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鬼和尚の仏教購読会 別館

906避難民のマジレスさん:2020/08/14(金) 19:57:42 ID:87zFCRkc0
「か」行関連の詩がまだ140首ほどあるが、「あ」行の詩がいくつか見つかったので、
取り上げるのである。
尚、詩の番号は、あくまでもくまの整理番号である。

一休さん推奨偈
292
見識明心
憶得寒山見月題 憶ひ得たり寒山月を見るの題
眼睛落地衆生迷 眼睛地に落ちて衆生迷ふ
洛陽三月貴遊客 洛陽三げつ貴遊の客
閃爍紅旗残照西 せんじゃくたる紅旗残照の西

くま訳
物事の本質をとらえる悟り
思い出すのは、寒山が詠んだ月の詩である
視線を地に落すと、衆生は迷ってしまう、
洛陽では三月になると貴族が花に誘われあつまるように、、
仏道を求めるものにとっては、寒山の詩は、閃きを与えてくれる、機鋒が、今でも鮮烈にあるのだ。

*見識:物事を深く見通し、本質をとらえる、すぐれた判断力。ある物事に対する確かな考えや意見。識見。
*明心(あかきこころ・みょうしん): 誠実な、偽りのない心。まごころ。清き心。心を明らかにするこ 
 と。さとりを開くこと。また、明らかな心、さとりの心。
*寒山:天台の国清寺の僧、豊干(ぶかん)が拾った、拾得と、拾得の友達、寒山。豊干によると、拾得は、
 実は、普賢、寒山は、実は文殊と評している。豊干自身には実は神通力があるらしい。
 究極の狂風の逸話、禪画多数あり。一休さんの重要な師匠に含まれるでありましょう。詩は真面目に書い
 ているのである。(おまけの詩 参)
*閃爍(せんじゃく):ひらめき輝くこと。
*紅旗閃燦:厳しく機鋒が峭峻であり、矛先のように鋭いこと、37の詩 参
*国訳禪学大成脚注:朗月の天にある、月光の地にある、此れ皆見性の種子なり、洛陽三月酒旗の点頭に翻 
 るも又同斷
(´・(ェ)・`)つ


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