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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 6 - したらば
931
:
避難民のマジレスさん
:2022/06/15(水) 17:57:36 ID:7UPy86HY0
1937年2月12日
ラマナ・マハルシとの対話 358
ホールでの一場面
午後8時20分。
シュリ・バガヴァンは夕食を終えて戻り、ソファーの上で体を伸ばしていた。
明かりは薄暗く、床に3人の男が座っている。
一人は雑誌から何かを写すのに忙しく、もう一人は瞑想に没頭し、三人目は手持ち無沙汰に周囲を見回している。
シュリ・バガヴァンが時折喉を鳴らす以外、ホールは静まり返っている。
侍従の帰依者マーダヴァ・スワミが、キンマの葉の束を手に音もなく静かに入ってくる。
彼はテーブルへ移動する。
ソファに横になっていたシュリ・バガヴァンは、彼を見て、優しく声をかける。
マハルシ
しー、しー、何をしているのですか?
侍従はそっと「何も…」とつぶやき、キンマをそこに置き、口ごもる。
マハルシ
私には必要ありません。
(侍従はそっと床の上に腰を下ろす)
カストゥーリーの錠剤 ── 毎日、次から次へと…瓶が空になります ── そのうえ、さらに注文されるのです。
私には必要ありません。
ある帰依者が、シュリ・バガヴァンの健康が思わしくないことを、巧みに昼食のオジャ・ポドリーダのせいにする。
マハルシ
いえ、いえ、よくできていましたよ。
それは良いものでした。
沈黙…痰とげっぷを除いて。
数分後、侍従が静かに抜け出して瓶を手に戻ってくると、シュリ・バガヴァンの近くに行き、「クミンの種の錠剤です」と言って一錠差し出す。
シュリ・バガヴァンはそっとつぶやく。
マハルシ
それにはライムの果汁が入ってます。
ライムの果汁はこれには良くないのです。
帰依者の一人、ランガスワミー・アイエンガールは、その間に瞑想からすっかり覚め、その様子を見ている。
侍従はまだ錠剤を持った手を差し出している。
シュリ・バガヴァンは続ける。
マハルシ
誰がそれを噛むのですか?
ランガスワミー・アイエンガール
噛む必要はありません。
口の中に入れて、舐めればよいのです。
侍従は慌てて同意する。
侍従
そうです、そうです。
舐めるだけです。
マハルシ
彼に渡してください。
(ランガスワミー・アイエンガールを指差す)
彼が噛むか、舐めればよいのです。
私には必要ありません。
(侍従はがっかりて戻り、床にしゃがみ、再び立ち上がる)
マハルシ
えー!えー!何をするのですか?
いりませんよ。
侍従は「カストゥーリーの錠剤…効きます」とつぶやきながら、薬棚の前まで移動する。
シュリ・バガヴァン
それがなくても、私は直によくなるでしょう。
取り出さないでください。
えー!えー!そこに置いておきなさい。
私は飲みませんから…好きにしなさい。
(侍従は再び腰を下ろし、皆は床に就くまで黙っている)
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