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▲▲▲エジプト ギザ ピラミッド関連情報スレ▲▲▲
295
:
在カイロ スルタンホテル 塾長まる。
:2012/06/07(木) 07:34:26 ID:nFAH8ZmU
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20120605/1041345/?ST=life&P=3
ブーム再燃!? 「ツタンカーメン展」が大阪でブレイク中
2012年06月07日
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現代の科学技術を駆使し、解明されたツタンカーメンの謎の数々
ツタンカーメン王墓からは5000点以上もの副葬品が発掘されている。その一部がエジプト考古学博物館に所蔵され、47年前は王墓の遺物のみ45点が公開された。同展では日本未公開を含む約50点の副葬品と、王家の谷から発掘されたツタンカーメンの家族の遺物なども見ることができる。
廣田氏はその圧倒的なスケールと内容の濃さを強調する。「黄金のマスクは来ていないが、美術的にも考古学的にも貴重なツタンカーメンの遺物が50点も公開されたことに驚く人は少なくない。カイロの博物館でもゆっくり見学できない貴重な所蔵品ばかり。学術史料としてはセットで公開されることに意味があり、研究者にとっても垂涎の的」。
なかでも出色は、ツタンカーメンの内臓が保管されていた器「黄金のカノポス」。ツタンカーメンの棺形カノポス容器は4つワンセットで、47年前には肺の容器が公開された。今回は本邦初の肝臓が入っていたカノポスが展覧会の目玉として展示されている。高さ39.5cmの小さな容器だが、金をベースにしたきらびやかな色使いや全体に施された精巧な細工、顔立ちの美しさは秀逸だ。
「この金のカノポスには、ガラスと紅玉髄、黒曜石、水晶などの半貴石がはめ込まれている。当時、金はスーダンなどから調達されたようで、王にとっては周辺諸国の金鉱山を押えることが重要だったとされている。こうした当時のマテリアル技術に注目してみるのもおもしろい」(同)。
マニアックなところでは、腕のない木製のツタンカーメン半身像も見逃せない。1922年に発掘した考古学者ハワード・カーターは出土状況と墓の構造から、王の衣裳かけか仕立て用マネキンと見立てた。王は来世で神になると信じられていたことから、魂であることを示す儀式用の像だとする研究者もいる。しかし、「像を横から見るとぽっこりしていて明らかにメタボ(笑)。宝庫ではない部屋で発見されたもので、神聖化された王の像とは考えにくい」と、廣田氏は見ている。
今回は定説を覆すほどセンセーショナルで興味深い研究成果も披露されている。9歳で即位し夭逝したツタンカーメンにはこれまで多くの謎が残されていた。しかし、初来日の時代には解明されていなかった謎が最新の科学技術によって近年明らかになりつつある。2005年にはCTスキャン装置でツタンカーメンなどのミイラの断層撮影を開始。2007年からはDNA鑑定にも着手し、ツタンカーメン王の家系と健康状態、死の真相、死亡年齢などを解明した。
例えば、長い間仮説の域を出なかったことのひとつに「誰の子供なのか」という謎がある。DNA鑑定の結果、推定通り、王妃ティイがツタンカーメンの祖母であり、アクエンアテンが父親であることが判明。王墓の宝庫で発見された2体の胎児はツタンカーメンの娘であることも分かった。さらに、19歳で逝去したツタンカーメンには暗殺説がつきまとう。しかし最新の科学技術では骨折が原因で脂肪塞栓症を引き起こしたか、マラリアに感染した可能性を示唆。えてして真実の追究は結果的に神秘性の低下を招くものだが、新説の登場により40数年前とは違った視点で楽しむことができる。
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