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【もしもの時は】ここだけ世界の境界線【ここで】

1かぶり ◆eZKgukyN3c:2018/09/13(木) 22:09:59 ID:???
【なりきり新世界へようこそ!】
ここは様々な世界が融合して出来た世界。ここの住人は親しみを込めてこの世界を『新世界』と呼んでいます。
この世界にはオーバーテクノロジーから魔術まで何でも存在します。超能力や宇宙艦隊もあれば大魔王の領地も、
獣人の集落や神の軍勢すら勢揃いの『なんでもあり』の世界。それが新世界なのです。
あなたはこの世界の新たな住人となり、先駆者や新入り、そして異世界の住人達と関わってゆくことになります。

【ゲートについて】
この世界には『ゲート』と呼ばれている様々な世界同士を繋げる空間があります。
時にそれは魔界へ、時にそれは天界へ、時にそれはダンジョンへ、繋がっている先は様々です。
稀にそこから『厄災』なるものが流れ着き、それがこちら側の世界を荒らす事もしばしば…
その度に貴方達『能力者』はその能力を最大限に行使して『厄災』を元の場所へと送り返したり倒したり…
この世界の様々な事がこの『ゲート』を切っ掛けにして起こります。

【来訪者について】
この『新世界』はその性質上、別世界からの『来訪者』がやってくることもあります。
彼らの来る世界は様々な世界。時には人間や獣人。時には悪魔や妖怪。そして時には異星人すら『来訪者』として現れることすらあるのです。
『来訪者』はこの世界に来る過程で新たな『能力』を得る事も、そして自分が持っていた能力を引き続き使うことも出来ます。
しかしあまりにも強大な『能力』は『ゲート』の力によりその効力を失ってしまうこととなるでしょう。
次の『来訪者』はあなたかもしれません……

◇ここは自分だけの『能力』を手に入れ、様々な能力者と戦闘、交流するスレです。
◇オリキャラは勿論、様々ななりきりスレのキャラも参加する事が可能なスレです。
◇まずはしたらばで能力登録。ここに設定を纏めておくことでロールをスムーズに行えます。
◇戦闘、交流、基本は何でもありですが、相手が不快になるロール、確定ロールは避けましょう。
◇チート能力や人外級の身体能力など、相手に勝利の余地を与えない設定は避けましょう。最強設定は御法度です。
◇荒らしはスルー。絶対に関わらないようしましょう。

◎戦闘之スヽメ◎
悪い例:
まそっぷ!
【剣を振りかざし、思いっきり斬りつけた】
↑確定ロールが含まれているのでNG。

良い例:
まそっぷ!
【剣を振りかざし、思いっきり斬りつけようとする】
↑正しくはこう。他人に行動の自由を持たせることが大切。

☆次スレッドは>>980が立てるものとする

★避難所★
ttp://jbbs.shitaraba.net/internet/20393/

★wiki★
ttp://www60.atwiki.jp/_mng/admin_basic.php

★前スレ★
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20393/1447517901/l50

404 ◆T/233Moei6:2019/05/28(火) 00:33:41 ID:???
//おちまい!!

405ジョシュア ◆4J0Z/LKX/o:2019/05/29(水) 22:45:38 ID:???
【2033年世界 ジョシュアのセーフハウス】

「それでよ、俺がベティをブン投げた時に……」

ボストンの夜景を見下ろすことのできるボストン・ヒルの小高い丘。
ジョシュアの知る現実には存在しない地形は、この世界もまた現実とは異なるものであるということをジョシュアに教えてくれる。
今日は珍しく男だけのサシ呑みということで、昼ごろからセーフハウスにて夫々水入らずでバーベキューを敢行しているのだ。
ビーチチェアに腰かけたジョシュアが肉を焼きながら談笑していた矢先のことである。ついに最後のビールが切れて。

「クソ、酒が切れちまった」
「取って来るから、火ィ見といてくれ」

家の地下室にまだ幾らか箱があった筈だと、ジョシュアは立ち上がって歩いて行く。
そういえば過去の彼はそれは凄まじい下戸であったのだが、いつのまにか飲めるようになったものだ。
歳を経て強くなったか、それとも身体の変化によるものか……
いずれにせよ、炭の爆ぜる音と心地良い夜風に吹かれながら、夜は更けてゆくのであった。

406かぶり ◆IqwQDoqGqI:2019/05/29(水) 22:55:07 ID:???
>>405
アキレス「ダッシャッシャッシャッシャ!!!!」
―――ギィ!!ギィ!!

ジョシュアの言葉に手を叩いて大笑いのアキレス
ベティは笑い事じゃない!! と憤慨したようにハサミを振り上げた

アキレス「あれ? ホントだ 悪いねジョッシュ」
―――ギィ♪

炭を足し団扇で扇いで火を強める これで暫く火が消えることはないだろう

ちなベティちゃんはマシュマロ焼きに忙しかった

アキレス「ジョッシュまだかなー」

407ジョシュア ◆4J0Z/LKX/o:2019/05/29(水) 23:05:21 ID:???
>>406
「…………」

そろっと近寄る人影は、まるで陽炎の如く歪んだ透明なものだ。
サイボーグ忍者ニヒラブラ、たまたま通りかかったカルゥゾ・シックが華麗に推参。
本当はジョシュアに用事があったのだが、様子を見る限り今日は尋ねてもお邪魔虫のようだ。

「(俺抜きで BBQとは いけ好かぬ)」
「(肉は貰うぜ 是天誅ぞ)」

故にデセプションクロークによる透明化を発動したまま、EMAグラップルで木からだらりとぶらさがり。
金色に輝くマイ箸でいい具合に焼けた肉をつまめば、そのままマスクの口元をパカっと開き、そこへと運んでゆくだろう。
傷だらけの口元だけが闇の中に浮かんでいる状態だが、つまみ食いに気づくにはしっかりと火を注視していなくてはならない。
ぼーっとしていた場合、網の上の肉はまるっと消えていることだろう。

408かぶり ◆IqwQDoqGqI:2019/05/29(水) 23:17:23 ID:???
>>407
アキレス「♪〜」
だがアキレス なんとラジオのチューニングに勤しんでいて気づいていないという失態
ひょいぱくひょいぱくとお肉が消えていく・・・が

―――ギィギィ♪・・・ギィ?
いい塩梅に焼けたマシュマロに舌鼓を打っていたベティちゃん 虚空に消えゆくお肉に気付いたぞ

―――ギィ!!ギィ!!
アキレス「どうしたベティ 誰か来たのか?」

敵集を知らせるベティ アキレスもやってきてしまったぞ カルゥゾピンチ?

409ジョシュア ◆4J0Z/LKX/o:2019/05/29(水) 23:28:33 ID:???
>>408
「(高ランク 牛肉赤身 いと美味し)」

霜降り肉をタレもつけずに口に放り込み、溢れる旨味に舌鼓。
けれどもその幸福も長くは続かない。後一枚を残してベティに気付かれてしまったのだ。

「やべっ……!」

正体が露見する前にサッサと退散。用事はまた今度聞けば良い。
グラップルで掴んでいた木の上に軽い身のこなしで飛び乗って、そのまま闇に紛れて消えた。
そんな騒ぎの中に駆けつけたのが、ビールの入った木箱を肩に抱えてやってきたジョシュアだ。

「待たせたな、追加のビールとジャーキーだ」
「……ん、どォした?ベティ……」

ジャーキーのカタマリをべしっと置いて、そのまま箱の中からビールを取り出してアキレスに渡しながら。

「ははーん、さてはベティ……お前我慢できずに食いやがったな?」

ニヤニヤと笑みを浮かべるものの、それはベティの主張とは真逆の理解であった。
騒ぐベティに待てと告げると残りの肉を紙皿に写し、彼女が食べやすいように皿を地面に置いてやる。
彼としてはベティの気持ちを汲んであげたつもりなのだが……

410かぶり ◆IqwQDoqGqI:2019/05/29(水) 23:46:38 ID:???
>>409
―――ギィ!!ギィ!!
待て 逃げるなとハサミを振り上げるが 無念 逃してしまった

そしてジョシュアがやってきた

―――ギィギィ!!ギィ!!
曲者がお肉を持って行った と弁明するが

アキレス「んもう お肉食べたかったんなら取ってあげたのに」

ナムサン!ジョシュアもアキレスもこちらの意図を理解してくれない

―――ギィ!!ギィg・・・ギィ♪
なおも状況説明をしようとするが 目の前には焼けたお肉
結局嬉しそうにお肉を食べ始めるのであった お肉には勝てなかったよ

アキレス「全く食いしん坊だなぁベティは そういえばジョッシュったらいつの間にいける口になったのさ
     ちょっと前までエラい下戸だったじゃん」

と 新たなおビール様を開けながら質問してみるテスト

―――ギィ♪
ちなベティちゃんはお肉に舌鼓を打っていた

411ジョシュア ◆4J0Z/LKX/o:2019/05/30(木) 00:01:36 ID:???
>>410
「ハハ、可愛いな……」

肉を食べたいという食の欲求に身を委ね、完全に弁明することを諦めたベティ。
そんな彼女の様子を見るなり、ジョシュアは思わずふにゃっとした笑みを浮かべて。
艶のある甲羅を手の甲で軽く撫でて、それからまた立ち上がってチェアへと戻って行くのであった。

食材も無くなったことだし、あとはジャーキーでも噛みながら言葉を交わすくらいか、と。
アキレスのチェアの隣に自分のそれを移動させ、並んで夜景を見下ろして。

「ん?そうだったか……?」

投げかけられた質問には、首を傾げて少し考え込んでいた。

「あー……あァ、そォだ……確か弱かった、かもな」
「コミッサーと飲んで、ゲロゲロに吐いたっけ……」

少しあやふやな様子だが、そんなこともあったかと。
自信なさげな声でアキレスから視線を逸らすのである。

「なんか、思い出したら急に弱いような気がしてきた……」
「クソ、グラグラしやがる」

意識してみると急に酒が回り始めたようで、ジョシュアは少し顔を赤くして目を虚ろにしている。
意識しなければ飲めるというのもおかしな話だが、今の彼は人間ではないので人間の常識は当てはまらないようだ。
かくかくと、偶に船を漕ぎながらも暫く意識を保ってはいたものの、やがてアキレスの肩にごとりとジョシュアの頭が乗せられ。

「くかー……くー……」
「……んが……」

なんとヨダレを垂らしながら寝てしまったのである。切り替えの早い男だ。
食いかけのジャーキーとビール瓶を腹の上で握ったまま、完全なる寝落ちをぶっこいてしまったのだ。

412かぶり ◆IqwQDoqGqI:2019/05/30(木) 00:19:17 ID:???
>>411
―――ギィギィ♪
そんなべティちゃんはお肉を食べるのに忙しかった

アキレス「そうか そりゃ大変だったな」
ジョシュアの失敗談を笑いながら聞いていたが なんといきなり酔いが回ってきたのか
あれよあれよとおねむの時間である

アキレス「なんだそりゃ 全くしょうがねぇなぁ」
ケラケラと笑うが 自分の肩に頭を載せて寝息を立てるジョシュアに苦笑を浮かべる

アキレス「炭は足したし この気温じゃ風邪をひくこともないだろ 俺も寝るか・・・」
と肩にジョシュアの頭を乗せたまま瞼を閉じる 避けも廻っていることだし 直に寝息が聞こえ始める

―――ギィ?
そしてお肉を食べ終えたベティちゃん 野郎2人が仲良くおねんねしていることに気付くと ジョシュアのチェアの下に潜り込みこちらもおやすみタイム

ラジオは静かな音楽を流し続けている 野郎2人とサソリ一匹の寝息が混じるのであった

//〆?

413 ◆4J0Z/LKX/o:2019/05/30(木) 00:24:23 ID:???
//〆!

414鬼久墨音:2019/11/12(火) 00:07:26 ID:???
「ふ、ぅーむ……」
「……うむん?……ふむ……ぅーん……?」

スクラップヤードの食堂、何やらノートと教科書を開き頭を悩ませる鬼久墨音
彼女は越境者でありチャイルドソルジャーであるが、同時に女子高生でもあるのだ
故に偶には勉学に励んでみたりもするが、

「……さっぱり分からん……大問題だな」

ぐてーんと机に伏して死に掛けなのだ、普段全くしないからね仕方ないね

415 ◆4J0Z/LKX/o:2019/11/12(火) 00:41:14 ID:???
>>414
「42だ」

どかっと座ったジョシュアが、真面目な顔でそう言った。
据わってもぐるぐるでもない澄んだ目で、真っ直ぐ墨音を見つめて。

「6x9=42、それが全てだ」

近頃の彼は、段々と某将校に似てきた節がある。

416鬼久墨音:2019/11/12(火) 00:50:17 ID:???
>>415
「……何?……42……」

どれどれ、と息を吹き返し計算再開
流石にそのひとつで全回答という奇跡は無論ないが、それでも牛歩ながらも進展があったらしい

「成る程、そういうモノか」
「……助かったよ、えーっと……あぁ、ジョシュア」

幾度か顔を合わせた、共闘した仲ではある
しかしこうして、落ち着いた空間での会話は初めてだ
と言うより、ジョシュア側が墨音を、或いは名を知らぬ可能性すらあった
コーヒーをずずと啜る、苦い

417 ◆4J0Z/LKX/o:2019/11/12(火) 00:57:14 ID:???
>>416
「ツッコミは無しか……」

小さくぼやきながらも、墨音の向かいに腰掛けてビールを呷る。
机がここしか空いていないという訳では無い。単純に彼女に興味があるのだろう。
なんというか、勉学に精進する越境者は珍しい。ジョシュアの知る限りミスカくらいなものだ。
学生で世界を股にかけること自体、珍しいことだとジョシュアは考えている。

「……若いのに越境者たァ、少し訳ありのよォだな」

缶を握り潰し、机の上にトンと置いて。
拳銃を取り出し、なんとなく墨音の側へとスライドさせる。
分解してみろとでも言いたげに、顎で指図。

……勉強の邪魔には違いないが、本人は息抜きでもさせているつもりなのだろう。

418鬼久墨音:2019/11/12(火) 01:04:14 ID:???
>>417
「……ん?なんだ?」

実際ツッコミは皆無であった
事通常であれば割と真面目な……ツッコミに回る事が多い墨音ではあるが勉強に関しては丸でダメなのだ

「まぁ……そう、な」
「訳があるから越境者でいる訳じゃないだろうが、」

銃を隻腕で受け取り器用に解体、パーツごとにキレイに並べ隻眼を向ける

「……訳がない越境者っていうのも、そうそういないだろう?」

元チャイルドソルジャーでね、と苦笑

「戦ってばかりで、余り勉強に打ち込めなかったからな」
「……こんなナリになっても、一応はしておくに越した事はないと……」

419 ◆4J0Z/LKX/o:2019/11/12(火) 01:38:04 ID:???
>>418
「いい腕だ、でも褒められはしねェな……」

バラバラに分解された拳銃を見て、頷きながら目を瞑る。
そのままパーツを手に取り、目を瞑ったままで器用に完全に組み上げて。
技術は十分、しかしそれは彼女の年齢にそぐわないものだと内心。

「同情する訳じゃねェが、お前みたいな子供が兵士に仕立て上げられてるのを見ると、なんというか……」
「似たような奴を知ってるだけに、落ち着かねェんだ」

墨音の様子を見ていると、どうしてもニアの事を思い出す。
二人はあまりにも似ている。ただ生まれが違うだけだ。
大人のエゴで生み出され、大人のエゴで殺しの技を仕込まれた。

「……まっとうな道を歩めるなら、それに越したこたァ無ェ」
「こんな事、そのうち忘れちまうさ」

だからこそ『普通の人間』が歩めるような道に戻る事が出来るのであれば、それ以上のことはないと。
銃の扱いなど記憶から消えてしまうような、そんな人生を歩んで欲しい。
ジョシュアもまた、そういったエゴを持っている。

420鬼久墨音:2019/11/12(火) 01:47:44 ID:???
>>419
「おかしいな、褒めてくれる所だと思っていたんだが」

ふふ、と片頬を釣り上げて自嘲気味に
しかして戦闘者として再起不能な程に失われた体は、それでも尚も戦う事を切望した墨音自身の決意によって未だ戦い続けている

「……私のな、私の世界は……」
「多分、余り平和な所じゃなかったんだ」

だから、と呟き半分になったコーヒーに砂糖をサラサラと
味の変化が楽しめて二度美味しい、墨音の好きな飲み方だ

「……必要なんだよ、戦う為の存在がな」
「だがありがとう、優しいのな……見た目より」

故に誰かに命じられたからではない
彼女は彼女自身の為に戦っているのだ、守るべき為に……約束の為に
最後に悪戯っぽく付け足して、鼻で笑って見せる

421 ◆4J0Z/LKX/o:2019/11/12(火) 01:56:13 ID:???
>>420
「俺は優しくねェ、甘いだけだ」

つい救いの手を差し伸べたくなる。目の前の脅威や苦痛から解放してあげたくなる。
実際にはそれが押し付けがましい独善として牙を剥く事だってあるということを知っているから。
衝動に身を任せず、ぐっと堪えることが出来るほどにジョシュアは成長できた。
故にその言葉は、まるで自らを戒めるように。

「……タバコ吸ってくる」
「…………必要なものがあったら、いつでも言ってこい」

煙が迷惑になるからと理由を付けて椅子から立ち上がる。
ビール缶を持ち上げてゴミ箱へ軽くトスすると、タバコの箱とライターを取り出し。
やはり甘さを捨てきれずに、ほんのりと手を差し伸べて去るのであった。

//〆!

422かぶり ◆qg2zP.O3iQ:2020/12/17(木) 23:05:03 ID:kwsurfGA
【ウェイストランド】
一体どこがどこを狙ったのが始まりだろうか
それを伺い知ることはすでに叶わぬ

そこに在る事実 それは核戦争後の世界

焼き尽くされ 乾いた大地 絶滅こそ免れたが大きく数を減らした人間
大量の放射能と変異した化け物 これらでこの世界は成り立っていた

いまいちピンとこないなら フォールなアウトとかの世界を創造するとよろし

そんな世界の ありふれたゴーストタウンの公園に場違いな男がいた

ジョージ「ふむ…茶葉を買えたね?」

薄汚れたベンチに座るは 場違いなほどに仕立てのいいスーツの上からコートを羽織った
場違いなほどに小奇麗な男

傍らには燕尾服の執事を従え 白磁の茶器で紅茶を頂いていた
傍らのラジオからは 雑音交じりの音楽が流れている

ジョージ「恐らくは ゲートがそろそろ開くはず っとその前に」

そんな人の途絶えた街に人の気配を感じ 視線を向けてみる
そこにいたのは・・・?

423くりのす:2020/12/17(木) 23:10:36 ID:LBGypDuY
そんな世界に似つかわしい見た目の少年が一人。
羽織るローブは薄汚く、顔には半分のペストマスク。
季節にしては寒そうな服装で肩を震わせながら歩いていた。

「お腹すいたな…」

もう何日も食べてないのだろう、ふわふわと呟きながらふと前を見ると。

「ひぇ、人がいる…?」

びくっと身構えてつつも、恐る恐る近づいてみる。

424かぶり ◆qg2zP.O3iQ:2020/12/17(木) 23:20:00 ID:???
>>423
人だ

それも少年とは比べ物にならないほどに小奇麗な男だ
金髪を後ろになでつけ 白い肌にはシミ一つない

さらに燕尾服の執事を伴っている

ジョージ「ふむ…」
その男は少年を品定めするかのような視線を向ける

この世界の人間だろうか? 身なりはそれっぽく感じる が

ジョージ(ペストマスク…?)

この世界は存外に科学が発展している 防毒マスクならばそれこそちゃんとしたフィルター付きの物が手に入るはずだ
なのに 半分に割れているとはいえ この世界にしては骨とう品に属するペストマスクはあまりにも不自然である

ならば おそらくは

ジョージ「キミ」

男は少年に声をかける

ジョージ「よろしければこちらに来て 一緒にお茶でもいかがかな?」
微笑を浮かべ ベンチに誘う

執事が白磁の茶器をもう一つ用意する ミルクと砂糖をたっぷりと使ったミルクティーを淹れてくれた

425くりのす:2020/12/17(木) 23:28:02 ID:???
>>424
甘いミルクティーの香りに誘われ、少年は警戒心を解いて近づいていく。
今まで食べたことのあるものといえば残飯と血生臭い動物くらいだったからか、
その匂いはより魅力的に感じたに違いない。

「でも…」

少年は踏みとどまった。なんせ向こうは貴族のような服装で方や薄汚いぼろ雑巾。
さすがに場違いなのは一目瞭然だ。

426かぶり ◆qg2zP.O3iQ:2020/12/17(木) 23:39:03 ID:???
>>425
ジョージ「まぁまぁ このようなゴーストタウンで巡り合ったのも何かの縁
     ここはひとつ親睦を深めようではありませんか」

傍らの執事に視線を送る 執事は茶器をもって少年に歩み寄り ミルクティーの入った茶器を差し出した

ジョージ「私はジョージ・ド・ウィッカム グレートブリテンの子爵で闇の勢力から民を護る任を帯びた魔狩人の1人
     同時にスプロールでハウンドインダストリーという会社を運営しています よろしければあなたのお名前をお聞かせください」

と この男は自分が何者かを包み隠さず告げる 少年がこちらの肩書に覚えがあれば越境者確定だし
少年の肩書次第でも判明できる そう考えての言葉である

427くりのす:2020/12/17(木) 23:52:05 ID:???
>>426
執事さんに渡されたティーカップの匂いを物珍しそうに嗅ぎ、そして一口。
ふんわりとした甘さと温かさに包まれ、笑みをこぼす。
そして一言一言、彼の質問に答えた。

「ボクはクリノス。魔狩人…?人じゃないアレのことですね。ボクも何度も襲われたことありますから…」

その存在自体は知っているようで。
ただ人里離れた場所にいたゆえか世間のことも彼の仕事も分からない様子である。

428かぶり ◆qg2zP.O3iQ:2020/12/18(金) 00:04:25 ID:???
>>427
ジョージ(やはりか)

魔狩人も ハウンドインダストリーもこの世界にはないものだ
自分の世界の人間かまでは判別できないが その表情は間違いなく魔狩人というフレーズを知っている顔だ

ジョージ「クリノス君 驚かないでほしいのだけど どうやら私と君は同じ境遇のようだ
     いや 私たち2人だけではない 君と同じような境遇の者はたくさんいる
     だからこそ…後ろを振り向いてくれるかな」

クリノスから視線を外し 彼の後方に視線をやる
先ほどまで何もないそこには 乳白色のエネルギーが渦巻いていた

ジョージ「君にもあれが見えるはずだ あれはゲート 世界を跨ぐ門
     ゲートをくぐる以外にも世界を跨ぐ方法はいくつかあるんだけどね」

そう言ってジョージは立ち上がり ゲートに向かう

ジョージ「どうか一緒についてきてほしい 君が何になってしまったのか 君は知る義務がある
     私を信じて 怖がらないで」

そう言ってゲートの手前 クリノスに手を差し伸べた

429くりのす:2020/12/18(金) 00:18:19 ID:???
ジョージの向いた方向へと視線をやるクリノス。
その先にあったものを見てごくりと息をのむ。記憶は曖昧だがその門を知っている気がした。
とても怖い何かがある、そう理性で感じ取ると一歩後ずさるが手を差し伸べてくれる人がいた。

生まれて初めて差し伸べてくれた手、初めて人として扱ってくれた彼がいるなら…

「ジョージさん…」

そうぽつりとつぶやくが、しっかりとジョージの手を握り締めて。
小さい彼はこの世界の心理を少しづつ理解することとなるだろう。

//この辺で〆ですかね、お疲れさまでした!

430かぶり ◆qg2zP.O3iQ:2020/12/18(金) 00:23:01 ID:???
>>429
こちらの手を握りしめるクリノスにやさしく頷き ゲートをくぐる
その先に待つものは また別のお話

//オツカレサマドスエ

431かぶり ◆qg2zP.O3iQ:2020/12/19(土) 23:14:00 ID:???
そこは一見すれば打ち捨てられた廃工場であった
無尽蔵に転がるスクラップと 古びた建屋やガレージがそうさせているのだろう

だが決定的に違うところ それは真新しい建物が立ち さらには銭湯やら畑やら芝生やらもあれば
そこが異様な場所であることは想像に難くないだろう

ジョージ「ここは狭間のスクラップヤード 世界の狭間の間に存在する場所
     乱立する世界と薄皮一枚近く 遠い場所 そして 越境者の楽園」

今しがた越境してきたジョージは 同行人にそう告げる

ロイ「よぅ 帰ってきたか」
アキレス「おかえりー」
―――ギィ!!

ジョージを歓迎するかのように 短足のおっさんやら 白人男性やら 巨大なサソリやらが声をかけてくる
さて同行人は…?

432くりのす:2020/12/19(土) 23:22:26 ID:???
>>431
ジョージに連れられこの世界にやってきた少年は真新しい建物を物珍しそうに見つめていた。

「サソリ…!?」

きらきらと目を輝かせるその先にはサソリさんである。
ある時は食用に、またある時は毒を使ったりとクリノスにとっては便利な生き物である。
野放しにしとけば食べちゃうかもしれない。逃げてサソリさん!

433イムカ・グリムナー【最善への希求:2020/12/19(土) 23:28:30 ID:???
>>431

「月月火水木金金。休み?くたばってから幾らでも休めるぞ」
「「「「サー!イエッサー!!」」」」

 ガラクタの山から生活に必要なスクラップを掘り出している男衆。
 そして、何か超絶ブラックな掛け声で指揮を執るのはイムカ・グリムナーである。

「報酬は次の仕事だ。役割を得てうれしいだろう?」
「「「「サー・イエッサー!」」」」」

 照り付ける太陽の下、ジゴクのような肉体労働の連鎖!終わりなき労働の日々!!

【ジョージは「越境者の楽園」と言いました。なるほどまるで「地上の楽園」の如きフレーズですな。ガハハ】
 【→ナチュラルにジョージを欺瞞者に仕立て上げようとする厳しき現実ッッッ!!】

>>432

【嗚呼、↑の冒涜的労働光景を見よ!己が楽園と称したタコ部屋に己がまんまと連行されてきた真実()を知ることだろう】

 先程まで紳士然として見えていたジョージがまるで悪徳奴隷商のように見えてきた頃合いじゃあごーざいませんか。
 月、月、火、水、木、金、金!終わりなき肉体労働がアナタを待つ!!

「む?見慣れない顔だな」

 奴隷商のボス()と思わしきとっても偉そうな女首領が無表情にそっちをじーっと見ています。

【※当然ながら、実際はちゃんとした拠点なので大丈夫である。タイミングが悪かった的な何かだ】

434かぶり ◆qg2zP.O3iQ:2020/12/19(土) 23:36:47 ID:???
>>432
そう サソリである 食ってよし素材によし・・・であるが

―――ギィ?

何か用かと疑問符を浮かべるサソリは 中型犬から大型犬ほどの大きさだった
さぁ 食えるもんなら食ってみろ!!

ロイ「そっちのは見ない顔だな 初めまして…でいいのか?」

短足のおっさんはおっかない顔でクリノスをまじまじと見やるし

アキレス「俺も知らないね やっほー ここは初めて?」
ジョージと同じ白人 なれどこちらはより現代風な男が笑みを浮かべる

ジョージ「取り合えず彼に何か食べ物を それとお風呂にも入れてあげたいのですが」

ロイ「そうか なら飯を用意してこよう」
ジョージ「クリノス君 先に暖かい湯に浸かって疲れを落としては如何でしょう?」

おっさんは新しい建物に向かい ジョージはそう提案してくる

>>432-433
ジョージ「えぇっと・・・」
越境者の楽園と言ったのに 超絶ブラックな現場がお出迎え

ジョージ「ちょっとお見苦しい点がありましたが あれは例外ですので安心してください
     彼女はミス・グリムナー ちょっと厳しいところもありますが 決して悪い人ではないので怖がらないであげてください」

と イムカへの精いっぱいのフォローが光るぞ!! 怖がらないでね!!!!(必死

435くりのす:2020/12/19(土) 23:54:25 ID:???
>>433
「…(どうしようこれ奴隷にされるの僕!?)」

なんとか表情には出さないつもりでいるが、冷や汗ダラダラである。
もうすっごい怖いこの将校さんを前に固まってしまっている。

「…ど、奴隷にしたくばお腹いっぱいのご飯ください!!」

違うそうじゃない。もう混乱しまくりでジョージの裏に隠れてしまう。

>>434
じりじりとサソリに近づいていく。
もう涎でそうになるくらい。これだけ大きければお腹いっぱいに…

そう思った矢先、見知らぬ二人に話しかけられてはたまたジョージの後ろに隠れる。

「風呂…?(あの熱湯に着けられて何日も放置される拷問の…?)」

見知らぬおじさまを前に、いやな記憶がフィードバック。
風呂を拷問かなにかと勘違いしているようで。
ともかく将校さんとかおじさまとか蛇ににらまれた蛙みたいになってるので連れてくなら今のutida.

436イムカ・グリムナー【最善への希求:2020/12/20(日) 00:00:04 ID:???
>>434-435

≪000011110101≫

 中型犬から大型犬ほどの大きさを称するベティをマニュピレイターで指さすサーボスカル(浮遊する髑髏型ドローン)。
 次にとても大きなサイズの蒸籠(セイロ)がシュンシュンを湯気を吐き出しているのを指さす。

≪0000111110101≫

【そのまま、サーボスカルは横回転グルングルンした。ベティの立ち位置をフレンズとしてしっかり説明なのだ!!】

「なんだかとても酷い事を言われている気がするぞ。私は比較的温和な淑女のはずなのだが?
 ああ、私はイムカ・グリムナー、君は?」

 と、まあ、大体どんな性格か察せられそうな事を言いながら、
 帰ってきたばかりのジョージに冷えたヌカ・コーラ(一部の人間にとっての最高の清涼飲料水)をポイー。

「む?奴隷にする気はないがお腹いっぱいのごはんならあるぞ?」

 初見のクリノスにが何やら言っているので、透明の固形物が幾つも刺さったホルダーを指さす。

「エネルギーグリス…遠未来の戦闘糧食だ。無味無臭、栄養満点、歯ごたえはシャキサク。
 徐々に舌に味覚障害が発生して味に鈍くなっていくが、栄養があるし構わんだろう。腹は膨れる」

 なにその奴隷御用達食料なアレである。ほら、お腹いっぱいになるぞ。

「あとはそこのベティだな。本当に腹が減ってどうしようもない場合には非常食になる」

 ひっどい。

【さっきからクリノスにイムカが提供している情報だと、スクラップヤードが奴隷収容所めいた何かになっていくので、
 良識ある人々はどうにか汁なアレであったアレ】

437かぶり ◆qg2zP.O3iQ:2020/12/20(日) 00:16:40 ID:???
>>435-436
―――ギィ!?
ベティちゃんは戦慄した
あの目はいろんな捕食者と同じ目だ

慌ててアキレスの背に上って避難重点 なおセイロを用意するサーボスカルには

―――ギィ!!
アキレス「はいはい」

やっておしまいと言わんばかりにハサミを振り上げるベティ
アキレスはサーボスカルをむんずとつかむと 湯気を上げるセイロにサーボスカルを収納した

ジョージ「ミス・グリムナー あなたの性根は理解していますが 何分軍人であるというだけで
     一定の威圧感を与えてしまうのは避けられないかと」

と とってもオブラートに包んだジョージが弁明
ヌカコーラはありがたくいただきますが お風呂の後でいただきましょう

ジョージ「仕方がありません ここで立ち話もなんですから移動しましょう」

と 背に隠れるクリノスを連れて銭湯へ

【少年を某猫虐待コピペしながらお待ちください】

〜場面転換 止まり木同盟の宿〜
真新しい建物の一階食堂

ロイ「ほれ 食えよ」

と クリノスに出されたのは ベーコンの塊と野菜のスープと白パン そして牛乳だ

ロイ「俺はロイ・ゴールドマンだ よろしくな」
アキレス「俺はアキレス・イニゴ・ブランチ・セペダ 長いからアキレスでいいよ んで背中にいるのがベティ」
―――ギィ!!

と各々自己紹介をした

438くりのす:2020/12/20(日) 00:26:56 ID:???
>>436

「僕はクリノスです、イムカさん初めまして。

そのような食べ物は見たことありません、もしかして…違法薬物を売りさばく商人とかなんですか…?」


味覚障害とか発生するのに栄養満点とかドラッグじゃありませんか!!
しかも見た目が見た目なので中々信用してもらえないイムカさんであった。

「そのサソリは非常食なんですね!(後で蒸して食べちゃおう(るんるん))」

非常食認定されました、良かったね!!

>>437

ハッと我に返った時にはお風呂という名の拷問は済んでいたようで。
目の前に出された戦闘食料…ではなく美味しそうなパンやベーコンが出されていた。

「こんなにたくさん頂いていいんですか…?
ロイさん、アキレスさん、始めまして。こんな見ず知らずの僕に親切にしていただいてありがとうございます。」

深々とお礼をしてパンを一口。
初めて食べるまともな食事にうれし涙をこぼす。

「ところでここは何をする場所なんですか?」

訳も分からず連れてこられたため少し不安なようである。

439イムカ・グリムナー【最善への希求:2020/12/20(日) 00:33:54 ID:???
>>437

≪000111111010101≫

 すぽーんとセイロに放り込まれてしまうサーボスカル。
 一応、精密機器だというのに何たる雑な扱いか!(なお、全環境対応なので壊れません。

【ナムアミダブツ!】

「ふむ、軍人生活が長すぎたからな。そこは致し方あるまい」

 と、割と素直に(というか無自覚部分大杉)でジョージの言葉を素直に受け取るイムカだった。

【ちなみに冒涜的労働光景であるが、世の中軍隊式なノリの方が好きな人種というのは存在するので、
 割と皆、楽しんでやっているフシがあると此処で弁明。時にはイムカ飯のせいで住人洗脳状態になることもあるけどね!】

>>438

「私の世界では士官は皆これを食べているのだが…?」

 世界が違えば文化も大幅にちがーうという証左であった。
 それはそれとして中々ロクデモナイ評価をされているっぽいイムカであった

「ふむ、ベティの生活は相も変わらずハードなようだ」

 自分で非常食と言っておいてコレである。ベティハード。

【とまあ、ファーストコンタクトはこんな感じだった。うーむ、ひっどい】

//では自分はコノヘンデーであります。ありがとーございましたーノシ

440かぶり ◆qg2zP.O3iQ:2020/12/20(日) 00:48:11 ID:???
>>438
齧ったパンだって硬くてボソボソの無酵母パンだったり酸っぱい黒パンではない
ふんわりと柔らかく小麦の味があふれ出る上等な白パン

奴隷はおろか 貴族様が食べるような代物だ
おまけにバターやジャムまでついていやがる

ベーコン入りの野菜スープだって野菜は傷んでいる様子もなし
塩もたっぷり効いている

ロイ「中々大変だったみたいだな 腹いっぱい食べていいんだぞ」
アキレス「・・・。」

ロイは優しそうな顔をするし アキレスは口をへの字に曲げた

ロイ「とりあえずお前さんの境遇というのを教えてやろう…」

ということで説明タイム 設定とかに書かれていることを話したと思ってくだされ

ロイ「ということだ お前さんがいつどこで越境するかはわからんが 何かあったら俺ら越境者と止まり木同盟の宿を頼れ
   これから長い付き合いになるかもしれんが よろしくな」

ロイ「ジョージ 部屋はすぐ用意できるが 今日のところはお前の部屋でこいつを預かってやってくれないか?」
ジョージ「わかりました」

こうして自らの境遇を知ったクリノス君の明日はどっちだ!?

//といったところで〆 オツカレサマドスエ

441くりのす:2020/12/20(日) 01:01:32 ID:???
>>439
「そうだったんですね…なるほど、違う文化も存在するのですね…」

誤解は解けたがまだまだイムカへの警戒心はあるようで。
ただ、今のところは自分に危害は加えてこなさそうなため一安心するクリノスだった。
ベティちゃんは…うん、きっと非常食だと思い続けちゃう。子供だからね!

>>440
いったん食事を止めるとロイの話を真剣に聞いている少年。
自分の置かれた状況にいまいち理解が追い付いていないが、何かあったらここを頼るということは分かったようだ。
それに先日知り合ったジョージやロイといった優しい人がここにいる真実は何より嬉しかった。
今後この世界に起こる事件に巻き込まれていくこととなるのだろう。

「(後でベティの毒を少し分けてもらおう♪)」

非常sy…ベティの生活もなにやら一風起きそうだ。

//お疲れさまでした!

442 ◆T/233Moei6:2020/12/22(火) 23:57:29 ID:???
ではではおいどんはコノヘンデー!

ニンジャ…ニンジャの長いマフラーが必須になったのは何時からであろうか!!

ではでは乙かりーんちょであります!ノシ

443かぶり ◆qg2zP.O3iQ:2021/01/30(土) 23:31:54 ID:kwsurfGA
【止まり木同盟の宿】
越境者にとってゲートとはなくてはならないものである
だがゲートって奴は基本的に気まぐれであり 絶体絶命な時に開いて助かったりするし
中々開かないことだってある

ロイ「そんでまぁ 俺たちゃしばらくゲートに締め出されてこの地で昼寝をこいているわけだ」

山間部に位置する集落を模した止まり木同盟の宿 ログハウスが立ち並ぶ中で越境者が木こりやら猟師やらで生きている場所
特に冬はやることも少なく 今は燃料を節約するために大部屋に越境者たちが集まり 編み物したり読書したりと冬ごもりなうな環境

ロイ「冬でも近場で猟ぐらいはできるもんだが まぁゲートが開かないんじゃやることも少ない お前らも暇してるんじゃないか??」

と話しかけたのは…?

444クルト・カントール【深紅の篭手】:2021/01/30(土) 23:38:47 ID:???
>>443

「ツモ。リーチ一発、チートイツ、ホンイツ、ドラドラ。ふむ、裏もノった。貴様ら全員ハコテンだな」

 ログハウスにてやることがないならギャンブルだ!とは誰が言いだしたのか。
 しかし、勝負の世界はヒジョーにキビシーのである!!

「デスーん。アブブブブブブブ」

【イムカが大物手をアガると、α-12はおめめをグルグルさせて倒れて泡を吹く】
 【→コイツラ…とロイも頭を抱えたくなる超俗物的光景!!】

「では猟に行くかゴールドマン」

 クルトは己の上官が齎したアワレな被害者たちを一瞥。嘆息をつくとアサルトカービンを手に取ろうとして、

「銃はダメとか制約はあるのか?」

 と、一応問うたものだ。

445クルト・カントール【深紅の篭手】:2021/01/30(土) 23:48:27 ID:???
>>444
//チートイツじゃなくてチンイツでした(どーでもいい修正

446かぶり ◆qg2zP.O3iQ:2021/01/30(土) 23:49:57 ID:???
>>444
ロイ「あぁそうだな そうしよう」
眼前で繰り広げられている蹂躙にも涼しい顔

ロイ「少しはたらいで返さねば」

説明しよう! 大三元爆弾の直撃を食らい 早々にハコったのは何を隠そう私です

ここは幻想よりな世界であるが そこまでテクノロジーの規制はないらしい 銃器も問題なく使える模様
ただし小物が多いので小口径弾にしておけと宿の猟師が教えてくれた

〜場面転換〜
雪深い山道であるが今日は風が無く寒さはマシだ 道中に仕掛けた罠に野兎が一匹かかっていたが
晩飯を豪華にするには少々物足りない

だが鹿の糞を発見 近くにいるらしい

さて ロイはレンジャー知識を用いて鹿がどこにいるかわりだそうとする
クルトは野生の動物を探知できるスキルは持ち合わせているだろうか?

447クルト・カントール【深紅の篭手】:2021/01/30(土) 23:57:47 ID:???
>>446

「………」

 ロイのナサケネー一言にやっぱり肩をすくめるクルトなのだった。

【ナムアミダブツ!!】

 猟師さんの言に従い、アサルトカービンのスマートシステムにて、小口径弾を選択。
 バレルも自動で調整されるところが、スプロールのハイテク銃器の特性であった。

【流石はサイバーパンク近未来武器。某ゲームがバグゲーであったことが悲しい】

 サイボーグの身体とは言え保温を疎かにしていい理由にはならない。
 また、クルトの肉体は可能な限り人体に近いように設計していることもある。

【ゆえに毛皮の帽子とコートという現地の猟師と同じスタイルだ】

「足跡も見つけた…こっちのほうだな」

 クルトはと言えば元々スカウトであり、ストーキングはお手のものである。
 鹿の痕跡をしっかりと見つけて追跡を開始する。

【出来れば臭いで気取られない風下を確保したい。そのように動いてみる】

448かぶり ◆qg2zP.O3iQ:2021/01/31(日) 00:12:50 ID:???
>>447
さすがにスカウト技能持ちが2人もいれば捜索も難しいものではなく
難なく鹿を発見 数匹で地中の草を食べているらしい うまい具合に風下も確保できた

ロイ「・・・・。」

ロイは視線でクルトに合図を送る 鹿を仕留めるのは任せたようだ
銃は使えないが有用性は理解できる 自分が投石紐を使うよりは確率は高いだろう

と 木に降り積もった雪がタイミング悪くどさどさと落ちる その音で鹿が警戒状態に移行
狙える時間はそう多くなさそうだ

449クルト・カントール【深紅の篭手】:2021/01/31(日) 00:20:05 ID:???
>>448

「………」

 クルトのステルス技能は猟においても発揮される。
 特に世界の波紋と同調することは野生動物に対しても相性がいい。

「………」

 鹿が警戒したとて、焦りの感傷をにじませることはない。
 努めて冷静に、鹿をサイバネアイのレティクルに捉えてトリガーを絞る。

【狩猟の流儀、なるべく下手に負傷させずに仕留めることだ。
 野生動物を長く苦しめるような狩りは埒外ですらある。ある種の敬意を忘れてはならない】

 パン!と耳に残る射撃音が響き渡ったのは、僅か数瞬後である。

【なお、クルトは射撃は兎も角、狩った際の処理に関しては素人に毛が生えた程度だ】

450かぶり ◆qg2zP.O3iQ:2021/01/31(日) 00:34:18 ID:???
>>449
冷静沈着に狙いを定め その銃撃はいったいの牡鹿の目に突き刺さり 脳漿を破壊させる
銃声に驚き ほかの鹿が逃げていくが これでいい 欲張ってはいけない 今日の満腹が未来の飢餓を生んではならない

ロイ「ナイスショット それじゃさっさと安全な場所へもっていこう
   血抜きしなきゃうまい肉にゃならんからな」

と手早く手足を縛って集落へと戻っていく

そこからは少々グロ注意な光景が続き 最終的においしい肉に変換できた
毛皮も損傷がなく美品として売りに出せるし 角も装飾品にできる まさに捨てるところなしだ

今日の晩飯は鹿肉のシチュー 狭間のスクラップヤードで生産したトマト缶を使ったおいしいシチューは
それを仕留めたクルトと捌いたロイが一番大きい肉を食べる権利がある 本来なら

ロイ「だが債務者にそんな贅沢は許されないのだ」
とげんなりロイ その権利はイムカのものであった

次辺りで〆

451クルト・カントール【深紅の篭手】:2021/01/31(日) 00:39:09 ID:???
>>450

「高い滋養、栄養価だな」

 イムカもさも当然というような態度でシチューをモグモグ。この御仁に殊勝な態度を期待するだけ無駄というものだ。
 なにより、ギャンブルの結果とは重い!重いのだ!!

【大三元爆弾直撃だからね。仕方ないね】

「ゴールドマン。俺の見立てだとお前さん、賭け事に弱いと思うのだが」

 ならばギャンブルを止めろと?それが出来れば苦労はしないのだ!

「デスデス、ヤクザとおじーちゃんのコンビでごはんがオイシーデス」

 とまあ、お子ちゃまも満足なので良しとしようなのだ。

【平和!!(ピンフではない!】

452かぶり ◆qg2zP.O3iQ:2021/01/31(日) 00:45:35 ID:???
>>451
ロイ「うっせばーかうっせばーか」
クルトの言葉に反抗する 賭け事をやめるなんてとんでもない

まだしばらくはゲートが開く様子もなし ゆっくりと銀世界で過ごすことになりそうだ…

//〆

453 ◆T/233Moei6:2021/07/25(日) 23:16:12 ID:???
26 名前: かぶり [sage] 投稿日: 21/07/25(日)22:56:51 ID:fNId
>8からの続き!

【異世界の灯台守】
その世界は現代より少しだけ科学の遅れた世界
そこにテーブルアイランドなる孤島あり 世界はそこに越境者の為の土地を用意し 対価として灯台守の任を言い渡した・・・

さて 本土から通信が届く
気象台より 低気圧の影響でしばらくの間海がシケるらしい
灯台の光が消えぬよう十分に気を付けるよう そして付近を航行する船に注意を払っていてほしいとのことである・・・・・


ロイ「確かにヤバそうな天気になってきたな」

定期補給しに来たロイは空を見上げる 真っ黒な雲が絶え間なく流れ
風は強く 海は白波を容赦なく島にたたきつけ 時折上ってくる海水が灯台にかぶる

ロイ「灯台は堅牢そのもので倒壊はしそうにないが 何かあったら大変だ 
   今日は俺らもここに駐在して有事に備えるぞ」

アキレス「おっけーい」
―――ギィ!!

そんな嵐の前の静けさな灯台 一緒にいたのは…?
新着レス 2021/07/25(日) 23:08
27 名前: アラズ [sage] 投稿日: 21/07/25(日)23:03:59 ID:hV0S
>>26
「…わっ、…ぺ、ぺっ…!」
「潮水がここまで舞い上がって来やがった。ここまで荒れるんだなこの辺…」

すっかり灯台に居着いたアラズではあるが、それでも大しけの際の経験は皆無である
故に物珍しそうに、それでいてキチンと仕事をこなすように待機して見張るのだ
途中舞い飛ぶ潮水が口に入り咽せ、んべーっと舌を出して渋い顔

「…まぁ、灯りさえ守れば後はな」
「発電機はあるし…あぁ、ラジオが聞こえ辛いくらいか?」

停電の心配はないし、食糧や水の貯蓄もおかげで充分である。ドンと構えて迎えて良さそうだ
28 名前: Loki◆wqoRfq.gK. 投稿日: 21/07/25(日)23:08:28 ID:kZqj
>>26


「フラっと冷やかしに来たタイミングでこれとは………カナシイ。」
「この場合賃金って割り増しされるのかね?」


ラフな格好をした若い女は、項垂れた様子で椅子に座っていた。
ロキと名乗るこの根無し草の越境者は時折現れ一緒に行動する。
とはいえ根無し草には変わりないのでどこか他人事。

両手を頭の後ろに回してぼんやりと頭上の揺れる灯を眺めている。
29 名前: ウルリック{牙狼}>>582 投稿日: 21/07/25(日)23:08:49 ID:w6qb
>>26

「わうん」

 柴犬たるもの、矮小なる人間どもの営みなど知った事ではないが、メシと寝床は重要である。
 つまるところ、連中が忙しそうにしている間、ぐーたらする権利があるのだ!

「わうわう(暴風であるな。ま、頑張るがいい)」

 くわーっと、カワイイないびきをしながら、べちょっと顔を床に付ける柴犬。
 相も変わらずぐーたらモードである。

「わうん(拙者としてはやはり体よく、ロクデモナイ土地を押し付けられたのではないか?とも思う)」

 ちょっと強い台風がくればあっという間にこの大シケ。
 ぶっちゃけ、住むところという以上の発展性があるかアヤシイと思ってしまったりもする。

【まあ、住むところ、という一点が世界級流れ者な越境者からすれば贅沢な感じでもあるのだが】


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