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鬼和尚の仏教購読会 別館
451
:
避難民のマジレスさん
:2019/04/09(火) 06:30:29 ID:LC3de7YgO
>>447
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
第十二話 六月に白い雪が舞う(つづき)
より抜粋
王国は集中力をもって働きかけることのできる者が治めるものだが、内なる王
国となればなおさらのことだ。
方向、目標、明晰なヴィジョンをもって生きてゆくことで、あなたのエネルギ
ーは結晶化する。
目標というのはたんなる口実にすぎない。
方向というのはたんなる方便にすぎない。
ふつうあなたの注意力はばらばらに四散していて、ある部分はこちらへ行こう
とし、別の部分はあちらへ行こうとしている。
ふつうあなたは複数であり、 群集であり、あなたの存在の断片が絶えず他の断
片とせめぎ合っている。
そのあなたが どうしてこの世で何かを達成しうるだろう?
どうして充実感を味わうことができるだろう?
あなたの生涯がとことん惨めなものになり、その一生が悲劇に 他ならないもの
になってしまったとしても、驚くべきことではない。
あなた以外の誰にも責任はない。
あなたには無尽蔵のエネルギーがあるが、 そのエネルギーでさえ無駄に費やさ
れることがある。
あなたの断片のひとつひとつが一種の内戦状態にあれば、 価値あることは何ひ
とつ成し遂げられない―― 神に関し
ては言うまでもないし、真理に関しては言うまでもない。
あなたは価値あることを 何 ひ と つ 成し遂げられないだろう。
なぜなら、内側のものであれ外側のものであれ、何かを 実現するためには必ず
ひとつのことが求められるからだ。
つまり、あなたはひとつになっていなければならない―― あなたのエネルギー
が余さずワークに注ぎ込まれ、 あなたの全エネルギーがひとつの問いと化すこ
とができるように。
あなたはたくさんの問いを抱えているが、そのすべての問いが一丸となり、 あ
なたの内にただひとつの問いを生み出さないかぎり、それは役に立たない。
あなたの生がひとつの問いと化し、ひとつの 方向をもてば、それは成就に向け
て動きはじめる。
そうなればそれは結晶化する。
結晶化とは、 あなたがゆっくりとひとつにまとまってゆくこと、 あなたの内側
にすこしずつ<個>が現れてくることを意味している。
そして真理の究極の実現とは、あなたの 実存のなかに究極の統合が実現され
ることだ。
「神」という言葉はそれを指している。
天国のどこかであなたを待っている神などいない。
神はあなたの内側で待っているが、あなたがひとつ であってはじめて彼を見い
だすことができる。
一なるものだけが一なるものを見いだせるからだ。
偉大な神秘家プロティノスの有名な言葉を思い出しなさい
――"一者から一者への飛翔"
まずあなたは独りにならなければいけない。
昨日、私がアムリットに言っていたのはそのことだ。
独りになりなさい、と。
独りアローンとは、 すべてがひとつオール・ワンになることだ。
散逸がいっさいなくなるので、
この独りあること、あるいはすべてがひとつの状態、
この内なる統合は無尽の力を解き放つ。
あなたは漏れなくなる。
凡人というのはあちこちに穴が開き、至るところから漏れている素焼きの瓶かめ
のようなものだ。
いくら水を入れても入れても、どんどんからになってゆく。
いくら努力をしても か い がない。
まず穴をふさがなければならない。
人生は ひ とつ になるための大いなる機会なのだととらえなさい。
いったんひとつの方向に進みはじめたら、 あなたは自分をひとつにまとめるこ
とができる。
あなたのなかで何かが落ち着きはじめる。
中心が生まれ、その中心が神への扉となる。
これらの経文にはこのうえもない価値がある。
それはまたひじょうに神秘的でもある。
というのも、真理を分かち合いはじめるときには、
詩や寓話や神秘の言語を用いなければならないからだ。
そうするより他にない。
数学の言語は適切ではない。
人は譬たとえを多く用いなければならない。
経文に入ってゆくまえに、この小さな話に耳を傾けなさい。
偉大な禅師である南泉はひじょうに歳老いていたが、 法を継ぐ者が現れるのを
待ちつつ゛けていた。
実際、彼には いつでも肉体を離れる用意ができていたが、彼が得たものをすべ
て伝え、 鍵をわたせるように、ただひたすら法を継ぐ者が現れるのを待ちつつ゛
けていた。
彼にはたくさんの弟子たちがいたから、それはとても奇妙に思える。
彼には何千人もの弟子がいた。
なぜ彼は何千人もの弟子たち のひとりに鍵をわたすことができなかったのだろ
う?
(´・(ェ)・`)
(つづく)
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