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鬼和尚の仏教購読会 別館

114避難民のマジレスさん:2018/12/05(水) 06:17:24 ID:LC3de7YgO
>>111
黄金の華の秘密
スワミ・アナンド・モンジュ訳
 
第二話 燃えあがる茂み(つづき)
 より抜粋

原初の精神は両極の違いを超えている。
すべての両極の違いが消え失せる。
男/女、夏/冬、暑さ/寒さ、愛/憎しみ、肯定/否定、時間/空間、生/死。
いっさいの両極が消える。

原初の精神は両極の違いを超えている。
どちらの極にも愛着をもってはいけない、と私がしきりに強調するのは
そのためだ。
あなたがたはいずれかの極に愛着をもつようにと教えられてきた。
あなたがたのいわゆる宗教は、世間で暮らすか、それとも世を捨てて僧院に入
りなさいと説いてきた。
私は世間にとどまりながら、その一部にならないようにと言う。
そうでないと、あなたはひとつの極に愛着をもつようになる。
僧院に行けば、あなたは街の雑踏マーケットプレイスを恐れるようになる。
それがはたして成就と言えるだろうか?
恐怖があるなら達成はない。
私はヒマラヤに住んでいた人々を知っている。
彼らは恐れるようになる。彼らは世間に降りてきたくはない。
なぜならヒマラヤで体験してきたものが、街に入るとすべて消え失せてしまう
からだ。
街の雑踏でかき消されるようなものなら、それは成就ではない。
自分の静寂だと錯覚していたものは、ヒマラヤの静寂にすぎなかったのだろう。
それは借り物だった。確かに、ヒマラヤは静かだ。だからその 静寂のなかで暮
らせば、徐々にその静けさがあなたに浸透しはじめる。
だが、それはあなたの音楽ではない。それは借りてきたものだ。
ヒマラヤから遠ざかれば、それは消え失せてしまう。
これは錯覚を起こしているだけだ。
これは輝かしい光の残照を楽しんでいるだけだ。
街のなかで暮らしながら、ハートのなかにヒマラヤをつくりだしなさい。
騒がしさの只なかで静かでありなさい。
世帯主でありながら、求道者サニヤシンでありなさい。
私のサニヤシンたちは世間から離れないでほしい、と私がこれほど強調するの
はそのためだ。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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