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それは連鎖する物語Season2 ♯2

674エクリエル 3/4:2015/07/11(土) 17:28:58 ID:v1jyJ5Ek0
『冗談だよ、別に、貴女の生理周期なんて知っても……まぁ、多少は面白いように使えるけどね? 具体的に言』
「用件を言え。下らん戯言に付き合う心算はない」
『……ああ、そう。まぁ二学期からは風紀委員長に戻るらしいから、諸々の仕事で忙しいよね。うん、これは失敗失敗。弄るのは用件を済ませてからにするよ』
 こほんと、態とらしい咳払いの後、アシュリーの用件とやらが鼓膜を揺らす。
 正式な表明はまだだが、夏季休暇の何処かで夏季執行部会とは別に臨時部会が執り行われるとの事だ。どこで仕入れた情報かは不明だが、大方、彼女が”甘やかせた”相手を上手く使って、仕入れたのだろう。
 単純に図書文化委員長という事で一般生徒とは隔絶した人脈がある上に、独自の人脈を持つアシュリーからの情報は、それなりには信用出来る。
 尤も、彼女が嘘を吐いていないという前提の元に成りたつ信用ではあるのだが、委員会関係では互いに嘘は吐けない。信用しても良い。それ以外は、大体逆の事をすれば間違える事はない。
『夏季執行部会は例年通りの一学期の報告と二学期の行事に関して。で、臨時部会の方は一学期後半の諸々、って言えば通じるよね? エクリエルも、一応当事者だった訳だしね』
「なるほど。それで、禁書関係の報告を求めた、と」
『まだ未解決だからね、そういう所を突かれるのって嫌だからさ。それまでに、出来る限り身奇麗にしておきたいのよね』
「そういう事ならば先に言え。貴様との個人的な付き合いは畜生と交わる事と同程度には唾棄すべき事だが、委員会関係での付き合いならば私情は持ち込まない」
『獣姦並みに嫌って、どれだけ私の事を嫌っているのだか』
「普段の言動を完全な第三者に記録してもらい、それを確認すると良い。自身の欠点など、案外自身では気づけないものだ」
『ごめん、それそっくりそのまま貴女に返すよ』
「欠点など既に理解している。ただ、直す心算は現状ではない。……関係書類は、本館へ届ければ良いのだろうか?」
『……いや、図書文化委員長室でお願い。すぐに送れる?』
「まだ纏め終えていない。今日中に現状分は終わるだろう。……一七〇〇までには届ける」


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