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鬼和尚の仏教購読会 別館

94避難民のマジレスさん:2018/11/27(火) 07:18:26 ID:LC3de7YgO
>>90
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第二話 燃えあがる茂み(つづき)
 より抜粋

ひとつの願望を内に抱きながら、外側ではまったく逆の行動をしてしまう とい
ったことが往々にして起こる。なぜ逆の行動をとるのか? それはあなたが逆の
行動を通してその願望を抑圧しているからだ。
奥深くで劣等感を感じている人は、外側ではひじょうに優れているふりをする。
優秀でありたいと思うのは劣った人々だけだ。
本当に優れている人々は少しもかまわない。
劣等感で苦しんでいる人々はみんな政治家になる。なぜなら、自分たちが大い
に優れていることを証明する方法はそれしかないからだ。
「俺は、おまえよりも高潔だ」といった表情を浮かべている人は、 実情はまっ
たく逆であることを奥深くでは知っている。彼は罪の意識にさいなまれている。
彼は奥深くでは自分には価値がないと苦しんでいる。
彼は自分が高潔ではないことを知っている。
今や世間からそれを隠す唯一の方法は神聖さの仮面をつけることだ。
あなたがたのいわゆる聖者たちは、罪人たちとこれっぽっちも変わらない。
ただひとつの違いは、罪人たちは正直だが、世のいわゆる聖人たちは不正直だ
ということだ。
百人の聖者のなかからたったひとりでも真の聖者を見つけることができたら、
それだけでもう充分だ、充分過ぎるほどだ。それ以上は期待できない。 九九人
はただふりをしているだけだ。
私は、彼らは他人に対してだけふりをしていると言っているのではない。
そのふりがあまりに板についてくるので、彼らは他人をだましている だけ
ではなく、自分自身をもだましはじめるようになる。
実際、自分自身をだますためには、まず他人をだまさなければならない。
それでようやく、あなたもそれを信じることができるようになる。
真の聖者は、他人のことなど少しも気にしていない。
彼は自分が誰であるか知っている。
全世界がその男は聖者ではないと言ったとしても、どうということはない。
彼の理解は内なるものだ。 彼は自分自身に直じかに遭遇している。
彼の体験はあいだを置かない、実存的なものだ。
彼は自分の本質を知っている。
そしてみずからの本質を知ることは、神を知り、不死の人となり、死を超えて
ゆく最初のステップになる。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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