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ゲーム用シナリオ★1

221名無しさん:2025/05/01(木) 13:24:23
了解です。
ロベスピエールの処刑(1794年・テルミドール9日のクーデター)を主導した中心人物たちを以下に紹介します。
彼らは「恐怖政治に耐えかねた共和派内部の反ロベスピエール連合」であり、それぞれ異なる思惑で動いていました。


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◆ ポール・バラス(Paul Barras)

役割:テルミドールのクーデターの実質的リーダー格。公安委員会の中核メンバーだったが、ロベスピエールを警戒して反旗を翻す。

立ち位置:権謀術数の人。恐怖政治への倦怠と自己保身から動いた現実派。

行動目的:独裁的なロベスピエールの排除と、自らの権力確保。

その後:総裁政府のメンバーとなり、ナポレオンを重用(のちに切られる)。最終的には権力を失い、自然死。



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◆ ジャン=ランベール・タリアン(Jean-Lambert Tallien)

役割:議会で最初にロベスピエールを公然と非難した急先鋒。恋人テレーズ・カバリュス(後の妻)の逮捕をきっかけに転向。

立ち位置:元ジャコバン派だが、次第に穏健化。個人的感情と政治が結びついた行動派。

行動目的:恋人と穏健派を守るために恐怖政治を終わらせたかった。

その後:テルミドール後の総裁政府で一時的に権力を握るが、影響力は徐々に低下。



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◆ ジョセフ・フーシェ(Joseph Fouch��院�

役割:裏でテルミドール派と連携し、クーデターの準備と扇動に暗躍。

立ち位置:冷酷無比な情報操作の天才。生き延びることを最優先する策略家。

行動目的:自分の生存と影響力維持のために、情勢を見てロベスピエールを切った。

その後:ナポレオン政権下で警察大臣として君臨。王政復古後も裏で権力を操る“フランス近代史最強の生存者”。



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◆ コレクティブな特徴(彼ら全体に共通するもの)

思想ではなく“生存”と“安定”を選んだ者たち
 → それまでロベスピエールに従っていたが、「もう限界」「こいつが暴走すれば自分も死ぬ」と気づき、掌を返した。

組織的連携ではなく、恐怖による即興的な共謀
 → 「正義の反乱」ではなく、「沈みかけた船から逃げる自己保身者たちの集団」。

ロベスピエールの“徳による統治”に共感はしていなかったが、正面から対抗もできず、ギリギリで叛旗を翻した者たち。


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