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オショーのSadhana Pathを読んで実践する

989避難民のマジレスさん:2023/03/20(月) 05:47:51 ID:uLGq4cOQ0
荘子67.
大宗師第六(7)
夫藏舟於壑。藏山於澤。謂之固矣。然而夜半
有力者負之而走。昧者不知也。藏小大有宜。
猶有所遁。若夫藏天下於天下而不得所遁。是
恒物之大情也。特犯人之形而猶喜之。若人之
形者萬化而未始有極者也。其爲樂可勝計邪。
故聖人將游於物之所不得遁而皆存。善妖善
老。善始善終。人猶效之。又況萬物之所系。
而一化之所待。

夫れ舟を壑(がく)に藏し。山を澤(たく)に藏
して。之を固しと謂ふ。然かも夜半力有る者
之を負うて走るも。昧(まい)者は知らざる
也。小を大に藏すれば宜しき有るも。猶ほ遁
(のが)るゝ所あり。若し夫れ天下を天下に藏
すれば遁るゝ所を得ず。是れ恒物の大情也。
特に人の形を犯して猶ほ之を喜ぶ。人の形の
若き者は萬化して未だ始めより極まり有らざ
る也。其の樂みたる計るに勝(た)ふ可けん
や。故に聖人將に物の遁るゝを得ざる所に游
びて而して皆存せんとす。妖(えう)を善とし
老を善とし。始を善とし終を善とするも。人
猶ほ之に效(なら)ふ。又況んや萬物の係る所
にして。而して一化の待つ所をや。

注;
夫藏舟於壑。藏山於澤。謂之固矣;(消滅流転
 極りない造化(天地、宇宙)の中に在りなが
 ら、生を悦び死を厭ひ、自然の推移を避れ
 ようとするのは、)丁度舟を壑(たに)の中に
 蔵し、山を澤の中に蔵して、自ら固く蔵し
 得たと安心して居るやうなものでふある。
然而夜半有力者負之而走;(ところが豈図らん
 や、)夜半に至って造化といふ有力者が、之
 を擔(かつ)ぎ出して走げて了ふ。 夜半;
 知らず識らずの間なり。有力者=造化
昧者不知也;而も覚めざる者は之を知らずに
 居るであらう。昧者;愚昧な者わ
藏小大有宜;舟や山などの小物を壑(たに)や
 澤の如き大物に蔵するのは、大に其の宜し
 きを得て大丈夫の様に見えるが、
猶有所遁;(それでも造化の力に作用せられ
 て)此の如く遯(のが)れ去るのである。
若夫藏天下於天下而不得所遁;然るに唯々天
 下を以て天下に蔵すればこれこそ蔵する所
 なきに蔵することで、假令(たと)ひ遯(の
 が)れようと求めても其の場所がない。
 別訳、天下を天下に蔵するが如きは、之を
 蔵するにあらずして同化するを以て天下の
 外に遯るゝことを得ざるが如きは、
是恒物之大情也;是れ即ち不滅の常道、自然
 の眞理である。
特犯人之形而猶喜之;(然るに世人は多くこゝ
 に気が附かず、)人の形を犯して嗜欲(しよ
 く)に耽り口體の養に蓋し、長寿を希ふて喜
 んで居る。別訳、皆形骸を以て自ら喜ぶが 
 如し。
若人之形者萬化而未始有極者也;所が人の顔
 色形態皮膚爪髪は時々刻々極まりなく変化
 して行く。別訳、殊に知らず、人の形の千
 変万化して窮まる所なきを。
其爲樂可勝計邪;其の一面には樂みも限りな
 いやうに見えるけれども、實は朝露の如
 く、夢幻の如き誠に果敢ないものである
故聖人將游於物之所不得遁而皆存;されば聖
 人は天下を天下に蔵し、物之遯るゝことを
 得ざる所、即ち道の究極に游んで、造化と 
 ともに永劫に存するので、形は時を逐うて
 變じても、眞は更に變なずることがない。
善妖善老。善始善終。人猶效之;かの妖老始
 終を皆善とし、生を愛せず、死を憎まず、
 纔(わづか)に、死生を一と視る者も、世人
 は猶ほ之を師として傚うてゐる。
又況萬物之所系。而一化之所待;況や万物の
 命の係る所、一切の化の由って以て成る所
 の本源たる道を悟るに於いては尚更で、こ
 れこそ眞に尊んで師とすべきもの、即ち大
 宗師である。
(´・(ェ)・`)つ


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