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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 6 - したらば

576鬼和尚 ◆GBl7rog7bM:2022/01/14(金) 23:14:11 ID:1d4drIFg0

 霊山和尚が榮衒の徒に示す法語の後にいう題なのじゃ。

 およそ参禪学道の者達はすべからく日常を清浄にして不浄ではいかんのじゃ。
 いわゆる日常が清浄の者とは、一則の因縁を究明し、無理会の田地に到達するものじゃ。
 昼夜に工夫を怠らず、今ここで六根の源を切断し、仏魔もうかがえない境地に行くのじゃ。
 分明に坐断して名利を求めず、山林樹下に住む。
 一則の因縁をとりあげて、時に難なく純一にするのじゃ。
 これを日常で清浄の人というのじゃ。

 しかしわしは善智識であると称して杖払子をもって衆を集めて説法をして、
 人家の男女を魔魅入りし、心に名利を好んで学者を家に招き、玄旨を悟らしめるという。
 参ぜしむる者には相似模様の関言語を教へる者片個の情なのじゃ。
 このような者達は非人であり、日常不浄の者なのじゃ。

 仏法を以って渡世のはかりごととするのじゃ。
 これは世上の榮衒の徒なのじゃ。
 
 およそ肉体があれば、着物を着なければならず、口有れば食べないわけにはいかんのじゃ。
 もしこの理を知れば、どうして世間を衒い、官にへつらうことがあろうか。
 このような徒は三年六十劫、餓鬼に生まれ、畜生に生まれる出ることも無いのじゃ。
 あるいは人に生まれてもらい病の苦を受け、仏法の名字も聞かないのじゃ。
 おそるべしおそるべしなのじゃ。


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