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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 6 - したらば

621避難民のマジレスさん:2022/01/28(金) 23:59:56 ID:s0UtTY.20
83.
「真理のみ」 (原題 「THE TRUTH IS」)〜SRI H.W.L.POONJA
第10章 空家の盗人 ☆Part1④

欲望

Q:私もまた、悟りたいという欲望があります。

 この欲望にあなたを煩わせなさい。本当にこの欲望をもっているなら、欲望の全ては終わったと同じだ。この欲望は他の全ての欲望を解き放す。この欲望をあなたが死ぬまで持っていなさい、そうすると、覚醒に至る。

 あなたの持っている欲望の全ては表に現れ出なければならない。あなたが欲望するものはすべて満たされなければならない。

Q:私の欲望の全てを燃えつくすためには、悪い欲望ばかりでなく、全ての欲望をあなたの足元に差し出さねばならないというのは本当ですか?

 全てを燃やしてしまう火は何か知っているかね? 献身が火だ。グルへの愛だ。グルへの愛とはグルの足元に膝まづいてグルの足を崇拝することだ。そうすると何もする必要はない。これだけで充分だ。

 昔は多くの人がグルの足を崇拝することによってのみ悟りを得たものだ。それに関する多くの話があるがラーマヤナのバーラトの話をしよう。
 バーラトの母親(第三の王妃)は、彼女の息子のために王国が欲しかった。しかし彼には王国を世襲する長兄がいた。王はバーラトの母親に彼女の欲しいものは何でも与えると確約していた。彼女は非常に美しく、前の戦争のときには、彼女が壊れた戦車を持ち上げて王を助けて戦争に勝ったからだ。
 王が王国を年上の息子ラーマに譲り渡そうとしたとき、バーラトの母親は王に、王との約束を思い出させた。そして彼女は王を強制して、ラーマを14年間王国から追放させ、彼女の息子を王位につけさせた。
 バーラトはそのときカシミールにいたが、何が起こったか知らされて王国に戻ってきた。彼は王国は一番年上の兄のものだと宣言して王位を拒否した。そしてラーマを探しに出かけ、チタラクットで彼を見つけた。ラーマに王国に戻るように頼んだ。
 ラーマは答えて「それはできない。私は私達の父上がした約束を果たさねばならない。あなたは王国に戻って私がいない間国を治めなさい。」
 バーラトは言った、「それではあなたの木のサンダルを下さい。私はそれを王座において毎日礼拝したい」

 この少年バーラトの献身は他の誰とも比べものにならない。彼は唯一サンダルを崇拝して悟りを得た。

 瞑想だけでは十分でない。なぜなら鶴でさえ魚を捕まえるのに魚が充分近くに来るまで待って瞑想している。鶴は魚を欺くために片足で立っている。それは苦行だ。魚は欲望の対象にすぎない。
 このように人々は欲望の対象のために苦行や修業や瞑想をしているにすぎない。これらの全てを止めなさい。鶴にならないことだ。神の御足を崇拝するだけで十分だ。献身・神への愛だけで充分だ。

 サットグルの足を洗うとどんなに幸福になるか。サットグルは彼の足を洗ってほしくはないが、あなたのためにそれを許しているのだ。そうして、あなたは謙虚になる。グルの足を見つめなさい。これだけで充分だ。
 これが失敗のない方法だ。他の全ての方法は失敗する。瞑想はあなたが必要な何かのためになされるが、グルの足を崇拝することは全てを取り除くことだ。グルの足を見つめなさい。
  (´・(ェ)・`)
 (おわり)


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