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鬼和尚の仏教購読会 別館
678
:
避難民のマジレスさん
:2019/07/15(月) 00:08:00 ID:LC3de7YgO
>>676
「真理のみ」 (原題 「THE TRUTH IS」)
〜SRI H.W.L.POONJA
第4章 サットサンガ:真理との交流 ☆Part2(つづき)
ある話が浮かんで来たので短く話してみよう。
これは7000年前に起こった*1ラーマヤナの中の話だ。
当時、聖人と悪魔が戦っていた。
悪魔はラーマの妻シータを誘拐した。
長い話を短くして、ラーマは悪魔を倒し妻を取り戻した。
次にラーマ、シータが王位につく為に授冠式がとり行われる。
ラーマは彼のグルにメッセージを送って王位につく為に必要な儀式をとり行っ
て祝福してほしいと頼むことにした。
ラーマは弟のラクシュマンに彼の指輪をもたせ、早馬にのせて彼を送った。
ラクシュマンは森の中のグルのアシュラムに行って彼に告げた。
「私はラクシュマン、ラーマの弟です。私達は安全に南から帰ってきました。
来週は授冠式がとり行われます。ラーマはこの指輪に命じてあなたに儀式をと
りおこなってほしいと依頼しています。」
さて、王の指輪はこれに相当するものは何もないほど貴重なものだ。
指輪は特別なダイヤモンドでできていた。ラクシュマンがグルにこの指輪を差
し出したとき、グルは言った。
「米を炊いていて忙しいので、私の小屋に行って指輪を素焼きの壷の中に入れ
ておきなさい。」
ラクシュマンは壷に指輪を入れた。
入れたとたん予期しない音がした。
彼は壷の中に何が入っているのか興味深く思ったと同時に王の指輪を素焼きの
壷に入れるとはもってのほかだと怒った。
彼が壷をひっくり返したら彼が入れた指輪と同じ指輪がたくさん出て来た。
「どうしたものか? 数えきれない位の指輪だ。それに私が入れた指輪はどれか
わからない。」
彼は外に出てグルに尋ねた。
「誰がこれらの指輪をこの壷に入れたのですか?」
厳しい表情で*2バシスタは言った。
「ラクシュマン、お前が入れたのだ。お前が入れたのだ。」
「それはありえない、私は初めてここにやって来たのだから。」彼は叫んだ。
「いいや、何回もお前はやって来たのだ。その度に馬に乗ったまま授冠式に来
るように私に頼んだ。その度に私は指輪を壷に入れるようにと言った。お前が
馬から下りてお前のプライドを取り除かない限り、これは何度も何度も起こり
続けるだろう。私と一緒にいなさい。私が教えてあげよう。そうすると再びこ
こに現れることはないだろう。」とバシスタは告げた。
プライドを取り除き、名前や形に同一化するのをやめない限り私達は何回も現
れ続ける。
名前と形がないとき、あなたは決して以前にやって来たことはないし、今回も
やって来なかったということを悟るだろう。
これがこの話の美しさだ。
真理は「かつて何も存在したものはない」ということだ。
Q:私はブッダガヤからやってきました。
そこでは仏教の功徳や*3カルマの概念が説かれています。
もし、かつて何も存在したものがないのならそれらの概念は自由にとっては意
味のないもののように思えます。
それは意味のないことではない。
逆に大きな意味がある。
良いカルマなしにブッダガヤやここにやって来ることはなかっただろう。
少数の人がサットサンガにやって来る功徳を持っている。
ここに来るにはたくさんの功徳が必要だ。
これがなぜあなたがここにやって来たのかという理由だ。
いつ、自由になるかは運命で決められている。
ブッダの場合がそうであったように。
あなたの功徳の強さの為にあなたがそれを拒もうとしても自由があなたのとこ
ろにやって来るのだ。
あなたが自由になることが決められていたら、ここを発とうとしても発つこと
ができないという状況に陥るだろう。
用語解説
*1ラーマヤナ 悪魔ラバナに誘拐されたラーマの妻シータをランカから救いだしラバナを滅ぼす物語。
*2バシスタ 聖人、ラーマのグル。
*3カルマ 因果応報
(´・(ェ)・`)
(つづく)
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