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鬼和尚の仏教購読会 別館

442避難民のマジレスさん:2019/04/06(土) 09:37:17 ID:LC3de7YgO
>>441
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
第十一話 確証の体験(つづき)
より抜粋

そして、ここでひとつこころにとめておくべきことがある。
それは、瞑想者にも起こるが狂人にも起こる類似した体験がたくさん あって、
それらがひじょうに紛らわしいので、精神科医はまず間違いなく 「この人は狂
っているから、治さなければならない」と見たてるだろうということだ。
彼はあなたを狂人として治療する――彼はあなたに薬を飲ませ、 注射を打ち、
電気ショックを与え、正常な精神状態に連れもどす。
彼はあなたの瞑想への可能性をすべて台なしにしてしまうだろう。
今や西洋ではこうした大きな危険がある。
瞑想を学んでいる人々が西洋にもどり、 自分たちの解釈を超えた何かが起こっ
たので、それを聖職者に話したとする―― キリスト教の聖職者は瞑想のことは
まったく何も知らない――聖職者は彼らを 精神科医のもとへ送り込む。
精神科医に話しても、彼が知っているのは 狂人に関することだけであり、覚者
ブッダに関してはまったくの無知だ。
しかも彼らの体験のいくつかは似かよっている。
医者はきっとこう解釈するだろう
――あなたは正常な状態から転落したのであり、引きもどしてやらねばならない。
そして彼がやることはどれも破壊的であり、あなたの身体、あなたの精神に打
撃を 与える。
その害があまりに大きいので、あなたは二度と再び瞑想に入れなくなって しま

――医者はそういうひどい障害をつくりだしかねない。
だから、ときに何かが起こったら、必ず 瞑想している人々のところへ行きな
さい。
世界中にセンターを開きなさい、 と私がしきりに言っているのはそのためだ

そうすればそこでサニヤシンは瞑想することができるし、 何かが起これば他の
サニヤシンに会うことができるし、 体験を分かち合いに行くことができる。
少なくともそこには共感を示してくれる人が誰かいるだろう。
少なくともあなたを非難しない人がいるだろう。
その人は あなたの体験を尊重し、 あなたの体験を受け入れ、 あなたに希望と
霊感を与え、
「それでいい、先へ進みなさい。もっと多くのことが起こるだろう」 と言って
くれる。
まさにこのために師が必要とされる―― あなたが信頼を寄せることのできる
誰か、ただ 「それでいい、もっと先へ進みなさい」 と言ってくれる誰かが。
そこでようやくあなたは前進することができる。 その旅は危険に満ちているか
らだ。
(p405)
呂祖師は言った。
光を巡らせる訓練は徐々に成果が現れてゆく。
その際、日常の務めを放棄してはならない。
私もまたそれを強調している――
サニヤシンは世間を放棄してはいけない。
あなたの瞑想は世間の只なかで成長してゆかねばならない。
それは日常生活の一部にならなければいけない。
あなたは逃避主義者になってはいけない。
なぜか?
古人は「仕事がやって来れば、それを引き受けなければならない。 ものごとが
やって来れば、それを根底から理解しなければならない」 と言っている。
正しい思考によって事を適切に処理してゆくなら、 光は外界の事物によって散
らされることなく、みずからの法則に従って巡る。
穏やかな目に見えない光の循環でさえこのようにして起こりはじめる。
すでにはっきりとした形をとった真の光の循環の場合は言うまでもない。
まず第一に、あなたがどのような状況のもとにいようとも、
それは神が授けた状況なのだから、拒絶してはいけない。
それはひとつの機会であり、成長するための好機だ。
もしその機会から逃げだしたら、あなたは成長しない。
ヒマラヤの洞窟に行き、そこで暮らしはじめ、その洞窟に深い愛着を抱くよう
になった人々は大人になれずにいる。
彼らは幼稚なままだ。
彼らは鍛えられていない。
世間に連れてこられたら、彼らはこなごなに打ち砕かれてしまう。
彼らはそれに絶えることができない。
数日前のこと、ヒマラヤで三ヶ月暮らしたサニヤシンがやってきた。
彼女は「もうここにいるのはこりごりです。私はもどりたいのです」
と言った。
さあ、これでは成熟を遂げたとは言えない。
彼女は今やヒマラヤに取り憑かれている。
彼女が自分の瞑想、静けさだと考えているものはすべて彼女のものではない。
それはたんなるヒマラヤの静寂の副産物にすぎない。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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