401 1987.5.16 3週 U2「ウイズ・オア・ウイズ・アウト・ユー」 https://www.youtube.com/watch?v=ujNeHIo7oTE
ジ・エンドのキレキレのギター・リフに、ボノの力強いヴォーカルが特徴のバンド。というより、観客動員力などの数字からも
このバンドが史上最大のロックバンドと言っても誰も文句は言わないだろう。この偉大なバンドについて、もっと知りたいと思い
Wikiの長い記述を読み込み、いくらかのシングルについて試聴した。もうブロンソンの本は終わりつつあるので、こういう聴き方で
いくつかの偉大なアーティストについては深聴きして、4曲セットにはこだわらず聴いてみるスタイルを試してみようか。
U2に関しては、歌詞も重要なので、今回はいくつか表面的に聴いてはみたが(「New years Day」、「beautiful day」、
「vertigo」、「one」(Mary J. Bligeとの共演))、なかなかすぐにはスッと頭に入ってこない感じ。まあ、それにしても
「with or without you」が名曲であることには激しく同意。
514 1991.2.23 2週 ホイットニー・ヒューストン「この愛にかけて(All the Man That I Need)」 https://www.youtube.com/watch?v=xmIp8j2cjDQ
見た目は素晴らしい歌唱に見えるかもしれないし、実際この歌唱は決して低レベルではないのだが、デビューのときのあの凄まじい表現力を
知ってしまった後では、すべては空しく感じてしまう。これでは普通の歌の上手い黒人系女性歌手でしかない。曲もあまり愉しく聴こえない。
684 2004.12.11 3週 スヌープ・ドッグ feat. ファレル 「Drop It Like It's Hot https://www.youtube.com/watch?v=GtUVQei3nX4
音だけ聴いたとしたら何が何やら分からない曲。シンプルなリズムにラップが乗っかっているだけ。ファレル・ウイリアムズの
名前がチャートに堂々と乗った最初の曲でもあるようだ。
685 2005.1.1 9週 マリオ「Let Me Love You」 https://www.youtube.com/watch?v=H64QG4UsrGI
ソフトメロウなR&B風ラブソング。70年代なら時代の先端を行くソウル曲かもしれないが、2005年にこのサウンドだと、かなり保守的
というかトラディショナルな曲調に聴こえる。時代は進化したのか?マリオについてはWikiに項目なし(作曲者ニーヨは項目あり)
697 2006.3.18 2週 ニーヨ「ソー・シック」 https://www.youtube.com/watch?v=IxszlJppRQI
淡々とした歌い方、メロウなメロディ、どこかで聴いたことのあるようなR&B。日本で言えばLDH?エグザイル?そういえばニーヨの
作品で1年ほど前にNo.1ヒットとなったマリオ「Let Me Love You」も、同じようなメロウなR&Bだったが。
703 2006.7.1 1週 テイラー・ヒックス「Do I Make You Proud」 https://www.youtube.com/watch?v=DEZIpac803M
アメリカン・アイドル出身の歌手で、史上最年長の優勝らしい。アメリカン・アイドル関係の楽曲は、youtubeでは公式チャンネルが
存在しないようで、再生回数も驚くほど低調(この歌詞だけの動画で何とか400万回弱の再生回数。他は100万どころか10万単位が少し、
他はもう1万回以下という寂しさ。直前のシャキーラの曲は10億回以上の再生なのに、なぜこれほどの落差?)。曲調も普通で
特徴がない。歌唱も普通に上手いが、素人の上手なカラオケとも言える。
748 2009.7.11 14週 ブラック・アイド・ピーズ「アイ・ガッタ・フィーリング」 https://www.youtube.com/watch?v=uSD4vsh1zDA
前の曲と連続して26週も全米1位を独走したことになるが、曲そのものにこれといった内容はなく、単調なリズムに単調な歌詞が乗って
いるだけの駄曲。この年の全米音楽ファンは寝呆けていたのか。2003年頃の「Where Is The Love」などの優れた音楽性はどこへ行ったのか?
762 2010.7.31 7週 エミネム feat. リアーナ「Love The Way You Lie」 https://www.youtube.com/watch?v=uelHwf8o7_U
エミネムの勢いの強いラップと、リアーナの落ち着いた感じのボーカルが組み合わさった曲で、シンプルな構造ながら聴かせどころも多い。
このクオリティなら、エミネムとリアーナのネームバリューで7週連続1位も納得できる。youtube24億回再生というのも凄いが。
764 2010.10.2 4週 ブルーノ・マーズ「Just The Way You Are」 https://www.youtube.com/watch?v=LjhCEhWiKXk
ついにブルーノ・マーズ登場。ラテン系の感覚も漂わせながら、この時代のあらゆる音楽的要素を盛り込んで、そこに伸びやかでセクシー
な声が聴こえてくる。新時代のスター誕生だ。
766 2010.11.13 1週 ケシャ「We R Who We R」 https://www.youtube.com/watch?v=mXvmSaE0JXA
特に際立った特徴のない曲で、この曲が売れたという情報があれば、それはそうかもしれないと納得できる曲でもある。リズミカルで、どこにも
ひっかかるところのないスムーズな曲だが、それ以上の美点はよく分からない。
772 2011.1.29 1週 ブリトニー・スピアーズ「Hold It Against Me」 https://www.youtube.com/watch?v=-Edv8Onsrgg
それなりに魅力のあるMVにはなっているのだが、デビュー時の彼女の鮮烈さから考えてみて、約10年経ったとしてこの映像、歌唱が
ベストかと言われれば、やはり頷けないレベルだと思う。音を加工し過ぎてゴテゴテした感じが否めない。
773 2011.2.19 1週 ウィズ・カリファ「Black And Yellow」 https://www.youtube.com/watch?v=UePtoxDhJSw
ラップではあるが、メロディアスな感じで実に聴きやすい。歌詞の意味が伝わってくればもっといいのだが、そこは仕方ない。よく使わ
れる単純なコード進行にパターン化されたリズム、オーソドックスなラップ。
784 2012.1.7 2週 LMFAO「Sexy And I Know It」 https://www.youtube.com/watch?v=wyx6JDQCslE
ほぼ変態のMVだ(笑)。まあ臨時編成のバンドだけに、こんなゲテモノもアリということか。相変わらずのエレクトリックサウンドだが
あまり工夫もしていないので、古い80年代サウンドのようでもある。
785 2012.2.4 2週 アデル「Set Fire To The Rain」☆ https://www.youtube.com/watch?v=Ri7-vnrJD3k
まるで往年の日本の歌謡曲のようなメランコリーに富んだオールドスタイルの曲。でも、こういう曲こそ、常に振り返られるべき曲なのだと
思う。こういうウェットな曲があってこそ、パーティの連続のようなこの時期のチャートに深みが出る。歌唱も文句なし(当たり前)で☆。
789 2012.4.28 8週 ゴティエ featuring キンブラ「Somebody That I Used to Know」 https://www.youtube.com/watch?v=8UVNT4wvIGY
オーストラリア出身のアーティストの楽曲らしい不可思議さに満ちた印象。いきなり聴くと謎過ぎてイメージが定まらないのだが、こういう
感じでも8週連続第1位でかつ2012年でも年間1位、youtubeで19億回以上再生という大変なことになっている。理解不能・・・
795 2012.12.22 6週 ブルーノ・マーズ「Locked Out Of Heaven」 https://www.youtube.com/watch?v=e-fA-gBCkj0
ブルーノ・マーズの美声がずっと響き続ける曲。それ以上でもそれ以下でもない。あまり出来のよくない曲のように思える。直前のリアーナの
曲と同様でシンプルすぎるのが不満。サウンドとしてノスタルジーに頼りすぎ?
798 2013.4.20 1週 ブルーノ・マーズ「When I Was Your Man」 https://www.youtube.com/watch?v=ekzHIouo8Q4
マーズのピアノ弾き語りによるバラード曲。確かな歌唱力があるだけに安心して聴ける。メロディも細かいニュアンスがついていて
70年代から80年代のテイストのようでもある。キャッチーなサビがないので地味ではあるが。
799 2013.4.27 3週 ピンク feat. ネイト・ルイス:「Just Give Me a Reason」 https://www.youtube.com/watch?v=OpQFFLBMEPI
異色の女性歌手ピンクが、前年3月にNo。1ヒットを出したファンのボーカルであるネイト・ルイスをフィーチャーして、くっきりとした
感じのロックポップに仕立てた曲。聴いていくうちに、妙に古風な感じも漂ってくるが、これも70〜80年代風とでもいうべきか。
800 2013.5.18 5週 マックルモアー & ライアン・ルイス feat. Ray Dalton:「Can't Hold Us」 https://www.youtube.com/watch?v=2zNSgSzhBfM
前のNo.1今日同様、いろいろな仕掛けが満載のラップ曲。ここまでくればポップ調ラップというジャンルになるかもしれない。ただし
たまに聴くのならいいが、こういうのばかり聴かされても困るといえば困るのだが(汗)。
820 2015.9.19 1週 ジャスティン・ビーバー「What Do You Mean?」 https://www.youtube.com/watch?v=DK_0jXPuIr0
すでに世界で一番有名なティーンエージャーだった彼が遂にこの曲で初の全米1位を獲得。MVもサウンドもボーカルすべてに目新しいところ
はないものの、安心して聴ける音楽であることは、直前のザ・ウイークエンドと同様。これが2022年の今現在まで続いているのかも。
840 2017.9.16 3週 テイラー・スウィフト「Look What You Made Me Do」 https://www.youtube.com/watch?v=3tmd-ClpJxA
なかなか意味深なMVで思わず全編一気に観てしまった。こういうのは勇気がないと出せない曲だと思うので、その意味で当時の世間の反応を
知りたいところだが、「炎上」という話も出ていたようだ。アメリカ版「何てたってアイドル」みたいなことだが、もっとシリアスで深い。
869 2019.12.21 3週 マライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You」 https://www.youtube.com/watch?v=yXQViqx6GMY
2010年代の最後のナンバーがこういうリバイバル曲なのが、時代を象徴する出来事と言える。音楽嗜好の統計化・数量化を現代において徹底
すると、このクリスマスシーズンには必ずこの曲がNo.1になるという、かつてはあり得なかったことが普通に起こる時代になった。この曲は
この時点では3週連続1位を達成したが、さらに翌年の12月にも1位達成週を積み上げていく。
28 1957.10.14 1週 起きろよスージー(エヴァリー・ブラザーズ)The Everly Brothers - Wake Up Little Susie https://www.youtube.com/watch?v=v1fImXAeS-s
これは今までもよく聴いていた曲。クリケッツと同じで、時代をリードしていった楽曲だろう。彼らに触発されて、サイモン&ガーファンクルや
ビーチ・ボーイズのハーモニーが生まれたといっても過言でない。本当に新しい時代が生まれようとしていたこの時期。なかなか面白い。