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鉄道・公共交通関連スレ06

121よっさん ◆XxkTNAUYOc:2013/10/04(金) 21:52:18 ID:A9KT7qJU0
さらば「万博の足」30系…大阪地下鉄・引退へ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20131004-OYO1T00694.htm?from=newslist

高度成長期の稼ぎ頭

 「シルバーカー」の愛称で親しまれた大阪市営地下鉄の現役最古の車両「30系」が6日の特別運行を最後に引退する。1970年の大阪万博に合わせて大量製造され、80年代にかけ“稼ぎ頭”として高度成長期の大阪の人口増を輸送面から支えてきた。現在は2編成(計12両)が残るだけだが、年季の入った車両が走り続けてこられた陰には、技術職員らの知恵と愛着があった。

 大阪万博を前に市交通局は68年、膨大な数の乗客を輸送するための新車両として30系を導入した。それまでの車両より1メートル長い18メートル。扉を3枚から4枚に増やして乗降時間を短縮し、当時では異例の2分半間隔のダイヤを実現した。

 先頭車両の前面を真っ平らにするなど徹底的なコストダウンも図り、車体は塗装せずアルミやステンレスがむき出しに。「シルバーカー」の一方、「弁当箱」と皮肉られることもあった。

 84年までに御堂筋線や四つ橋線などで363両が投入、市営地下鉄で「最大勢力」を誇った。後継車の登場もあって91年から順次廃車、76年製の2編成が谷町線で走っていたが、今年9月末に営業運転を終えた。

 約40年にわたる現役運行を実現した30系。その歴史は試行錯誤の連続だった。

 当初、最先端の人間工学に基づき、座り心地がいいとされたビニール素材の座席シートを導入したが、夏場は「汗でべたつく」と乗客には不評で、すぐにもとの素材に戻された。

 冷房装置がなくラッシュ時はサウナ状態に。92年からは天井を切り抜いて後付けしたが、隙間から雨水が車内に落ちてきたこともあった。検査助役の小梶庸生さん(49)は「悩んだ末、天井に板を張り付けて繕いました」と苦笑いする。

 「老朽化に伴ってブレーキの利きが悪くなり、雨の日は特に整備に気を使った」「車輪の傷みが激しくて丸一日研磨したことも」など職員から苦労話が次々と漏れるが、30系に携わった経験は後継車両を整備するうえで自信になっているという。小梶さんは「自分たちの技術や知恵を最後まで試された車両。勉強させてもらった」と目を細める。

 ラストランは6日午後1時32分、大日検車場(大阪府守口市)を出発。抽選済みの乗客55組を乗せて中央線森ノ宮駅まで走った後、同駅から大阪港駅間を回送電車として1往復する。

(2013年10月4日 読売新聞)


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