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【もしもの時は】ここだけ世界の境界線【ここで】

411ジョシュア ◆4J0Z/LKX/o:2019/05/30(木) 00:01:36 ID:???
>>410
「ハハ、可愛いな……」

肉を食べたいという食の欲求に身を委ね、完全に弁明することを諦めたベティ。
そんな彼女の様子を見るなり、ジョシュアは思わずふにゃっとした笑みを浮かべて。
艶のある甲羅を手の甲で軽く撫でて、それからまた立ち上がってチェアへと戻って行くのであった。

食材も無くなったことだし、あとはジャーキーでも噛みながら言葉を交わすくらいか、と。
アキレスのチェアの隣に自分のそれを移動させ、並んで夜景を見下ろして。

「ん?そうだったか……?」

投げかけられた質問には、首を傾げて少し考え込んでいた。

「あー……あァ、そォだ……確か弱かった、かもな」
「コミッサーと飲んで、ゲロゲロに吐いたっけ……」

少しあやふやな様子だが、そんなこともあったかと。
自信なさげな声でアキレスから視線を逸らすのである。

「なんか、思い出したら急に弱いような気がしてきた……」
「クソ、グラグラしやがる」

意識してみると急に酒が回り始めたようで、ジョシュアは少し顔を赤くして目を虚ろにしている。
意識しなければ飲めるというのもおかしな話だが、今の彼は人間ではないので人間の常識は当てはまらないようだ。
かくかくと、偶に船を漕ぎながらも暫く意識を保ってはいたものの、やがてアキレスの肩にごとりとジョシュアの頭が乗せられ。

「くかー……くー……」
「……んが……」

なんとヨダレを垂らしながら寝てしまったのである。切り替えの早い男だ。
食いかけのジャーキーとビール瓶を腹の上で握ったまま、完全なる寝落ちをぶっこいてしまったのだ。


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