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鬼和尚の仏教購読会 別館
935
:
避難民のマジレスさん
:2020/08/26(水) 19:41:44 ID:5PNHw7hQ0
師家養成講座 譬喩の使い方
155 1/2
倭國以譬喩作實 倭国比喩を以って実となす
勘辨入邪毒気深 勘弁邪に入って毒気深し
元非君子小人心 元君子に非ず小じんの心
暗認譬喩作實會 暗に比喩をとめて実ゑをなす
苔衣雲帯楽天吟 たいえ雲帯楽天が吟
くま訳
日本では、遠まわしな比喩で、物事を伝えようとする。
修行者の力量を測るのに間違った方法をとれば、毒になってしまう。
元々学識の深い人格者ではなく未熟な相手には、
遠まわしな比喩を使い、実際の指導効果をもたらすのである。
山の景観について、苔むした岩は衣の様であり、山肌にまとわる白雲は帯の様であると、謡曲白楽天に詠ま
れているような感じに、比喩を使うのである。
*譬喩:教説の意味内容を理解しやすくするために、実例や寓話などを用いて説明すること。釈尊は説法に
際して譬喩を巧みに用い、大乗・小乗を通じて諸経論に多くの譬喩が説かれている。
*勘辨:禅宗で、修行者の力量や素質を試験することにいう。
*邪:心がねじ曲がって正しくないこと。また、その人。よこしま。不正。
*君子:学識・人格ともにすぐれた、りっぱな人
*苔衣:僧・隠者などの着る粗末な衣服。こけごろも。こけのたもと。こけのきぬ。
しかる時には比喩は使わない一休さん
156 2/2
今時日用誰人道 こんじ日用たれ人かいふ
超越佛祖是野老 仏祖を超越す是れや老
這般輩法中畜生 しゃ般のともがらほっ中のしゅくさん
胸襟愚不鋤荒草 胸襟愚にしてくわうさうをすかず
くま訳
今時、日常の振る舞いに付いて誰が指摘するだろうか。
仏祖をも超越する一休爺さんくらいなものである。
今時の輩は僧であっても畜生である。
心うちが愚であり、心中迷いの中にあり、目もあてられぬ有様である。
*法中(ほっちゅう・ホウジュウ)多くの僧をさしていう。僧の仲間。
*荒草曾て鋤かず:臨済録の「上堂」にある、言葉。「心中の迷いの茫々たり。目もあてられぬむさむさし
さ」
(´・(ェ)・`)つ
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