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鬼和尚の仏教購読会 別館

489避難民のマジレスさん:2019/04/23(火) 00:30:40 ID:LC3de7YgO
>>485
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
第十二話 六月に白い雪が舞う(つづき)
より抜粋

それはもはや深淵の光であるだけではなく、 創造的な光が創造的な光に出会う
ことだ。
この二つの実体が出会うと、それらは固く結ばれて 離れなくなり、
尽きることのない生命が発現する。
それはおのずと根元の気(エネルギー)の宮 のなかを去来し、
浮き沈みをくり返す。
あなたの創造性が完全に解き放たれると、
神の創造性があなたのなかに降りてくる。
そしてこの二者の創造力の出会いが起こる。
創造者だけが創造者に出会うことができる。
創造者だけが創造者に出会う力量をそなえている。
そして、この二つの創造力、人間と神の創造力が出会うとき……。
いいかね、そこには二つの出会いがある。
最初の出会いはあなたの内側にいる男と女の出会いであり、
第二の、最終的な出会いは、全一で円満な人間としてのあなた
<全体>との出会い、人間と神との出会い、究極の出会いだ。
それは永遠のものだ。
ひとたびそれが起これば、あなたは死を超える。
それが元にもどることはありえない。

人は光輝く無限なるものを目のあたりにする。
全身が軽やかになり、今にも飛びそうになる。
「雲が千の山々にかかる」と呼ばれる状態である。
今やあなたは千の山々にかかる雲のように無限なるものだ。

それはあちこちを軽やかに去来し、 覚知しえぬほど静かに浮き沈みする。
脈拍は穏やかになり、呼吸は止まる。
これが真の創造的な交合の瞬間であり、
「月が無数の水面を吸引する」と呼ばれる状態である。
この暗黒の只なかに、突然、天上のこころが動きはじめる。
これが一陽来復であり、新しい生命が兆すときである。
そしてそれが起こると、
あなたの内なる創造者と
<全体>の創造者とのこの出会いが起こると、
あなたはこのうえもなく静かに、完全に静かになり、
気配がひそみ、脈拍は穏やかになり、呼吸が止まる。

これが真の創造的な交合の瞬間であり、
「月が無数の水面を吸引する」 と呼ばれる状態である。
満月になればそれがわかる。
海水は月に向かって浮上をはじめ、月に行きたいと願う。
それとまったく同じように、
人間は神に到達したいと願う。
だが、内側にこのうつろな空間を、
内側にこのまったき虚空を生みださないかぎり、
わずかに浮上しては、再び降下することになる。
だが、あなたがひとつの不在――否定的な不在ではなく、
完全に肯定的な不在になることができたら、
月は無数の水面を引き寄せる。
そうなったら、あなたは上昇し、
どこまでも昇りつつ゛け、そして
月との出会いが起こる!

この暗黒の只なかに、突然、天上のこころが動きはじめる。
ふつうの心臓が止まり、
ふつうの脈拍が停止するとき、
あなたははじめてまったく異なる質が生まれてくるのを感じる。
あなたは再び息を吹き返すが、
その息はもはや前と同じものではない。
あなたの脈は再び打ちはじめるが、
それはもはや同じ脈ではない。
今や神があなたのなかに生きている。
今やあなたはそこになく、
ただ神だけが存在している。
私たちがブッダを「バグワン」と呼ぶのはそのためだ。
神が彼のなかで生きはじめる瞬間がやって来た。
人は姿を消してしまった。
人はたんなる中空の竹となり、
そこを神の歌が流れはじめた。
それが究極の目的地だ。
(´・(ェ)・`)
(おわり)


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