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鬼和尚の仏教購読会 別館
416
:
避難民のマジレスさん
:2019/03/26(火) 19:40:29 ID:LC3de7YgO
>>415
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
第十話 結晶する黄金の華(つづき)
より抜粋
みずからの内に宿るもの、けっして変わらぬもの――
どんな状況のもとにあってもつつ゛いてゆく喜び――
を知るとき、はじめてあなたはみずからの内に不死なるものがあることを、永
遠なるものがあることを知る。
その瞬間、力がみなぎり、底力が湧きあがり、恐怖が消える。
そうなったら人は恐れない。
そうなったら震えはとまる。
あなたははじめて恐怖をもたずに実在をのぞき込んでいる。
そうでないかぎり、世に言ういわゆる神々は恐怖の産物にすぎない。
人はみずからを慰めるために神々をつくりだした。
人は恐怖から身を守る後ろ盾として、防御として、
鎧よろいとして神々をつくりだした。
あなたは恐れている。
あなたには誰かすがりつく相手が必要だ。
それらは偽りの神々だ。
それらは本当の神々ではない。
恐怖に駆られながら、どうして真の神を見いだすことができるだろう?
いわゆる宗教家たちは神を恐れ敬う人々として知られている。
真の宗教家には恐怖がない――彼は世間も神も恐れない。
恐れのない境地のなかで、まったく異なる神のヴィジョンが生まれてくる。
(p370)
人々が不快に感じるものごとに出会っても、精神の種子の明るさが曇ることは
ない。
もう曇ることはない。あなたの精神を打ちひしいだり、澄んだ意識を歪めるこ
とのできるものは何もないからだ。
あなたはつまらないことに興味を示し、本質的なことを忘れてしまっている。
浜辺で貝殻やきれいな石を集めているだけで、すぐそばにあるダイヤモンドの
ことなどすっかり忘れてしまっている。
あなたは死が奪い去ってゆくがらくたを集めている。
私は死によっても奪われることのない宝物を手に入れるよう呼びかけている。
ラザロよ!墓から出てきなさい!
そして、
聴く者は弟子になる。
聴く者はサニヤシンになる。
聴く者は内なる世界へと動きはじめる。
彼の旅は他の人々の旅とはまったく違うものになる。
彼は世間で暮らしているかもしれないが、もはやそこにはいない。
彼の関心はまったく別のところにある。
赤い血はミルクに変わり……
マハーヴィーラの有名な寓話が伝えようとしているのはこのことだ。
それによると、蛇が、とても危険な蛇がマハーヴィーラに襲いかかり、
彼の足を噛んだが、血の代わりにミルクが流れ出たという。
ところがジャイナ教徒たちはそれを文字通りに解釈し、
物笑いの種になっている。
それは文字通りに解釈すべきものではない。
それは寓話だ。
赤い血は暴力を表し、ミルクは愛を表している。
子供が生まれると、母親の乳房はすぐにミルクでいっぱいになる――生まれた
ばかりの子供への愛と思いやりから。
突然、彼女の血はミルクに変わりはじめる。
みるみるうちに母親の生化学のなかで奇蹟が起こりはじめる。
今まで彼女は女にすぎなかったが、今では母親になっている。
子供の誕生とともに、二人の人間が生まれる――
一方には子供が、そしてもう一方には母親が。
母親の生化学はふつうの女性とは違っている。
奇蹟が起こっている。
愛ゆえに、血はミルクに変わりはじめる。
それは象徴的だ。
血は暴力であり、ミルクは愛だ。
人がこの境地に達すると、暴力はすべて影を潜める。
彼は愛そのものであり、愛より他の何ものでもない。
(´・(ェ)・`)
(つづく)
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