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鬼和尚の仏教購読会 別館

121避難民のマジレスさん:2018/12/08(土) 09:11:50 ID:LC3de7YgO
>>119
7黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第二話 燃えあがる茂み3
 より抜粋

東洋が幾多の過去生という現象に気付いたのは、深い精神分析を通してだ。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教はそれに気付いていない。 彼らはそこまで
懸命に試みたことがない。彼らは精神分析を試みたことがない。
フロイトはそれを試みた最初のユダヤ人だ。
言うまでもなく、キリスト教徒や ユダヤ教徒やいわゆる宗教的な人々はこぞっ
て彼に反対していた。
そこには精神分析がもっと深く進めば、遅かれ早かれ、ヒンドゥー教徒の転生
の観念が正しいことが証明されてしまうという恐れが潜んでいる。
それが怖いのだ。どんどん掘り下げてゆくと、次から次へと層が現れてくる。
どこで終止符を打てばいいのだろう?
あなたは数知れない生を人間として生きてきた。
私たちはそれらすべてを見逃そうとするが、それもまたきりがない。
ある日突然、あなたは自分が過去生では人間ではなかったことに、象や虎や犬
だったことに気付く。
そうしてあなたは動物の生に入ってゆきはじめる。
さらに何百万もの生を通り抜けた後、ある日突然、自分が茂みや樹、さらには
岩であったことを発見する。
インドでは、人は何百万もの生を通り抜けてきたと言う。
それがどこに行き着くというのだろう?
過去を分析してもはじまらない。
それはあなたを狂気に駆り立てるだけで、どこにも到らない。
そして同じことが未来の場合にも当てはまる。
どこで止まればいいのだろう?どこまでゆけばいいのだろう?
「この先は見なくてもいい」と言ってどこで打ち切るのだろう?
東洋ではそれもまた試みられてきた。
私たちは時間という概念にとほうもなく働きかけてきたからだ。
だが、いずれにしてもきりがない。
記憶は尽きることがない。想像は尽きることがない。
その二つのはざまにこの瞬間がある。
ごく小さく、あまりに微細なので、 細心の注意を払っていなければそれに気
付くことはできない。
それはじつにすばやく動く。
それは飛ぶように過ぎてゆく。
だが、現在に気付くことができたら、扉が開かれる。永遠へと到る扉が。
心マインドはまさにそこから無心ノーマインドのなかへと入ってゆく。
人格はまさにそこから人格を超え、本質に入ってゆく。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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