0
唯は身体が温かいらしいから、律も毛布代わりに唯を上に載せて寝てそう。

でも夏は暑い。

485軽音部員♪:2013/12/16(月) 23:36:50 ID:fJCYZz/20
律がつぶれる
夏は床で寝てそう

486軽音部員♪:2013/12/17(火) 23:58:28 ID:c7UXZJdM0
じゃあ、貝合わせの時は律が上かー

487軽音部員♪:2013/12/20(金) 02:13:25 ID:kZTTm/i.0
律が拗ねてる

488軽音部員♪:2013/12/22(日) 02:46:09 ID:1uzebWQo0
クリスマスはこの二人、どう過ごすのかな

489軽音部員♪:2013/12/23(月) 01:31:33 ID:x16Ty02M0
きっと君は来ない〜 一人きりのクリスマス…

490軽音部員♪:2013/12/23(月) 22:54:59 ID:x16Ty02M0
少し寂しすぎたな…
唯〜、りっちゃん様が泊まりに来たぞ〜

491軽音部員♪:2013/12/23(月) 23:57:47 ID:6KiCWCL.0
紬「りっちゃんは明日、誰と性夜を過ごすの?」

方々から白い目が。

身動きできない律を攫ってあげるトナカイ唯。

492軽音部員♪:2014/01/01(水) 00:16:55 ID:hm4/7i1A0
唯律の姫始め

493軽音部員♪:2014/01/01(水) 10:08:26 ID:Yt8PTssw0
初詣といえば律が唯にゲンコツしたシーンを思い出す
律はいっつもされるほうなので、したのはあの一回だけじゃないか

494軽音部員♪:2014/01/01(水) 15:53:06 ID:PcZhi4dU0
(ムギちゃんにもしてるけど)唯にしたのはあの一回だね

495軽音部員♪:2014/01/04(土) 01:02:25 ID:L4Z2lBUA0
午年に因んでお馬さんごっこ
顔面k

496軽音部員♪:2014/01/04(土) 15:33:45 ID:hdh.IxJ20
唯に馬乗りにされて悔しい律
非力な律は、唯のなすがままに…
わきをくすぐられ、笑い転げて呼吸困難に陥るのだった

497軽音部員♪:2014/01/09(木) 01:29:04 ID:yq1TIKyk0
支部に唯律新作が来てたね。
あの人の書く律も可愛らしい。

498軽音部員♪:2014/01/09(木) 21:03:51 ID:62rZY5P.0
最後のセリフ少し切ないやつな
やはり澪には勝てないと思っているのだろうね

499軽音部員♪:2014/01/10(金) 00:58:33 ID:xMa8xFhw0
いや待った。
唯が「まだ」と言っている点に注目しよう。
勝利に対する希望を絶やしてはいないみたい。
峻厳な隘路を渡る切ない賭けには違いないだろうけれど。

500軽音部員♪:2014/01/11(土) 00:32:06 ID:8tPSLrbs0
なるほろ
切ねえこっちゃな

501軽音部員♪:2014/01/15(水) 01:01:15 ID:vuZnitlk0
唯「りっちゃん、こんな夜中にそんな薄着で何処行くの?」

502軽音部員♪:2014/01/15(水) 20:54:22 ID:7hH2C5rg0
夜這い!

503軽音部員♪:2014/01/20(月) 23:20:08 ID:Ag3MNroo0
1期のBDボックスって皆買うのか?

504軽音部員♪:2014/01/24(金) 11:11:13 ID:F26rpPpYO
雑談スレと支部に新作の唯律SSと漫画が来ていたよ。
SSも漫画も両方ともとても良い作品だったので唯律ファンにおすすめですよ!!

505軽音部員♪:2014/01/25(土) 01:13:39 ID:nUa/tWJk0
>>504
あれはいいものだ

1期のBOX出るらしいが、
新しく軽音部に入った唯を一番かわいがってくれたのは律
だから唯は律に一番なついている…という解釈を読んでなるほどと思った

506軽音部員♪:2014/01/25(土) 09:13:28 ID:yj83vr360
重要な研究だ
どこで読める?

507軽音部員♪:2014/01/26(日) 00:15:27 ID:JRHmMnrI0
超記憶術の人のブログの12/16の映画の解説にそんな話が書いてあった

508軽音部員♪:2014/01/29(水) 21:23:38 ID:1eT8hJ7o0
最近新規の版権絵でてきたけど
動いてる唯律見たいねー

509軽音部員♪:2014/02/01(土) 00:57:42 ID:xqR5o0RE0
寒いから炬燵に入ってる二人。
律がお蜜柑を剥いて、筋まで綺麗に取って、唯の口に放り込んでると可愛い。

というか、律がさりげなく唯に何か食べさせてると可愛い。

510軽音部員♪:2014/02/01(土) 10:46:13 ID:xAyxduaU0
うむ
逆もまた然り

511軽音部員♪:2014/02/04(火) 22:17:27 ID:DEy0hut20
一日遅れましたが、節分ネタでSS落とします。
スペース、お借りしたく。

512軽音部員♪:2014/02/04(火) 22:21:16 ID:DEy0hut20

 豆を撒き終わると、唯は律と競うように炬燵へと入った。
立春を明日に控えても外気はまだ冷たく、その残痕が唯の肌にも室内にも留まっている。

「もー。りっちゃんが窓を開けたり、玄関から出て豆を撒いたりするからー」

「何言ってるんだよぉ。鬼を外に追い出すんだから、窓は開けないと意味ないだろー。
玄関だって、鬼が入って来ないようにするのに、重要な場所なんだからな。
地方によっては、メザシを玄関に飾る家庭だってあるんだぞー」

 地域差はおろか家庭差さえ顕著な節分の風習だが、
鬼を外へ追い出す為と言う律の論には説得力があった。
思い返せば、招福の掛け声で豆を撒く際には、律は窓を閉めている。

「本格的だねー。でもどうせ本格的にやるなら、私が鬼役やれば良かったかな。
りっちゃーん、食べちゃうぞー、って」

「唯に豆なんかぶつけたら、憂ちゃんが本物の鬼になっちゃうよ」

 戯けた調子で律が言う。
律も以前は憂と唯の関係に嫉妬を見せていたが、今は笑って済ませる余裕を得ているらしい。
唯の不変の恋慕が伝わった証に思えて、自然と笑みが零れる。

「あはは。豆撒きで撃退だー」

「勝てないっての」

 律に調子を合わせて、唯も言う。

「じゃ、澪ちゃんに頼めば良かったかな」

「刃傷沙汰だー」

 律は大仰な身振りとともに応じてくれた。
この冗談が許される程に、唯と律の関係に澪も寛容になっている。
戯れ合いを擬してはいるが、公認となった関係を喜ぶ儀式でもあった。

513軽音部員♪:2014/02/04(火) 22:23:36 ID:DEy0hut20

「あ、でもね。皆も呼べば良かったかなーって、少しだけ思ってるかも。
だって、豆を撒いてる時のりっちゃん、可愛かったんだよ?小っちゃいのに頑張ってて」

 脳裡に直前の光景を思い起こしながら、唯は言った。
小さな身体で豆を撒いて回る律の健気な姿は、記憶の中でさえ愛おしい。

「な、何言ってるんだよ。可愛くねーし。
唯だって、同じくらいの背丈じゃんかー」

 律の指摘に呼応したのか、唯の脳裡に一昨日見た動物の動画が浮かんだ
寄り添う二匹の子犬が室内を走り回り、同じ仕草で方々に顔を傾ける映像だった。
お似合いに思えた二匹と自分達が重なった嬉しさに、唯の顔も自然と綻ぶ。

「何笑ってるんだよー、唯ー」

 律が声を尖らせて抗してきたが、唯の笑みは治まらない。

「いやー、やっぱり私達って、お似合いの二人なんだなー、って思っちゃって」

「な、恥ずかしい事ばっかり言っちゃってー。
もう、それより豆っ。豆食べるぞ、唯ー。
そのあと、恵方巻きだってあるんだからな」

 律は唯の前で羞恥を感じた時、食べ物を囮にして逃げようとする癖があった。
唯とて見抜いている。そして、囮に乗ってやるつもりはなかった。
もっと羞恥を煽って、律の可愛らしい姿を引き出したい。
律の愛情を確認して昂ぶった身体が、それを求めている。

「そういえば。欲しい赤ちゃんの数だけ、相手のお豆を食べるんだっけ?」

514軽音部員♪:2014/02/04(火) 22:25:38 ID:DEy0hut20

 悪戯っぽく言葉を向けると、律は顔を真っ赤にして俯いてしまった。
予想していた通りの、初で可愛らしい仕草だ。
乗じて追い討ちを掛けようとした時、唯は顔に小さな衝撃を感じた。
見ると、律が俯いたまま、無言で豆を投げつけている。
それがまた一つ、二つと、唯の顔に当たる。

「痛っ。痛いよ、りっちゃん」

「うっさい。唯の煩悩を追い出してるんだ。そんな事ばっか考えちゃって。
鬼は外、鬼は外、鬼は外」

 唯が抗議の声を上げると、律も言葉を返してくれた。
顔は相変わらず伏せたままで、豆を投げる手も止まっていない。
それでも怒っていない事が、唯には容易に分かった。
鬼灯のように染まった顔を見せられないだけなのだ。
顔を俯かせても、耳の赤みまでは隠せない。

「わわっ、ごめんって。ごめんって、りっちゃん。
それに、煩悩を追い出すのは除夜の鐘だよ。豆をぶつけても消えないよー」

「むー、除夜の鐘だって衝いたけど、唯は正月早々盛ってたじゃんかー」

 律は手を止めて言う。唯の記憶が確かならば、正月は律の方から求めてきたはずだった。
それでも豆の投擲が止んだ事は有り難く、唯は肯んずる事で話を進める。

「うん。じゃあさ、りっちゃんが鎮めてよ。
すっきりすれば、一旦は治まるから」

 律にせよ、本当に唯を拒んでいる訳ではない。
羞恥を乗り越えた時の律は、唯よりも激しい情欲を見せる。
それを踏まえている唯は、肉欲に纏わる話を全ては撤回しなかった。
律の望む方向へと、話の針路を変えていくだけだ。
唯とて品のない冗談から、関係を発展させるつもりなどない。

515軽音部員♪:2014/02/04(火) 22:27:19 ID:DEy0hut20

「と言う訳で、お豆はいいや。恵方巻き、食べよ?」

 唯が続けて言うと、律も漸く顔を上げた。
まだ薄く桃色が滲んでいるが、燃える炎の色は失せている。
少しは落ち着いたらしい。

「うん。じゃあ、切ってくるね」

 炬燵の上の恵方巻きに、律の手が伸びる。
触れる直前、唯はその手を抑えた。

「その必要は無いよ、りっちゃん」

「え、でも。一本しかないし」

 律が戸惑ったように言う。
夕食を少量に調整しても、その後に恵方巻きを一人一本では多過ぎる。
その判断を共有していた二人は、一本の恵方巻きを二人で食べる事にしていた。
ただ、律はそれを切り分けて食べるのだと解していたらしい。

「りっちゃん。丸齧りするんだよ?切るのは違うと思うな」

「こんな大きいの、入らないよ。
それに、二人居るんだから、最低限二つに切らないと」

 律の小さな口では、齧ってゆく食べ方は難儀だろう。
だが──

「咥えるくらいなら、できるでしょ?」

「えっ?」

516軽音部員♪:2014/02/04(火) 22:29:25 ID:DEy0hut20

 疑問が短い声となって、律の口から発された。
唯は身体を寄り添わせ、律のその口元に恵方巻きを差し出しながら答える。

「ほら、二人で、食べよ?」

 唯に促され、律も意図を察してくれたらしい。
恵方巻きの先端を、小さな唇で挟み込んだ。
赤く染まってゆく律の顔の中、そこだけが薄い桃色を際立たせている。

「いい?」

 唯が上目に問うと、律の首が小さく縦に揺れた。
品のない冗談では羞恥が先に立つ律も、作法に適った食べ方なら受け入れてくれるらしい。
律にとって雰囲気は、それ程までに大事なのだ。
そして唯も頂く側として、律の情操を貴ぶ作法くらい心得ている。

「頂きます」

 反対側から、唯は恵方巻きに噛り付いた。
声を出す隙間も無い程、恵方巻きが口を塞ぐ。
構わなかった。もう、声は要らない。
この齧り進む先の、接吻が始まりの合図だ。


<FIN>

517軽音部員♪:2014/02/04(火) 22:36:50 ID:DEy0hut20
>>512-516

 以上です。
お見苦しいものを晒してしまいましたが、
拙文の日、という事でご海容乞わせて頂きたく思います。
失礼します。

518軽音部員♪:2014/02/04(火) 23:32:17 ID:OXHVcszg0
GJ続けてもいいのよw
ほのぼのしてよかった
二人きりになるシチュを作るのって難しいよな

519軽音部員♪:2014/02/08(土) 23:26:01 ID:bj.MvVDA0
おいおいおいおいおい支部見たか?
ついにあの人が初同人誌(唯律本)作るらしいぞ?

520軽音部員♪:2014/02/08(土) 23:27:07 ID:qXHdzyiw0
毎年豊郷行ってるけど今年もこれで行く理由が出来た

521軽音部員♪:2014/02/09(日) 00:27:03 ID:ylvSLEqI0
豊郷行ったことないけど行く理由が出来た
唯律本で間違いないのかね

522軽音部員♪:2014/02/09(日) 12:44:28 ID:X3hEJPvg0
行けないから委託あると嬉しい

523軽音部員♪:2014/02/09(日) 23:36:20 ID:wQKhcsIo0
待ち望んでいた。この一報だけでも暫く生き残れる。

524軽音部員♪:2014/02/10(月) 16:58:25 ID:sTpnwCsA0
520〜522それぞれの反応が笑えるw
新作なのか総集編なのかイラスト集なのか
中身の情報が気になる

525軽音部員♪:2014/02/11(火) 01:10:10 ID:GJhSaCso0
怖いのは現地で売り切れ

526軽音部員♪:2014/02/12(水) 23:14:34 ID:RtedXsNA0
マイナーだけに部数が読めねーな
唯律?ありえねーwwwって人もいるだろうしな

527軽音部員♪:2014/02/12(水) 23:19:01 ID:7HL28NKQ0
桜高新入生歓迎会は入場を何回かにわけるんだけど
回数ごとに部数を均等にするようにお願いが出てるから
わりと売り切れないよ
自分の回でいの一番にいけばまず買える

528軽音部員♪:2014/02/12(水) 23:29:55 ID:RtedXsNA0
なるほど
コミケとはシステム違うのな
逆に言うと、自分の回で買えなかったらもう買えないかもってことか

529軽音部員♪:2014/02/12(水) 23:32:07 ID:7HL28NKQ0
>>528
キャラごとに待機列作るからもしかしたら唯律好きが唯か律のどっちかに集まって買えない可能性もなくもないけど
まず無いと思われるわ

530軽音部員♪:2014/02/12(水) 23:41:24 ID:RtedXsNA0
>>529
そうなのか
丁寧に説明してくれてありがとう
あと3カ月後が楽しみやな

531軽音部員♪:2014/02/15(土) 23:32:59 ID:HfNSlOH60
なんだかんだとけいおん関連の商品が出始めたな
やはり1期に比べると、唯も律も大人びて見える

532軽音部員♪:2014/02/17(月) 01:36:06 ID:x15fVV3o0
降雪と積雪で寒いから、律は体温の高い唯に密着してそう

533軽音部員♪:2014/02/22(土) 22:05:58 ID:HkWph5ZE0
明日に控えた律澪オンリーで拗ねていた唯も、豊郷で唯律本が出ると聞いて機嫌を直したようです
憂の誕生日会に律も招待したみたい

534軽音部員♪:2014/02/23(日) 00:55:57 ID:s8F7s3pc0
今日が律澪オンリーか
メジャーなサークルほとんど出てるな

535軽音部員♪:2014/02/23(日) 10:28:35 ID:4GrWl8Go0
ま、王道だかんね

536軽音部員♪:2014/02/24(月) 22:21:04 ID:ty77ywU20
なかなか盛況だったみたいだね
5月の豊郷新歓も盛り上がればいいな

537軽音部員♪:2014/02/25(火) 23:58:43 ID:plj23cFE0
律に構って欲しくて、気を向けようとちょっかい出す唯可愛い

538軽音部員♪:2014/02/26(水) 21:11:14 ID:HSDz2ii.0
1期では本当にいつも二人でバカやってる感じだったな
2期は少し落ち着いたけどさ

539軽音部員♪:2014/02/26(水) 22:38:40 ID:AM8UE6MM0
唯律って唯律というより唯ちゃんりっちゃんな感じがする
カトちゃんケンちゃん的な

540軽音部員♪:2014/02/27(木) 00:55:37 ID:1vwcz39E0
>>538

「律さんが家に泊まりに来た日から、
お姉ちゃんが落ち着いて見えるようになった」

憂談

541軽音部員♪:2014/02/27(木) 22:12:07 ID:xV95a2d60
そういえばあの日から姉貴が女っぽくなったような

542軽音部員♪:2014/02/27(木) 22:21:26 ID:wTQWGryA0
恋愛が始まれば世界が変わるからねー
外見内面価値観などぐるっと変わってもおかしくない
全く前と変わらなかったらそれは恋じゃねーと思うのだけど

543軽音部員♪:2014/03/03(月) 00:13:06 ID:e6guJfzc0
恋愛で変わった二人は見てみたい。
外見の変化も気になるけど、
内面や価値観の変化が二人の関係にどう影響していくのか、っていう点も興味深い。

544軽音部員♪:2014/03/03(月) 21:17:56 ID:Eh6A1U5A0
最初の頃は
お互い恥ずかしさから、漫才にキレがなくなる
会話が減る
目を合わさないけど目が合う

周りの人(ムギ)がまず気付きそうだ

545軽音部員♪:2014/03/09(日) 00:07:59 ID:xQL08uAA0
唯律新作が来てる。
確かにこうも寒いと、二人とも抱き合って暖に浴してそうだ。

546軽音部員♪:2014/03/09(日) 20:08:41 ID:JfD/1vgc0
ひさしぶりに観たけどいいね
いつもながら暖かい絵を描かれる方だ

547軽音部員♪:2014/03/16(日) 09:38:38 ID:HqhyBXPw0
BD BOXのCMの二人かわいいね!

548軽音部員♪:2014/03/17(月) 00:35:53 ID:/VxARvro0
唯がMCを務めて、律がナレーター口調でサポート
もう夫婦の呼吸だよね

549軽音部員♪:2014/03/21(金) 02:15:01 ID:6cH6USRI0
律に悪戯する唯

550軽音部員♪:2014/03/22(土) 11:09:01 ID:HQ/AAE1A0
新入生歓迎会まであと1カ月半か

551軽音部員♪:2014/03/31(月) 01:12:55 ID:ejxvRLN.0
律「怒りっちゃん!」ぷんぷん

梓「ずっとあの調子ですね」

澪「二週間も前からなー」

紬「何かあったのかしら」

唯「あっ」

唯(ホワイトデーにお返しするの忘れてた)

552軽音部員♪:2014/03/31(月) 23:26:39 ID:ccb3.rYs0
そりゃ怒るよ
唯ちゃんは身体でりっちゃんを慰めよう

553軽音部員♪:2014/04/04(金) 23:53:44 ID:26A8WRy60
りっちゃんの為ならえんやこーら

554軽音部員♪:2014/04/07(月) 21:01:39 ID:abuoRHYg0
りっちゃんに出会って5年
そろそろ結婚してもいいよね

555軽音部員♪:2014/04/09(水) 01:15:42 ID:H3lzzytw0
してなかったのか

556軽音部員♪:2014/04/09(水) 01:41:45 ID:RyuCvxJAO
唯律が結婚している話しと言えば唯×律SSまとめに有る午前六時半。と言う作品を思い出した。

557軽音部員♪:2014/04/11(金) 08:39:46 ID:RJtpfk7Q0
あれはいいものだ。
心が暖かくなる。

558軽音部員♪:2014/04/12(土) 01:18:31 ID:rrOHqot20
個人的には駆け落ちも捨て難い。
背徳の匂い漂う展開なのだけれども、この二人なら逃避行も明るく見える。
特に唯が、コメディチックに律をリードしてくれそうで。

559軽音部員♪:2014/04/13(日) 10:30:42 ID:GHg1/gBo0
新歓まで3週間 そろそろサンプルあがってないのか
通販してほしい

560軽音部員♪:2014/04/16(水) 00:36:48 ID:5navaeoY0
気長に待とうよ。サンプルなんて、何処のサークルもまだ上げてないし。

561軽音部員♪:2014/04/21(月) 23:19:06 ID:wQagKfosO
支部の唯律イラストにあのお方の漫画が来ていたよ。

562軽音部員♪:2014/04/22(火) 22:36:29 ID:5x.3JpK.0
新刊ほしい…

563軽音部員♪:2014/04/23(水) 16:48:06 ID:WIPmJih60
うち地方過ぎて通販か委託ないと買えないのが何とも

564軽音部員♪:2014/04/26(土) 15:07:30 ID:bfG7bC7E0
ああ、あと1週間ほどですか 唯律本売切れだったら死ねる

565軽音部員♪:2014/04/28(月) 00:28:07 ID:G7Cciw1k0
支部に唯律きてたよ
すばらしすぎる距離感

566<削除>:<削除>
<削除>

567軽音部員♪:2014/05/09(金) 22:49:33 ID:TzG3UgNU0
沢夏さんとこの本がとら通販の予約開始に入ってる!
新歓行けなかった人はチェキっとくといいよ

568軽音部員♪:2014/05/10(土) 14:06:08 ID:YkORmnLQ0
来週からか 豊郷行けなかったからありがてえ

569軽音部員♪:2014/05/11(日) 14:04:55 ID:kiQv.7fsO
早速注文してきました。
>>567さん情報提供ありがとうございました。

570軽音部員♪:2014/05/11(日) 19:17:26 ID:PSRlAGIk0
通販告知も渋に来てるのね。
twitterされてたの知らなかったよ。

571軽音部員♪:2014/05/21(水) 00:19:31 ID:uJD1tVaY0
とらで買えた
通販してくれてありがとう

572軽音部員♪:2014/05/21(水) 21:43:31 ID:iQMcg6a20
通販もなくなりそう
何だかんだ言って唯律も需要あるじゃん

573軽音部員♪:2014/06/22(日) 01:06:44 ID:0BYtHxLUO
支部に唯律SSが来ていたよ。

574軽音部員♪:2014/07/26(土) 04:01:47 ID:I6MnSvks0
暑かったから二期11話見返してたけど、癒されますね…

575軽音部員♪:2014/09/22(月) 19:22:41 ID:Q9t0bcuoO
沢夏みかんさんの最新イラストが来ていたね。

576軽音部員♪:2014/10/03(金) 17:39:25 ID:Qb2ilf4Y0
しぶに可愛い唯律が…(*´∀`)

577軽音部員♪:2015/02/16(月) 01:50:01 ID:pKRmX5wg0
唯律の同棲はよ!

578軽音部員♪:2015/09/22(火) 23:48:18 ID:P2Gt8sRU0
唯って酔うと律にセクハラしまくりそうなイメージがある。

579軽音部員♪:2016/04/14(木) 00:16:30 ID:SbLb3y1A0
律→唯攻めが好み

580軽音部員♪:2016/05/19(木) 04:19:22 ID:fu9hackk0
アホコンビ好きだ

581軽音部員♪:2016/06/26(日) 23:00:45 ID:9CAOikmg0
pixivに新作来てましたね

582軽音部員♪:2016/09/01(木) 17:02:10 ID:olZrIcL60
アホコンビ好きだ


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