したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【けいおん!】律×唯スレ

98軽音部員♪:2010/09/03(金) 18:41:00 ID:HnTMaEAM0
大好きなあいつを思い出し、胸を熱くする。
昨日のことを思い出すと、確かに辛い。
でも、澪に話すうちに、心が整理され、少しずつ決心がわいてきた。
この辛さは、痛みは、唯が好きだから、感じるのだ。
なら、それを乗り越えなきゃいけない。
そして、唯に向き合わなければならないのだ。

「なら、それでいいと思う」

澪の言葉に、私は顔を上げる。

「好きだってことも、悩んでいることも、色んな思いを全部ありのままぶつけろよ。それが、一番律らしいと思う」

律は、こくりと頷く。

「律がそれほどまでに好きな子なんだったら、きちんと律のことを受け止めて、その子なりの答えを返してくれるよ」
「……おう」

そうだ。私は何をうじうじしていたんだろう。
唯は、私の騒がしいところも、意地悪なところも、弱いところも、全部全部受け止めてきてくれた。
だから、私もありのままを唯に伝えて――唯のありのままを受け止めるんだ。
たとえ、それがどんな返事であっても。

「そうだなっ、うん、そうだっ!!」

意気込むと、澪が呆れ気味に口を挟む。

「でも、無理やり……その、キス、したことへの謝罪はちゃんとしろよ」
「……分かってるっつうの」
「それともう一つ」

何だよ、と澪を見ると、澪は、含み笑いをしながら言った。

「『友達』から、いつの間にか『私』の話になっていったのは、スルーしとくよ」
「ぐえっ!!」

律が頭を抱えると、澪はからからと笑い始めた。

「ところで、誰なんだよ」
「スルーするんじゃなかったのかよ」
「律が自滅したんだろ」

律は、ため息をつき、唯を思い浮かべた。
さっきまではそれだけでも辛かったのに、今ではとても温かい気持ちで唯を思っていられる。

「……私のつくったハンバーグを、すんごく幸せそうに食べる姿が、可愛くてたまんない奴」

その時の唯の笑顔が浮かんで、律の頬は今にも緩みそうになる。

「はぁ!? もっと具体的に言えよ」
「わかんねえのかよ」
「わかるかよ」

はてなマークを浮かべる澪が、律には全く理解できなかった。

「……好きな食べ物は、アイス」
「なるほど、って……えぇーーーーっ!!!」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板