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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 4

977避難民のマジレスさん:2019/06/10(月) 12:46:14 ID:jfWCoXjM0
ヨーギー・ラーマイアの体験

対話34

マハルシの臨在のもとに坐ることは、心の平安をもたらします。
私はよく三時間も四時間もサマーディの中に坐ったものでした。
その頃、私は心が形を取って内側から現れ出てくるのを感じていました。
絶え間ない修練と瞑想を通してそれはハートに入り、その中に融け去りました。
こうして私はハートが心にとって安息の地であることを知ったのです。
それは平和をもたらしました。
真我は心がハートに没入したときに実現されます。
これは精神集中(ダーラナー)の段階においてさえ感じることができます。
私はマハルシに黙想について尋ねました。
彼が説いた教えは以下のとおりです。

人が死ぬと、火葬用の薪が用意され、身体はその薪の上に置かれます。

薪に火がともされるとともに、皮膚は焼け、そして肉、それから骨が焼き尽くされ、最後には全身が灰となります。

その後には何が残るでしょうか?

心です。

「この身体の中には一体いくつの心があるのか?」という疑問が起こります。

「一つか二つか?もし二つなら、どうして人々は『私たち』ではなく『私』と言うのか?」

それゆえ、そこにはただ一つの心だけがあるのです。

「それはどこから生まれたのか?その本性とは何なのだろうか?」。

このように探究してゆくと、心もまた消え去ります。

「そのとき、残っているものは一体何だろうか?」。

「私だ」。

次の質問は、「私とは誰か?」です。

それは真我に他なりません。

これが黙想です。

私はこのようにしたのです。

この過程を経ることで、身体への執着心は破壊されます。

自我は消え去り、そして真我だけが輝き出すのです。

心を消滅させる方法の一つに、偉大な魂、ヨーガの達人との交際があります。

彼らはサマーディに熟達しています。

彼らにとって真我実現はたやすく、自然で、永久的なものです。

彼らと親しく暮らし、共感を持って接する人たちは、徐々に彼らのサマーディの習慣を吸収するようになるのです。


【ヨーギー・ラーマイア】

ポール・ブラントン著『秘められたインド』(日本ヴェーダーンタ協会刊)に登場するヨギ・ラミヤーと同一人物。
タミル語の正確な発音はヨーギー・ラーマイア。


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