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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 4

940避難民のマジレスさん:2019/05/31(金) 09:50:10 ID:jfWCoXjM0
1935年2月4日

対話24

ピゴット婦人
 どうしてあなたはミルクは飲むのに卵は食べないのですか?

マハルシ
 家畜の牛たちは子牛が必要とする以上にミルクを出すため、ミルクを搾られることに喜びを感じるのです。

質問者
 でも雌鳥も卵を抱えきれないのではないでしょうか?

マハルシ
 しかし卵の中には、やがて生命となるものが宿っているからです。

質問者
 想念が突然止まり、「私ー私」が突然湧き上がって、それは続いていきます。
 それは感じることの中にあり、知的なものではありません。
 これでよいのでしょうか?

マハルシ
 もちろん、それでよいのです。
 「私ー私」が湧き上がるのを感じるには、想念や理性が消え去らなければなりません。
 感じることが主な要因であり、理性ではないのです。

質問者
 何よりも、それは頭の中ではなく胸の右側で感じられるのです。

マハルシ
 そうあってしかるべきです。
 なぜなら、ハートはそこにあるからです。

質問者
 私が外側を見るとき、それは消え去ってしまいます。
 どうすればよいのでしょう?

マハルシ
 しっかりとそれを心にとどめなければなりません。

質問者
 もしそのような想起とともに行為するのであれば、その行為は常に正しいものとなるのでしょうか?

マハルシ
 そうあって当然です。
 しかしながら、そのような人は行為が正しいかどうかを心配したりはしません。
 彼の行為は神の行為であり、それゆえ正しいのです。

質問者
 それでは、どうして食事を制限しなければならないのでしょうか?

マハルシ
 あなたの現在の体験は、あなたのいる環境の影響によるものです。
 この場を離れてその体験を持てるでしょうか?
 体験とは一過性のものです。
 それが永続的なものになるまで修練は欠かせないでしょう。
 そのような体験が続けて起こるようにする助けとして、食事制限があるのです。
 ひとたび真理の内に確立されれば、制限は自然に落ちてゆくでしょう。
 さらに、食事は心に影響を与えます。
 それゆえ、純粋な食事を保つべきなのです。

ピゴット婦人は後にある弟子に伝えた。

「彼からの波動をより強烈に感じています。
 そして、以前よりも容易に『私』の中心に達することができるようになっています」


【「私ー私」】

以下はマハルシ自身の言葉で記録された「私ー私」の主要な説明である。

1)

この私はどこから立ち現れるのか?これを内側に求めよ。
するとこの「私」は消滅する。これが智慧の探求である。
「私」が消滅するところに、自ら「私ー私」が現れる。これは無限なるもの(プールナム)である。

『ウパデーシャ・サーラム』第19、20節

2)

内奥の核心で、ハートは「私ー私」という真我に気づき、ブラフマンとしてひとり輝く。
真我探求によって、あるいは呼吸制御によって、ハート深く潜り、アートマンの内に永遠にとどまりなさい。

『シュリー・ラマナ・ギーター』第2章2節

3)

それゆえ、死骸となった身体は死骸として捨て置き、「私」という言葉を口にせずに、「『私』として現れたそれはいったい何なのか?」と熱心に探求すべきです。
そうすれば、多数に分割された想念は消え去り、単一で分割不可能な気づきである「私ー私」という無音のスプラナ(輝き、振動)が自ずと輝き出すでしょう。
もしそれを離れることなく静寂の内にとどまれば、「私は身体だ」という自我の形である個我性の感覚は完全に破壊され、スプラナさえも静まるでしょう。
賢者や聖者はただこれのみが解脱であると断言しています。

『真我の探求』第3節


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