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【場】『私立秋映学園』 三学期
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住宅街に存在する巨大な学園。
エスカレータ式であり、幼年部から大学部まで
黄金町の若者たちが集う学び舎となっている。
また、黄金町のみならず、世界各国から
多くの『留学生』を招いていることでも知られている。
他にも『家庭環境に問題がある子供』を
入学させ、学業をサポートする活動も行っている。
校章は黄金の林檎。
中等部、高等部は私服での通学も可となっている。
しかし、わざわざ制服を改造する学生が後を絶たない。
遠方からの学生は、同じく住宅街に存在する
学生寮『白亜荘』に住んでいることが多い。
前スレッド:
【場】『私立秋映学園』
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【場】『私立秋映学園』 二学期
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関連スレッド:
【個】学生寮『白亜荘』
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1324220488/
【個】学生寮『白亜荘』 その2
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1390495687/
【個】学生寮『白亜荘』 その3
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1408367127/
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>>950
「正解か? これでいいのかこれ」
微妙に釈然としない顔つきで、カイロを受け取る。
まぁ、貰えるというのなら喜んで貰っておくが。
カイロを軽く揉み解してから、手で包んで暖を取る。
「ふぃー……」「お、なんだ追加問題か」
「改変した点、なぁ……」
首をひねって思案顔。
元は心理学のテストだというから、恐らくなんらかの心の働きに即しているはずで……
「……ああ」
「ほんとは『両方黙ってたら懲役二年』で、『両方自白したら懲役五年』、か?」
「相方が黙ってくれる保証はどこにもない。
もし相方がゲロっちまえばこっちだけ懲役十年だ。
ほんとは二人で黙ってるのが最善なのに、疑心暗鬼と焦りから大抵の奴はゲロっちまう。
で、結果的に二人とも損をする……みたいな話か、これ」
「……意地悪ッ!」
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>>951
「あァ、いいよォ。むしろ黙秘すると損するんだから。」
黙秘権なんていうけどこの問題は黙秘すると損するからね。
世の中得すると思ってることで損するんだよねェ。
「あっはは。なに?お利口さんだねェ。この問題実は知ってたとか?」
「正解正解。これが『囚人のジレンマ』ゲーム理論のお遊びね。」
僕はぱちぱちと手を叩いて賞賛した。
考えれば分かることだけど、それでもめんどくさがらず考えたのは評価できると思うよ僕は。
「お互いのことを考えれば黙秘が一番なんだけど、自分が利益を追求し続ける限り自白を選ばなきゃならないのさ。」
「他の店に勝つためには値下げしないといけないけど、値下げしたら利益が減る的な奴ねェ。」
セミナーで使う人も居るって聞いたことあるなァ。
確かあの子が言ってたんだけど……あの子って誰だっけ?
「あ、そうそう。」
「何が欲しい?カイロ?それとも別の?」
忘れるところだったよ。
約束は守らないとねェ。
子供じゃないんだからさ。
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>>952
「いや、心理学は全然知らねェよ? 専攻は海洋学だかンな」
知っていたのか、と問われて。
少し誇らしげにしながら。
「まーよっぽどの信頼関係があるわけでもなけりゃ、どーしたって疑ってかかっちまうからな、そーいうのは。
他人のこと全部理解しようったってできるわけがねェんだから、不安にもならァな」
「……ああ、追加の景品な」
「つってもなァ」「どーすっかなァ」
さて、ぶっちゃけ何が欲しいということも無く。
なにかしてほしいということもないし、さてどうしたものか。
腕を組んで、しばし悩んで。
「……じゃあアタシの方が使いっぱしりでも頼もうかね。
温かい缶コーヒーでも飲みたい気分だぜ、アタシ」
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>>953
「海洋学ねェ……」
「水兵さん、海好き?」
僕インドア派だし、家族連れとかカップルとか嫌いだからあんまり行かないけど。
冬場だったら行くけど。
「あっはは。ま、僕からすれば囚人のジレンマなんて些細な事だよ?」
「自分が責任持てることすればいいんだから。」
他人を蹴落とすのも蹴落とされるのも興味はない。
ただしなにかする以上その責任は背負わなきゃダメだし。
面倒くさいなァ。
「はいはい。缶コーヒーね。ブラック?」
寒いし、さっさと済ませよう。
学校の中に自販機あるだろうしねェ。
「あ、そうそう。」
「君さァ、学校の周りで女の子見てない?」
「髪とか赤い子って聞いてるんだけどォ。」
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>>954
「おう、大好きだよ、海。
そのためにガッコ来てんだぜ、アタシは」
まぁこの時間は講義を取っていないので、こうしてカウンセリングルームで時間をつぶしているわけだが。
ともあれ、八重歯を覗かせてニシシと笑った。
「おー、微糖で頼むわ」
カイロを二の腕や太ももに擦り付けつつ、視線も向けずに注文する。
甘党と言うわけでもないが、ブラックよりは微糖派だ。
後は先生がコーヒーを買ってくるのを待っていれば――――
「…………赤い髪の女の子ォ?」
クルリと視線をそちらに向ける。
心当たりは――――ある。
学校の周りでウロチョロしてた、赤い髪の女の子。鳥籠から抜け出した小鳥。
「……なんかあったのか?」
片眉を上げて、問う。
まさか不審者扱いでもされているのだろうか。確かに部外者ではあったが……
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>>955
「僕はお金貰うためにここに来てるよ。」
「微糖ね。」
微糖とか加糖とか無糖とかややこしいよねェ。
一本化できないししょうがないんだけどさ。
買いに行くときこうやって聞かなきゃいけないし、面倒くさいなァ。
「そ、女の子ォ。」
あれ?何か知ってるのかなァ?
意外。
「別にィ。何もないよ。気になったんだけェ。」
「そんな子がこの学校にいたって記憶がないからねェ。」
さてと、コーヒー買いにいこ。
立ち話すると足が疲れるし、さっさと帰って話でも聞かせてもらお。
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>>956
「そりゃそーだ。アンタはセンセーだしな」
情熱をもって仕事に望むべき……とは言うまい。
仕事は給金を貰うためにやるものだ。別に責められることでもない。
「……ま、赤みが強いとかじゃなくて、赤い髪ってのは中々いねェわなァ」
ギッと音を立てて背もたれにかかる。
―――――特に何もなければ、そのまま加賀はコーヒーを買ってくることができるだろう。
戻ってくれば、紺色の髪の少女はまだ椅子に座っていて、
「知ってるぜ、その『赤い髪の女の子』っての」
帰ってくるなり、そんなことを言い出すだけだ。
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>>957
「そ、センセー。」
やることはやるけど、それ以上はしないセンセー。
情熱とかそういう暑苦しいのは好きじゃない。
「いないいなァい。わぁ。」
寒いなー。こんなに底冷えするなんてねェ。
2月になったら僕凍死しちゃうんじゃない?
まァ、多分死なないけど。
ガコッと缶コーヒーを買って僕が戻ってくるのには五分も経たなかった。
時間が時間だから当然といえば当然なのだけどねェ?
「へェ。知ってるんだ。」
それは知らなかった。
僕、珍しく運がいいんじゃない?
「出来れば教えて欲しいんだけどォ。タダじゃないのかなァ?」
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>>958
アミーガ
「『お友達』だよ、アタシのな!」
誇らしげに胸を張る。
何が誇らしいのか、という話だが。
「まっ、隠すことでもねーから教えてやるけどサ」
「分かりやすく言えばアレだな。『転入希望生』っつーのかね。
秋映に入りたくて、気になって下見に来てたってとこか」
手を差し出し、缶コーヒーを渡すように促す。
「今度、正式に転入手続きして入ってくるって話だ。
だからまぁ、遅かれ早かれアンタも会えるだろーさ」
「……カワイイからって手ェだしたらブッ殺すからな?」
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>>959
「アミーガ?あのさァ……」
なァんでここに来る人って変な言葉使うかなァ?
日本語と軽い英語だけでお話したんだけど。
「ふゥん。『転入希望者』ね。」
「分かった。ありがとう。」
なるほど。
だから校門とかにいるわけね。
……電話したら学校見学くらい出来るんじゃ?
それ以前に親はなにしてんだろ。
ま、僕には関係ないけど。
「あっはは。それは楽しみだねェ。」
嘘だけど。
気にはなるけど、会ってみたら何も感じないかもしれない。
面白いとか興味深いとか感じないだろう、とは思うしィ。
「……僕さァ、あんまりそういうの興味ないんだけど。」
「それにさ、僕がそういうことやるように見えるゥ?」
見えるから言ってるんだと思うけどさ。
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>>960
「そ、アミーガだよ、『アミーガ』」「『アミーゴ』だったら通じるか? それだと男性名詞になっちまうけどな」
スペイン語を含む一部の言語は単語に性別があり、対象の性別により末尾がaになったりoになったりするのである。
つまり『アミーガ』は、『女性の友人』を指す単語ということになる。
まぁ、閑話休題。
「入ってくるなら中等部か、高等部か、まァどっちかだろーが」
「早く入ってこねェかな、ホフリ」
ここのところ、それが一番の楽しみだ。
登校してきた友人に、「よぉ、入学おめでとう」って言ってやるのだ。
そんな期待に胸を膨らませながら、チラリと視線を時計へ。
そろそろ、次の抗議が始まる時間だ。
「カッ! 何考えてんのかよくわかんねェしな、センセーはよ!」
「そういうことやるかどうかは知らねェが、やらねェとも言い切れねェように見えるぜッ!」
悪戯っぽく、からかうように笑いながら、椅子からひょいと飛び降りる。
缶コーヒーを手の中でもてあそび、その暖かさを堪能しながら出入り口まで歩いて。
「まっ、暇ァ潰させてもらったぜ。アタシはそろそろ講義だからよ」
「邪魔したな、センセ!」
足で乱雑に扉を開けて、紺色の髪の少女は去っていくのであった。
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>>961
「あ、友達ね。なるほど。」
「理解したよ。」
スペイン語かなんかは理解できないけど。
僕日本語ばっかり使うし。
「ホフリって言うんだねェ。」
「珍しい。」
本人に会ったら字のことも聞けるかな。
ま、聞いて得したりすることじゃあないけど。
「ふゥん。そういう言い方するんだァ。」
「何もしないよ。君らが何かしない限りはねェ。」
興味ないし、浮いた話もないけど。
もしあってもどうでもいいって思うだろうけどねェ。
年上も年下も同い年も押しなべて同じ。
興味なし。
「はァい。」
「次は君が面白いこと用意してよォ?」
「あと、足でドア開けない。」
出て行く生徒を見送る。
開いた扉から冷たい風が入ってきたのでドアを閉めた。
ブランケットどっかにおいてなかったかな。
今日は一眠りしよう。
春眠暁を覚えずの練習しないとねェ?
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昼休み、校内の中庭。一人の男子学生が弁当を食べ終わったところだ。
周囲には他に生徒の姿は見当たらない。用済みとなった弁当箱を布で包むと、ゆっくりと立ち上がる。
「・・・・・」
何かを思い返すように、空を見上げて。おもむろに、『スタンド』を身に纏った。
『ドゴォッ』
すぐさま近くの大樹へと横蹴りを繰り出し、揺れた大樹は幾つもの枯葉をゆらゆらと地面へ落としていく。
だがその前に、少年が動いた。
一つ、二つ、三つと人間を超えたスピードで放たれる拳が枯葉を射抜く。
そして最後の一枚、少年の視界やや上方にあるそれ。腰をひねり、蹴りを繰り出した。
───ように見せかけて、前に出たその足は地面を踏みしめ、軸足となる。
それを基点として、更に身体を捻らせた少年の後ろ足が高い軌道を描き、落ちる木の葉の端をかすめた。
「・・・・・違うのぉ」
足を下ろして腕を組み、首を振る。
あの男の見せた『絡め手』は、断じてこんなチャチなフェイントではなかった。
それにこういった離れ業を繰り出すには、あの『スタンド』のような精密な動きが必要だろう。
己の戦闘に『絡め手』を組み込むならば、どうすべきか。学校ではあまり使うことのなかった頭を動かして、考える。
(…ちゅうか)
(こんなことばっかりやっとるから、こっちではダチができんのかのぉ…)
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>>963
「こんなもんか」
「…腕っ節ばっか鍛えとってもいかんの」
肩に手を当て、腕をぐるぐると回しながら呟く。
単純に実りある学校生活を送る上でも友人は必要だというのもあるが、
あの少女に『学校』の魅力を語って聞かせた以上、自分がこの境遇のままではいけないとも思う。
まぁそれはすぐさま、例えば今日変わるものでもあるまい。
いずれ、いつの日か。弁当を手に取り、中庭を後にする。
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新学期の朝。
「…………」
ト ト ト
廊下を歩く穂風。
朝のチャイムまで、まだ少し時間がある。
穂風が教師に指示された時間までも、だ。
・・・・今、自由な時間だ。
(どうしよう……かな……
自由って言われても、何があるか分からない。)
(……でも、何でも、楽しいよね。
とりあえず、散歩してみよう。)
ト ト
そういうわけで、中庭に出ることにした。
穂風の姿は目立つ。学内で見たことがある者も、まずいないだろう。
・・・・学外ならあるいは、だが。
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>>965(つづき)
トト
(まだ、朝だから……かな。
あんまり、学生さんいないな……)
特に人に会うことは無く――
ハトリサーン
「あっ、は、はいっ!」
トトトト
――教師に呼ばれて、職員室に戻っていった。
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「くぁ〜〜あ……………」
頬杖をついて外を眺める。
「最近退屈じゃのォ。おまけに飯も旨い。お陰で目方が増えそォじゃ」
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>>967
「……ううう……疲れた…」
と、すぐ近くで誰かの声が聞こえてくる。
「入院した分のたまってた宿題…
やっと終わったっていうのに……」
近くの机に突っ伏して、ため息を付いた
「…期末テストまで重なって……
もうだめ…」
はぁ、と溜息の連打は続く
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>>968
………ぼーっと眺める。
そう言えば最近顔を見なかったが…。
(担任が何か言っていたかも知れないが、たぶん寝ていた)
「まー……得意な科目に絞って、苦手なヤツは捨てて、後で補習でどォにかする他ないのォ。
中学までは義務教育じゃけ、学校さんも殊更落とそうとはせんわい。
そォいやなンで入院しとったんじゃ。車にでも轢かれたンか?」
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>>969
「あ……久しぶりです…」
ちょっと疲れた顔を上げて、藤堂の顔を見る。
疲れ気味なのは間違いない。
「うう…今まで少なくとも成績だけは
上位キープし続けてきたけど…
今まで以上にきついかも…
こう、学習時間が足りないと自信無くしそう…」
と、少しため息を付いた。
「あ、そうでしたね…
入院…ええ、ちょうど車に轢かれたんです。
ハンヴィーに」
と、顔を上げてやや慌てた様子で答えた。
とりあえず出会った人みんなにこんなふうに返しているようである。
ハンヴィーを目撃したヒトもまぁ、いなくもないかもしれない。
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>>970
「成績の維持は確かに大事じゃがのォ、病み上がりなンじゃろ?
いつもと同じ調子で居れると思うほうが間違いじゃ。
なンのかンの言うても身体が最後の資本じゃけ、身体があかん時は手ぇ抜け。キツいことは気力体力のある時にするもンじゃ。ってはァ…?!」
朱鷺宮の言葉に、耳を疑う。
「ハンヴィー言うたらジープのオバケみたいな、装甲車の親戚みたいなアレじゃろ。
よォ生きとったのお前……………鉄骨かなんかで出来とるンか?」
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>>971
「ん…確かに…
せめて赤点にならないようにだけ……気をつける。
そんなふうに思います。」
無理しない方がいい。
彼女の言葉を聞いて少しは気が楽になったんだろう。
少し調子は良くなったようだ。
「…ええ、まぁ…」
ちょっとバツが悪そうに頭をかく。
「あ、あれですよ。
調度よく減速してくれたおかげで
足をこう……こうなるだけで済んだんです!」
自分の片足を軽く叩いて答える。
「私は、これくらいの不幸には慣れてますからねぇ。
…まぁ入院3ヶ月位だったんですけどね。
ちょっと足に傷跡がついちゃいますし…」
と言って、またため息を付いた。
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>>972
「ほォか………災難じゃったが、運がよかったのォ」
へらっとした笑顔になる。
「うちも小学生の頃事故で入院したことがあるけぇ、よォ解るわ。
病院ゆうのは退屈じゃし、退院したらしたで回りは変わっとるし、傷も残るけえのォ……。
まァなんにせよ怪我で済んで儲けもんじゃ。後遺症もないンじゃろ?」
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>>973
「フヒヒ…そこはまぁ、不幸中の幸いです。
全身があれこれにならずに済んだのが一番です…おそらくは」
と、嬉しそうな顔で答える。
「確かに……入院中はめったに動けませんね…
特に最初の辺り…ベッドから動けない状態でしたから、
ほんとあの時期が一番つらかったです」
はぁ、と溜息をついた。
「でもまぁ、友達がよくお見舞いに来てくださいましたから、
退屈に潰されたりなんてことがなかったので、
随分マシなのかもしれないですね。
…以外に病院食も美味しかったですし。」
と言って軽く笑った。
あの経験を思えば、命あることが大事に思えてくる。
「ええ、後遺症も全く無く…
普通に歩けますしねぇ」
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>>974
「おまけに買い食いもできんし、喧嘩もご法度。
あん時は死ぬかと思ったわ。命拾いしたばっかじゃ言うのに」
頬杖をついて思い出す。
あれからかれこれ、4年くらいは経つのか。
「ええのォ…うちの入院した先は田舎のせいか、メシマズじゃった…。
見舞いかァ、まあ…自業自得じゃが、そういうのはうちあんま無かったけぇ羨ましいわい」
殆どのクラスメートから『不良』『広島弁が怖い』『喧嘩っ早い』『残念巨乳』と認知されているが、地元に住んでいた頃はもっと酷かった。
「……今なら入院しても、誰か来てくれるかのォ」
ぼんやりと、そんなことを呟く…まあ、そうそう大怪我をする心配は無くなったが。
仮に真正面からハンヴィーと衝突しそうになっても、何とかできる自信はある。
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>>975
「喧嘩はともかく……
買い食いが出来ないのはちょっとつらいですね。
流石にお菓子ぐらいは食べられると良いんですけど。」
と、行って溜息をつく。
「食事はこの世で最も大事ですよねぇ。
病院食がうまくなきゃ怪我も早く治りませんよ。」
一応涙音は表向きは気立て良くしてるためか、
とりあえずは友達はよく作れている。
「入院はあんまりするもんじゃないですけど…
もしそうなったら私が会いに行きましょうかねぇ。
それなりに顔見知りですし。」
と言って軽く微笑みかける。
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>>976
「解っとるのォお前〜〜〜〜〜。
まァウチも全部食ったがの。マズイのなンの贅沢はいっとれん」
出されたものは何のかんの言って全部食うタイプだった。
(だからこんな体型になる)
「くく……確かにのォ。
なァにもしかしたらの話じゃ。そもそもうちの場合は入院するよりさせるほうが多いけえの」
ミキミキと拳を握り締め、瞬間、獣めいた笑顔になって……まただらっとした雰囲気に戻る。
「にしても最近退屈じゃの。どうもこう…一時期感じとった空気がないわい」
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>>977
「手術直後とかは体が弱ってますからねー。
味はともかく、栄養は抜群ですから
ちゃんと食べないといけないです。」
……と言いながらちらっとお腹を見る。
「も、もしかして、喧嘩をするタイプでしたか?
……恐ろしい話ですけど、危ないことは避けたいですね」
と言ってため息を付いた。
「ふむ……何となく分かるような…
なんて言えばいいんでしょうねー。
平和?…まぁ平和は一番です。」
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>>978
立派なお腹だ。女子相撲部か何かと言われても納得できてしまいそうなくらいに。
ちょっと意外そうに、朱鷺宮を見る。
「おう。最近はどうもご無沙汰じゃがのォ。
これでもここらに引越しする前は『歩く爆弾低気圧』呼ばれたもンじゃ。
…『平和が一番』のォ………まァそれも間違っちょらんがのォ………」
どうにも不服そうだ。また頬杖をつくとダルそうにため息をついた。
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>>979
「押し出しとか、強そうですね……」
なんとなーく思ったことを口に出した。
まずかったか、と一瞬考える。
「へぇー……そういうふうには見えないですねー…
見かけによらないってことでしょうか」
と、彼女の顔を感心した様子で見る。
そんな危なそうな人には見えないな、と考えていた。
「…一時期にはとんでもない騒ぎが頻発してたみたいですけどねー。
ま、あの時のことを考えれば…ゆっくり休む時間も重要…かも知れないです…」
と言って彼女も頬杖をつく
「…と言っても私は……学習をしなければならないんですがね…フヒヒヒ…」
ちょっとうつむいてつぶやいた
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>>980
「お前〜〜〜〜、今明らかにうちの体型見て思うたじゃろォ〜〜〜」
ムニッ
朱鷺宮の頬を摘んで引っ張って、直ぐに離した。
「…押し出しはせん、が、平手はするかのォ。
受けられても拳痛めんで済むし、そのまま掴めるんじゃ」
…ダルそうだった顔が狂猛な笑顔になり、目が徐々にギラギラとしてくる。
「後は避けられても引っかくか…そこまでいけんでも顔を、特に目元を触られる、触られそうになるだけで人間、反射的に目を閉じよるけぇ。
そこを突いて畳み掛けるンじゃ。
………ほうかのう、うちは退屈じゃ。まァ確かに、今はバイトも順調じゃけ、悪くないゆうたら悪くないがの……う〜〜〜ん」
複雑な顔になり、うめく。
「まあもし追試になったら多分うちもおるけぇ、仲良ォやろうや」
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>>981
「うひゃあ!ひゅいまひぇん!」
涙音の頬は結構柔らかかった。
ぷにぷにする
「えっと…ですねぇ。
なんだかパンチよりも平手のほうが痛いような気がしますし…
えーっと…はぁ…べ、勉強になりますね…」
果たして彼女の喧嘩テクニックが役に立つ日が自分にはあるのか…
涙音はひとまず彼女の言葉を真面目に聞いていた。
スタンドでも有効そうかもしれない…
「戦いたい、という思いが…
やはりあるのでしょうか?」
彼女の複雑そうな表情を見て、ちょっと心配そうな顔をする。
「んー、…その時はよろしくお願いします。
一応、ならないように気をつけるつもりですけどね…」
そう言って軽く頭を掻きながら勉強をある程度解いていく。
「……はぁー、流石に何度もやってると疲れます…」
-
>>982
「拳は案外痛めやすいンじゃ。
思い切りやれるゆう意味なら、やっぱり掌のほうがええ。
物好きな空手屋やボクサーの中には、拳鍛えてカッチカチにしとるやつもおるが」
ああ言うのは別じゃ、と肩を竦める。
「…うちはまあ物心ついた時から喧嘩三昧じゃったけぇ、それが無くなるとこう……やっぱり、の。
毎朝くっとるおかずが、いきなりある日出てこんくなるようなもンじゃ」
朱鷺宮がテキストを開くのを見て、自分も続く。
…藤堂虎鈴は不良で不真面目だが、宿題は出すし勉強はするし学習もするのだ(成績に反映されるかどうはか別として)。
「誰かこう、うちらに巧く教えてくれるやつがどっかにおるとええんじゃがのォ〜〜〜〜〜」
-
>>983
「へぇー…
まぁ確かに、拳を使ったら結構痛いような気がしますねー…
骨が近いですし…」
と言って拳を握ってじっと見てみる。
ちょっと痛そうとか感じてそうだ。
「むー、穏やかじゃない日々を過ごしてたりすると
平和よりも、そういう事のほうがなれてしまうんでしょうか…
できれば穏やかにしたいですねー。」
藤堂が伝える不良的な日々のことを考えながら、
ひとまず方程式やら何やらを覚えるために
ノートに問題の答えを書き記していく
「学校の授業だとわからないことも多いですからねー。
それこそ家庭教師か…或いは学校一番の天才の人か…
そういう人じゃないと無理なのかもしれないですねー。」
と、ため息を付いた。
ちょっとだけ書いていた手が止まり、
「んーっ…ふぅ…」
椅子の背にもたれかかり、腕を真上にして伸びの動作を行う。
と…突然。
シュウッ!!
突然教室の外からボールが飛んできて、
何度か跳ね返り…
ボゴォッ
「けばぶっ!?!?」
-
>>984
…と、涙音の鳩尾にボールが命中した
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>>984-985
「うちの近所は血の気の多い奴らがようけおったンじゃ。
じゃけえそれがむしろ普通だった。まァそン中でもうちは飛び切り凶暴だったみたいじゃがのォ…」
あくび交じりにテキストに向かう。
その計算速度は朱鷺宮より遅かった。
「家庭教師雇えるほどの銭があれば、ウチはとっくに毎晩のおかずに焼きジャケの切り身つけとるわ。
お前、誰か勉強のできる知り合いとか居ら……うおおなんじゃァいきなりィ!?」
反射的に飛びのくと、床で弾むボールを掴んで、入ってきた窓から外を見渡した。
「どこの誰じゃアホぉ!!気ィつけェや!!」
-
>>986
「うぐふ………
あ……えっと…大丈夫です……」
机に突っ伏した状態で片手を藤堂に向ける。
なんだかビクビク震えてるような気がする。
「えー……これは毎度のことで……」
と言いつつ、彼女の言葉に応える。
「……にしても………
私…よく考えて見れば…
穏やかな日々って感じじゃ……ないですね…
あなたのことは……色々言えないかもです……」
なれた風な口調である。
つらそうだけど。
「べ…勉強のできる……知り合いですか……
一応……寮の方にいる……かも知れないですが……
あんまりそういう……ことに………縁がなかったもので……」
-
>>987
「全然大丈夫そうには見えンがの……………」
ド ヒ ュ ウ ッ
とりあえず投げ返した。
…微妙にストレスがたまっているので、自分が投げるフリして『オリンポス』に投げさす。
遠目からはその微妙な不自然さには気づくまい。
「なンじゃその、毎度のことゆうンは。保健室行くか?
毎度?のことじゃゆうてもツラいもんはツラいじゃろ」
顔を覗き込む。
「おおっ、そンなら今日はさっさと帰って、そいつに教えて貰うたらええンじゃ。そうしよう」
ちなみに今は放課後だ。そうなのだ実は。
-
>>988
「うーん……いえ、慣れっこです。」
と言って手を振った。
…ウギャー!
外ではなんだか悲鳴が聞こえてきた。
つかめずに顔面にでも衝突したんだろう。
「んー……あ、そろそろ大丈夫な感じが……」
と言って軽く顔を上げる。
でも顔は引きつっている。
「そうなんですかー…
できる人がいるといいですね。」
と、頷きながら答える。
「ん……そういえばあなたは…
寮から通ってる」
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>>989
「…のでしたっけ?」
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>>989
その後数日、中等部の謎の豪腕ピッチャーを求めて野球部があれやこれや調べたとかしないとか。
「…まあお前が平気じゃゆうならそれでええが。
うちか?うちは寮やのうて、親戚筋にあたる人が借りてくれたアパートに住ンどる」
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>>991
「……あのひと大丈夫なんでしょうかね…」
むしろそちらの方を心配してしまっている。
まだ自分のお腹を撫でているが
「まぁ平気です。
痛いといえば痛いですけど…」
「そうなんですかぁ。
まぁ、寮はこの近くですから
会いにいけるといえばいけるかもしれませんね。」
と言って大きくうなずいた。
「ふー、でもなんだか…
ちょっと調子が良くなったような……
気がします。」
と言って軽く自分の教科書の様子を軽く見た。
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>>992
「大丈夫じゃろ。ヘルメットもかぶっとる」
窓を閉めて席に戻った。
「別に寮生以外は寮の人間に会えんゆうことはないじゃろ。じゃけえ」
ガシッ
朱鷺宮の手を握る。
「紹介してくれんかの」
真顔だ。
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>>993
「はぁ……まぁ大丈夫ならいいですけど……」
と言いながら首を傾げた。
まぁ、多分大丈夫だったのだろうと思う。
「ま、確かにそうですね〜。
仲良くなる機会があれば多分……ん?」
と、突然自分の手が彼女に掴まれる。
ふと、藤堂の顔を見上げると
「え、あ…はぁ」
その顔は真剣そのもの。
なんだか、紹介してあげたいような、そんな気分になる。ような気がする。
「一応知ってる人の中に…
ああ、私の友達の中にもそういう人はいますから…
紹介するくらいなら全然、大丈夫ですけど」
ちょっと戸惑い気味に答える
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>>994
「まじめな問題なんじゃァマジで〜〜〜〜〜。
生活の面倒みてもらっとるけえきちんと卒業して就職して、早く独り立ちせんといかんのようちはァ〜〜〜〜」
不良だが藤堂虎鈴はこういう意味では真面目なのだ。
「頼むわホントに、キチンと卒業せんと国連で働いとる姉御に顔向けできんのじゃァ〜〜^」
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>>995
「…ふむ……
かなり深刻そうに見えますね……
何とかして私の方でも掛けあってみます。」
大きくうなずき、彼女の後押しをしようと考えた。
「…国連…?
あなたのお姉さんは…
えーっと国連の…?」
さり気なく言われた話に、ちょっと驚きを隠せない。
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>>996
「おお、持つべきもンはクラスメートじゃ、ありがたいのォ!!」
満面の笑みで握った手を上下に振った。
「ん?ああ、確か………『WFP』、じゃったかの。
主に東南アジアで、食糧支援や難民支援をやっとる言うとった。
……見た目はむしろハイソなお嬢様ゆう感じで、そういう仕事してそうな雰囲気全然ないンじゃが」
その顔がやや、引きつり気味に固くなる。
「これが厳しい人でのォ……意味わからんくらい喧嘩も強いンじゃ。このウチが手も足も出んけえ…」
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>>997
「どうも、こちらこそ
色々とお話聞けて楽しいです。」
ちょっと鳩尾を撫でながらニッコリとした顔で答える。
「食糧支援…はぁー、かなり大きな仕事をしてらっしゃるんですねー。
あなたのお姉さんは…
ニュースとかでしか聞くことがないようなそんな話ですねぇ。」
名前だけならば聞いたことはある。
世界保健機関……は違うが、とにかくそんなふうなものだろう。
「…うーむ…
あなたより強くて、厳しい人ですか…
かなり強い…のがちょっとわかります。」
彼女の様子をジロジロ見ながら答える。
なんとなく感じられる。
彼女が怖がるほどの姉とはどのようなものか、と。
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>>998
「いや姉御がしとるンは現地に直に届けに行く系じゃ、大きゅうはない。
その分ヤバい時もあるらしいがの…山賊に行き会うたりとか。まァウチじゃったらようやらンわ」
くしゃくしゃと頭をかきながら、どこか恥ずかしそうに誇らしそうに目を細めた。
「こがあな島国の端っこで喧嘩強いとかイキっとってもこン程度じゃ。姉御のこと考えると、自分のちっちゃさが恥ずかしいわ。
……じゃけえ、ウチとしてはそれなりの成果を出さんわけにはいけんのよ」
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>>999
「ふむ…いずれにしろ、危険な仕事であることは間違いなさそうですねー。
もしかしてその山賊とかも…軽々と…?」
なんとなく想像をしてみるが……
つくづく恐ろしいような気がしたのである。
「…まぁ確かに、ただ力が強いってだけでは
何も出来ないですからねー。
やっぱり立派な仕事につくためには
学歴やら何やら…重要ですし」
と言って、軽く自分の教科書をまた見る。
「危ないことを避けていけば、
勉強の時間もその分増えますかねー…」
//(新スレ→ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1459252116/)
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