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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 6 - したらば

301避難民のマジレスさん:2020/10/04(日) 21:08:30 ID:/igPDOOk0
最初と最後の自由 第二部質疑応対十 戦争について 1

質問
 どのようにして私たちは、世界の現在の政治的混沌と危機を、解決できるのでしょうか。差し迫った・切迫した戦争を阻止するために、何か個人ができることがあるでしょうか。

 戦争は、私たちの日常の生の壮大で血なまぐさい投影なのではないでしょうか。戦争は、たんに私たちの内面の状態の外面的表現、私たちの日常の行動の拡大・引き伸ばしです。それはもっと壮大で、もっと血なまぐさく、もっと破壊的です。しかしそれは、私たち個人の活動の集団的・集合的結果です。ゆえに、あなたと私は戦争に [応じる能力・]責任があるのです。私たちはそれを阻止するために、何ができるでしょうか。明白に、常に差し迫っている戦争は、あなたと私により阻止できません。なぜなら、それはすでに動き [の状態]にあるからです。現在は主に心理的な水準であるけれども、それはすでに起きているのです。それはすでに動き [の状態]にあるので、阻止できないのです-論点が多すぎ、大きすぎるし、すでに遂行され・犯されているのです。しかしあなたと私は、家が燃えて・火事になっていることがわかると、その火事の原因を理解できるし、それから離れて・そこから立ち去って、燃えやすくない・非可燃性である [材料・素材] 、他の戦争を産み出さないであろう違った材料で、新しい場所に建てられるのです。それが、私たちにできるすべてです。あなたと私は、何が戦争を造り出すのかがわかることができます。そして私たちは、戦争を阻止することに興味があるなら、そのとき私たち自身-戦争の原因であるもの-を、変容させ始めることができるのです。
 一人のアメリカの婦人が、戦争中の二年前に、私に会いに来ました。彼女はイタリアで自分の息子を亡くしたこと、救いたいと思うもう一人の十六歳の息子がいると、言いました。それで私たちは、その事をよく話し合いました。彼女の息子を救うには、彼女がアメリカ人であることを止めなければならないと、私は彼女に提案しました。彼女が貪欲であるのを止め、富を積み上げるのを、力、支配を求めるのを止めて、道徳的に単純で [なければならない] -たんに服や外面的なものごとにおいて単純なのではなく、彼女の思考と感情において、彼女の関係において単純でなければならない、と。彼女は言いました。「それは無理です・ひどすぎます。あなたはあまりに無理を求めて・要求しています。私にはそれはできません。なぜなら、私が改めるには、境遇が強力すぎるからです」と。ゆえに彼女は、自分の息子の破滅に対して [応ずる能力・]責任があるのです。
 境遇は私たちにより制御できるのです。なぜなら、私たちが境遇を造り出したからです。社会は、あなたの [関係] と私の [関係]をひっくるめた・合わせた、関係の産物です。私たちが自分たちの関係において変化するなら、社会は変化するのです。外面的社会の変容のために、たんに法制度に、強制に頼ることは、内面的に腐敗・堕落したままでいるかぎり、内面的に力、地位、支配を求め続けるかぎり、たとえどんなに気をつけて科学的に築かれても、外面的なものを破壊することになります。内面にあるものが、いつも外面的なものに打ち勝っているのです。
(´・(ェ)・`)つ


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