したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

メキシコ・中米・カリブニュース

256taro:2019/12/03(火) 05:33:35
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191202-00207890-hbolz-int&p=2

地元政治家や警察を買収し、治安を悪化させるだけのCJNG
 CJNGが同州でも次第に支配を強めて行った背景には地元の政治家や警察の幹部との絆を強めていったからである。資金力のあるCJNGは彼らに賄賂を配るのは得意である。(参照:「El Espanol」)

 グアナフアト州は比較的犯罪の少ない州であったがCJNGが進出して来てから地元カルテルとの衝突などもあって殺害事件も急増して行った。2006年は242人が殺害されたのに対し、2009年404人、2012年771人、2016年961人、2017年1096人、2018年4282人という恐ろしいほどの殺害被害者増加率となっている。

最凶カルテルに対抗して他のカルテルが共闘
 そこで地元カルテルのサンタ・ロサ・デ・リマはシナロアなどに救援を望むようになっていた。

 実は、これに対してシナロアは当初消極的であった。CJNGがシナロアを脅かすことがなかったからだ。シナロアではそのリーダーのエル・メンチョもいずれ逮捕されると見ていた。ところが、CJNGは逆に積極的にしかも大胆に投資などをしていたことからシナロアと縄張りがかち合う市場が生まれるようになってきた。(参照:「Sin Embargo」)

 そこでシナロアは遂に腰を上げたのである。シナロア、ロス・セタス、デ・ゴルフォやカルテル・デ・グアダラハラの設立者カロ・キンテロらが団結しておよそ200人の武装した殺し屋を、CJNGがコントロールしているビリャグラン市に集結させたビデオがネットに載った。(参照:「Vanguardia」)

 TwitterやYou Tubeでもまだ拡散している。

 シナロアはエル・チャポが米国の刑務所に収監されてから、組織の動きが停滞するのではないかと見られていた。ところが、息子の一人オビディオ・グスマンが先月国家警備隊に逮捕されたが、シナロアの猛攻な反撃を受けて釈放せねばならなくなったという事件があってからシナロアは現在も健在だという証拠を見せつけたのであった。

 これからメキシコはCJNGの勢力を挫くべくシナロアをリーダーとして他のカルテルと一緒になっての攻防が激しく展開しそうだ。

<文/白石和幸>

【白石和幸】
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営から現在は貿易コンサルタントに転身

ハーバー・ビジネス・オンライン




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板