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鬼和尚の仏教購読会 別館

337避難民のマジレスさん:2019/02/24(日) 00:39:53 ID:LC3de7YgO
>>335
30黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
第八話 昏沈こんちんと散乱の克服2
 より抜粋

あなたがたはただもてなしを受けるためでは なく、変容を遂げるためにここに
いる。
そして変容は苦痛に満ちている。
なぜなら、古いものをたくさん落とさなければならないからだ。
その古いものは簡単に脱げる着物のようなものではない― それは皮膚と化して
いる。
皮膚をはがされたら痛い。
だが、あなたを正気に連れもどすにはそうするより他にない。
あなたの緩衝器を破壊するにはそうするより他にない。
あなたを覆い、拘束している鎧よろいを打ち壊すには そうするより他にない。
徐々に徐々に、あなた自身のエネルギーが起こりはじめ、 あなたの目が開き、
あなたの耳が聞こえるようになる。
そうなったら神は直接の体験になる。
つねに覚えておきなさい。 神の直接体験のみが真の体験となる。
それは多数派が決めるものではない。
それは伝統が決めるものではない。
それを決めるのは神と遭遇したみずからのエネルギーだけだ。
白鳥は狂っているとフクロウが考えても少しもおかしくない。
人々はいつもそのように考えてきた―仏陀も狂い、マホメット も狂い、ツァラ
ツストラも狂っている、と。
自分たちに見えない ものを、どうして信じることができるだろう?
フクロウが白鳥を追い出し、追放しても少しもおかしくない。
彼らは怖くなり、動揺してしまった。
この白鳥がこの樹の上で 暮らすことを認めたら、フクロウの伝統はつぶされて
しまう。
白鳥はフクロウの生き方を壊してしまう。
フクロウたちはいつも暗闇のなかで生きてきたので、いつも暗闇を信じている。
暗闇が彼らの神だ。
彼らの儀式はすべて暗闇から生まれたものだ。
フクロウの 聖職者たちは暗闇を讃え、学のあるフクロウたちは暗闇に関する大
論文を書く。
彼らの哲学には太陽や光や昼の出る幕がない。
そこにこの狂った白鳥が現れて 、異様な考えをフクロウの世界に密かにもち込み、
吹き込もうとする。
フクロウ社会の構造全体が崩れてしまう。
イエスが十字架にかけられたのはそのためだ。
人々が私にひどく反発しているのはそのためだ。
私はあなたがたに新しい光景ゲシュタルト、新しいパターン、 新しい生き方、
実在への新しい参入の仕方を授けようとしている。
当然、古い生活様式に大量のもとでをかけてきた者たちは腹を立てる。
狂ったように腹を立てるだろう。
彼らは自分たちの世界から私を追放したい ―彼らはまさにそれをやろうとして
いる。
それはまったく自然で、単純なことだ。
ひとたびそれを理解したら、あなたは笑いはじめるだろう。
人はどのようにして、またなぜ神の存在を信じつつ゛けているのだろう?
人はどのようにして、またなぜ魂の存在を信じつつ゛けることができるのだろ
う?
フクロウたちと同じ理由からだ……「俺たちの村では、親父もその親父 もその
また親父も、だれひとり太陽を見たことがない。だから太陽なんて ものはない
んだ。あいつはおまえをかついでいるだけだ。あいつに耳を 貸してはいけない
。あいつは俺たちの宗教をつぶそうとしているんだ」
あなたは父親から「神は存在する。神はキリスト教を伝えた」 とか「神はヒン
ドゥー教を伝えた」と聞かされたことがあるだろう。
父親もまたその父親から聞かされ、それが延々とつつ゛いてきた。
うわさ話、ゴシップだ。父親も知らなければ、あなたも知らない。
勇気を奮い起こし、借り物の知識はすべて落としてしまいなさい。
サニヤシンに最初から求められるのはこれだ―そしてこれは 真理を科学的に探
索してゆくに当たり、最初に求められることでもある。
先入観をすべて落とすこと。
先験的アプリオリな概念をすべて落とすこと。
あたかもそれ以前には伝統などなかったかのように、 経典などなかったかのよ
うに、まるでアダムやイヴのように、 最初から、最初の第一歩から、ABCからは
じめること。
D・H・ローレンスはこう言っている―私は彼にまったく同意する―
「世界中の経典がすべてなくなってしまったら、人間は宗教的になるかもしれ
ない」
あらゆる伝統が完全に消え去れば、そのときはじめて希望が生まれる。
そうでないかぎり、誰が探索したいと思うだろう?
苦労せずとも 伝統があてがってくれるし、何の代価も払う必要がないのだから
、 気にすることはない。
他の人々が知っているのだから、ただ信じればいい。
だが、知ることと信じることは正反対のことだ。
信じることは暗闇のなかで生きつつ゛けることであり、 知ることは変容するこ
と、変身すること、永遠に輝く もうひとつのヴィジョンへと移行することだ。
これらの経文を信じる必要はない。
それらは実地に試してみなければならない。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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