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鬼和尚の仏教購読会 別館
955
:
避難民のマジレスさん
:2020/09/02(水) 20:37:07 ID:giq2kMYI0
164
前年辱賜大燈國師頂相 2/2
狂雲大徳下波旬 狂雲大徳下のはじゅん
會裡修羅勝負嗔 えりの修羅勝負いかる
古則話頭何用處 古則話頭何の用じょぞ
幾多辛苦數他珍 幾多の辛苦他の珍を数ふ
くま訳
狂雲は大徳寺の悪魔のような奴らと、
一休会下の醜い争いに怒っているのである。
古人が残した手本や公案を用いるような場合ではないのだ。
幾多の辛苦を経ることにより、他の者が滑稽な誤りを犯していることに気づけるようになるのだ。
*波旬:サンスクリット語のパーピーヤス、パーリ語のパーピマントの音写で、悪意(パーパ)ある者の意。
仏や仏弟子を悩ます悪魔、魔王として登場し、しばしば魔波旬(マーラ・パーピマント)とよばれる。魔
(マーラ)は殺す者の意。個人心理的には安定(悟り)に対する不安定(煩悩(ぼんのう))の、集団心理的
には新勢力(仏教)に対する旧勢力(バラモン教)の象徴と考えられる。
*修羅:阿修羅(あしゅら、梵, 巴)六道の一つであり、戦闘をこととする鬼類。
(´・(ェ)・`)つ
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