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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 6 - したらば
984
:
避難民のマジレスさん
:2023/05/07(日) 22:42:47 ID:ymd.0iNA0
荘子 86.
駢拇第八(3)
且夫待鉤繩規矩正者。是削其性者也。待繩約膠漆而
固者。是浸其徳者也。屈折禮樂。鉤兪仁義。以慰天
下之心者。此失其常然也。天下有常然。常然者。曲
者不以鉤。直者不以繩。圓者不以規。方者不以矩。
附離不以膠漆。約束不以繩約。故天下誘然皆生。而
不知其所以生。同焉皆得。而不知其所以得。故古今
不二。不可虧也。則仁義又奚連連如膠漆纆索。而遊
乎道徳之間爲哉。使天下惑也。
且夫れ鉤繩規矩(こうじょうきく)を持ちて正す者
は、是れ其の性を削る者なり。繩約膠漆(じゃうやく
かうしつ)を持ちて固むる者は、是れ其の徳を浸す者
なり。礼楽に屈折し、仁義に呴兪(くゆ)して、以て天
下の心を慰むる者は、此れ其の常然を失するなり。
天下に常然あり。常然とは、曲る者鉤(かぎ)を以て
せず、直き者繩を以てせず。円き者規(き)を以てせ
ず、方なる者矩(く)を以てせず、附離するに膠漆を以
てせず、約束するに纆索(じょうさく)を以てせず。故
に天下誘然として皆な生じて、而して其の生ずる所
以を知らず。同焉(どうえん)として皆な得て、而して
其の得る所以を知らず。故に古今は二ならず、虧(か)
くべからざるなり。則ち仁義又た奚んぞ連連として
膠漆纆索の如くにして、而して道徳の間に遊ぶこと
を為さんや。天下をして惑わしむ。
注;
鉤縄規矩;物事や行為の標準・基準になるも
ののこと。 物事の手本。 きまり
鉤:先の曲がった金属製の道具である「か
ぎ」。曲線を描くための道具。
縄:直線を引くための墨縄(すみなわ)。
規:コンパス・ぶんまわし。円を描く道具。
矩:四角を描く差し金
鉤や墨繩やコンパスや曲尺(かねじゃく)
の力を借りて規格通りの形になるのは、
削其性者;素質を削ることになる。
繩約膠漆而固者;縄で締めたり、にかわやう
るしで固めたりすること
是浸其徳者也;生来の性格を損なうことになる
鉤兪仁義;仁義により穏やかに安らげて、
失其常然也;本質的な姿(道)を失ふことになる
纆索;縄:細いなわ、索:太いなわ
故天下誘然皆生;全て自然に具合良く出来ていて、
同焉皆得;天下の者皆自得満足して
故古今不二;古今を通じて異なることなく、
不可虧也; (徳性は)何処に於いても、備わ
らざるはない、掛け替えのないものである
(´・(ェ)・`)つ
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