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youtubeの世界

1korou:2013/03/24(日) 22:22:01
youtubeが人生の一部になって、はや8年。
いまだ魅力の失せないyoutubeについて
専門に語るスレです。

2korou:2013/03/24(日) 22:25:38
「高木守 長嶋 王 江藤 山本一 松原」
http://www.youtube.com/watch?v=b8XRpysbG00

昭和41年のオールスター第1戦(東京スタジアム)の映像。
5分41秒という短さながら
十分に当時の野球中継の雰囲気を伝えている逸品。
嵯峨投手は、この年が最後の輝きになったものの
最後の松原への投球などは
これぞプロという厳しさが伝わってきて、さすが。

4korou:2013/11/28(木) 22:16:41
紅白歌合戦が丸ごとUP!
昭和40年の紅白
http://www.youtube.com/watch?v=6Wq1ff8wW_c

第10回紅白の録音もUPされている。
消されない前にDLしとかねば(違法行為だが、この掲示板にチェックは入らんだろう。念のためsage)

5korou:2013/11/28(木) 22:17:31
念のためsageと書いておいて
肝心の入力を忘れている。
こりゃ、悪いこと出来んわ、その能力がない。

6korou:2013/12/01(日) 22:28:14
さらに、新しいDLツールも発見。
Craiving Explorerが機能しなくなったので
代わりのソフトを検索しているうちに
Freemake Video Downloaderというものを発見。

MP4形式でDLするのがデフォルトになっていて
その場合、今までのCraivingのそれと比べて
はるかに小さいファイルで保存可能だ。
ファイルが小さいので、DL時間も圧倒的に短い。
画期的なソフトだ!

このソフトは
インストール時にbaiduというFEPを勝手に入れてくるのだが
これは時間経過とともにPCを壊していくソフトらしく
それの削除方法についても、ばっちり説明してあるサイトも見つけた。

なかなか有意義な週末だった。

7korou:2013/12/01(日) 22:36:57
有意義な週末といえば
昨日、ビブリオバトルのビデオ撮影をして
その映像をPCに流し込む方法も
ほぼ分かった。
PMBをインストールし
その段階でPCとカメラをつなぐと
設定済みのフォルダへカメラ内の画像・映像が流し込まれる。
ただし、その段階では独自のファイル形式なので
使いたい映像のファイル上で右クリックして
より普通の映像形式に変換する必要がある。
これで、WMP形式などのファイルとして
PC内に保管することが可能になる。

さらに、PMBのランチャーから
ネットワーク利用をクリックすると
youtubeへの映像アップロードが
クリック操作だけで簡単に可能である。
初のアップロードをした結果(即削除したが)
ログインIDの@マークの左側部分が
アップロードした際の作成者として表示されることが分かった。

これで撮影映像をDVD-Rとかネットなどに移動可能となった。
大きな進歩。

10korou:2021/02/13(土) 16:14:22
本日より、このスレで
USビルボードNo.1曲のチェックを開始。
(ほぼyoutube活用なので、このスレで)

1970年から始めるかな。
飽きたら、主目的の1980年開始にスイッチしよう。
飽きなかったら、そのまま継続。

11korou:2021/02/13(土) 17:00:10
1 1970.1.3 4週 B.J.トーマス「雨にぬれても」
特に感想なし。

2 1970.1.31 1週 ジャクソン5「帰ってほしいの」
今見るとやや退屈。

3 1970.2.7 1週 ショッキング・ブルー「ヴィーナス」
マリスカ・ヴェレスのヴォーカルは今聴いても魅力的。

4 1970.2.14 2週 スライ&ファミリー・ストーン「サンキュー」
サイケデリックサウンドの雄スライの最後の輝きなのか。
単調な繰り返しの曲で、これで1位とは信じがたい。

5 1970.2.28 6週 サイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」
久々に聴いて泣いた。なかなかじっくりと聴く機会がなくて
最近はあまり聴いてなかったので。

6 1970.4.11 2週 ビートルズ「レット・イット・ビー」
https://www.youtube.com/watch?v=wj5VODa-eTY
いろいろな動画を再生してみたが、一番平凡だが安心して聴ける
この動画(ってアルバムジャケットだけの静止画だが)にした。
コメント欄に和訳あり。

12korou:2021/02/13(土) 17:01:38
新企画スタートなのだが
いきなり「NGワードが含まれていて書き込めません」となった。
ビートルズ以外のURLを全部削除して、そのURL特定の記述も消して書き込むと
今度はアップできたが
一体何?

13korou:2021/02/13(土) 17:02:43
11の書き込みのURLはスライのだった。
ビートルズはこれ。
https://www.youtube.com/watch?v=eOXDt1XvHgY

14korou:2021/02/14(日) 13:09:26
7 1970.4.25 2週 ジャクソン5「ABC」
https://www.youtube.com/watch?v=ho7796-au8U
前作よりはマシだが、それでも思ったよりもずっと単調。

8 1970.5.9 3週 ゲス・フー「アメリカン・ウーマン」
https://www.youtube.com/watch?v=gkqfpkTTy2w
これぞ1970年の音という感じ。時代を象徴する楽曲。

9 1970.5.30 2週 レイ・スティーヴンス「みんなビューティフル」
カントリーの佳曲。この時代でも少数派だろうけど、映像は実に平和な雰囲気。

10 1970.6.13 2週 ビートルズ「ロング・アンド・ワインディング・ロード」
前の曲に続いてこんな平和な音楽が全米No.1になった時点で、1970年代の雰囲気が
決まったと言えるかも。ビートルズは予言だけ残して去っていったのか?

11 1970.6.27 2週 ジャクソン5「小さな経験」
https://www.youtube.com/watch?v=u0lScUClOP0
このころの抜群の人気を実証するかのように何度もNo.1になっている。
相変わらず単調だが、それが良かったのかもしれない。

12 1970.7.11 2週 スリー・ドッグ・ナイト「ママ・トールド・ミー」
https://www.youtube.com/watch?v=06RKPm4CyCM
当時のライブ映像と比較して、圧倒的にレコード音源のほうが面白い。
人工的なサウンドのグループなので、ライブでは音色に違和感が出てしまうようだ。

15korou:2021/02/14(日) 13:10:43
今回も6曲フルにyoutubeのURLを付けたら「NGワード」扱いになって書き込み不可となった。
2つだけリンクを消したらOKになったので、次回は4曲にして書き込んでみる。

16korou:2021/02/14(日) 13:42:12
13 1970.7.25 4週 カーペンターズ「遥かなる影」
https://www.youtube.com/watch?v=V4aJMa-Livo
優れた楽曲を見事なアレンジで表現、さらに70年代独特の沈んだ雰囲気を先取りし
ヒットしないはずがない。今聴いても曲の深さに惹き付けられ、たまに瞼が潤むことになる。

14 1970.8.22 1週 ブレッド「二人の架け橋」
https://www.youtube.com/watch?v=s0KXV0gB0dw
爽やかに目覚めた朝、美味しい紅茶でも飲みながら、リラックスした気分で聴きたい、そんな
懐かしい音楽。ついでに「if」も聴いてみた。やっぱりブレッドはいいなあ。

15 1970.8.29 3週 エドウィン・スター「黒い戦争」
https://www.youtube.com/watch?v=dQHUAJTZqF0
全く聴いたことのない曲だったが、ベトナム戦争絡みで流行ったとなると
当時の日本ではどうしようもなかっただろうと頷ける。こういうのは日本人には分からない。

16 1970.9.19 3週 ダイアナ・ロス「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」
https://www.youtube.com/watch?v=EjCz_sUVZ5U
当時としては異様な長さ(6分以上)のシングル曲。ショートバージョンも出たらしいが
今回は長いほうの動画(静止画?)をリンクした。この位の「黒さ」なら当時の日本でも
許容範囲だっただろう。でも米国人と同じようには聴けていなかったはず。

17korou:2021/02/15(月) 16:57:35
17 1970.10.10 1週 ニール・ダイアモンド「クラックリン・ロージー」
https://www.youtube.com/watch?v=MGemtjVtfZM
日本ではそれほどの知名度がない曲。でも、米国では歌そのものよりも
ニール・ダイアモンドという存在が大きいのだろうなあと想像できた。

18 1970.10.17 5週 ジャクソン5「アイル・ビー・ゼア」
https://www.youtube.com/watch?v=VzLzUqdGBNo
ジャクソン5で一番売れた曲なのだが、初めて聴いた感じだ(驚きだ)。
70年代の静かでメロウな感じに合っているのだが、ジャクソン5には合っていない。
この後ヒット曲が出なかったのも、この路線変更が原因かも?

19 1970.11.21 3週 パートリッジ・ファミリー「悲しき初恋」
https://www.youtube.com/watch?v=wJYSu2OVCGM
かなり荒い映像だが、当時放映された番組からの映像なので面白い。
日本でも流行ったらしいのだが、リアルタイムで視聴できなかった。
デヴィッド・キャシディーという名前はリアルタイムで覚えているが・・・

20 1970.12.12 2週 スモーキー・ロビンソン&ミラクルズ「涙のクラウン」
https://www.youtube.com/watch?v=ZaMX0Cs5Bc4
これは聴いたことのある曲だった。1950年代中頃から続く長いキャリアのなかで
初めての全米第1位。プラターズに似ていると言われた既視感を、イントロの独特の
音色の楽器(スチーム・オルガン)で打破したようだ。スティーヴィー・ワンダーも
曲作りのスタッフとして名を連ねている。

18korou:2021/02/15(月) 17:54:19
21 1970.12.26 4週 ジョージ・ハリスン「マイ・スウィート・ロード」
https://www.youtube.com/watch?v=lQLBb9QSiy0
ジョージのファンではないはずだが久々に聴いて涙が出た。何かを信じてひたすら歩む、そんな
決意をハッピーなサウンドに乗せて歌う様子に感動してしまった。当時の自分はそんなに信じる
ものを必要としていなかったので、この曲の本当の良さを知っていなかったのだろうと思う。
カップリングの”Isn't It a Pity”も同じような幸福感、リラックスした雰囲気に満ちている。
両面ヒットのNo.1らしい。なおシフォンズ「イカシタ彼」の盗作疑惑で有名な曲だが、両方聴いて
みて、これは仕方ないなと思えた。でも、こういうのはオリジナル曲の作曲者が了解した上でなら
アレンジ、歌手が違うのだから許容範囲だと思う。もっとも「イカシタ彼」の作曲者はこの時点で
死去していたので、関係者だけの醜い争いになってしまい、ジョージもげんなりしたに違いない。

22 1971.1.23 3週 ドーン「ノックは3回」
https://www.youtube.com/watch?v=qVhFg9deXRc
何とも懐かしい曲。言葉は要らない。ついでに「ハロー・リバプール」「涙のハプニング」
「恋のかけひき」「イエロー・リバー」「あなたのとりこ」「悲しき恋心」・・・と聴いていたら
キリがないので、次へ。

23 1971.2.13 5週 オズモンズ「ワン・バッド・アップル」
https://www.youtube.com/watch?v=30Cxl5bVmVU
明らかにジャクソン5の影響、というかほぼモノマネに近いヴォーカル・スタイルで
同じように全米のアイドル(すでにアイドル的存在だったが)になった感じである。
ただし、これほど曲調が似ていると共倒れしそうだが、オズモンズのほうがマンネリを
恐れなかったようで、同じような曲調で押し通していったと思われる。

24 1971.3.20 2週 ジャニス・ジョプリン「ミー・アンド・ボビー・マギー」
https://www.youtube.com/watch?v=WXV_QjenbDw
クリス・クリストファーソンが作ったカントリー調の曲で、ジャニスには似合わない曲調だが
その歌声にはきっちりと個性が出ている。初めて聴いたが、こういうのもアリだと思えた。

19korou:2021/02/16(火) 16:11:58
25 1971.4.3 2週 テンプテーションズ「はかない想い」
https://www.youtube.com/watch?v=M5Z9-QCmZyw
初めて聴いた曲。1971年当時のラジオでこういうのがかかっていたのだろうか?
テンプテーションズのサウンドがどう変遷していったのかよく知らないので、ふーん?って感じ。

26 1971.4.17 6週 スリー・ドッグ・ナイト「喜びの世界」
https://www.youtube.com/watch?v=S01sFf-e8oY
毎度お馴染みの名曲。日本でも知らない人は居ないだろうと思われる定番曲だが、リアルタイムで
この時期ヒットしていたら当然具体的な記憶があるはずなのに、それが皆無なのは何故?

27 1971.5.29 2週 ローリング・ストーンズ「ブラウン・シュガー」
https://www.youtube.com/watch?v=Fmfi3UbDPnQ(公式)
あまりチャートを賑わさない印象のストーンズが、いろいろなしがらみを断ち切り整理したばかりの
この時期に満を持して発表した曲ということだ。たしかにストーンズのイメージは、この曲から始まった
と言っても過言でない。60年代の彼等は準備期間だったのだ。すでにスーパースターでありながら。

28 1971.6.12 1週 ハニー・コーン「希望に燃えて」
https://www.youtube.com/watch?v=QXs-AcxEWVY
ホランド=ドジャー=ホランドがモータウンを去り新しい会社を作って最初に世に送り出したガールズ・グループだ。
さすがに第2のシュープリームスにはならなかったが、全米1位は獲得できたということになる。楽曲としては
かなりちゃちな出来。これでは尻すぼみとなり、新会社もうまくいかなかったのは納得。

20korou:2021/02/17(水) 15:00:49
29 1971.6.19 5週 キャロル・キング「イッツ・トゥー・レイト」
https://www.youtube.com/watch?v=VkKxmnrRVHo
1971年を代表する名曲。この時代の気分はこの曲ですべて味わえる。

30 1971.7.24 1週 レイダース「嘆きのインディアン」
https://www.youtube.com/watch?v=Ynp6iTCKick
ややゲテモノ趣味ともいえる異色作。五木ひろしの「待っている女」の原案みたいにも聴こえる。

31 1971.7.31 1週 ジェイムズ・テイラー「きみの友だち」
https://www.youtube.com/watch?v=xEkIou3WFnM
キャロル・キングの作品ということで十分にその恩恵を受けた全米No.1曲。落ち着いた曲調、
親しみやすい雰囲気、懐かしい気分にさせてくれる佳曲。

32 1971.8.7 4週 ビー・ジーズ「傷心の日々」
https://www.youtube.com/watch?v=kL9wJAND1WI(公式)
日本でも流行ったようだが全然記憶がない。初めて聴いた。メロディアスなんだけど
キャッチーでない曲というのは苦手だったからか。再生ビー・ジーズ最初のヒット曲。

21korou:2021/02/17(水) 15:41:04
33 1971.9.4 1週 ポール&リンダ・マッカートニー「アンクル・アルバート/ハルセイ提督」
https://www.youtube.com/watch?v=XI6C7L66zq8
曲名からカップリング曲を含めて2曲分かと思ったら、同一曲の前半と後半を並べた曲名であることが
今回やっとわかった次第。懐かしいメロディラインというかハーモニーラインというか、そういうのも
あったが、よくよく聴いてみると、ビートルズ時代と同じくいろいろなアイディアが仕掛けられている
のが分かり、やはりポールだなと思ってしまう。当時はこの複雑さを直感だけで理解していたはずだ。

34 1971.9.11 3週 ダニー・オズモンド「ゴー・アウェイ・リトル・ガール」
https://www.youtube.com/watch?v=mLUuWl8oMFE
これも当時のキャロル・キング人気にあやかったNo.1曲。ダニー・オズモンド自身がソロ曲を望まれて
いたこともあり、まさに企画の勝利というべきか、歌唱はさすがに幼いばかりで、100%アイドル人気。

35 1971.10.2 5週 ロッド・スチュワート「マギー・メイ/リーズン・トゥ・ビリーブ」
https://www.youtube.com/watch?v=_SKD1c2NQdI
当時から大人気だったスチュワート。自分は避けていたので、今に至るまであまりよく知らないビッグ・スターだ。
これも超有名なのに、しっかり聴いたのは今回が初めて。特に感想はなし。

36 1971.11.6 2週 シェール「悲しきジプシー」
https://www.youtube.com/watch?v=mrliFsvlCgU
これは当時ラジオで頻繁にかかっていてよく聴いた曲。今聴くとやや単調に思えるが仕方ない。

22korou:2021/02/18(木) 15:20:57
37 1971.11.20 2週 アイザック・ヘイズ「黒いジャガーのテーマ」
https://www.youtube.com/watch?v=iRF8jTrly7Y
2021年の今でもなかなか新鮮に聴こえる。1960年代後半の音楽からクールな雰囲気だけをうまく掬い取り
他の1971年の音楽とは傾向が全く違うサウンドに仕立てているのが、ある意味すごい。

38 1971.12.4 3週 スライ&ファミリー・ストーン「ファミリー・アフェアー」
https://www.youtube.com/watch?v=xag5RKD0VHk
”ファミリー・アフェアー”で検索したら、メアリー・J・ブライジという名前だけは聞いたことのある別の歌手の同名曲が
圧倒的な再生回数の差でトップに出てきたので、そのブライジなる歌手をWikiで調べていると相当な時間がかかってしまった。
うーむ、A・フランクリンにも匹敵する現在の大歌手なんだなあ、この人・・・いやスライはどうした?この曲なんて
聴いてみたら全然覚えてないし(リアルタイムぴったしというのに。曲名も覚えていたのに)。当時から関心なかったんだろうな。

39 1971.12.25 3週 メラニー「心の扉を開けよう」
https://www.youtube.com/watch?v=kWbOGUPp5EQ
久々に聴いたらイメージと違っていた。何か不安定なヘンな歌と思っていたのだが、れっきとしたシンガーソングライターが
いかにも作りそうなシンプルな曲だった。

40 1972.1.15 4週 ドン・マクリーン「アメリカン・パイ」
https://www.youtube.com/watch?v=7yHTpGog0IY
当時としては異様に長い曲(8分半)だが、じっくり聴くと本当に”熱”が伝わってくる。まさに吟遊詩人の声だ。
歌詞対訳サイトを開いて内容を知ったが、なかなか日本人には難しい内容の英語で、まあ軽快でそれでいて巨大な感じが
当時としては新鮮だったのだ。個人的には、ビルボード第1位と日本の洋楽ブームとが一致した最初の曲として忘れ難い。

23korou:2021/02/18(木) 15:58:00
41 1972.2.12 1週 アル・グリーン「レッツ・ステイ・トゥゲザー」
https://www.youtube.com/watch?v=COiIC3A0ROM
youtubeで1億8千万回も再生されていて、いまだに大した人気だと思うが、当時の日本ではあまり流行らなかったはずだ。
こういう今でいうR&B風なサウンドはまだ日本では早すぎたはずだ。今の自分的にもあまり馴染めない。生煮えのブラック・サウンド?

42 1972.2.19 4週 ニルソン「ウィザウト・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=DUxOhH8yAio
動画のコメント欄には「泣ける」の文字がいっぱい。これを泣かずに聴けるものか。リアルタイムでしびれた世代として。
全米1位だったんだなあ、この曲。オリジナルのバッドフィンガーは、ニルソンのアレンジとコードが微妙に違うので
聴くに値しない。マライアのカヴァーは、最初のほうは素晴らしいが、サビ以降の声の出し方がニルソン派としては気にくわない。

43 1972.3.18 1週 ニール・ヤング「孤独の旅路」
https://www.youtube.com/watch?v=DFTt97An0Tw
渋い!イヨッ!!大統領!ってな掛け声をかけたくなるストレートな佳曲。なんだか分からないけどむやみに尊敬されていたCSN&Yの
中心メンバーのニール・ヤングが珍しくシングルヒットを飛ばしただけで、もう有難い、有難いという感じだった。この感覚はなかなか
リアルタイムでないと分からない。バックコーラスがジェイムズ・テイラーとリンダ・ロンシュタットというのも面白いというか豪華というか。

44 1972.3.25 3週 アメリカ「名前のない馬」
https://www.youtube.com/watch?v=wWUNi6TR3uY
リアルタイムで聴いたときと同じイメージで今も聴ける、その意味では珍しい曲。今聴いても、どこか遠くからやってきて、また
どこか遠くへ行ってしまったような不思議な寂しさが残る曲。

24korou:2021/02/19(金) 15:56:07
45 1972.4.15 6週 ロバータ・フラック「愛は面影の中に」
https://www.youtube.com/watch?v=VqW-eO3jTVU
何とも静かで心の奥底まで沈んでいくような超スローバラード。この年のグラミー賞を総なめにしたわけだが、リアルタイムでは
何の記憶もない。さすがにこの静かさの意味するものは当時の日本人には理解不能だったはず。モンタレー・ジャズ・フェスの
映画のBGMとして使われた時、当時のアメリカ人には心に沁みるものがあったに違いない。すべて推測に過ぎないが。
(ライブ映像もついでに観てみた。これは聴きやすい。レコード音源はアレンジで音を絞り過ぎでは?)

46 1972.5.27 1週 チャイ・ライツ「オー・ガール」
https://www.youtube.com/watch?v=LwjsVD23Z3E
全く知らないグループの歌う全く知らない歌。でも、ボーカルはしっかりしているし、サウンドも悪くない。10年近くくすぶって
いたグループらしく、その間にくさらずに実力を蓄えていたのだろう。でも、この曲ぐらいしか後世には残らなかったようだ。

47 1972.6.3 1週 ステイプル・シンガーズ「アイル・テイク・ユー・ゼア」
https://www.youtube.com/watch?v=IhHBr7nMMio
1948年から活動を始めて2021年の今もメンバーの1人であるメイヴィス・ステイプルズは活動を続けているらしいゴスペル、ソウル
グループの巨人ということになるが、今日の今日までほぼ知らなかった(名前を時々見るくらいの認識)。ゴスペル風で聴きやすい
といえば聴きやすいが、それにしても、ロバータ・フラックから続けてこれほど”黒い曲”が続くと、もう当時の日本人としては
チャート1位を追い続ける興味は失せたに違いない。アメリカン・パイ、ウイザウト・ユー、孤独の旅路、名前のない馬と、日本人
向きの曲が続いた後のこれは、少々キツいぞ(笑)

48 1972.6.10 3週 サミー・デイヴィスJr.「陽気なキャンディ・マン」
https://www.youtube.com/watch?v=qz1syhcU39U
ロックの時代に間違ってNo.1を獲得したような一時代前のミュージカル挿入歌だ。このころのアメリカ人は何を考えていたのか、何を
思っていたのか。一貫性のないこの1972年のチャートを象徴するような曲。サミーは愉し気に歌っているが、これはこの人の持ち味。

25korou:2021/02/19(金) 16:19:00
49 1972.7.1 1週 ニール・ダイアモンド「ソング・サング・ブルー」
https://www.youtube.com/watch?v=pp0LkkcmHmI
日本でも人気がかなりあった頃の代表的なヒット曲。グリーク・シアターという、どこにあるのかいまだに未確認だが、そう
いう場所でのコンサートが熱狂的に行われたということまで、当時の日本まで伝えられた。ただ、ロック時代において、彼の
ような歌手のポジションがどこにあるのか、当時の日本では想像しにくいのも事実だったが。

50 1972.7.8 3週 ビル・ウイザース「私を頼りに(リーン・オン・ミー)」
https://www.youtube.com/watch?v=gOZgo8gMIoM
これまた全然知らない曲(歌っている人も知らない)。曲も何かぎくしゃくとした流れで、とても全米No.1曲と思えない。

51 1972.7.29 6週+2週 ギルバート・オサリヴァン「アローン・アゲイン」
https://www.youtube.com/watch?v=BD4yL-fXU6s
この年最大のヒット曲と言っても良い名曲。今聴いても全然色褪せない。音色、アレンジ、メロディライン、声質、テンポ、
どれをとっても懐かしく思え、耳が癒される。涙は出てこないが、こういう感じで心に迫ってくる名曲もある。

52 1972.8.26 1週 ルッキング・グラス「ブランディー」
これも曲も人も知らないパターン。大ヒット曲はこれ1曲のみのようだ。本来はハード・ロックらしいのだが、この曲の
ヒットで人生が変わったらしい。無難なポップ・ロックに仕上がってはいるのだが・・・

26korou:2021/02/20(土) 14:45:36
53 1972.9.16 1週 スリー・ドッグ・ナイト「ブラック・アンド・ホワイト」
https://www.youtube.com/watch?v=lyMjzzJG8U0
もうこの頃にはスリー・ドッグ・ナイトへの興味は薄れていたので、かつてのように熱心に聴いていなかった記憶が
ある。今聴いても、まあこんなものかという感じ。作曲のアール・ロビンソンについてもっと知りたかったが。日本語
のWikiには記事がなかったので残念。

54 1972.9.23 3週 マック・デイヴィス「愛は心に深く」
https://www.youtube.com/watch?v=UauHDIlhvTk
全然聴いたことのない曲。邦題があるのに検索しても該当動画が出てこなかった。特徴に乏しい曲で、これでNo.1とは
不思議。

55 1972.10.14 1週 マイケル・ジャクソン「ベンのテーマ」
https://www.youtube.com/watch?v=cVJzGEdYKEU
久々に全部聴いた。ここまでのジャクソン5とか、ソロデビュー直後の歌唱と比べて、明らかに上手になっている。
これなら今でも十分聴き応えがある。

56 1972.10.21 2週 チャック・ベリー「マイ・ディンガリン」
https://www.youtube.com/watch?v=wiCSSIEUukk
チャック・ベリーの唯一のNo.1がこの曲というのは、なかなか納得できない話だ。生煮えのライブ録音という感想しか
出てこない。もっと凄い曲がいっぱいあるというのに。youtubeの再生回数が信じ難いほど低いのも納得。

27korou:2021/02/20(土) 15:12:03
57 1972.11.4 4週 ジョニー・ナッシュ「アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ」
https://www.youtube.com/watch?v=NkwJ-g0iJ6w
CSN&Yのナッシュかと思ったら、ベテランのソウル歌手らしい。初めて聴いたが見事な歌唱だった。レゲエにハマって
いた時期のヒット曲らしいが、ちゃんと急所は押えてある。これは思わぬ拾い物で気に入った。

58 1972.12.2 1週 テンプテーションズ「パパ・ウォズ・ア・ローリング・ストーン」
https://www.youtube.com/watch?v=5mc7yf0F8uc
ゴージャスな空気に満ちているが、なかなか空気が煮詰まらないようでもあり、いい曲なんだけど、もうちょっと
どうにかなりそうな気もしてくる。BGMに近い歌曲。

59 1972.12.9 1週 ヘレン・レディ「私は女」
https://www.youtube.com/watch?v=rptW7zOPX2E
時代を先取りしたかのような女性のための歌ということらしい。確信に満ちた歌いっぷりからそういう側面は十分
窺われる。知名度の高い歌のようだが自分としては初めて通して聴いた。曲としては平凡。

60 1972.12.16 3週 ビリー・ポール「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」
https://www.youtube.com/watch?v=dwtnkd601YU
いつ聴いても心からシビレル曲。永遠の名曲の一つ。気に入った女の子とこの曲に乗ってしっとりとダンスを楽しみたい
という妄想に駆られる曲。妄想はどこまでも続いて・・・

28korou:2021/02/20(土) 15:35:02
61 1973.1.6 3週 カーリー・サイモン「うつろな愛」
https://www.youtube.com/watch?v=cleCtBP0o5Y
日本でも大ヒットした名曲。その割にはyoutubeでこの曲の日本語サイトが見当たらない。もうこの頃には
洋楽ブームは終わっていたのか。最後にミック・ジャガーのバックコーラスの声がよく聴こえる。

62 1973.1.27 1週 スティーヴィー・ワンダー「迷信」
https://www.youtube.com/watch?v=kXsQteDl8U0
突然ハイレベルな音楽を聴かされた思い。この時代でも迷いなく高度な音楽を創造し続けていたんだなと
あらためて思う。1971年、1972年あたりはチャートだけ見ても皆迷いに迷っていたはずなのに。さすがは
スティーヴィー。

63 1973.2.3 3週 エルトン・ジョン「クロコダイル・ロック」
https://www.youtube.com/watch?v=uMy-Z9f9N8g
ついに出た70年代の帝王エルトン・ジョンの最初のNo.1ヒット。今聴くと、凝ったアレンジの奥から、50年代
ポップスのフレーズをいくつも見つけることができるが、当時はそこまで聴き取れず、軽快なロックだと単純に
思っていた。

64 1973.2.24 5週 ロバータ・フラック「やさしく歌って」
https://www.youtube.com/watch?v=DEbi_YjpA-Y
早くからCMに使われたので、日本人の大多数が知っている名曲。それにしても、この61から64までの曲は
突如日本人向きの楽曲ばかりになった。結構波があるなあ、この頃のチャート。

29korou:2021/02/20(土) 16:00:53
65 1973.3.24 1週 オージェイズ「ラブ・トレイン」
https://www.youtube.com/watch?v=Sovr2Y-IZI8
日本では「裏切者のテーマ」のほうが有名だが、全米チャートで言えばこの曲がベストということになる。
当時の音楽用語”ソウル”を代表するようなグループで、この曲も珍しく明るいタッチのソウルということに
なるのか。あまりソウルを聴かなかったので懐かしさはないが。

66 1973.4.7 2週 ヴィッキー・ローレンス「ジョージアの灯は消えて」
https://www.youtube.com/watch?v=vrQvOvu_eRc
当時のアメリカのテレビの人気者が、ついでに歌を出したら何と第1位になっちゃったということらしい。
すっきりとした感じではないが、それなりによくまとまったポップス曲ではあると思う。それ以上の感想はなし。

67 1973.4.21 4週 ドーン「幸せの黄色いリボン」
https://www.youtube.com/watch?v=ebano3Ty7RI
何ともハッピーそのものといったサウンド。久々にこの歌の元になったエピソードを読んだ。山田洋次という人は
いつも余計なことをする。これはこの曲だけのエピソードだけにして欲しかったのに。まあ、それはともかく、
聴いていてじーんとくるねえ、この幸せそのものの雰囲気。

68 1973.5.19 1週 スティーヴィー・ワンダー「サンシャイン」
https://www.youtube.com/watch?v=6dnKWPqJcQ0
スティーヴィーの音楽は高度だけれども、それでいて多数の支持者を得ていたのを物語る。4か月前にNo.1に
なったのにもう次の曲がNo.1になったのだから。この美しいメロディラインにリアルタイムでメロメロだった
自分を思い出す。

30korou:2021/02/21(日) 15:12:58
69 1973.5.26 1週 エドガー・ウィンター・グループ「フランケンシュタイン」
https://www.youtube.com/watch?v=x1mV_5-bRPo
ロックの音響だが思議なテイストのインストゥルメンタル曲。1週だけの第1位だが、第2位がマイ・ラブ(次の週の1位)、
第3位がエルトン・ジョン「ダニエル」、第4位がドーンの「幸せの黄色いリボン」、第5位がスティーヴィー・ワンダー
「サンシャイン」という名曲をおさえての1位というのも凄い。9分以上の長い曲で、後半は過激な弾きっぷりと電子サウンド
のオンパレードでプログレッシブ・ロック風でもある。でも、全体として何が何だか・・・という感じ。

70 1973.6.2 4週 ポール・マッカートニー&ウィングス「マイ・ラブ」
https://www.youtube.com/watch?v=eKuFyHwG188
日本でもよくラジオでかかった懐かしい曲。ポールだけは常に活動の近況が伝わってきていた。彼こそはビートルズ解散
の後も音楽を愛し続けている人なのだと思わされた。そしてそれは今になっても特に疑う必要のない事実である。自分が
思春期だった時期に常に美しい曲を届けてくれたポールには、本当に感謝という他ない。

71 1973.6.30 1週 ジョージ・ハリスン「ギヴ・ミー・ラヴ」
https://www.youtube.com/watch?v=s-KAvPbO8JY
ポールの次がジョージというのも因縁だが、70年代のジョージのピークがここにあって、後は80年代の活躍ということに
なるのだろう。曲調は「マイ・スウィート・ロード」と同じように、自由で明るく活発で楽観的な雰囲気の精神状態で
歌われた世界への溢れんばかりの愛の歌といったところ。

72 1973.7.7 2週 ビリー・プレストン「ラウンド・イン・サークルズ」
https://www.youtube.com/watch?v=ghj5V5cUo1s
ゴキゲンな(ゴキゲン!死語か?)ビリー・プレストンらしい弾けた感じの曲。R&B風なんだけど、どこまでも明るい
感じの曲調は今聴いても十分楽しい。これでビートルズ人脈が3週続いた。

31korou:2021/02/21(日) 15:40:30
73 1973.7.21 2週 ジム・クロウチ「ルロイ・ブラウンは悪い奴」
https://www.youtube.com/watch?v=RWuXluZ0iGg
軽快で、少しカントリー風味が感じられるポップ・ソング。うまくいけば当時の日本でも流行ったに違いないが
そういうことにはならなかった。初めて聴いた。

74 1973.8.4 2週 モーリン・マクガヴァン「モーニング・アフター」
https://www.youtube.com/watch?v=_KClpLzFftU
耳に残りやすいメロディ、大ヒット映画「ポセイドン・アドヴェンチャー」の曲でもあり、日本でもヒットした。
マクガヴァンはレコードを出した会社の社長秘書だったらしいが、この曲1曲だけで音楽史に名前を刻んだ。

75 1973.8.18 1週 ダイアナ・ロス「タッチ・ミー・イン・ザ・モーニング」
https://www.youtube.com/watch?v=TQmONDZr1wc
ソフィスティケーティッドされたサウンド、急所を押えた完璧な音作り、どれをとってもポップソングとしての
完成度の高い名曲だ。70年代にあってここまでのレベルを達成しつつ、大ヒットも狙わなければならないというの
は、なかなかの難事だが、ダイアナ・ロスはそれをやってのけ、70年代もポップス界の大物として君臨した。

76 1973.8.25 2週 ストーリーズ「ブラザー・ルイ」
https://www.youtube.com/watch?v=wmF3jDwSTmI
イギリスで流行ったレゲエ風のポップス曲を、アメリカのバンドがカヴァーしてヒットということらしい。全く
始めて聴いた。

32korou:2021/02/21(日) 16:10:05
ちょっと飽きてきたので、ここらで1980年代のヒットを混ぜてみることにする(これが本題)。
こちらは年間ベスト40から1位曲を抜粋。
(1980年)
1位 ケニー・ロジャース「レイディー」
https://www.youtube.com/watch?v=c8g902uupMU
ライオネル・リッチーとの異色組み合わせでこの名曲が実現。聴いたことがなかったが、いい曲だった。

2位 ブロンディ「コール・ミー」
https://www.youtube.com/watch?v=9tFpk_vJVqc
日本盤サイトで262万回再生というのは凄い。確かに聴いていてスカッとする曲だ。よく流行った記憶がある。

3位 ジョン・レノン「スターティング・オーヴァー」
https://www.youtube.com/watch?v=pZCxyOcvp5A
50年代サウンドを復権させたレノンは一体何を目指していたのだろうか。それは誰にも分からない。

4位 ダイアナ・ロス「アップサイド・ダウン」
https://www.youtube.com/watch?v=GIAtE6ywgwA
ナイル・ロジャースのサウンドをダイアナ本人が修正して出来上がった名曲。ダイアナ最大のヒット曲となった。

33korou:2021/02/21(日) 16:33:41
(1980年)
5位 ピンク・フロイド「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール」
https://www.youtube.com/watch?v=Fa2AhZdjuUc
さすがにピンク・フロイドだけにNo.1ヒットでもよく分からない。何がしたいのか・・・

6位 クイーン「愛という名の欲望」
https://www.youtube.com/watch?v=awiqSpkoOLI
完全に50年代ロックンロールのまんま。レノンの50年代サウンドとはテイストが違うが。

7位 マイケル・ジャクソン「ロック・ウイズ・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=5X-Mrc2l1d0
「今夜はドント・ストップ」とは対照的なメロディアスでムーディーな曲。もう十分にスターのオーラあり。

8位 オリヴィア・ニュートン・ジョン「マジック」
https://www.youtube.com/watch?v=DnkHf069fvA
夢見るような朦朧とした美しいハーモニーがちりばめられた今や望むべくもないほど美しい曲。オリヴィアの
歌いっぷりに古き良き時代を感じ懐かしむ。

34korou:2021/02/23(火) 15:16:01
77 1973.9.8 2週 マーヴィン・ゲイ「レッツ・ゲット・イット・オン」
https://www.youtube.com/watch?v=9vAiESu5wrA
マーヴィン・ゲイには2曲あるNo.1ヒットの1つ。「悲しいうわさ」ほどの知名度はないが、やはり楽曲としての鮮やかさ、
ボーカルの切れの良さで雲泥の差があるように思える。

78 1973.9.15 1週 ヘレン・レディ「デルタの夜明け」
https://www.youtube.com/watch?v=KL_C55PZZBA
典型的なカントリー・タッチのアレンジで、本来は豪州出身のヘレンの声質もカントリーによく合っている。

79 1973.9.29 1週 グランド・ファンク「アメリカン・バンド」
https://www.youtube.com/watch?v=KFrF5bBAen4
日本でも大人気だった曲。まさにアメリカそのものを感じさせるロックバンドの会心のヒット曲。

80 1973.10.6 2週 シェール「ハーフ・ブリード」
https://www.youtube.com/watch?v=Z6E98ZRaU1s
エキゾチックな曲でシェールの雰囲気によく合っている。聴いたことがあるようなないような。

35korou:2021/02/23(火) 15:43:34
81 1973.10.20 1週 ローリング・ストーンズ「悲しみのアンジー」
https://www.youtube.com/watch?v=MGKsgOT9pYQ
70年代ストーンズを代表する曲。決してヒット曲を狙っているわけではないのにNo.1ヒット曲になってしまうのは
ほかならぬ彼等独特の存在感がそうさせている。

82 1973.10.27 2週 グラディス・ナイトとピップス「夜汽車よ!ジョージアへ」
https://www.youtube.com/watch?v=s4KZs0mLJiQ
個性的でテクニックも十分なボーカルに酔いしれることができる佳曲。オリジナル?のシシー・ヒューストンで聴くと
やや退屈してしまうので、この曲のヒットにはナイトのボーカルの力が大きいと思う。

83 1973.11.10 2週 エディ・ケンドリックス「キープ・オン・トラッキン」
https://www.youtube.com/watch?v=aElKjhSwjBc
テンプテーションズのメンバーであるエディのソロ曲。8分近い曲でやはり長すぎると思う。

84 1973.11.24 1週 リンゴ・スター「想い出のフォトグラフ」
https://www.youtube.com/watch?v=ciI8rGmR_8Y
リアルタイムで聴いていたはずだがほぼメロディ等に記憶がない。まあこんなもんかという感じ。

36korou:2021/02/25(木) 15:23:10
85 1973.12.1 2週 カーペンターズ「トップ・オブ・ザ・ワールド」
https://www.youtube.com/watch?v=KqtlgmjfJik
youtubeのコメント欄にも多く書かれていたが、楽しい雰囲気の歌なのに、聴いているうちになぜか
泣けてくるのは、カレンの早世のせいなのか。久々に聴いて、こういうシンプルな曲にも深い感情が
こめられていることを改めて知った思い。

86 1973.12.15 2週 チャーリー・リッチ「朝やけの少女」
https://www.youtube.com/watch?v=97_TbMmtXmU
どこか懐かしい感情を掻き立てられるようなカントリー・ソング。本当に1973年あたりのヒット曲には
いろんなジャンルのものが混ざっていて多彩だ。

87 1973.12.29 2種 ジム・クロウチ「タイム・イン・ア・ボトル」
渋いがなかなかハートに染み入る感じで印象的な佳曲。TV主題歌として採用され急に注目されたが、それならと
いうことでシングルカットされる直前にクロウチは飛行機事故で亡くなったらしい、死後にNo.1を獲得。

88 1974.1.12 1週 スティーヴ・ミラー・バンド「ジョーカー」
https://www.youtube.com/watch?v=dV3AziKTBUo
ライトなブルース・ロックという感じで、こういう感じだったらブルースもBGMのように軽く聴けるのかという
音楽。当時はかなり人気があったらしい(日本ではどうだったか?)

37korou:2021/02/25(木) 15:46:50
(※上記「タイム・イン・ア・ボトル」のリンクを追加
  https://www.youtube.com/watch?v=Woa77AHn1BY

38korou:2021/02/25(木) 15:47:28
89 1974.1.19 1週 アル・ウィルソン「ショー・アンド・テル」
https://www.youtube.com/watch?v=ItgAlRuafaU
ベテラン歌手による中身の詰まった佳曲という感じ。この時期は結構聴き応えのあるボーカルが続いている。

90 1974.1.26 1週 リンゴ・スター「ユ・ア・シックスティーン」
https://www.youtube.com/watch?v=Xroiz9ssBIU
リンゴの曲としてはリアルタイムで知っている唯一の曲・・・と思っていたが、やはり久々に聴くと、記憶
に残っているイメージとは少々違った。そもそもかつてのNo.1ヒットのカヴァーだから、そんなことも知ら
なかったし。

91 1974.2.2 3週 バーブラ・ストライザンド「追憶」☆
https://www.youtube.com/watch?v=OLl2HD3enKE
この曲から感動したら「☆」を末尾につけることにした。大人の歌だなあと思う。今この年になって聴くと
沁み入ってしまう。

92 1974.2.9 1週 ラヴ・アンリミテッド・オーケストラ「愛のテーマ」
https://www.youtube.com/watch?v=P6zS03YzYuI
懐かしいインストゥルメンタル曲。そういえば、自分もこの時期不思議な幸福感にあったんだよなと、ついつい
懐古にふけってしまった。明らかに1973年度で通してみれば、後半のほうが佳曲が多い。

39korou:2021/02/25(木) 16:07:09
93 1974.3.2 3週 テリー・ジャックス「そよ風のバラード」
https://www.youtube.com/watch?v=OBRjZn9Uqfs
またまたカヴァー曲のヒット。日本向きのメロディアスなポップス。この時代でも少々古臭いかなと思える感じ。

94 1974.3.23 1週 シェール「悲しき恋占い」
https://www.youtube.com/watch?v=dnYAkvCpom0
米国での人気者が勢いに任せてNo.1ヒットをもぎとったという感じ。さほど優れた曲、歌唱には感じられないが。

95 1974.3.30 1週 ジョン・デンヴァー「太陽を背にうけて」
https://www.youtube.com/watch?v=-UUAUgJPzGk
ゆるやかなテンポにストリングスのバック、単調な繰り返しのメロディ。さすがに今聴くと退屈は免れない。もっとも
たまにはこういう曲のほうがいいときもあるし、たまたま今はそうでないのだろう。

96 1974.4.6 1週 ブルー・スウェード「ウガ・チャカ(フックト・オン・ア・フィーリング)」
https://www.youtube.com/watch?v=NrI-UBIB8Jk
スウェーデンのグループによるカヴァー曲らしい。印象的なアレンジだが、今現在2億回近い再生回数というのは何か
理由があるのか?

40korou:2021/02/25(木) 16:17:16
「追憶」までの”☆”曲(1971.6月以降)

ポール&リンダ・マッカートニー「アンクル・アルバート/ハルセイ提督」
アイザック・ヘイズ「黒いジャガーのテーマ」
ニルソン「ウィザウト・ユー」
ギルバート・オサリヴァン「アローン・アゲイン」
マイケル・ジャクソン「ベンのテーマ」
ジョニー・ナッシュ「アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ」
ビリー・ポール「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」
スティーヴィー・ワンダー「迷信」
ドーン「幸せの黄色いリボン」
ポール・マッカートニー&ウィングス「マイ・ラブ」
ビリー・プレストン「ラウンド・イン・サークルズ」
ダイアナ・ロス「タッチ・ミー・イン・ザ・モーニング」
ジム・クロウチ「タイム・イン・ア・ボトル」
バーブラ・ストライザンド「追憶」

41korou:2021/02/26(金) 17:12:16
97 1974.4.13 1週 エルトン・ジョン「ベニーとジェッツ」
https://www.youtube.com/watch?v=aUViwIoDVQk
エルトンらしい曲。特にどうということもないが、こういう曲が70年代を支配したのは事実。

98 1974.4.20 2週 スリー・ディグリーズとMFSB「ソウル・トレインのテーマ」
https://www.youtube.com/watch?v=Qt9jpxiSy_8
なるほど、この有名なメロディ、リズムの曲がこの曲名でしかもナンバーワン・ヒットなのかと納得、了解。
スリー・ディグリーズも、そこそこヒットを出していたんだなあ、本場米国で。

99 1974.5.4 2週 グランド・ファンク「ロコモーション」
https://www.youtube.com/watch?v=WlvnHS9asks
No.1曲としては史上2曲目のカヴァー曲(最初はダニー・オズモンド)。今聴くと別にカヴァーしなくてもと思うが
メンバーのおふざけで始まった曲らしい。

100 1974.5.18 3週 レイ・スティーヴンス「ストリーキング」
https://www.youtube.com/watch?v=XtzoUu7w-YM
ストリーキングを題材にしたキワモノ曲とのこと。うーん、コメント不能。

42korou:2021/02/26(金) 17:35:47
101 1974.6.8 1週 ポール・マッカートニー&ウィングス「バンド・オン・ザ・ラン」
https://www.youtube.com/watch?v=UiFZGzYvYL0
もうヘビロテで聴きまくった曲。やはりポール独特の曲構成が光る名曲。

102 1974.6.15 2週 ボ・ドナルドソンとヘイウッズ「悲しみのヒーロー」
https://www.youtube.com/watch?v=1qlK9TJvuSk
オリジナルのペーパー・レースのほうがyoutubeでの再生回数が断然多いのだが、全米第1位になったのは
こっちのほう。60年代の日本で流行りそうな洋楽。

103 1974.6.29 1週 ゴードン・ライトフット「サンダウン」
https://www.youtube.com/watch?v=kv8zyBi4ZXk
ああ、このメロディはこの曲だったのかという感じ。このメロディは昔から知っていたが、曲名は今日初めて
知った。カントリーに少しだけR&Bのスパイスを入れた感じ。

104 1974.7.6 1週 ヒューズ・コーポレーション「愛の航海」
https://www.youtube.com/watch?v=TwaGAQDb8ps
ポール・モーリアのインストゥルメンタルで知っていた曲だが、ディスコサウンドの始まり(次の「ロック・
ユア・ベイビー」と合わせて)だとは知らなかった。時代は徐々にディスコ、ダンスブームになっていたのか。

43korou:2021/02/27(土) 16:33:19
105 1974.7.13 2週 ジョージ・マックレー「ロック・ユア・ベイビー」
https://www.youtube.com/watch?v=_SPUBUDZ1Lc
「愛の航海」(104)に引き続き、ディスコサウンドの嚆矢となった曲。これも知らん間に知っていた曲。高2の夏か・・・

106 1974.7.27 2週 ジョン・デンヴァー「緑の風のアニー」
https://www.youtube.com/watch?v=2iaNnGEM-vE
これはほとんど聴いたことのない曲。聴き込めば爽やかな感じで良さげだが、なかなかカントリー風の曲はねえ・・・

107 1974.8.10 1週 ロバータ・フラック「愛のためいき」
https://www.youtube.com/watch?v=u14bimquEx0
大人の雰囲気なジャジーな曲。リンクした映像ではソプラノサックスの間奏が美しい。歌はこんなものかな。
少なくとも日本人にはこの種の良さは本当には分からないような気がする。

108 1974.8.17 1週 ぺーパー・レース「ザ・ナイト・シカゴ・タイド」
https://www.youtube.com/watch?v=p-L0NpaErkk
「悲しみのヒーロー」(102)でカヴァー盤にNo.1ヒットをさらわれたイギリスのグループが、今度は自分たちで
ヒットを掴んだ曲。とはいうものの、とらえどころのない感じの曲調で、一度聴いただけではよく分からない。

44korou:2021/02/27(土) 16:55:20
109 1974.8.24 3週 ポール・アンカ「二人のきずな」
https://www.youtube.com/watch?v=JtjkKX3m-2s
久々のポール・アンカだが、何か冴えない曲でガッカリ。女性差別のような歌詞で物議をかもしたりして、よく1位に
なれたもんだ(それも3週連続で)と思う。

110 1974.9.14 1週 エリック・クラプトン「アイ・ショット・ザ・シェリフ」
https://www.youtube.com/watch?v=YzR5WInhDU4
どういうわけか、このタイミングでこのギターの神様が第1位となった。ボブ・マーリィの名前も不滅になった。
今聴くと相当のんびりしたサウンドだ。

111 1974.9.21 1週 バリー・ホワイト「あふれる愛を」
https://www.youtube.com/watch?v=aJRCl0E_AXI
ベテラン音楽プロデューサーが、周囲の声に応えてついに自分で曲を出して、期待通り大ヒットとなったということらしい。
手堅い感じで、やや”黒いサウンド”にしてまとめている。声質も適当に錆びついていて心地よい。

112 1974.9.28 1週 アンディ・キム「ロック・ミー・ジェントリー」
https://www.youtube.com/watch?v=9ym3RlvVR9M
1960年代にヒットメーカーとしても活躍した人が、自分でもNo.1ヒットを獲得したということらしい。2曲続いて、そんな
感じなんだけど、どうにも影の薄い平凡な感じの曲なので、この時期のヒット曲は聴いていてどれも冴えない。

45korou:2021/02/27(土) 17:16:42
113 1974.10.5 2週 オリヴィア・ニュートン=ジョン「愛の告白」
https://www.youtube.com/watch?v=sAJ8-W3jVs4
意外なほどyoutubeでの再生回数が少ないので驚いたが、確かにこの時期にあってもこれほどオールドスタイルの
ラヴソングは珍しかっただろう。1970年代という時代の雰囲気を代表する女性歌手としてオリヴィアの名は不滅
だろう。再生回数には反映されていないけれども。

114 1974.10.19 1週 ビリー・プレストン「ナッシング・フロム・ナッシング」
https://www.youtube.com/watch?v=8HqyEHqEYho
ラグタイム風のゴキゲンなナンバー(古い表現だなぁ)。「愛の告白」の直後だったのか。

115 1974.10.26 1週 ディオンヌ・ワーウィックとスピナーズ「愛のめぐり逢い」
https://www.youtube.com/watch?v=uOViqvRsIgo
これもびっくりするくらいyoutubeでは再生回数が少ない。このところの3曲はすべて名曲だと思っているのに
全米のyoutubeファンの間では不人気なのか。というか1週程度のNo.1ヒットではないはずなのだが。

116 1974.11.2 2週 スティーヴィー・ワンダー「悪夢」
https://www.youtube.com/watch?v=ErUi6SraxMk
イエイ!4曲連続お馴染みの曲となった。もう説明不要だよ、このあたりの曲は。

46korou:2021/03/01(月) 15:51:31
117 1974.11.9 1週 バックマン・ターナー・オーヴァードライブ「恋のめまい」
https://www.youtube.com/watch?v=4cia_v4vxfE
快調に飛ばすリードギターとボーカルが心地よい曲。70年代には珍しい明朗そのものな曲。元ゲス・フーの
ランディ・バックマンが作った曲。

118 1974.11.16 1週 ジョン・レノン「真夜中を突っ走れ」
https://www.youtube.com/watch?v=7qwq76p93U8
リアルタイムでよく聞いた曲。特にどうということもない平凡な曲だが、ジョンの曲だから有難く聴いていた。
エルトン・ジョンがバックで演奏しコーラスしている。彼はこの曲がNo.1ヒットになると確信し、それはないよ
と否定したジョンと賭けをして、見事その賭けに勝ったので、自身のコンサートにジョンを引っ張り出すことができた。

119 1974.11.23 2週 ビリー・スワン「アイ・キャン・ヘルプ」
https://www.youtube.com/watch?v=E5V2hjJ6kCg
スタンダードでややオールドスタイルなロックンロール。プレスリーの叔父と親しかったらしいが、サウンドは
ほぼプレスリー風。ボーカルはリンゴ・スター?

120 1974.12.7 2週 カール・ダグラス「吼えろ!ドラゴン」
https://www.youtube.com/watch?v=g7_bmw_XjA8
カンフーブームに乗っかった感のあるヒット曲。クレヨンしんちゃんで使われて最近でも有名になったらしい。
曲としてはゲテモノ趣味の部類。悪くはないけど。

47korou:2021/03/01(月) 16:15:49
121 1974.12.21 1週 ハリー・チェイピン「ゆりかごの猫」
https://www.youtube.com/watch?v=KXrgF30VplE
全く知らないアーティストの全く知らない曲だったが、なかなか味のある佳曲だった。チェイピンは慈善活動で知られ
その志はマネージャーのケン・クラーゲンに受け継がれ、その後「ウィ・アー・ザ・ワールド」として展開された。

122 1974.12.28 1週 ヘレン・レディ「アンジー・ベイビー」☆
https://www.youtube.com/watch?v=UQKyGt_I5L4
このメロディは知っていた。でも曲名は全然知らなかった。完成度の高いメロディに魅惑されてしまう。抑えた歌い方も
この曲には合っている。

123 1975.1.4 2週 エルトン・ジョン「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」
https://www.youtube.com/watch?v=5EOFnnBQjp8
これも頻繁に聴いた曲。好んで聴いたわけではないが、それでも、この曲を聴けば、あっという間に1975年当時の心象風景、
映像、記憶が蘇ってくる。

124 1975.1.18 バリー・マニロウ「哀しみのマンディ」
https://www.youtube.com/watch?v=gMG-zQtZb44
ああ、これもよく聴いていたなあ。この頃は一時期のひどいレベルのチャートから立ち直っていて、いろいろなジャンルの
音楽が流行った時期だが、こういうやや時代離れしたメロディアスなものもNo.1になれたんだなあ。

48korou:2021/03/01(月) 16:41:25
125 1975.1.25 1週 カーペンターズ「プリーズ・ミスター・ポストマン」
https://www.youtube.com/watch?v=RPkH6yd-vX0
カーペンターズには良い曲がいっぱいあるのに、何もこんなカヴァーで1位をとらなくてもと思ったりしたのだが、それも昔の話。
まあ、確かにカレンの声はオールディーズに合っているのは事実だが。

126 1975.2.1 1週 ニール・セダカ「雨に微笑みを」☆
https://www.youtube.com/watch?v=htWi3Yq9474
ああ、懐かしくて涙が出るよ。当時も結構愛聴していたけど、50年近く経った今も変わらず好きな曲だということが分かった。

127 1975.2.8 1週 オハイオ・プレイヤーズ「ファイアー」
https://www.youtube.com/watch?v=1xqMY8UAGgg
この時期、白人系のポップスが続いていたところに突如真っ黒なサウンドが乱入といった感じ。とはいえ、これも黒人系音楽としては
オールドスタイルだろう。60年代に時々現れてチャートを席巻した、ゆったりとしたファンク系サウンドと言った感じ、少しスライも
入っている?

128 1975.2.15 リンダ・ロンシュタット「悪いあなた」☆
https://www.youtube.com/watch?v=_bj_32QeAaU
こういう流れで音楽を追っていって、この歌をこんな風に歌いこなすさまを見せつけられると、本当に新しいスター歌手が誕生した
という印象を強く受ける。リアルタイムではそんな風に正確に追えなかったので、当時は彼女の登場の意味合いを正しく認識する
ことができなかったが、今聴くと凄い歌手だったことが分かる。確かにオリヴィア以上かもしれない、まあ自分としては、どちらも
素晴らしいけれど。

49korou:2021/03/01(月) 17:17:32
129 1975.2.22 1週 アヴェレイジ・ホワイト・バンド「ピック・アップ・ザ・ピーセズ」
https://www.youtube.com/watch?v=iHStdkvjohw
痛快なファンキーサウンド。当時はディスコでの定番だったらしいが、当方は縁がなかったのでリアルタイムでも全く不明。
いやあ、それにしてもこの時期のチャートはバラエティに富んでいる、面白えーー。(なんか聴いたことのある音楽)

130 1975.3.1 1週 イーグルス「我が愛の至上」
https://www.youtube.com/watch?v=EaO-kgG7eCQ
ついに70年代の真打ち登場だ。確かにこうして流れの中で聴くと、新しい音楽シーンが登場してきたことが分かる。リンダ・ロンシュタット
とイーグルスが、低迷していた1970年代前半のチャートに新風を吹き込み、活気を与えたことは間違いない。

131 1975.3.8 1週 オリヴィア・ニュートン=ジョン「そよ風の誘惑」☆
https://www.youtube.com/watch?v=1B2_Vyvazts
70年代に一番よく聴いた曲かもしれない。日本語サイトが米国サイトを圧倒して断トツの700万回再生だ。日本人にはこういう雰囲気と
こういうサウンドが一番合っているし、その後のJ-POPでもなかなかこれだけのクオリティはないので、今聴く価値は十分あると思う。

132 1975.3.15 1週 ドゥービー・ブラザーズ「ブラック・ウォーター」
https://www.youtube.com/watch?v=km4-eKvv3EM
何かとりとめのない曲。いろいろな工夫が施されているが、初めて聴いた段階ではよく分からない。ビーチ・ボーイズが試みようとして
いた音楽の出来損ないのようで、少なくともドゥービー・ブラザーズのイメージではない。この時期のチャートの多彩さを証明はしているのだが。

50korou:2021/03/03(水) 15:43:23
133 1975.3.22 1週 フランキー・ヴァリ「瞳の面影」
https://www.youtube.com/watch?v=vYtpKBNTCB8
フォー・シーズンズのボーカルとして活躍した後、ソロでは目が出なかったヴァリがやっと引き当てたNo.1ソング。易しい
メロディだが日本ではあまり聴かれなかったような気がする。

134 1975.3.29 1週 ラベル「レディ・マーマレイド」☆
https://www.youtube.com/watch?v=t4LWIP7SAjY
この時代の音楽としては2000年代にも通用する”今っぽい”感覚に溢れている。2001年にクリスティーナ・アギレラ他で
リバイバルヒットされ再度全米第1位となったのも頷ける。初めて聴いたがこれは優れた曲。歌手もパティ・ラベルの
グループということで、メンバーはシュープーリームスとも関係があるブルー・ベルズの後継だった。

135 1975.4.5 1週 ミニー・リバートン「ラヴィング・ユー」☆(日)
https://www.youtube.com/watch?v=_vjzf6CKj_g
もうこれは聴いてもらうしかない美しい声だ。日本でも有名なこのメロディにこの美声が聴こえると、もうこの曲独自の世界が
広がっていく。この大ヒットの直後にガンが判明し、31歳の若さで亡くなったという事実が涙を誘う。

136 1975.4.12 2週 エルトン・ジョン「フィラデルフィア・フリーダム」
https://www.youtube.com/watch?v=MIxOkJQ2J7E
この時期のエルトンの曲はほぼ日本でも大ヒットしているのだが、これはそれほど印象がないし、実際ほぼ聴いたことのない
曲だった。ビリー・ジーン・キング(テニス)のために作った曲らしいが、それは言われなかったら気付かない。

※(日)はyoutubeのサイトが日本語サイトの意

51korou:2021/03/03(水) 16:05:30
137 1975.4.26 1週 B.J.トーマス「心にひびく愛の歌」
https://www.youtube.com/watch?v=QyrRYIrhLL0
「雨にぬれても」だけの人と思っていたら、もう1回No.1ヒットを出していたのだった。ごく普通な、ある意味平凡な
カントリーソングといった趣き。

138 1975.5.3 3週 トニー・オーランド&ドーン「恋のシーソー・ゲーム」
https://www.youtube.com/watch?v=oLfsUJ4-XEE
特にどうということもない軽いポップス曲。トニー・オーランドの知名度などが、この曲をトップに押し上げたのだろうか?

139 1975.5.24 1週 アース・ウィンド&ファイアー「シャイニング・スター」
https://www.youtube.com/watch?v=Zu9a29UR2dU
E,W&F唯一のNo.1ヒット。その割にはあまり聴いたことのない曲だった。十分”黒い”音楽に仕上がっているが。

140 1975.5.31 1週 フレディ・フェンダー「涙のしずく」
https://www.youtube.com/watch?v=xF0yUxLzZjc
実に渋い歌で、映像でみても40歳手前の渋いオッサンが、カントリー調のメロディを淡々と歌っている。これも日本では
多分流行らなかっただろうなあ。

52korou:2021/03/03(水) 16:23:32
141 1975.6.7 1週 ジョン・デンヴァー「すばらしきカントリー・ボーイ」
https://www.youtube.com/watch?v=QRuCPS_-_IA
全くケチのつけようがないほどまっとうなカントリー・ソング。ここまで徹底すると、もう日本人の感性ではついていけなくなるのも事実。
ダメな曲じゃないが。

142 1975.6.14 1週 アメリカ「金色の髪の少女」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=QRuCPS_-_IA
何となく聴いたことのある曲。日本人受けする感じの曲調だ。ジョージ・マーティンの手腕で復活したバンド。

143 1975.6.21 4週 キャプテン&テニール「愛ある限り」
https://www.youtube.com/watch?v=_QNEf9oGw8o
これこそ日本語サイトがあってしかるべき(削除されたのだろうか?)。こういう流れで聴くと、この時期によく現れたカントリーまたは
純ポップス調のヒット路線にぴったりとハマっていたのがよく分かる、ニール・セダカにポップス調、カントリー調のアレンジという感じで。

144 1975.7.19 1週 ウィングス「あの娘におせっかい」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=JifQwN-crfg
一瞬で高校時代が蘇る思い出の曲。間奏のサックスがいい感じ。ついでに「ヴィーナス&マース」も聴いてみるか。

53korou:2021/03/04(木) 16:29:14
145 1975.7.26 1週 ヴァン・マッコイ&スタイリスティック・オーケストラ「ハッスル」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=hYQ3y_50B74
もはや伝説といってもいいディスコ・ブームの火付け役となった元祖ディスコ曲。とはいうものの、リアルタイムの自分は随分
遅れてこの曲を知った記憶がある。ディスコなんて行かねえもんなあ。

146 1975.8.2 1週 イーグルス「呪われた夜」
https://www.youtube.com/watch?v=ESc2Tq2HzhQ
2曲続けて日本でも大評判の曲となったが、こちらは日本語サイトがない。削除されたのだろうか。今聴くと、明らかに
イメージチェンジを図っているのがよく分かる。イーグルスをイコール西海岸の爽やかサウンドとイメージするのは間違いで、
こういうR&Bテイストへの嗜好は強かったようだ。

147 1975.8.9 2週 ビー・ジーズ「ジャイヴ・トーキン」
https://www.youtube.com/watch?v=oALKAh_bL5g
これも、まあまあ日本でも流行った。本家米国では、この曲こそ、ビー・ジーズ復活の始まりとなった曲だ。まあ日本では
「マイ・ワールド」なんかが流行っていて、決してこの時期がスランプだなんて思ってなかったけどねえ。でも、いきなり
ディスコ・サウンドになったのには驚いたもんだ。

148 1975.8.23 1週 ハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズ「フォーリン・イン・ラヴ」
https://www.youtube.com/watch?v=K0sTpZja6JQ
何か1970年前後に時々聴かれたごく普通に作られたポップ・ソングが、5年後のチャートに突如迷い込んできたという感じ。
何でこのタイミングで流行ったんだろう。「恋のかけひき」は時世に合った感じだったけど、これはちょっと。

54korou:2021/03/04(木) 16:46:05
149 1975.8.30 1週 K.C.&サンシャイン・バンド「ゲット・ダウン・トゥナイト」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=R2p1oouyq-8
これも当時のディスコ・ブームに火をつけた一曲だろう。自分は全然記憶にないが。そういうバンド名があったのは知っていたが。

150 1975.9.6 2週 グレン・キャンベル「ラインストーン・カウボーイ」
https://www.youtube.com/watch?v=J_Qe1U5JIt8
ファンキーな1つ前の曲の次は、コテコテのカントリー・ソングというのが、この時期のチャートの面白さだ。ここまでオールド
スタイルだと、日本ですら”アメリカの五木ひろし”のイメージになってしまった記憶がある。ダメな曲じゃないけどね。

151 1975.9.20 2週 デヴィッド・ボウイー「フェイム」
https://www.youtube.com/watch?v=J-_30HA7rec
何となく聴いたことのある曲。もともと大ヒットを飛ばして何の不思議はないスターだったが、この時期にこういうディスコっぽい
サウンドだったのが功を奏したとも言える。

152 1975.9.27 1週 ジョン・デンヴァー「アイム・ソーリー/わが友カリプソ号」
https://www.youtube.com/watch?v=jIjOAWXZJSI
またしても、黒いサウンドの後にコテコテのカントリー・ソング。これもあまり知らない曲だった。ジョン・デンヴァーの全米第1位
の曲はほとんど知らないメロディばかりだった。

55korou:2021/03/05(金) 16:37:29
153 1975.10.11 3週 ニール・セダカ「バッド・ブラッド」
https://www.youtube.com/watch?v=YTTVx--i3m0
ニール・セダカ最大のヒット曲となったこの曲は、日本でもそこそこ売れたように思う。ただし、米国でのヒットは、バックで
コーラスを務めたエルトン・ジョンの力もあったようだ。曲としては普通の出来かな。

154 1975.11.1 3週 エルトン・ジョン「アイランド・ガール」
https://www.youtube.com/watch?v=ywJ1MD4-Cns
この年のエルトンの好調さを物語る、ある意味連続しての第1位獲得だ(この年3回目のNo.1)。とはいうものの、当時も言われて
いたことだが、楽曲のレベルが落ちてきていたのも事実。とりあえず米国での活躍第1章の終幕となる。

155 1975.11.22 2週 K.C.&サンシャイン・バンド「ザッツ・ザ・ウェイ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=Vw0zRNCg-o8
これはもうゴキゲン(?、もうエエか、この表現!)なディスコナンバー。日本語サイトで6年で40万ヒットは素晴らしい。また
同じこと書くが、ディスコには行ったことがない自分が・・・(以下自粛)

156 1975.11.29 3週 シルヴァー・コンヴェンション「フライ・ロビン・フライ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=cKgQ6f-InXE
これは、直前の1位曲と違って、ちょっとばかし知的な音響操作が仕込まれた、それでいて表向きはゴキゲンなディスコサウンドだ。
まさにディスコ・ブーム到来で、かくしてジョン・デンヴァー、エルトン・ジョンなどのストレートな音楽は駆逐されていく。

56korou:2021/03/05(金) 17:01:05
157 1975.12.27 1週 ステイプル・シンガーズ「レッツ・ドゥ・イット・アゲイン」
https://www.youtube.com/watch?v=NIS4P8xbPtg
映画音楽ということだが全く知らない曲だった。ステイプル・シンガーズは1972年にもNo.1ヒットを出しているが、数日前?くらい
には聴いているはずなのに全く記憶がない。どうも嗜好が違うようで自分には合わない。この曲もどうということもないし。

158 1976.1.3 1週 ベイ・シティ・ローラーズ「サタデー・ナイト」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=HfS_QKGjwzw
日本語サイトが複数乱立しているという、ここまでの曲ではあり得なかった現象が出現。米国第1位はもちろん、日本でも70年代最大
の外国アイドルグループによる大ヒット曲であると言っても過言でない。ビートルズと同じく、普通に勝負したら、英国での大成功を
米国では果たせなかったので、米国向けに再プロデュースして再度の挑戦でチャートNo.1をもぎとったということのようだ。

159 1976.1.10 1週 C.W.マッコール「コンボイ」
https://www.youtube.com/watch?v=87r0CPQbFds
こりゃ何じゃ、とでも言いたくなるゲテモノ・レコード。当時米国で流行っていたCB無線を題材に、無線用語、無線中に見つけたもの
などを歌詞に放り込んで、自身が作り出したキャラクターの宣伝のために作った曲らしい。混迷の70年代においても、これは屈指の
ゲテモノソングだろう。

160 1976.1.17 1週 バリー・マニロウ「歌の贈りもの」
https://www.youtube.com/watch?v=SBNnUaU1j08
これは日本語サイトがつい最近アップされたばかり。従来のものは削除されたのか。そろそろ日本でもこの人の人気が上昇してきた頃。
まあまあな感じで繰り返しオンエアされていた記憶がある。でも、もうこのスタイルは70年代においてもオールドスタイルな感がある。

57korou:2021/03/05(金) 17:20:57
161 1976.1.24 1週 ダイアナ・ロス「マホガニーのテーマ」
https://www.youtube.com/watch?v=VOH6SzDX3l4
今聴いてもなかなかロマンティックで劇的で、ダイアナ・ロスにふさわしい曲調だ。日本語サイトがあってもよいはずだが・・・。

162 1976.1.31 1週 オハイオ・プレイヤーズ「愛のローラーコースター」
https://www.youtube.com/watch?v=QjZbPA1cMIU
これはロマンティックも劇的も何もなくて、ひたすらファンキーで「黒い」。当時の日本ではこの曲調だとヒットはムリだったろう。

163 1976.2.7 3週 ポール・サイモン「恋人と別れる50の方法」
https://www.youtube.com/watch?v=ABXtWqmArUU
久々に聴いた。かつての記憶とピッタリ一致して気持ちよい。言葉はすぐに分からなくても、そのニュアンスが直接伝わってくるような
不思議な曲。

164 1976.2.28 1週 リズム・ヘリティジ「反逆のテーマ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=r9X7wdCaszk
曲名にも演奏者にもなじみがないので知らない曲かと思ったら、日本でもバリバリかかった曲じゃあ〜りませんか。川口浩探検隊にも
使われかなりメジャーな存在なのか、日本語サイトも結構なヒット数。勉強になります。

58korou:2021/03/06(土) 16:52:54
165 1976.3.6 1週 ミラクルズ「ラブ・マシーン(パート1)」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=zak9lHhkNkw
スモーキー・ロビンソンが抜けた後の新生ミラクルズが、やっと放ったNo.1ヒット。これもディスコサウンドで、ヒット曲の
近道はディスコなのか。

166 1976.3.13 3週 フォー・シーズンズ「1963年12月(あのすばらしき夜)」
https://www.youtube.com/watch?v=nDxhugRKZ8g
60年代前半に大活躍したフォー・シーズンズが、フランキー・ヴァリの一足早い活躍(1975.3月「瞳の面影」で第1位)に刺激
されたかのように久々のNo.1ヒットを出した。ボーカルは当時声が出にくくなっていたヴァリの代役が務めたらしいが。

167 1976.4.3 4週 ジョニー・テイラー「ディスコ・レイディー」
https://www.youtube.com/watch?v=qOPYn1l1pvw
歌っている本人は否定しているが、でもこれもディスコっぽいサウンドであることに間違いない。それほど優れた楽曲とも思えないが
史上初のプラチナ・ディスクとなったらしい。ようわからん。

168 1976.5.1 1週 ベラミー・ブラザーズ「愛はそよ風」
https://www.youtube.com/watch?v=LzXz6-RXXgc
優れた楽曲をストックしていたプロデューサーが、たまたま知った美しい声の持ち主にいきなりデビューをもちかけ、それが大ヒット
になったというストーリー。まさに一発屋で、これ以外のキャリアは何もない。ごく普通のカントリー・ソング。さすがにディスコ風
サウンドが続き過ぎて皆飽きたときに上手くハマったのか?

59korou:2021/03/06(土) 17:14:58
169 1976.5.8 1週 ジョン・セバスチャン「ウェルカム・バック」
https://www.youtube.com/watch?v=GGlY3ubGzUY
アメリカの人気番組で日本で言えば「熱中先生」のような内容らしいが、その主題歌として売れた曲ということのようだ。
関係者が元ラヴィン・スプーンフルのジョン・セバスチャンのボーカルを望んだところ、偶然実現したらしい。どっちにせよ
日本ではあまり聴かれなかった。この時期の曲は日本では不評だったはず。

170 1976.5.15 1週 シルヴァーズ「ブギー・フィーバー」
https://www.youtube.com/watch?v=iPueR6rkkX4
オズモンズ、ジャクソン5のようなファミリー・グループが、ディスコ・サウンドでやっと日の目を見たということか。
8名という大人数で踊って、時々伸びのある子どものソプラノ声が響くと、フィンガー5を連想させる。米国のフィンガー5。

171 1976.5.22 5週 ウィングス「心のラヴ・ソング」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=DgeU-CdGTz0
ウィングスが最も輝いていたときの決定打となった大ヒット曲。日本でも相当ヒットした。当時はこの曲がウィングスで一番
優れている楽曲だと思っていた。今聴くと、ややこじんまりとまとまりすぎているようにも思えるが、それにしても、この時期の
ディスコ・ブームなど全く気にせず独自路線で曲を作り、それが年間第1位にまでなるのだから、誰も文句は言えない。

172 1976.5.29 2週 ダイアナ・ロス「ラブ・ハングオーバー」
https://www.youtube.com/watch?v=yOzO_4NS8NI
ついにダイアナまでもディスコ・サウンド。とはいえ、彼女の楽曲らしい繊細さ、細かい味付けは為されているが。

60korou:2021/03/07(日) 16:17:13
173 1976.7.10 2週 スターランド・ヴォーカル・バンド「アフタヌーン・デライト」
https://www.youtube.com/watch?v=wu1UXCdyNo0
ジョン・デンヴァーの仕事仲間であるビル・ダノフは「故郷に帰りたい」の大成功の後、特にヒットに恵まれなかったが、ついに
この曲でデンヴァーのレーベルで成功を収めたという話。ディスコの間にカントリーというこの時期のチャートの傾向そのまま。

174 1976.7.24 2週 マンハッタンズ「涙の口づけ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=-_7eODtrWfw
これはスローバラードと分類していたら、うーむ、チークタイムの曲ですかあーー。またしてもディスコ関連。まあ、ベテランの
グループなんで、狙ったわけではないだろうけど、商売上手なコロンビアとしては願ったり叶ったりのサウンドかな。例によって
ディスコ関連なんで日本語サイトあります。

175 1976.8.7 4週 エルトン・ジョンとキキ・ディー「恋のデュエット」
https://www.youtube.com/watch?v=z0qW9P-uYfM
乗りに乗っていたエルトンが、デュエットでも成功を収めた曲。ちょっとこの時期では珍しいタイプの楽曲で、一昔前といった
趣き。日本でも流行ったんだろうか。ギターアンサンブルにどっぷり漬かっていた頃だからよく覚えていない。日本語サイト無いし。

176 1976.9.4 1週 ビー・ジーズ「ユー・シュッド・ビー・ダンシング」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=nHVCbyhlFk4
いよいよディスコ・ブームをもたらした本家ビー・ジーズが、これぞディスコ・サウンドという曲で名乗りを上げた。サタデー・
ナイト・フィーバーにもつながる曲で、日本語サイトもばっちり、再生回数を稼いでいますなあ。

61korou:2021/03/07(日) 16:36:54
177 1976.9.11 1週 K.C.&サンシャイン・バンド「シェイク・ユア・ブーティ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=5TBIl0EMwO0
日本語サイトで22万ヒットって、どんだけ懐かしがられているんだ。リアルタイムの当時の自分は全然聴いたことがなかったのに。
このバンドは今回初めて聴く曲ばかりで未知のミュージシャンだったけど、この時期こんなに第1位を獲っていたとは。知らんこと
ばっか。

178 1976.9.18 3週 ワイルド・チェリー「プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=iKI3qDKSUOo
ロックをやりたかったのに当時のディスコ・ブームにその希望をかき消されてしまい、仕方なく作った”ロック調ディスコ”曲。
それにしても、これも日本語サイトで22万回再生だ。もう、自分はこの時期にディスコミュージックを敬遠していたので、リアル
タイムなんていう資格はないだろう。

179 1976.10.9 1週 ウォルター・マーフィーとビッグ・アップル・バンド「運命’76」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=WvykFUTxWdQ
ついに「運命」までもディスコ・ブームのネタになってしまった。これはさすがに当時聴いたことがある。まあ本気では聴けなかった
けどねえ。この流れで聴くと、まあ納得かな。

180 1976.10.16 1週 リック・ディーズ「ディスコ・ダック」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=b6HSJ3HXJzw
ついに”アヒル”までディスコ曲で歌うことになってしまった。これは聴いたことがなかった。ここまでくるともはや笑うしかない。
いくらブームとはいえ、こんなヒドい曲がチャートを制するなんて悪夢だろう。パロディそのものは好きだけど、ちょっとこれは・・

62korou:2021/03/07(日) 16:58:28
181 1976.10.23 2週 シカゴ「愛ある別れ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=K955BUUorVE
まさに”何じゃこりゃ”の世界。あの凄まじい雰囲気のシカゴとは思えないソフトなバラード。でも、まだこの時期にはブラス・ロック
の名残りを残していたはず。まあ、それにしても、いくらいろいろな曲調が必要ということでも、これはない。シカゴじゃない。せめて
ディスコ・サウンドに転身してほしかった(それも嫌だけど・・)

182 1976.11.6 1週 スティーヴ・ミラー「ロックン・ミー」
https://www.youtube.com/watch?v=j-IkE5TtO2U
この時期には珍しい純粋ロック・サウンドの曲。ミディアム・ビートなので、逆に新鮮だったのかもしれない。

183 1976.11.13 7週 ロッド・スチュアート「今夜きめよう」
https://www.youtube.com/watch?v=IZr6AE-u2UM
7週もトップを独走した曲なのだが全然記憶がない。今回初めて聴いたような気がする。あまり優れた曲とは思えないのだが、これで
7週なのか。日本語サイトは削除されたか元々ないのか見当たらなかった。

184 1977.1.8 1週 マリリン・マックーとビリー・デイヴィス・ジュニア「星空のふたり」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=nUF3eRPKLWA
これは優れた曲。メロディ、コードの流れ、アレンジ、歌唱どれも素晴らしい。フィフス・ディメンション時代の蓄積が生きている。
ディスコのチークタイムの定番ということで日本語サイト有り。

63korou:2021/03/07(日) 17:16:21
185 1977.1.15 1週 レオ・セイヤー「恋の魔法使い」
https://www.youtube.com/watch?v=HhSjwU8gEsI
特に大きな特徴のない曲で、今まで聴いたこともあまりないので、コメントが難しい。なぜ流行ったのだろう?

186 1977.1.22 1週 スティーヴィー・ワンダー「回想」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=S9TX7EpkjNw
「キー・オブ・ライフ」からのシングル・カット。悪かろうはずがない。これは繰り返しよく聴いた。これもディスコで
かかっていたようだ(=日本語サイト有り)

187 1977.1.29 1週 ローズ・ロイス「カー・ウォッシュ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=T_xutCVU1gw
テンプテーションズのバック・バンドが女性ヴォーカルを迎えてデビューした曲。やはりこれもディスコ調で映画音楽と
して使用されたらしい。

188 1977.2.5 2週 メアリー・マッグレガー「過ぎし日の想い出」
https://www.youtube.com/watch?v=TzGbvTl4mpg
オリヴィア・ニュートン=ジョンが歌うようなソフトでメロウな禁断の愛を歌った曲。随所にカントリーソングのシンプルな
コード進行を挟みながら。ひたすらメロウに歌う雰囲気は、カーペンターズ、オリヴィアとも共通するが、日本では思った
ほど流行らなかったのか?(実際はどうなのか知らない。自分は聴いたことがなかった)

64korou:2021/03/08(月) 17:02:33
189 1977.2.19 1週 マンフレッド・マンズ・アース・バンド「光で目もくらみ」
https://www.youtube.com/watch?v=lcWVL4B-4pI
何じゃこの題名、このアーティストは、と思っていたら、何とブルース・スプリングスティーンのデビューアルバムで話題になった
曲であり、それをマンフレッド・マンの後継バンドがカヴァーしたということで、ふむふむ。マンフレッド・マンはブルース・スプ
リングスティーンのスタイルに影響を与えているということで、元祖が模倣者のデビューアルバムの曲をカヴァーしたということに
なるのか。それにしても全く聴いたことのないこういう曲がNo.1というのも何というか、世界は広いものだのう。

190 1977.2.26 1週 イーグルス「ニュー・キッド・イン・タウン」☆
https://www.youtube.com/watch?v=-Pa5nqYXEnY
70年代後半の西海岸サウンドを象徴するような曲。これはリアルタイムで死ぬほど聴いた。思い出も記憶も出来事も時代の空気も
この1曲に詰まっている。何のためらいもなく”☆”をつけた。

191 1977.3.5 3週 バーブラ・ストライザンド「スター誕生の愛のテーマ」
https://www.youtube.com/watch?v=-5th39yLuJ0
レコード音源が音が小さくて冴えないのでライブ音源をリンク。バーブラ自身が初の作曲?したという(ことになっている)曲。
聴いてみるとコードが複雑なので、おそらく誰かが手伝ったに違いない。残念ながら聴いたことのない曲で、あまり聴き映えの
しない凡庸な曲に思えた。

192 1977.3.26 2週 ダリル・ホール&ジョン・オーツ「リッチ・ガール」
https://www.youtube.com/watch?v=nCAso76mbdI
これも、たまたまかもしれないが、レコード音源の音が冴えなくてライブ音源にしたところ、ボーカルのキレがあったので、それを
リンク。80年代も活躍したデュオが遂に登場。R&Bに憧れる白人青年というイメージで、今となっては案外再生回数がショボいのだが
こういうのはもう米国では“無い”ことになっているのだろうか?

65korou:2021/03/08(月) 17:33:11
193 1977.4.9 1週 アバ「ダンシング・クィーン」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=72ySunkS55w
これは日本でもよく流行ったし、その後も定期的にリバイバルブームが起こった。でも、こういう明るい、いかにも白人系の
音楽がNo.1になれたのはこの時期までだろう。たしか・・・(と調べてみると)半年後のデビー・ブーンで打ち止めだと
思われ・・。日本語サイトが意外と再生回数が伸びていない。

194 1977.4.16 1週 デヴィッド・ソウル「やすらぎの季節」
https://www.youtube.com/watch?v=YY8APrYU2Gs
「刑事スタースキーとハッチ」のハッチ役で有名な俳優でもあるらしいが、元々は歌手だったということらしい。繊細な感じ
のミディアム・バラードで、イギリスで人気が出たというのも分かる気がするが、米国ではちょっとパンチ不足かもしれない。

195 1977.4.23 1週 テルマ・ヒューストン「ジス・ウェイ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=aztbS93C_6k
実力はあるのにヒット曲には恵まれなかったヒューストンに、やや変則的なディスコ・サウンドで歌わせた企画の勝利。声は
娘のホイットニーに負けないほど力強い。どうしてそれまで売れなかったんだろうと不思議に思えるくらい。曲そのものは
この歌唱力に比べてチャチな印象。

196 1977.4.30 1週 グレン・キャンベル「哀愁の南」
https://www.youtube.com/watch?v=GOsaFEwIz1Q
これぞカントリー音楽というべきか。曲調もそうだが声質がもうこれ以上ないカントリー声だ。五木ひろしが若手歌手に混じって
演歌で大ヒットを飛ばしたという感じなのだろうか。どんなジャンルであれ、これだけの美声があれば無敵だろう。

66korou:2021/03/09(火) 17:29:08
197 1977.5.7 1週 イーグルス「ホテル・カリフォルニア」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=z-oQ05MYqR4
日本語サイトで再生回数70万回以上というのはさもありなんという感じ。1970年代で1曲選べと言われたら、そんな無茶なという
反応と同時にこの曲を選ぶ日本人洋楽ファンは多数居るのではないか。個人的には今一つノリきれないのだが、ギターの音色が
最高なのには激しく同意。

198 1977.5.14 1週 レオ・セイヤー「はるかなる想い」
https://www.youtube.com/watch?v=GnIlo91CrBw
間違えてロッド・スチュアートの同名異曲を聴いてしまい、それからこの曲を聴いたのだが、ボーカリストとしての差がありすぎて
その間違いを修正できないままでいる。前のセイヤーの1位曲よりは印象には残る曲ではあるが。

199 1977.5.21 3週 スティーヴィー・ワンダー「愛するデューク」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=sEkIkTAPHBU
これもこの時期を代表する名曲。とはいうものの、これまでのスティーヴィーの曲と比べれば軽量級の曲で、ヒット曲になるための
十分な仕掛けだけは満載だが、心に訴えるものは少ないように(今となっては)聴こえてしまう。

200 1977.6.11 1週 K.C.&サンシャイン・バンド「ブギー・マン」
https://www.youtube.com/watch?v=RKoZMke594A
このバンドが、ここまで4度もビルボードNo.1になっていることには驚かされた。実質、今回のこの企画で初めてしっかりと聴いた
くらいでロクに認識もしていなかったのだから。サウンドは、70年代のレベルからすれば上質だが、今聴くとそれほどでもなく、
時代のなせる業というべきか。まあ他がヒドいので、この程度でも結構重宝されたというのはよく分かる。

67korou:2021/03/10(水) 16:39:04
201 1977.6.18 1週 フリートウッド・マック「ドリームス」
https://www.youtube.com/watch?v=mrZRURcb1cM
この時期、全米で滅茶苦茶に売れたアルバム「噂」からのカップリング。このバンドについては名前以外何も知らなかったので
これを機会にWikiで情報入手。なかなかメンバーの移動が激しいのだが、いまだに活動しているのも凄いし、史上最も人気のある
バンドとして第11位にランキングしている(WSJ)のも凄いし、この曲のYoutube再生回数が1億6千万回近いのも凄すぎる。もっとも
この曲だけ聴いても何が良いのかサッパリ分からない。このあたりがシングルチャート・ファンの辛いところ。

202 1977.6.25 1週 マーヴィン・ゲイ「黒い夜(パート1)」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=-tCoibPDlhw
マーヴィン・ゲイまでもディスコサウンドに!ジョニー・テイラー「ディスコ・レディー」からインスピレーションを得たということ
らしい。何も変わったことはしていないのに、確かにダンス・ミュージックとして安心して聴けるレベルなのは何故?

203 1977.7.2 1週 ビル・コンティ「ロッキーのテーマ」
https://www.youtube.com/watch?v=ioE_O7Lm0I4
誰もが知っている映画音楽。1958.12.1から3週間全米No.1となった「会ったとたんに一目ぼれ」を歌ったテディ・ベアーズで、メイン
ヴォーカルだったアネット・クレインバード(曲はメンバーでもあったフィル・スペクターの作曲。ビートルズもカヴァー)が、本名の
キャロル・コナーズとしてその後も音楽活動を続け、何とこの曲の作詞を担当したというエピソードは初耳だった。

204 1977.7.9 1週 アラン・オディ「アンダーカヴァー・エンジェル」☆
https://www.youtube.com/watch?v=ioE_O7Lm0I4
へレン・レディ「アンジー・ベイビー」の作曲者が、自身でNo.1ヒットを飛ばした。自分はこの人の作風が好きなのか、この曲も気に
入ってしまった。曲調が時代を超然していて、どこかポール・マッカートニーに似た”遊び心”があって、なかなか良い。

68korou:2021/03/10(水) 17:05:43
205 1977.7.16 1週 ショーン・キャシディ「ダ・ドゥー・ロン・ロン」
https://www.youtube.com/watch?v=KGIyCf_DFug
1963年にチャート第3位まで上昇したクリスタルズのヒット曲をリバイバルヒットさせたショーンは、パートリッジ・ファミリーの
キャシディ一家の次男だ。曲は1960年前後に流行った典型的な曲調そのまま。

206 1977.7.23 1週 バリー・マニロウ「想い出のなかに」
https://www.youtube.com/watch?v=NRY3aKx8bKg
いかにもバリー・マニロウらしい、じっくりと熟成された大人っぽい雰囲気の曲。それにしても、この時期、1週だけの短いサイクルで
トップ曲が入れ替わるが、一時期のディスコ調ばかりの傾向がなくなっているのはどうしてなのか。もう少しチャートを見ないと分からないが。

207 1977.7.30 4週 アンディ・ギブ「恋のときめき」
https://www.youtube.com/watch?v=NRY3aKx8bKg
ビー・ジーズの末弟アンディが、多分アイドル的人気を得て異例の大ヒットとなった曲、バックに兄バリーのコーラスも入っている。
曲としては、ディスコ調でないとしたら多分ビー・ジーズはこんな感じの曲調になっていたのではという想像を生む曲。ちょっとだけ平凡。

208 1977.8.20 5週 エモーションズ「ベスト・オブ・マイ・ラブ」
https://www.youtube.com/watch?v=WPefERS7EZs
モーリス・ホワイトの手になる曲で、久々にバリバリのディスコ・サウンドの登場。なぜか日本語サイトがないのだが削除されたか。
1958年結成の三姉妹グループで、その頃よく見られた構成の女性グループだが、特にヒット曲もないわけで、よくぞこの時期まで
活躍を続けていたものだと思う。

69korou:2021/03/10(水) 17:30:03
209 1977.10.1 2週 ミーコ「スター・ウォーズのテーマ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=8fgbvEx76RU
うわっ、究極のゲテモノだ(爆)。でも全日本プロレスで入場曲として使われたとなると、日本語サイトがあるのも納得。
それにしても、何でもかんでもディスコ音楽にして、しかもそれが全米No.1(それも2週にわたって)になるなんて世も末だ。

210 1977.10.15 10週 デビー・ブーン「恋するデビー」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=SSWZHEd7PjI
久々にというか、きっちりとは初めて聴いて、意外にも感動すら覚えた。かなりつまんない曲なのに、デビーの一生懸命さには
心打たれる。こればかりはレコードよりは上記リンク先のライブ(アカデミー賞会場)が良い。

211 1977.12.24 3週 ビー・ジーズ「愛はきらめきの中に」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=FcXLKXOrpkc
やはり・・・・泣ける・・・うーん、直前のデビー・ブーンでもう涙腺緩んだからなあ。この曲を聴いて泣いた、と言っても
許されるだろう。誰もが納得するはず。ノスタルジアそのもの、その最上の部分を凝縮したような曲なのだから。

212 1978.1.14 3週 プレイヤー「ベイビー・カム・バック」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=SDqmtUrtVmc
前曲に続いて、AORの極致のような美しい落ち着いた曲調だ。ホール&オーツに似ていると言われたようだが、確かに似ている
ものの、彼等の「アルバムを聴けば、そんな批評は成り立たない」という主張を信じることにしよう。とはいえ、聴く機会もない
のだが(シングルチャートはいつでも聴ける。youtubeさえあれば。その意味ではホール&オーツとの類似しか分からないのだが)

70korou:2021/03/12(金) 17:22:08
213 1978.2.4 4週 ビー・ジーズ「ステイン・アライブ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=GBnM1Q9tDPk
出た!ディスコサウンドの決定打。ちょっと聴いただけで一気に惹き込まれるイントロ、独特のファルセット、単純な繰り返し
だけの曲が皆を躍らせてしまう魔法。これ以上特に書き加えることなんかないねえ。

214 1978.3.4 2週 アンディ・ギブ「愛の面影」
https://www.youtube.com/watch?v=GBnM1Q9tDPk
音のヌケが悪い日本のB級歌謡曲みたいなメロディで、よくNo.1になったものだと思う。時の経過とともに真価が問われるのか
youtubeの再生回数もビルボードチャートを制した曲と思えないほど低い。残念。

215 1978.3.18 8週 ビー・ジーズ「恋のナイト・フィーヴァー」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=eWtDFGJGg-Y
ビー・ジーズ最盛期到来。8週連続第1位なんて何時以来の快挙だろうか。1978年は彼等のダンス・ミュージックで決まり。何と
いう時代になったのだろうかと思った記憶がある。ダンスには縁がない自分としては。1984年あたりでも、しかも地方都市に
おいても洋楽ではしゃぐといえばこの種の音楽だった。M・ジャクソンが出現するまでは。

216 1978.5.13 1週 イヴォンヌ・エリマン「アイ・キャント・ハヴ・ユー」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=vlhApXIrtgE
日系のハワイ出身の歌手らしい。「サタディ・ナイト・フィーバー」の中の曲とは知らなかった。そもそもその映画観てないし。
まあ普通の曲って感じ。

71korou:2021/03/12(金) 17:43:04
217 1978.5.20 2週 ウィングス「しあわせの予感」
https://www.youtube.com/watch?v=qaNWFhmNcNUc
ビー・ジーズのサウンドについていけなかった当時の自分としては、この種の音楽を愛聴した。時代の感覚とはややズレているし
ポールにしては構成が平凡ではあるが(ウィングス自体メンバー移動があって作曲の自由がきかなかったのかもしれない)、それ
でも他の人では出せない幸福感に満ちていて、それが当時の自分には救いだったのは間違いない。

218 1978.6.3 ジョニー・マティスとデニース・ウィリアムス「涙のデュエット」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=xVekVDHNmLg
1950年代にデビューしたベテラン歌手と、当時人気のあったR&B女性歌手のデュエットソングが、まさかのNo.1ヒットを獲得。
曲調はオーソドックスで60年代前半かと見間違うようだが、歌唱はウィリアムスのヴォーカルのせいで70年代の香りを保っている。

219 1978.6.10 1週 ジョン・トラヴォルタとオリヴィア・ニュートン=ジョン「愛のデュエット」
https://www.youtube.com/watch?v=e__Pp4FxsjU
どういうわけか日本語サイトがない(またまた削除?)。イギリスでは9週にわたって1位となったらしいが、アメリカでは1週
だけの1位に終わった。でも印象深い曲で、前曲の”デュエット曲”のイメージをかき消し、再び'78のディスコ調に回帰。

220 1978.6.17 7週 アンディ・ギブ「シャドー・ダンシング」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=ojViz4l_1-g
これは前の1位曲と違って手堅くコードを変化させてまとまりのある曲になっている。でも7週も1位をキープするほどの
クオリティとは思えず、まさにビー・ジーズ人気にあやかったと言える。

72korou:2021/03/12(金) 18:03:20
221 1978.8.5 1週 ローリング・ストーンズ「ミス・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=KuRxXRuAz-I
突如、ローリング・ストーンズ(笑)気まぐれなチャートだね、こりゃ。当時はこの曲にもハマってディスコサウンドから逃避していた。
チャートで言えば、この曲以降1980年代途中まで、実際の順位以上にストーンズは大きな存在になっていったのは間違いない。そういう
空気が確実にあったと証言できる。

222 1978.8.12 2週 コモドアーズ「永遠の人へ捧げる讃歌」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=7hFzORtpkEw
ジャクソン5の前座として人気を博した彼等は、そのショーを見に来たベリー・ゴーディーの家族のおかげでモータウン入り。数年たって
確実にヒットを狙えるグループになったということらしい。この曲はライオネル・リッチーの発案で、夫婦愛を歌ったラブソング。まあ、
こういうのも支持される時代でもあったのか。

223 1978.8.26 2週 フランキー・ヴァリ「グリース」
https://www.youtube.com/watch?v=Jx7seNVqBJE
日本語サイトなし(踊れる曲なのに・・)。これもよく流行った。歌っているのがフランキー・ヴァリというのが、こうしてチャートを
追っかけているとなかなか面白い。

224 1978.9.9 3週 テイスト・オブ・ハニー「今夜はブギ・ウギ・ウギ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=23Rq3PyVcxo
youtubeのコメント欄をみると、随分と評判の良い曲のようだ。グリースなんてメじゃないのかな。当時の人たちの感覚は同世代なのだけど
全然分からない。確かにヴォーカルの声質は魅力的だし、サウンドもビー・ジーズのそれとはニュアンスが異なるし、なかなか新鮮だったの
だろうか。

73korou:2021/03/13(土) 15:51:38
225 1978.9.30 4週 エグザイル「キッス・ユー・オール・オーバー」
https://www.youtube.com/watch?v=8GymGszRFN8
職人肌のライターが創った曲のように思える。ソフトロック、AOR、少しだけディスコ調といった当時のヒット傾向を巧みに
組み合わせ、経験年数だけは結構ある無名グループに手堅く演奏させ歌わせたといった感じ。4週連続1位は立派。

226 1978.10.28 1週 ニック・ギルダー「ホット・チャイルド」
https://www.youtube.com/watch?v=tsE7W4RRdNg
2曲続けてマイク・チャップマンのプロデュースによる曲が第1位となり、ディスコ一辺倒だったチャートのサウンドに
ある種の変化を与えたことは間違いない。どうということない普通の曲だが、当時としては新鮮に響いたに違いない。

227 1978.11.4 1週 アン・マレー「辛い別れ」
https://www.youtube.com/watch?v=-X79Jko9bBI
まあ、なんと正統派、まるで50年代の古き良き大人の歌の時代に舞い戻ったかのような清純可憐、純粋な愛の歌が突如この時期に
第1位となった。すごくいい歌です。でもチャートの気紛れさがもはや理解不能。

228 1978.11.11 3週 ドナ・サマー「マッカーサー・パーク」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=XEq1yVG9Dw4
出だしの嵐の前の静けさのような雰囲気から一気にダイナミックに盛り上がるヴォーカルは、その後のドナ・サマーの成功を
約束しているかのよう。思った以上に名曲なので驚いた。強い声だけでもこれだけ表現できることがあるのかという思い。

74korou:2021/03/13(土) 16:12:34
229 1978.12.2 2週 バーブラ・ストライザンドとニール・ダイアモンド「愛のたそがれ」
https://www.youtube.com/watch?v=Z3yu2c-0_w4
これもオールドスタイルで、ディスコブームは終わりかと思われたこの時期(実際はもう少し続いたが)。力のあるヴォーカルが
絡み合い、平凡な曲をドラマティックに仕上げている。

230 1978.12.9 5週 シック「おしゃれフリーク」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=Y29VR9sdiJk
ついに80年代前半に数々のプロデュースで業界をリードしたナイル・ロジャースのバンドが登場。ここではディスコサウンドで
チャート第1位を射止める。日本でも大流行した模様。当時の自分はディスコには全然・・・(もうエエか、同じことばっかだ)

231 1979.1.6 2週 ビー・ジーズ「失われた愛の世界」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=qNxaFM2Gphs
1979年の自分が思いっきり浸っていた曲。こうしてチャートの流れを知って聴くと、いっそう感慨が深まる。国連、ユニセフが
関係した曲とは知らなかったし、ディスコブームとも無縁であることも確認できた。まさにビー・ジーズの音楽そのもの。

232 1979.2.10 4週 ロッド・スチュアート「アイム・セクシー」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=N3TP61672eo
久々に聴いたが、想像以上に心地よかった。昔はこの人の声が嫌いだったのに今はそこまで嫌いではなく、そうなると曲自体の
ノリノリな感じと、キメるところはキメてしまうカッコよさがびんびん伝わってくる。☆印つけようか。

75korou:2021/03/13(土) 16:34:23
233 1979.3.10 3週 グロリア・ゲイナー「恋のサバイバル」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=lr2oAWGzr9M
これは断然声質が良い。アップテンポなのに哀愁が伝わってくる。よくまとまった曲だと思うが、さらにこの声質で上手く
歌われるともう降参だ。布施明のカヴァーも素晴らしかったがオリジナルも最高だ。

234 1979.3.24 2週 ビー・ジーズ「哀愁のトラジディ」
https://www.youtube.com/watch?v=WFd-Yk73U_o
ビー・ジーズが時間と労力を最大限に費やして創ったアルバム「失われた愛の世界」からの2曲目のシングルカット。確かに
この音楽からは、当時のビー・ジーズの充実した活動ぶりがオーラとして伝わってくる。

235 1979.4.14 1週 ドゥービー・ブラザーズ「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=suHdlx4rcZw
あまりよく知らなかったこのグループだが、この頃あたりからトム・ジョンストン時代からマイケル。マクドナルド時代に移る
らしい。ケニー・ロギンスとマクドナルドは、新生ドゥービーにふさわしい落ち着いたR&Bテイストの曲を書き、新たな成功を
収めた。リズムが卓越した名曲。

236 1979.4.21 1週 エイミー・スチュアート「ノック・オン・ウッド」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=w4fqkG4IQGg
典型的なディスコサウンド。エイミー自身は好んでいない音楽だったらしいが。曲としてはチープな出来でブームを追った
作りが今となっては透けてみえるようだが。

76korou:2021/03/14(日) 16:42:06
237 1979.4.28 1週 ブロンディ「ハート・オブ・グラス」
https://www.youtube.com/watch?v=WGU_4-5RaxU
見事なまでのディスコサウンドで、ここまで完成されていると、ある意味保守的なサウンドでもヒット性を帯びる
2020年前後のチャートでも十分通用するかもしれない。2億回以上の再生回数が、このサウンドの”現代性”を物語る。

238 1979.5.5 4週 ピーチズ&ハーブ「恋の仲直り」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=NLHWoPtLNcY 
60年代のソウルミュージックの香りを漂わせながら、魅力的な声が空間にこだまする素敵な曲に、初めて聴いたのに
マイってしまった(部分的には聴いたことがあるが)。ディスコの合間のチーク・タイムには最適だなあ(と行った
こともないのにそう思ってしまう)。

239 1979.6.2 3週 ドナ・サマー「ホット・スタッフ」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=mJ5AY9xQTR0
カッコいいイントロにノリノリのメロディ、キメのフレーズの懐かしさ、ディスコ知らずの自分でも十分興奮できる。
70年代後半のディスコサウンドでも屈指の名曲。

240 1979.6.9 1週 ビー・ジーズ「ラブ・ユー・インサイド・アウト」
https://www.youtube.com/watch?v=SouY1MKclZ4
あまりに手慣れた曲想の展開が、むしろ退屈な感じさせ与える残念な曲。どこにも欠点はないのだが、より大きな
カリスマ的な魅力は皆無で、ビー・ジーズのファン以外にはアピールするものが少ないかもしれない。

77korou:2021/03/14(日) 17:02:19
241 1979.6.30 2週 アニタ・ワード「リング・マイ・ベル」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=XaRi_zbKLRE
厳密にはディスコサウンドではないのだが(原曲は少女歌手のデビュー曲の予定だった)、この時期のチャートの主流に合わせて
アップテンポの踊れるような感じに仕上がったらしい。特に感想はなし。

242 1979.7.14 5週 ドナ・サマー「バッド・ガール」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=Ia9N_2046Ps
絶好調のドナ・サマー、レコード会社が続けざまにシングル曲をリリースしたせいで、チャート上位に複数曲が常駐する事態に。
これもディスコで踊れる格好の曲だ。

243 1979.8.18 1週 シック「グッド・タイムス」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=gCtR5YOpnL8
これは現代のサウンドの元祖のようなもの。黒人系音楽から音楽を構成する必要な要素を抜き出して、その時代の感性にフィット
するよう再構築した感じが、すでに70年代サウンド全体の傾向を超越し、時代を先取りしている。単調な曲だけど”☆”。

244 1979.8.25 6週 ナック「マイ・シャローナ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=M2mLnW3O_Dk
ディスコサウンドに押されっぱなしのロックミュージック側からの久々の反撃。リアルタイムで、この曲の衝撃はよく覚えている。
今思えば、ロックの世界で全てをひっくり返す成功など、もはやムリな時代になっていたはずだが、リアルタイムではそのことに
なかなか気づけない。ナックは新時代の英雄のような扱いを受け、その期待に応えられないまま姿を消した。

78korou:2021/03/14(日) 17:23:13
245 1979.10.6 1週 ロバート・ジョン「サッド・アイズ」
https://www.youtube.com/watch?v=QtdOpnCBLj8
のんびりとしたソフト・ロック。日本では「ライオンは寝ている」のカヴァーで知られた人だが、米国ではチャートに顔を出し
始めて以来20年近くかかったNo.1ヒットらしい。

246 1979.10.13 1週 マイケル・ジャクソン「今夜はドント・ストップ」
https://www.youtube.com/watch?v=yURRmWtbTbo
ついにマイケルがその真価を発揮、あわせてクィンシー・ジョーンズも、時代の最先端のレベルに合わせて最高の仕事をした。
シックのようなサウンドとか、マイク・チャップマンのプロデュース体制など、時代のほうがこの曲のヒットを御膳立てして
くれていたかのようだ。日本語サイトがないのが不思議なくらい。

247 1979.10.20 2週 ハーブ・アルバート「ライズ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=bMAqJ7Mz4Q0
安定したサウンド、インストゥルメンタルもここまで年季が入っていると飽きずに最後まで聴けるという見本のような曲。

248 1979.11.3 1週 エム「ポップ・ミューヂック」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=hcbOEhVa1IA
現代的なインストゥルメンタル風曲(完全なインストゥルメンタルではない)。それにしても、よくぞこの時期にこれほど多くの
ダンス・ミュージックが流行したものだ。

79korou:2021/03/16(火) 14:17:09
249 1979.11.10 1週 イーグルス「ハートエイク・トゥナイト」
https://www.youtube.com/watch?v=snPgFNMCXBs
イーグルス最後の輝きを見せたNo.1ヒット。考えてみたら、自分はこの曲が収録されている「ロングラン」を愛聴していたわけで
やはりブームの最後尾でやっと追いつき、気がついたらそのブームは終わっていたという”いつものパターン”通りなのだ。まあ
よく聴いていたけど、今聴くとそれほどでもない感じだ。

250 1979.11.17 1週 コモドアーズ「スティル」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=-M5bAv9KMw8
強いて言えばチークタイムの時にかかる音楽としてディスコミュージックの範疇に入れてもOKなのだが、むしろ、80年代前半に
時としてみられた優れたバラード群のなかに混ぜたほうが、チャートの流れからしてより妥当だろうと思う。今聴くと、ちょっと
スローテンポ過ぎて時代を感じるのだが。これもコモドアーズ最後の輝きなのか。

251 1979.11.24 2週 バーブラ・ストライザンドとドナ・サマー「ノー・モア・ティアーズ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=3gjgsoC08F0
時代を代表する2人の歌姫が、まさに歌声を競いあうかのように歌い抜く曲。最初のほうのスローテンポからアップテンポになった
後は、無理やりテンポを速めたかのような”とってつけた感”が出てしまい、せっかくのメロディ、歌姫の豪華感が残念な感じに。

252 1979.12.8 1週 スティクス「ベイブ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=xdXr2vyL3Tg
繊細な歌詞とメロディ、スローバラードということで、2曲連続、今までとは違った感じの曲がトップになり、もはやディスコ
サウンドだけでは注目の的にすらならない段階に入っていったようだ。とはいえ、この頃のスローバラードは、60年代前半の
プロ作曲家が残した果実を、そのままつんでいるだけの駄曲が多いのも事実。第1位曲とはいえ。

80korou:2021/03/16(火) 14:43:51
253 1979.12.22 2週 ルパート・ホルムズ「エスケイプ」
https://www.youtube.com/watch?v=Xb6l38eP-4w
あまり聴いたことがない、というか全然聴いたことがなくて初聴だった。こんな地味な曲をよく拾い出したものだと思う。まるで
ごく一部に人気のあるアーティストが出したアルバムの中のシングルカットもされない1曲のように思える。ルパート・ホルムズ
自体は、リアルタイムでそこそこ聴いていたのだが。

254 1980.1.5 1週 K.C.&サンシャイン・バンド「プリーズ・ドント・ゴー」
https://www.youtube.com/watch?v=w-l5FyA3pgo
1980年代最初の曲は、皮肉にも1970年代にダンス音楽流行のきっかけを作った意味では最大のグループが、そのダンス音楽だけの
イメージから脱皮すべく作られたR&B風味のミディアム・ビート曲だった。彼らの最後のNo.1ヒットがこういう感じになって
1980年代をスタートさせたことは、ある意味80年代のサウンドを象徴しているかのようだ。つまりディスコサウンドからダンス要素
を抜き去ってR&B風味にしたということ。

255 1980.1.19 4週 マイケル・ジャクソン「ロック・ウィズ・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=5X-Mrc2l1d0
何気ないメロディ、リズムについつい騙されそうになるが、よくよく聴いてみると、前作「今夜はドント・ストップ」と比べて、
歌い方、曲全体のアレンジの傾向など明らかに差異をつけて表現されてることがわかる。それを聴き分けて、前作以上のヒットに
なったのは、この時期の音楽界のレベルの高さを物語るのだが、個人的には微妙すぎて評価しかねる面もあるのも事実。

256 1980.2.16 1週 キャプテン&テニール「愛の証し」
https://www.youtube.com/watch?v=Plo5PywZKdA
自信に満ちたトニー・テニールのヴォーカルが印象的なAOR曲。70年代をひきずったソフト・ロックの流れから、こうした
ノスタルジー満載の楽曲がNo.1ヒットになるのだが、80年代を通じて徐々に消えていく運命になるはず。

81korou:2021/03/19(金) 15:06:23
257 1980.2.23 4週 クイーン「愛という名の欲望」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=awiqSpkoOLI
クイーンの曲にしては単純なロックンロールで、逆に言えば、こうしたストレートなロックに仕上がったので、やっと
初の全米1位にまで辿り着いたのだろう。イギリスでは抜群の人気だったのに、これでやっと勲章を手に入れた。

258 1980.3.22 4週 ピンク・フロイド「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール」
https://www.youtube.com/watch?v=YR5ApYxkU-U
どう考えても、ポピュラーなチャートの首位になるような曲ではないのに、なぜかこの時期に第1位を獲得した摩訶不思議な
曲。何度かこのPVは見たが、何回見ても意味不明。よって感想不能。

259 1980.4.19 6週 ブロンディ「コール・ミー」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=9tFpk_vJVqc
リズム、メロディともに爽快そのもの。自分の嗜好とは微妙に違うのだが、もはやそんな微妙な差異は帳消しにしてしまう
この圧倒的な充実感、満足感は何だろう。80年代も素晴らしいぜ、と女番長が叫んでいるようだ。文句なし。

260 1980.5.31 4週 リップス「ファンキータウン」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=IL50JIgUfOo
これまた日本でも大多数の人が耳にした有名曲。テクノっぽいサウンドでディスコでもOKという音楽。CMにダンスシーンに
大活躍の曲だ。まだまだ純粋なディスコ曲も強い(加工されたサウンドだけど)。

82korou:2021/03/19(金) 15:27:54
261 1980.6.28 3週 ポール・マッカートニー「カミング・アップ」
https://www.youtube.com/watch?v=g5nzLQ63c9E
直前の1位曲に続いて”テクノ風”にキマった曲で、これは死ぬほど聴いた。津山のあのゴキブリ住宅で2Fに逃げ込んで
ポールの才能に改めて感動したのだ。今思えば、いつも良いタイミングでポールの楽曲と出会っている。

262 1980.7.19 2週 ビリー・ジョエル「ロックン・ロールが最高さ」
https://www.youtube.com/watch?v=5eAQa4MOGkE
ついに出た!我等のビリー・ジョエルが、遅すぎやろ、1位になるのが、と多くの日本の洋楽ファンが思ったに違いない。
それも、ビリーにしては異端なロックンロールで1位とは!まあ、ええか、ということで、これからはビリーの快進撃。

263 1980.8.2 4週 オリヴィア・ニュートン=ジョン「マジック」
https://www.youtube.com/watch?v=DnkHf069fvA
日本語サイトがなかったが、これも日本でよく聴かれたはず。キャリアの最後のほうでオリヴィアは不思議な輝きを見せた
が、この曲はそんな輝きに満ちている。エレクトリックなサウンドなのにスローなテンポが印象的で、幻想味を増している。

264 1980.8.30 1週 クリストファー・クロス「セイリング」
https://www.youtube.com/watch?v=MEO6gYCFbr0
地味だが聴き込めばいい感じに聴けそうな予感がする曲。初めて聴いたが、この人らしい素朴な美しさが感じられる。

83korou:2021/03/19(金) 16:03:05
265 1980.9.6 4週 ダイアナ・ロス「アップサイド・ダウン」
https://www.youtube.com/watch?v=GIAtE6ywgwA
シックのナイル・ロジャースなどが手掛けた曲で、ただし曲の完成間際にダイアナとロジャースの間で亀裂が生じそうになり、
結局のところダイアナの主張の方が勝って、その形でリリース、結局、ダイアナが出した全部の曲の中で最大のヒットとなった。
モータウンの申し子だったダイアナと、新しいR&Bサウンドの旗手ロジャースとでは音楽上の感性に差異があったのだろう。

266 1980.10.4 3週 クィーン「地獄へ道づれ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=WjUio7j6WMs
クィーン、米国での最大のヒット。日本でもファンの多い曲。自分も、洋楽チャートに疎い時期で、渋谷陽一の番組でこの曲の
存在を知り、いっぺんに好きになった曲だ。

267 1980.10.25 3週 バーブラ・ストライザンド「ウーマン・イン・ラブ」
https://www.youtube.com/watch?v=hQLGCX8D-1Y
1980年にもビルボードNo.1曲を出していたのかという驚き。バリー・ギブのプロデュース、バリー、ロビンの兄弟による作曲と
ビー・ジーズのサウンドに挑戦したバーブラは、さすがの貫禄の歌いっぷり。サビで野口五郎「19:00の街」を思い出し、今
それを聴いている・・・何しとんねん。洋楽、洋楽・・・

268 1980.11.15 6週 ケニー・ロジャース「レイディー」☆
https://www.youtube.com/watch?v=ZYRfUoR9Q4Y
上手いなあ、ケニー・ロジャース。米国の森進一、五木ひろし?カントリー畑の人がこうして渋いR&Bテイストも混じった名曲を
切々と歌い上げると、それもニュアンスたっぷりに、いやらしくない程度に仕上げてしまうと、もう呆然として聴き惚れるしかない。

84korou:2021/03/23(火) 17:24:13
269 1980.12.27 5週 ジョン・レノン「スターティング・オーヴァー」
https://www.youtube.com/watch?v=pZCxyOcvp5A
1位になった日の19日前にジョンは暗殺されていた。生きていたらどんな音楽を作り続けていただろうか。ただ、ビートルズ再結成
を阻んでいたのがオノ・ヨーコであった以上、その夢は実現しなかっただろうし、マイケル・ジャクソンとプリンスがリードする
80年代のサウンドとジョンの創る音楽に親和性はないので、かつてほどその妄想に輝きは見えない。というか、そう思うしかない。

270 1981.1.31 1週 ブロンディ「夢見るNo.1」
https://www.youtube.com/watch?v=ppYgrdJ0pWk
過去2枚のブロンディの1位制覇曲との落差がひどい。何が良くてナンバーワンになったのか?聴いたことのない曲で、一度聴いた
だけでは何のことやら分からない感じだ。

271 1981.2.7 2週 クール&ギャング「セレブレーション」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=scOXYoMhyLU
久々のコテコテのディスコサウンド。例によって日本語版動画が存在している。シングル盤の音源のせいか、ちょっと迫力に乏しい
のだが、日本のディスコでは喜ばれたに違いない。

272 1981.2.21 2週 ドリー・パートン「9時から5時まで」☆
https://www.youtube.com/watch?v=UbxUSsFXYo4
久々に聴いて、このメロディラインの滑らかさは何?!と驚愕。カントリー調なのだが、うまいことブルーノート風のサビがハマって
いて見事な出来映えの曲だ。あっという間に聴き終わった。

85korou:2021/03/23(火) 18:14:07
273 1981.2.28 2週 エディ・ラビット「恋のレイニー・ナイト」
https://www.youtube.com/watch?v=MG0e8_foDmU
一気に70年代前半の地味なシンガーソングライター風のサウンドになってしまった。ドリー・パートンの曲と1位の奪い合いを
しているが、片や時代遅れのフォーク、片や伝統的なカントリーと、なかなか時代離れしている。

274 1981.3.21 1週 REOスピードワゴン「キープ・オン・ラヴィング・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=wJzNZ1c5C9c
手堅いサウンドだが、今一つよく分からない。やっとバラードが歌えるようになった元ハードロック専門のバンドという感じで
どうもよく分からない。

275 1971.3.28 2週 ブロンディ「ラプチュア」☆
https://www.youtube.com/watch?v=pHCdS7O248g
ビルボードNo.1曲史上、最初のラップ・ナンバー。初めて聴いたが面白い。デボラ・ハリーの美貌と、アンダーグラウンドな
イメージだったはずのラップとのギャップがえもいわれぬ雰囲気を出している。それにしても、ブロンディはこの頃は無敵だな。

276 1971.4.11 3週 ダリル・ホールとジョン・オーツ「キッス・オン・マイ・リスト」
https://www.youtube.com/watch?v=AYUdldNzLNA
ホール&オーツの楽曲では一番良く聴いた曲だ。ホール&オーツといえばこの曲のイメージなんだが、今まで曲名がハッキリと
分からなかったので、これで解決。まっ、どうしてこの曲なのかは自分でもよく分からないが。

86korou:2021/03/24(水) 16:07:12
277 1981.5.2 2週 シーナ・イーストン「9 to 5(モーニング・トレイン)」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=WhRDj9Dt2c8
死ぬほど懐かしいこの歌声、このメロディ。ああ、ビルボード1位曲連続試聴というこの試みをやって良かったとしみじみ実感
できる幸運な体験。シーナ・イーストンのこの曲が聴けたのだから、この企画は成功だ(ホンマか?)

278 1981.5.16 9週 キム・カーンズ「ベティ・デイビスの瞳」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=i2ikVMlOrUo
悪くはないけど、9週も1位を獲得するほどの曲とは思えない。当時もそれは思ったのだが。今聴いても同じだった。

279 1981.6.20 1週 スターズ・オン「ショッキング・ビートルズ45」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=mFc4vYNZqIU
これはなかなかのゲテモノ(笑)。素材として借用するのではなく、完全なモノマネ集で、今こんなこと考えてリリースする人は
居ないはず。

280 1981.7.25 1週 エア・サプライ「シーサイド・ラブ」
https://www.youtube.com/watch?v=nY31ZH6hAFI
バンドの雰囲気はロックなのに曲は完全なバラード調。ただし特徴には乏しいサウンドで、今聴くと正直言って退屈。

87korou:2021/03/24(水) 16:28:55
281 1981.8.1 3週 リック・スプリングフィールド「ジェシーズ・ガール」
https://www.youtube.com/watch?v=qYkbTyHXwbs
イケメンのTVスターの新曲がMTVで放送され、それがきっかけで大ヒットとなったらしい。全然知らない人で全然知らない曲。
今となっては、あまり価値ないかも。70年代前半に豪州から出てきたデビッド・キャシディーの二番煎じらしい。

282 1981.8.15 9週 ダイアナ・ロスとライオネル・リッチー「エンドレス・ラブ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=vBia7jl913M
当時もかなり流行った曲だが、今聴くと意外と古臭い感じがする。ストリングスの扱いがオーソドックス過ぎて工夫が足りないのかな。

283 1981.10.17 3週 クリストファー・クロス「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=rgRXw1bqnHI
日本語版動画で300万回近い再生回数ってどうよ!・・・と書いてみたが、その動画はあまりに音が悪いので、上記URLに差し替え。
でもこれだって25万回以上の再生だ。晶子さんの先見の明?ってワケわからんこと書いたりする・・・バート・バカラック万歳!

284 1981.11.7 2週 ダリル・ホールとジョン・オーツ「プライベート・アイズ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=Ll2SnrNmlDE
この当時のホール&オーツの勢いを感じさせる名曲。いかにも80年代の新しい息吹を予感させる。

88korou:2021/03/24(水) 16:53:36
285 1981.11.21 10週 オリヴィア・ニュートン=ジョン「フィジカル」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=E-JGTk_WM1k
80年代でもオリヴィアが大ヒットを飛ばすこと自体が信じられないことだが、サウンドは見事に80年代にチェンジしている。
もっともオリヴィアにはご褒美が必要だからそれはそれでいいとして、これはオリヴィアにとっては”おまけ”に過ぎない。
たとえ10週連続第1位の快挙だとしても。

286 1982.1.30 1週 ダリル・ホールとジョン・オーツ「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」
https://www.youtube.com/watch?v=ccenFp_3kq8
彼等にとっては大事な曲になったらしいが、日本では特に流行った印象はない。とにかく70年代というのは彼等にはしんどい
時代だったようで、この種の曲は発表すらさせてもらえなかったようだ・・・と、もっともらしく書いても、実はよく分からない。
フレッド・ブロンソンのチャート本の記述の受け売り。

287 1982.2.6 6週 J・ガイルズ・バンド「堕ちた天使」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=HD_VVtgyNLk
これは日本でも滅茶滅茶有名な曲。70年代のディスコサウンドだが、こんな感じでチャートに挟まると、80年代ではむしろ新鮮。

288 1982.3.20 7週 ジョーン・ジェット&ブラック・ハーツ「アイ・ラブ・ロックン・ロール」
https://www.youtube.com/watch?v=wMsazR6Tnf8
元ランナウェイズのジョーン・ジェットが、アロウズというグループが出していたロックンロール曲をカヴァーして大ヒット。
これは聴いたことのある曲だった。ランナウェイズも懐かしい(チェリーポンプ!)

89korou:2021/03/25(木) 16:17:33
289 1982.5.8 1週 ヴァンゲリス「チャリオッツ・オブ・ファイアー」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=Xkc6TB4EeqI
「炎のランナー」の曲だとは、聴いてみるまで分からなかった。80年代前半では珍しいインストでNO.1になった曲。日本語動画では
感動したというコメントが多く、自分も素直に感動できるよう感性を磨きたい・・・と思った(ウソくさいなあ)

290 1982.5.15 7週 ポール・マッカートニーとスティーヴィー・ワンダー「エボニー・アンド・アイボリー」
https://www.youtube.com/watch?v=TZtiJN6yiik
驚くほどyoutubeでの再生回数が少ないが、こういう特製デュオの場合、基本怪しい出所からの動画になるからなのか。当時から
何となく妙な感覚の曲だったが、あれからいろいろと見聞を重ねて、改めて聴いてみると、さらに疑問符が増す楽曲のように思える。

291 1982.7.3 3週 ヒューマン・リーグ「愛の残り火」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=_hwARwizD2s
当時よく流行ったはずだが、どうもメロディラインに聞き覚えがない。ブリティッシュ旋風の先駆けだそうだが、確かに音の作りは
米国のアレンジャーとかコンポーザーなどが手掛けたものとは違うように聴こえる。それ以上の感想は持ちようのない平凡な曲。

292 1982.7.24 6週 サヴァイヴァー「アイ・オブ・ザ・タイガー」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=RywllLKDwTc
これだけ勇気を奮い立たせてくれる音楽もそうないだろうと思える曲。シンプルにこのリズムにノッていくだけのシンプルなイメージ。
これも80年代独特のまっすぐな力強さのわけで、この強さは70年代にはなかった。70年代は60年代の激動の直後で、皆無意味に構えて
いて怖れていたのだから。

90korou:2021/03/25(木) 16:37:24
293 1982.9.4 2週 スティーヴ・ミラー・バンド「アブラカダブラ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=eBcc-ZmYGFo
シンプルなロック曲。シンプルすぎて、くだらないポップ曲にも聴こえそうになるが、すんでのところでとどまっている
感じ。ヒューマン・リーグに続いて感想を書きようがない曲。

294 1982.9.11 2週 シカゴ「素直になれなくて」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=5Oaf10Ulz40
80年代にこの曲に親しんだ人の熱いコメントがてんこもりの日本語動画を見ると、60年代末のシカゴからの変わりようを
嘆く自分のような者は「お呼びでない」ような気がしてきた。テリー・キャスの居ないシカゴなんて・・・この曲は
ピーター・ステラのソロ・バラード曲だと思うしかない。

295 1982.10.2 4週 ジョン・クーガー「ジャック・アンド・ダイアン」
https://www.youtube.com/watch?v=h04CH9YZcpI
またまた知らない曲。そして、またまたどこといって特徴のない曲。1981年のあの充実はどこにいったのか。おおかたの
日本人にとってつまらない曲が続いて。70年代の再来のようだ。70年代にいろいろと経験を重ねた人たちが、とりあえず
果実を得る時期だったのか。それにしても・・・

296 1982.10.30 1週 メン・アット・ワーク「ノックは夜中に」
https://www.youtube.com/watch?v=SECVGN4Bsgg
そして、シカゴに続いて、この時期よく聴いた曲が第1位。この繰り返しなのか。当時はオーストラリア出身の新しい
ムーヴメントとして注目されたものだが。youtubeで1億回超えというのは大したもの。まだ現役のサウンド?

91korou:2021/03/28(日) 16:48:02
297 1982.11.6 3週 ジョー・コッカーとジェニファー・ウォーンズ「愛と青春の旅だち」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=DugKdsMrBNg
映画からの映像をかなり鮮度を落としてアップされている動画をリンク。本来は歌手そのものの動画にリンクすべきだが
日本語動画で300万回以上の再生回数という異例な多さに着目してあえてリンクした。とはいえ、テレビでこの映画を観て
駄作と判断した自分には、特にこの曲への思い入れなどないのだが。

298 1982.11.27 2週 ライオネル・リッチー「トゥルーリー(愛と測りあえるほどに)」
https://www.youtube.com/watch?v=G1xiFRccd88
ライオネル・リッチーが本格的にソロ活動を始めたときの第1弾ともいうべき曲。これぞバラードという感じの丁寧な
フレージングからの見事なまでの盛り上がりは素晴らしい。初めて聴いたが満足できた。ただちょっと短すぎかな。

299 1982.12.11 1週 トニー・バジル「ミッキー」
https://www.youtube.com/watch?v=0aqLwHP4y6Q
後にガレッジセールのゴリが、珍妙なカバーで話題を呼んだ曲のオリジナルで、そのことで日本では一気に有名になった。
曲そのものはごく普通の応援歌で、この時期のチャートとしてはかなり異例だろう。

300 1982.12.18 4週 ダリル・ホールとジョン・オーツ「マンイーター」
https://www.youtube.com/watch?v=yRYFKcMa_Ek
70年代に自分たちの音楽の方向性を固めて、ずっと時が来るのを待っていて、ついに80年代になって自分たちの時代が来た
と一気に飛び出ていった、その充実した音作りが聴きどころ。どこを切っても80年代なのだが、その底辺に70年代の情念が
渦巻いているのが聴こえるところが彼らの音楽の魅力になっている(ということが今回の追跡でよく分かった)

92korou:2021/03/28(日) 17:25:28
301 1983.1.15 4週 メン・アット・ワーク「ダウン・アンダー」
https://www.youtube.com/watch?v=XfR9iY5y94s
渋い感じの曲調で「ノックは3回」のようなキャッチーさはないが、当時注目されていたいろいろな音楽の要素を、すべて巧みに
詰め込んでいる。

302 1983.2.5 1週 トト「アフリカ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=NMYOlc4Fvx0
1983年のグラミー賞を席巻したトトの代表曲の1つ。当時はなんでアフリカを題材にした歌を聴かなければいけないのかという疑問の
ほうが大きかったが、今となればそれも気にならず、この再生回数400万回以上の日本語動画に寄せられた熱いコメントを愉しく読む
ことができる。

303 1983.2.19 2週 パティ・オースティンとジェイムス・イングラム「あまねく愛で」
https://www.youtube.com/watch?v=mHyxPIh3c5w
当時米国で一番人気だったTVドラマ「ゼネラル・ホスピタル」(ABC)で挿入歌として使われた途端に大ヒットとなった曲らしい。無難に
まとめられた曲調に、手堅いきちんとしたテクニックと声量を備えた男女デュオが、その実力を発揮した歌唱という感じ。悪くない・・
どころかすごくいいのだが、1週だけの1位というのは、次の曲が強力過ぎたのか・・・

304 1983.3.5 7週 マイケル・ジャクソン「ビリー・ジーン」
https://www.youtube.com/watch?v=Zi_XLOBDo_Y
日本語動画もあったのだが、ここは9億5千万回超え再生の超有名な動画のリンクにした。こうして追跡して聴いてみると、マイケルの
出現の歴史的な意味が実感できる。それはビートルズ「抱きしめたい」がチャート1位を獲ったときによく似ていて、そこから時代は
後戻りできない新時代に移ったことを直感的に示唆するのだ。この音楽は、極言すれば2021年の今現在の音楽にまで通じている。

93korou:2021/03/29(月) 17:46:20
305 1983.4.23 1週 デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ「カモン・アイリーン」
https://www.youtube.com/watch?v=GbpnAGajyMc
マイケル・ジャクソンの偉大な2曲の間に1週だけ挟まって第1位を獲得した、ある意味偉大な曲。いかにもイギリスで
流行りそうな独特な疾走感、ハーモニーの感覚が詰まっている。悪い曲じゃないけど、初めて聴いたのでちょっと違和感。

306 1983.4.30 3週 マイケル・ジャクソン「今夜はビート・イット」
https://www.youtube.com/watch?v=oRdxUFDoQe0
もうこのあたりになると何を書いていいやら。前作と合わせて明らかに世界のポップ・ミュージックのパラダイムを一気に
変革してしまったこの曲。リアルタイムで居ながら自分はその流れを知らずに過ごしてしまった・・・

307 1983.5.21 1週 デヴィッド・ボウイー「レッツ・ダンス」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=SzquAChpkOU
ついにアメリカでも理解されてきたデヴィッド・ボウイー。いろいろな側面を持った巨人的存在、そのすべてを知る時期を
もう逸してしまった自分にとって、彼には畏怖を覚えるしある意味面倒臭く思ってしまう。この曲に関しては、ナイル・
ロジャースの影響が強いことくらいは判るが・・・

308 1983.5.28 6週 アイリーン・キャラ「フラッシュダンス〜ホワット・ア・フィーリング〜」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=Ht1YznzzlsI
久々に全部聴いて、想像以上に古臭いサウンドに驚いた。逆に当時は安心して聴けたのだろうなと推測。今となっては
この映画を観たかどうかすらも記憶にない。久々に聴いても感動ナシ。

94korou:2021/03/29(月) 18:13:34
309 1983.7.9 8週 ポリス「見つめていたい」
https://www.youtube.com/watch?v=OMOGaugKpzs
日本語動画もあったが、2001年頃のライブでキーも微妙に変えてあったのでオリジナル動画をリンク。当然ながら、オリジナルは
8億回超えの再生回数だ。スティングのサビの効いた声とシンプルで印象的なリズムで全米を魅了、この年のNo.1ソングとなった。

310 1983.9.3 1週 ユーリズミックス「スイート・ドリームス」
https://www.youtube.com/watch?v=qeMFqkcPYcg
80年代初頭のブリティッシュ・ブームのなかで、特徴的なサウンド、ルックスで代表的な存在となる。このあたりはリアルタイムで
記憶があるようなないような。要するにあまり関心がなかったのだが、今Wikiで「ブリティッシュ・インヴェンション」を読むと
重要なファクターであることが分かった。なかなか勉強になる。

311 1983.9.10 2週 マイケル・センベロ「マニアック」
https://www.youtube.com/watch?v=6GCNUeTFSbA
「フラッシュダンス」からのヒット曲らしい。どこかで聴いたことのある感じ。まっ、映画の内容も全部忘れているので思い出し
ようがないが。映画の挿入歌としては上出来かな。

312 1983.9.24 1週 ビリー・ジョエル「あの娘にアタック」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=JyqFkGmygBE
ビリー・ジョエルのNo.1ヒット曲が少なすぎるし、この曲にしても1週だけの1位なんてどうしたことか。でも日本では大人気
だった。自分もこの時期までは洋楽と言えばビリーだった。懐かしいねえ。

95korou:2021/03/30(火) 17:23:35
313 1983.10.1 4週 ボニー・タイラー「愛のかげり」
https://www.youtube.com/watch?v=lcOxhH8N3Bo
「ヒーロー」で有名なイギリスの歌手の初のNo.1曲。ごくオーソドックスな作りの曲を、独特の声質で丁寧に歌い上げている。

314 1983.10.29 2週 ケニー・ロジャースとドリー・パートン「アイランド・イン・ザ・ストリーム」
https://www.youtube.com/watch?v=UaNGtgYwSsU
カントリー界の実力シンガーがデュエットで放ったヒット曲。曲調がイマイチハマっていないような気もするが、バリー・ギブに
作曲を依頼した時点でこれは仕方ないところだろう。

315 1983.11.12 4週 ライオネル・リッチー「オール・ナイト・ロング」
https://www.youtube.com/watch?v=nqAvFx3NxUM
ジャマイカ風味のライオネル・リッチーの代表曲。曲の終わりにかけて軽快なダンスで盛り上がっていく。題名から想像していた曲
の記憶とは違っていた。

316 1983.12.10 6週 ポール・マッカートニーとマイケル・ジャクソン「Say Say Say」
https://www.youtube.com/watch?v=eyotStPsqLg
思ったよりyoutube動画の再生回数が少ないのには驚いたが、個人的には久々に見ても十分楽しめた。マイケルの躍動感とポールの
落ち着いた感じが対照的でサマになっている。音楽もそれほど古くない。新しさがあるというより、何か不変で永遠なものを感じる。

96korou:2021/03/30(火) 17:49:51
317 1984.1.21 2週 イエス「ロンリー・ハート」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=igYp7yW0GwM
あのプログレッシヴ・ロックの勇者イエスが、どういうわけかシングルでヒット曲を出してしまった。でも、ブロンソンの
チャート本の解説を読むと納得。メンバー交代は激しく、結局一巡して元に戻って、ほぼオリジナルメンバーで再開してたのか。

318 1984.2.4 3週 カルチャー・クラブ「カーマは気まぐれ」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=ucYsno4HaXM
日本語動画で500万回再生という大人気。当時は嫌いだったが、今聴くとスッと胸に収まる。声質も良い。コーラス、アレンジ
どれをとっても美しく文句ない。今は☆印をつけるほど好きになった。かつての自分からすれば信じられないのだが。

319 1984.2.25 5週 ヴァン・ヘイレン「ジャンプ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=aEwExybnUec
このイントロを聴いて胸がワクワクしない人は居ないだろう。No.1曲の系譜で、よくぞこれほど名曲が続いたものだ。本当に
1984年のビルボードは、日本人洋楽ファンにとって宝の山だ。

320 1984.3.31 3週 ケニー・ロギンス「フットルース〜メイン・テーマ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=6uGBz7E_drA
自然に体が踊り出してくる曲。これも屈指の名曲だ。もう言葉は要らない・・・

97korou:2021/03/31(水) 15:43:31
321 1984.4.21 3週 フィル・コリンズ「見つめて欲しい」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=YofhUF06XV4
この曲など、まさに「ベストヒットUSA」を聴いていたあの時代を思い出させる。懐かしさと不思議なほどの幸福感が襲ってきて
完全にやられてしまう。☆印以外の何物でもない。

322 1984.5.12 2週 ライオネル・リッチー「ハロー」☆
https://www.youtube.com/watch?v=mHONNcZbwDY
前曲に続いて純度100%の美しいバラード曲。☆印の安売りではないが、ここまで美しいと☆印にせざるを得ない。彼の代表作
と言ってよいかも。

323 1984.5.26 2週 デニース・ウィリアムズ「レッツ・ヒア・ボーイ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=EfZp2acI_fE
映画「フットルース」からのヒット曲らしい。使われた場面は最適な箇所だったということなので、この曲の軽快でガーリッシュな
感じがそういうことだったのだろう。ただし曲としては普通で、ここまでの凄い曲だらけのNo.1曲の連鎖からは外れた感じ。

324 1984.6.9 2週 シンディ・ローパー「タイム・アフター・タイム」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=gSweZpZz4PA
噛みしめるようにメロディが紡がれてくる感じがする。あまり聴き慣れたメロディではないのが不思議なくらいだが、たまたま彼女の
曲を知る機会がなかったのだろう。今聴くとスッと耳に入ってくる。佳曲だ。

98korou:2021/03/31(水) 16:08:06
325 1984.6.23 2週 デュラン・デュラン「ザ・リフレックス」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=L6enjT5BwDs
1980年代前半のMTVを象徴するようなヒット曲。この前の「ベストヒットUSA」でこの曲のMVがいかに歴史的意義があるかを
解説していたが、まさに時代の申し子だった彼等だった。あまりブリティッシュロックに詳しくなくても、さすがにこれは覚えてる。

326 1984.7.7 5週 プリンス「ビートに抱かれて」
https://www.youtube.com/watch?v=UG3VcCAlUgE
なかなか普通の日本人には判りにくいプリンスのサウンドだが、こうして聴いてみると、M・ジャクソンが切り開いたブラック・
ミュージック主流の流れを、さらに確実にした存在と言えるだろう。

327 1984.8.11 3週 レイ・パーカーJr.「ゴーストバスターズ」
https://www.youtube.com/watch?v=Fe93CLbHjxQ
これも聴き慣れた曲。日本でも大ヒットした。

328 1984.9.1 3週 ティナ・ターナー「愛の魔力」
https://www.youtube.com/watch?v=oGpFcHTxjZs
ティナ・ターナー復活のきっかけとなった曲。ごく普通の曲だが、ボーカルの力で引っ張られる。

99korou:2021/04/01(木) 11:11:17
329 1984.9.22 1週 ジョン・ウェイト「ミッシング・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=k9e157Ner90
これもイギリスからMTV時代を導いた曲の一つなのだろう。地味ながら堅実に音楽が紡がれている。

330 1984.9.29 2週 プリンス「レッツ・ゴー・クレイジー」
https://www.youtube.com/watch?v=aXJhDltzYVQ
「パープル・レイン」からの2枚目のNo.1ヒット。直前に時代を変えた衝撃ブレイクのM・ジャクソンの余韻でうまくデビューできた
とはいえ、その才能は本物だったということになるのか。ただし時代の寵児として才能以上の何かがそれを後押ししたことも否めない。

331 1984.10.13 3週 スティーヴィー・ワンダー「心の愛」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=svWUMVCKajM
もはや何をしても許されるほどの存在であった彼の80年代最大のヒット曲。かつて根本要が80年代のスティーヴィーを残念と評していたが
それも分かるし、でもこうして普通に聴いてみると、これも悪くないと思える。

332 1984.11.3 2週 ビリー・オーシャン「カリビアン・クイーン」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=ZEDPc3Z2yOM
またしてもイギリスからのNo.1。打ち込みのサウンドは当時まだ目新しかっただろうし、どこにも引っ掛かりのないスムーズなリズム感も
旧態依然なディスコサウンドでありながら新鮮味はあったはず。でもリアルタイムでは記憶なし。日本語動画もあるのにねえ。

100korou:2021/04/01(木) 11:36:03
333 1984.11.17 3週 ワム!「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」
https://www.youtube.com/watch?v=pIgZ7gMze7A
イギリス勢の進出が顕著とはいえ、決定打はやはりワム!になるだろうから、ついにこの曲でチャート第1位になったということで
やはり1984年は特別な年だと言える。

334 1984.12.8 2週 ダリル・ホールとジョン・オーツ「アウト・オヴ・タッチ」
https://www.youtube.com/watch?v=D00M2KZH1J0
どういう方向を目指そうとしているのか、彼等の音楽をリアルタイムでは追えなかった自分としては、こういう曲を聴いても、今と
なっては何も分からない。今までの曲とどう違うのか?悪くない音楽なのだけれど、そこは自分にとってJ-POPにおけるミスチルの
ようなもので何も分からない。

335 1984.12.22 6週 マドンナ「ライク・ア・ヴァージン」
https://www.youtube.com/watch?v=s__rX_WL100
凄かった1984年のチャートは、最後の最後まで凄かった。この年の最後にマドンナをデビューさせたのだから。曲を聴く限り、まだ
マドンナの魅力は全開になっていない。けれども、それでいてもう輝かしい未来を感じさせるオーラは全開だ。

336 1985.2.2 2週 フォリナー「アイ・ウォナ・ノー」
https://www.youtube.com/watch?v=r3Pr1_v7hsw
ハードロックとして名を上げたいグループが、こうしたバラードで第1位を獲ってしまうのは、確かに矛盾した話なのだが、あるいは
これは4年ほど前にオリヴィアの「フィジカル」のせいで10週も第2位を続けた不運に対するご褒美なのか。曲としては普通なのだが。

101korou:2021/04/01(木) 15:44:46
337 1985.2.16 3週 ワム!「ケアレス・ウィスパー」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=5VT9wF2loB8
日本語動画でのコメントは絶賛ばかり。日本人受けするメロウなメロディ。まさにこの時代に青春を生きた人たちの思い出
として永遠不滅な曲であることは間違いない。

338 1985.3.9 3週 REOスピードワゴン「涙のフィーリング」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=SYNdWx0J9zU
全然知らない曲だが、やはり日本語動画でのコメントの皆の感動ぶりがハンパない。今の基準で言えば、音作りが古臭い気
もするが、当時は日本人の感性にピタッとハマったのだろう。皆と一緒に感動できない自分が悲しい。

339 1985.3.30 2週 フィル・コリンズ「ワン・モア・ナイト」
https://www.youtube.com/watch?v=zKVq-P3z5Vg
フィル・コリンズといえば、この頃の「ベストヒットUSA」の顔とも言ってよい代表的なアーティストだった。もちろん
米国でもグラミー賞にアカデミー賞に大忙しのイギリス人だった。この曲も良質なバラード。ちょっと軽い感じもあるけど。

340 1985.4.13 4週 USAフォー・アフリカ「ウィ・アー・ザ・ワールド」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=yqpWwry31fY
初めてアーティスト名も確認できる動画で最後まで聴いた。皆歌は上手いし表現力もあるし構成も上々で、これを聴いて
何の感動もないという人は居ないだろう。曲そのものはライオネル・リッチーの好みが出過ぎで、もう少しビートを効か
せても良かったのではないかとは思うが。この曲で、上下巻のブロンソン編著作収録分が終了。次曲から青版に移る。

102korou:2021/04/05(月) 17:01:30
341 1985.5.11 1週 マドンナ「クレイジー・フォー・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=DHutZXREZ0E
「バージン」「マテルアルガール」といったレッテルを張られる結果になった当時のマドンナが、実はそういうイメージとは裏腹に
どのようなスタイルの楽曲もこなせる優れた歌手であることを証明した曲ということになる。「トップ・オブ・ザ・ワールド」を
作曲したジョン・ベティスにとって2枚目となるNO.1レコード。

342 1985.5.18 1週 シンプル・マインズ「ドント・ユー?」
https://www.youtube.com/watch?v=CdqoNKCCt7A
前曲に続いてこれも映画関連の曲らしいが、全然聴いたことのないバンド名と曲名、メロディだった。メンバーのジム・カーの妻は
プリテンダーズのクリッシー・ハインド・・・って有名なのかと思ったら、凄い有名な人だった・・・トホホ。

343 1985.5.25 2週 ワム!「恋のかけひき」
https://www.youtube.com/watch?v=C8xt5BGegj8
これも日本語動画がない。ややマイナーな曲が続く感じ。この曲はワム!解散間近とあって、ほぼジョージ・マイケルの曲と言って
もよいくらい。彼のセクシャルな歌声とむんむんとする色気がすべて。

344 1985.6.8 2週 ティアーズ・フォー・フィアーズ「ルール・ザ・ワールド」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=_UI1mAFJpD4
どんな曲かと思ったら、どこか聴いたことのある曲だった。何かえもいわれぬ哀愁を感じさせる曲想。☆印をつけたくなった。

103korou:2021/04/05(月) 17:25:00
345 1985.6.22 2週 ブライアン・アダムス「ヘヴン」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=YMTGqsnjM7o
日本語動画アリ。ストレートかつシンプルなロック調バラード。ありがちな曲調だが、勢いと声質で聴かせていく曲。

346 1985.7.6 1週 フィル・コリンズ「ススーディオ」
https://www.youtube.com/watch?v=r0qBaBb1Y-U
当時ノリノリだったフィル・コリンズが、その勢いのままNo.1曲を出した。フィリップ・ベイリーとのデュオで出した「イージー・
ラヴァー」のほうが耳に馴染みがあるが、それと同じ時期にこんなナンバーワン曲を出していたのか。

347 1985.7.13 2週 デュラン・デュラン「007/美しき獲物たち」
https://www.youtube.com/watch?v=Fp4CR2HcHLQ
「しゃべくり007」でかかっている曲だったとは!まあ納得。流行らせるべくして流行らせたといった感じのサウンド。デュラン・
デュランとは一体何者?という疑問も残るが・・・

348 1985.7.27 ポール・ヤング「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」
https://www.youtube.com/watch?v=nfk6sCzRTbM
カヴァー曲中心の歌手ということで、イギリスの徳永英明のようだが、これはホール&オーツの曲らしい。何とも・・・

104korou:2021/04/05(月) 17:57:17
349 1985.8.3 3週 ティアーズ・フォー・フィアーズ「シャウト」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=ApWZIJPsTjM
またまたティアーズ・フォー・フィアーズ。なんか心に訴えてくる感じが素晴らしいのだが、日本人の心の琴線に迫るところは
同じ島国のポップスとしての共通性なのか?J-POPに近い感覚。ただし歌詞はプロテストソングのようだが(核兵器への抗議)

350 1985.8.24 2週 ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース「パワー・オブ・ラヴ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=jyYWDtXXU50
ご存じ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主題歌。快活で力強いヴォーカルが心地良い。もう飽きたかなと思ったが
やはり良かった。

351 1985.9.7 2週 ジョン・パー「セント・エルモス・ファイアー」
https://www.youtube.com/watch?v=dx7vNdAb5e4
またしても映画のサウンド・トラックが第1位。しかも1985.9.7付けチャートでは、1位から3位まで全部サウンド・トラック
だったらしい(ロック時代では史上初)。曲は巧みに作られてはいるが魅力には乏しい。ボーカルは力強いのだが。

352 1985.9.21 3週 ダイアー・ストレイツ「マネー・フォー・ナッシング」☆
https://www.youtube.com/watch?v=wTP2RUD_cL0
この時代を象徴するようなサウンド。イギリス出身のアーティストらしい独特の物哀しいムード、こまごまとした細工が満載の
ビデオ、ざっくりしたむしろ官能的な音響。あまり他との関連性のないサウンドだが、逆に彼らの個性が80年代のトレンドに
なっていくようだ。

105korou:2021/04/06(火) 16:33:18
353 1985.10.12 1週 レディ・フォー・ザ・ワールド「Oh,シーラ」
https://www.youtube.com/watch?v=wbL2lMn34Oo
何じゃこりゃ?という感じである。プリンスのようなサウンドで、でも弾きっぷり、歌いっぷりは地方の高校生のバンドの
ようで洗練されていなくて、よくこれで第1位になったのだと思えるほど。聴いたことがなかったが、でも惜しい気もしない。

354 1985.10.19 1週 a-ha「テイク・オン・ミー」
https://www.youtube.com/watch?v=djV11Xbc914
日本語動画でも75万ヒットなのだが、ここは超有名なビデオをリンクしとかないとね。日本で流行った洋楽として、80年代を
代表する曲の一つ。

355 1985.10.26 1週 ホイット二ー・ヒューストン「すべてをあなたに」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=56tSeoIgp4A
久々にCD音源で聴いた。やはり感激モノだ。これだけの歌手はそうそう現れない。その素質をムダにした罪は大きいが、それ
でも他の歌手よりは遥かに偉大なままにして、人生を閉じた。やはり、100%完璧に生きることなんてムリなのかもしれない。
そんなことを思ってしまう。となれば、100%凄かったこの歌唱は奇跡と思うほかない。それを聴ける幸福も。☆印は当然。

356 1985.11.2 1週 スティーヴィー・ワンダー「パートタイム・ラバー」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=lRXRN5UlDzY
まさかの170万回以上の再生回数。どうも根本要の”80年代スティーヴィーはくだらない説”に影響されてしまって、今まで
ナチュラルに聴けていなかったようだ。素直に聴けば、リズム、メロディ、声質、どれも最高レベルに近いね。

106korou:2021/04/06(火) 16:59:47
357 1985.11.9 1週 ヤン・ハマー「マイアミ・ヴァイスのテーマ」
https://www.youtube.com/watch?v=6RWdEj5tdpk
複数、このテレビ番組のインストゥルメンタル曲があるようなので、このリンク先が第1位を獲得した曲なのかどうかさえも不明だが
TV番組の音楽がNo.1になるのはあり得る話だ。まあ、日本でも放映されたが、観ていなかった番組なので特に感想なし。

358 1985.11.16 2週 スターシップ「シスコはロック・シティ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=nS415wlHWxE
あのジェファーソン・エアプレインがジェファーソン・スターシップになって、さらにスターシップになって、こんな能天気な歌を歌って
チャート1位になるなんておかしいじゃないか、と憤った時期もあったが、まあグレイス・スリックが良ければそれでいいかと思えるよう
になった。日本語コメントのとおりで、聴くと元気になれるのは間違いない。

359 1985.11.30 1週 フィル・コリンズとマリリン・マーティン「セパレート・ライヴス」
https://www.youtube.com/watch?v=S5uKEpOYSqY
デュエット曲のあるあるというか、驚くほど再生回数が低い。曲そのものもかなりオールドスタイルで、それをオーソドックスな声質の
2人が歌っているので、ザラザラっとした質感に乏しいのだが、メロディの美しさがわずかにその単調さを救っているようだ。

360 1985.12.7 2週 Mr.ミスター「ブロウクン・ウイングス」
https://www.youtube.com/watch?v=nKhN1t_7PEY
今度は驚くほど再生されている(1.2億万回以上)曲だ。全く聴いたことのないアーティストで聴いたことのない曲だが、歌声の奥底から
魂が聴こえてくるような佳曲。プリンスのようなド派手なサウンドもあれば、こんな地味だけどしっかりとしたサウンドもあるのがこの時代。

107korou:2021/04/06(火) 17:41:16
361 1985.12.21 4週 ライオネル・リッチー「セイ・ユー・セイ・ミー」
https://www.youtube.com/watch?v=gIbw0OkC9po
1985年のチャートは玉石混交だったが、最後は誰もが知る有名曲になった。この曲で8年連続でNo.1曲を書き続けたということで、
それはロック時代で唯一の快挙らしい。'78「永遠の人へ捧げる讃歌」(コモドアーズ)、'79「スティル」(コモドアーズ)、
'80「レイディー」(ケニー・ロジャース)、'81「エンドレス・ラブ」(ダイアナ・ロス&ライオネル・リッチー)、
'82「トゥルーリー」(ライオネル・リッチー、以下同じ)、'83「オール・ナイト・ロング」、'84「ハロー」というラインアップだ。

362 1986.1.18 4週 ディオンヌ&フレンズ「愛のハーモニー」
https://www.youtube.com/watch?v=HyTpu6BmE88
日本語動画も相当な再生回数なのだが、こればかりは各人の見事な歌いっぷりを映像でみたほうが感動も大きいので、1億回超えの
定番の動画をリンク。今聴くと、やはりスティーヴィーのハーモニカと声質がキマっている。エルトン・ジョンは精一杯頑張って
いる感じ。ディオンヌとグラディスはいつも通りの美声。

363 1986.2.15 2週 ホイットニー・ヒューストン「恋は手さぐり」
https://www.youtube.com/watch?v=m3-hY-hlhBg
ブロンソン著のチャート本に書いてあるこの曲に関する記述はかなり面白い。もともとジャネット・ジャクソンのために作った曲だった
のだがジャネットが断ったので宙に浮いてしまったところ、たまたま当時は無名の新人歌手のホイットニーのところに回ってきたという
経緯。曲をリリースしたときにはすでにホイットニーは超有名歌手になっていたという話。とにかく、このPVでの彼女は生彩溢れている。

364 1986.3.1 2週 Mr.ミスター「キリエ」
https://www.youtube.com/watch?v=9NDjt4FzFWY
またまたミスターミスター!これも佳曲。☆印をつけるまでにはいかないが、ずっと聴いていられる。誠実な音楽作りだ。

108korou:2021/04/08(木) 16:39:20
365 1986.3.15 1週 スターシップ「セーラ」
https://www.youtube.com/watch?v=32ScTb6_KHg
ちょっと分からない感じの音楽。無難にまとめられているが、どこにでもある曲のようでもあり、なぜこの曲だけがNo.1という
特別な場所に居れたのか理由を知りたいくらいだ。ブロンソンの本にはジェファーソン・エアプレインからのグループの経緯が
まとめられていて参考になる。

366 1986.3.22 1週 ハート「ジーズ・ドリームス」
https://www.youtube.com/watch?v=41P8UxneDJE
偶然だが、この曲のプロデューサーは、前曲の「セーラ」の作者であったピーター・ウルフをハートの楽曲制作に参加させ、
ウルフはソングライターのマーティン・ペイジにいい曲がないかあたることになる。ペイジはかつて作った曲「ジーズ・
ドリームス」と「シスコはロック・シティ」を提供し、ハートが前者を、スターシップが後者を選択することになり、どちらも
全米第1位になったというお話。

367 1986.3.29 3週 ファルコ「ロック・ミー・アマデウス」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=LKXpS625bDc
これも何かよく分からん曲。何で流行ったんだろう?単純なロックのビートに乗せて「アマデウス!」と叫んでいるだけにしか
聞こえないが。

368 1986.4.19 2週 プリンス&ザ・レヴォリューション「Kiss」
https://www.youtube.com/watch?v=H9tEvfIsDyo
どこを切り取ってもプリンスのサウンドでしかない純度100%のプリンス音楽。純度が高いので麻薬的な魅力があるのだろうという
推測は成り立つが、やはり自分には縁遠い世界だ。

109korou:2021/04/09(金) 16:40:00
369 1986.5.3 1週 ロバート・パーマー「恋におぼれて」
https://www.youtube.com/watch?v=XcATvu5f9vE
パワー・ステーションのヴォーカルがソロで出したヒット曲。女性モデルが極端な無表情のままバックで踊る独特のPVは
当時話題になったらしい。曲は単調なロック調で聴きどころはそれほどナシ。

370 1986.5.10 1週 ペットショップ・ボーイズ「ウェスト・エンド・ガールズ」
https://www.youtube.com/watch?v=p3j2NYZ8FKs
これも特徴に乏しいミディアム・ロック。イギリスポップ隆盛の時期だったので流行ったのだろうか?

371 1986.5.17 3週 ホイットニー・ヒューストン「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」☆
https://www.youtube.com/watch?v=IYzlVDlE72w
まあ、なんと感動的に歌い上げる歌姫だろうことか!まず日本語訳の動画を見て歌詞の意味を確認してから、このリンク先での
ホイットニーの歌いっぷりを観れば、いかに優れた歌唱であるかがよく分かる。時系列からして「すべてをあなたに」と同時期
になり、このデビュー直後の彼女の歌唱を上回るものはその後の彼女自身も含めて未だ現れていないと断言する。

372 1986.6.7 1週 マドンナ「リヴ・トゥ・テル」
https://www.youtube.com/watch?v=IzAO9A9GjgI
マドンナにしては、あまりに淡々とした曲で、一般には印象が薄いように思える。決して悪い曲ではないが、とらえどころのない
曲調なので歌いこなすのは難しい。マドンナの曲に成り切っていない感を受ける。

110korou:2021/04/09(金) 17:04:04
373 1986.6.14 3週 パティ・ラベルとマイケル・マクドナルド「オン・マイ・オウン」
https://www.youtube.com/watch?v=KsH63qJlIMM
美声に加えて確かな歌唱力のある男女デュエットによるバカラック・サウンドのヒット曲。どこにもケチのつけようがない、これぞ
名曲というお手本のような曲だ。パティ・ラベルは本当に素晴らしい。

374 1986.7.5 1週 ビリー・オーシャン「サッド・ソングス」
https://www.youtube.com/watch?v=KLjpJZbxkAU
これは典型的な優れたヴォーカリストによるヒット曲。そのヴォーカルの魅力に寄りかかかった楽曲で、その分、アレンジとか構成
などが少し甘い感じを受ける。もっとドラマティックに展開できそうな曲想なのだが。

375 1986.7.12 1週 シンプリィ・レッド「ホールディング・バック・ザ・イヤーズ」
https://www.youtube.com/watch?v=yG07WSu7Q9w
哀愁漂う曲想で、こういうのも英国風なのだろうか。聴いていると70年代初め頃のシンプルなサウンドを想起してしまう。どこか
懐かしい感じ。遠くで鳴っているコルネットの音色がいい感じ。

376 1986.7.19 1週 ジェネシス「インビジブル・タッチ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=Ax5nVEvk2HE
フィル・コリンズ人気でジェネシスも一緒に人気上昇していた。サウンド的にはどうということはないのだが、どこにもひっかかりが
なくスムーズに曲想が展開されて、リアルタイムでは爽快なイメージだったと想像できる。久々の日本語動画。

111korou:2021/04/12(月) 20:52:58
377 1986.7.26 1週 ピーター・ガブリエル「スレッジハンマー」
https://www.youtube.com/watch?v=OJWJE0x7T4Q
歌手も曲名も聞き覚えがあるのに、曲そのものは全然記憶になく初めて聴いた感じなのが不可思議。ジェネシスに続くNo.1ヒットと
いうのも当時話題になったかもしれない。特に曲想でひらめきが感じられないので、まあこんなものかと。

378 1986.8.2 2週 ピーター・セテラ「グローリー・オブ・ラヴ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=mVxRbxF-pfk
和訳の動画があったのでそれをリンク。これも曲想に冴えがなく、ありきたりのメロディとコードをつなげて作ったようなイージーな曲。
でもそんな出来でも十分に人を感動させる力があるのだから、まさにポップス曲というのは出会いがすべてなのかも。ありきたりでも、
初めて知ればそれは感動モノに違いないので。

379 1986.8.16 2週 マドンナ「パパ・ドント・プリーチ」
https://www.youtube.com/watch?v=G333Is7VPOg
サビのキレの良さ、それに伴って溢れ出るメッセージ性のある歌詞が印象的で、マドンナが歌うべき曲のように聴こえるのが素晴らしい。
すでにこの時点でマドンナは彼女以外の何者でもない際立った個性を発揮していたことを証明する曲。

380 1986.8.30 1週 スティーヴ・ウィンウッド「ハイヤー・ラヴ」
https://www.youtube.com/watch?v=k9olaIio3l8
きっちり作り込まれたメロディライン(渋いけどね!)、サビの効いたヴォーカル、ティンパニを鳴らしているかのような鮮やかなドラム、
等々、特徴あるサウンドで聴かせる曲だ。いいねえ、やっぱり。スペンサー・デイヴィス・グループから20年目の快挙だ。

112korou:2021/04/15(木) 16:46:34
381 1986.9.6 1週 バナナラマ「ヴィーナス」
https://www.youtube.com/watch?v=d4-1ASpdT1Y
これほど有名なカヴァーもないだろう。MTV世代とお立ち台世代の両方にまたがって愛され、しかもオリジナルは深夜放送に
よる洋楽熱狂時代のNo.1ヒットなのだから。しかし、今となっては、曲の良さで聴かせるだけで、内容など何もないカヴァー。

382 1986.9.13 1週 ベルリン「愛は吐息のように〜トップガンLOVEテーマ」(日)

https://www.youtube.com/watch?v=-Doblr7Wyt4
映画の挿入歌として大ヒット、日本語動画もこの時期の洋楽としては異例の70万回以上のヒット。聴き慣れたメロディが、意外と
粘着質な女声ヴォーカルで歌われるナンバー。同じような音型の繰り返しで、その音型が和声的に綺麗なだけで、やや退屈。

383 1986.9.23 3週 ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース「スタック・ウィズ・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=J08ZwySCoJ8
この時期最強バンドだった彼等が軽々と放ったNo.1ヒット曲。まさに”ロック演歌”とでもいうべきか、アメリカの由緒正しい
音楽の伝統を受け継いだかのような安定したサウンド、アレンジ、ヴォーカルだ。しいて分類すればカントリー・ロックか。

384 1986.10.11 2週 ジャネット・ジャクソン「あなたを想うとき」
https://www.youtube.com/watch?v=EaleKN9GQ54
プリンスの音楽と親和性を持つジャム&ルイスというアーティスト兼プロデューサーのサポートを得て、アルバム「コントロール」
を発表したジャネットが、そのアルバムから出したこのシングルで全米1位を獲得。マイケルの出現でプリンスの個性が認められ
そのプリンスの開発したサウンドが、こうして新しいスターを生んだという好例。

113korou:2021/04/15(木) 17:25:07
385 1986.10.25 2週 シンディ・ローパー「トゥルー・カラーズ」
https://www.youtube.com/watch?v=LPn0KFlbqX8
シンディ・ローパーが、新しい個性を世間に認めさせた曲ということになるだろう。メロディラインは職人レベルのチームが作り上げ
アレンジは80年代独特の自信に満ちた感覚に満ちている。どうということない曲なのだが十分に聴かせる。

386 1986.11.8 2週 ボストン「アマンダ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=p0sMvBckGLc
日本語動画以外に適当な動画がなかったので、わずか7500回ヒットで4コメントの日本語動画をリンク。リーダーのトム・ショルツが
完全主義者なのでたまにしか曲の発表がないということらしいが、たしかにそれだけの熟成を経て生まれた曲という感じ。悪くない。

387 1986.11.22 1週 ヒューマン・リーグ「ヒューマン」
https://www.youtube.com/watch?v=s1ysoohV_zA
「愛の残り火」以来久々のNo.1ヒット。ジャム&ルイスのプロデュースでサウンドがさらに洗練され、曲全体の出来はこっちのほうが上かも
しれない。ただ「愛の残り火」には耳に馴染みやすいサビがあるのでそこが強みでこの曲を凌駕する。でも個人的にはこっちのほうが好き。

388 1986.11.29 1週 ボン・ジョヴィ「禁じられた愛」
https://www.youtube.com/watch?v=KrZHPOeOxQQ
最初は日本語動画にリンクしたものの、このPVでのいかにもというオーラは特筆モノなのでオフィシャルビデオにリンク替えした。この曲で
初のNo.1ヒットとなり、以後数年間は最大級の人気を誇ったモンスターバンドとなる。確かに人気出そうだ。妙なくらい魅力が溢れている。

114korou:2021/04/16(金) 18:01:23
389 1986.12.6 1週 ピーター・セテラとエイミー・グラント「ネクスト・タイム」
https://www.youtube.com/watch?v=WQKqp_rZbVk
シカゴを脱退したピーター・セテラが、またNo.1ヒット曲を出したが、今度は若いクリスチャン・ミュージック歌手のエイミーとの
デュエットだった。作曲はボビー・コールドウェルらしい。セテラの声だと、どれも同じ曲に聴こえるのは仕方ないことなのか。

390 1986.12.13 1週 ブルース・ホーンスビー&ザ・レインジ「ザ・ウェイ・イット・イズ」
https://www.youtube.com/watch?v=GlRQjzltaMQ
初めて知ったバンドだが、時代を超越した、あたかも悟ったかのような独特のサウンドに魅せられた。一応ミディアム・ロックという
ことになるのだが、そのなかにスパイスのように美しい音程がちりばめられていて、なんとも懐かしいというかいい感じなのだ。

391 1986.12.20 4週 バングルズ「エジプシャン」
https://www.youtube.com/watch?v=Cv6tuzHUuuk
あたかも60年代のモンキーズとかの100%お遊び気分で作られたナンバーのような軽いノリの曲で、この時期にこの大ヒットは、まさに
チャートの気紛れというほかない。とはいえ、聴いてすぐ愉しい気分になれるのはある意味素晴らしいこと。

392 1987.1.17 1週 グレゴリー・アボット「シェイク・ユー・ダウン」
https://www.youtube.com/watch?v=Uc8wmLul3uw
曲として悪くはないのだが、さてこれは1984年以来ずっと熱量が上がっていたチャートを引き継ぐNo.1曲として、何を目指している
のだろうか。時代が求めるサウンドとはズレているようで、2曲前のスパイス味はともかく、「エジプシャン」とこれが続いて第1位
ということに若干の不安を抱く。特に感想もない普通の曲。強いて言えば70年代に時々耳にしたとりとめのない曲のようでもある。

115korou:2021/04/20(火) 17:48:32
393 1987.1.24 2週 ビりー・ヴェラ&ザ・ビーターズ「アット・ディス・モーメント」
https://www.youtube.com/watch?v=O2ur063fMhs
NBCの番組で使われたこともあり、意外な感じでNo.1になった曲。ごく普通な感じで、タイアップがなければ、シングルカットもされなかった
と思われる。

394 1987.2.7 1週 マドンナ「オープン・ユア・ハート」
https://www.youtube.com/watch?v=snsTmi9N9Gs
これまでの雑多なイメージを一新して、ロックンロール・ダンスというジャンルこそマドンナの個性だということを明らかにしたナンバー。
とはいうものの、随分と卑俗で軽薄なイメージになってしまったのも否めない。

395 1987.2.14 4週 ボン・ジョヴィ「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」
https://www.youtube.com/watch?v=lDK9QqIzhwk
この当時ノリノリだった彼等の代表曲となる。勢いのあるヴォーカルと安定したテンポ感が売り物。そうしたリアルタイム感を抜きに、今に
なって聴くと、どういう感じで熱狂だったのかよく分からない。悪くはないけど、リアルタイムを体現していない身にはよく分からない。

396 1987.3.14 1週 ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース「ジェイコブズ・ラダー」
https://www.youtube.com/watch?v=hLp6tE_UMZI
同名の映画が有名らしく、検索するとそっちばかり出てくる。結局、聖書に記されているエピソードのことで”明日を今日よりよくしよう”
というメッセージが込めれらている曲らしい。ヒューイ・ルイスとかスプリングスティーンあたりじゃないと歌えない感じ。

116korou:2021/04/20(火) 18:12:19
397 1987.3.21 2週 クラブ・ヌーヴォー「リーン・オン・ミー」
https://www.youtube.com/watch?v=kbyjaUJWWmk
1973年にビル・ウィザースがNo.1ヒットにした曲のカヴァー。ウィザースで聴いたときは中途半端な感じを受けたが、これはダンス
ミュージックとして聴きやすくアレンジされていて心地よい。まあオリジナルのほうが好きな人も居るのだろうけど。

398 1987.4.4 2週 スターシップ「愛はとまらない」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=0jtdB8F-rKo
映画「マネキン」に使われた曲らしいが、とにかく日本語動画でのコメントが熱い。そんなに流行ったのかしら。この時期の洋楽で
40万ヒットは凄い。映画からの感想と、とにかく80年代へのノスタルジーと。日本でこんなに人気があるのはアメリカ人もびっくり?

399 1987.4.18 2週 アレサ・フランクリンとジョージ・マイケル「愛のおとずれ」
https://www.youtube.com/watch?v=fDxzQJaA228
この時期のチャートは気紛れだ。なぜにNo.1?まあ歌手の名前からすれば全然不思議はないのだが。とにかく前後の曲との関連性は
何もなく、70年代の混迷に逆戻り?いやいや、曲は普通に流れて歌唱自体は物凄く良いのだけれど。

400 1987.5.2 2週 カッティング・クルー「愛に抱かれた夜」
https://www.youtube.com/watch?v=6dOwHzCHfgA
カナダとイギリスのバンドメンが組んで作られたバンドらしい。シンプルで少し懐かしいサウンド。こういうのも流行ったんだという
感じ。でも特徴はないなあ、ホント。

117korou:2021/04/21(水) 18:01:01
401 1987.5.16 3週 U2「ウイズ・オア・ウイズ・アウト・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=ujNeHIo7oTE
ジ・エンドのキレキレのギター・リフに、ボノの力強いヴォーカルが特徴のバンド。というより、観客動員力などの数字からも
このバンドが史上最大のロックバンドと言っても誰も文句は言わないだろう。この偉大なバンドについて、もっと知りたいと思い
Wikiの長い記述を読み込み、いくらかのシングルについて試聴した。もうブロンソンの本は終わりつつあるので、こういう聴き方で
いくつかの偉大なアーティストについては深聴きして、4曲セットにはこだわらず聴いてみるスタイルを試してみようか。
U2に関しては、歌詞も重要なので、今回はいくつか表面的に聴いてはみたが(「New years Day」、「beautiful day」、
「vertigo」、「one」(Mary J. Bligeとの共演))、なかなかすぐにはスッと頭に入ってこない感じ。まあ、それにしても
「with or without you」が名曲であることには激しく同意。

118korou:2021/04/22(木) 18:05:58
402 1987.6.6 1週 キム・ワイルド「キープ・ミー・ハンギン・オン」
https://www.youtube.com/watch?v=xJZF-skCY-M
1966年にシュープリームスがNo.1ヒットさせた同曲のカヴァー。どうりでどこかで聴いたことのあるメロディだと思った。特徴のある
再アレンジとも思えないし、MVも大したことないように思えるが・・・

403 1987.6.13 1週 アトランティック・スター「オールウェイズ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=Tb8XXTq7d4I
突然、こんなトラディショナルなサウンド、悪く言えばコテコテの美しいサウンドが出現し第1位となる面白さ。日本語動画で200万回
以上再生ってどんだけ人気あるんだって感じ。確かに日本人好みだ、このメロディは。

404 1987.6.20 1週 リサリサ・アンド・カルト・ジャム「ヘッド・トゥ・トー」
https://www.youtube.com/watch?v=51Iq8JmmfxY
なかなか目が出なかったフル・フォースというグループが、今度は新人をプロデュースしようということになり、メンバーの1人、マイク・
ヒューズが、仲間のスパナドーとカルト・ジャムというバンドを結成した上で、シュープリームス風のサウンドでメインは女の子のヴォーカル
を考え、リサ・ヴェレスをスカウトする。ニュー・エディションがジャクソンズ風サウンドで流行り始めた時期で、この企画は上手くハマり
まず、この曲でNo.1ヒットを手にする。こうしてみると、70年代前半の混迷時期と似ているのがよく分かる。新しいスターを発掘するより
従来のサウンドに頼ってしまっているのだ。この年のカヴァー・ヒットの多さと、こうした企画は、時代の混迷を物語る。1984年の充実は
どこに行った?

119korou:2021/04/24(土) 16:37:12
405 1987.6.27 2週 ホイットニー・ヒューストン「すてきなSomebody」
https://www.youtube.com/watch?v=eH3giaIzONA
ホイットニーのルックス、スタイル、女神ぶりといった外見の魅力が、見事に楽曲の中に放り込まれている佳曲だ。70年代までの
限定的なイメージのブラック風ミュージックとして当時も好評だったに違いない。ただし、サウンドはよくよく聴けば、白人風の
ディスコ風の軽いノリでしかなく、彼女はこういう方向にいくと普通の歌手でしかなかったはずだ。まあ、この類稀な外見が
フューチャーされているので、特別なことには変わりないが。

406 1987.7.11 3週 ハート「アローン」
https://www.youtube.com/watch?v=1Cw1ng75KP0
名前だけでその実態をあまり知らなかったハートについて、Wikiで検索。なるほど、女性ハードロッカーのアン・ウィルソンとその妹
ナンシーが中心のグループで、本当は尊敬するレッド・ツェッペリンのような音楽をやりたかったものの、さすがにジリ貧になった
80年代前半において、ヒット指向もやむを得なかったというところか、この曲はそういうヒット指向の頃のNo.1曲。普通に盛り上がる。

407 1987.8.1 1週 ボブ・シーガー「シェイクダウン」
https://www.youtube.com/watch?v=F3MTFJz50qc
1960年代初頭から活躍しているベテラン歌手だが、これが唯一のNo.1曲。「ビバリーヒルズ・コップ2」のサウンドトラックとして
書かれた曲で、本来は第1作でも歌ったグレン・フライが担当するはずだったが、諸事情でボブのほうに回ってきたという話。映画
のなかの曲として妥当というか普通に完成された曲。

408 1987.8.8 2週 U2「終りなき旅」
https://www.youtube.com/watch?v=e3-5YC_oHjE
U2が、急速に高まった人気の末、再び手にした第1位曲。歌詞の内容は未確認だが、どこを取り出してもU2のサウンドのように
思える。彼らは、この1987年、この大飛躍で永遠なまでの長いスパンで応援してくれる驚異的な人数の熱狂的ファンを掴んだ。

120korou:2021/04/28(水) 15:57:38
409 1987.8.22 1週 マドンナ「フーズ・ザット・ガール」
https://www.youtube.com/watch?v=r0qDBYiOBrc
自身が主演する映画のサウンドトラックとしてリリースされ、当然のようにNo.1を獲得した。今聴くとどうということない曲なのだが
この当時のマドンナは向かうところ敵なしの状態だったのだろう。

410 1987.8.29 3週 ロス・ロボス「ラ・バンバ」
https://www.youtube.com/watch?v=nLAWPrCUQQ0
この曲を含むシングル曲でビルボードにチャートインを果たしたオリジナルの歌手のリッチー・ヴァレンスの映画が作られ、その映画のために
新たに「ラ・バンバ」を歌うことになったのがロス・ロボスということのようである。メキシコで古くからある歌のようなので、もともと耳に
馴染みやすいメロディ、リズムで、ヒットは当然かもしれない。

411 1987.9.19 1週 マイケル・ジャクソン「キャント・ストップ・ラヴィング・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=PHZ1Bii7Uwk
メキシコ民謡を挟んで、マドンナの後はM・ジャクソンの曲が第1位を獲得した。これもマイケルにしては平凡な曲で、このタイミングで
スローバラードを弱々しく歌う意味が分からない。

412 1987.9.26 2週 ホイットニー・ヒューストン「恋のアドバイス」
https://www.youtube.com/watch?v=eZVLHjnitnM
公式ビデオがどういうわけか冴えない映像だったので、このリンク先の素晴らしい歌唱に替えてみた。これなら名曲に聴こえる。マイケルの直後に
ホイットニーとは、考えてみたら贅沢な時代でもあったのだ。

121korou:2021/04/28(水) 16:26:10
413 1987.10.10 1週 ホワイトスネイク「ヒア・アイ・ゴー・アゲイン」
https://www.youtube.com/watch?v=WyF8RHM1OCg
イアン・ギラン脱退後のディープ・パープルでヴォーカルだったデヴィッド・カヴァーデイルが作ったグループ、ホワイトスネイクのNo.1曲。
どことなくオールドスタイルなロックの音で、ヴォーカルだけが雄々しく響いて聴こえる平凡な曲。

414 1987.10.17 1週 リサリサ・アンド・カルト・ジャム「ロスト・イン・エモーション」
https://www.youtube.com/watch?v=51Iq8JmmfxY
リサリサの2曲目のNo.1。曲も平凡だし、まさにこの時期の混迷を物語るようなランキング。どうした、ビルボード!

415 1987.10.24 2週 マイケル・ジャクソン「Bad」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=xP4oDb_JDLU
この時期としては異例なほどの再生回数を誇る日本語動画をリンク。もう好きとか嫌いとかのレベルを超えて、この時期のNo.1曲のなかでは
圧倒的なクオリティを誇るダンス・チューン。文句なしに”☆”。ただし個人的な感想としてはそれほど好きな部類ではないが。

416 1987.11.7 2週 ティファニー「ふたりの世界」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=FHWzjICL32g
1967年にトミー・ジェイムズとションデルズでヒットした曲を、当時16才のティファニーがリバイバル、No.1曲にまでヒットさせた。混迷の
チャートのなかに放り込んでみたら面白い結果になったという感じ。60年代の曲を新たにアレンジして、うんと若い歌手に歌わせたらこうなった
という感じ。

122korou:2021/04/28(水) 16:54:03
417 1987.11.21 1週 ビリー・アイドル「モニー・モニー」
https://www.youtube.com/watch?v=sYYAv-QW38Q
またまたトミー・ジェイムズとションデルズのかつてのヒット曲がリバイバルでNo.1ヒットとなった。2曲連続で同じアーティストのカヴァー
が第1位となるのは史上初らしい。ビリー・アイドルは、もともとパンク・バンドのメンバーだったが、こういう娯楽本位の曲もやってみた
かったらしい。それにしても、変なチャート。

418 1987.11.28 1週 ビル・メドレー&ジャニファー・ウォーンズ「タイム・オヴ・マイ・ライフ」
https://www.youtube.com/watch?v=4BQLE_RrTSU
映画「ダーティ・ダンシング」のサウンドトラック。この時期、やたらサウンドトラックによるヒットが多く、残念ながら、それほど多くの
曲をヒットさせながら後世に残るほどの名曲はほとんどない。本当に不毛な時期なのだ。この曲にしても平凡。歌手は非凡なのにもったいない。

419 1987.12.5 1週 ベリンダ・カーライル「ヘブン・イズ・ア・プレイス・オン・アース」
https://www.youtube.com/watch?v=j2F4INQFjEI
元ゴーゴーズのヴォーカルだったカーライルが、ソロになって出したヒット曲。日本では、いろいろな場面で使われたはずで、この時期の曲
にしては知名度は高いはず(これだけ聴き覚えのある曲はこの時期にはそうそうない)。

420 1987.12.12 4週 ジョージ・マイケル「Faith」
https://www.youtube.com/watch?v=cPNvWeKbjXY
これも公式映像が冴えないので、別の動画をリンク。ジョージがアーティスととして認められるようになった直後のシングルで、個性的な
出来栄えではある。でもNo.1曲としては随分地味だ。

123korou:2021/04/29(木) 16:52:21
421 1988.1.9 1週 ホイットニー・ヒューストン「やさしくエモーション」
https://www.youtube.com/watch?v=0YjSHbA6HQQ
この時期、No.1ヒット曲を何作か連発していたライターたちを動員して、これまたデビューからNo.1ヒットを連発していた最高の歌姫のために
作られた曲。もくろみ通り、またまたNo.1ヒットとなったが、ライターたちはともかく、プロデュース側の思惑が「もっとアップテンポに」とか
「プリンス風の曲想を薄めに」とか色々ありすぎて、結果として彼女の多様性を消してしまったのではないかという疑念も残る。聴いていて
そんな風にも感じられた。

422 1988.1.16 1週 ジョージ・ハリスン「セット・オン・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=_71w4UA2Oxo
突然のジョージ・ハリスンのNo.1ヒットだ。かつて彼が1963年に見つけていた隠れた名曲を、1988年になってカヴァーとしてヒットさせたという
ことらしい。印象的なリフで日本でも知名度の高い曲。

423 1988.1.23 1週 マイケル・ジャクソン「ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール」
https://www.youtube.com/watch?v=HzZ_urpj4As
あまり聴いたことのない曲。夜の街で車の周辺でマイケルと女性が付きつ離れつの動きをする映像は観た記憶はあるが、メロディ、リズムなどは
記憶がない。まあ当時のマイケルならNo.1ヒットはそんなに難しくない話ではあったのだが。

424 1988.1.30 1週 イン・エクセス「二ード・ユー・トゥナイト」
https://www.youtube.com/watch?v=w-rv2BQa2OU
オーストラリアのロックバンド。この時期のロックバンドの音らしく、どこか醒めた沈んだサウンドで、そのなかで正確にリズムを刻む
パーカッションの音が曲を前進させている。まあいわば普通の曲。

124korou:2021/04/29(木) 17:28:13
425 1988.2.6 2週 ティファニー「想い出に抱かれて」
https://www.youtube.com/watch?v=s143JBZ_mUc
この時期にしては珍しいアイドル的人気を誇った彼女が、実は歌唱力にも自信があるのだということを証明したような曲。シンプルなメロディと
アレンジで、ひたすら彼女の人気をあてにして作られた楽曲。こういうのが当時の日本で流行らなかったのは、すでにJ-POPのレベルが上がって
きた証拠かもしれない・・・と思ったら、当時の日本で大人気だったみたいで、こりゃまた失礼しました!この頃にライヴァルのデビー・ギブソン
がNo.1ヒットを出し、その後のニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックなどの人気につながるのだろう。そう思えば、アイドル人気というのも
MTVが作った副産物なのかもしれない。ティファニーはそういう商業モデルの先駆者なのかもしれない。

426 1988.2.20 1週 エクスポゼ「シーズン・チェンジ」☆
https://www.youtube.com/watch?v=Yqk6y5Hmy9s
久々にちゃんとしたメロディをもった曲に出会った感じ。この時期、こういうラテン風サウンドは珍しいようにも思うが、いよいよ制作側の
混迷が見えるようだ。とにかく鉱脈、それもちょっとした鉱脈でもいいのでという縋るような気持ち。

427 1988.2.27 2週 ジョージ・マイケル「Father Figure」☆
https://www.youtube.com/watch?v=m_9hfHvQSNo
前作のNo.1曲と同様、個性的な曲想で、かつ同じように地味なサウンドだが、こっちのほうが聴き映えのする曲に感じられる。それにしても
彼は、ソロになってから個性的な曲を発表し続けているとしたら、ワム!!としては我慢の多い日々だったのだろう。

428 1988.3.12 2週 リック・アストリー「ギヴ・ユー・アップ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=VYSDefGkYxo
こんなに人気のある、というか注目されている曲とは知らなかった。日本語動画のコメント欄も盛況だ。ディスコ風サウンドに不自然なくらい
低音のヴォーカルが乗っかるというていで、うーむ、何だこりゃ?

125korou:2021/04/30(金) 16:42:55
429 1988.3.26 2週 マイケル・ジャクソン「マン・イン・ザ・ミラー」(日)☆
https://www.youtube.com/watch?v=Ojc8842lrJc
見事な訳詞と、もちろんその歌詞の内容自体と、それからコメント欄の純粋な魂の叫びとで完全にやられてしまった。初めて聴いたに
等しい曲ではあるけれど、さすがに日本での人気が「ビリー・ジーン」の次で第2位というのも分かるような気がする。とにかく
ストレートなメッセージで、でも誰かがこういう役割を果たさないといけないし、それがマイケルであったということ自体、感動的だ。
曲調は普通だが、歌詞の内容を伝えるにふさわしい堂々としたサウンド。

430 1988.4.9 2週 ビリー・オーシャン「明日へのハイウェイ」
https://www.youtube.com/watch?v=zNgcYGgtf8M
ごく普通にソウルっぽい歌を軽快に歌って、さも簡単にNo.1ヒットを飛ばしたという感じ。とはいえ、こうしたサウンドはシンプルでは
あるけれど創造は難しいし、歌唱も優れているし、水準は超えていると思う。

431 1988.4.23 2週 ホイットニー・ヒューストン「ブロークン・ハーツ」
https://www.youtube.com/watch?v=wa3tfVjGCQ8
相変わらず素晴らしい歌唱だが、数年前のデビュー時の衝撃と比べると、かなりクオリティは落ちているように感じる。爆発力の代わりに
通常は身に着けるはずのテクニックについても、デビュー時にすでに完成していた天才歌手なので、もはや下降していくだけという、何か
物悲しい運命が彼女を待っていたかのようだ。

432 1988.5.7 1週 テレンス・トレント・ダービー「ウィッシング・ウェル」
https://www.youtube.com/watch?v=ynIHsHYaig0
これもビリー・オーシャン同様、今のアーティストたちのサウンドの原型を創造しているように思える。こうしたR&Bタッチの曲想は
2021年のヒットチャートに入っていてもおかしくない。そして、そのサウンドは、おもにプリンス、レニー・クラヴィッツなどによって
推奨されたのだから、元をただせばマイケル・ジャクソンが果たした役割は、やはり大きいと言わざるを得ない。

126korou:2021/04/30(金) 17:16:15
433 1988.5.14 1週 グロリア・エステファン・アンド・マイアミ・サウンド・マシーン「エニシング・フォー・ユー」☆
https://www.youtube.com/watch?v=4uLl8aA95zA
思ったよりオールドスタイルで、実に聴きやすかった。声質も歌唱も好みにぴったしで、個人的嗜好で”☆”をつけてみた。この時期は、まだ
R&Bばかりではなくて、前曲のような曲調の直後にこうしたロマンティックでメロディアスなものも流行っていたようだ。

434 1988.5.28 3週 ジョージ・マイケル「One More Try」
https://www.youtube.com/watch?v=bG5N3GC-m20
マイケル自身が最も気に入っていて自分の最高傑作と語った曲。「ケアレス・ウィスパー」とは比較にならないとまで言っているが、たとえ本人
はそうだとしても、この曲には「ケアレス・ウィスパー」のような甘さ、繊細さが感じられず、その代わりに孤高さ、精神の強さ、自在さなどが
感じられ、それはやはり万人が好むものではないことも事実だ。良い曲だけれども、皆が好きなマイケルは別のところに居たはずだ。

435 1988.6.18 1週 リック・アストリー「トゥゲザー・フォーエヴァー」
https://www.youtube.com/watch?v=yPYZpwSpKmA
前作同様、ディスコサウンドと、それとは全く不似合いな超低音の男性ヴォーカルという印象。ただし、今度はマイク・ストックと
マット・エイトケンというイギリスの名プロデュース・コンビが担当したので、サウンドはより洗練されたものになった。バナナラマの
担当のときと同じように、これぞユーロビートというアレンジ。


※これで「ブロンソン青本」を終了。以降は参考本なしにWikiのみを参考に書き進める予定。

127korou:2021/04/30(金) 17:51:08
(1988)
436 6/25 1 フーリッシュ・ビート  デビー・ギブソン
https://www.youtube.com/watch?v=qf8BoWKeHow
ティファニーのライバル、ついにNo.1ヒットを獲得。年齢的にみても、後のクリスティーナ・アギレラやブリトニー・スピアーズ
などより幼いのだが、その分、アイドルブームのような要素があったのだろうか?今さら分からないが。

437 7/2 1 ダーティ・ダイアナ マイケル・ジャクソン
https://www.youtube.com/watch?v=yUi_S6YWjZw
前作とは打ってかわって、ヘヴィ・メタ風にキメた曲。なかなかジャンルは多彩で、アーティストとして停滞していない印象を与える。
同じアルバムからの5枚目のシングルカットだが。

438 7/9 2 永遠の愛の炎 チープ・トリック
https://www.youtube.com/watch?v=muhFxXce6nA
1970年代末に、米国より先に日本で人気が沸騰し、逆輸入の形で米国でも有名になったこのバンドが、それから10年経ってやっと全米
No.1を獲得したのだなという感慨が湧く曲。彼らに似合わないバラードなので(作曲も外部)これでいいのかなとも思うが、まあ悪い
曲ではない。

439 7/23 1 オールド・オン・トゥー・ザ・ナイツ リチャード・マークス
https://www.youtube.com/watch?v=NvPi9zOfhmk
カントリー畑から突如現れたヒット歌手で、この後も連続ヒットを叩き出している。それにしても、一時代前のようなしっとりとした
バラードで、まだこういうのが流行っていたんだなと感慨深いものあり。

128korou:2021/05/01(土) 17:54:22
440 1988.7.30 4週 「ロール・ウィズ・イット」スティーヴ・ウィンウッド
https://www.youtube.com/watch?v=u_vkKozA8OI
この時期好調だったスティーヴのNO.1ヒット。ホランド=ロジャー=ホランド作の別の曲との類似を指摘され、ついにクレジットに併記される
ようになったらしいが、たしかにソウルフルでいかにもモータウン風なサウンドだ。こういう曲調にはふさわしいサビのある声質で違和感は
全くナシ。

441 1988.8.27 2週 「MONKEY」ジョージ・マイケル
https://www.youtube.com/watch?v=CHb2XYeXcJI
アルバム「faith」からのシングルカットで、またまたNo.1。なぜ”MONKEY”なのか詳細は不明だが、とにかくダンサブルでエレクトリックな
サウンドが炸裂している。何を出しても売れていた時期なのだろう。

442 1988.9.10 2週 「スゥイート・チャイルド・オブ・マイン」ガンズ&ローゼズ ☆
https://www.youtube.com/watch?v=1w7OgIMMRc4
12億回以上の再生回数を誇る、まさにこの時期を代表するハードロックの記念碑的名曲(らしい)。とにかく、この時期のトレンドのサウンド
とは程遠い、まるで60年代末頃に戻ったかのような古典的なハードロックのサウンドで、ある意味、その当時の若いファンには新鮮に聴こえた
に違いない。スラッシュのギタープレイが印象的。

443 1988.9.24 2週 「ドント・ウォリー・ビー・ハッピー」ボビー・マクファーソン
https://www.youtube.com/watch?v=d-diB65scQU
ジャズ歌手が、伴奏に楽器を一切使わず、メロディアスな曲を軽快に仕上げて、突如全米第1位を獲得したという感じの曲。こういうのも
流行り、ガンズ&ローゼズのような正統派ロックも流行り、ジョージ・マイケルのようなアイドル的人気を誇る歌手の曲も流行り、もはや
チャートを制する曲のジャンルに傾向など何もなくなったかのようだ。

129korou:2021/05/04(火) 16:25:41
444 1988.10.8 1週 デフ・レパード「ラブ・バイツ」
https://www.youtube.com/watch?v=W4XiSFyYRE8
最新アルバムからのカットでシングルヒットを連発していた時期のデフ・レパードのNo.1曲。いかにもといった典型的なロックサウンドで
ヴォーカルもリードギターもドラムもベースも聴き慣れた懐かしい音色で響き渡る気持ちよいサウンド。これといった特徴があるわけでは
ないが、安定したサウンドだ。

445 1988.10.15 1週 UB40「レッド・レッド・ワイン」
https://www.youtube.com/watch?v=zXt56MB-3vc
イギリスのレゲエ・バンドで、この時期このシングルが突如発売されNO,1に輝いた。ニール・ダイアモンドの曲のカヴァーらしいが、シン
プルな繰り返しがレゲエのリズムによく合っている。ただ、それだけで特に何もない曲ではあるが。

446 1988.10.22 2週 フィル・コリンズ「グルービー・カインド・オブ・ラブ(恋はごきげん)」
https://www.youtube.com/watch?v=HsC_SARyPzk
自身が主演を務めた映画『フィル・コリンズ in バスター』のメインテーマ(ザ・マインドベンダーズのカヴァー)としてヒットした。
いつものコリンズ節で特に際立った感じはなく普通に曲が流れていく。

447 1988.11.5 1週 ビーチ・ボーイズ「ココモ」
https://www.youtube.com/watch?v=fJWmbLS2_ec
映画「カクテル」の主題歌としてヒット、グループとしては「グッド・ヴァイブレーション」以来のNo.1ヒットとなる。ただし、この曲には
ブライアン・ウィルソンは参加していない。底抜けに愉しいリズムが徐々に忍び寄ってくる感じで独特だ。

130korou:2021/05/04(火) 16:55:55
448 1988.11.12 1週 エスケイプ・クラブ「ワイルド・ワイルド・ウエスト」
https://www.youtube.com/watch?v=6ES3iNPcPL8
イギリスのポップ・ロック・バンドが放ったNo.1ヒット。たしかに売れ線のフレーズを詰め込んだ商業主義っぽい音楽ではある。もはや
何が流行るのか、チャート順位には何も傾向がなく、こういうのもアリということだろうか。

449 1988.11.19 2週 ボン・ジョヴィ「バッド・メディシン」
https://www.youtube.com/watch?v=UxYUD_yvexA
ボン・ジョヴィの人気絶頂時のシングルで、普通にハードロックしている。サビでバックにコーラスを入れる手法とか、起承転結がハッキリ
したメロディなど、もはやこれはボン・ジョヴィ以外の何者でもない。

450 1988.12.3 1週 ウィル・トゥ・パワー「フリー・ベイビー」
https://www.youtube.com/watch?v=79r_XaUU7yE
Wikiに項目がないので詳細は不明。唯一のNo.1ヒットで、いわゆる一発屋だ。白人女性が黒人ヴォーカルをバックに歌うソウル風ポップ。

451 1988.12.10 1週 シカゴ「ルック・アウェイ」
https://www.youtube.com/watch?v=2uKLTtVqQpE
80年代のシカゴは、以前のシカゴと全く異なる音楽を作り続け、しかも、このNo.1曲に至ってはヴォーカルすら従前と違っている。シカゴ
と名乗る別グループとでもいうべきか。聴くべきものは何もない。平凡な普通の曲。

131korou:2021/05/05(水) 17:54:34
452 1988.12.24 3週 ポイズン「エヴリ・ローズ・ハズ・イッツ・ソーン」
https://www.youtube.com/watch?v=I-pEep3tnFs
ガンズ&ローゼスに続く正統派ロックの楽曲。明らかにR&B風テイストとは異なるこういう60年代から直結するようなサウンドが、この時期
そこそこ人気を集めていたことには驚かされた。どの音を拾ってもオーソドックスな音質だ。もっとシンプルにすればCCRの音色。

453 1989.1.14 1週 ボビー・ブラウン「マイ・プリロガティブ」☆
https://www.youtube.com/watch?v=5cDLZqe735k
この時期に流行ったニュージャックスウィングを代表する楽曲ということになるのか。ニュー・エディションのセカンド・ヴォーカルの座に飽き
足らなかったボビーが、ソロになってテディ・ライリーなどのプロデュースにより、一気に表舞台に出た。確かに今のブルース・マースにつながる
新しい感覚のサウンドで、当時は大いにもてはやされたに違いない。

454 1989.1.21 2週 フィル・コリンズ「トゥー・ハーツ」
https://www.youtube.com/watch?v=SidxJz94Svs
いかにもフィル・コリンズといったサウンド。映画『フィル・コリンズ in バスター』の挿入歌で、同映画から2枚目のナンバーワンシングルと
なった。

455 1989.2.4 1週 シェリフ「ホエン・アイム・ウィズ・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=7b7iOoN5lIk
ついにWikiにも項目がないグループが登場。別サイトで調べると、シェリフとは、1983年にカナダからデビューしたグループで、アルバム1つ
出しただけですぐに解散。それが、曲を発表してから6年後に突然、ラジオのDJが気に入ってしまい、集中的にオンエアした結果、No.1ヒットに
まで上り詰めたという経緯。

132korou:2021/05/07(金) 15:22:26
456 1989.2.11 3週 ポーラ・アブドゥル「ストレイト・アップ」
https://www.youtube.com/watch?v=El1kgCqD7Xk
振付師、ダンスアーティストとして実力を発揮していた人が、アルバムを発表しているうちに、自身がスターの地位まで上り詰めたという感じ
で、この時期、信じられないほどNo.1ソングを連発したらしい。うーむ、またまた新発見だ。

457 1989.3.4 3週 デビー・ギブソン「ロスト・イン・ユア・アイズ」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=GxlXQwncQz8 
この時期の歌で日本語動画があって、しかも13万ヒットというのも驚きだが、その動画自体の完成度も非常に高くて、ますます驚かされる。
曲はオーソドックスなラブソングで、こんな普通な感じで何で第1位になれるのか不思議だが、デビーの個人的人気だったのか?ティファニー
よりも大物っぽい感じはあるし、歌唱力もそこそこあるので、その意味では不思議ではないのだが。

458 1989.3.25 1週 マイク&ザ・メカニックス「リビング・イヤーズ」
https://www.youtube.com/watch?v=5hr64MxYpgk
ジェネシスのメンバーであるマイク・ラザフォードがソロ・プロジェクトとして始めたザ・メカニックスの最大のヒット曲。バカラックが
絶賛した歌詞の内容がどんなものか分からないが、古風なメロディラインに合唱団の声をかぶせたクラシックな曲調になっている。日本でも
ドラマ「HOTEL」で使われたらしい。

459 1989.4.1 1週 バングルズ「胸いっぱいの愛」
https://www.youtube.com/watch?v=PSoOFn3wQV4
前回のNo.1ヒット「エジプシャン」の時は気がつかなかったが、今回のこの曲では、明らかにヴォーカルのスザンナ・ホフスの魅力が、この
ガールズバンドのウリであることが分かる。魅力的な声質で、この手堅い出来のラブバラードを歌いこなしている。

133korou:2021/05/10(月) 16:58:31
460 1989.4.8 1週 ロクセット「ザ・ルック」
https://www.youtube.com/watch?v=LlVI7ZNiFlI
スウェーデンのロック・デュオという珍しい方向からの大ヒット。とはいえ、この後、もう2曲ほどNo.1ヒットを出すのだから、侮れない存在だ。
全く知らなかった男女デュオだが、曲調は軽快。

461 1989.4.15 1週 ファイン・ヤング・カニバルズ「シー・ドライブス・ミー・クレイジー」
https://www.youtube.com/watch?v=UtvmTu4zAMg
今度はイギリスのテクノ風ロックグループが第1位となる。1週だけの1位が続くが、確かにチャートとしては混迷しているものの、その割には
音楽の質は70年代の混迷時ほどは落ちていない。ラジオDJとか、曲のプロデューサーたちが、以前よりもグローバルに、あるいはブラックな
サウンドも含めて、幅広く面白そうな曲を物色し始めているせいなのだろうか。

462 1989.4.22 3週 マドンナ「ライク・ア・プレイヤー」☆
https://www.youtube.com/watch?v=79fzeNUqQbQ
マドンナが、従来のポップ・ロック正統派的サウンドから、R&B風テイストに大きく舵を切った意欲作。時代の趨勢への感度の鋭いアーティスト
だからこそ、これだけの冒険を試みることができたのだろう。全身でソウルテイストを表現し切ったPVの出来も素晴らしい。

463 1989.5.13 1週 ボン・ジョヴィ「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=mh8MIp2FOhc
サウンドはバリバリのロックサウンドだが、歌詞はベタベタのアイラヴユーソングで、今冷静に聴くとミスマッチに思えるのだが、人気絶頂の
当時は普通にヒットしたのだろう(としかコメントできない)

134korou:2021/05/11(火) 16:46:21
464 1989.5.20 2週 ポーラ・アブドゥル「フォーエバー・ユア・ガール」
https://www.youtube.com/watch?v=0pyxKqdtrH8
振付師によるNo.1ゲットの2曲目。何がどう違うのか、どうして同じもので飽きないのか、今となっては何も知らない者には理解不能だが
まあ時代の寵児だったのかも。

465 1989.6.3 1週 マイケル・ダミアン「ロック・オン」
https://www.youtube.com/watch?v=2R8cCsURPgo
これは本当に情報がなく、どうして流行ったのかさっぱり分からない。1973年にデイヴィッド・エセックスという人がこの曲をヒットさせていて
それのリバイバルらしいが、どうということない曲を、ほぼ同じアレンジで出した意図そのものからして分からない。

466 1989.6.10 1週 ベット・ミドラー「愛は翼にのって」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=PzxvEdcdOrY
映画「フォーエヴァーフレンズ」に主演し、さらに主題歌も歌って、ついに初のNo.1ヒットを獲得。しみじみとした歌詞と歌唱なのだが、映画を
観ていたら感激するのだろうけど、観ていない自分にははがゆい感じ。

467 1989.6.17 1週 ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック「ラビング・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=ZT_7UjCVELg
意図的に作られたボーイズグループとしては、恐らくモンキーズ以来となるNo.1ヒット。もともとはジャクソン5の後釜を狙ったニュー・エディ
ションを作ったモーリス・スターが、新たに白人で同様のプロジェクトを立ち上げて作ったグループだ(「芸能・演劇」スレ参照)。この曲は
意外なくらい静かなバラード。イメージとしては元気の良い楽曲のような気がしていたので。

135korou:2021/05/11(火) 17:20:37
468 1989.6.24 1週 リチャード・マークス「サティスファイド」
https://www.youtube.com/watch?v=7sOjdusDUzE
正統派ポップ・ロックで、このサウンドなら70年代、80年代を問わず、一度火がついたらヒットが量産できるタイプの音楽だ。ルックス良し、
声質良し、サウンドはいわゆるゴキゲンな感じで、まあ抵抗なく聴き続けられる。

469 1989.7.1 1週 ミリ・バニリ「ドント・フォーゲット・マイ・ナンバー」
https://www.youtube.com/watch?v=JhyzGDPwmYU
最強のダンス・ユニットとして人気沸騰し、No.1ヒットを連発した後、実は口パクであることが発覚し、それを隠したままグラミーを受賞した
点を追及され、音楽界シーンから消えたデュオとして有名。音楽は個性的で面白いのだから、最初から口パクを公開して活動すれば良かったのに
と思う。

470 1989.7.8 1週 ファイン・ヤング・カニバルズ「グッド・シング」
https://www.youtube.com/watch?v=We_9MthGzwk
これもどうということないポップ風にまとめられたロック・サウンド。単調で眠くなる。

471 1989.7.15 1週 シンプリー・レッド「二人の絆」
https://www.youtube.com/watch?v=zTcu7MCtuTs
1972年にハロルド・メルヴィンが歌って全米3位まで上がった曲をカヴァーしNo.1へ。あまり特徴のないカヴァーのように思えるが・・・

136korou:2021/05/12(水) 17:32:02
472 1989.7.22 2週 マルティカ「トイ・ソルジャー」
https://www.youtube.com/watch?v=LvdLovAaYzM
この当時、デビー・ギブソン、ティファニーと並んで、日本での洋楽アイドルブームの立役者だったらしい。米国でも子役としての
知名度があったらしく、歌手デビュー直後はNo.1ヒットを出したようだ。いつの時代もTVなどでの知名度を生かしたスター誕生は
あるようだ。曲は平凡、歌唱もありきたり。

473 1989.8.5 1週 プリンス「バットダンス」
https://www.youtube.com/watch?v=ulOLYnOthIw
映画「バットマン」にインスパイアされて作られた曲(本当にサウンドトラックになったのか不明だが・・・)。もはやリズムを強調する
あまりメロディなどは放っておかれたという印象が強く、まさにリズムだけの名曲という新しいジャンルを創ってしまった感がある。ただし
こういうプリンスの仕事は、言葉がリズムを再構成するラップ、あるいはヒップホップの音楽にとって代わられたのかもしれない。日本では
パロディ、空耳などで知名度抜群の曲ということになっている。

474 1989.8.12 3週 リチャード・マークス「ライト・ヒア・ウェイティング」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=PYa3OLPWeRY
日本語動画が結構盛況なので驚いた。まさに60年代から続く正統派エンターテイナーの声質、曲調で、エンゲルベルト・フンパーディンクとか
トニー・ベネットのそれと本質的に同じ音楽だ。1989年にこういうヒットを連発する歌手がいたとは、改めて驚くばかり。ブラックなチャート
についていけなかった当時の日本人も、これなら安心して聴けただろうことが想像できる。

475 1989.9.2 1週 ポーラ・アブドゥル「冷たいハート」
https://www.youtube.com/watch?v=o7aShcmEksw
ダンスシーンをリードするアブドゥルが、今度は軽快なサウンドオンリーでヒットを狙ったとおぼしきNo.1曲。どこをとっても淀みなく進行
する洗練されたサウンドだが、その実何の中身もないダンスチューンだ。こういうのも自分の嗜好としては程遠い。

137korou:2021/05/13(木) 17:21:58
476 1989.9.9 1週 ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック「ハンギン・タフ」
https://www.youtube.com/watch?v=By86PcLufOU
ボーイズグループとして人気絶頂時のスマッシュヒット。多少はサウンドにブラックなものを混ぜてきてはいるが、あくまでも節度のある”黒さ”に
なっているのは作戦勝ちだろう。もはや”黒さ”を誤魔化せる時代ではなくなっていたはずなので。

477 1989.9.16 1週 グロリア・エステファン「ドント・ウォナ・ル-ズ・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=J1x1WGtePSE
エステファン単独名義では初の第1位。もっともぼんやりと聴いているだけだと、マイアミ・サウンド・マシーン有る無しなど、ほぼ分からない。
特に印象に残らないごく普通の曲。歌声は伸びやかだが。

478 1989.9.23 2週 ミリ・バニリ「アイム・ゴナ・ミス・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=ZbUENJ5FjBk
再生回数が、この時期の楽曲にしては(1週限りの曲ばかり)結構多いのが特徴。サウンド的には間違っていないと思う。口パク疑惑が本当に惜しま
れる。今回はスローで落ち着いた雰囲気。

479 1989.10.7 4週 ジャネット・ジャクソン「ミス・ユー・マッチ」
https://www.youtube.com/watch?v=IVF0zcqr9Dg
元のHPデータでは”マドンナの楽曲”とミス記載している。それで検索するとどうもおかしいので、調べてみたら、ジャネット・ジャクソンの曲
だった。Wikiによれば、サウンド的には1つ前のアルバム所収の曲よりは後退したということらしいが、聴いた感じではダメな感じはほぼ分からない。
この曲のPVでは、これぞジャネット・ジャクソンというべき振付によるダンスが披露されている。

138korou:2021/05/16(日) 16:17:23
480 1989.11.4 1週 ロクセット「リスン・トゥー・ユア・ハート」☆ 
https://www.youtube.com/watch?v=yCC_b5WHLX0
これも聴き心地の良いポップソングで、日本で大人気にならなかったのが不思議なほど。最近亡くなったマリーの魂に敬意を表して”☆”

481 1989.11.11 2週 バッド・イングリッシュ「ホエン・アイ・シー・ユー・スマイル」
https://www.youtube.com/watch?v=cu6pclWsxzs
ジャーニーにキーボード奏者を引き抜かれたベイビーズに、元ジャーニーのニール・ショーンが加わり、バッド・イングリッシュを結成。
ショーンは元々サンタナの主要メンバーであり、サンタナの元メンバーが結成してジャーニーとなったので、この時期は彼にとって例外的
な期間だったようだ。ジョン・ウェイトのボーカルでNo.1ヒットになった後、ショーンは再結成したジャーニーに戻った。

482 1989.11.25 2週 ミリ・バニリ「ブレイム・イット・オン・ザ・レイン」
https://www.youtube.com/watch?v=SiZVrTaC9Pg
ミディアムなテンポになったことで、やや中途半端な曲調になっているようにも思えるが、もう少し聴き込まないと分からない。

483 1989.12.9 2週 ビリー・ジョエル「ハートにファイア」
https://www.youtube.com/watch?v=eFTLKWw542g
ビリー・ジョエルにとっては例外的な曲だと思うのだが、この時期にこんな曲調でNo.1ヒット、皮肉がキツいかも。

139korou:2021/05/16(日) 16:43:29
484 1989.12.23 4週 フィル・コリンズ「アナザー・デイ・イン・パラダイス」
https://www.youtube.com/watch?v=Qt2mbGP6vFI
この年最大のヒットになった曲だが、これもフィル・コリンズにしては物足りない。曲を推進していく霊感のようなものが決定的に足りないように
思われる。数年前の曲だと、そのあたりが十分に感じられていたのだが。世間の評価はそうではなくて、4週も連続1位になるのだろうけど。

485 1990.1.20 3週 マイケル・ボルトン「ウイズ・アウト・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=YFood_bTOX4
7年前にローラ・ブラニガンに提供してヒットした曲をセルフカヴァー、No.1ヒットとなった。元々はハードロックバンドのヴォーカルで、いか
にもそれらしい透明感ある硬質な声で、ドラマティックに歌い上げている。声量のある本格派歌手の歌唱に似たものがある。

486 1990.2.10 ポーラ・アブドゥル「甘い誘惑(Opposites Attract)」
https://www.youtube.com/watch?v=xweiQukBM_k
アニメの猫と一緒に戯れて、踊って、なかなかユニークなMVになっている。ヒット連発で余裕もうかがえるダンサブルな曲調。

487 1990.3.3 ジャネット・ジャクソン「エスカペイド」
https://www.youtube.com/watch?v=UFX3gQHIroU
すごく新しいことをやっているようで、実のところ保守的なイメージを感じてしまうのは何故?

140korou:2021/05/16(日) 16:44:04
↑ マイケル・ボルトンに”☆”をつけるのを忘れた!

141korou:2021/05/19(水) 21:06:49
488 1990.3.24 2週 アランナ・マイルズ「ブラック・ベルベット」☆
https://www.youtube.com/watch?v=tT4d1LQy4es
ビルボードでトップになったのにWikiにも項目がない典型的な一発屋。カナダ出身の女性ロッカー。曲とか歌いっぷりは全然悪くないが
時代の趨勢と合っているかといえば、その辺が問題だったのかもしれない。でもロックはこれでいいのである。悪くない。

489 1990.4.7 1週 テイラー・ディン「愛に帰りたい」
https://www.youtube.com/watch?v=MO6xhLtfwW0
結構オールドスタイルなラブソングで、まだこういうのも流行ったわけだ。ホイットニー・ヒューストンに捧げるつもりだったらしいが、
レコード会社の意向でテイラー・ディンの歌唱になったらしい。抜群に歌が上手いというわけではないが熱唱ではある。

490 1990.4.14 1週 トミー・ペイジ「アイル・ビー・ユア・エブリシング」
https://www.youtube.com/watch?v=rTki_oqDLqk
またまたWikini項目のないアーティストが第1位を獲得。ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックのメンバーも関わって出来た曲らしく、そういう
感じの爽やか系ラブバラードになっている。トミー・ペイジはその後歌手を辞め、音楽ビジネスに携わっていたが、2017年に自殺している。

491 1990.4.21 4週 シンニード・オコーナー「愛の哀しみ」
https://www.youtube.com/watch?v=0-EF60neguk
プリンスの楽曲のカヴァーで、ダブリン生まれの奇才シンニード・オコーナー(注:シネイド・オコーナーという表記もある)が歌って大ヒット。
ちょっとゲテモノ趣味のようなところもあるが、この時代では大いに注目されたに違いない。

142korou:2021/05/29(土) 17:31:48
492 1990.5.19 3週 マドンナ「ヴォーグ」
https://www.youtube.com/watch?v=GuJQSAiODqI
人気下降気味だった当時のマドンナが、最新シングルのB面として制作した曲が意外と好評だったため、急きょシングルカットされ、1位にまで
上り詰めた。ハウス・ミュージックというらしいがよく判らない。ヴォーギングというダンスがPVで披露されているが、これもよく判らない。
とはいえ、何となく凄い感じは伝わってくる。一応、マドンナ会心のヒット作で代表作という扱いにもなっているようだ。

493 1990.6.9 1週 ウィルソン・フィリップス「ホールド・オン」
https://www.youtube.com/watch?v=uIbXvaE39wM
ママス・アンド・パパスのフィリップス夫妻の娘と、ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの娘(姉妹)の3人が組んだグループという
ことらしい。曲は何ということはないポップソングで、PVでは海辺でセレブの娘たちが楽しそうに歌っているというたわいもないもの。

494 1990.6.16 2週 ロクセット「愛のぬくもり」
https://www.youtube.com/watch?v=k2C5TjS2sh4
映画「プリティ・ウーマン」の挿入曲として大ヒット。ロクセット人気もあったのだろう。youtubeの再生回数も5億6千万回以上とかなり多い。

495 1990.6.30 3週 ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック「STEP BY STEP」
https://www.youtube.com/watch?v=ay6GjmiJTPM
これは完全に男性アイドルグループの曲といった趣き。日本でも韓国でもこの程度の楽曲ならいくらでも見つかるだろうが、米国では珍し
かったのではと思えるほど幼稚な感じで、BTSの先駆者とでもいうべきか。

143korou:2021/05/30(日) 16:23:08
496 1990.7.21 2週 グレン・メディロス(ft.ボビー・ブラウン)「シー・エイント・ワース・イット」
https://www.youtube.com/watch?v=7-1vYnFHu2U
ハワイ出身の歌手で、3年ほど前にスマッシュヒットを放った実績もあるが、この当時はヒット曲に恵まれていなかったらしい。R&B風味
を加えた楽曲でNo.1を獲得。その後は特に活動もせず一般人に戻ったらしい。ごく普通に「ヒット狙い」の曲。にしても、再生回数が
13万回にもいかないのはヒドい。

497 1990.8.4 4週 マライア・キャリー「ビジョン・オブ・ラブ」☆
https://www.youtube.com/watch?v=tov22NtCMC4
ついにマライアが登場。うーん、これは別格ですなあ。このあたりでNo.1ヒットとなった他の人たちと一緒にしてはいけません。よくぞ
これだけの資質の未発掘の歌手が突然出現したものだと驚くばかり。PVを一気に観終わって唖然、呆然。そりゃ女性ソロ歌手で歴代1位
のNo.1曲数になりますよ、これは。

498 1990.9.1 1週 スウィート・センセーション「If wishes came true」
https://www.youtube.com/watch?v=wHqqraFrrd0
またまた得体のしれない歌手が登場。Wikiに項目すらないのでネット上の某ブログからの受け売りで、この人たちはニューヨーク出身の
3人組ダンス・ユニット(このPVではダンスすらしていないが)で、シュープリームス「ラブ・チャイルド」のカヴァーで知名度を上げ
この曲で第1位を獲得ということらしい。見た目ハデそうなお姉さん方3名様で、この曲の後ももめごとが絶えず、そのうち居なくなって
しまったそうな。曲もまあ普通、ヒット狙いの露骨な曲。

499 1990.9.8 1週 ジョン・ボン・ジョヴィ「プレイズ・オブ・グローリー」
https://www.youtube.com/watch?v=MfmYCM4CS8o
西部劇映画の関係で制作されたアルバムからのスマッシュヒットらしい。別にジョン・ボン・ジョヴィでなくても良さそうなのだが、
主演俳優からのリクエストらしい。ゲテモノ風になりそうなところを、割ときっちりと作って聴かせどころでボン・ジョヴィらしさも
見せているところはさすが。

144korou:2021/06/03(木) 15:08:35
500 1990.9.15 2週 ウイルソン・フィリップス「リリース・ミー」
https://www.youtube.com/watch?v=k09b8zJq0t8
これも上流階級の子女らしき3名が普通に普通の歌を歌っているという印象。やはり、こういうのはその時代に米国にリアルタイムで居ないと
分からないヒット曲。

501 1990.9.29 1週 ネルソン「ラブ・アンド・アフェクション」
https://www.youtube.com/watch?v=x1W6-ErrHls
リッキー・ネルソンの双子の兄弟が組んだバンドで、これも金持ち階級のお坊ちゃんバンドと言いたいところだが、ウィルソン・フィリップス
との違いは、声質の良さで、その分活動は長続きしたようだ。曲調はこの当時のトレンドに合わせた感じで浅い感じは拭えない。

502 1990.10.6 1週 マキシ・プリースト「クロウス・トゥー・ユー」☆
https://www.youtube.com/watch?v=3mJ0zCD3tdA
ルーツをジャマイカに持つイギリス出身のレゲエ歌手が、見事にポップなレゲエを聴かせている。初めて聴いたが、結構気に入ってしまった。
カーペンターズの同名の曲と区別するために”クロウス”と表記したのだろうか。

503 1990.10.13 1週 ジョージ・マイケル「プレイング・フォータイム」
https://www.youtube.com/watch?v=goroyZbVdlo
やりたいことをやりたいようにできた80年代のアーティストらしい思い切ったシングル曲。歌詞の内容はシリアスで辛辣で、ヒット曲狙いとは
とても思えないが、こういう風にふるまってもファンはついていったのだろう。今客観的に聴いてもなかなかの曲だと思う。

145korou:2021/06/04(金) 15:30:29
504 1990.10.20 1週 ジェームス・イングラム「アイ・ドント・ハヴ・ザ・ハート」
https://www.youtube.com/watch?v=OUz0T7ixeEk
渋い歌声がメロディアスに流れてきてムードは満点。ただし、この時期までに確立したハードロック系ヒットの流れとは違うので、やはり
これは歌唱力とかが評価されてのNo.1ヒットなのだろう。

505 1990.10.27 1週 ジャネット・ジャクソン「ブラック・キャット」
https://www.youtube.com/watch?v=qH-rPt1ftSo
第一印象は、どうしても女性版マイケル・ジャクソンというイメージになってしまい、これは損だ。せっかく80年代半ばにアイデンティティ
を築きかけたのに、ここに至ってイージーな方向に走ってしまっている。もっと難しくても本当の音楽をやるべきだっただろう。それだけの
素質はあったと思えるのだが。サウンドはMJサウンドとハードロックの寄せ集め。既視感は強い。

506 1990.11.3 1週 バニラ・アイス「アイス・アイス・ベイビー」☆
https://www.youtube.com/watch?v=rog8ou-ZepE
これは十分に新しい音楽だ。今までのNo.1ソングでもラップはいくつか見かけたが、これほどしっかりとラップのイメージを世の中に伝えた
楽曲はなかった。ラップというジャンルが音楽の愉しさを伝え得ることを証明した最初の曲として貴重。

507 1990.11.10 3週 マライア・キャリー「ラブ・テイクス・タイム」
https://www.youtube.com/watch?v=FkDpwF6-QiA
前回の曲ほどではないが、やはり抜群の声量と歌唱力で聴く者を圧倒する。ホイットニー・ヒューストンと同時にこういう歌姫が出現した
こと自体が80年代後半から90年代前半にかけてのビルボード史上の大事件と言えるだろう。

146korou:2021/06/05(土) 15:09:13
508 1990.12.1 1週 ホイットニー・ヒューストン「アイム・ユア・ベイビー・トゥナイト」
https://www.youtube.com/watch?v=i0oRnyXxIrY
3年ぶりにアルバムを発表して、これがシングルカットで首位の第1弾。サウンドを新しくしたのはすぐに分かるが、それが良い方向なのか、
迷い気味な傾向にあるのかはすぐには分からない感じ。それでも首位になるのはスターの証し。

509 1990.12.8 4週 スティーヴィー・B「ビコーズ・アイ・ラブ・ユー」☆
https://www.youtube.com/watch?v=Xc1uQI2XmZs
美しいメロディのバラード。曲調にふさわしい鮮明で綺麗な声質で歌い上げ、なかなか
印象的な曲だ。

510 1991.1.5 2週 マドンナ「ジャスティファイ・マイ・ラブ」
https://www.youtube.com/watch?v=Np_Y740aReI
前年末に発売されたベストアルバムに所収されたシングル曲。PVはほぼエロビデオのようなもので、ほぼ裸に近いマドンナが複数の人間とセックス
まがいの行為を繰り返すといったもの。そりゃ、放送禁止扱いになるわ。でもyoutubeでは見放題。曲としてはメロディも何もなくて、マドンナが
つぶやいているだけ。どういう方向性なん、これ?

511 1991.1.19 1週 ジャネット・ジャクソン「ラブ・ウィル・ネバー・ドゥー」
https://www.youtube.com/watch?v=63zEDkg351c
ますますマイケル・ジャクソン風が強まる傾向。まあ悪い曲ではないんだけど・・・。どうしてもジャネットでないといけない類の音楽ではない
ことは確か。当時はスター人気もあっただろうからNo.1ヒットにもなるだろうけど。

147korou:2021/06/06(日) 15:05:11
512 1991.1.26 2週 サーフィス「ファーストタイム」
https://www.youtube.com/watch?v=_Sz2HOAb54w
R&Bを歌う3人グループということで、日本語のWikiには項目すらないのだが、曲を聴いてみると、ポップな感じで全然ブラック感がない。
こういうのもR&Bというのだろうか?それっぽい人が歌ったらなんでもR&Bなんかなあ?

513 1991.2.9 2週 C+Cミュージックファクトリー「エヴリバディ・ダンス・ナウ!」
https://www.youtube.com/watch?v=LaTGrV58wec
これは街中でよくかかっていたはずで、メロディ、リズムはよく知られている曲。2人組のユニットで、さらに女性ボーカルとラッパーを加えた
ダンスミュージックに仕立てて、ビッグヒットになった。

514 1991.2.23 2週 ホイットニー・ヒューストン「この愛にかけて(All the Man That I Need)」
https://www.youtube.com/watch?v=xmIp8j2cjDQ
見た目は素晴らしい歌唱に見えるかもしれないし、実際この歌唱は決して低レベルではないのだが、デビューのときのあの凄まじい表現力を
知ってしまった後では、すべては空しく感じてしまう。これでは普通の歌の上手い黒人系女性歌手でしかない。曲もあまり愉しく聴こえない。

515 1991.3.9 2週 マライア・キャリー「サムデイ」
https://www.youtube.com/watch?v=4RWfSUWVP2I
軽快なダンスミュージックに仕立てて余裕の1位獲得。音楽的には何もないに等しいが、マライアという超大物新人が出現したということに
伴う凄いオーラがPVから歌声から伝わってくる。

148korou:2021/06/07(月) 17:10:53
516 1991.3.23 1週 ティミーT「ワン・モア・トライ」
https://www.youtube.com/watch?v=hcEaUJoo0NE
Wikiに項目のないアーティストがまた出現。例の洋楽サイトによると、一発屋への分類すら忘れられるほど印象の薄いNo.1ヒットという実に
可哀相な第1曲らしい。たしかに聴いた感じも印象が薄い・・・

517 1991.3.30 2週 グロリア・エステファン「カミング・アウト・オブ・ザ・ダーク」
https://www.youtube.com/watch?v=QS7qLDizDYo
バス事故により大怪我から復活、その第1弾ということになるらしい。従来のサウンドにゴスペル調が加わった曲調で、しかし全体として
ライトで聴き易い感じなのは変わっていない。

518 1991.4.13 1週 ロンドン・ビート「シンキング・アバウト・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=dGw3w_njQ4g
結構ベテランなリードボーカルが率いる3人組ボーカルグループということになるのだろうか、これもWikiに項目がないので詳しくは分から
ない。なんかこの時期のチャート、地味だなあ。なんというか、ダンサブルなR&Bでちょっぴりカントリー風味もって感じ?

519 1991.4.20 1週 ウィルソン・フィリップス「ユー・アー・イン・ラブ」
https://www.youtube.com/watch?v=P7gYii2unkg
もうすっかりチャートの住人となってしまった彼女たちのNo.1ヒット。何度聴いても、どうもその良さは分からないんだけど、アメリカ人なら
すぐ分かる話なのか・・・

149korou:2021/06/08(火) 17:12:38
520 1991.4.27 2週 エイミー・グラント「ベイビー・ベイビー」
https://www.youtube.com/watch?v=vMXuuYnoRdI
クリスチャン・ポップ・シンガーという妙なジャンル分けに属している人だが、5年前に元シカゴのピーター・セテラとのデュエットで
No.1ヒットを獲得済みの人だった。普通のポップソング。歌詞の内容を探っていないのでどんな歌かは不明。

521 1991.5.11 1週 ロクセット「ふたりのときめき(Joyride)」
https://www.youtube.com/watch?v=xCorJG9mubk
今までとは若干曲調を変えて聴き易い軽いノリのポップソングに仕上がっている。アバのような感じ?

522 1991.5.18 1週 ハイ・ファイブ「アイ・ライク・ザ・ウェイ」
https://www.youtube.com/watch?v=vF3MB0U6DO8
Wikiに項目がなかったが、結構著名なR&Bグループのようだ。この曲はテディ・ライリー制作によるもので、その意味ではボビー・ブラウン
とかガイといったニュージャックスイング系の音楽との接点がみられる。とはいえ、リーダーのトニー・トンプソンの力は大きく、数多くの
R&Bミュージシャンに影響を与えたグループらしく、2007年のトンプソンの死で活動を終えたことになる。この曲は、曲自体は素晴らしいが
ボーカルがまさにボーイズグループの声質で物足りない感じを受ける。

523 1991.5.25 2週 マライア・キャリー「アイ・ドント・ウォナ・クライ」☆
https://www.youtube.com/watch?v=QfG1qwl-Zho
これは前作(No.1)あたりと比べると、曲調はより工夫されていて深みがあって、歌唱もこれぞマライアというべき特徴をより強く打ち出して
いる。ちょっと点が甘いかもしれないが”☆”。

150korou:2021/06/09(水) 17:25:39
524 1991.6.8 1週 エクストリーム「モア・ザン・ワース」
https://www.youtube.com/watch?v=UrIiLvg58SY
ハードロックのバンドらしいが、そういうバンドが時折出すメロウなバラードらしい、なかなか聴きどころのある佳曲。メンバー各自は
それぞれ有名で、その後ヴァン・ヘイレンのメンバーになった人も居るらしい。この曲が所収されたアルバム「ポルノグラフィティ」は
日本の同名のバンドの名前の由来となった。

525 1991.6.15 4週 ポーラ・アブドゥル「あふれる想い(Rush,Rush)」
https://www.youtube.com/watch?v=LNPb931HqeM
曲はごく普通だし、PVも平凡な出来だし、それでいて、これで5曲目のナンバーワン獲得。その割には日本での知名度は低いのは何故?
曲調、ルックスともに日本人好みのように思えるのだが。あまりにも普通すぎて、洋楽っぽくなかったからなのか?

526 1991.7.20 1週 EMF「アンビリーバブル」
https://www.youtube.com/watch?v=K5kr2OBhh4c
イギリスで当時流行していたテクノとロックの融合音楽で、さらにヒップホップ風なテイストを加えた、なかなか日本人には難しい?
楽曲となっている。この”デジロック”は、グランジの流行で一気にかき消される運命になるらしいが、なかなかそのあたり濃厚な
世界で、Wikiをかなり熟読してみたが、一気には理解できない。

527 1991.7.27 7週 ブライアン・アダムス「アイ・ドゥ・イット・フォー・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=Y0pdQU87dc8
映画「ロビン・フッド」の主題歌となり、知名度の高いアダムスのボーカルということもあって異例の7週連続No.1ヒットとなった。この
時期、せいぜい1週か2週のNo.1曲ばかりなので、これは凄い。これも日本人好みのメロディアスな曲なのだが、多分日本ではメガヒット
になっていないはずである。J-POPの充実が洋楽をマイナーな世界で押し出した時代に突入したのだ!(と思う)

151korou:2021/06/10(木) 17:10:28
528 1991.9.14 1週 ポーラ・アブドゥル「ザ・プロミス・オブ・ア・ニューデイ」
https://www.youtube.com/watch?v=iwDxECVCf24
ポーラ・アブドゥル最後のNo.1ヒット。相変わらず2021年の今となってはオールドスタイルな感じしかしないサウンドで、PVだけは、より
セクシーさを増した内容。(注:VEVOの映像は縦横比が崩れているのでリンクせず、同じ映像で修正済みのものをリンクした)

529 1991.9.21 2週 カラー・ミー・バッド「アイ・アドア・ミ・アモーレ」
Wikiに項目がないので別サイトで情報を入手。白人・黒人の混成4名のコーラスグループで、この曲についていえば曲調はオーソドックスで
いくら地味な印象も受けるが、コーラスはしっかりしていて、歌も上手い。個人的には好きな部類だが、この時代で生き抜くには厳しいもの
があっただろうし、実際そうなってしまった。残念。

530 1991.10.5 1週 マーキー・マーク&ザ・ファンキー・パンチ「グッド・バイブレーションズ」
https://www.youtube.com/watch?v=Zjk4CCVxWZM
マーキー・マーク(マーク・ウォルバーグ)は、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックの主要メンバーだったドニー・ウォルバーグの弟で、
ドニーを発掘したモーリス・スターは、マークもグループに入れてみたものの、マークはすぐに脱退し、そのうち自前のバンドでデビュー。
この曲でNo.1ヒットを獲得した。その後、マークは俳優としての活躍が目立つようになり、バンドも消滅した模様。この曲については、かな
りファンキーだが、もっぱら黒人女性ボーカルがその雰囲気を醸し出し、白人のマークはラップ専門となっている。

531 1991.10.12 3週 マライア・キャリー「エモーションズ」
https://www.youtube.com/watch?v=NrJEFrth27Q
ブラックな曲調にも挑戦し無難に歌い切ったという一曲。ホイッスルボイスも惜しみなく出しまくり、見事なことこの上ないが、このあたり
から歌うことについての安易な姿勢が見えてくるようで、上手いのは上手いのだが、あまり心に響かないのも事実。

152korou:2021/06/11(金) 18:03:23
532 1991.11.2 1週 キャリン・ホワイト「ロマンティック」
https://www.youtube.com/watch?v=Mu-ty0dC9k4
ベイビーフェイスのプロデュースでデビューしていたが、この曲所収のアルバムではジャム&ルイスのプロデュースとなり、それが功を奏した
のかNo.1ヒットとなる。まさにジャネット・ジャクソンの時に聴いたようなサウンドだ。キャリンはその後ルイスと結婚。

533 1991.11.9 2週 プリンス&ニュー・パワー・ジェネレーション「クリーム」
https://www.youtube.com/watch?v=rrbFQEcpJ3A
相変わらず”怪しい雰囲気”の音楽で、ただし随分と聴き易くはなってきている。他に感想はなし。

534 1991.11.23 1週 マイケル・ボルトン「男が女を愛する時」
https://www.youtube.com/watch?v=MUuNDb-nm5M
いきなり時の針を戻したかのようなメロディアスで古典的な曲調で、一体どうしたのか(苦笑)。50年代後半のヒットでもおかしくない。
歌唱もロック風とはいえ、伝統的な歌唱にも近い。一体どうしたのか(笑)

535 1991.11.30 1週 P.M.ドーン「Set Adrift On Memory Bliss」
https://www.youtube.com/watch?v=M5VoTLTdr2A
兄弟ラップグループが、スパンダー・バレエの「トゥルー」をサンプリングして大ヒットさせた。この頃から、こういう訳の分からない
”サンプリング”ヒットなどが出て来始める。

153korou:2021/06/12(土) 15:58:13
536 1991.12.7 7週 マイケル・ジャクソン「ブラック・オア・ホワイト」☆
https://www.youtube.com/watch?v=F2AitTPI5U0
テディ・ライリーをプロデューサーに迎え、ニュー・ジャック・スウィングに挑戦したマイケルの新アルバムからの先行シングル。意欲的
な仕掛け、人気子役を使いかつ最新技術を駆使したMV、普通でもこれだけやれば注目の的だが、ましてマイケルの久々のシングルとなれ
ば7週連続1位も当然か。音楽としてはシンプルで、映像は全く観る者を飽きさせない出来。これで”☆”がつかないわけがない。

537 1992.1.25 1週 カラー・ミー・バッド「オール・フォー・ラヴ」
https://www.youtube.com/watch?v=gaJtHeLXqJs
何とも地味な曲で、一応ダンスミュージック風な味付けはしてあるものの、どうやってマイケルを1位の座から蹴落としたのだろうと
思える曲。相変わらずコーラスは綺麗でボーカルもオーソドックスで、クオリティは高いんだけど。

538 1992.2.1 1週 ジョージ・マイケル(&エルトン・ジョン)「僕の瞳に小さな太陽」☆
https://www.youtube.com/watch?v=RsKqMNDoR4o
ライブの映像を堪能した。ジョージもエルトンも有り余る歌唱の才能を存分に発揮し、聴衆を熱狂の渦に巻き込んだ。曲自体、エルトン
のソロとして70年代から聴き込んでいるので、こういうのは無条件に楽しめる。甘いけどこれも”☆”にする。

539 1992.2.8 3週 ライト・セッド・フレッド「アイム・トゥー・セクシー」
https://www.youtube.com/watch?v=P5mtclwloEQ
これは完全なゲテモノ・ソング。妙に軽快なリズムに合わせて、MVではセクシーなショットが次々と現れる。でも、こんなのでも3週に
わたって1位を獲得したんだなあ、ヘンだよ。

154korou:2021/06/14(月) 17:46:43
540 1992.2.29 3週 MR.BIG「トゥー・ビー・ウイズ・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=L6-uJLteKek
よくある話だが、ハードロック・バンドの唯一の全米No.1ヒットが、何ともユルいバラードであること。大学の軽音サークルで、まずは
これでも一緒にやってみるかという感じの練習曲みたいな曲。やはりアルバムを聴かないと、こういうバンドの真価は分からない。

541 1992.3.21 5週 ヴァネッサ・ウィリアムス「セイブ・ザ・ベスト・フォー・ラスト」☆
https://www.youtube.com/watch?v=5EdmHSTwmWY
ホイットニーやマライアのようなディーバがヒットする可能性があるという状況のなかで、これはイケるだろうとレコード会社が驚喜して
送り出したに違いない本格派っぽい雰囲気の歌手と、よく作り込まれた曲調が大当たり、という感じだ。オールドスタイルでこれだけの
出来ならもう文句はないのだが、何かが足りない気もするのは何故?

542 1992.4.25 8週 クリス・クロス「ジャンプ」
https://www.youtube.com/watch?v=010KyIQjkTk
前の曲との落差は強烈。新しいものを求めていた層や、ラップ大好きファンが、8週ものロングランを可能にさせたのだろう。音楽的には
ラップという新しいジャンルで2か月ほどチャート首位を独走したという価値のほうが大きく、曲として、あるいはアーティストとして
どうなのかと言われれば、ゲテモノ趣味と言わざるを得ない。こんなに幼いデュオである必然性が分からない。

543 1992.6.20 2週 マライア・キャリー「アイル・ビー・ゼア」☆
https://www.youtube.com/watch?v=UIt3dx4an9c
ジャクソン5のヒット曲をカヴァー。リンク先は公式のライブ映像だが、ここではマライアの歌唱力の高さがひしひしと伝わってくる。
技巧に走りがちな歌唱スタイルだが、こういう曲だとそれが良い方向に作用して、聴き応えのある歌唱になっている。

155korou:2021/06/15(火) 16:27:50
544 1992.7.4 5週 サー・ミックス・ア・ロット「ベイビー・ゴット・バック」
https://www.youtube.com/watch?v=X53ZSxkQ3Ho
強烈なラップ・ミュージックだ。クリス・クロスとは違って、大人の男性がセクシーな歌詞をラップでつぶやきまくる歌で、まさに新しい
時代がやってきているという印象を強くする。もう個人的にはお手上げだ(笑)、何も分からない。

545 1992.8.8 1週 マドンナ「マイ・プレイグラウンド」
https://www.youtube.com/watch?v=RhXDO2a3-sE
強烈なラップの直後に聴くと、なんとも伝統的なスタイルでホッとすると同時に、マドンナ大丈夫か?時代に乗り遅れていないか?という感
を強くする。哀愁がこもったバラードで、(しつこいが)前曲の強烈なラップとの対比が凄まじい。

546 1992.8.15 13週 ボーイズ・Ⅱ・メン「エンド・オブ・ザ・ロード」☆
https://www.youtube.com/watch?v=zDKO6XYXioc
ついに、このロングヒットの王者たるボーイズ・Ⅱ・メンの登場だ。13週連続1位となってプレスリーの記録を抜いたことはリアルタイムで
知っていたが、それからほぼ30年後の今日、初めてこの曲を聴いた。皆リードボーカルができる歌唱力と、オーソドックスな歌詞の内容と
曲調、うまく構成されたソロ・パートとコーラス・パートなど、確かに注目されるに値する楽曲、グループだと思った。

547 1992.11.14 2週 ザ・ハイツ「ハウ・ドゥー・ユー・トーク・トゥー・エンジェル」
https://www.youtube.com/watch?v=P5HIarf0CFM
ロックバンド「ザ・ハイツ」に起こる様々な事件を描いた群像ドラマの劇中歌らしい。当時は人気のあるTVドラマだったのだろう。曲は
特にどうということもない感じで、こういうのは当時のアメリカ人家庭での団らんのなかでしか分からない。

156korou:2021/06/15(火) 17:02:17
548 1992.11.28 14週 ホイットニー・ヒューストン「オールウェイズ・ラブ・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=3JWTaaS7LdU
11億回以上再生の超有名動画を拝見。やはり最後までしっかりと観る気が起きなかった。出だしの歌唱が弱すぎて、これでは普通の歌の
上手い歌手でしかない。強く歌い上げる部分も声に抑揚がない。これでは「上手い歌手以下」かもしれない。彼女はもっと出来る歌手
なのだから。

549 1993.3.6 1週 ピーボ・ブライソン&レジーナ・ベル「ホール・ニュー・ワールド」☆
https://www.youtube.com/watch?v=PmvT7B3u7II
ディズニー映画での音楽の中でも一、二を争う名曲だと思う。イントロから期待が高まり、そこにしっとりとした男性ボーカルが
乗っかってくると、もう歌の世界に惹き込まれてしまう。

550 1993.3.13 7週 スノー「インフォーマー」
https://www.youtube.com/watch?v=TSffz_bl6zo
カナダ出身のレゲエ歌手らしい。Wikiに項目もないし詳細は不明。曲調は確かにレゲエ風だが、歌い方はラップのように絶えず歌詞を
マシンガンのように放り込んでくるスタイル。馴染めねえなあ、これ。

551 1993.5.1 2週 シルク「フリーク・ミー」
https://www.youtube.com/watch?v=Ry6XUsow4Vg
こちらもWikiに項目がない。キース・スウェットという名プロデューサーによりプッシュされたR&B歌手らしく、スウェット作品の
特徴でもあるソウルフルなバラードでNo.1をゲットした。エッチな歌詞らしいが英語なのでさっぱり分からないww

157korou:2021/06/18(金) 17:35:15
552 1993.5.15 8週 ジャネット・ジャクソン「それが愛というものだから」
https://www.youtube.com/watch?v=2b_KfAGiglc
切れ味抜群の曲なのに違和感満載といった真逆のイメージも拭えないヘンな曲だ。ジャネット・ジャクソンは、常に新しい何かを探して
いるようで、そしてちゃんとそれが探せているようで、でも結局その音楽は身についていない。そんな印象を受けた。PVは、今、何気
なく観る限り、ムダな会話、動きが多すぎる。PV開始後2分以上経ってやっと歌らしくなるが、それが3分も続かない。ひどい出来だ。

1993.7.10 2週 SWV「ウィーク・ポイント」
https://www.youtube.com/watch?v=976b8TPPFJU
メロディラインがはっきりしない曲だ。歌唱も不安定で、上手い箇所と素人っぽい箇所が混在している。どうも聴き慣れない感じで、批評
が難しい。

554 1993.7.24 7週 UB40「好きにならずにいられない」 
https://www.youtube.com/watch?v=vUdloUqZa7w
何故にこの時期にプレスリーの曲のカヴァー?映画に使われたからというだけでは納得できないのだが。5年前にニール・ダイアモンドの
カヴァーでNo.1を獲得したUB40が、またまたカヴァーで当てた。でもなあ・・・(そんなに面白いカヴァーでもないし)

555 1993.9.11 8週 マライア・キャリー「ドリームラバー」
https://www.youtube.com/watch?v=CqBtS6BIP1E
このところのマライアの新境地を開くシングルと比べて、これはかなり平凡な出来。でも8週も1位をキープしたのだから、当時はもては
やされたのだろう。

158korou:2021/06/18(金) 18:10:31
556 1993.11.6 5週 ミートローフ「愛にすべてを捧ぐ」
https://www.youtube.com/watch?v=9X_ViIPA-Gc
これはもう全く時代の潮流とかそういうのとは無縁に成り立っている独自の世界で、よくNo.1曲になったものだと思う。強いて言えばクイーン
のようなもので、愛についての強引なまでに妄想した歌詞に、基本はハードロック風のサウンドながら、あくまでもアクの強いボーカルが前面
に押し出された音楽が添付されている。つまり自己主張の強いものが、整理されないままそのまま提示されている感じ。何ともはや。

557 1993.12.11 2週 ジャネット・ジャクソン「アゲイン」
https://www.youtube.com/watch?v=qUHtwV8wkOU
(ジャネットの)前作とは打って変わって、というよりデビュー以来のサウンドとは全く異なり、ほぼO.N=ジョンが歌うような優しいサウンド
だ。ちょっと信用できないな、これは(苦笑)。この人の音楽のルーツが分からない。

558 1993.12.25 4週 マライア・キャリー「ヒーロー」
https://www.youtube.com/watch?v=0IA3ZvCkRkQ
これはバラードを熱唱したライブ映像になっていて、決して深い地点での感動を生む類のものでないのだが、歌唱のテクニックだけで満員の観衆
を熱狂させるだけの力を発揮している。でも”☆”をつけるほどでもない。

559 1994.1.22 3週 ブライアン・アダムス、ロッド・スチュアート&スティング「オール・フォー・ラブ」
https://www.youtube.com/watch?v=ofA3URC1wyk
オーソドックスな作りの曲を、ビッグな人たちが歌い込んでいる。悪かろうはずがない。声質が似ているのもポイントで、聴き心地も良い。ただ
魅力的なフレーズ、サビがないのが致命的で、ビッグな人たちが集った記念写真のような感じで終わっている。

159korou:2021/06/21(月) 18:02:38
560 1994.2.12 4週 セリーヌ・ディオン「パワー・オブ・ラブ」
https://www.youtube.com/watch?v=Y8HOfcYWZoo
突如現れた本格派の女性歌手といった趣き。歌唱力は既に優れたものを見せているが、後日のライブ映像などでの歌唱を比べると、この
PVでの歌唱はまだ生硬で、訴求力には欠けるかもしれない。しかし、誰しも思うはずだ。これだけの素材に出会えるとは何という幸福だ、
これからしばらくの間、彼女の歌を聴ける幸福。

561 1994.3.12 4週 エイス・オブ・ベイス「ザ・サイン」
 1994.5.7  2週 
https://www.youtube.com/watch?v=iqu132vTl5Y
スウェーデン出身の男女2人づつの4人組、と言えばABBAを想起させるが、実際、リズムが強調されたサウンドになったアバのような
感じの音楽で、ハッピーでダンサブルで、それでいてブラックな要素はかけらもないという曲調。こういうのもあったのか、という感じ。

562 1994.4.9 4週 R・ケリー「バンプ・アンド・グラインド」
https://www.youtube.com/watch?v=uAXxkNaRkp8
R&B界の大物R・ケリーが遂に登場ということで、さすがに既に完成したサウンドになっている。歌いっぷりが最近のビルボード上位
にくる曲の歌い方の元祖のように思える。ただ、個人的には、精一杯抑揚をつけた懸命な歌い方というのが画一的に聴こえて、どうも
歓迎できないのだが・・・

563 1994.5.21 11週 オール・フォー・ワン「アイ・スウェアー」
https://www.youtube.com/watch?v=25rL-ooWICU
11週も第1位を独走したというのに、Wikiに項目がないという可哀相なグループ。カリフォルニア出身の4人組コーラスグループという
ことらしいが、4人の声質に今一つパワーがなく、曲調も平凡。何が良くて11週もNo.1を独走?

160korou:2021/06/25(金) 16:15:50
564 1994.8.6 3週 リサ・ロープ&ナイン・ストーリーズ「ステイ」
https://www.youtube.com/watch?v=i9HGwRbMiVY
この名義で正しいのかどうか分からないが、ヒットした時にはリサ・ローブのソロ名義の可能性もある。映画の主題歌を、その映画の主役
となった俳優の友人というだけの幸運から担当し、No.1ヒットにまでなったというシンデレラ物語。曲は素朴で懐かしい感じ。

565 1994.8.27 14週 ボーイズ・Ⅱ・メン「メイク・ラブ・トゥー・ユー」☆
https://www.youtube.com/watch?v=fV8vB1BB2qc
前曲に続いても見事な歌唱力とハーモニーを聴かせる楽曲。この人たちは本物だ。この曲はベイビーフェイスが担当したらしい。

566 1994.12.3 2週 ボーイズ・Ⅱ¥メン「ベンデッド・ニー」☆
https://www.youtube.com/watch?v=jSUSFow70no
2曲連続No.1という快挙を達成したこのグループ、出す曲出す曲見事な出来映えだ。今回はオールスタイルな中に絶妙にR&B風味をブレンド
した美しいメロディのバラード。これならどの時代でも大ヒット間違いなしだと思える。なお、こちらはジャム&ルイスによる曲とのこと。

567 1994.12.17 2週 アイニ・カモーゼ「ヒア・カムズ・ザ・ホットステッパー」
https://www.youtube.com/watch?v=15UffN8eilI
今度は突然濃厚なレゲエの曲が入ってきた。主メロディはビートルズ「ヒア・カムズ・ザ・サン」で、サビに「ダンス天国」のフレーズが
挿入され、でも聴いた後には濃ゆいレゲエの味が残るという摩訶不思議な曲。

161korou:2021/06/25(金) 16:19:54
↑ ”ボーイズ・Ⅱ・メン”が”ボーイズ・Ⅱ¥メン”になっていたし
「ベンデッド・ニー」は
再度、1994.12.31から4週連続No.1に返り咲いていました。
以上、訂正。

162korou:2021/06/25(金) 16:53:20
568 1995.1.28 4週 TLC「クリープ」
https://www.youtube.com/watch?v=LlZydtG3xqI
90年代後半で輝く存在となるTLCが遂に登場。どう考えても、この曲調はブラックに影響を受けたとしか言いようがない典型的な楽曲。とに
かく徹底したブラックなサウンドで印象的だ。ボーカルもぬるぬるっとした感じで個性的。

569 1995.2.25 7週 マドンナ「テイク・ア・バウ」
https://www.youtube.com/watch?v=XDeiovnCv1o
いろいろなジャンルに挑戦していたマドンナが、やや一休みしたアルバムからのシングルカット。ベイビーフェイスとの共作ということだが
かなり分かりやすいメロディ、リズムになっていて、保守的なファン層に受けたのかもしれない。マドンナとしては最長の7週連続1位だ。

570 1995.4.15 7週 モンテル・ジョーダン「ディス・イズ・ハウ・ウィ・ドゥ・イット」
https://www.youtube.com/watch?v=0hiUuL5uTKc
Wikiに項目がないので詳細はわからないが、この時期そこそこ注目されたシンガーらしい。強いリズムでR&Bを歌うボーカルは、この時期の
流行のよう。もうこの年あたりになると、どの曲もブラックに染まっているようだ。同じパターンのリズムを聴き続けていると、案外、こう
いう曲の正体は古臭いのかもしれないと思ったりする。

571 1995.6.3 5週 ブライアン・アダムズ「リアリー・ラヴド・ア・ウーマン」
https://www.youtube.com/watch?v=hq2KgzKETBw
これはさすがにブラックのかけらもない純粋白人が好むオールドスタイルの映画音楽だ(映画「ドンファン」の曲)。何ということもない
オーソドックスなボーカルで、よほどこの人はこの10年間ほど人気の絶頂に居たのだろう。今となってはその人気の正体は分からない。
まして2021年の日本からは想像もできない。

163korou:2021/06/27(日) 15:08:01
572 1995.7.8 7週 TLC「ウォーターフォールズ」
https://www.youtube.com/watch?v=8WEtxJ4-sh4
最初のNo.1曲からセカンド・シングルを挟んでこの曲。サード・シングルとしては上々の出来で、曲調といい全体の雰囲気といい彼女たちの
魅力が最大限に発揮されているように思える。当時としては最先端のSFXを駆使したと言われるPVも印象的。

573 1995.8.26 1週 シール「キス・フロム・ア・ローズ」
https://www.youtube.com/watch?v=iCol1dhLmco
映画「バットマン・フォーエヴァー」の歌として大ヒット。イギリスの著名ミュージシャン&プロデューサーのトレヴァー・ホーンの手に
なるアフリカ系イギリス人のソウル・シンガーが日の目を見た。

574 1995.9.2 1週 マイケル・ジャクソン「ユー・アー・ナット・アローン」
https://www.youtube.com/watch?v=l-ix7-Gir0c
ビルボード史上初の初登場第1位という快挙を成し遂げた曲。歌詞だけを見ると物凄くまっとうな曲で、PVも当時はセミヌードが騒がれた
らしいが、今観ると何が問題だったのか?意外にもこれでマイケルのNo.1曲は最後ということになる。

575 1995.9.9 3週 クーリオ・フィーチャリング・LV「ギャングスタズ・パラダイス」☆
https://www.youtube.com/watch?v=fPO76Jlnz6c
これも映画(「デンジャラス・マインド」)の曲で、ずっと聴いているとラップのけだるいリズムが耳に残る不思議な曲調だ。☆はやや
甘い採点だが、決して悪くないのも事実。こういうラップなら聴いていられる。

164korou:2021/06/27(日) 15:40:31
576 1995.9.30 8週 マライア・キャリー「ファンタジー」
https://www.youtube.com/watch?v=qq09UkPRdFY
ミディアムテンポでとりとめのない感じの曲。これは何が良くて8週も1位をキープできたのかよく分からない。

577 1995.11.25 1週 ホイットニー・ヒューストン「ため息つかせて」
https://www.youtube.com/watch?v=wrTuV4Szxzo
これもミディアムで、当たり前な感じの曲調で、マイケルもマライアもこの人もこの時期一体どうしたのか。安易な曲作りでお茶を濁して
いるようだ。ホイットニーはこの曲を自身の主演映画で使用している。

578 1995.12.2 16週 マライア・キャリー&ボーイズ・Ⅱ・メン「ワン・スウィート・デイ」
https://www.youtube.com/watch?v=UXxRyNvTPr8
16週連続第1位の偉業を達成した曲。マライアとボーイズ・Ⅱ・メンの組み合わせとなれば、相当なクオリティを期待できたが、曲自体
平凡な出来なので、そこまでの充足度は得られない感じだった(個人的に)。残念。

579 1996.3.23 6週 セリーヌ・ディオン「ビコーズ・ユー・ラブド・ミー」
https://www.youtube.com/watch?v=adrbz1PV8VE
これも映画(「アンカーウーマン」)の主題歌。この時期、ビッグ・アーティストによる映画主題歌のヒット曲が多い。この曲については
映画の内容には合致しているように思えるが、個人的には魅力に乏しい感じだ。

165korou:2021/06/28(月) 16:17:37
580 1996.5.4 2週 マライア・キャリー「オールウェイズ・ビー・マイ・ベイビー」
https://www.youtube.com/watch?v=LfRNRymrv9k
その美貌と美声でさらっと歌ってのけ魅せたという感じ。マライアならまだまだできるという感も強いが、これだけのクオリティのものを
他の人がそう簡単に出せるかというと甚だ疑問だ。典型的なビッグ・スターのヒット曲。

581 1996.5.18 8週 ボーン・サグスン・ハーモニー「クロスロード」
https://www.youtube.com/watch?v=VMYAEHE2GrM
いきなりの本格的なヒップホップ。もう何が何だか(笑)。

582 1996.7.13 2週 2パック「ハウ・ドゥ・ユー・ウォント・イット」
https://www.youtube.com/watch?v=jB4t4-4xHPA
これもヒップホップ。でもさすが知名度のあるラッパーだけある。非常に聴きやすい。何でかは知らんけどww

583 1996.7.27 1週 トニー・ブラクストン「ユー・アー・メイキン・ミー・ハイ」
https://www.youtube.com/watch?v=wIgOL21S98o
魅力的な声質で惹き付けられる。カップリングの「レット・イット・フロウ」も含めて、リラックスサウンドともいうべきゆったりとした
時間が流れる。2パックのよく分からない心地よさと合わせて、本当に異世界にいざなわれているようだ。

166korou:2021/06/28(月) 17:05:12
↑ 2パック「ハウ・ドゥ・ユー・ウォント・イット」には”☆”をつけておこうか・・・

584 1996.8.3 14週 ロス・デル・リオ「恋のマカレナ」
https://www.youtube.com/watch?v=zWaymcVmJ-A
どれが定番MVなのか分からないが、まあどれにせよ無条件で楽しい曲だ。これは日本でもヒットした記憶がある。

585 1996.11.9 4週 ブラックストリート「ノー・ディギティ」
https://www.youtube.com/watch?v=3KL9mRus19o
いよいよ日本人には分かりにくい世界に到達、という感じだ。ただし21世紀になってもそういうチャートが続いているので、そういう意味
では耳慣れはしているサウンド。このあたりがスタート地点だったのか・・・

586 1996.12.7 11週 トニー・ブラクストン「アンブレイク・マン・ハート」☆ 
https://www.youtube.com/watch?v=p2Rch6WvPJE
曲としての馴染やすさからいえば前の曲のほうだが、曲の構造に深みがあって繰り返し聴ける強さの点でこの曲のほうが優れているように
思える。それにしても声質の良さに頼り切るのではなく、鋭く深さに切り込む歌唱力には驚かされる。短いピークが残念。もっと聴かれる
べき人だ。

587 1997.2.22 4週 スパイス・ガールズ「ワナビー」
https://www.youtube.com/watch?v=gJLIiF15wjQ
まさに90年代後半に全世界中に一大ブームを巻き起こしたイギリスの5人組女性グループが、アメリカでもNo.1ヒットで鮮やかな登場を
みせたわけだ。ブラックでないイギリスのグループがこの時期チャートを独走すること自体が凄いことだが、たしかに曲もよくできている
し、メンバーたちの動きもピチピチしている。ちょうどアイドルの空白期になっているので、時期も良かったかもしれない。

167korou:2021/06/29(火) 17:04:34
588 1997.3.22 6週 パフ・ダディ「キャント・ノーバディ・ホールド・ミー・ダウン」
https://www.youtube.com/watch?v=qMh_VsTuXtE
ノトーリアス(ビギー)を世に出したバッド・ボーイの創設者ショーン・コムズが、自身で出したシングル曲で、実際にはこの1位獲得の
3月にはビギーは暗殺されていて、ここから後は下り坂の運命となるのだが、ビルボードのチャート的には、ここから彼の独り舞台のような
凄まじいセールスが記録される。ただし、曲そのものはもう地方在住の一日本人の理解できる範囲を超えている。

589 1997.5.3 3週 ノトーリアス・B.I.G「ヒプノタイズ」
https://www.youtube.com/watch?v=glEiPXAYE-U
ほぼ映画の抜粋かと思えるほど映像中心のPVで、音楽を聴いた感じがしない。もはや異感覚の世界で、パフ・ダディもビギーも訳が分から
ない。1996年の途中から突如理解不能の音楽が跋扈する?チャートとなった感。

590 1997.5.24 3週 ハンソン「キラメキ☆MMMBOP」
https://www.youtube.com/watch?v=NHozn0YXAeE
何なんだ?このチャート。突然オズモンズが本格ヒッピホップの中に紛れ込んだような、まあ70年代でもノーテンキなと評されかねない
家庭的なサウンドが第1位。ホンマ、よう分からん(爆)

591 1997.6.14 11週 パフ・ダディ ft. フェイス・エヴァンス&112「アイル・ビー・ミッシング・ユー〜見つめていたい」
https://www.youtube.com/watch?v=NKMtZm2YuBE
ポリスの元歌をサンプリングどころか、ほぼパクってラップで歌っているだけの曲。これで11週連続第1位って、どうなん?ビギー未亡人が
フィーチャリングされているが、それも効いたのか?個人的にはつまらんです。ただのパクリやん・

168korou:2021/06/29(火) 17:36:04
592 1997.8.30 2週 ノトーリアス・B.I.G「モー・マネー・モー・プロブレムス」
https://www.youtube.com/watch?v=gUhRKVIjJtw
またしても映画の予告編のような作りのPVで、時々ラップが挿入されるだけの楽曲。ただし前のNo.1曲よりはメロディが流れていく感じ
があっていくらか聴き易い。でも自分には無縁なアーティストだ。

593 1997.9.13 3週 マライア・キャリー「ハニー」
https://www.youtube.com/watch?v=w3KOowB4k_k
衝撃的な曲ということになっている。あのマライアが時代の趨勢に従い、R&B風の曲に方向転換したということになっている。そして、それ
が今に至る米国のチャートの傾向を決めたという・・・。でも、しっかりと彼女の足跡をたどっていけば、こういう方向もアリということは
見えていたはずだ。これはマライアに関心のない層が驚いただけに過ぎない。そしてプロデュース側が単純にそう思って、そういう方向に
自ら方向転換しただけに過ぎないのだが、80年代からの強力プロデュースの流れが続いている90年代において、その方向転換は大きかった。

594 1997.10.4 1週 ボーイズ・Ⅱ・メン「シーズンズ・オブ・ロンリネス」
https://www.youtube.com/watch?v=fUSOZAgl95A
何だか妙に湿度だけが高いバラードを聴かされているようで、これまでのNo.1曲のように彼等の歌唱力に素直に没頭できない。ちょっと
(1回聴いただけでは)よく分からない曲。

595 1997.10.11 14週 エルトン・ジョン「キャンドル・イン・ザ・ウインド」(日)
https://www.youtube.com/watch?v=x2KYud4rs-g
上手く作り込んである日本語訳付きの映像があったのでそちらのほうをリンク。ダイアナ妃にそれほどの思い入れはないので、感動とか
言われても、うーん困ったなということになるのだが。14週も1位か・・・

169korou:2021/06/30(水) 17:21:06
596 1998.1.17 2週 サベージ・ガーデン「トゥル-リー・マッドリー・ディープリー」☆
https://www.youtube.com/watch?v=WQnAxOQxQIU
オーストラリア出身のデュオで、この時期、2回のNo.1ヒットを出した。豪州だけにブラックがどうのこうのなどは無関係で、本当に
昔懐かしい、これぞポップスという曲調で、思わず聴き入ってしまった。

597 1998.1.31 2週 ジャネット・ジャクソン「トゥゲザー・アゲイン」
https://www.youtube.com/watch?v=7SXKHiPQPhk
恐ろしく横に長い画面にまずびっくり(縦横比が1:3か?)。バラード風のイントロからミディアム・ビートになるが、全体の印象
は、友人への追悼歌らしく、しっかりと歌い上げる曲調のはずなのだが、ムダに全身を使ったダンスシーンがメインとなり違和感を
覚える。この時期のNo.1で再生回数が100万を少し超えた程度というのも少なすぎだし。迷えるダンスクイーンとでもいうべきか。

598 1998.2.14 2週 アッシャー「ナイス&ロー」
https://www.youtube.com/watch?v=DIpQ4AZSAf8
ついに2000年代のエース、アッシャーの登場。とはいえ、何が凄いのか、聴いてみてもよく分からない。聴いていて不快なことはないし
邪魔なサウンドでもないが、かといって、何度も聴き直したいという気にもなれない。今のところ、よく分からない人。

599 1998.2.28 2週 セリーヌ・ディオン「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」
https://www.youtube.com/watch?v=CUmOFqQRkco
「タイタニック」主題歌で、セリーヌ・ディオンが歌ったのだから、さぞかしトップを独走かと思いきや、たった2週というのも
この時期のブラックなチャートのなせるわざか。歌唱はじっくりと歌い上げた、これぞ本格派の歌手の仕事。

170korou:2021/06/30(水) 17:46:07
600 1998.3.14 3週 ウィル・スミス「Gettin' Jiggy wit It」
https://www.youtube.com/watch?v=3JcmQONgXJM
軽いノリのラップというのが米国にも存在するとしたら、こういうものかしらという感じ。言葉が軽快に流れていき、それを聴いている分には
全然問題ないのだが、歌詞も何も分からないままとはいえ、全体にあまりに軽い感じがして、何ともコメントし難いところ。

601 1998.4.4 3週 K-cI&JOJO「オール・マイ・ライフ」
https://www.youtube.com/watch?v=DXvMT_mVbqw
実力派R&Bデュオ。ボーイズ・Ⅱ・メンとは違った声質で見事にコーラスをまじえて、いかにもR&Bという感じの歌いっぷり。落ち着いた
感じが日本人好みかもしれない。

602 1998.4.25 4週 ネクスト「トゥー・クロース」☆
https://www.youtube.com/watch?v=kwEZRPkAAu8
聴いていて非常に心地よいR&B曲。このくらいのテンポ感と、この声質だと、すっかりハマってしまいそうになる。スティーヴィー・ワンダー
の後を継ぐ感じ。

603 1998.5.23 1週 マライア・キャリー「マイ・オール」☆
https://www.youtube.com/watch?v=mIhI23gBBPQ
変幻自在のマライアが今度はラテン風楽曲に挑戦。これは個人的にはハマっていると感じた。この路線も定期的にやってみたら良かったのにと
今さらながら思う。彼女の歌唱力が遺憾なく発揮されている。非常に歌が上手く聴こえる。

171korou:2021/07/01(木) 13:29:36
1998.5.30の1週だけネクスト「トゥー・クロース」が再度1位

604 1998.6.6 13週 ブランディ&モニカ「ザ・ボーイ・イズ・マイン」
https://www.youtube.com/watch?v=qSIOp_K5GMw
経緯は調べてもすぐに分からなかったが、同じような経歴の女性2人がコンビを組んで歌った曲で、13週も1位を独走したのに詳細は
不明。曲はシンプルでどうということなし。歌唱も普通。

605 1998.9.5 4週 エアロスミス「ミス・ア・シング」
https://www.youtube.com/watch?v=JkK8g6FMEXE
映画「アルマゲドン」の曲。エアロスミスとして初のNo.1だが、どちらかというとスティーヴン・タイラーの1位曲という感じ。熱唱
だが、あまり心に入ってこない。声質と曲調のミスマッチを感じるが、世間的には大ヒットのよう。

606 1998.10.3 2週 モニカ「ザ・ファースト・ナイト」
https://www.youtube.com/watch?v=ImynIRpbQLE
モニカについてはWikiに詳しい解説がなかったので全然分からないが、ブランディも含めて”びっくりするほど上手い素人”という感じ
で、どうもプロの歌唱とは思えない。何が足りないのか、よく分からないけど。

607 1998.10.17 1週 ベアネイキッド・レディース「ワン・ウィーク」
https://www.youtube.com/watch?v=fC_q9KPczAg
カナダ出身のバンドで、この曲に関してはあまり特徴がなく、遅れて出てきた劣化したビートルズのようなサウンド。でも、これでも
結構長く活躍を続けたらしいから、やはりシングル曲だけでは判断できないということ。

172korou:2021/07/01(木) 17:53:05
1998.10.24から再度3週1位(モニカ「ザ・ファースト・ナイト」)

608 1998.11.14 2週 ローリン・ヒル「ドゥー・ワップ」
https://www.youtube.com/watch?v=T6QKqFPRZSA
ラップの申し子、ローリン・ヒルが、ソロ活動を開始してすぐにNo.1ヒットを達成。ラップもこのレベルになると、歌詞の内容を知り
たくなるが、やはり難しそう。日本人にはついにたどり着くことができない言葉の壁が理解を阻む。凄そうな人なのにねえ。

609 1998.11.28 1週 ディヴァイン「レイトリー」
https://www.youtube.com/watch?v=0uOzZRgJsX8
Wikiに項目がなく、他のサイトにもほぼ情報が見当たらず、この曲でデビューした3人組女性R&Bグループということしか分からない。
歌唱は新人らしく「折り目正しいR&B」という感じで、曲調もBGM風で聴きやすいのだが、それ以上の印象はない。

610 1998.12.5 6週 R.ケリー&セリーヌ・ディオン「アイム・ユア・エンジェル」 
https://www.youtube.com/watch?v=61PKwZq1bNE
R&Bのスターとカナダ出身の世界的歌姫のデュエットで期待通りの大ヒットとなった曲。オーソドックスな歌詞、曲調で、歌いっぷり
も予想通りというかりというか、ただしあまりに安全運転でドキドキする瞬間のない曲でもある。

611 1999.1.16 2週 ブランディ「ハブ・ユー・エバー」
https://www.youtube.com/watch?v=Xkj1An6Wnec
前の曲でも感じた”素人っぽさ”はここでも感じられる。もはやR&B風とかでもなく、イージーリスニングのような感じでもある。
ローリン・ヒルの強烈さの後に、薄められたR&Bの曲が3曲続いて何だかなあという感じだ。

174korou:2021/07/02(金) 14:54:32
612 1999.1.30 2週 ブリトニー・スピアーズ「ベイビー・ワン・モア・タイム」
https://www.youtube.com/watch?v=C-u5WLJ9Yk4
ここでブリちゃん登場。ティファニーなどのアイドル勢の活躍以来、この分野にも定期的にスターが求められるようになったが、その意味
では、これほど輝かしい、これぞアイドルというしかないブリトニーこそ、時代が求めていたスターなのだと思う。デビー・ギブソンや
ディファニーよりは大物感が強い。そして、アイドル以後の世界も開拓していったわけで、音楽史上においても重要な女性歌手である。

613 1999.2.13 4週 モニカ「エンジェル・オブ・マイン」
https://www.youtube.com/watch?v=3eOuK-pYhy4
相変わらず口元だけの表面だけの歌っぽい歌唱なので、心に沁み入る歌にはなっていないが、声質に合ったテンポ感、曲調で、BGMとして
なら全然問題なく聴ける。劣化したホイットニーのさらなる劣化版といった感じ。

614 1999.3.13 4週 シェール「ビリーブ」
https://www.youtube.com/watch?v=nZXRV4MezEw
これはチャートの流行、傾向などと関係なく、ベテラン歌手が、自身、最もノッて歌える曲をそのまま発表した曲ということになろうか。
デビューから30年以上経っても、シェールはシェールのままで何も変わらず、普通に楽しめるという、ある意味奇跡のような曲、歌唱、
立ち振る舞い。

615 1999.4.10 4週 TLC「ノー・スクラブス」
https://www.youtube.com/watch?v=FrLequ6dUdM
やはり一味違うTLC、この曲もシンプルなフレーズが繰り返されるだけなのだが、妙に引っ掛かるところがあって印象に残る。この時期
大量に出現した他のR&B女性歌手たちとどこが違うのか、よく分からないが、どこかが違う。

175korou:2021/07/03(土) 22:04:42
616 1999.5.8 5週 リッキー・マーチン「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」☆
https://www.youtube.com/watch?v=p47fEXGabaY
もう圧倒的なメロディの魅力、一気に人を惹き込むリズムの魔力、この時代にあって奇跡のような曲だと思う。日本でも流行った曲だが
それだけではない良さを感じる。

617 1999.6.12 5週 ジェニファー・ロペス「イフ・ユー・ハド・マイ・ラブ」
https://www.youtube.com/watch?v=lYfkl-HXfuU
この時点ではそれほどの歌唱力を感じさせず普通に歌っているだけにも見えるが、やはり女優としてすでに一流となってからの歌手
デビューだけに、佇まいが堂に入っていて、所作もどことなく美しく見とれてしまう。いきなりこれだけのパフォーマンスができるの
なら、歌手としての活動を始めたのも正解だろう。リッキー・マーチンに続き、ラテン系の曲調が続いた。

618 1999.7.17 1週 デスティニーズ・チャイルド「ビルズ・ビルズ・ビルズ」
https://www.youtube.com/watch?v=NiF6-0UTqtc
4人時代のデスチャが最初に放ったNo.1ヒット。まだ10代後半だけに歌唱は上っ面をなぞったような頼りない面もあるが、この先、
大ヒットをいくつも生むグループになると、この時期予感されていたのだろうか。この曲だけだと分からない。曲調もイマイチ不明。

619 1999.7.24 1週 ウィル・スミス ft. ドルゥ・ヒル&クール・モー・ディー「ワイルド・ワイルド・ウエスト」
https://www.youtube.com/watch?v=_zXKtfKnfT8
実によくできたダンスミュージック。同名の映画の曲で、こちらはジェニファー・ロペスと違って歌手活動と俳優活動が同時進行のよう。
スティーヴィー・ワンダーらしき人物がMVに登場するが、そういえば曲調もどこかスティーヴィー風な趣きが。

176korou:2021/07/04(日) 16:48:32
620 1999.7.31 5週 クリスティーナ・アギレラ「ジニー・イン・ア・ボトル」
https://www.youtube.com/watch?v=kIDWgqDBNXA
またまたディーヴァのデビューで、この時期、次世代のスターの誕生で忙しい。これは無難な選曲で、誰からも愛され納得される
デビュー曲になっている感じだ。大きな欠点は何も見当たらない。実際、歌唱力はブリトニー・スピアーズよりはあるように思える。

621 1999.9.4 2週 エンリケ・イグレシアス「バイラモス〜リズム・オブ・ラブ」
https://www.youtube.com/watch?v=5sye_VxmNZA
リッキー・マーティンに続くラテン系楽曲の大ヒット。もちろんブラックサウンドの影響などかけらもなく、100%ラテンのノリで、
1990年代の終わりにこういうブームがあったこと自体が初耳で不思議。米国にラテン系住民が増えてきたことを反映しているのか?

622 1999.9.18 3週 TLC「アンプリティ」
https://www.youtube.com/watch?v=g2gy1Evb1Kg
これはサウンド的にはこれまでよりは後退した感がある曲。新しいものに挑戦してうまくいかなかったという感じだ。もう少し深みの
ある曲を期待していたが、平凡なフレーズを繰り返しているだけに聴こえる。頑張るアーティストにはよくある話だが。

623 1999.10.9 2週 マライア・キャリー ft. ジェイ・Z「ハートブレーカー」
https://www.youtube.com/watch?v=kMCGvtlL4fw
かなりおバカなMVで、ジェイ・Zのフィーチャリングもあまり意味がない感じで、ジャネット・ジャクソンに続いてマライアも
一体どこへ行く、何を目指しているのかと問いたくなるような軽薄な曲。才能の浪費だ。

177korou:2021/07/06(火) 16:00:54
624 1999.10.23 12週 サンタナ ft. ロブ・トーマス「スムーズ」☆
https://www.youtube.com/watch?v=6Whgn_iE5uc
この曲を聴く前に「哀愁のヨーロッパ」を聴いてしまい、ああこのメロディかと思ったのも束の間、まさに哀愁あふれるギターの音色に
すっかりやられてしまった。その直後にこれを聴いたら、もう同じような哀愁の音色にマイってしまうのが当然かも。この曲はボーカルを
マッチボックス・トゥエンティのロブ・トーマスが担当しているが、これもナイスチョイスで、曲調によく合っている。

以上で1999年までの全曲のリストアップが完了。
以降、小休止を入れて(あるいは気が向いたときに少しずつ)
2000年以降のチャートをチェックしていくことにする。

178korou:2021/11/05(金) 17:22:56
チャート追跡作業再開。2000年から。

625 2000.1.15 2週 クリスティーナ・アギレラ「ホワット・ア・ガール・ウォンツ」
https://www.youtube.com/watch?v=hpspGHeLOPE
2000年代最初のNo.1ヒットは、クリスティーナ・アギレラの軽快なポップス曲。安定した歌唱とノリノリのリズムでNO.1ヒットは
約束されたようなもの。

626 2000.1.29 4週 サベージ・ガーデン「I KNEW I LOVED YOU」☆
   2000.2.26
https://www.youtube.com/watch?v=jjnmICxvoVY
まるでK-POPのバラードのような甘い美しいメロディ。声質もソフトで2000年代のヒッピホップ隆盛時のヒット曲とは思えないメロウ
で日本人向きの優しい曲。

627 2000.2.19 1週 マライア・キャリー ウイズ ジョー&98ディグリーズ 「サンク・ゴッド・アイ・ファウンド・ユー 」
https://www.youtube.com/watch?v=7KVxjQUCyn0
この頃からしばらく低迷期に入るマライアの、他アーティストとのコラボによるNo.1曲。ジョーも98ディグリーズも知らないが
このMVで観る限りR&B系の優れたシンガー、グループのよう。マライアはいつものマライアで、こういうミディアム曲はお手のもの。

628 2000.3.4  2週 ローンスター「アメイズド」
https://www.youtube.com/watch?v=x-skFgrV59A
日本語Wikiには項目がなく、英語Wikiをざっと見ると、4名で構成されたカントリーのバンドらしい。確かにカントリーにふさわしい
声質でしっかりとミディアム・ポップソングを歌っている。それにしても4曲連続しっとりとした、あるいはポップな曲が続き、実に
聴き易い。時代が数十年戻ったみたいだ。

179korou:2021/12/13(月) 13:47:38
629 2000.3.18 3週 デスティニーズ・チャイルド「セイ・マイ・ネーム」
https://www.youtube.com/watch?v=sQgd6MccwZc
メンバーが急に差し替えになるというハプニング満載のMV。相変わらず声質が軽い。あまり魅力を感じないのだが、当時のアメリカでは
人気が爆発していたのか。曲調もありきたりのR&B。

630 2000.4.8 10週  サンタナ フィーチャリング プロダクトG&B「マリア・マリア」
https://www.youtube.com/watch?v=nPLV7lGbmT4
”プロダクトG&B”はR&Bデュオで、たまたまサンタナの曲をプロデュースしていた人物と出会って、フィーチャリングが実現したらしい。
詳細はWikiに項目がないので不明だが、出来上がった曲はいかにもサンタナっぽい雰囲気と、今のブルーノ・マーズのような曲調で聴き易い。

631 2000.6.17 1週 アリーヤ「トライ・アゲイン」
https://www.youtube.com/watch?v=qTA0RuZoIxM
自ら主演も務めた映画の主題歌。アリーヤという人については、今回初めてその歌声などを確認できたが、普通に当時のR&B風味を表現できる
人という感じしか残らない。まあ映画も完全に娯楽モノだし。

632 2000.6.23 3週 エンリケ・イグレシアス「ビー・ウイズ・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=yYedTpODkx8
ラテンブームがこの頃まで続いたようで、エンリケの2枚目のNo.1ヒットとなった(以降はNo.1はない)。ごく普通にラテン風で、特に
R&B風味、ヒップホップ風味などは感じられない。今のところ、2000年のヒットチャートNo.1は、日本人好みの曲ばかり。

180korou:2021/12/13(月) 14:12:51
633 2000.7.15 1週  バーティカル・ホライズン「エブリシング・ユー・ウォント」
https://www.youtube.com/watch?v=VwSaldFJofM
ボストンあたりでは人気抜群のロックバンドだったらしいが、Wikiに項目がないので詳細は不明。80年代に地味に流行った曲と紹介されても
納得しそうなほどシンプルなロック曲。

634 2000.7.22 1週  マッチボックス・トゥエンティ「ベント」
https://www.youtube.com/watch?v=969RAKkYESU
こちらもアメリカで大人気のロックバンドらしい。日本ではさっぱりだそうだが。確かにメロディアスな要素はなく、ひたすらロックっぽい
アクセントをつけた曲調で一貫していて、こういうのはとらえどころがないので人気爆発とはいかないだろう。硬派ロックが続いた。

635 2000.7.29 2週  イン・シンク「イッツ・ゴナ・ビー・ミー」
https://www.youtube.com/watch?v=GQMlWwIXg3M
バックストリートボーイズと人気を争ったボーイズグループのイン・シンク。ポップな味付け満載のR&B風ミディアムバラード。やや
作りが古い感じもあるが、手堅くヒットを狙ったという感じ。

636 2000.8.12 2週  シスコ「インコンプリート」
https://www.youtube.com/watch?v=0VaTnsIQjnM
これもWikiに項目がない。R&Bグループ「ドゥルー・ヒル」のリードボーカルであるシスコ(マーク・アンドリュース)がソロで出した
アルバムからのカッティング曲。小器用に歌い上げるボーカルが印象的。

181korou:2021/12/24(金) 16:56:21
637 2000.8.26 3週 ジャネット・ジャクソン「ダズント・リアリー・マター」☆
https://www.youtube.com/watch?v=7iJZosBX2L0
エディ・マーフィー主演でジャネットが共演した映画「ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々」の主題歌で、どこか聴いたことが
あるメロディと思ったら、島谷ひとみの「パピヨン」はこの曲のカヴァーと知り唖然!2000年に日本で一番流行った洋楽ということもあり、
ビルボード1位であると同時に日本でも有名な曲と言えよう。マイナーコードだけど軽快で愉しい曲調だ。

638 2000.9.16 4週 マドンナ「MUSIC」☆
https://www.youtube.com/watch?v=Sdz2oW0NMFk
かなりカッコいいサウンドで久々に登場のマドンナ。エレクトリック・サウンドを基調としながら、緩く踊れるテンポのクラブ風
ミュージックになっており、それでいてMVは相変わらず過激(ストリップの様子などが延々と流れる)。何というか、1990年代の
アメリカで流行ったヒップホップ、グランジ、ラテン、R&Bといった音楽を全部無視しながら、それでいてキマっている音楽、独特な
ダンスミュージックを創り上げているところに、マドンナの非凡さを感じる。

639 2000.10.14 4週 クリスティーナ・アギレラ「カム・オン・オーバー」☆
https://www.youtube.com/watch?v=0RQDIJ2CvbA
ディーバが連続して登場。この3人の中では一番若いアギレラだが、歌は一番迫力があり上手いと思う。単調なダンスミュージック風な曲
なのに、歌唱がしっかりしていて素晴らしい曲に聴こえる。この曲が最後の1位とは信じられないが、早々とアルバム・ミュージシャンに
変身してしまったのか。

640 2000.11.11 1週 クリード「With Arms Wide Open」
https://www.youtube.com/watch?v=99j0zLuNhi8
今度は一転してロックバンドのミディアム・バラードが1週だけの首位。ロックバンドの1位曲というのは、なかなか評価が難しいことが多く
この曲もサウンド的にはいかにもロックバンドのバラード風なのだが、それ以上の感想は持てない。

182korou:2022/01/24(月) 17:14:06
641 2000.11.18 11週 デスティニーズ・チャイルド「インディペンデント・ウーマンPart1」
https://www.youtube.com/watch?v=0lPQZni7I18
アレンジがトレンドを取り入れた最新風でありながら、メロディラインとか歌唱スタイルにそれほどの新味がなく、それでも当時の
彼女たちの勢いのまま11週も連続1位を勝ち取ったという感じ。このグループについて整理すると、1990年にビヨンセとラターヴィアが
グループ結成、1992年にケリー、1993年にラトーヤが加わりカルテットとなる。1998年に本格デビュー(メンバーの年令は17才前後)。
ビヨンセの父親マシューがマネジメントに深く関わり、実の娘ビヨンセと親族ではないかという疑惑のあるケリーばかりを優遇したので
ラターヴィアとラトーヤの不満が高まるが、1999年末に突如その2人がグループ脱退となる。翌2000年に、新メンバーのミシェルとファラが
加入するが、ファラは素行不良のため回顧、2000年7月から3人体制で再スタートとなり、映画「チャーリーズ・エンジェル」の主題歌である
この曲で11週連続1位の快挙を達成する。2001年末で活動休止となり、復活は2004年。しかし2005年に解散宣言し、今に至る。

642 2001.2.3 2週 シャギー「イット・ワズント・ミー」
https://www.youtube.com/watch?v=sTMgX1PDGAE
ノリノリのレゲエ曲。レゲエそのものは超有名だが、ビルボードNo.1曲となると、特に思いつかない。そうしたなかでの貴重な曲。

643 2001.2.17 1週 アウトキャスト「ミス・ジャクソン」
https://www.youtube.com/watch?v=MYxAiK6VnXw
この曲あたりから2000年代の米国独特の濃い世界が展開されていく。もうさっぱり分からない。この時期のヒップホップは自分には
ムリである。

644 2001.2.24 4週 ジョー feat. ミスティカル「Stutter」
https://www.youtube.com/watch?v=eGY_Qqr2Lm0
アウトキャストの上記曲よりはマシだが、それでもその良さが分かりにくい曲。メロディがない曲はどうも苦手。

183korou:2022/01/24(月) 17:45:26
645 2001.3.24&4.7 2週 クレイジー・タウン「バタフライ」
https://www.youtube.com/watch?v=6FEDrU85FLE
ヒップホップ系の曲が続くが、これはロック系サウンドが混ざっているので、いくらか聴き易い。2000年代を通じて、一発屋の
ランキングで3位に入っているらしい。この曲のみで知られるバンドということか。

646 2001.3.31 1週 シャギー「エンジェル」
https://www.youtube.com/watch?v=XWJrPzAUzAs
ふだん馴染のないレゲエではあるが、こうしてヒップホップの曲の中に並ぶと、結構安心して聴けるのは皮肉だ。非常にポップな
レゲエのように思う。youtube再生が3億回以上というのは凄い。

647 2001.4.14 7週 ジャネット・ジャクソン「オール・フォー・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=J551f-TyqjY
劣化する一方のジャネットの曲でも、こうしてヒップホップの曲の中に並ぶと・・・・(以下自粛)。サウンドはポップで、雰囲気
も別に衰えが目立つわけでもないのだが、どういうものか懐メロ風に聴けるのは何故。アルバムは日本では結構なヒットとなった
らしいが。まあポップスの王道のような普通の曲で聴き易いのは事実。

648 2001.6.2 5週 クリスティーナ・アギレラ(リル・キム、マイア、ピンク)「レディ・マーマレード」
https://www.youtube.com/watch?v=RQa7SvVCdZk
1974年発売のラベルのビルボードNo.1ヒット曲を、クリスティーナ・アギレラ他のメンバーが映画「ムーラン・ルージュ」用に
カヴァーしたもので、このカヴァーもNo.1ヒットとなった。原曲も聴いて比較してみたが、歌唱そのものはやはり黒人系シンガー
独特のグルーヴ感が素晴らしく、いかに歌唱力のあるアギレラでもラベルの迫力には及ばない。ただし、MVの華やかさとか
アギレラのスター感たっぷりのオーラは見どころがあり、ハイレベルなカヴァーにはなっている。

184korou:2022/01/29(土) 14:14:56
チャート研究とは違うけど、感動モノ。

ブランティ・カーライルという歌手。
落ち着いた声で深みを見せて
サビで思い切った声量で聴かせる、見事な歌唱力。

ブランディ・カーライル「ザ・ジョーク」【日本語字幕付き】
https://www.youtube.com/watch?v=e6li-DKVp08

【和訳】Brandi Carlile「Right on Time」【公式】
https://www.youtube.com/watch?v=0Zv_ML-GZzk

185korou:2022/02/04(金) 16:07:18
649 2001.7.7 4週 アッシャー「U Remind Me」
https://www.youtube.com/watch?v=Bxau9B3jOHM
聴き易いラップ風というか、ほぼR&B風味のナンバー。ボーカルも正統派で、アッシャーこそマイケル・ジャクソンの後継者たる資格を
もつスター歌手なのではないかと思えるほどだ。

650 2001.8.4 2週 デスティニーズ・チャイルド「ブーティリシャス」
https://www.youtube.com/watch?v=IyYnnUcgeMc
一度聴くと耳から離れない刺激的なリフに乗って、軽く歌いこなされているリズム・ポップ。この魅力的なリフは、
フリートウッド・マックのメンバー、スティーヴィー・ニックスのヒット曲「エッジ・オブ・セブンティーン」からサンプリング
されているらしく、原曲も聴いてみたが、確かに同じギター・リフだった。ここから、肉欲的な女性のヒップの美しさにまで
曲想を高めるビヨンセも素晴らしい。

651 2001.8.18 3週 アリシア・キーズ「フォーリン」☆
https://www.youtube.com/watch?v=Urdlvw0SSEc
メロウな旋律に、思わすハッとするような鋭さと優しさを兼ね備えた声質のボーカルが乗っかっていく。見事なバラード。久々の☆。

652 2001.9.8 3週 ジェニファー・ロペス feat. ジャ・ルール「アイム・リアル」
https://www.youtube.com/watch?v=Sjx9oSJDAVQ
よくできた曲だが、ジャ・ルールのラップの声が強すぎて、ジェニファー・ロペスの歌が小手先に聴こえるのが難点。本人はR&B指向
なのだろうけど、声質がソフトで可愛すぎて違和感がある。30才を過ぎたロペス、まだまだ魅力的でアイドルもやれる可愛さもある
のだが、ラテン系のファンには、もはやどう歌っても大丈夫な感じなのだろうか。

186korou:2022/02/04(金) 16:09:54
(書き忘れ)
651「フォーリン」は、2001.9.29に再度1位獲得(10/13まで3週連続)

652「アイム・リアル」は、2001.10.20に再度1位獲得(10/27まで2週連続)

187korou:2022/02/04(金) 16:42:15
653 2001.11.3 6週 メアリー・J・ブライジ「ファミリー・アフェア」
https://www.youtube.com/watch?v=znlFu_lemsU
印象的なリズムが繰り返し流れ、その上に滑らかなボーカルがシンプルなメロディを歌うというダンサブルなナンバー。
デスティニーズ・チャイルドが3カ月前に出したNo.1ヒットとそっくりな作りだが、出来上がりが全然違う曲になるところが
米ポップスの奥深さで面白い。

654 2001.12.15 1週 アッシャー「U Got It Bad」☆
   2002.1.19〜2.16 5週
https://www.youtube.com/watch?v=o3IWTfcks4k
前作No.1曲も良かったが、今作も安定した音作りとボーカルで聴かせるナンバーになっている。

655 2001.12.22 4週 ニッケルバック「ハウ・ユー・リマインド・ミー」
https://www.youtube.com/watch?v=Aiay8I5IPB8
久々のロック・ナンバー。R&B風味の曲ばかりのチャートの中では実に新鮮。カナダ出身のバンドらしい。

656 2002.2.23 2週 ジャ・ルール feat. アシャンティ「Always On Time」
https://www.youtube.com/watch?v=nkwWiYDeMvE
この時期に特徴的なシンプルなメロディというか、あまり工夫のない繰り返しばかりのサンプルのような音節の連続に、
アシャンティのくっきりとしたボーカルの歌が乗っかり、そこにジャ・ルールのアクの強いラップが挟まるという構成。
ちょっとワンパターンな感じもしないでもないが。

188korou:2022/02/21(月) 15:15:38
657 2002.3.9 6週 ジェニファー・ロペス ft. ジャ・ルール「Ain't It Funny」
https://www.youtube.com/watch?v=tr-H8dR0HLo
このコンビによる前回のNo.1ヒットの時と同じで、J・ロペスの声質と荒々しいラップの組み合わせに違和感があり、素直に聴けない。
同名曲でJ・ロペスがソロで歌っているバージョンも聴いてみたが、同じ曲には聴こえなかった(別の曲?アレンジの違いか?)。

658 2002.4.10 10週 アシャンティ「Foolish」
https://www.youtube.com/watch?v=gUPrnu3BEU8
シンプルに繰り返されるリズムフレーズに、いろいろとミックスされたアシャンティの複数の声が重なっていく、いかにも凝って
作りましたよという感じの曲。悪くはないが、それがどうしたという気にもなる。

659 2002.6.29 8週 ネリー「ホット・イン・ヒア」
https://www.youtube.com/watch?v=GeZZr_p6vB8
ヒップホップの典型のような曲調で、ネリーの発声はリズムが特徴的で面白い。歌詞の意味が明確に分かればもっと面白いのだろう
けど。時代の雰囲気とマッチしていたのだろう。8週連続の大ヒットも頷ける。tあ。

660 2002.8.17 7週 ネリー ft. ケリー・ローランド「ジレンマ」☆
  2002.10.19〜11.2 3週
https://www.youtube.com/watch?v=8WYHDfJDPDc
youtubeで11億回以上再生されている。曲は単調なフレーズの繰り返しで、この時期のサウンドでよく見られる平凡な出来なのだが
当時のネリーの勢いが、この単調な曲に不思議な生命力を与えている。2002年を代表するサウンド、曲調として、やや甘めだが☆印
をつけてみた。

189korou:2022/02/21(月) 16:16:25
661 2002.10.5 2週 ケリー・クラークソン「A Moment Like This」
https://www.youtube.com/watch?v=S7b8ADhadJU
ブラックな音楽が主流になったチャートで、突如現れたトラディショナルな白人音楽。リアルタイムで彼女の登場を知った時の感じを
思い出してみるのだが、やはりこういう曲がチャートにあれば、ネリーや、これから出てくる50セント、アッシャーなどは縁遠い音楽
に聴こえて当然かもしれない。J-POP全盛の中で突如演歌?あるいは80年代テイスト歌謡曲がNo.1ヒットになったような感じ?
しかし、youtubeではネリーの11億回再生に対し、こちらは3000万回すら到達していない。主流でない音楽の悲しさか。

662 2002.11.9 12週 エミネム「Lose Yourself」☆
https://www.youtube.com/watch?v=_Yhyp-_hX2s
https://www.youtube.com/watch?v=1xyotrIX2A4  (日本語訳付き)
MVはyoutubeで11億回以上再生。これはラップというジャンルを超えて、聴く者の魂に訴えかけてくる名曲だ。リアルな人生が、ラップ
のリズムのなかで再生され、消費され、確かな何かを残していく。なかなか日本の文化では味わえないテイストだ。☆印だけど、たびたび
聴く類の音楽ではない。

663 2003.2.1 1週 B2K & P. Diddy「Bump, Bump, Bump」
https://www.youtube.com/watch?v=CgiX53hjAPc
この当時注目の的となっていたB2Kというダンスグループと、ヒップホップでヒット曲を生む達人P・ディディ(ショーン・コムズの別名、
パフ・ダディとも名乗る)が組んだNo.1曲。意図して作られたようなヒット曲で、あたかも”黒いモンキーズ”のような趣き。

(エミネムで2つリンクを入れたので、この書き込みは3曲に止め、次に1曲だけ書き込むこととする。
 ついでに補足すると、前回の書き込みの最後の曲の「ケリー・ローランド」はデスティニー・チャイルドのメンバー)

190korou:2022/02/21(月) 16:17:44
664 2003.2.8 4週 ジェニファー・ロペス ft. LL Cool J「All I Have」
https://www.youtube.com/watch?v=yeSJ2YdhG5k
またまたジャニファー・ロペスがラッパーと組んだ楽曲。LL Cool Jの声質はジャ・ルールよりは大人しめなので、違和感はそれほど
感じられない。曲調はこの時期の特徴どおり単調そのもの。

191korou:2022/02/23(水) 16:38:09
665 2003.3.8 9週 50 Cent「In Da Club」



666 2003.5.10 3 Get Busy Sean Paul
5・31 6・21 4 21 Questions 50 Cent feat.Nate Dogg
6・28 7・5 This Is The Night Clay Aiken

192korou:2022/02/23(水) 17:23:06
665 2003.3.8 9週 50セント「イン・ダ・クラブ」
https://www.youtube.com/watch?v=5qm8PH4xAss
https://www.youtube.com/watch?v=QaM0XD1kFf4  (日本語訳付き)
典型的なラップ・ミュージック。ちょっと前にデビューしたものの、レーベルから要注意人物とされ失意の日々にあった50セントを
エミネムが再度引っ張り上げ、この大ヒットになったらしい。日本語訳の映像はライブということもあり荒々しい声になっているが
その後でPVを見ると結構大人しい声に聴こえるのが妙。ラップなんでまあ音楽的には低級かな。

666 2003.5.10 3週 ショーン・ポール「ゲット・ビジー」
https://www.youtube.com/watch?v=oPQ3o14ksaM
ジャマイカのダンス・レゲエ歌手。これはリアルタイムで聴いた記憶がある。その時はレゲエなんてと思ったものだが、今思えば
このタイプの音楽は2022年の今現在、かなり根を張っているようにも思える。これと80年代ダンス音楽を足せばブルーノ・マーズ、
これとラップを足せばリル・アズ・X、これとR&Bを足せばウィークエンド・・・みたいな。

193korou:2022/02/23(水) 17:23:42
667 2003.5.31 4週 50セント ft.ネイト・ドッグ「21クエスチョンズ」
https://www.youtube.com/watch?v=cDMhlvbOFaM
https://www.youtube.com/watch?v=YBtNhQ0mKrM  (日本語訳付き)
これは前作同様、単純なリズムにラップが乗っかっているだけの曲だが、こちらのほうが圧倒的に聴き易い。それだけパンチは不足
しているのだろうが、まあラップのバラードみたいな感じで、全体として落ち着いた出来栄えだ。

668 2003.6.28 2週 クレイ・エイケン「This Is The Night」
https://www.youtube.com/watch?v=Xi9G5-JNlnw
「アメリカン・アイドル」で準優勝した教師志望の青年が出したシングル曲が初登場第1位となる快挙。真っ黒なサウンドの合間に
こんな真っ白な曲が出てくると逆に違和感がww。しかもこの時期のNo.1曲はyoutubeで億を超える再生数なのに、この曲は10年以上
も前にアップされながら、いまだに13万回ていどの再生数って、どういうこっちゃ。皆冷てえなあ、一世代前のテレビの人気者には。

194korou:2022/03/02(水) 20:25:16
669 2003.7.12 8週 ビヨンセ feat. ジェイ・Z「クレイジー・イン・ラブ」
https://www.youtube.com/watch?v=ViwtNLUqkMY
この時期に、間に1曲挟んで計17週連続第1位を達成したビヨンセのヒット曲。数年後に結婚することになるジェイ・Zとのデュエット
にもなっている。曲そのものはシンプルな作りだが、妙に耳に残るフレーズが絶えず繰り返され、印象的な楽曲であることには間違いない。

670 2003.9.6 4週 ネリー、P・ディディ&マーフィー・リー「Shake Ya Tailfeather」 
https://www.youtube.com/watch?v=bG7DBO0k5lA
P・ディディ(ショーン・コムズ)名義の曲にネリー、マーフィー・リーが参加した3人のラッパーによるラップ曲。例によって、何が
何だか分からない(笑)軽快なラップで悪くはないのだが。

671 2003.10.4 9週 ビヨンセ feat. ショーン・ポール「ベイビー・ボーイ」
https://www.youtube.com/watch?v=8ucz_pm3LX8
ビヨンセのフィーチャーリングとしては、前曲と比べて凝っている感じはある。ショーン・ポールを起用したのは成功だろう。
とはいえ、これ以上の感想は特になし。相変わらずビヨンセは肉感的で魅惑されるし、人気が沸騰したのも分かるのだが。

672 2003.12.6 1週 リュダクリス feat.ショウナ「スタンド・アップ」
https://www.youtube.com/watch?v=pZG7IK99OvI
またまたラッパーの曲。リュダクリスは人気シリーズの準主役級の俳優でもあるが、ここではかなり典型的なラップを披露している。
2003年後半のNo.1曲はなかなかヘビーな曲揃い(もう分かりまへんなあ)

195korou:2022/03/03(木) 16:41:59
673 2003.12.13 9週 アウトキャスト「Hey Ya!」
https://www.youtube.com/watch?v=PWgvGjAhvIw
ヒップホップのビッグ・ボーイと、R&B/ソウルのアンドレ・3000の2人組だが、これはアンドレの楽曲だったのか、以前のNo.1ヒットの
「ミズ・ジャクソン」のように聴きにくいことはない。あたかも白人バンドのパロディのような映像で、シンプルな音が鳴り響く。

674 2004.2.14 1週 アウトキャスト feat. スリーピー・ブラウン「The Way You Move」
https://www.youtube.com/watch?v=xI5NQ-0Ubfs
何とも不思議な勢いに満ちた楽曲。直前の曲と足して10週連続1位ということになるが、この時期ノリにノっていたのだろうか。
勢いのあるラップが続いた後、スムーズにR&B風のメロディが差し込むという展開が続くのだが、こういうのはJ-POPでもこの年代
によく見られたわけで、その元祖なのかも。

675 2004.2.21 1週 トゥイスタ feat.カニエ・ウエスト & Jamie Foxx「スロウ・ジャムズ」
https://www.youtube.com/watch?v=jI-w4gvkCkQ
いろいろな種類のラップが次々と出てくるような曲。どうにもこのテの曲になると、もう何も書けない。早口言葉とラップを
組み合わせたようなラップ?それにしても、2004年は迷宮に入ったようなチャートだ。

676 2004.2.28 12週 アッシャー feat. リュダクリス&リル・ジョン「Yeah!」☆
https://www.youtube.com/watch?v=GxBSyx85Kp8
何となく聴いたことのあるフレーズが繰り返し延々と流れ、その上に流暢なラップがつぶやかれるというこの時期の典型的なパターン
ながら、さすがにアッシャーという感じで聴き易い。この時期の楽曲らしい作りなので、多少甘いが☆をつけてみた。

196korou:2022/03/03(木) 17:13:45
677 2004.5.22 7週 アッシャー「Burn」☆
   2004.7.17 1週
https://www.youtube.com/watch?v=t5XNWFw5HVw
アッシャーは、この曲も良い出来。この時期、日本人好みの曲が皆無な中にあって、一人人気を独占していたのではないだろうか。
一応「バーン」という邦題もあるみたいだが、定着しているのかどうか不明なので原題のままとするが、☆をまたつけてしまった。

678 2004.7.10 1週 ファンテイジア「アイ・ビリーヴ」☆
https://www.youtube.com/watch?v=q3Hn-Wm2aIM
3代目アメリカン・アイドルの優勝者で、デビューシングルがいきなり全米第1位となり、その壮絶な生い立ちで全米の話題を
さらった人らしいのだが、そんな著名人ながらWikiには項目すらないという不思議。歌唱力は抜群で、サウンドも含めて、いきなり
1970年代のアレサ・フランクリンかと思えるほどのオールドスタイルだが、なぜか本人の公式youtubeチャンネルには映像がない
という、これまた不思議。

679 2004.7.24 2週 アッシャー「Confessions Part II」
https://www.youtube.com/watch?v=5Sy19X0xxrM
相変わらず安定した歌唱と曲調で聴かせる。歌詞の内容が分からないのがもどかしいが仕方ない。

680 2004.8.7 2週 ジュヴィナイル feat. Soulja Slim「Slow Motion」
https://www.youtube.com/watch?v=-0llNuv3L4k
これも、決まったパターンのフレーズが繰り返し延々と流れ、その上にラップが乗っかるという楽曲で、よく皆このパターンで飽き
ないものだなあと逆に感心する。同じような曲調ばかりで、チャートを追うだけでも飽きてくるくらいなのに。

197korou:2022/03/04(金) 16:33:50
681 2004.8.21 3週 テラースクワッド「リーン・バック」
https://www.youtube.com/watch?v=ajmI1P3r1w4
単調なリズムと解読不能なラップの繰り返しで眠くなってきた。典型的なラップ・ミュージック。

682 2004.9.11 7週 シアラ feat. Petey Pablo 「グッディーズ」
https://www.youtube.com/watch?v=YtC92pzp5vw
R&B風に装いながら、その実女性歌手の囁くようなラップと、よくあるタイプの男声ラップが重なりながら展開する楽曲。
これもどういうことないな・・・

683 2004.10.30 6週 アッシャー&アリシア・キーズ「マイ・ブー」
https://www.youtube.com/watch?v=fPgf2meEX1w
実力派歌手同士だけに期待がもてたが、実際のところ、曲調に冴えがなく、ただ一緒に歌ってみましたという感じで終わった?

684 2004.12.11 3週 スヌープ・ドッグ feat. ファレル 「Drop It Like It's Hot
https://www.youtube.com/watch?v=GtUVQei3nX4
音だけ聴いたとしたら何が何やら分からない曲。シンプルなリズムにラップが乗っかっているだけ。ファレル・ウイリアムズの
名前がチャートに堂々と乗った最初の曲でもあるようだ。

198korou:2022/03/06(日) 16:21:22
685 2005.1.1 9週 マリオ「Let Me Love You」
https://www.youtube.com/watch?v=H64QG4UsrGI
ソフトメロウなR&B風ラブソング。70年代なら時代の先端を行くソウル曲かもしれないが、2005年にこのサウンドだと、かなり保守的
というかトラディショナルな曲調に聴こえる。時代は進化したのか?マリオについてはWikiに項目なし(作曲者ニーヨは項目あり)

686 2005.3.5 9週 50セント feat.オリヴィア「キャンディ・ショップ」
https://www.youtube.com/watch?v=SRcnnId15BA
またまた訳の分からないラップ。50セントは自分には無縁な存在。9週も人気が持続するのは、既にラップ界の大物たるゆえんか?

687 2005.5.7 4週 グゥエン・ステファニー「Hollaback Girl」
https://www.youtube.com/watch?v=Kgjkth6BRRY
スカパンクバンド「ノー・ダウト」のボーカルがソロ活動を始めたということらしい。バンドのほうは、ジャマイカあたりの独特の
リズムを強調したサウンドが特徴らしいのだが、それはそのままこの曲にもあてはまる。妙に耳に残るリズム。

688 2005.6.4     4週 マライア・キャリー「ウィ・ビロング・トゥゲザー」
   2005.7.9〜9.10 10週  
https://www.youtube.com/watch?v=0habxsuXW4g
マライアが復活を遂げた、ある意味2000年代のチャート史上で最大ともいえる快挙を成し遂げた歴史的名曲らしい。たしかに、この曲での
マライアは、キャリアを積んだスター歌手らしい落ち着いた雰囲気での歌唱をものにしていて、クライマックスでの声の伸びにも懐かしさ
を覚えるのだが、それほどの名曲だろうかという疑問も残る。いずれにせよ、この年の最大のヒット曲となった。☆は保留しておこうか。

199korou:2022/03/06(日) 17:25:24
689 2005.7.2 1週 キャリー・アンダーウッド「Inside Your Heaven」
https://www.youtube.com/watch?v=BFXGqdL31rs
アメリカン・アイドルのシーズン4のチャンピオンとして、いきなりのNo.1ヒット・・・とはいえ、youtubeの再生回数が100万回未満
という少なさ。チャート的にはずっと地味な曲のほうが再生回数が1000万単位の多さというのも不可解。Wikiのアンダーウッドの項目
は結構日本語版のWikiながら記述が詳細だが、なぜかこの曲だけ解説が全くない。まあそれはそれとして、確かに歌唱力はある歌手だ、

690 2005.9.17 10週 カニエ・ウエスト feat. ジェイミー・フォックス「Gold Digger」
https://www.youtube.com/watch?v=6vwNcNOTVzY
「Ray」でレイ・チャールズを演じて大人気となったジェイミー・フォックスがR&B風のメロディを歌い、そこにカニエ・ウエストが
ラップを間断なくかぶせているという楽曲。ラップがどういう役割を果たしているのかよく分からない。この時期の楽曲に共通の疑問。
フォックスの歌の合間にラップを入れるのなら分かるのだが、かぶせてどうする、という感じ。

691 2005.11.26 5週 クリス・ブラウン「ラン・イット!」☆
https://www.youtube.com/watch?v=w6QGe-pXgdI
若き日のマイケル・ジャクソンを彷彿とさせるルックス、身のこなしで、ニュースター誕生のオーラさえ感じさせるのだが、まさに
マイケルからアッシャーへの流れを受け継ぐ正統派のR&B、ラッパーと言えるだろう。曲そのものよりもクリス・ブラウンという
存在の登場に対して☆をつけてみた。

692 2005.12.31 2週 マライア・キャリー「Don't Forget About Us」
https://www.youtube.com/watch?v=8tZkzL4j3BU
マライアのこれまでの曲とあまり変わらない印象。低迷期と復活の時期の違いがよく分からない。単にマライアには潜在的な人気が
続いていて、この時期たまたま上手くいっただけなのでは?

200korou:2022/03/11(金) 17:40:52
693 2006.1.14 1週 D4L「Laffy Taffy」
https://www.youtube.com/watch?v=3NXBgSCSrIk
D4Lは、この時期に注目されていたラッパーだが、Wikiに項目がない。この時期にヒットを飛ばしたラッパーは数多いが(次の曲の
ポール・ウォールとか、その次のスリム・サグとか)、ややレベルは落ちるようだ。youtubeの再生回数もやや少ないように思う
(1億回に満たない)。曲は単調なラップとしか言いようがない(駄作?)

694 2006.1.21 2週 ネリー feat. ポール・ウォール、アリ&ギップ「グリルズ」
https://www.youtube.com/watch?v=8fijggq5R6w
ラッパー3組がネリーを中心に叫び続ける楽曲。前のD4Lの曲よりは作りがしっかりしているが(曲全体にくっきりとした輪郭が感じ
られる)、どちらにせよ自分には縁のない世界。ずっとラップが続き、止まることがない。

695 2006.2.4 5週 ビヨンセ feat. スリム・サグ「チェック・オン・イット」
https://www.youtube.com/watch?v=Q1dUDzBdnmI
ビヨンセの歌というより喋り続けるような歌唱にスリム・サグのラップが間に挟まるといった趣き。リズムがせわしない上に、ビヨンセ
の歌唱もとめどないので、全体としてラップ風なイメージが残るのだが、まあ少々我慢すれば聴き続けることは可能だ。「ピンクパンサー」
の曲らしいが、この音感の変化にはヘンリー・マンシーニも真っ青?

696 2006.3.11 1週 ジェイムズ・ブラント「ユア ビューティフル」
https://www.youtube.com/watch?v=oofSnsGkops
ここで突然、全くラップなど関係ないメロディアスなナンバーがNo.1を獲得。イギリスの元軍人が音楽活動を始めて作った楽曲。これは
当時の日本でもCM等で使われて結構流行ったはず。いきなりこんな普通に聴ける曲が来るとは、面白いというかヘンなチャートだ。

201korou:2022/03/17(木) 15:55:39
697 2006.3.18 2週 ニーヨ「ソー・シック」
https://www.youtube.com/watch?v=IxszlJppRQI
淡々とした歌い方、メロウなメロディ、どこかで聴いたことのあるようなR&B。日本で言えばLDH?エグザイル?そういえばニーヨの
作品で1年ほど前にNo.1ヒットとなったマリオ「Let Me Love You」も、同じようなメロウなR&Bだったが。

698 2006.4.1 1週 ショーン・ポール「Temperature」
https://www.youtube.com/watch?v=dW2MmuA1nI4
これは前作「ゲット・ビジー」よりもレゲエ色が強くて、ヒップホップ風にも聴こえる。映像を見ればダンス・ミュージックなのかなとも
思うが、サウンドは結構この時期のヒット傾向に寄せているように思える。

699 2006.4.8 5週 ダニエル・パウター「Bad Day」☆
https://www.youtube.com/watch?v=gH476CxJxfg
カナダ出身のミュージシャンで、この曲だけの「一発屋」とも言われているらしいが、確かにこの曲は日本でもよく聴かれた。初めは
ヨーロッパでヒットし、その後全米No.1となったようだ。米国内だけでのヒット傾向とは確かに違う曲調で、これなら全世界でヒット
してもおかしくない。

700 2006.5.13 3週 リアーナ「SOS」
https://www.youtube.com/watch?v=IXmF4GbA86E
見るからにスターのオーラが感じられる久々の大物歌手登場の雰囲気。21世紀になってからのチャートで最も成功を収めた女性ソロ歌手
の一人だろう。歌はまだ素朴な味を残しているが、リズム感とか勢いのある声質など魅力満載。この時期のブラックな曲調について、
たとえばマライアなどはそれに合わせようとしてうまくフィットした感があるが、リアーナは合わせなくてもすでにフィットしている
という本質的な違いがあるように思える。これでさらに成長していったのだとしたら、次以降の曲が楽しみだ。

202korou:2022/03/17(木) 16:57:36
701 2006.6.3 2週 カミリオネア feat. Krayzie Bone「Ridin'」
https://www.youtube.com/watch?v=CtwJvgPJ9xw
R&B風味の楽曲が続いていたが、ここで再びヒップホップのNo.1ヒットとなる。とにかく早口のラップで、軽快にしゃべり続けて
いるのだが、言葉が分からないのでどうにもこうにも。

702 2006.6.17 2週 シャキーラ feat. ワイクリフ・ジョン「ヒップス・ドント・ライ」
https://www.youtube.com/watch?v=DUT5rEU6pqM
コロンビアが生んだラテンのディーヴァがついに全米No.1をこの曲で獲得。この時期全世界で大ヒットしたらしいが、残念ながら
個人的には聴いたことのない曲だった。

703 2006.7.1 1週 テイラー・ヒックス「Do I Make You Proud」
https://www.youtube.com/watch?v=DEZIpac803M
アメリカン・アイドル出身の歌手で、史上最年長の優勝らしい。アメリカン・アイドル関係の楽曲は、youtubeでは公式チャンネルが
存在しないようで、再生回数も驚くほど低調(この歌詞だけの動画で何とか400万回弱の再生回数。他は100万どころか10万単位が少し、
他はもう1万回以下という寂しさ。直前のシャキーラの曲は10億回以上の再生なのに、なぜこれほどの落差?)。曲調も普通で
特徴がない。歌唱も普通に上手いが、素人の上手なカラオケとも言える。

704 2006.7.8 6週 ネリー・ファータド feat. ティンバランド「Promiscuous」
https://www.youtube.com/watch?v=0J3vgcE5i2o
ポルトガル沖のアゾレス諸島出身のユニークな女性歌手。ファレル・ウィリアムスの友人ティンバランドのプロデュースにより、全米
でも注目の的となる、ジャンルにこだわらない独自の音楽とのことだが、ヒップホップにラテンを持ち込んだというより、ラテンが基調
で、そこへ独自にヒップホップ風味を加えたという感じである。作りモノの感じはなくて自然で良い感じ。

203korou:2022/03/18(金) 14:54:46
705 2006.8.19 3週 ファーギ―「ロンドン・ブリッジ」
https://www.youtube.com/watch?v=WD33ii01kXI
ブラック・アイド・ピーズの女性ボーカルがソロデビューしてNo,1ヒットを獲得。ヒップホップで流暢なラップを展開するが、純粋なブラック風味
ではなく、アイドルソングのような軽さで聴き易い。

706 2006.9.9 7週 ジャスティン・ティンバーレイク「セクシーバック」
https://www.youtube.com/watch?v=3gOHvDP_vCs
インシンクのメンバーとして既に有名だったが、ついにソロでNo.1ヒットを獲得。ヒップホップ色が強いR&B曲になっている。ちょうどこの時期
の白人と黒人に平等に愛されるようなサウンド。ただ単調なのは否めない。

707 2006.10.28 2週 リュダクリス feat. ファレル・ウィリアムス「Money Maker」
https://www.youtube.com/watch?v=T9Op2YQ7yyU
例によってワケわかんないラップ曲。まあ有名どころが寄って集まって作った曲のようだが・・・

708 2006.11.11 3週 ジャスティン・ティンバーレイク「マイ・ラブ」
https://www.youtube.com/watch?v=FqP3-_F0YTs
特徴のない曲。一応R&B風だが。小器用に曲をまとめる才能には長けているようだが。どこか単調で物足りない。

204korou:2022/03/20(日) 13:42:25
709 2006.12.2 2週 エイコン feat. スヌープ・ドッグ「I Wanna Love You」
https://www.youtube.com/watch?v=GJzF7H2e3Tw
エイコンはセネガル出身のR&B歌手で、スヌープ・ドッグがエイコンの歌唱の合間にラップを挿入するというこの時期の典型的な作りの
楽曲。特に聴きにくいこともないが(R&Bテイストなので)、逆に何が突出して良いのかも分からない。

710 2006.12.16 10週 ビヨンセ「イレプレイスブル」
https://www.youtube.com/watch?v=2EwViQxSJJQ
まさに人気絶大だった時期のビヨンセが、ついに10週連続第1位という快挙を成し遂げた曲。とはいえ、この時期No.1に輝いた他の傑出した
女性ソロ歌手の歌唱と比べると、平板で深みのない歌いっぷりかもしれない。この時期はこれで良かったのかもしれないが。

711 2007.2.24 1週 ネリー・ファータド「Say It Right」
https://www.youtube.com/watch?v=6JnGBs88sL0
いかにも彼女らしいオリジナルな他に類のない曲調に仕上がっていて好感が持てる。本当に誰の真似でもない彼女自身の音楽だ。キャッチー
なところがあればもっと大ヒットしたに違いないが、ないものねだりか。

712 2007.3.3 1週 ジャスティン・ティンバーレイク「ワット・ゴーズ・アラウンド.../... カムズ・アラウンド」
https://www.youtube.com/watch?v=TOrnUquxtwA
9分以上かかる長いPVで、ドラマ仕立てもあり、ジャスティンは色男風であり、曲調はシンプルで、まあこういうのがこの時期もてはや
されたのかと思う他ない。歌唱はビヨンセ同様平板で浅いけれど、人気を保つのに支障があるわけでもない(下手ということではないので)

205korou:2022/03/23(水) 16:20:44
713 2007.3.10 2週 ミムズ「This Is Why I'm Hot」
https://www.youtube.com/watch?v=Ird4BzX5VJM
この時期だけ大注目されたラッパーのようで、今現在のyoutubeの動画に関して言えば、この種のものにしては異常に再生回数が少ない。
まあラップに関しては、特にこの種の典型的なもので特徴のないものについては、コメント不能なので・・・以上!

714 2007.3.24 2週 ファーギー feat. リュダクリス「グラマラス」☆
https://www.youtube.com/watch?v=q0SyUgw98tE
ファッションブランドのキャンペーンソングで大ヒットということで、どこかの国でもそういうヒット曲が当たり前に出ていた時期があった
ことを連想させるような話。まして、BEPのスター歌手が歌ったとなれば、ヒット間違いなしだったろう。この時期の曲としてはかなりポップ
な出来で、こちらも一安心、ついでに☆までつけちゃった・・・!

715 2007.4.7 2週 エイコン「Don't Matter」
https://www.youtube.com/watch?v=JWA5hJl4Dv0
エイコンの前のNo.1ヒット(709)と比べると、ナチュラルなメロディライン、構成になっていて、ずっと聴きやすい(ラップも挿入されない)
ただMVがずっとスケベおやじ風で、やたらビキニの若い女の子の体を触りまくる体なのは嫉妬を覚える(笑)何が「Don't Matter」だよ!

716 2007.4.21 2週 ティンバランド feat. ネリー・ファータド&ジャスティン・ティンバーレイク「Give It To Me」
https://www.youtube.com/watch?v=RgoiSJ23cSc
この時期No.1ヒットを連発していた3名が集合して、その人気、知名度でやはりNo.1ヒットをもぎとったかのような感じ(実際どうだったのか
は知らないが)。ネリー・ファータドとティンバランドはちゃんと歌っているが、ジャスティンはどこで歌ったのかという感じ。まあ、どうで
もいいかって感じ。

206korou:2022/03/25(金) 15:32:16
717 2007.5.5 1週 アヴリル・ラヴィーン「ガールフレンド」
https://www.youtube.com/watch?v=Bg59q4puhmg
80年代で最もポップなガールズサウンドを、2000年代になって再現したかのような、この時期のチャートだと例外的な無邪気なサウンド。
アヴリルの可愛さが全開で、これは日本で人気が出たのも頷ける。その後は知らないものの、この段階だとまさにアイドル・ポップ。
これがアヴリルの最初のNo.1とは思わなかった(もう既出と思っていた)

718 2007.5.12 2週 マルーン5「メイクス・ミー・ワンダー」
   6.2  1週
https://www.youtube.com/watch?v=sAebYQgy4n4
これもマルーン5としては最初のNo.1(もう既出と思っていた)。これは、まさに最近流行りの(そして当時の流行りの)J-POPの
サウンドのような感じで、日本のミュージシャンたちはこういうところからサウンドを真似しているのだなと思ってしまう。当時も
なかなかいいバンドだと思っていたが、10数年経った今も印象は同じで、どう良いのかうまく言えないが、良い感じだ。

719 2007.5.26 1週 T-ペイン feat ヤング・ジョック「Buy U A Drank(Shawty Snappin')」
https://www.youtube.com/watch?v=dBrRBZy8OTs
またまたヒップホップに戻った!R&B風のボーカルにラップが挿入、といういつものパターン。まあミディアムなテンポで、声質も
しつこくないので、それほど聴きにくくはないが・・・

720 2007.6.9 7週 リアーナ feat. ジェイ・Z「アンブレラ」
https://www.youtube.com/watch?v=CvBfHwUxHIk
リアーナの大ヒット曲ということで、本当は☆印をつけたいのだが、曲調はまずまずながら、イントネーションにクセのある歌詞が邪魔
というか、妙に耳にうるさく響くので、今回は止めにした。もちろん、曲の途中での盛り上がり部分での歌唱など、やはり只者ではない
のだが・・・惜しい!

207korou:2022/03/26(土) 18:10:17
721 2007.7.28 2週 プレイン・ホワイト・ティーズ「ヘイ・ゼア・デリラ」
https://www.youtube.com/watch?v=h_m-BjrxmgI
まるで60〜70年代の地味な曲のような趣きで、アコースティックの伴奏に乗って、つぶやくように静かに歌うボーカルが懐かしさを
印象付ける。この時期にこの曲調でよくヒットしたものだと(全く事情は知らないのだが)不思議に思う。聴き易いことこの上ないが。

722 2007.8.11 4週 ショーン・キングストン「Beautiful Girls」
https://www.youtube.com/watch?v=MrTz5xjmso4
これも別の意味でオールドスタイルの曲なのだが、こちらは1999年頃のラテン・ブームから続くヒット傾向に沿ったものなので、こういう
曲調が支持されるのは分かるような気がする。カリブ海サウンドの最もポップな形とでもいうべきか、非常に分かりやすい曲。

723 2007.9.8 1週 ファーギー「ビッグ・ガールズ・ドント・クライ」☆
https://www.youtube.com/watch?v=agrXgrAgQ0U
絶好調ファーギーが、またまたNo.1ヒット。シンプルでポップなメロディでファーギーの曲なら、この時期に大ヒットは間違いないだろう。
どこにもムダな感じがなくよくまとまっている曲。どの年代でも☆をつけられるような気がする。

724 2007.9.15 2週 ソウルジャ・ボーイ「Crank That」
     10.6  5週
https://www.youtube.com/watch?v=8UFIYGkROII
今度はヒップホップというか、典型的なラップ・ミュージック。クランクとかいうシンセ等をかぶせたジャンルらしいが、いやはや。この曲
が計7週No.1で、前のファーギーの曲が1週しかNo.1でないのは個人的には納得し難いが、これがこの時期のアメリカなのか。

208korou:2022/03/27(日) 16:04:19
725 2007.9.29 1週 カニエ・ウエスト「Stronger」
https:/www.youtube.com/watch?v=PsO6ZnUZI0g
いかにも才人カニエ・ウエストという感じ。凝った音作りながら、全体としては単調なラップだけが切れ目なく流れ、それでいて、何が
どう違うのかもよく分からないまま、新しい感覚が満ち満ちている。ラップなんで、これ以上は分析できないが・・・

726 2007.11.10 3週 クリス・ブラウン feat. T-ペイン「キス・キス」
https://www.youtube.com/watch?v=eNII9PDlFJ0
これも典型的なラップ曲。クリス・ブラウンには、この方向に深入りしてほしくないと思った。これではタダのラッパーではないかと
思ってしまう。もっと違う歌い方で十分感銘を残せるのだから。

727 2007.12.1 5週 アリシア・キーズ「ノー・ワン」
https://www.youtube.com/watch?v=rywUS-ohqeE
ディ―ヴァには違いないが、この曲に関する限り、その歌唱はどことなく浅く、思ったほどの感銘が得られない。
ホイットニー・ヒューストンばりの歌いっぷりなのだが、曲も悪くはないのだが、何かが足りない。

728 2008.1.5 10週 フロー・ライダー feat. T-ペイン「今夜はロウ☆ロウ☆ロウ」☆
https://www.youtube.com/watch?v=U2waT9TxPU0
非常にノリの良い曲。R&B歌手ということだが、このノリならラップでもポップスでも大丈夫だろう。映画とのメディアミックスの力
もあってNo.1になったようだが、意外とこの後も活躍しているので要チェックだ。

209korou:2022/04/11(月) 15:08:53
729 2008.3.15 3週 アッシャー feat.ヤング・ジーズィー「Love In This Club」
https://www.youtube.com/watch?v=cB5e0zHRzHc
アッシャーらしい手堅い作りで特に聴きにくいところもない。とはいえ、可もなく不可もなくといった程度か。この時代の流行に沿った
代表的なサウンド。

730 2008.4.5 1週  レオナ・ルイス「ブリーディング・ラブ」
     4.26 1週
     5.10 2週
https://www.youtube.com/watch?v=Vzo-EL_62fQ
イギリスのオーディション番組出身の歌姫が全米第1位を獲得。オーディション出身にしては抜群の歌唱力、カリスマ性を持った人に思える。
イギリスのマライア・キャリーといったところか。

731 2008.4.12 2週 マライア・キャリー「タッチ・マイ・ボディ」
https://www.youtube.com/watch?v=9b8erWuBA44
MVの内容、歌唱ともにリラックスした出来で、本家?マライアはこの時期もまだ健在。この曲で第1位獲得曲数でE・プレスリーに並び
後はビートルズだけとなった。間違いなくMTVブーム以降に現れた歌手で最大、最高の存在だろう。

732 2008.5.3 1週 リル・ウェイン feat. スタティック・メジャー「ロリポップ」
     5.31 4週
https://www.youtube.com/watch?v=2IH8tNQAzSs
ディーヴァの曲の間を縫うように第1位を獲得したラップ曲。典型的なサウンドだが、どうしてこのジャンルは似たような作りのものが多い
のか?創造という意味ではつまらないジャンルだと思う。ラップ文化というものは、今までの音楽を測る尺度では分からないもののようだ。

210korou:2022/04/11(月) 15:55:33
733 2008.5.24 1週 リアーナ「テイク・ア・バウ」
https://www.youtube.com/watch?v=J3UjJ4wKLkg
特徴のない曲だが、リアーナの抜群の歌唱力を邪魔するものがないので、やっと安心して聴ける曲ができたという感じか。うーむ、やはり
曲がつまらないので☆はつけられない。早くこの人には☆をつけたいのだが・・・

734 2008.6.28 1週 コールドプレイ「Viva La Vida(美しき生命)」
https://www.youtube.com/watch?v=dvgZkm1xWPE
日本語訳の動画もアップされていたので歌詞も確認できたが、いかにもイギリスっぽい雰囲気の内容だった。この著名なロックバンドに
ついては、他の大物ロックバンドの”唯一No.1曲”同様、これだけ聴いても仕方ないのだが、まあこの時期にしては異端なサウンドで、
これもアメリカのチャートの多様性か。

735 2008.7.5 7週 ケイティ・ペリー「キス・ア・ガール」
https://www.youtube.com/watch?v=tAp9BKosZXs
全体の雰囲気として随分とオールドスタイルな感じなのだが、今やアメリカを代表するセックス・シンボルともいえる彼女の初のNo.1曲。
スターのオーラは十分、歌唱力も最低限満足させるものを持っている。なかなかだなあ。

736 2008.8.23 2週 リアーナ「ディスタービア」
https://www.youtube.com/watch?v=E1mU6h4Xdxc
リズミカルで実に聴き易い曲。リアーナでなかったらこれで十分なのだが、彼女の歌唱力はこの曲調では生きてこない。まあ、たまには
こういうヒット曲っぽい曲調もあって良いのだが、それにしては他の曲がつまらなさ過ぎる。

211korou:2022/04/13(水) 15:56:41
737 2008.9.6 3週 T.I.「ホワットエヴァー・ユー・ライク」
     10.4 2週
     11.1 2週
https://www.youtube.com/watch?v=nQJACVmankY
Wikipediaに詳しい説明があり、youtube動画の字幕も英語でオンだったので、とりあえずこの曲についてどのようなものなのかについては
一通り理解できた。もっとも、T.I.の音楽性については、ラッパーということもあり、その良さを理解することは自分には難しい。

738 2008.9.27 1週 ピンク「ソー・ホワット」☆
https://www.youtube.com/watch?v=FJfFZqTlWrQ
ブリトニー・スピアーズとかジェシカ・シンプソンなどのこの時代の主流の女性歌手に対するオルタナティブのような存在なのだろう。
伝統的なサウンドでもなく、この時期特有のR&B風、HIPHOP風でもなく、それでいて存在感たっぷりなボーカルとサウンドで、この時期から
ずっとスター歌手であり続けたようだ。ピンクについては今までよく知らなかったが、こうした歌手が存在するのも米国文化の奥深さか。
好みのサウンドではないけれど、これは☆に値する個性に満ちている。

739 2008.10.18 1週 T.I. feat. リアーナ「マイアヒ・ライフ」
     11.15 4週
     12.20 1週
https://www.youtube.com/watch?v=koVHN6eO4Xg
「恋のマイアヒ」をサンプリングした曲、としか言いようがない。何が面白いのか全く分からないが、計6週もNo.1。リアーナのムダ使い。

740 2008.10.25 1週 ブリトニー・スピアーズ「ウーマナイザー」
https://www.youtube.com/watch?v=rMqayQ-U74s
80年代のアイドルサウンドのようなレトロな響きの楽曲。MVでいきなり全裸のブリトニーが局部だけを隠して登場するので驚かされるが
それ以外はMVとしてもかなり保守的だし(これと対照的なMVがピンクのそれ)、それでもNo.1曲になってしまうのは、ブリトニーの
スターとしてのオーラ、人気だろう。日本人向きの聴き易いサウンド。

212korou:2022/04/14(木) 15:34:34
741 2008.12.13 1週 ビヨンセ「シングル・レディース(プット・ア・リング・オン・イット)」
     12.27 3週
https://www.youtube.com/watch?v=4m1EFMoRFvY
ほとんどエアロビクスのプロモーションビデオみたいな印象。プロポーション抜群の3名の美女がレオタード姿で踊り、その真ん中で
ひときわフューチャーされているのがビヨンセ、といった感じ。こんなに単調で、勢いだけの、ある種スポーツのような曲でいいのか、と
思わず疑問に思うような曲。

742 2009.1.17 3週 レディ・ガガ feat. コルビー・オドニス「ジャスト・ダンス」☆
https://www.youtube.com/watch?v=2Abk1jAONjw
ついにレディ・ガガの登場。このデビュー曲を初めて聴いたが、予想以上に内容の濃い名曲だった。オーラのあるディーバという点では
マライアとかビヨンセなどと比較されることになるが、他のディーバと比べると、やはり自分である程度楽曲の内容をコントロールできる
という点が強みかもしれない。この時期のチャートではなかなか聴けない多彩なメロディライン、リズムが楽しめたし、ガガのボーカルも
安定していて、MVからも彼女の魅力が十分に伝わってきた。

743 2009.2.7 2週 ケリー・クラークソン「ウィズアウト・ユー」
https://www.youtube.com/watch?v=cRM70Jw7F4M
安定のケリー・クラークソン、いつものポップ・ロックが快調に鳴っている、といった感じ。youtubeの再生回数が1億回に到達していないのは
アメリカン・アイドル出身の歌手の宿命か。支持層にネットを活発に利用し得ない高齢者が多いからなのだろうか?

744 2009.2.21 1週 エミネム、ドクター・ドレー、50セント「クラック・ア・ボトル」
https://www.youtube.com/watch?v=P7g6Jc5ufPY
このメンツでyoutubeの再生回数が280万回程度というのは何か事情があるのか?それはともかく、予想通りのシンプルなヒップホップナンバー。
それ以上の感想はナシ。もっと思い切った革新的な曲を期待できるメンバーだったのに残念。

213korou:2022/04/14(木) 16:40:54
745 2009.2.28 6週 フロー・ライダー feat. ケシャ「ライト・ラウンド」☆
https://www.youtube.com/watch?v=CcCw1ggftuQ
個人的には最も聴き易いラップナンバー。前回の1位曲もそうだったが、単調になりやすいラップを、いろいろな工夫で面白く聴かせて
いて、これなら飽きずに最後まで楽しめる。初登場?のケシャの声質もフィーチャリングの相手としてピッタリだ。

746 2009.4.11 1週 レディ・ガガ「ポーカー・フェイス」☆
https://www.youtube.com/watch?v=bESGLojNYSo
ガガの2曲目のNo.1ヒットで、この曲もいろいろな音楽上の装飾が豊富で聴き飽きない。ヒットする曲、それも十分にクオリティのある曲
というのはこのようなもの、というお手本のような曲だ。この才能には脱帽する他ない。世界的に著名になるだけのことはある。

747 2009.4.18 12週 ブラック・アイド・ピーズ「ブン・ブン・パウ」
https://www.youtube.com/watch?v=4m48GqaOz90
かなりワザとらしい曲というか、ほとんど遊び感覚でデジタル音を組み合わせて「ブンブンバウ」という音の響きをそのまま曲名にした
という感じだ。これで12週連続?どういうことなのか分析不能!

748 2009.7.11 14週 ブラック・アイド・ピーズ「アイ・ガッタ・フィーリング」
https://www.youtube.com/watch?v=uSD4vsh1zDA
前の曲と連続して26週も全米1位を独走したことになるが、曲そのものにこれといった内容はなく、単調なリズムに単調な歌詞が乗って
いるだけの駄曲。この年の全米音楽ファンは寝呆けていたのか。2003年頃の「Where Is The Love」などの優れた音楽性はどこへ行ったのか?

214korou:2022/04/22(金) 16:18:09
749 2009.10.17 1週 ジェイ・ショーン feat. リル・ウェイン「ダウン」
     10.31 1週
https://www.youtube.com/watch?v=oUbpGmR1-QM
アジア系のイギリス人アーティストが人気ラッパーと組んでNo.1を獲得。ただしサウンドには大きな特徴はなく、今までのブリティッシュ
サウンドのイメージ。ラップもなぜ挿入されるのか、その必然性も不明。

750 2009.10.24 1週 ブリトニー・スピアーズ「3」
https://www.youtube.com/watch?v=oTs6oQx1WJY
この時期が人気としては最盛期と思われるブリちゃんのヒット曲。チャート初登場第1位ということで、その人気の凄まじさを改めて世界に
認識させた。この年の前半で歌詞が問題になった曲を出していて、今度はそれとは違ったアプローチだったので、玄人筋には好評だったと
いう解説もある。ただし、何の予備知識もなく、いきなりこの曲を聴くと、妙なボーカルにヘンなサウンドというのが大方の日本人の感覚
だろう。ブリちゃんでなければスルーだったかも。

751 2009.11.7 1週 アウル・シティー「ファイアフライズ」☆
     11.21 1週
https://www.youtube.com/watch?v=psuRGfAaju4
なかなか新しい感覚のサウンドで、これこそ2020年代の今現在のビルボードチャートのトレンドの原型ではないだろうか。どこにも
キャッチーなフレーズはなく、際立って目新しい音も聴こえてこないのだが、全体としてポストモダンのような醒めた感覚に満ちている。

752 2009.11.14 1週 ジェイソン・デルーロ「ワッチャ・セイ」
https://www.youtube.com/watch?v=pBI3lc18k8Q
よく分からないが、とにかく独自の才能に溢れていることだけは分かる。アウル・シティー(アダム・ヤング)といい、このデルーロと
いい、ちょっとこの時期のトレンドとは違った形の才能が次々と出てきたのだろうか。2020年にもBTSなどのコラボでNo.1ヒットを出して
いるのも、いかにも新時代のトレンドらしい。

215korou:2022/04/25(月) 17:43:07
753 2009.11.28 5週 ジェイ・Z feat. アリシア・キーズ「Empire State Of Mind」
https://www.youtube.com/watch?v=N3XlyT4Ums8
ラッパーによるNYシティ賛歌といった趣き。アリシアのボーカルも付け足しのような感じ。当時としてはかなり流行ったのだろう
けれど、2022年の今、日本の片隅で聴いたところで何も感想は出てこない。


以上で2000年代のビルボードNo.1曲を全部チェック完了。
全部で129曲ということで、ますます曲数は少なくなってきている。

70年代→253曲、80年代→231曲、90年代→140曲 00年代→129曲

今、youtubeで再生リストを参照すると、70年代が251曲になっている。
原因を調べると
リンク切れが10曲、リンクしたつもりで未処理が2曲あり
リンク切れはすぐには再生リストのほうで曲数に反映しないようなので
未処理の2曲分だけ少なくなっていたようだ。
至急12曲をアップすることに(内訳は次の書き込みのとおり)

216korou:2022/04/25(月) 18:57:12
1.ジャクソン5「アイル・ビー・セア」がリンク切れ
https://www.youtube.com/watch?v=W-apaIOOoAo

2.ストーリーズ「ブラザー・ルイ」がリンク切れ
https://www.youtube.com/watch?v=Tv7SSoUVPQk

3.スモーキー・ロビンソン&ミラクルズ「涙のクラウン」がリンク切れ
https://www.youtube.com/watch?v=ebYAuZNFAAU

4.87チャーリー・リッチ「朝やけの少女」がリンク切れ
https://www.youtube.com/watch?v=qLbGeZSUrhg

5.ジム・クロウチ「タイム・イン・ア・ボトル」の動画がアップ未処理(リンクはOK)

217korou:2022/04/25(月) 18:57:51
6.89アル・ウィルソン「ショー・アンド・テル」がリンク切れ
https://www.youtube.com/watch?v=jXzX9zwlz-Q

7.101ポール・マッカートニー&ウィングス「バンド・オン・ザ・ラン」がリンク切れ
https://www.youtube.com/watch?v=QZGurhtlve8

8.102ボ・ドナルドソンとヘイウッズ「悲しみのヒーロー」がリンク切れ
https://www.youtube.com/watch?v=0vUBbmdZuxs

9.113オリヴィア・ニュートン=ジョン「愛の告白」がリンク切れ
https://www.youtube.com/watch?v=vgz0BYkSmc8

218korou:2022/04/25(月) 19:00:27
10.197イーグルス「ホテル・カリフォルニア」がリンク切れ
https://www.youtube.com/watch?v=BciS5krYL80

11.217ウィングス「しあわせの予感」がリンク切れ
https://www.youtube.com/watch?v=w99NAM1eMsg

12.249イーグルス「ハートエイク・トゥナイト」の動画がアップ未処理(リンクはOK)


<以上12曲を新規にアップ。なおリンク切れ動画については、再生リストの曲数から削除されないので
 今までの251曲に今回の12曲を足した263曲ということになっている。実際には253曲なので、なかなか
 ややこしい>

219korou:2022/04/26(火) 17:09:37
754 2010.1.2 9週 ケシャ「ティックトック」
https://www.youtube.com/watch?v=iP6XpLQM2Cs
2010年代最初のNo.1ヒットは、珍しく白人女性ソロ歌手が獲得。さすがにオリヴィア・ニュートン・ジョンのような純粋白人系の歌いっぷり
とはいかないが、それでもそのR&B風のトレンドに沿った歌い方にもかかわらず、この時期多く現れた同様な歌手とは違って、どこかに
”黒人風を真似た白人の歌い方”を感じさせるものがあるのが興味深い。そんなわけで聴き易いボーカルだった。

755 2010.3.6 2週 ブラック・アイド・ピーズ「アイマ・ビー」
https://www.youtube.com/watch?v=kdAj-dBNCi4
意味不明なMVに、単に語呂合わせだけの無意味な歌詞、歌えるファーギーがいるのに歌わせない不可解、こんなのどう評価しろってのか。
BEPはこの時期、日本人には無意味なアーティストになってしまっていた。初期の面白さはどこへ行ったのか?

756 2010.3.20 1週 タイオ・クルーズ feat. リュダクリス「Break Your Heart」
https://www.youtube.com/watch?v=y_SI2EDM6Lo
アフリカ系イギリス人の歌手が、米国人気ラッパーなどの協力を得てNo.1ヒットを放つ。見るからに黒人系でありながら、いわゆる米国系の
黒人の濃ゆい音楽、ヒップホップ系、ラップ系とは違って、かなり薄口のブラック風味なのは、やはりブリティッシュ・ミュージックだから
なのか。

220korou:2022/05/08(日) 17:29:42
757 2010.3.27 5週 リアーナ「ルード・ボーイ」
https://www.youtube.com/watch?v=e82VE8UtW8Ayo
声質と歌唱力がムダに消費されているような印象。もっと綺麗な声で聴きがいのある曲想で勝負してほしかった。リアーナは、このまま
中途半端な存在で終わるのだろうか?youtubeは6億回以上再生で、ビルボードは5週連続第1位なのだけど・・・

758 2010.5.1 2週 B.o.B feat. ブルーノ・マーズ「Nothin’ On You」  
https://www.youtube.com/watch?v=8PTDv_szmL0
R&Bとラップの融合、となるとこの時期からは当たり前の展開だが、さすがにブルーノ・マーズのボーカルは魅力的で聴かせる。ついに
この年ブレイクするわけだが。ラップのほうは例によってノーコメント(分からん!)

759 2010.5.15 1週 アッシャー feat. ウィル・アイ・アム「OMG」
     5.29 3週
https://www.youtube.com/watch?v=1RnPB76mjxI
アッシャーにしては軽い出来。単調なメロディにリラックスしたボーカルとシンプルなラップが乗っかっているだけの曲。

221korou:2022/05/08(日) 17:42:07
760 2010.5.22 1週 エミネム「ノット・アフレイド」
https://www.youtube.com/watch?v=j5-yKhDd64s
https://www.youtube.com/watch?v=pU5hiA4BWlQ(日本語翻訳動画)
例によって、特に凝った構成もなく、ひたすらエミネムがラップで訴える曲。youtubeで16億回再生って凄いなあ。日本人には分からない
世界だけど、翻訳動画まであるので、影響された人も居るのかなあと想像する。

761 2010.6.19 6週 ケイティ・ペリー feat. スヌープ・ドッグ「カリフォルニア・ガールズ」☆
https://www.youtube.com/watch?v=F57P9C4SAW4
久々の本格的ポップス曲で、MVも華やかな出来。スヌープ・ドッグのラップも曲想に合っていて、これだけすべてにキマっていたら
☆印をつけたくなる。

222korou:2022/05/09(月) 14:21:03
762 2010.7.31 7週 エミネム feat. リアーナ「Love The Way You Lie」
https://www.youtube.com/watch?v=uelHwf8o7_U
エミネムの勢いの強いラップと、リアーナの落ち着いた感じのボーカルが組み合わさった曲で、シンプルな構造ながら聴かせどころも多い。
このクオリティなら、エミネムとリアーナのネームバリューで7週連続1位も納得できる。youtube24億回再生というのも凄いが。

763 2010.9.18 2週 ケイティ・ペリー「Teenage Dream」☆
https://www.youtube.com/watch?v=98WtmW-lfeE
こういうのを聴くと、彼女がこの時期ノリにノッていたディーバであったことがよく分かる。これも☆でもいいくらいだが、まあ止めて
おこう・・・やっぱつけとこうか。これはノリノリの曲だ。

764 2010.10.2 4週 ブルーノ・マーズ「Just The Way You Are」
https://www.youtube.com/watch?v=LjhCEhWiKXk
ついにブルーノ・マーズ登場。ラテン系の感覚も漂わせながら、この時代のあらゆる音楽的要素を盛り込んで、そこに伸びやかでセクシー
な声が聴こえてくる。新時代のスター誕生だ。

765 2010.10.30 2週 ファーイースト・ムーヴメント feat. Cataracs & Dev「Like A G6」
     11.27 1週
https://www.youtube.com/watch?v=w4s6H4ku6ZY
ラップにゲテモノというのがあるのだとしたら、こういうものか。極東国籍の怪しい人たちが、適当に人気ラッパーをフィーチャーリング
して、もう無制限にラップしているという感じ。これ以上は感想は書けないが、日本人の血が流れているラッパーが全米第1位獲得の曲を
歌っていたということはもっと知られても良い。メンバーの1人、ケヴ・ニッシュは、本名はケヴィン・ニシムラらしい。

223korou:2022/05/09(月) 14:46:53
766 2010.11.13 1週 ケシャ「We R Who We R」
https://www.youtube.com/watch?v=mXvmSaE0JXA
特に際立った特徴のない曲で、この曲が売れたという情報があれば、それはそうかもしれないと納得できる曲でもある。リズミカルで、どこにも
ひっかかるところのないスムーズな曲だが、それ以上の美点はよく分からない。

767 2010.11.20 1週 リアーナ feat. ドレイク「What's My Name」☆
https://www.youtube.com/watch?v=U0CGsw6h60k
リアーナの歌唱力が、最低限レベルではあるけれど発揮された初めてのNo.1曲だろう。どことなくホイットニー・ヒューストンを連想させる
歌い方だが、ホイットニーほど深くはなく、もっと軽快に疾走するような歌いっぷりだ。ドレイクのラップは(日本人には)不要だと思える。

768 2010.12.4 1週 リアーナ「Only Girl (In The World)」
https://www.youtube.com/watch?v=pa14VNsdSYM
2つ前のケシャの曲と同様な感じで、ヒットする要素はふんだんにあって、でもリズミカルでスムーズ以外の特徴は見出せない。ケシャは普通に
上手く歌っていたが、リアーナのこの曲の歌唱はやはり尋常でなく上手い。

769 2010.12.11 1週 ピンク「Raise Your Glass」
https://www.youtube.com/watch?v=XjVNlG5cZyQ
ユニークな女性ソロ歌手だが、今回はMVそのものもユニークさを追求したかのようで、個性に溢れている。ポップな音作りで、どこにも
この時期流行りのR&B色は見当たらない。まさにユニーク。80年代サウンドでバカ騒ぎした感じ。

224korou:2022/05/12(木) 16:00:22
770 2010.12.18 3週 ケイティ・ペリー「Firework」☆
   2011.1.15  1週
https://www.youtube.com/watch?v=QGJuMBdaqIw
彼女の歌唱力を最大限に生かした見事な出来の曲。スムーズに曲想が展開していく様は80年代のMTV時代の楽曲のようで懐かしい。
この時期にあってもこのような曲が4週にわたって支持されたということに、アメリカ文化の多彩さを感じる。

771 2011.1.8 1週 ブルーノ・マーズ「Grenade」
     1.22 1週
     2.5 2週  
https://www.youtube.com/watch?v=SR6iYWJxHqs
これもブルーノ・マーズの声質を最大限に生かした見事な曲。2曲続けて、類稀なスター歌手の代表作を聴いた思い。

772 2011.1.29 1週 ブリトニー・スピアーズ「Hold It Against Me」
https://www.youtube.com/watch?v=-Edv8Onsrgg
それなりに魅力のあるMVにはなっているのだが、デビュー時の彼女の鮮烈さから考えてみて、約10年経ったとしてこの映像、歌唱が
ベストかと言われれば、やはり頷けないレベルだと思う。音を加工し過ぎてゴテゴテした感じが否めない。

773 2011.2.19 1週 ウィズ・カリファ「Black And Yellow」
https://www.youtube.com/watch?v=UePtoxDhJSw
ラップではあるが、メロディアスな感じで実に聴きやすい。歌詞の意味が伝わってくればもっといいのだが、そこは仕方ない。よく使わ
れる単純なコード進行にパターン化されたリズム、オーソドックスなラップ。

225korou:2022/05/13(金) 15:59:53
774 2011.2.26 6週 レディ・ガガ「Born This Way」
https://www.youtube.com/watch?v=wV1FrqwZyKw
いかにもレディ・ガガらしいMV、曲想で、2010年代のチャートに80年代風味を持ち込んだ傑作。R&B風味など問題にせず、独自に
優れた音楽を創り出す才能が垣間見える。

775 2011.4.9 3週 ケイティ・ペリー feat. カニエ・ウエスト「E.T.」
     5.7 2週
https://www.youtube.com/watch?v=t5Sd5c4o9UM
レディ・ガガとはまた別の手法で新しい時代のエンターテインメントを送り出しているケイティ・ペリーが、この時期ノリにノっていた
ことを示す怪作。いずれも☆まではつけないが(やや単調でもあるので)、日本人にもよく分かる洋楽になっている。

776 2011.4.30 1週 リアーナ feat. ブリトニー・スピアーズ「S&M」
https://www.youtube.com/watch?v=KdS6HFQ_LUc
ブリトニーがフィーチャリングされているが、オフィシャルの動画などでは名前が削除されている(事情不明だが)。サド、マゾの生態を
映像化していて、きわどい内容の歌詞ながら、歌唱そのものはリアーナの実力を遺憾なく発揮しているわけで、もっとまともな曲だったら
間違いなく☆なんだが・・・

777 2011.5.21 7週 アデル「Rolling In The Deep」☆
https://www.youtube.com/watch?v=rYEDA3JcQqw
何というか、この時期のチャートとは全く別のところから、物凄い大物歌手が突如出現したという印象を受けた。サウンドに多少は時代の
トレンドを感じるものの、基本的には50年代頃のブルーズ、ゴスペルの雰囲気ではないかと思える。何だろう、アデルとは?でも、感銘を
受けることは事実。文句なしに☆。

226korou:2022/05/20(金) 15:57:43
778 2011.7.9 1週 ピットブル feat.ニーヨ、アフロジャック、Nayer「Give Me Everything」☆
https://www.youtube.com/watch?v=EPo5wWmKEaI
ラッパーが勢ぞろいして壮絶なラップを展開するのかと思ったら、拍子抜けするくらいポップな仕上がりで聴き易い曲。メロディもなかなか
魅力的で、これはいい意味で裏切られた。No.1ヒットにふさわしい華やかな雰囲気がある。

779 2011.7.16 6週 LMFAO feat ローレン・ベネット & GoonRock:「Party Rock Anthem」☆
https://www.youtube.com/watch?v=KQ6zr6kCPj8
ベリー・ゴーディの息子と孫が組んだエレクトリック・デュオ「LMFAO(ネット用語で”大爆笑”の意)」が放ったダンス・チューン。日本
だとLDH系のサウンドということになるだろうか。これもNo.1ヒットにふさわしい愉しいサウンドだ。

780 2011.8.27 2週 ケイティ・ペリー「ラスト・フライデイ・ナイト (T.G.I.F.)」☆
https://www.youtube.com/watch?v=KlyXNRrsk4A
ケイティ・ペリーのNo.1曲には今のところハズレがない。これも愉しさ満載の歌で、日本人好みのメロディ、サビの繰り返し、声質で
実に聴き易い。この時期のチャートはどうしたものか愉しく華やかな曲ばかり続いている。

781 2011.9.10 1週 マルーン5 feat. クリスティーナ・アギレラ:「Moves like Jagger」☆
     9.24 3週
https://www.youtube.com/watch?v=iEPTlhBmwRg
タレントオーディション番組の審査員として共演したアダム(マルーン5)とアギレラが、番組内で披露した曲だが、なぜミック・ジャガー
なのかは未確認。これも耳に残るサビのリズムとメロディで聴き易い。もう今回の4曲まとめて☆じゃーーー!!

227korou:2022/05/20(金) 16:34:42
782 2011.9.17 1週 アデル「Someone Like You」
     10.15 4週
https://www.youtube.com/watch?v=hLQl3WQQoQ0
こういうのは、No.1ヒットだから聴くというのではなく、手元に置いておいて聴きたくなるたびにしみじみと聴くという類の曲だろう。他の
曲とは全く性格の違う、あたかもアルバム内の際立った名曲という趣きだ。アデルは他とは超越したポジションを占め続けている。

783 2011.11.12 8週 リアーナ featuring カルヴィン・ハリス:「ウィー・ファウンド・ラヴ」
   2012.1.21 2週
https://www.youtube.com/watch?v=tg00YEETFzg
シンプルにキマった曲。これでサビの部分でもう一展開あれば文句なしに☆なのだが、やはりこの曲も単調で同じフレーズを繰り返すだけだ。
リアーナのファンには何の問題もないのだが、これほど単調だと、もっと広くファンを惹き付けることは難しいだろう。たとえ10週も1位を
獲得したとしても、案外彼女の知名度は米国以外では低いのでは?

784 2012.1.7 2週 LMFAO「Sexy And I Know It」
https://www.youtube.com/watch?v=wyx6JDQCslE
ほぼ変態のMVだ(笑)。まあ臨時編成のバンドだけに、こんなゲテモノもアリということか。相変わらずのエレクトリックサウンドだが
あまり工夫もしていないので、古い80年代サウンドのようでもある。

785 2012.2.4 2週 アデル「Set Fire To The Rain」☆
https://www.youtube.com/watch?v=Ri7-vnrJD3k
まるで往年の日本の歌謡曲のようなメランコリーに富んだオールドスタイルの曲。でも、こういう曲こそ、常に振り返られるべき曲なのだと
思う。こういうウェットな曲があってこそ、パーティの連続のようなこの時期のチャートに深みが出る。歌唱も文句なし(当たり前)で☆。

228korou:2022/05/23(月) 16:01:24
786 2012.2.18 2週 ケリー・クラークソン「Stronger (What Doesn't Kill You)」
     3.10 1週
https://www.youtube.com/watch?v=Xn676-fLq7I
由緒正しいアメリカン・ポップスという感じで、Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロと見事に型にハメた佳曲。ボーカルはもっと落ち着い
た感じでも良かったが、彼女(とその周囲のスタッフ)もあまりに時代と違った形の楽曲に不安を感じたのだろうか。

787 2012.3.3 1週 ケイティ・ペリー「Part Of Me」
https://www.youtube.com/watch?v=uuwfgXD8qV8
ノリにノっている彼女、今度は自分の憧れとする生き様をそのままMVにしたような曲。まさに天下無敵のペリー様。やや勢いに乗り
すぐかも。でも大したもの。

788 2012.3.17 6週 ファン featuring ジャネール・モネイ「ウィー・アー・ヤング」
https://www.youtube.com/watch?v=Sv6dMFF_yts
久々のロック楽曲のNo.1曲ということになっているが、聴いた感じはアナクロな70年代ポップソング。どうしてこれが”ロック”なのか
理解に苦しむ。それにしても、このあたりのチャートは随分と変わっている。2000年代半ばのラッパー全盛時からは想像もつかない。

789 2012.4.28 8週 ゴティエ featuring キンブラ「Somebody That I Used to Know」
https://www.youtube.com/watch?v=8UVNT4wvIGY
オーストラリア出身のアーティストの楽曲らしい不可思議さに満ちた印象。いきなり聴くと謎過ぎてイメージが定まらないのだが、こういう
感じでも8週連続第1位でかつ2012年でも年間1位、youtubeで19億回以上再生という大変なことになっている。理解不能・・・

229korou:2022/05/23(月) 16:57:37
790 2012.6.23 9週 カーリー・レイ・ジェプセン:「コール・ミー・メイビー」☆
https://www.youtube.com/watch?v=fWNaR-rxAic
これこそ日本人好みの洋楽の決定盤。華奢なジェプセンは日本のアイドルを連想させるし、エッジの効いたアレンジは耳に心地よく
メロディもキャッチーで覚えやすく、日本だとヒットする要素満載と言えるのだが、米国でも9週第1位というのが快挙。こういう音楽を
支持するファン層がまだ根強く存在するのに驚くとともに安堵。

791 2012.8.25 1週 フロー・ライダー「情熱のホイッスル(Whistle)」
     9.15 1週
https://www.youtube.com/watch?v=cSnkWzZ7ZAA
やはりフロー・ライダーのラップは一工夫がしてあり、単調に言葉を叫び続けるような楽曲にはなっていない。今回はリズミカルに流すような
楽曲になっている。No.1楽曲としては軽すぎるようにも思うが、まあこの時期としてはこんなものか。

792 2012.9.1 2週 テイラー・スウィフト「We Are Never Ever Getting Back Together」☆
     9.22 1週
https://www.youtube.com/watch?v=WA4iX5D9Z64
邦題は「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」。日本でも大ヒットしたナンバー。テイラー・スウィフトこそ2010年代を代表する
スター歌手であることに間違いない。これだけ全米で長く支持された歌手は、過去数十年探してもなかなか居ないのではないか。いよいよ
スウィフトの時代が到来だ。

793 2012.9.29 9週 マルーン5「ワン・モア・ナイト」
https://www.youtube.com/watch?v=fwK7ggA3-bU
良い曲であることは何となく分かるが、マルーン5ってこんなサウンドだったっけという疑念も残る。幅広いサウンドを展開するので、特に
熱心なファンでないと彼等の音楽の全貌はつかみ切れないような気がする。

230korou:2022/05/30(月) 16:03:56
794 2012.12.1 3週 リアーナ「Diamnds」
https://www.youtube.com/watch?v=lWA2pjMjpBs
相変わらず力強い歌声で印象的なのだが、どうも彼女の楽曲にはクセがあって、さして魅力的とも思えないフレーズが何度も繰り返され
工夫のない単純な構成が(その歌唱力を思えば)いかにも残念に思えるのである。特に聴き辛いことはないのだが、あえて聴きたいとも
思えない曲が続く。

795 2012.12.22 6週 ブルーノ・マーズ「Locked Out Of Heaven」
https://www.youtube.com/watch?v=e-fA-gBCkj0
ブルーノ・マーズの美声がずっと響き続ける曲。それ以上でもそれ以下でもない。あまり出来のよくない曲のように思える。直前のリアーナの
曲と同様でシンプルすぎるのが不満。サウンドとしてノスタルジーに頼りすぎ?

796 2013.2.2 4週 マックルモアー & ライアン・ルイス feat. Wanz 「Thrift Shop」
     4.6 2週
https://www.youtube.com/watch?v=QK8mJJJvaes
印象的なサックスによるリフが延々と聴こえ、その上にラップが被っていくという感じ。なかなか面白い。やはりNo.1ヒットにはこのくらいの
”企み”がないと。

797 2013.3.2 5週 バウアー「Harlem Shake」
https://www.youtube.com/watch?v=qV0LHCHf-pE
ついにインターネット時代ならではのNo.1ヒットが登場。これはもはや曲としてどうのこうのという話ではなく、元の曲をバックにネット上で
決まったパフォーマンスをするという現象そのもの。そしてその原曲自体がNo.1ヒットになったということで、曲自体はどうということもない。

231korou:2022/06/02(木) 16:25:20
798 2013.4.20 1週 ブルーノ・マーズ「When I Was Your Man」
https://www.youtube.com/watch?v=ekzHIouo8Q4
マーズのピアノ弾き語りによるバラード曲。確かな歌唱力があるだけに安心して聴ける。メロディも細かいニュアンスがついていて
70年代から80年代のテイストのようでもある。キャッチーなサビがないので地味ではあるが。

799 2013.4.27 3週 ピンク feat. ネイト・ルイス:「Just Give Me a Reason」
https://www.youtube.com/watch?v=OpQFFLBMEPI
異色の女性歌手ピンクが、前年3月にNo。1ヒットを出したファンのボーカルであるネイト・ルイスをフィーチャーして、くっきりとした
感じのロックポップに仕立てた曲。聴いていくうちに、妙に古風な感じも漂ってくるが、これも70〜80年代風とでもいうべきか。

800 2013.5.18 5週 マックルモアー & ライアン・ルイス feat. Ray Dalton:「Can't Hold Us」
https://www.youtube.com/watch?v=2zNSgSzhBfM
前のNo.1今日同様、いろいろな仕掛けが満載のラップ曲。ここまでくればポップ調ラップというジャンルになるかもしれない。ただし
たまに聴くのならいいが、こういうのばかり聴かされても困るといえば困るのだが(汗)。

801 2013.6.22 12週 ロビン・シック featuring T.I. & ファレル・ウィリアムス:「Blurred Lines」
https://www.youtube.com/watch?v=yyDUC1LUXSU
これは、かつて「ベストヒットUSA」を断片的に聴いていた時期に首位を独走していたヘンな曲として記憶があった。今聴いても
ヘンな曲だ。軽くて、何となく愉しいだけの曲だけど、12週もNo.1を独走している。これに、ファレル・ウィリアムスが居たのか!

232korou:2022/06/02(木) 17:05:14
802 2013.9.14 2週 ケイティ・ペリー「Roar」
https://www.youtube.com/watch?v=CevxZvSJLk8
これもリアルタイムで「ベストヒットUSA」でチェック済みの曲。当時は野卑な感じだけだったが、こうしてケイティ・ペリーの曲を
続けて聴いていくと、いかにも彼女らしい個性がここでも十分に発揮されているということを実感する。それにしてもyoutubeで35億回再生
とは凄い!

803 2013.9.28 2週 マイリー・サイラス「Wrecking Ball」
     12.14 1週
https://www.youtube.com/watch?v=My2FRPA3Gf8
ディズニー映画のドラマヒロインが、イメチェンを図ったMVが有名になったらしい。たしかにアイドル人気の女の子が全裸というのは
話題性としてが十分すぎるだろう。歌唱についてはもともと定評があったはずで、ここでもなかなかの熱唱ぶり。

804 2013.10.12 9週 ロード「ロイヤルズ」☆
https://www.youtube.com/watch?v=nlcIKh6sBtc
ニュージーランドの天才少女が全米No.1ヒットを出したが、これもリアルタイムで鮮明な記憶が残っている。そのときはやたら古風な語り口
と思っていたが、今聴くと、これも時代が求めていた”新しい風”の一つなのだと理解できる。この延長上にビリー・アイリッシュが居て、
別の視点からオリヴィア・ロドリゴのヒット曲まで生んだのだと理解できる。

805 2013.12.21 4週 エミネム feat. リアーナ「The Monster」
https://www.youtube.com/watch?v=EHkozMIXZ8w
これは今までのリアーナの曲よりも、エミネムのラップとのバランスが良いように思えた。まあエミネムの曲なんだけど。エミネムのラップは
やはり強烈で印象強いものがあるが、日本人の自分には無縁としか言いようがない。

233korou:2022/06/03(金) 16:14:36
806 2014.1.18 3週 ピットブル feat. ケシャ「Timber」☆
https://www.youtube.com/watch?v=hHUbLv4ThOo
ラッパーの曲と思いきや、軽快なカントリー調の曲想なので驚かされる。前のピットブルの曲も意外に聴き易いので驚かされたが、今回も
ケシャのボーカルがフィーチャリングどころかメインに押し出されていて心地よい。もう少しメロディが洗練されてもいいのだが、まあ
それでは個性が消えてしまうのだろう、☆つけてもいいなと思った。

807 2014.2.8 4週 ケイティ・ペリー featuring ジューシー・J「Dark Horse」
https://www.youtube.com/watch?v=0KSOMA3QBU0
ケイティ・ペリー様が女王様に扮して、ポップス界に君臨する様子を描いたとでも言わんばかりのMV。ノリに乗ってくると、こういう感じ
でさえ嫌味にならないという典型のようなもので、70年代後半の沢田研二を彷彿とさせる。曲調としてはやや単調かも。

808 2014.3.8 10週 ファレル・ウィリアムス「Happy」☆
https://www.youtube.com/watch?v=ZbZSe6N_BXs
おそらく21世紀になってからのビルボードチャートで最も有名な曲の一つだろう(それはMTV時代到来以降におけるM・ジャクソン
「スリラー」のポジションと同じ)。覚えやすいし愉しいし気持ちいいし、文字通りハッピーになれる曲。☆は当然。

809 2014.5.17 3週 ジョン・レジェンド「All of Me」☆
https://www.youtube.com/watch?v=450p7goxZqg
見事な歌唱、深みのあるメロディ、久々に聴いた(アデルを除く)本格的な楽曲。こうなると歌詞の意味も知りたくなってくる。これこそ
アメリカン・ミュージックの精髄。こういう歌手を知ることができて良かった。

234korou:2022/06/09(木) 16:25:05
810 2014.6.7 7週 イギー・アゼリア featuring チャーリー・エックス・シー・エックス:「Fancy」
https://www.youtube.com/watch?v=O-zpOMYRi0w
オーストラリア白人女性のラッパーという珍しい形態が話題となった曲らしい。確かにどこにもブラックな匂いがないまま、流行りのラップが
淡々と展開されていて、ある意味新しい感じだ。ただ、この音楽が何を目指しているのか全く不明で、方向性皆無な音楽に思える。

811 2014.7.26 6週 Magic!:「Rude」
https://www.youtube.com/watch?v=PIh2xe4jnpk
オーストラリアの白人女性ラッパーの次は、カナダのレゲエ・ロック・バンドという無節操なチャートになっている。曲そのものは、典型的な
カナダっぽい独特のサウンドを展開しつつ、まさにレゲエ、ロックの風味が効いていて、まあ聴き易いんだけど、こんなんでエエんかいな?

812 2014.9.6 2週 テイラー・スウィフト「シェイク・イット・オフ」☆
     11.15 2週
https://www.youtube.com/watch?v=nfWlot6h_JM
過去のスーパースターたちのメガヒットMVを連想させる作りになっていて、確かに彼女にとってイメージを一新させるイイ感じの歌詞の内容。
曲調だが、ヒットとしては4週1位程度で終わったようだ(でもyoutubeは30億回以上再生だから大成功か)。単調な曲だけど清新で飽きない。

813 2014.9.20 8週 メーガン・トレイナー:「オール・アバウト・ザット・ベース」
https://www.youtube.com/watch?v=7PCkvCPvDXk
かなりの懐メロ風のサウンドで、これでNo.1とは驚かされる。全く無節操なチャートだが、ブラック一色、ヒップホップ、ハードなラップばかり
のチャートよりは安心して聴けるのは確か。それにしても、なぜこんな50年代のガールズポップみたいな曲が流行ったのか不思議。

235korou:2022/06/09(木) 17:11:39
814 2014.11.29 7週 テイラー・スウィフト「ブランク・スペース」☆
https://www.youtube.com/watch?v=e-ORhEE9VVg
前作の清新でパワフルな曲調、MVとは打って変わって、凝った映像とメロディアスな曲調で、また新たな魅力を見せてくれた彼女は、この
時期最も輝いていた女性に違いない。あまり好きな曲調ではないのだが(メロディは美しいのにリズムがシンプルすぎる)☆をつけようか。

815 2015.1.17 14週 マーク・ロンソン featuring ブルーノ・マーズ - 「アップタウン・ファンク」☆
https://www.youtube.com/watch?v=OPf0YbXqDm0
最初はアース・ウインド・ファイアーのまがい物のようなサウンドかと思ったが、聴いていくうちにだんだんとのめりこまされて、最後には
14週第1位は当然かもと思えるようにになった。マーク・ロンソンの曲というより、もう完全にブルーノ・マーズの楽曲で、最初から最後まで
彼の独特のオーラが輝いている。文句なしにこの時期を代表する名曲。

816 2015.4.25 6週 ウィズ・カリファ featuring チャーリー・プース - 「シー・ユー・アゲイン」☆
     6.13 6週
https://www.youtube.com/watch?v=RgKAFK5djSk
映画「ワイルド・スピード」の主題歌。チャーリー・プースがメロディアスな部分を歌い、それにウィズ・カリファのラップが絡むという
数年前にはよく見られたパターンの楽曲。プースの歌うパートのメロディが美しく、ラップもうるさくないので非常に聴き易い。惰性で☆。

817 2015.6.6 1週 テイラー・スウィフト「バッド・ブラッド」
https://www.youtube.com/watch?v=QcIy9NiNbmo
前作に続き、凝りに凝ったMVで、賞レースで次々と最優秀ミュージックビデオ賞を獲得したのも頷けるが、曲としては単調であまり面白い
ものではない。もはやこの歌声がテイラー・スウィフトである必然性はなく、この華やかな映像にハマるのであれば誰でもいいわけだ。

237korou:2022/06/16(木) 16:59:02
818 2015.7.25 4週 オミ―「チアリーダー」
     8.29 2週
https://www.youtube.com/watch?v=jGflUbPQfW8
ジャマイカ出身のレゲエ歌手OMIが2012年に発表した曲を、ドイツ人DJ/プロデューサーのフェリックス・イェンがリミックスを手掛け、
「ULTRA MUSIC」から5月にリリース。またたく間に全米1位となった。確かに分厚いサウンド全盛の時代に、これは爽やか系で異色。

819 2015.8.22 1週 ザ・ウィークエンド「キャント・フィール・マイ・フェイス」
     9.12 1週
     9.26 1週
https://www.youtube.com/watch?v=KEI4qSrkPAs
プリンスのような不穏な雰囲気を醸し出しながら、聴こえてくる音楽とか歌いっぷりはトラディショナルでどこにも不自然なところはなく
マイケル・ジャクソンとプリンスの関係が、ブルーノ・マーズとザ・ウィークエンドにも感じられる。聴き易くヒットは当然かも。

820 2015.9.19 1週 ジャスティン・ビーバー「What Do You Mean?」
https://www.youtube.com/watch?v=DK_0jXPuIr0
すでに世界で一番有名なティーンエージャーだった彼が遂にこの曲で初の全米1位を獲得。MVもサウンドもボーカルすべてに目新しいところ
はないものの、安心して聴ける音楽であることは、直前のザ・ウイークエンドと同様。これが2022年の今現在まで続いているのかも。

821 2015.10.3 6週 ザ・ウイークエンド「ザ・ヒルズ」
https://www.youtube.com/watch?v=yzTuBuRdAyA
これは前作と違って、おどろおどろしいサウンドで、その独特の風体にふさわしい、まさに彼でなければ出せない味だ。この風味は、最近の
彼のヒット曲にも共通していて、もうこの時点で音楽は完成していたと言えるだろう。

238korou:2022/06/20(月) 15:01:42
822 2015.11.14 10週 アデル「Hello」☆
https://www.youtube.com/watch?v=YQHsXMglC9A
声の力だけで涙がこぼれ出た。凄い!これを名曲、名歌唱と言わずしてどうする。☆3つくらいつけたい。全チャートで最高の曲、名唱。

823 2016.1.23 3週 ジャスティン・ビーバー「Sorry」e
https://www.youtube.com/watch?v=UdVDgpglI5M
公式動画で日本語字幕がついているサービスぶり。新時代のエース、ジャスティン・ビーバーの面目躍如。オシャレなサウンドに、ごく普通の
心情を衒いもなく綴った歌詞が乗る。特に優れた楽曲でもないのに、とにかく親しみを感じる音楽。この曲あたりから、誰にも真似できない
独自のポジションを確立したのだろうなあ。

824 2016.2.13 1週 ジャスティン・ビーバー「Love Yourself」
     2.27 1週
https://www.youtube.com/watch?v=oyEuk8j8imI
これも日常の人間関係をごく普通に歌った平凡な曲だが、案外こういう感じの曲が新鮮だったのと、彼のカリスマ性がうまく融合して
大ヒットになったのだろうと推測(和訳が容易に見つかるのも、こうした推測のもとになっているが・・・)

825 2016.2.20 1週 ZAYN「PILLOWTALK」
https://www.youtube.com/watch?v=C_3d6GntKbk
パキスタン系イギリス人のゼイン・マリクという歌手が、ZAYN名義で出した楽曲、ということ以外に情報がないが、サウンドとか歌唱など
も、特にコメントできる要素はない。悪くはないが特徴もない。

239korou:2022/06/21(火) 15:35:38
826 2016.3.5 9週 リアーナ featuring ドレイク「Work」
https://www.youtube.com/watch?v=HL1UzIK-flA
これは特徴あるサウンドで、以下「ワンダンス」とかエド・シーランの楽曲に続くダンスホール・ポップの先駆けということらしいが、
何か俗っぽいものも含まれているようでもあり、簡単には評価できない。まさに”どこへいくリアーナ”といったところ。

827 2016.5.7 2週 デザイナー「Panda」
https://www.youtube.com/watch?v=E5ONTXHS2mM
久々のワケの分からないラップ曲?が登場。こういうのは普通の日本人には分からない。流行る理由なんて分からない。

828 2016.5.21 1週 ドレイク featuring ウィズキッド&Kyla「ワンダンス」
     6.4  9週
https://www.youtube.com/watch?v=iAbnEUA0wpA
またまたよく分からない曲。ドラムとベースラインが独特なレゲエのリズムを刻む音楽らしいが(ダンスホール・ポップ)、うーむ、よく
分からん。BGMにしか聴こえん。

829 2016.5.28 1週 ジャスティン・ビーバー「Can’t Stop The Feeling!」
https://www.youtube.com/watch?v=ru0K8uYEZWw
快適なリズムで気持ちよく聴ける曲。まあ聴いた後に何も残らないが・・・

240korou:2022/06/23(木) 16:31:26
830 2016.8.6 4週 シーア feat. ショーン・ポール「Cheap Thrills」
https://www.youtube.com/watch?v=nYh-n7EOtMA
シーアはオーストラリア出身の歌手、ショーン・ポールはジャマイカ出身のレゲエ・アーティスト。この曲は、まさにこの2人が
どちらが主でもなく普通に対等にフィーチャリングして、ポップなダンス・ミュージックで愉しませてくれる楽曲。MVは50年代の
TVショーをモノクロで再現していてユニーク。シーアは「シャンデリア」のほうがyoutubeの再生回数も多く、より有名だが、確かに
彼女の歌唱の特徴は「シャンデリア」のほうがよく出ている(こちらは全米8位)

831 2016.9.3 12週  ザ・チェインスモーカーズ featuring ホールジー「Closer」
https://www.youtube.com/watch?v=PT2_F-1esPk
ザ・チェインスモーカーズはDJ/ダンスユニット・デュオ、ホールジーはアーティスト志向の女性歌手。この曲もまさにフィーチャリング
そのもので、対等に掛け合う形で楽曲を創っている。妙に盛り上がったり、妙に繊細だったり、なかなか面白い。

832 2016.11.26 6週 レイ・シュリマー「Black Beatles」
   2017.1.14  1週
https://www.youtube.com/watch?v=b8m9zhNAgKs
ヒップホップグループが、ネットのマネキンチャレンジでバズらせた楽曲。曲としてはそれほど特徴もなく単調に流れるだけだが、案外
こういうシンプルなほうが、この時期の複雑なジャンル展開のチャートのなかでは、分かりやすくて流行るのかもしれない。

833 2017.1.7 1週 ザ・ウイークエンド feat. ダフト・パンク「Starboy」
https://www.youtube.com/watch?v=34Na4j8AVgA
ダフト・パンクの電子音楽というか、リズムはファンクだがどこか醒めた感じのユーロ風サウンドが、ウイークエンドの個性をさらに
発展させた感じがする。この延長上に、最近「ベストヒットUSA」で知った彼の姿があるのが分かり納得。

241korou:2022/06/25(土) 15:13:11
834 2017.1.21 1週 ミーゴス featuring リル・ウージー・ヴァート「Bad and Boujee」
      2.4  2週
https://www.youtube.com/watch?v=S-sJp1FfG7Q
ミーゴスは血縁関係にある3名で結成されたラッパー達で典型的なヒップホップ・グループ。さらに、ラッパーのリル・ウージー・ヴァート
を加えて、全編完全にラップで始まりラップで終わるナンバー。例によってコメント不能。

835 2017.1.28 1週 エド・シーラン「シェイプ・オブ・ユー」
     2.18 11週
https://www.youtube.com/watch?v=JGwWNGJdvx8
youtubeの再生回数が60億回に迫る勢いの大ヒット曲だが、残念ながら聴いたことのある曲ではなかった。たしかにレゲエ風リズムが
ずっと刻まれ続けて、その上に独特のノリが加わるダンスホール・ポップの典型だが、それがそのままエド・シーランの個性のようにも
見えてくるのが不思議。

836 2017.5.6 1週 ケンドリック・ラマー「Humble」
https://www.youtube.com/watch?v=tvTRZJ-4EyI
これも完全なラップ曲。ただし、どことなく過去の偉大なラッパーたちの仕事を受け継ぎ、それを発展させようとしている正統派ラッパーの
代表者のような風格も感じる。まあ、何となくだけどね、よく分からんけど。

837 2017.5.13 1週 ブルーノ・マーズ「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」
https://www.youtube.com/watch?v=PMivT7MJ41M
複雑なリズムを多用して新しいサウンドを模索しているような曲。リズムがこま切れになっているので、彼の伸びやかな歌声は堪能できない。
やはり2022年の今現在の80年代R&Bサウンドが、ブルーノ・マーズには一番合っているように思える。

242korou:2022/06/27(月) 15:04:56
838 2017.5.20 1週 DJキャレド feat. ジャスティン・ビーバー、クエイヴォ、チャンス・ザ・ラッパー、リル・ウェイン「I'm The One」
https://www.youtube.com/watch?v=weeI1G46q0o
著名なプロデューサー兼DJであるDJキャレドが、ジャスティン・ビーバーをフィーチャーして、さらにミーゴスのメンバーであるクエイヴォ、
ユニークな活動で注目ラッパーのチャンス・ザ・ラッパー、同じく人気ラッパーのリル・ウェインを集めて、まるでパーティのような雰囲気の
MVそのままの愉しげな感じに仕立てた楽曲。ラッパーを集めたにもかかわらず、ジャスティンのポップなボーカルのおかげで、随分と
聴き易い曲になっている。

839 2017.5.27 16週 ルイス・フォンシ & ダディー・ヤンキー featuring ジャスティン・ビーバー「Despacito (Remix)」
https://www.youtube.com/watch?v=kJQP7kiw5Fk
youtubeで78億回再生、チャートでも16週連続第1位という超人気曲だが、実際聴いてみると、ごく普通のラテン系ポップ音楽で、この曲だけが
特に爆発的に人気を博した所以は分からない。平凡な曲なので、これ以上コメント不能。

840 2017.9.16 3週 テイラー・スウィフト「Look What You Made Me Do」
https://www.youtube.com/watch?v=3tmd-ClpJxA
なかなか意味深なMVで思わず全編一気に観てしまった。こういうのは勇気がないと出せない曲だと思うので、その意味で当時の世間の反応を
知りたいところだが、「炎上」という話も出ていたようだ。アメリカ版「何てたってアイドル」みたいなことだが、もっとシリアスで深い。

841 2017.10.7 3週 カーディB「Bodak Yellow (Money Moves)」
https://www.youtube.com/watch?v=PEGccV-NOm8
奇怪なリズム、サウンドの上に、ラップとも単なるお喋りともいえない中途半端なボーカルが延々と続く不思議な曲。評価不能。ワケ分からん。

243korou:2022/06/28(火) 17:56:34
842 2017.10.28 8週 ポスト・マローン featuring 21サヴェージ「Rockstar」
https://www.youtube.com/watch?v=UceaB4D0jpo
何かワケの分からん雰囲気が全編に漂う不可思議ラップ。思いっきり陰気なラップとでもいうべきか。やたら東洋的というか日本的というか
オリエントなイメージをふくらませたMVも不可解。ポスト・マローン初の全米第1位曲なんだが、これはよく分からん。

843 2017.12.23 6週 エド・シーラン「Perfect」☆
https://www.youtube.com/watch?v=2Vv-BfVoq4g
No.1を記したエクセルの表ではビヨンセとのデュエットで第1位と書いていたが、Wikiでの表記やyoutubeの再生回数などをみると、エド単独
の曲として第1位のように思えるので、今回はそう解釈した(エクセルも直した)。純愛仕立てのMVで楽曲も一昔前のラブソングのよう。
これなら大抵の日本人が好きになれる曲。

844 2018.1.27 1週 カミラ・カベロ featuring ヤング・サグ「Havana」
https://www.youtube.com/watch?v=HCjNJDNzw8Y
MVは6分半のうち歌の部分が3分半程度しかなく、youtubeの再生回数もMVが10億回、audio版が18億回ということなので、今回はaudio版
をリンクした。いかにもラテン系サウンドで、ボーカルの声質も申し分ない。ホントにいい声してる。

845 2018.2.3 11週 ドレイク「God's Plan」
https://www.youtube.com/watch?v=xpVfcZ0ZcFM
2018年はドレイクの年だった。まずこの曲が11週も第1位となり快進撃がスタート。曲はラップなんで批評不能。

244korou:2022/06/29(水) 14:56:15
846 2018.4.21 4週 ドレイク「Nice For What」
     6.2  2週
     6.23 1週
     7.14 1週
https://www.youtube.com/watch?v=U9BwWKXjVaI
これも典型的なラップ・ミュージック。歌詞の内容はかなり普通のように思えるが、詳しくは分からない。どちらにせよ、こういう楽曲が
流行る理由なんて自分には分からない。ドレイクがいかに天才でも、それはアメリカ国内だけの才能になってしまう。ラップだから。

847 2018.5.19 2週 チャイルディッシュ・ガンビーノ「This is America」
https://www.youtube.com/watch?v=VYOjWnS4cMY
これはリアルタイムでこの衝撃的なMVをチェックした記憶があり、今回それをチャートの流れで再確認できた。全体として、音楽というには
あまりにも雑多なものが含まれていて、これはラップ以上に音楽の崇高性を損なうものであると思った。ラップは音の重なりによる面白さを
無意味にしているが、ここでは言葉そのものも破壊されていて、もうこうなると「創造」という行為そのものの破壊ではないかと危惧する。

848 2018.6.16 1週 ポスト・マローン featuring タイ・ダラー・サイン「Psycho」
https://www.youtube.com/watch?v=au2n7VVGv_c
メロディアスな一面もあるが基本的にはラップ曲。これで4曲連続典型的なラップ音楽が続いたことになる。2010年代は保守的にソフトした
年代だが、この年だけ異端になっている。これではおおかたの日本人は愉しめない。日米でチャート上位の曲の差異が極端になっている。

849 2018.6.30 1週 XXXテンタシオン「Sad!」
https://www.youtube.com/watch?v=pgN-vvVVxMA
これもラップだが、意外と音作りがストレートで聴き易い。変わったことを一切していない上に声質もうるさくない。チャート上昇中に
銃撃されて死亡したらしく、その直後にNo.1となったらしい。

245korou:2022/06/29(水) 16:00:37
850 2018.7.7 1週 カーディ・B, バッド・バニー & J・バルヴィン「I Like It」
https://www.youtube.com/watch?v=xTlNMmZKwpA
ざっくり言えば、ラテン風味の入ったラップ曲を、カーディ・Bがリードした楽曲か。無味乾燥なラップ曲も、ラテン風味が入ると
自然とメロディに起伏ができて、トラディショナルな鑑賞眼を満足させるクオリティになっていく。これは悪くない。

851 2018.7.21 10週 ドレイク「In My Feelings」
https://www.youtube.com/watch?v=DRS_PpOrUZ4
ドレイク快進撃の最終弾。やはりラップ曲だが、今までのものよりは若干聴き易い。どこが違うのか分からないが・・・

852 2018.9.29 7週 マルーン5 featuring カーディ・B「Girls Like You」
https://www.youtube.com/watch?v=aJOTlE1K90k
この時期、ラップ楽曲が連続していたので、久々に普通の楽曲が聴けたという思い。歌詞の内容もMVの映像もごく普通で、妙に
安心してしまった。マルーン5はいい感じだ。

853 2018.11.17 3週 アリアナ・グランデ「thank u, next」
     12.15 4週
https://www.youtube.com/watch?v=gl1aHhXnN1k
2020年代前後の歌姫といえばアリアナ・グランデだが、その最初のNo.1ヒット曲となる。BGMのように自然に流れてくるアリアナ
のボーカルは、万国共通で愛されるだろう。曲想や歌詞の内容はともかく、この声質は、アメリカのチャートに長らくなかったもので
聴いていてホッとするし、人気があるのも頷ける。ラップばかりのNo.1ヒットから、マルーン5とアリアナとは、急激な変化過ぎる。

246korou:2022/07/01(金) 15:15:03
854 2018.12.8 1週 トラヴィス・スコット「Sicko Mode」
https://www.youtube.com/watch?v=6ONRf7h3Mdk
このあたりから退職後の洋楽再試聴モードというか、それに伴うリアルタイム体験のある楽曲になっているはずだが、この曲に関しては
曲名だけであることが判明。全然聴いたことのないラップ・ミュージックだった。記憶はあてにならない・・・

855 2019.1.12 1週 ホールジー「Without Me」
     1.26 1週
https://www.youtube.com/watch?v=ZAfAud_M_mg
この時期としてはかなりメロディアスな曲になっていて、これなら日本でも人気が出たに違いないと思わせる曲。エレクトロ・ポップと
いうジャンルらしいが、確かに電子音が効果的に使われているものの、全体としてポップな雰囲気が感じられる。

856 2019.1.19 1週 ポスト・マローン & スウェイ・リー「Sunflower」
https://www.youtube.com/watch?v=ApXoWvfEYVU
スパイダーマンとしては初のアニメ化となった映画の主題歌。人気シリーズのアニメ版ということで多くの層の支持が得られるよう配慮
したのか、今までとは違うサウンドになっている。非常に明快というか何というか。

857 2019.2.2 5週 アリアナ・グランデ「7 Rings」
     3.23 3週
https://www.youtube.com/watch?v=QYh6mYIJG2Y
スパイダーマンの次は「サウンドオブミュージック」の名曲の変則カヴァーとでもいうべきか。この曲などは「ベストヒットUSA」で
リアルタイムでチャートを上下していたのを体験しているが、ビルボードはラジオアンドレコーズよりもヒット時期のタイミングが早い
ので、こんな年月日のNo.1ヒットになっている。サウンドとしては既にアリアナはこの時期から劣化が始まっているのかもしれない。

247korou:2022/07/02(土) 17:10:35
858 2019.3.9 1週 レディ・ガガ&ブラッドリー・クーパー「Shallow」
https://www.youtube.com/watch?v=bo_efYhYU2A
映画「アリー/スター誕生」の挿入歌。映画は実際に全部観たし、この曲のヒットはリアルタイムで知っていたが、そんなに何回も聴いて
いないので、聴き慣れたメロディではない。まあ、伝統的なサウンドを伝統的な売り方でヒットさせているので、違和感全くなし。

859 2019.3.16 1週 ジョナス・ブラザーズ「Sucker」
https://www.youtube.com/watch?v=CnAmeh0-E-U
ヒットした当時は「2019年マイベストソング」だった曲。こうしていろいろな曲の流れの中で聴いてみると、70年代ヒットだとしても
かなりオールドファッションだっただろうと思う。随分と他とは曲調が違い過ぎるので、初登場第1位というのはかなり不思議。1

860 2019.4.13 19週 リル・ナズ・X featuring ビリー・レイ・サイラス「Old Town Road」
https://www.youtube.com/watch?v=r7qovpFAGrQ
カントリーとラップの融合という珍しさはあるが、19週も第1位を独走するほどの魅力はないと当時も思っていたし、今聴いてもそう思う。
ラップが絡むと何もかも分からなくなる・・・

861 2019.8.24 1週 ビリー・アイリッシュ「Bad guy」
https://www.youtube.com/watch?v=DyDfgMOUjCI
2019年当時は、この年最大の収穫とも言われたビリー・アイリッシュだが、その後の活躍はいくらか地味めだ。やはりこういうタイプの
アーティストは時代の主流ではないので、最大限活躍してもレディ・ガガのようなユニークさを目指すしかないだろう。その意味では
彼女にどのような仕事が今後与えられるかがカギになるだろう。まだまだ未知数な歌手だ。

248korou:2022/07/07(木) 17:04:42
862 2019.8.31 1週 ショーン・メンデス&カミラ・カベロ「Señorita」☆
https://www.youtube.com/watch?v=Pkh8UtuejGw
ラテン風サウンドに、若干今流行りのビートが足され、若い歌声のデュエットが恋の歌を歌うという具合。非常に分かりやすい。日本でも
うまく宣伝したら、もっと流行ったのではないか。

863 2019.9.7 6週 リゾ「Truth Hurts」
    10.26 1週
https://www.youtube.com/watch?v=WezYA9jl0rw
なかなか強烈な印象を残すMVだ。キャラ立ちという意味では、ここ数年でこれ以上のものはないだろう。いろいろなメッセージを随所に
ちりばめながら、全体をエンターテインメントに仕上げる荒業は、このキャラでないと不可能だし、その意味で誰も太刀打ちできない。

864 2019.10.19 1週 トラヴィス・スコット「HIGHEST IN THE ROOM」
https://www.youtube.com/watch?v=tfSS1e3kYeo
シュールな画面を次々に展開しつつ、一貫して語りかけるようなラップが続くMV。ラッパーの曲なので、どうかと思ったが、予想よりは
聴きやすいので安心した。

865 2019.11.2 1週 ルイス・キャパルディ「Someone You Loved」☆
     11.16 2週
https://www.youtube.com/watch?v=zABLecsR5UE
渋くエモーショナルな声質で魅せられた。トラディショナルなナンバーをこの声で歌われると、旧来の洋楽ファンは心を持っていかれる
だろう。リアルタイムで気がつかなったのが不思議なくらい良い曲。

249korou:2022/07/07(木) 17:34:45
866 2019.11.9 1週 セレーナ・ゴメス「Lose You To Love Me」
https://www.youtube.com/watch?v=zlJDTxahav0
何でもできるスーパータレントの彼女が、やっと獲得したNo.1ヒット。割合と地味めな曲で、ラップでは決してない語り口で、ずっと語る
ように歌っている曲。

867 2019.11.30 2週 ポスト・マローン「Circles」
   2020.1.11  1週
https://www.youtube.com/watch?v=wXhTHyIgQ_U
メロディアスに展開し新境地を開いたポスト・マローンのナンバー。いろいろと引き出しが増えていく感じだが、結局どこに行き着くのか
いまだに分からない感じもする。

868 2019.12.14 1週 ザ・ウイークエンド「Heartless」
https://www.youtube.com/watch?v=1DpH-icPpl0
これも、ポスト・マローンの前曲同様、ウイークエンドとしては、ポップな方向に振れた曲で、2019年の新傾向を示したナンバーと言える。
このポップな方向と、根強いラップ志向、時として現れるトラディショナルな曲、そして全体としてM・ジャクソン以降のリズム強調のR&B
ナンバーが混然として出てくるのが今のチャート。

869 2019.12.21 3週 マライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You」
https://www.youtube.com/watch?v=yXQViqx6GMY
2010年代の最後のナンバーがこういうリバイバル曲なのが、時代を象徴する出来事と言える。音楽嗜好の統計化・数量化を現代において徹底
すると、このクリスマスシーズンには必ずこの曲がNo.1になるという、かつてはあり得なかったことが普通に起こる時代になった。この曲は
この時点では3週連続1位を達成したが、さらに翌年の12月にも1位達成週を積み上げていく。

250korou:2022/09/12(月) 17:03:52
1955年、ビルボードチャートの本格開始からの1位曲について

1955.7.9  8週  ロック・アラウンド・ザ・クロック(ビル・ヘイリーと彼のコメッツ)
https://www.youtube.com/watch?v=zju6KbP_1xY
ロックの元祖とも言われている曲だが、2022年の今聴くと、これは当時としては激しいリズム好きのおじさん達が、ちょっと
陽気に踊れる曲を作りましたという程度の曲。伝わってくるのはカントリー調のメロディで、映っているお客さんものんびりした
手拍子で大人しい、服装もフォーマルだし。

1955.9.3  6週  テキサスの黄色いバラ(ミッチ・ミラー)
https://www.youtube.com/watch?v=y4Pzks5cIoE
南北戦争の頃の歌らしいが、考えてみればその時代から100年も経っていないわけで、当時のアメリカ人には郷愁を誘うナンバー
だったのかも。それにしても、翌年のプレスリー出現までは牧歌的な時代だったわけだ。文部省唱歌で紅白に出場みたいな。

1955.10.8  2週  慕情(フォア・エーセス)
https://www.youtube.com/watch?v=GnDtxiNwDS8
これも古き良き時代を象徴する曲、映画音楽としては新チャートの最初の1位曲。映画音楽なので多少オールドスタイルでも
仕方ないところ。歌唱もかなり時代がかっている・・・と思ったらマット・モンローだった。急きょフォア・エーセスで聴き直し。
これもロック時代以前のスタイルのボーカル・グループだが、こっちのほうが聴き易い。まあ、仰々しいことには変わりないが。

1955.10.29  4週  枯葉(ロジャー・ウィリアムズ)
https://www.youtube.com/watch?v=88Js16yeHl4
ビル・ヘイリーについて大人しいと書いてしまったが、こうして南北戦争時代風カントリー、古臭い映画音楽、伝統的なシャンソン
のインストゥルメンタルと続くチャートを知ってしまうと、やはり彼は異端だったかもしれない(苦笑)。今聴くと単なるBGM
ですな、これは。

251korou:2022/09/16(金) 17:52:19
1955.11.26 7週 16トン(テネシー・アーニー・フォード)
https://www.youtube.com/watch?v=Jd-X8fpf8-A
これは隠れた名曲。2022年の今でも鑑賞に耐え得る。全体にブルースっぽいフレーズを持ちながら、カントリーソングとしても歌える
不思議な曲だ。今、ジェフ・ベックとZZトップのカヴァーも聴いているが違和感はない。ビル・ヘイリーの曲と合わせて一本という感じ。
「ロック・アラウンド・ザ・クロック」と並んでロック・ミュージックの元祖とするのが妥当かも。

1956.1.14 5週  想い出はかくの如く(ディーン・マーティン)
https://www.youtube.com/watch?v=mv9PSkNkUfs
またまたロックンロール時代以前に逆戻り。まあ一気に何もかも変化するわけではないから当たり前か。すでに大人気の歌手だった
ディーン・マーティンが、その全盛期の最後に出した大ヒット曲のよう。

1956.2.18 1週  ロックン・ロール・ワルツ(ケイ・スター)
https://www.youtube.com/watch?v=pJcJIK5olDo
初の女性歌手第1位曲(ロックンロール以降のチャートで)。曲調は、今となってみればジャズ・スタンダードのようで、サビの
あたりでブギウギ風の和音が強調され、何となく曲名に近くなるという感じ。まだロックンロールは全開とはいかない。

1956.2.25 4週  懐かしのリスボン(ネルソン・リドル)
https://www.youtube.com/watch?v=GeKB3YYV-KQ
著名なバンドリーダーにしてアレンジャーのネルソン・リドルが、当時メキシコで流行っていた曲を映画音楽に採用して大ヒットと
なった曲らしい。あまり特徴のない曲調だが、まあ映画音楽なんて時にそういう感じだ。ネルソン・リドル自身は、映画・TVで様々な
テーマ曲を作曲し、「アンタッチャブル」」「ルート66」「華麗なるギャツビー」など大ヒットも多数(Wikiに項目がない!驚き!)

252korou:2022/09/19(月) 16:16:28
9 1956.3.24 4週  パリの可哀いそうな人々(レス・バクスター)
https://www.youtube.com/watch?v=LkYWXAN_W5g
この時期、ヨーロッパのメロディをアメリカ人向けに焼き直した曲が次々にNo.1ヒットとなっていたが、これがそういう時期の最後の
大ヒットということになるだろう。原曲はエディット・ピアフ歌唱の「可哀そうなジャン」だったのが、翻訳の途中で綴りのミスがあって
「Poor People of Paris」という曲名になってしまった経緯がある。インストゥルメンタル曲が2曲連続でNo.1というのもこれが唯一。

10 1956.1.21 8週  ハート・ブレイク・ホテル(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=nGgtn4r0SII
こればかりは音源だけでは物足りず、良い映像がないか探してみたものの、意外にもなかなか出てこない。やっとこさ1956年3月の
テレビショーの画面を日本語で編集した動画を発見。バックミュージシャンの雰囲気とかも良く、プレスリーの腰振りで巻き起こる
女性の喚声もいかにもといった感じ。とはいえ、これで一気にロックの時代になったわけではないことも理解。

11 1956.6.16 6週  風来坊の唄(ゴギ・グラント)
https://www.youtube.com/watch?v=2cQUVtbztEs
プレスリーの有名曲に挟まれた形のこの曲は、youtubeで普通に検索しても当時の動画は出てこない。音声だけ聴くと、当時の西部劇
の挿入歌のような雰囲気だが・・・。ハッキリとした声質の女性歌手だ。

12 1956.7.28 1週  アイ・ウォント・ユー・アイ・ニード・ユー・アイ・ラブ・ユー(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=O9217sDVOqw
これもなかなかいい動画がなくて困った。これぞという動画は物凄く音が小さいのである。これも日本語製動画なので削除されるかも
しれないが、当時の雰囲気を通常の音量で再生できる。それにしても、この雰囲気は当時の白人音楽の限界ギリギリの許容範囲である
ことは間違いなく、今の感覚でいえば全くロックではなく、黒っぽく誤魔化したカントリー、声質がアイドル風でカリスマ性がある
ことのほうが魅力の音楽と言ってよいかもしれない。まだまだロックンロールは始まっていない。

253korou:2022/09/19(月) 16:59:31
13 1956.8.4 2週  マイ・プレイヤー(プラターズ)
https://www.youtube.com/watch?v=DE0UMnrQBD0
ついに初の黒人グループによるNo.1ヒットが誕生。曲も歌唱も見事な出来映えで、今聴いてもサウンドの古さを超えた素晴らしさを感じる。
プレスリーのカリスマ性に富んだボーカルと、実力派黒人グループの出現で、確かにチャート上でも時代の変動が伝わってくる。

14 1956.8.18 11週  冷たくしないで/ハウンド・ドッグ(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=lzQ8GDBA8Is
「冷たくしないで」は今まで通りの”ちょっと黒い”カントリー調の曲なので、今回はパス(リンクは1投稿4つまでなので)。それに
比べて「ハウンド・ドッグ」のスイング感は、やはりこの時代のサウンドを超越している。もはやメロディ、ハーモニーなどは二の次。
ひたすらノリ続けるリズムの繰り返しが心地よいだけだが、それで十分なのだ。これがロックの始まり。

15 1956.11.3 5週  ラブ・ミー・テンダー(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=qwlrUUyxg9c
今度はプレスリー主演映画の挿入歌でNo.1ヒット。もともとロックンロールのスターというより、当時の米国のティーンが待ち望んでいた
カリスマ的アイドルとして存在していたわけだから、こうしたオールドスタイルの陳腐なラブソングも似合うわけだ。これで1956年の
チャートにおいて計25週ナンバーワンヒットを達成したわけで、まさにプレスリーの年。これほどセンセーショナルに登場したティーンの
アイドルは、シナトラ以来だろうし、音楽的にはシナトラ以上の革新性をもって現れたと言える。

16 1956.12.8 10週  ブルースを唄おう(ガイ・ミッチェル)
https://www.youtube.com/watch?v=vVXOMnurFkQ
プレスリーの後で10週も第1位を続けた曲なので、どんな曲かと思ったら、実に平凡なカントリー調の曲だった。ただし声質はなめらかで
美声でもあり、聴いていて心地よい。やはり、プレスリーがロック調の曲でヒットを飛ばしても、従来風のヒット曲のほうが数の上では
かなり優勢であることが分かる。プレスリーに匹敵するスターが登場することなく、プレスリーが兵役に行ってしまうと、チャートは
ゆっくりとこの方向に戻っていくのだろうと思われるが、それは実際に曲を聴いてみて判断することにしよう。

254korou:2022/09/23(金) 16:36:57
17 1957.2.9 3週  トゥー・マッチ(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=8Dt9AlNv0GQ
「ハウンド・ドッグ」の次の曲にしては、かなり間の抜けたスローテンポのロックナンバーに聴こえる。それでもエド・サリバン・ショーの
この動画では、プレスリーのささいな動きにも過剰に反応する女性ファンの喚声が印象的で、この当時の爆発的な人気のほどが分かる。

18 1957.3.2 4週  ヤング・ラブ(タブ・ハンター)
https://www.youtube.com/watch?v=vm3p1dCSA5Y
タブ・ハンターは、当時かなりの人気を誇った男優。曲は複数の歌手による競作となったが、このハンター盤が唯一No.1曲となった。youtube
では驚くほど再生回数が少ない。たしかにカントリー歌手のソニー・ジェイムズ盤(これもチャートで2位を記録)のほうが、歌声は安定して
いて聴き易い。蛇足だが、ハンターは俳優としてもその人気の割には代表作がなく、せいぜい「くたばれ!ヤンキース」の主役くらいである。

19 1957.3.30 1週  パーティ・ドール(バディ・ノックス)
https://www.youtube.com/watch?v=NL7MJ-a2Kx4
俳優兼業のハンターが歌った曲の次は、いよいよ初のシンガー・ソングライターの登場となる。バディ・ノックスは、自ら作曲も行い、大学の
仲間とのセッションでこの曲を吹き込んだ。出来上がった音楽は、紛れもなく新しいロックンロール時代のサウンドとなっている。

20 1957.4.6 2週  ラウンド・アンド・ラウンド(ペリー・コモ)
https://www.youtube.com/watch?v=lz_B8JP2pA8
ロックンロール時代以前の人気歌手だったペリー・コモの、ロックンロール時代唯一のNo.1ヒット。曲調は、やはり伝統的なサウンドで
どこにもロックンロールの影響は感じられないが、これはこれで良いのだろう。皆が皆プレスリーの追随ではおかしいし。

255korou:2022/09/27(火) 17:16:56
21 1957.4.13 8週  恋にしびれて(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=23zLefwiii4
なんということはないプレスリーの人気をそのまま利用したようなポップなナンバー。ドゥワップのリズムが心地よいが、ロックンロール
の王者にはふさわしくない平和なイメージ。すでにエンターテイナーとしての素質が見えてきているようだ。

22 1957.6.3 5週  砂に書いたラブレター(パット・ブーン)
https://www.youtube.com/watch?v=WekYMFZQSgQ
こうして年代順に丁寧に聴き込んでいくと、パット・ブーンの果たした役割、当時の絶大な人気というのがよく分かる。チャートの世界に
初めて起きた大きな変化・・・ロックンロールという新しい音楽、新しい世代(ファン)の台頭に、古い世代が求めた歌手だったのだ。
あまりに白人っぽく黒人の歌を歌ったので(この曲は違うが)批判を受けたらしい。今やプレスリーでさえそうなのだから、それはあり
得るだろう。しかし、パットの言い分も判るし、かれは黒人歌手ともコミュニケートしていたのだから、批判は的外れだろう。

23 1957.7.8 7週  テディ・ベア(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=89MihWd6zKk
「恋にしびれて」と同じ曲調で、少しだけロックしている感じだ。この時代でカラーの動画があるというのが凄い。時々映るファンの
表情、ファッションがレトロで面白い・・・と思ったら、やはり映画のワンシーンだった。エルヴィス映画第2作「さまよう青春」の
映像だった。

24 1957.8.26 3週  タミー (デビー・レイノルズ)
https://www.youtube.com/watch?v=etExP7050GI
これも映画からの楽曲だが、さすがにエルヴィスの曲とは大違いで、この時代でさえオールドスタイルと思われただろう。デビーは
「雨に唄えば」の出演経験がなければ歌の世界とは無縁だったはずだが、結局、この時期に全米No.1ヒットの歌手にまでなった。

256korou:2022/10/15(土) 17:02:05
25 1957.9.9 1週  ダイアナ(ポール・アンカ)
https://www.youtube.com/watch?v=GwNcnsfeDE4
言わずと知れた日本でも大ヒットの有名曲。今回、当時生で歌う映像で聴いてみたが、歌も上手いのには驚かされた。作詞作曲ができて、本人も
歌唱力十分、しかもティーン世代とくれば、音楽業界も放っておかないだろうと想像できる。ただルックスはちょっと・・・

26 1957.9.23 1週  ザットル・ビー・ザ・デイ(いつの日か)(クリケッツ)
https://www.youtube.com/watch?v=9mDGcxbAusg
ついにバディ・ホリーの登場。今まであまり知らなかった人なので、この機会に徹底的にバイオグラフィー、楽曲などを調べてみた。やはり相当な
大物ミュージシャンであることが分かる。いわゆるバンドという演奏形態については、この人無しではあり得なかっただろうと思うし、クリケッツ
の進化形がビートルズであることも容易に分かる。この曲も全く古くない。

27 1957.9.30 2週  蜂密むすめ(ジミー・ロジャース)honeycomb jimmie rodgers
https://www.youtube.com/watch?v=h1ubG2f1-to
この時期としては驚くほど軽快でリズミカルなナンバー。ロジャース自身もイケメンだし、声質も癒し系だし、これで人気が出なかったらおかしい
わけだ。ブロンソンの解説だと、1967年に警官に暴行を受けて瀕死となるも奇跡の復帰を遂げたらしいが、日本のWikiには項目がないので詳細は
不明だ。

28 1957.10.14 1週  起きろよスージー(エヴァリー・ブラザーズ)The Everly Brothers - Wake Up Little Susie
https://www.youtube.com/watch?v=v1fImXAeS-s
これは今までもよく聴いていた曲。クリケッツと同じで、時代をリードしていった楽曲だろう。彼らに触発されて、サイモン&ガーファンクルや
ビーチ・ボーイズのハーモニーが生まれたといっても過言でない。本当に新しい時代が生まれようとしていたこの時期。なかなか面白い。

257korou:2022/11/10(木) 12:11:03
29 1957.10.21 7週  監獄ロック/やさしくしてね<Treat Me Nice>(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=FAM5_dpV33E
久々に聴いた「監獄ロック」は、やはり時代の洗礼を受け、思ったより静かなサウンドだった。ライブでもっと激しい歌唱はしていただろうが
レコードだとこの時代ではこういうことになるだろうか。しかし、分かる人には分かる新しい音楽だったはずで、レイバー&ストラ―は明らかに
新時代の扉を開けたわけだ。「やさしくしてね」は対照的に静かなバラード曲で、これはいつものパーカー大佐のやり口。

30 1957.12.2 2週  ユー・センド・ミー(サム・クック)
https://www.youtube.com/watch?v=85ekOXs1-7k
ゴスペル界のスターだったサム・クックが、思い切ってポップスに挑戦し成功を収めた曲。後世の黒人歌手に大きな影響を与えた人らしいが
1964年12月に不祥事により死去。このなめらかな歌声は60年代でもヒットを飛ばせたに違いないと思わせる。

31 1957.12.23 2週  四月の恋(パット・ブーン)
https://www.youtube.com/watch?v=8CIH0ET40zE
これは、当時としても時代錯誤も甚だしいスローなラブ・バラード。しかし、パット・ブーンは、ロックンロールの時代であっても、旧時代の
「古き良き時代」のスターの香りで、十分にプレスリーたちに対抗できていた。歌声は旧時代、雰囲気はニュースターという組み合わせで、
しっかりとしたファン層を掴んでいたように思える。

32 1958.1.6 5週  踊りにいこうよ(ダニー&ザ・ジュニアーズ)
https://www.youtube.com/watch?v=ZeG9v2j8HlE
典型的なロカビリー、そのリズムに乗ったダンスミュージックというべきか。1950年代はこういう音楽が流行っていたんだよというときに
ぴったりな曲調。文句なしに聴きやすい。

258korou:2022/11/21(月) 14:35:35
33 1958.2.10 5週  ドントまずいぜ/アイ・ベグ・オブ・ユー(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=T_IEho5uedM
プレスリーが徐々に得意としていったスローバラード。今聴くと、やや間が抜けて聴こえるのは時代のせいか。カップリングのほうは、
これまた典型的なプレスリー流ロックンロールで、さすがにここまで同じ曲調しか出てこないとなると、徴兵がなくても人気は次第に
落ちていっただろうことは予想できる。むしろ、プレスリーとしては徴兵がイメチェンの良い機会になったのでは?

34 1958.3.17 5週  テキーラ(チャンプス)
https://www.youtube.com/watch?v=Uyl7GP_VMJY
誰もが知っている名曲。この時期にこれほどリズミカルな曲が大ヒットしていたとは。インスト曲だが弾きっぷりがいいので、映像と
しても楽しめる。

35 1958.4.21 1週  トワイライト・タイム(プラターズ)
https://www.youtube.com/watch?v=M26zWFUPGpE
プラターズはどの曲も素晴らしい。時代を超えた名曲、名唱だ。この曲などは、今の日本でも十分愛唱されるのではないかと思えるほど
美しくモダンでシャレている。

36 1958.4.28 2週  ウィッチ・ドクター(デヴィッド・セヴィル)
https://www.youtube.com/watch?v=cmjrTcYMqBM
ゲテモノ趣味による初のチャートNo,1ということになるだろうか。テープレコーダーを駆使して変声を作り出し、軽快なリズムに乗せて
一気に聴かせてしまうという趣向は、一度きりなら面白いが、何度も聴かれてチャートの首位に立つということになると、この時期には
かなり商業主義も徹底してきた感が強い。

259korou:2022/11/29(火) 16:10:25
37 1958.5.12 4週  夢を見るだけサ(エヴァリー・ブラザーズ)
https://www.youtube.com/watch?v=tbU3zdAgiX8
曲としては、その後何度もカヴァーされているので有名ではあるのだろうけど、エヴァリー・ブラザーズのサウンドとしては、あまり面白く
ないのも事実。当時はこれでもウケたのだろうが、今聴くとリズム感に乏しい。

38 1958.6.9 6週  ロックを踊る宇宙人(シェブ・ウーリー)
https://www.youtube.com/watch?v=X9H_cI_WCnE
2曲前に「ウィッチ・ドクター」と同じようなナンセンス・ソングで、その2曲を掛け合わせたような題名の曲まで発売されたりして、
この時期の米国チャートは多彩過ぎるというか、何というか。曲そのものは上手に早回しの音を混ぜたという印象。それにしても、原題名の
”The Purple People Eater”を「ロックを踊る宇宙人」と訳すセンスが素晴らしい。

39 1958.7.21 2週  冷たいおんな(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=MR6k3q3gXKo
シンプルだがよくまとまったロックンロール・ナンバー。映画での歌唱シーンをリンクしたが、映像を観ても当時のプレスリーの革新性が
よく分かる。そして、よく言われる”黒人の音楽を盗んだ白人スター”という印象も、今の視点でみれば納得できる。どちらにせよ、
プレスリーがポップス音楽界に現れた最大級の巨人であることには疑いない。

40 1958 8.4 2週  プア・リトル・フール(リッキー・ネルソン)
https://www.youtube.com/watch?v=R12H8QWnwvE
今聴くと何ともかったるいテンポの曲だが、当時はこういうのもウケていたのだろう。美男子がギター片手に美声で甘いメロディを歌うという
典型的なスタイルで人気を博したようだ。後にカントリー歌手になったのも頷ける安定した声質が聴きもの。

260korou:2022/11/29(火) 17:04:00
41 1958.8.18 5週  ボラーレ(ドメニコ・モドゥーニョ)
https://www.youtube.com/watch?v=t4IjJav7xbg
この年最大のヒットとなった曲。有名なサビは今でもCMに使われるほど。エド・サリヴァン・ショーでのこの映像を見ると、今となっては
驚くほどの正統派の歌唱、テクニックで歌い込んでいて、こういう真っ当な歌唱が評価されていた時代もあるのだなという思い。

42 1958.8.25 1週  リトル・スター(エレガンツ)
https://www.youtube.com/watch?v=l8F4vdF-bJc
これ以上単純なロッカ・バラードはないのではないかと思えるくらい、当たり前な感じの曲。一発屋として著名ということだが、確かに
これでは、いくらこの時代でもシンプル過ぎるだろう。

43 1958.9.29 6週  恋のゲーム(トミー・エドワーズ)
https://www.youtube.com/watch?v=Gtizr2G_7Bk
ノーベル平和賞受賞者で(ドーズ案の功績により)、クーリッジ大統領時代の米国で副大統領を務めたチャールズ・ドーズの作曲による
スタンダード曲(ここまでの経緯でも既に凄いが・・)に、1951年に歌詞がつき、多くの歌手がレコーディングしたとき、最も売れたのが
このトミー盤だった。1958年になって、売れ行き不振に陥っていたトミーにMGMが、同じこの曲のステレオ盤発売を提案。当時の最新技術
だったステレオ化により、再びトミーが歌うこの曲はヒットし、チャート1位を6週続ける快挙となった。

44 1958.11.10 2週  思わせぶり(コンウェイ・トゥイッティ)
https://www.youtube.com/watch?v=LJefPaBsSug
これもシンプルなロッカ・バラード。この時期は、一方ではプレスリー以来のロックンロールの人気が凋落し、それでいてどこかにロックの
リズムを緩やかにでも入れていないと時代遅れな感じになる微妙な頃だったのだろうか。そうなると曲作りに制限が多くて、なかなか名曲が
生まれない、昔の曲の焼き直しとか、全然違うところからの新鮮な曲調とかがもてはやされたのだろうか。よく分からないが。

261korou:2022/12/02(金) 16:57:30
45 1958.11.17 1週  トム・ドゥーリー(キングストン・トリオ)
https://www.youtube.com/watch?v=S3zdE8bliGI
日本語版Wikpediaに「キングストン・トリオ」の項目がないのには驚かされた。曲自体は、この時代においてもかなりアナクロだったに違い
ないが、日本における民謡調の歌謡曲が大ヒットしたようなものだろう。

46 1958.12.1 3週  会ったとたんに一目ぼれ(テディ・ベアーズ)
https://www.youtube.com/watch?v=vrwf-sIcr0M
フィル・スペクター最初の大ヒット曲。テディ・ベアーズは、まだスペクターがパフォーマーだった時期に結成されたトリオだが、長くは続かず
その後スペクターはアレンジャーとして名を成す。この曲は平凡なラブソングで、前の曲といい、随分と保守的なサウンドがNo.1になったものだ。

47 1958.12.22 4週  チップマンク・ソング(チップマンクス(デヴィッド・セヴィル))
https://www.youtube.com/watch?v=MH0xue81_oU
かなり珍奇な映像を見せられた気分だ(笑)。日本で言えば、「山口さんちのツトム君」とか「だんご三兄弟」の大ヒットみたいなものか。エド・
サリバンショーの合間に、ロス・バクダサリアンがデヴィッド・セヴィル名義で3匹のシマリス(チップマンク)と一緒に歌を歌って人気を
博したらしい。デヴィッド・セヴィルは、4月にも変則録音で特殊音声を使ってNo.1ヒットを飛ばしていて、なかなかの才人のようだ。

48 1959.1.19 3週  煙が目にしみる(プラターズ)
https://www.youtube.com/watch?v=57tK6aQS_H0
ジェローム・カーンのスタンダード・ナンバーを、人気実力とも抜群を誇ったプラターズがリバイバル・ヒット。曲良し、歌良しで言うことなし
の出来栄えで、直前の3曲との対比が笑えるほど極端だ。それにしてもいい声だなあ。同じ年の8月に、売春と麻薬で男性メンバー全員が逮捕
され、その後は人気が下火になっていくのだが、この曲のヒットがグループとしての頂点だったのか。

262korou:2022/12/03(土) 16:04:59
49 1959.2.9 4週  スタッガー・リー(ロイド・プライス)
https://www.youtube.com/watch?v=FCPutYaGFlE
この時代ではかなり革新的な”黒い”曲想で、音楽的にもハイレベル。アレンジさえ新しくすれば1970年代のヒット曲といっても通用する
くらいのスタイル、歌唱だ。

50 1959.3.9 5週  ヴィーナス(フランキー・アヴァロン)
https://www.youtube.com/watch?v=fakpqLDEQAo
甘いマスクにソフトな歌声、歌詞は恥ずかしいほど純粋な恋の歌、曲もロマンティック。アメリカにもこんなアイドル風男性ソロシンガー
が居たのだなと改めて驚き。客席からの女性の黄色い声、喚声。まあ、いかにもという甘い雰囲気なんで、自然とそうなるんだろうなあ。

51 1959.4.13 4週 やさしくしてね(フリートウッズ)
https://www.youtube.com/watch?v=nIivzJ90M0s
男性ボーカルが真ん中で、女性コーラスを左右に従えるという”逆ドリカム”は、なかなか珍しい。しかも、リンクしたショーの映像だと
男性の声がか細くて聞き取りにくく、女性コーラスとの重なりも分げりにくいという有様。レコード音源も聴いて、やっと男性の歌いっぷり
が分かり、まあこんな感じかという、いうならばかなり素人っぽい出来栄えで、例えばロイド・プライスの曲と比較すれば落差は歴然だ。

52 1959.5.11 1週  ハッピー・オルガン(デイヴ・”ベイビー”・コーテッツ)
https://www.youtube.com/watch?v=pvzA6gy2vbk
久々のインストゥルメント曲のNo.1曲。オルガンがリズミカルなメロディを奏でるだけの曲だが、随所に工夫が凝らしてあり、独特なリズム
とともに飽きさせない曲に仕上げている。

263korou:2022/12/04(日) 16:07:23
53 1959.5.18 2週  カンサス・シティ(ウィルバート・ハリソン)
https://www.youtube.com/watch?v=f8tZO97uhyE
レイバー&ストラ―の7年前の曲をカヴァーして大ヒット。オーソドックスなビートに乗せて、ややロックンロール味を出して、声質もそういう
曲調にぴったりで、まあヒットして当然という出来栄え。

54 1959.6.1 6週  ニュー・オルリーンズの戦い(ジョニー・ホートン)
https://www.youtube.com/watch?v=mjXM6x_0KZk
問答無用なまでの時代離れしたオールドスタイルによるカントリーソングとでもいうべきか。ここまで徹底すると逆に新鮮で聴きやすい。元アラスカ
の漁師だったホートンが、米国第二次独立戦争で英国軍をニューオリンズで撃退したときの様子を描いた歌。アメリカの演歌?

55 1959.7.13 4週  ロンリー・ボーイ(ポール・アンカ)
https://www.youtube.com/watch?v=KKcCaCgMLBE
いつものポール・アンカのサウンドだろう。この時期、No.1は「ダイアナ」くらいなのだが、それ以外にも着実にヒットを続けていて、プレスリー
の兵役不在時にはロックンロールのトップスターとして人気を博していたに違いない。安定した楽曲のクオリティ、スターのオーラ、申し分ない。

56 1959.8.10 2週  恋の大穴(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=-GzlALaIT8g
1年ぶりのプレスリーのNo.1曲。まだ軍役についていたが、その合間に録音をしていて、パーカー大佐の策略で小出しに曲を発表していた時期。
今聴くと、他の曲よりもグルーヴ感があって、この時代だともっと尖鋭に聴こえていたのかもしれない。やはりプレスリー、モノが違う。

264korou:2022/12/06(火) 17:23:19
57 1959.8.24 4週  谷間に三つの鐘が鳴る(ブラウンズ)
https://www.youtube.com/watch?v=HTkbj56bnYs
何というかものすごく古臭く聴こえる歌。戦前のハリウッド映画で適当に作った挿入歌のような趣き。元々エディット・ピアフが歌った
シャンソンらしいのだが、なぜこの時代にこのオールドスタイルが流行るのかイマイチ分からない。男性ボーカルとその姉、妹の3名で
歌う家族のトリオ。

58 1959.9.21 2週  スリープ・ウォーク(サント&ジョー)
https://www.youtube.com/watch?v=2rwfqsjimRM
インストゥルメンタル曲。兄のサントがスティール・ギターでメロディを奏で、弟のジョーがその傍でリズム・ギターで刻むというスタイル。
今聴くと、何がオモロイ?という感じだが・・・

59 1959.10.5 9週  匕首マッキー(マック・ザ・ナイフ)(ボビー・ダーリン)
https://www.youtube.com/watch?v=GSGc0bx-kKM
この当時のトップ人気スターになりつつあったボビー・ダーリンが、「三文オペラ」の歌をロック時代に合わせて編曲したバージョンで歌った
曲で、9週間も全米1位を続けた大ヒット曲となった。曲よし、歌よしで、直前の2曲と比べて段違いだ。

60 1959.11.16 1週  ミスター・ブルー(フリートウッズ)
https://www.youtube.com/watch?v=i_NcIjK6Jns
逆ドリカムのフリートウッズの2曲目のNo.1ヒット。相変わらず、か細い男性ボーカルがメインだが、今回のリンク先のテレビショーでは
比較的声が出ている。今聴くと眠たくなるような平凡で静かな曲(前のNo.1もそう)だが。

265korou:2022/12/07(水) 17:34:51
61 1959.12.14 2週  恋はつらいね(ガイ・ミッチェル)
https://www.youtube.com/watch?v=fmRjgWW8yn0
前のNo.1ヒットの「ブルースを唄おう」と同様、軽快なカントリー・ナンバーで、相変わらずの美声を聴かせている。ボビー・ダーリンと同じく
プロの歌手がしっかり歌っているという印象。

62 1959.12.28 1週  ホワイ(フランキー・アヴァロン)
https://www.youtube.com/watch?v=TqjjUKu9t-8
この時期の人気アイドル歌手、フランキー・アヴァロンが、甘いメロディをさらっと歌った曲。後年のダニー・オズモンドが歌いそうなオールド
スタイルのラブソング。さすがにこの時代でも、これはいかにも、という感じだったのでは。

63 1960.1.4 2週  エル・パソ(マーティ・ロビンス)
https://www.youtube.com/watch?v=zWm5WErkffQ
これぞカントリー・ソングというべき名曲。どこを取り上げてもアメリカ西部の土の匂いが漂ってくるようなメロディ、音色で、ロビンスの歌唱も
いかにもカントリー・シンガーらしいいい声質、歌いっぷりだ。4分以上の長い曲だが長さを感じさせない。

64 1960.1.18 3週  ランニング・ベア(悲しきインディアン)( ジョニー・プレストン)
https://www.youtube.com/watch?v=1PfrpcqLyzY
曲としてはよくできていて、いわゆるAメロとサビが交互に歌われ、その両者は似ているようなメロディ、リズムだが、実は微妙にメロディも
リズムも違っていて、その対比が面白いのである。作曲は前年2月にバディ・ホリーと共に飛行機事故で急死したJ.P.リチャードソン。その
弟分だったプレストンは、この曲で全米No.1に輝いたが、肝心の歌唱はハッキリ言って冴えない。もう少し上手く歌えたらと思う。

266korou:2022/12/08(木) 17:26:14
65 1960.2.8 2週  ティーン・エンジェル(マーク・ダイニング)
https://www.youtube.com/watch?v=KG_VIcoiCFA
アコースティックギターの弾き語りで、丁寧に歌いこなしている。意外と新しい感じがするのだが、当時はどう思われていたのだろうか。
メロディは綺麗で、声質も美しい。ただパンチ不足、アピール不足とも言えるのだが、この時代はそこまで目立ったサウンドでなくても
大丈夫だったようだ。

66 1960.2.22 9週  夏の日の恋(パーシー・フェイス)
https://www.youtube.com/watch?v=_Wd3dlEvodk
日本でも誰でも知っている超名曲。マックス・スタイナー晩年の映画音楽で、「風と共に去りぬ」「カサブランカ」など数多くの名曲を書いて
いるなかで、これほど全米で売れた曲は他にないだろう。それにしてもインストゥルメンタル曲で9週連続第1位というのは信じ難い快挙で
いまだにこれを抜く曲はないのではないのではないか(未確認だが)

67 1960.4.25 4週  本命はお前だ(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=viV24hMLcjY
兵役を終えたプレスリーの復帰第1作で、連続して4週第1位というのはプレスリーにしては短かったが、予約枚数127万枚、シナトラショー
への特別出演など、まだまだトップスターとしての勢いは失せていなかった。曲は聴きやすいミディアム・ロッカ・バラード。

68 1960.5.23 5週  キャシーズ・クラウン(エヴァリー・ブラザーズ)
https://www.youtube.com/watch?v=p_fkzaAEbQg
エヴァリー・ブラザーズ独特のリズム感で聞かせる感じで、この時代の他のどのサウンドとも似ていないが、確かにこういう感じの曲は
この後もしばらくアメリカのポップスで確かな流れとして存在していたと思う。その元祖たる彼らは、これが最後のNo.1で最大のNo.1曲。

267korou:2022/12/09(金) 17:59:10
69 1960.6.27 2週  エヴリバディーズ・サムバディーズ・フール(コニー・フランシス)
https://www.youtube.com/watch?v=ECOthzFvUXY
コニー・フランシスといえばこんな感じ、まさに彼女にピッタリの曲調。テンポも快調で、若き女性シンガーとしてロック調もOKという
存在価値は、これ1曲でも分かる。3年ほどの失意の期間を経て、すでにスターになっていた彼女の最初のNo.1曲。他の曲(No.1曲以外)も
聴いてみたが、やはりこの曲以上にアップテンポのほうが聴きやすい。今聴くと、声質が重たいので、バラードだと時代を感じる。

70 1960.7.11 1週  アーリー・ウープ(ハリウッド・アージルズ)
https://www.youtube.com/watch?v=vcNSGFeUIV0
聴いた感じは、得体の知れない不思議な曲。ゲテモノソングのようで、でも何か意味がありげな感じで。映像を見ると、原始人が踊っている
ような光景で、何かいわくがあるのかもしれないが知識不足で何も分からない。ぼんやり聴くと、そこそこ面白いといった感じ。

71 1960.7.18 3週  ごめんなさい<I'm Sorry>(ブレンダ・リー)☆
https://www.youtube.com/watch?v=r-TkjEdB1kE
うーむ、これは凄い!聴き惚れてしまった。ブレンダ・リーの歌唱力を今まで知らなかった不明を恥じなければならない。曲も静かな佇まい
のなかに綺麗にストリングスが忍び込んでムーディーなことこの上ない。うーむ・・・ビートルズ以前は☆はつけないことにしていたが
これは要チェックだろう。

72 1960.8.8 1週  ビキニ・スタイルのお嬢さん(ブライアン・ハイランド)
https://www.youtube.com/watch?v=ge9Ou3-YyqU
これは日本でもしばしば聴かれる有名曲。ブライアン・ハイランドの声も馴染み深い。リズムもこの時期に流行ったやや大人しめのロックン
ロールで、いかにも懐メロ風。

268korou:2022/12/13(火) 17:08:27
73 1960.8.15 5週  イッツ・ナウ・オア・ネヴァー(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=QkMVscR5YOo
大人になったプレスリーをイメージ付けた曲。どんな曲調であれ、この時期のプレスリーなら大ヒット間違いなしだったのだが、この路線に
なったことで、いよいよビルボード首位曲の傾向は保守的になっていく。歌唱そのものは文句のつけようがないが。

74 1960.9.19 1週  ザ・ツイスト(チャビー・チェッカー)
  1962.1.13 1週
https://www.youtube.com/watch?v=im9XuJJXylw
文字通り”ツイスト”で踊る曲。カヴァー曲だが、オリジナルのハンク・バラードも納得のヒットとなった。1年以上経って、テレビなどで
再び話題になり、再度No.1になって珍しい曲でもある。

75 1960.9.26 2週  マイ・ハート(コニー・フランシス)
https://www.youtube.com/watch?v=eHYlUZwqItk
2曲連続No.1シングルを出した初の女性歌手となったコニー・フランシス。当時は凄い人気だったに違いないが、2022年のyoutubeでは
再生回数がたった66万回だ。時代の影響をモロに受けたサウンド、歌手かもしれない。たしかにノンビリとしたラブ・バラードだが・・

76 1960.10.10 1週  ミスター・カーター(ラリー・ヴァーン)
https://www.youtube.com/watch?v=E_Bt18kMmWs
珍しいカントリー調のゲテモノソング。ツイストが流行った後、アイドル歌手の甘い歌声がもてはやされ、あげくの果てにこんな意味不明な
歌がNo.1になるとは、この時期のチャートもいい加減なものだと思ってしまうあ。70年代より酷いかも。

269korou:2022/12/14(水) 15:44:56
(↑ 「ミスター・カーター」は誤り。正しくは「ミスター・カスター」)
77 1960.10.17 3週  ラスト・ダンスは私に(ドリフターズ)
https://www.youtube.com/watch?v=n-XQ26KePUQ
ドリフターズについて詳しく知ろうとしてWikipediaを参照すると、このグループをめぐるあまりの混乱ぶりに驚かされる。途中からは、名義
の権利を持っている者が、適当に人を集めてドリフターズと名乗らせたりするのだから、参加メンバーは数十名に及ぶわけだ。そんな中、この
曲については、ベン・E・キングがボーカルだったごく短い間の大ヒット曲として後世に名を残すことになった。日本では越路吹雪が歌い、
それなりに知られた曲でもある。

78 1960.10.24 1週  乙女の青春(ブレンダ・リー)
https://www.youtube.com/watch?v=M6l5JKWA1LM
典型的なロッカ・バラード。安定した歌唱力で、入り組んだメロディを解きほぐすように聴かせるあたりはさすが。

79 1960.11.14 1週  わが心のジョージア(レイ・チャールズ)☆
https://www.youtube.com/watch?v=fRgWBN8yt_E
偉大なるレイ・チャールズのNo.1ヒットである。雄大なイメージのストリングスに乗って、豊かな低音で語るように歌うレイのボーカルが
聴こえてくるだけで、何とも言えぬ暖かい心持ちになる。さすがに凄い。作曲はホーギー・カーマイケル。

80 1960.11.21 1週  ステイ(モーリス・ウィリアムス&ザ・ゾディアックス)
https://www.youtube.com/watch?v=o1Z_hskvz1M
ビルボードNo.1曲史上最も短い曲(1分37秒)。「リトル・ダーリン」の大ヒット(ビルボード2位を6週。プレスリーの「恋にしびれて」が
8週1位だったので抜けなかった)をダイヤモンズに譲ったモーリスが、ついに掴んだNo.1ヒット。特にどうということもない曲ではあるが・・

270korou:2022/12/15(木) 14:30:00
81 1960.11.28 6週  今夜はひとりかい?(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=9XVdtX7uSnk
60年代プレスリーを決定づける大ヒット曲。もう、この時点で、ロックンロールの王者たる地位からは降りて、エンターテイナーとしての
再出発の時代が始まるのだが、最初は勢いで歓迎されたものの、数年間は過去の人扱いになるわけである。今聴くと、声質は確かに魅力的
だが、甘すぎる飲物のようなしつこさも感じられる。
 
82 1961.1.9 3週  星空のブルース(ベルト・ケンプフェルト)
https://www.youtube.com/watch?v=NnU_nMYb0C4
日本ではお馴染みのインストルメンタル曲。最初に日本とドイツでヒットして、その後アメリカでもNo.1となった。まだまだロック時代とは
言えないこの時期、こんなのどかなトランペット・ソロの曲がビルボードを席巻していたということ、

83 1961.1.30 2週  ウィル・ユー・ラブ・ミー・トゥモロウ(シレルズ)
https://www.youtube.com/watch?v=PAxb1vnb520
女性グループ初のNo.1曲。さらにキャロル・キングとゲリー・ゴーフィンのコンビによる初のNo.1ヒットでもある。サウンドとしては、60年代
の流行を先取りしたような、50年代のシンプルな曲調とは一味違ったものが感じられる。

84 1961.2.13 2週  夢のカルカッタ(ローレンス・ウェルク)
https://www.youtube.com/watch?v=-aWkhuAu8go
またまたドイツからやって来たインストゥルメンタル曲が全米No.1となった。ケンプフェルトの曲と同様、この時期ならではの1位で、この
あたりの曲調については、ビートルズ以降には全て駆逐され、ロック以外ではシレルズのようなサウンドが支持されるようになっていく。

271korou:2022/12/17(土) 16:49:26
85 1961.2.27 3週  ポニー・タイム(チャビー・チェッカー)
https://www.youtube.com/watch?v=JyaxcvHSyZY
ツイストに続くダンス・ナンバーで再度No.1ヒットを出したチャビー・チェッカー。ポニーとはダンスの種類のようで、リンク先の映像は
最後で画像が切れているが、ダンスの映像が入っている。ポニーのような足使いということか?ダンス音楽の先駆者ともいえる。

86 1961.3.20 2週  サレンダー(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=7RLFaU_8VTk
再びイタリアの古い曲(「帰れソレントへ」)のカヴァーだが、ここではプレスリーの歌唱が素晴らしく、特にロックンロールの王者と
してでなくても大ヒットしたに違いない。アレンジもこの時代にしては気が利いている。

87 1961.4.3 3週  ブルームーン(マーセルズ)
https://www.youtube.com/watch?v=1FStkoWHFcY
1930年代に大ヒットした名曲を、この時期に流行したダンス音楽風にアレンジして、全く違うテイストで再び大ヒットさせている。
オリジナルも聴いてみたが、コニー・ボズウェルの歌唱はいかにも昔風で、このオールドスタイルな曲をここまでリズミカルにカヴァー
したスタッフは優秀。

88 1961.4.24 4週  悲しき街角(デル・シャノン)
https://www.youtube.com/watch?v=wSWMJxbxj7c
これは日本でも大ヒットした超有名曲。サウンド的にも聴きどころが多く、秀逸な曲だと思う。リンク先の映像では皆絶え間なく踊って
いるが、「ポニー・タイム」「ブルームーン」の映像を続けて観た後なので、全く違和感がない。この時期のNo.1ヒットを見る限り、
この時期はダンス音楽が流行していたことが分かる。少し前の静かな音楽とか、インストゥルメンタル曲の流行とは全く違う感じだ。

272korou:2022/12/23(金) 16:43:07
89 1961.5.22 1週  いじわるママさん(アーニー・ケイ・ドゥ)
https://www.youtube.com/watch?v=6EN5eJf5h_k
なかなか本格的なR&B。この時代にしてはブラックな感じが良く出ている。
a
90 1961.5.29 2週  トラブリン・マン(リッキー・ネルソン)
https://www.youtube.com/watch?v=YUv2xzvxLT8
美声でハンサムなアイドル風歌手のネルソンが、この曲で再び人気沸騰。今聴くと、白人層を狙った曲調で、カントリー風でありながら、リズム
を強調することも忘れていない。ヒット狙いの曲は、たくらみが目立ちすぎて、じきに古くなっていくが、その典型。

91 1961.6.5 1週  ラニング・スケアード(ロイ・オービソン)
https://www.youtube.com/watch?v=DAYyMIZNxfM
見事な歌唱。堂々とした歌いっぷりで、一時代前の大歌手のようだが、それはスローな曲調のせいか。ロックンロール時代に期待されながら
50年代には成果が出なかったオービソンが、ついに勝ち取ったNo.1ソング。60年代前半はコンスタントにヒットを飛ばした。

92 1961.6.19 1週  涙のムーディリバー(パット・ブーン)
https://www.youtube.com/watch?v=COkOmvr9c3c
物凄く当たり前な曲、というのもおかしな言い方だが、何のひっかかりもなく、普通に流れていく曲。パット・ブーンでなければNo.1になる
ほど売れたかどうか。スターのオーラで売れた曲だろう。

273korou:2022/12/27(火) 16:11:18
93 1961.6.26 2週  真夜中のロック・パーティ(ゲイリー・U.S.・ボンズ)
https://www.youtube.com/watch?v=ZzyhogPKV54
騒々しい感じで始まり、そのまま騒々しい感じで終わる曲。まさにピッタリの邦題だ。

94 1961.7.10 7週  トッシン・アンド・ターニング(ボビー・ルイス)
https://www.youtube.com/watch?v=gRe9WS2Ag_c
これも賑やかな曲だが、前の曲ほどごちゃごちゃしていなくて、R&B風味付けのあるロックンロールという趣き。それにしても7週連続No.1に
なるような曲には思えないのだが、これも時代か。

95 1961.8.28 1週  ウドゥン・ハート(ジョー・ダウェル)
https://www.youtube.com/watch?v=YxjSoPqhGrw
プレスリーも同じ曲を歌っていて、それでもこっちのほうがNo.1になったらしい。何とも牧歌的なサウンドで、前2曲が激しめのロックだった
のに対照的。

96 1961.9.4 2週  漕げよマイケル(ハイウェイメン)
https://www.youtube.com/watch?v=jRv-fgfLFTk
これまた牧歌的なサウンド、というか日本でのフォークソングブームの当初に、この歌は随分と流行ったはず。

274korou:2022/12/27(火) 16:11:51
97 9・18 3 サヨナラ・ベイビー ボビー・ヴィー
10・9 2 旅立てジャック レイ・チャールズ
10・23 2 悲しい恋の物語(浮気なスー) ディオン
11・6 5 ビッグ・バッド・ジョン ジミー・ディーン

275korou:2022/12/27(火) 16:53:54
97 1961.9.18 3週  サヨナラ・ベイビー(ボビー・ヴィー)
https://www.youtube.com/watch?v=awNqLO6auQA
ゴフィン&キャロル・キングのコンビによる2曲目のNo.1ヒット。さすがにサウンドが洗練されている。歌唱は大したことはないのだが。

98 1961.10.9 2週  旅立てジャック(レイ・チャールズ)
https://www.youtube.com/watch?v=SrnWp5O0DEs
グルーヴ感抜群の名曲。さすがはレイ・チャールズと思わせる。ここ数曲のNo.1曲の雰囲気とは全然違う。

99 1961.10.23 2週  悲しい恋の物語(浮気なスー)(ディオン)
https://www.youtube.com/watch?v=ik57HLn0Nm0
この時代のサウンドを代表するような軽快でリズミックな曲。声質も心地よく、あまり内容のない曲のように思えるが、気持ちよく
聴き流せるという点では文句なし。

100 1961.11.6 5週  ビッグ・バッド・ジョン (ジミー・ディーン)
https://www.youtube.com/watch?v=KnnHprUGKF0
カントリー調の曲でラップを歌っているような奇妙なテイストの曲。それでも5週連続No.1という快挙だから、よほど人気があったの
だろう。

276korou:2023/01/04(水) 15:48:26
101 1961.12.11 1週  プリーズ・ミスター・ポストマン(マーヴェレッツ)
https://www.youtube.com/watch?v=425GpjTSlS4
ビートルズ、カーペンターズのカヴァーでお馴染みの名曲。オリジナルもブラックな迫力があってなかなかのもの。ジョン・レノンあたりが
そのソウルを受け継ぎたいと思いカヴァーしたのかもしれない。モータウン系列で最初のNo.1ヒット。

102 1961.12.18 3週  ライオンはねている(トーケンズ)
https://www.youtube.com/watch?v=OQlByoPdG6c
これも1972年にロバート・ジョンのカヴァーで日本でも有名になった曲。もともと南アフリカ民謡だったらしく、歌詞だけを変えてヒットに
つながったようだ。なお、この曲の後、年明けて1/13付けチャートでは、チャビー・チェッカーの「ツイスト」が返り咲きNo.1となる珍事
が起きている<(74)の項目では1週だけの返り咲きと記しているが、実際は2週の誤り>

103 1962.1.27 3週  ペパーミント・ツイスト(パート1)(ジョイ・ディーとスター・ライターズ)☆
https://www.youtube.com/watch?v=W8wEORnZxdg
ツイストのリズムが軽快で、そのバックで演奏するスター・ライターズの面々もグルーヴ感ばっちり。結局、ジョイ・ディー以外のメンバー
3名がドラム担当を追加してヤング・ラスカルズとなり、4年後に再びNo.1ヒットを放つのである。

104 1962.2.17 3週  恋のスーパー伯爵(ジーン・チャンドラー)
https://www.youtube.com/watch?v=h6Uht69h8Is
これもそこそこ”黒い”サウンド。今回の4曲はどれもブラックあるいはアフリカンな魅力があり、レベルの高い曲ばかりだ。

277korou:2023/01/16(月) 15:43:50
105 1962.3.10 3週  ヘイ・ベビー(ブルース・チャネル)
https://www.youtube.com/watch?v=ik9dxkKriV0
ビートルズの「ラヴ・ミードゥー」のヒントになったといわれるハーモニカのイントロが印象的な曲。随所にブルース風なテイストが散りばめ
られているが、全体としてはライトなポップスのように聴こえる。

106 1962.3.31 1週  泣かせないでね(コニー・フランシス)
https://www.youtube.com/watch?v=HQxdvSApcTM
コニー最後のビルボードNo.1曲。とはいえ、この時期は出す曲出す曲すべてがヒットして、映画出演も途切れず、スター生活の真っ只中だった。
60年代初期を代表するスター歌手だったことは間違いない。この曲自体はありきたりなラブソングのようだが。

107 1962.4.7 2週  ジョニー・エンジェル(シェリー・フェブレー)
https://www.youtube.com/watch?v=Wt7UYKepRLU
米国の人気ドラマ「うちのママは世界一」に娘役で出演していたシェリーが、プロデューサーの意向で無理やり歌わされたドラマ中での挿入歌。
上記リンクはそのドラマの映像での歌唱となっている。直前のコニー・フランシスの曲にしてもこの曲にしても、いかにも幸福な時代の米国と
いうイメージだ。

108 1962.4.21 2週  グッド・ラック・チャーム(エルヴィス・プレスリー)
https://www.youtube.com/watch?v=Z0gx4kPDW0w
1956年以来毎年のようにNo.1ヒットを連発したエルヴィスも、この年のこの曲のNo.1ヒットが区切りとなり、ここから長い低迷期に入る。
コニー・フランシス同様、過去の人となったわけだが、1968年年末に劇的な復活を遂げ、再びエンターテイナーとしてビッグな存在となる
わけだ。それにしても、この曲自体はつまらない。これだけ陳腐なメロディ、リズムでよくNo.1ヒットになったものだと思う。

278korou:2023/02/02(木) 17:26:01
109 1962.5.5 3週  ソルジャー・ボーイ(シレルズ)
https://www.youtube.com/watch?v=1NYw83uAQig
シレルズ(当時の表記。綴りとしてはシュレルズのほうが正しいかも)の曲としては、この程度で満足できていたのだろうか。今聴くと
かなりかったるい曲に思えるのだが。全体にだるそうな感じ。前のNo.1ヒットにカップリングされていた「boys」などはスリリングな出来で
ビートルズがカヴァーするのも頷けるくらいなのだが。

110 1962.5.26 1週  白い渚のブルース(アッカー・ビルク)
https://www.youtube.com/watch?v=7jzx664u5DA
突然のインストゥルメンタル曲による第1位。しかも英国人初のNo.1でもある。曲そのものはどうということない平凡な感じで、ただただ
無難にキレイなメロディをサックスで奏でているだけ。

111 1962.6.2 5週  愛さずにはいられない(レイ・チャールズ)
https://www.youtube.com/watch?v=YDqwmaI_IdU
言わずと知れた超名曲。ただしこの年代にリリースされたバージョンは、いかにもカントリー&ウエスタン風に軽くアレンジされていて
レイ・チャールズの歌にも深みは感じられない。彼は時代のトレンドを敏感に感じ取り、この年代なら重たい感じは避けないとでも思って
いたのだろうか。

112 1962.7.7 1週  ストリッパー(デヴィッド・ローズ・オーケストラ)
https://www.youtube.com/watch?v=Y2CWfSLyjx8
デヴィッド・ローズはベテランのテレビ関係の音楽担当者で、「大草原の小さな家」なども彼の手になるのだが、この曲に関しては、作曲
の経緯からして大したことのないドラマのシーンにつけただけのテキトーなものだったらしい。それが偶然にも、カップリング曲が必要な
事態となり、作曲から数年経ったときに突然脚光を浴びたというエピソードになっている。それにしても、レイ・チャールズの名曲を
こんなテキトーな曲で第1位から蹴散らすとは!ストリップ劇場のシーンのBGMでしかなかったのに。

279korou:2023/02/09(木) 14:50:24
113 1962.7.14 4週  涙の紅バラ(ボビー・ヴィントン)
https://www.youtube.com/watch?v=8rjPC7-JMUM
ビートルズ出現以前のスター歌手の一人、ボビー・ヴィントンの最初のヒット曲。もともとビッグバンドを率いていたヴィントンだったが、その
関係の曲は全く売れず、レコード会社をお払い箱になる寸前に出したこの曲が、結果として人気歌手ボビー・ヴィントンを生んだ。

114 1962.8.11 2週  悲しき慕情(ニール・セダカ)☆
https://www.youtube.com/watch?v=n1JnuZipyOg
日本でもヒットした有名曲。カーペンターズのカヴァーも人気を博した。今聴いても、メロディラインが気が利いていて素晴らしい。才能の塊
だったんだろうな、ニール・セダカ。

115 1962.8.25 1週  ロコ・モーション(リトル・エヴァ)
https://www.youtube.com/watch?v=9Iv0BsApXSs
これも日本で大ヒットの曲。ニール・セダカの友人でもあったキャロル・キングとゲリー・ゴフィンの間に子供が生まれたので、ベビー・シッター
が必要になり、キャロルらの曲でバックコーラスをしていた女性たちが推薦したのがリトル・エヴァ。こうしてロコ・モーション伝説が誕生。曲調
は軽快、歌唱は素人っぽく、それも良かったのかもしれない。

116 1962.9.1 2週  かわいいシェイラ(トミー・ロウ)
https://www.youtube.com/watch?v=oDWM3bLEB3M
当時人気が不滅だった故バディ・ホリーのサウンドに似ているということで注目を浴びたトミー・ロウのNo.1ヒット作。確かに颯爽とした
ロックンロールでカッコよい。

280korou:2023/02/13(月) 15:34:13
117 1962.9.15 5週  シェリー(フォー・シーズンズ)
https://www.youtube.com/watch?v=jMcWldfg28s
これも日本で良く知られた曲。まさに1962年は、戦後日本がやっと生活の落ち着きを取り戻し、それにふさわしい軽快な曲を求めて、洋楽の
最先端にまで興味を広げた年だったと言えよう。曲自体良く出来ていて、ボーカルも特徴的でヒットは当然。

118 1962.10.20 2週  モンスター・マッシュ(ボビー・”ボリス”ピケット&ザ・クリプト・キッカーズ)
https://www.youtube.com/watch?v=tsPdVsIXqzU
アニメの主題歌なのかと想像したくなるほど、訳の分からないNo.1ヒット。何も分からないのでコメントもできない。

119 1962.11.3 2週  ヒーズ・ア・レベル(クリスタルズ)
https://www.youtube.com/watch?v=G_SXJ18EkNw
フィル・スペクターが当時最も力を入れていたグループ、クリスタルズの最大のヒット曲。とはいえ、レコーディングに際して、スペクターは
自身のアレンジに絶大の自信を持っていたため、クリスタルズが到着するのが待てずに影武者で録音を済ませて発売してしまったといういわく
つきの曲になってしまった。確かに凝った音作りはすでにスペクターそのものだ。影武者ダーレン・ラヴのボーカルもさすが。

120 1962.11.17 5週  恋はヤセがまん(フォー・シーズンズ)
https://www.youtube.com/watch?v=zRZpaxBMJRU
シェリーと同工異曲ながら、これも5週連続第1位なのだから、当時の人気ぶりは相当なものだったと言えるだろう。フランキー・ヴァリと
ボブ・ゴーディオのコンビは最強だった!

281korou:2023/02/15(水) 16:32:28
121 1962.12.22 3週  テルスター(トーネドーズ)
https://www.youtube.com/watch?v=ryrEPzsx1gQ
イギリスからの2曲目の全米No.1。この次の英国アーティストの第1位はビートルズ。曲自体は、日本ではむしろベンチャーズの演奏で有名だ。

122 1963.1.12 2週  かなわぬ恋(スティーヴ・ローレンス)
https://www.youtube.com/watch?v=k0OrTZd5KM0
これも日本ではダニー・オズモンドの歌唱のほうが有名だが、オリジナルはこちら。オズモンズ同様、ローレンスも当時はテレビ出演で有名な
タレントだったようだ。

123 1963.1.26 2週  ウォーク・ライト・イン(行け!行け!ドンドン)(ルーフトップ・シンガーズ)
https://www.youtube.com/watch?v=SQD1Jsj1d3w
ピート・シーガーのウィーバーズのメンバーでもあったエリック・ダーリングが、1930年代の曲をアレンジして、さらに2名のメンバーを
加えてリバイバルヒットさせた曲。どこかにフォークソングの香りがする曲調。

124 1963.2.9 3週  ヘイ・ポーラ(ポールとポーラ)
https://www.youtube.com/watch?v=6vOo-3XWxpo
これは日本でもよく耳にした曲。田辺靖雄と九重佑三子のデュエットで・・・と思っていたら、本来は梓みちよとのデュエットなのか。まあ
自分が耳にしていたのは結婚後のこのお二人だからな。オリジナルも微笑ましい感じの2人。でも男性(ポールことレイ・ヒルデブランド)は
すぐに歌手活動がイヤになり引退したらしい。

282korou:2023/02/16(木) 16:46:08
125 1963.3.2 3週  恋のハリキリボーイ(フォー・シーズンズ)
https://www.youtube.com/watch?v=GzoIvwNqKpw
ビートルズ出現以前の最大のスーパースターだった彼らのヴィージェイ時代の最後のNo.1ヒット。安定したサウンドで、今聴くと平凡な
感じもしないでもないが、退屈さはあまり感じない。ヴィージェイレコードは、この直後に経営が悪化(ビートルズなどに中途半端に
手を出して失敗)し、彼らへの印税支払いで揉めることになる。フォー―・シーズンズはフィリップスに移籍、次のヒットを出す。

126 1963.3.23 1週  燃える初恋(ルビーとロマンティクス)
https://www.youtube.com/watch?v=qw9RVjEN9OI
このメロディはこの曲だったのか!という感じ。売れない男性4人組に、ルビー・ナッシュが女性ボーカルとして加わり、ヒットしなけ
ればすぐに別のアーティストに歌わせるという条件のもとに売り出されたが、想定外のNo.1ヒットとなる。

127 1963.3.30 4週  イカシタ彼(シフォンズ)
https://www.youtube.com/watch?v=rinz9Avvq6A
トーケンズのバックアップにより売り出されたこの曲は、後にジョージ・ハリスン「マイ・スウィート・ロード」との裁判沙汰となり、
結局、ハリスンが”潜在意識のもとにコピーした”と認定され敗訴。著作権は守られたが、すでに作曲者は故人となっていた。

128 1963.4.27 3週  アイ・ウィル・フォロー・ヒム(リトル・ペギー・マーチ)
https://www.youtube.com/watch?v=iodfGifc3ZY
これも耳に馴染みのあるナンバー。メロディが印象的な曲がこうも続くと、聴いていて懐かしい上に、ビートルズ出現が当時の米国には
衝撃的であったこと、さらに日本の和風ポップスにとってビートルズが邪魔だったことが実感できる。ペギー・マーチは可愛いし、歌も
上手いし、もっと人気爆発しても良かったが直後にビートルズが現れたのが運のつきだったかもしれない。

283korou:2023/02/16(木) 17:17:21
129 1963.5.18 2週  イフ・ユー・ウォナ・ビー・ハッピー(ジミー・ソウル)
https://www.youtube.com/watch?v=Qh9ZZgDqzAg
やたら楽しそうな歌だが、歌詞は「幸せになりたいならブサイクな顔の女と結婚しな。他の男が声かけたりしないから」という今ではとても発売でき
ない内容だ。当時はこれでも普通に聴けてNo.1ヒットにもなったのだろう。ゲイリー・U.S.ボンズを世に出したフランク・グイダの手による。

130 1963.6.1 2週  涙のバースデイ・パーティ(レスリー・ゴア)
https://www.youtube.com/watch?v=mIsnIt1p978
クインシー・ジョーンズがプロデュースした数多くの曲のうち、最初に全米No.1ヒットとなったのがこの曲。ミキサーがフィル・ラモーンだから
レスリー・ゴアは超一流のスタッフによってデビューしたわけだ。彼女もデビュー直後にビートルズが出現したのが不運だった。もっと人気爆発
してもおかしくない素材だったのに。

131 1963.6.15 3週  スキヤキ(上を向いて歩こう)(坂本九)
https://www.youtube.com/watch?v=C35DrtPlUbc
日本人初の全米No.1曲としてあまりにも有名。メロディアスな曲が流行していたこの時期だからこそ、大ヒットもあり得たのだと思うと、この曲の
運の良さも感じる。それにしても「スキヤキ」という題名だけで歌詞の意味は全然伝わらなかったわけだから、どんな風にアメリカ人がこの曲を
聴いていたのかと思うと可笑しくなる。youtubeのコメント欄は、高齢のアメリカ人ばかり。

132 1963.7.6 2週  内気な17才(エセックス)
https://www.youtube.com/watch?v=wHB6muY-6WI
全員兵役中のメンバーによるNo.1ヒット。出会いは沖縄での軍務時代というから、これも日本にゆかりのヒット?

284korou:2023/02/17(金) 16:28:01
133 1963.7.20 2週  サーフ・シティ(ジャンとディーン)☆
https://www.youtube.com/watch?v=ERrwjR4ZlfI
出たぁぁぁーーー!!!60年代前半に大流行のサーフ・サウンド。ジャン&ディーンの高校時代の友人でもあったブルース・ジョンストンが
参加していたビーチ・ボーイズから曲提供を受け、見事に大ヒット。ジャンの交通事故さえなければもっと活躍できていただろうに。

134 1963.8.3 1週  なぎさの誓い(タイムズ)☆
https://www.youtube.com/watch?v=zsGy-ndBhUc
なんだ、このメロディはこの曲だったのか、という発見。この時期は、日本でもアメリカの曲が和風ポップスとしていろいろ流行していた
ので、ちょっと前の時期とは一変して懐かしいメロディが目白押しだ。

135 1963.8.10 3週  フィンガーティップス(第2番)(リトル・スティーヴィー・ワンダー)
https://www.youtube.com/watch?v=aQRBzZCtD4o
ビルボード史上最年少のNo.1獲得者はスティーヴィー・ワンダーだ。ほぼインストゥルメンタル曲なのだが、やはり黒人の少年が、この時期
に全米No.1を獲得したこと自体、もっと評価されるべき事実だろう。しかも盲目なのだから。レイ・チャールズの後継者は、さらに偉大な
存在になっていく。

136 1963.8.31 3週  あたしのボーイ・フレンド(エンジェルス)
https://www.youtube.com/watch?v=qFdzJ0j8lYo
当時流行しつつあった黒人女性グループの曲調で、白人女性3人グループが”歌ってみた”という感じの曲。さすがに黒人のグルーヴ感には
乏しいが、こういうのを好むファン層も居ただろうなと推測もできる。

285korou:2023/02/17(金) 17:22:40
☆をつけておくべき曲(追加含む)
(1960)
本命はお前だ(エルヴィス・プレスリー)
ビキニ・スタイルのお嬢さん(ブライアン・ハイランド)
ザ・ツイスト(チャビー・チェッカー)
わが心のジョージア(レイ・チャールズ)
(1961)
悲しき街角(デル・シャノン)
旅立てジャック(レイ・チャールズ)
プリーズ・ミスター・ポストマン(マーヴェレッツ)
(1962)
悲しき慕情(ニール・セダカ)
シェリー(フォー・シーズンズ)
(1963)
ヘイ・ポーラ(ポールとポーラ)
燃える初恋(ルビーとロマンティクス)
アイ・ウィル・フォロー・ヒム(リトル・ペギー・マーチ)
涙のバースデイ・パーティ(レスリー・ゴア)
サーフ・シティ(ジャンとディーン)
なぎさの誓い(タイムズ)

286korou:2023/02/27(月) 16:23:40
137 1963.9.21 3週  ブルー・ヴェルヴェット(ボビー・ヴィントン)
https://www.youtube.com/watch?v=icfq_foa5Mo
1951年にトニー・ベネットによってヒットした名曲を、ロック前夜のこの時期にリバイバルヒットさせた。バート・バカラック作曲の「ブルー・
オン・ブルー」を歌ってビルボード3位となる大ヒットを得たヴィントンが、ブルーをテーマに作ったアルバムからのシングル曲。以降、しばらく
は曲名にブルーがついた曲のヒットが続き、日本でも「ミスター・ブルー」と呼ばれて親しまれてきた。

138 1963.10.12 5週  シュガー・シャック(ジミー・ギルマーとファイア・ボールズ)
https://www.youtube.com/watch?v=aJwXbZAoI_A
ギルマーの爽やかな歌声と軽快なリズムが特徴の曲。アレンジも洗練されている。それ以上コメントできるものはない。

139 1963.11.16 1週  夢のディープ・パープル(ニノ・テンポとエイプリル・スティーヴンス)
https://www.youtube.com/watch?v=vGDbXEk9USE
姉弟のデュオによるヒット曲。これも声質の良さとテンポの良さのみ。1つ前の曲と同様、悪い曲ではないのだが、No.1になることが約束される
ような名曲でもない。

140 1963.11.23 2週  さよならデート(デール&グレース)
https://www.youtube.com/watch?v=D5L5i7ARdAY
これも平凡なコード進行の上に甘いムードをかき立てるメロディが乗っかった普通のラブソング。声質は意外に尖っていて、1つ前のデュエット曲
とは雰囲気が異なるが、どちらもデュエットでNo.1曲になり、デュエットの連続1位は史上初。後に、ダニーとマリーのオズモンド兄妹でカヴァー
されるが、こちらは声質も甘く曲想により合致している(youtubeの再生回数はオズモンド兄妹のほうが多い)

287korou:2023/02/27(月) 16:42:38
141 1963.12.7 4週  ドミニク(スール・スーリール(シンギング・ナン))
https://www.youtube.com/watch?v=MsBFkd2kKUY
名前表記がなかなかややこしいのだが、本名ジャンヌ=ポール・マリ・デッケルスという女性が、1959年にシスター・リュック・ガブリエル
という名前で修道院に入り、そこでギターを覚えて、結果としてこのような有名曲をものにしてビルボードNo.1に輝く異例のストーリーと
なる。ガブリエルは、スール・スーリール(シスター・スマイル)と名乗って、さらに全米でのテレビ出演時にはシンギング・ナンとして
登場。その後、ガブリエルは修道院を出て、元のジャンヌに戻る。最後は学校経営の失敗もあって経済苦の末、自殺。曲は不滅の名曲だが。

☆☆☆

この曲が1963年の最後のNo.1曲で、1964年になると最初のボビー・ヴィントンのNo.1曲の直後に、ビートルズが出現、時代は一変する。
youtubeの再生リストも、ここでリスト名を変更することにしたので
1964年から新しい再生リストに基づいて
新規に4曲ずつ書き込みをしていくことにする。

288korou:2023/02/27(月) 17:06:16
1 1964.1.4 4週  ボビー・ヴィントン「ブルー・ファイアー」
https://www.youtube.com/watch?v=YLAhVU0NOm0
この曲の直後にビートルズが出現。他の多くのそれまでのスターたちが一気に没落していくなかで、ボビー・ヴィントンは辛うじて
人気を保ったのだが、この曲のような4週連続No.1という大ヒットはムリな時代に突入していく。いかにも平和な、それはすぐ直後の
ビートルズ「抱きしめたい」と比べてあまりに対照的な平和過ぎるサウンドだ。

「ビルボード・ナンバー1・ヒット」の著者フレッド・ブロンソンは簡潔にこう記している。
『’60年代初期はソングライターの躍進で特徴づけられた時期でもある。ゲリー・ゴフィン、キャロル・キング、バリー・マンのような
 ライターたちがヒットを続々送り込んだ。そしてボビー・ヴィントンのようなアメリカ人アーティストたちがチャートを占めていた。
 「ロック・アラウンド・ザ・クロック』から「ブルー・ファイアー」までは、アメリカ人以外のアーティストによるナンバー1ソング
 はほとんどなかった。しかし、次の6カ月がたたない内に外人(主にイギリス人)アーティストの数は2倍になっていく。華々しく
 活躍していたアメリカ人アーティストたちはたちまちのうちに見放される。コニー・フランシス、チャビー・チェッカー、シレルズ、
 パット・ブーンのようなナンバー1アーティストでさえ、再びトップ20にシングルを送りこむことができなくなるのである。ある
 グループの出現によって、音楽界の勢力分野の重心が移動したせいで、すべての人々の目はまったく異なった音楽(ロック)に注が
 れる結果となってしまった。自作自演バンドの時代、社会的な重みと意味をもった歌詞の時代がやってきたのだ』

次の曲からその新しい時代が始まる・・・1964年2月1日!

289korou:2023/02/28(火) 11:25:40
2 1964.2.1 7週  抱きしめたい(ビートルズ)☆
https://www.youtube.com/watch?v=UtFl4lVsCMk
50年代中期に流行ったロックンロールに憧れて楽曲を創っていたビートルズは、この時期に米国で流行っていたスローなラブソング、あるいは
いくらかブラックなテイストが混じったサウンドとは相容れなかったわけだ。そこで、巧みに泥臭さを取り入れたこの曲で米国デビューを
果たし、後は彼らの魅力自体がそのブームを爆発的にしていった。有名なエド・サリヴァンでの演奏は、今聴くとテンポが遅くかったるく感じ
るので、それより後と思われるワシントンでのライブをリンクしてみた。この熱狂こそこの時代のスターたるゆえんだ。

3 1964.3.21 2週  シー・ラブズ・ユー (ビートルズ)☆
https://www.youtube.com/watch?v=nGbWU8S3vzs
前年にビートルズのレコードを発売して全く売れなかったスワンレコードによる再発売。すでにビートルズ熱は最高潮に達していたので、今度
は爆発的に売れてNo.1を獲得。2009年リマスターによる音源をリンクしてみた。

4 1964.4.4 5週  キャント・バイ・ミー・ラブ(ビートルズ)☆
htps://www.youtube.com/watch?v=srwxJUXPHvE
よりビートルズらしいサウンドになり、演奏も今回リンクした映像を見ると安定してきていて、まさにこれぞビートルズという感じだ。これで
14週連続第1位をキープし続け、しかもこの曲のNo.1最初週ではTOP5を独占、TOP100内に14曲、この曲自体も初登場27位で翌週第1位
という史上初の快挙、予約だけで210万枚売上という快進撃を達成している。

5 1964.5.9 1週  ハロー・ドリー(ルイ・アームストロング)
https://www.youtube.com/watch?v=l7N2wssse14
ビートルズ独走のチャートを止めたのは、外ならぬアメリカジャズ界の至宝”サッチモ”だったが、誰がそのNo.1を予想できただろうか。バンド
によるロックのサウンド全盛になるかと思われたのに、このようなブロードウェイのミュージカル由来の曲が、ビートルズの前に立ちはだかった
のだから。リンク先の映像は1965年のベルリンでのライブで、聴衆のリクエストに何回も何回も応えて同じフレーズを歌い続けたので、6分強の
長時間となっている。

290korou:2023/03/02(木) 16:29:47
6 1964.5.16 2週  マイ・ガイ(メリー・ウェルズ)
https://www.youtube.com/watch?v=4WT7nBGX5eU
モータウン最初のNo.1ヒット曲は、ビートルズ旋風が吹きまくるなかで達成された。スモーキー・ロビンソンの手になるこの曲には、もう
モータウン独特のノリとリズム感が聴かれる。メリーにとっては最初で最大のヒットで、その後はパッとしなかったが。

7 1964.5.30 1週  ラヴ・ミー・ドゥ(ビートルズ)
https://www.youtube.com/watch?v=0pGOFX1D_jg
ビートルズの英国でのデビュー曲。ビートルズはこの曲を2回レコーディングして、1回目はリンゴ・スター、2回目はアンディ・ホワイトが
ドラムを叩いた。そして英国では1回目の録音、米国では2回目の録音が使われたので、この曲が米国で1位になったときのドラムは、リンゴ
ではないということになる。リンク先は2009年のリマスターなので、そのへんはどうなのか。コメント欄ではホワイトと書かれているのだが。

8 1964.6.6 3週  愛のチャペル(ディキシー・カップス)
https://www.youtube.com/watch?v=rTq7w8P6_2I
レイバーとストラーが、再度始めた新規レーベル(RED BIRFD)でついにNO.1曲を達成。ジェフ・バリーとエリー・グリウィッチが担当して
レイバーとストラーも制作に関わり、さらにフィル・スペクターも共作者という豪華なスタッフ陣。これでもサウンド的にはもう一時代前の
ものになりつつあったのかもしれない。

9 1964.6.27 1週  愛なき世界(ピーターとゴードン)
https://www.youtube.com/watch?v=Tdx6lLvvRyg
ポール・マッカトニーやジョージ・マーティンに音楽の初歩を教えたマーガレット・アッシャーの息子であるピーター・アッシャーは、学校の
仲間のゴードン・ウォーラーとエヴァリー・ブラザースのようなバンドをやりたいと思い、コンビを組むが、オリジナル曲がなかったので、
アッシャーは妹のジェーン・アッシャーの恋人であったポール・マッカートニーに依頼して、曲をもらってレコーディング、これがビルボード
の1位曲になるのである。その後、ピーターとゴードンは方向性の違いでコンビ解散、ピーターはスタッフ役に回り、ジェームズ・テイラーや
リンダ・ロンシュタットの成功の立役者となる。一方、ジェーンとポールは真の恋人同士のようだったが、ポールの浮気で婚約破棄となってし
まう。それでもポールにとって、アッシャー家の人たちとの交流は、最大の至福の時であったらしい。初期のビートルズの曲の多くは、その
至福の時を、ジェーンへの恋愛感情をベースに創られたわけである。

291korou:2023/03/04(土) 16:07:42
10 1964.7.4 2週  アイ・ゲット・アラウンド(ビーチ・ボーイズ)☆
https://www.youtube.com/watch?v=ruKCw797JM4
今聴いても爽やかで愉しいサウンドだ。当時の米国のティーンたちは夢中になったに違いない。イギリス勢の進出が著しいこの時期のチャート
にあって、唯一対抗できたのが彼らであり、彼らの創り出すサーフィン・サウンドだった。ジャンとディーンもまだ流行っていたし、ついに
こうしたサウンドが花開いた。

11 1964.7.18 2週  悲しきラグ・ドール(フォー・シーズンズ)
https://www.youtube.com/watch?v=X2zPhOirjhI
これまたアメリカ勢の反撃で、ビートルズ襲来前に絶大な人気を誇っていたフォー・シーズンズのヒット曲。ただし、全体に流行おくれの
サウンドというイメージは否めない。あくまでも心地よい曲調というのが前提にあるように思える。

12 1964.8.1 2週  ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!(ビートルズ)☆
https://www.youtube.com/watch?v=Yjyj8qnqkYI
「ア・ハ-ド・デイズ・ナイト」も今聴いて十分楽しめる名曲だ。ビーチ・ボーイズ、ビートルズのライブ映像などを観ると、この時代の熱気
が伝わってくる。もはや60年代初頭のビルボードNo.1曲など聴けたものではなかっただろう。

13 1964.8.15 1週  誰かが誰かを愛してる(ディーン・マーティン)
https://www.youtube.com/watch?v=z-2_OstpR5c
1949年に作曲されたオールドスタイルの曲が、なぜかこの時期に支持されてNo.1曲に。アレンジがロッカバラード風に工夫されたとはいえ、
こういう曲調がヒットしたのには、急激なブリティッシュ・ロックの流行に戸惑っていた保守層の支持があったのだろう。時代は一気には
変わらない。

292korou:2023/03/15(水) 15:37:12
14 1964.8.22 2週  愛はどこへ行ったの(シュープリームス)
https://www.youtube.com/watch?v=qTBmgAOO0Nw
モータウンが生んだ60年代最高の女性グループがついに登場。すでに、ダイアナ・ロスの特徴ある甲高くて美しい声が印象的。曲自体は
先輩格のマーヴェレッツも断ったくらい平凡なのだが、シュープリームスの手にかかるとNo.1ヒットとなってしまった。

15 1964.9.5 3週  朝日のあたる家(アニマルズ)
https://www.youtube.com/watch?v=N4bFqW_eu2I
ブルース風にアレンジされたロック、あるいは冒頭のアルペジオが印象的なフォーク・ロックとも言える。有名な曲なので、ある意味
聴き飽きた感じもしないでもないが、当時としては随分と魅力的に聴こえたに違いない。確かに、それまでにないサウンドだった。

16 1964.9.26 3週  おお、プリティ・ウーマン(ロイ・オービソン)☆
https://www.youtube.com/watch?v=3KFvoDDs0XM
これも誰もが知っている曲、60年代ヒット曲全てのなかでも抜群の知名度を誇る名曲。軽快なリズムに乗って、オービソンの見事な
歌唱が響き渡る。これぞヒット曲という代表格だ。

17 1964.10.17 2週  ドゥ・ワ・ディディ・ディディ(マンフレッド・マン)
https://www.youtube.com/watch?v=ITJvBvpfNvk
これも知る人ぞ知る有名曲。サウンド的にもこの時期の流行にピッタリな感あり。マンフレッド・マンは、このグループのリーダーの
名前でもあり、グループ名でもあったが、70年代になって個人としてのマンフレッド・マンは、別名のバンドを組んで再びNo.1ヒット
を放っている(「光で目もくらみ」<マンフレッド・マン・アース・バンド>)

293korou:2023/03/17(金) 15:45:42
18 1964.10.31 4週  ベビー・ラブ(シュープリームス)
https://www.youtube.com/watch?v=Yd43nWkgUzg
前作のNo.1ヒットから2か月経っただけで、またまたNo.1ヒットとなる。その次のNo.1ヒットも2か月後ということで、この頃から彼女たちの
快進撃は始まるのである。少なくとも、米国チャート上の勢いでいえば、ビートルズに対抗できる唯一のグループだった。

19 1964.11.28 1週  黒いブーツでぶっとばせ〜リーダー・オブ・ザ・パック(シャングリラス)
https://www.youtube.com/watch?v=t5vFOpVGjVc
2組の姉妹による4人の女性グループ、シャングリラス(諸事情で1人欠けて3名で歌うことも多かったが)。バリー&グリニッチによる楽曲で
60年代に大きな仕事を残したこのコンビは、全7曲あるNo.1ヒットのうち、この時点でもう3曲でNo.1を達成したことになる。曲そのものは
バイクの効果音などを使って工夫を凝らしている。

20 1964.12.5 1週  リンゴー(ローン・グリーン)
https://www.youtube.com/watch?v=DCyuq-ofnPc
カナダの元アナウンサーで当時「ボナンザ」という西部劇のドラマの主演で人気だったローン・グリーンに、西部劇の保安官の話を歌わせ(という
か朗読させ?)それが全米No.1ヒットとなる。チャート史上、こうした”迷走”は時々発生するのだが、もちろん当時の音楽の主流ではない。

21 1964.12.12 1週  ミスター・ロンリー(ボビー・ヴィントン)
https://www.youtube.com/watch?v=djU4Lq_5EaM
あまりにも有名な曲。知らぬ間にカヴァー曲が発売されていることに気付いたボビーが、自分ならもっとヒットするはずと意気込み、その通り
No.1ヒットになった。しかし、この曲で彼のNo.1ヒットは終わり、時代は次のステージに移っていく。

294korou:2023/05/23(火) 17:32:08
22 1964.12.19 2週  カム・シー・アバウト・ミー(シュープリームス)
  1965.1.16 2
https://www.youtube.com/watch?v=PycKSdKG_74
シュープリームスの人気を決定づけた3枚目のNo.1ヒット。こんなに短期間にNo.1ヒットを連発した女性グループは過去に存在しなかった。
今聴いても、ボーカルのダイアナ・ロスの声質は印象的。楽曲は今に至るR&Bサウンドの原型のようなもので、かつては昔の曲とはいえ
結構インパクトがあったが、今となってはオールドスタイル、

23 1964.12.26 3週  アイ・フィール・ファイン(ビートルズ)
https://www.youtube.com/watch?v=WrAV5EVI4tU
人気絶頂の割にはNO.1ヒットの間隔が空いた印象。5か月に近い期間を経て再び1位曲を送り出してきた。曲は、いかにもビートルズ初期の
代表曲といった趣き。コメント不要。

24 1965.1.23 2週  恋のダウンタウン(ペトゥラ・クラーク)
https://www.youtube.com/watch?v=Zx06XNfDvk0
すでにヨーロッパではスター歌手だった彼女が、この曲の大ヒットで米国でも有名になった。明快なメロディ、爽やかな曲調で、日本でも
流行ったはず。

25 1965.2.6 2週  フラレた気持(ライチャス・ブラザーズ)
https://www.youtube.com/watch?v=uOnYY9Mw2Fg
フィル・スペクターがプロデュース、バリー・マンとシンシア・ウェイルが作曲という一流のスタッフが売り出した男性デュオだが、今や洋楽
好きならその名を知らない者はないほど有名になった。この曲は個人的には全く知らなかったが、ビル・メドレーの独特の声質だけでも聴く
価値がある。「アンチェインド・メロディ」はNo.1ヒットではないようだ。

295korou:2023/06/19(月) 14:26:31
26 1965.2.20 2週  恋のダイアモンド・リング(ゲイリー・ルイスとプレイボーイズ)
https://www.youtube.com/watch?v=Vey_dOMHj9w
アル・クーパー(ほか)作曲、レオン・ラッセル編曲というそうそうたる顔ぶれの曲ながら、聴こえてくるのは、この当時のありきたりの
バンド・サウンドでしかない。やはり親の七光り?(ゲイリーはジェリー・ルイスの息子)

27 1965.3.6 1週  マイ・ガール(テンプテーションズ)
https://www.youtube.com/watch?v=eepLY8J4E6c
当時そこそこ人気のあったプライムズが、同じようなボーカルグループのディスタンスと合体してできたテンプテーションズ。プライメッツ
の姉妹グループとして誕生したプライメッツは、その後シュ-プリ―ムスとしてブレイク。テンプテーションズも、スモーキー・ロビンソン
提供のこの曲でスターダムにのし上がることになった。

28 1965.3.13 2週  エイト・デイズ・ア・ウイーク(ビートルズ)
https://www.youtube.com/watch?v=kle2xHhRHg4
英国版LP「ビートルズ・フォー・セール」には収録されながら、同名の米国版LPには省かれてしまった2曲のうちの一つ。そのような経緯
を経て待望の曲ということでシングルカットされたので1位を獲得したのだろうか。ビートルズとしては特に名曲ということでもないのだが。

29 1965.3.27 2週  ストップ・イン・ザ・ネム・オブ・ラブ(シュープリームス)
https://www.youtube.com/watch?v=Aax5EDQMOq4
シングル盤を出せばたちまち全米第1位となるほど、物凄い勢いのこの頃のシュ-プリ―ムス。とはいえ、次第にダイアナ・ロスが突出した
存在になっていくのも見えてきたわけで、どこまで当初のイメージのまま突っ走れるのか、期待と不安が半々といったところか。

296korou:2023/07/04(火) 16:22:58
30 1965.4.10 2週  好きなんだ(フレディとドリーマーズ)
https://www.youtube.com/watch?v=ALR13MJLAs4
ボーカルが不自然なほどのいきなりの奇声をあげ、バックのギタリストたちもふざけた動作で演奏し続ける映像を見ると、コミックバンドかと
思ってしまうが、曲そのものは聴き馴染みがある。いわゆるマンチェスター・サウンドともいうべき、マンチェスター出身のグループの快進撃
の第1弾ということになる。

31 1965.4.24 1週  ゲーム・オブ・ラブ(ウェイン・フォンタナとマインド・ベンダーズ)
https://www.youtube.com/watch?v=rzh0TAon7Bc
初めて聴く曲だが、どことなくリバプール出身のビートルズの曲とは違う雰囲気が漂う。演奏スタイルはスキッフルのようでもあり、ビートルズ
に近いのだが。アメリカ向けではないサウンドのようにも思えるが、そこはブリティッシュサウンドのブームにうまく乗っかった感じ。この
グループは解散後にメンバーを一新して”10cc”を結成。マインド・ベンダーズよりも知名度が高いグループになっていく。

32 1965.5.1 3週  ミセス・ブラウンのお嬢さん(ハーマンズ・ハーミッツ)
https://www.youtube.com/watch?v=IOfs8U_3NQk
エドサリバン・ショーの動画だが、曲開始そうそうに物凄い奇声嬌声で、当時の爆発的な人気の度合いが窺われる。ここまで大音量の喚声だと
もはやどんな曲なのか判別がつかないのだが、シンプルなメロディも人気沸騰の一因だっただろう。

33 1965.5.22 1週  涙の乗車券(ビートルズ)
https://www.youtube.com/watch?v=ICwIt47toMc
公式サイト提供の動画は明らかに後付けの演奏で、それよりもこのリンク先の動画のほうが当時のビートルズの真実に近い。というか、これほど
当時のビートルズの実際のライブ演奏の音をリアルに聴かせてくれる動画はなかなかないように思う。初めて聴いた感じだ。曲については、今更
言うまでもない傑作、そしてこの動画で知るジョンの安定したボーカル、ポールの見事な演出、4人のグループとしての完成されたスタイル。
新鮮!

297korou:2023/08/15(火) 15:27:36
34 1965.5.29 2週  ヘルプ・ミー・ロンダ(ビーチ・ボーイズ)
https://www.youtube.com/watch?v=QPnBrK6D26g
ビーチボーイズにしてはリズムが平凡だが、当時はこのくらいのほうがウケたのかも。

35 1965.6.12 1週  涙のお願い(シュープリームス)
htps://www.youtube.com/watch?v=hSkHFc240nY
シングル曲5曲連続No.1の快挙を成し遂げ、当時無敵のヒットグループとなっていたシュープリームス。ダイアナ・ロスの自信たっぷりの
歌声が印象的。

36 1965.6.19 2週  アイ・キャント・ヘルプ・マイセルフ(フォー・トップス)
https://www.youtube.com/watch?v=s3bksUSPB4c
モータウンの快進撃は続く。結成して10年近くヒットのなかったフォー・トップスも、モータウンに移ってついにNo.1ヒットを獲得。手堅い
サウンドだが、今聴くと平凡。

37 1965.6.26 1週  ミスター・タンブリンマン(バーズ)
https://www.youtube.com/watch?v=fUSeJtqHIKE
フォークロックというジャンルを生み出した名曲。レコードのほうは、スタジオ使用時間の関係でレオン・ラッセルやグレン・キャンベルと
いった当時の有能なスタジオ・ミュージシャンがメンバーの代わりに弾いているらしい。リンクの動画ではバーズのメンバーが弾いている。

298korou:2023/08/15(火) 15:58:29
38 1965.7.10 4週  サティスファクション(ローリング・ストーンズ)☆
https://www.youtube.com/watch?v=nrIPxlFzDi0
この時代にあって圧倒的にカッコ良い曲だと思う。4週連続No.1は当然かも。ストーンズはこうした衝撃的な現れ方をしたので、ビートルズと
同等の扱いをされたのだろう。他の英国出身のバンドとは一線を画した。

39 1965.8.7 1週  ヘンリー8世君(ハーマンズ・ハーミッツ)
https://www.youtube.com/watch?v=FFNoDsOmluA
当時、ローティーン向けに絶大の人気を誇っていたが、リンク先のエド・サリバン・ショーの映像でもその様子が窺える。曲自体はちゃちな
アイドルソングそのものだが。

40 1965.8.14 3週  アイ・ゴット・ベイブ(ソニーとシェール)
https://www.youtube.com/watch?v=9JxIw58lkHQ
フィル・スペクターの弟子みたいなものだったソニーのプロデュース、作曲だけに、この時期のヒット曲としては、数年前のトレンドのような
感じを受ける。でも手堅い仕上がりだ。

41 1965.9.4 3週  ヘルプ!(ビートルズ)☆
https://www.youtube.com/watch?v=2Q_ZzBGPdqE
こうして他の曲と並べて聴いてみると、断然優れた楽曲であることがよく分かる。ビートルズはこの時期から少しずつ”伝説”への一歩を踏み
だしていったのだ。

299korou:2023/11/06(月) 15:55:58
42 1965.9.25 1週  明日なき世界(バリー・マクガイア)
https://www.youtube.com/watch?v=Fw9Xm2_sW5k
しゃがれ声で世界平和を歌う、多分この時代でも特異なNo.1ソング。ボブ・ディランの影響で作られた曲らしいが、それ以上にルー・アドラーの
ダンヒル・レコードにとって最初の大ヒットとなった意味が大きい。

43 1965.10.2 1週  ハング・オン・スルーピー(マッコイズ)
https://www.youtube.com/watch?v=3P-EpJrR-yI
R&Bサウンドを当時流行の英国バンド風で演奏してみたら面白いのではないかと発表された曲で、そのもくろみは当たりNo.1ヒットに。マッコイズ
は、その試みのために急きょ選ばれたバンドということらしい。

44 1965.10.9 4週  イエスタデイ(ビートルズ)
https://www.youtube.com/watch?v=NrgmdOz227I
ビートルズ初のソロ曲といってもよいポールの歌声だけが聴こえるビートルズ曲。ジョンもジョージもリンゴも存在しない。バックに弦楽を入れた
のはジョージ・マーティンの発案。

45 1965.11.6 2週  ひとりぼっちの世界(ローリング・ストーンズ)
https://www.youtube.com/watch?v=QYgJZ79FmBo
出だしはあまり聴いたことがないなと思っていると、サビになって聴き覚えのあるフレーズが。2曲連続でNo.1ヒットを放ち、活動のマネジメント
をアレン・クラインという敏腕経理士に任せたおかげで、ローリング・ストーンズはビートルズと並ぶビッグネームに上りつめることになる。

300korou:2023/11/06(月) 16:45:18
46 1965.11.20 2週  ひとりぼっちのシンフォニー(シュープリームス)
https://www.youtube.com/watch?v=zcylDkRw7dg
当時無敵のガールズグループだった彼女たちだが、実際にはこの前作が初のNo,1ヒットを逃し、この曲で再びNo.1ヒットに返り咲いた
ものの、次作、次々作がNo.1ヒットを逃すことになる。それでも5位と9位なのだから大したものだが、6作連続No.1という偉業の後だけ
に目立ってしまった。普通ならそこで行き詰まるわけだが、シュープリームスの凄いところは、それ以降に再びNo.1ヒットを連発する
のである。この曲自体は、ややマンネリ化したモータウン・サウンドに聴こえなくもないが・・・

47 1965.12.14 3週  ターン・ターン・ターン(バーズ)
https://www.youtube.com/watch?v=W4ga_M5Zdn4
フォークロックの元祖的存在の彼ら。ピート・シーガーによって”世界で最も古い歌詞(伝道書から引用)”をもとに作られたこの曲
は、今まで同様ドリス・デイの息子テリー・メルチャーによってプロデュースされ、バーズの2曲目のNO.1ヒットとなった。

48 1965.12.25 1週  オーバー・アンド・オーバー(デイヴ・クラーク・ファイヴ)
https://www.youtube.com/watch?v=9ji1MMXoAVk
日本でも耳に馴染みのある曲を数曲持っているDC5(デイヴ・クラーク・ファイヴ)だが、全米No.1ヒットはこの曲のみ。ただし、
全米TOP30には11曲も送りこみ、地元英国よりも米国で大いに成功したグループだ。この曲は50年代ヒットのカバーなので、やや平凡。

49 1966.1.1 2週  サウンド・オブ・サイレンス(サイモンとガーファンクル)☆
https://www.youtube.com/watch?v=Aa7yWJLCwVw
レコ―ディング直後には全く注目されなかったこの曲に、後からロックサウンドをバックに付け足してヒットさせたプロデューサーの
能力は慧眼という他ない。歌った本人たちの知らぬ間にNo.1ヒットとなり、大ヒットにはS&G自身が最も驚いたらしい。

301korou:2023/11/07(火) 07:53:02
(リンク先訂正・2023.11.7)
「29 1965.3.27 2週  ストップ・イン・ザ・ネム・オブ・ラブ(シュープリームス)」について
なぜか”再生リスト”に洩れていたので、追加しようとしたところ、リンク先が再生不可という表示になる。
よって、↓の動画をリンクすることに訂正。同時に”再生リスト”の該当箇所に追加。

https://www.youtube.com/watch?v=une981B7Q4Y

302korou:2023/11/14(火) 16:50:49
50 1966.1.8 3週  恋を抱きしめよう(ビートルズ)☆
https://www.youtube.com/watch?v=Qyclqo_AV2M
ブロンソンの例の本(チャート本)によると、この曲のAメロの楽天的な歌詞はポールが書き、その歌詞を見て家に持ち帰ったレノンが、サビ
の慎重で思索的な歌詞を書いたことになるらしい。まあ、見事なハーモニーでこうしたビートルズのナンバーは書かれたという典型例なのかも。

51 1966.2.5 2週  マイ・ラブ(ペトゥラ・クラーク)
https://www.youtube.com/watch?v=IuNCZfd93bc
特にどうということもない普通のラブソング。時代が新しいサウンドになりつつあったこの時期において、イギリス発の女性シンガーが、古い
世代の慰めになったのだろうか。売れる理由は今となっては理解するのが難しい。ストレートで文句のつけにくい曲ではあるけれど。

52 1966.2.19 1週  恋のひらめき(ルウ・クリスティー)☆
https://www.youtube.com/watch?v=LyRqdzF8swY
1つ前のペトゥラ・クラークの曲と比べて、明らかにサウンドが新しい。何がどう違うのかピッタリの言葉が見当たらないのだが、明らかに
新しい。歌手と曲作りのパートナーという組み合わせは、60年代前半のスタイルなのだが。

53 1966.2.26 1週  にくい貴方(ナンシー・シナトラ)☆
https://www.youtube.com/watch?v=GM1kzbAgo_E
この時代のあらゆる流行を取り入れたという意味で傑作。サウンドは控え目に見せつつ、決めどころでは頽廃的なムード全開で、動画に映る
ナンシーの振りもシンプルながら印象的で、日本でも大いにマネされた動きだった。手練れのシナトラ一門が時代に上手いこと媚びた結果。
素晴らしいキッチュを創り上げたというべきか。

303korou:2023/11/14(火) 17:54:14
54 1966.3.5 5週  悲しき戦場(バリー・サドラー軍曹)
https://www.youtube.com/watch?v=m5WJJVSE_BE
突然、時代の流行とは全く無縁な曲がNo.1ヒット。以前聴いたときよりもソフトなサウンドに聴こえた。とはいえ、出来損ないのカントリーソング
風であることは間違いない。サビのない日本の演歌のような曲調、感情表現に乏しい歌唱、まあ、そういうのは気にしない人たちのための曲か。

55 1966.4.9 3週  ソウル・アンド・インスピレーション(ライチャス・ブラザーズ)
https://www.youtube.com/watch?v=1gZlmUtEMLs
前のNo.1ヒット「フラレた気持ち」と同じ作家チーム、バリー・マンとシンシア・ウェイルによる楽曲で、作者自体が心配していた”二番煎じ”
のイメージが強い曲調。とはいえ、美しい歌声に洗練されたサウンドは、やはり魅力的。

56 1966.4.30 1週  グッド・ラヴィン(ヤング・ラスカルズ)
https://www.youtube.com/watch?v=Oy625sZAHN8
1962年1月にNo.1ヒットとなった「ペパーミント・ツイスト」を歌ったスターライターズのメンバー。ジョイ・ディーのバックバンドが、その後
独立して作ったバンドが、このヤング・ラスカルズ。ブルー・アイド・ソウルの先駆者として評価が高いが、この曲などはまだ粗削りな感じが強い。

57 1966.5.7 3週  マンデー・マンデー(ママス&パパス)
https://www.youtube.com/watch?v=h81Ojd3d2rY
自由な服装で自由なスタイルながら、見事なハーモニーを聴かせる4人組。そのスタイルは60年代中期のアメリカを代表するものだった。ジョンと
ミシェルのフィリップス夫妻に、ジョンと旧知のデニス、デニスとかつてバンドを組んでいたキャスが加わり、ママス&パパスになる。デニスと
キャスが組んでいたバンドにはジョン・セバスチャンが居て、彼はすぐにラヴィン・スプーンフルを結成して活動。ジョンのバンド仲間だった
スコット・マッケンジーは、ジョンがモンタレー・ポップ・フェスティバルのテーマソングとして書いた「花のサンフランシスコ」を歌った。
他にもバリー・マクガイア、ルー・アドラーなどもママス&パパスとの関係が深く、まさに西海岸の音楽シーンの中心的存在だった。曲は、今と
なってはいかにも60年代サウンドに聴こえるが、当時は大いにウケただろうと想像できる。

304korou:2023/11/20(月) 16:37:23
58 1966.5.28 2週  男が女を愛する時(パーシー・スレッジ)
https://www.youtube.com/watch?v=mKwtdLgJAjw
有名なメロディを原作者(作詞作曲のクレジットは別の人に譲っているらしいが)が歌っている。切実な感じが声質に表れているが、残念ながら
こればかりは四半世紀後にカヴァーしたマイケル・ボルトンのほうが数段優れた歌唱と言える。それにしても60年代にしては”黒すぎ”ないかと
思うのだが、よく1位にまで漕ぎつけたものだ。

59 1966.6.11 2週  黒くぬれ(ローリング・ストーンズ)☆
https://www.youtube.com/watch?v=O4irXQhgMqg
ストーンズがついにオリジナルで名曲を連発し始めた時期。ビートルズよりもセンシティブにロック、インド音楽、ブルースを融合させたグループ
として不滅の存在になっていく。

60 1966.6.25 2週  ペイパーバック・ライター(ビートルズ)☆
https://www.youtube.com/watch?v=yYvkICbTZIQ
これもいかにもビートルズらしい軽快で美しいナンバー。どこかしこにインド音楽の影響もうかがえるサウンド。ストーンズに負けず、こちらも
進化の途上。

61 1966.7.2 1週  夜のストレンジャー(フランク・シナトラ)
https://www.youtube.com/watch?v=Fd_3EkGr0-4
ストーンズとビートルズの直後がF・シナトラという米チャートの奥深さ!その前のパーシー・スレッジの曲と比較しても、どこにも共通性は
なく、全米第1位だけが共通項。しかし考えてみれば、まだこの時のシナトラは50歳そこそこ、随分老けた声だなあと思うのだが。

305korou:2023/12/02(土) 12:53:19
62 1966.7.16 2週  ハンキー・パンキー (トミー・ジェイムスとションデルス)☆
https://www.youtube.com/watch?v=1jx8PAMsRzA
ジェフ・バリー&エリー・グリンウィッチの曲を、当時ティーンだったトミー・ジェイムスがコピー。最初は地域限定でしか売れなかったが、
急きょ全国展開に。しかし、その時にはオリジナルのションデルスは解散同然だったので、新メンバーで同名のバンドをあつらえることに。
日本では「さんま御殿」のテーマソングとして超有名。

63 1966.7.30 2週  恋はワイルド・シング(トロッグス)☆
https://www.youtube.com/watch?v=4qHX493bB3U
いかにも60年代後半の正体不明なエネルギーに満ちた曲。一度聴いたら耳から離れない独特のボーカル、叩きつけるようなリズム、いきなりの
オカリナの音色と、さらに意味深な歌詞も相俟って、多くのロック系アーティストがカヴァーする名曲となった。

64 1966.8.13 3週  サマー・イン・ザ・シティー(ラヴィン・スプーンフル)☆
https://www.youtube.com/watch?v=5YgevxRGXIU
これも不思議なエネルギーを感じる曲。こちらはママス・アンド・パパスに近いグループだけに、西海岸の乾いた風を感じる曲想だ。当初は
NYあたりで全く問題にされなかったというのも納得。60年代後期の新しいサウンドだから、そう簡単ではない。

65 1966.9.3 1週  サンシャイン・スーパーマン(ドノヴァン)☆
https://www.youtube.com/watch?v=hTuPbJLqFKI
ボブ・ディランのコピーと呼ばれていたドノヴァンが、満を持してオリジナルを主張すべく発売された曲。これも60年代後半の時代の空気から
生まれた佳曲。やっとポピュラー音楽にも新しい風が吹き始めた。こんなに名曲が続く時期も空前絶後かも。

306korou:2024/01/11(木) 17:29:18
66 1966.9.10 2週  恋はあせらず(シュープリームス)☆
https://www.youtube.com/watch?v=ovoBi3pXD_A
約20年後にも再度大ヒットしたので、日本でも超有名な曲。このオリジナルバージョンだと、シュープリームスというよりもダイアナ・ロスの
ソロ曲のような趣きで、彼女の特徴ある声が記憶に残る。

67 1966.9.24 3週  チェリッシュ(アソシエーション)
https://www.youtube.com/watch?v=b9tAdPN3FZ4
いわゆるフォークロックスタイルというべきか。ロックのビート感も出しながら、ボーカルは歌詞を丁寧に歌い込む感じ。徐々にハーモニーも
厚くしていって、とにかくいろいろなことをやっているのだが、今となってはレトロ感も強いのが残念。

68 1966.10.15 2週  リーチ・アウト・アイル・ビー・ゼア(フォー・トップス)☆
https://www.youtube.com/watch?v=1v4twH9KbnU
カッコいいR&Bスタイルの名曲。70年代でも全然問題なくヒットしたはずの曲調。この曲調で英国でも1位を獲得したのだから大したもので
ある。フォー・トップスを世界的スターにしたNO.1曲(全米NO,1はこれで2回目)

69 1966.10.29 1週  96粒の涙(クエスチョン・マークとミステリアンズ)
https://www.youtube.com/watch?v=sjCMLU3Zil0
サイケデリック・サウンドで大ヒットとなった代表的な曲。演奏者も秘密とされ、いかにも60年代らしいエピソードで包まれた曲となった。
メロディ、リズムともに単純な繰り返しなのだが、いかにも怪しい感じが当時はウケたのだろう。

307korou:2024/04/19(金) 18:36:58
70 1966.11.5 1週  恋の終列車(モンキーズ)☆
https://www.youtube.com/watch?v=ZcXpKiY2MXE
メンバーの音楽的能力はともかく楽曲の良さはピカ一。☆印は当然。オーディションにはスティーヴン・スティルスなども応募したが、髪と
歯が汚いという理由で選考から外され、スティルスは身だしなみの良い友人のピーター・トークを推薦、トークは無事メンバーとなり、
マイケル・ネスミスとともに何とかサマになるアーティストとなった。他の2人はルックスだけの単なるタレントだったらしい。

71 1966.11.12 1週  僕等の街(ジョニー・リヴァース)
https://www.youtube.com/watch?v=vAI24i825_E
初めて聴いたが、何かパンチに欠ける曲で、こんな平凡でかつヴォーカルも独特な感じのものが、よく大ヒットしたなあと驚いてしまう。
よく分からない。

72 1966.11.19 2週  ユー・キープ・ミー・ハンギング・オン(シュープリームス)
https://www.youtube.com/watch?v=t3bjMtqpGBw
モータウンのR&Bとロックを掛け合わせたサウンドらしいが、今聴くと、シュープリームスの良さがイマイチ出ていないような感じだ。
こういうビート最優先のサウンドにしては、声質が優しすぎるのかもしれない。曲自体、単調過ぎるし。

73 1966.12.3 1週  ウィンチェスターの鐘(ニュー・ヴォードヴィル・バンド)
     12.17 2週
https://www.youtube.com/watch?v=jKc1OCJ7iXk
イギリス発信の準インストゥルメンタル物ということで、かなりのゲテモノ感が強い。こんな何てことのない曲に、ビーチ・ボーイズの名曲
「グッド・バイブレーション」が全米1位の座を邪魔され、1週しか獲得できなかったのだと思うと、非常に残念(笑)


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