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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 6 - したらば
793
:
避難民のマジレスさん
:2022/04/22(金) 07:39:01 ID:LzPV8th.0
ラマナ・マハルシとの対話 305
訪問者同士が話していて、その中の一人が言った。
「我々は、我々の伝統的な教えに慣れ親しんでいるが、これらの教え(シュリ・バガヴァンの教えのこと)に従うができない。我々のやり方に不慣れな外国人が、どうしてそんなに簡単にシュリ・バガヴァンの教えに従うことができるというのか?」
彼は、ハンディキャップがあるにもかかわらず、我々を理解しようとする彼らの試みに共感し、また適切な知識を持たない彼らを哀れんでいるようだった。
シュリ・バガヴァンは最後にこう言った。
マハルシ
ビジョンはないよりはあったほうがいいのです。
彼らはそうやって興味を持つのです。
彼らは異国の思想になじめません。
しかし、一度なじめば、続けていきます。
メリットはこれくらいのものです。
シュリ・バガヴァンはその後、シヴァプラカーシャム・ピライ*のビジョンについて言及した。
「ビジョンは外的なものではありません。それらは内面にのみ現れます。もし、外的なものであれば、そこに見る者がいなくても現れなければなりません。その場合、その存在の根拠は何でしょうか?見る者しかありません」。
(福間巌氏註* : シヴァプラカーシャム・ピライのヴィジョン)
シヴァプラカーシャム・ピライは1902年にマハルシに出会い、「私は誰か?」の質疑応答を記録した最も初期の弟子。
以下は彼のヴィジョンの体験である。
シヴァプラカーシャム・ピライは座るとマハルシを見つめた。
すると、突然頭の周りに目も眩むような光の輪が現れ、マハルシの頭から黄金の子供が出現したかと思うと再び戻っていった。
彼はあふれくる恍惚感に満たされた。
長い間抱えてきた疑いと優柔不断からくる緊張が破れ、彼は純粋な解放感の中でむせび泣いたのだった。
次の日の夜、マハルシの前に座ると、彼は再びヴィジョンを見た。
このときマハルシの身体は朝日のように輝き、その周りには満月のときに見える光輪があった。
それからマハルシの全身は聖灰に覆われ、目は慈悲で輝いているのを見た。
2日後、彼は再びヴィジョンを見た。
このときは、マハルシの身体はあたかも純粋な水晶のように見えた。
恐怖に圧倒されて、彼はそこから立ち去った。
さもなければ、彼のハートの中でこみ上げていた喜びさえも消えてしまっただろう。
『ラマナ・マハルシの伝記』(ナチュラルスピリット刊)より。
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