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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 4

917避難民のマジレスさん:2019/05/24(金) 18:51:19 ID:jfWCoXjM0
エヴァンス・ヴェンツ氏はヨーガの初歩段階における質問を始めた。
そのすべての質問に対してマハルシは、
「それらはヨーガの補助的な事柄であり、ヨーガ自体がすべての目標である真我実現の補助なのです」
と答えた。

質問者

仕事は真我実現の妨げとなるでしょうか?

マハルシ

いいえ。
真我を実現した人にとっては真我だけが実在であり、行為は真我に影響を与えることのない単なる現象にすぎないのです。
たとえ行為しているときでも、彼には行為者であるという感覚がありません。
行為は自然に起こり、彼はそれを執着心なく見守り続けるだけです。

このような行為に目的はありません。
仕事に従事している者でさえ、知識の道(ジニャーナ・マールガ)を修練することができます。
初心者には最初は困難かもしれませんが、修練を重ねるうちにそれは効果を現し、やがて仕事が瞑想の妨げになることもなくなるでしょう。

質問者

修練とは何でしょうか?

マハルシ

自我の源である「私」をたゆまず探究し続けることです。
「私は誰か?」、それを見いだしなさい。
純粋な「私」は実在であり、絶対的な「存在ー意識ー至福」です。
「それ」が忘れられたとき、あらゆる不幸が起こります。
「それ」をしっかりととらえれば、不幸がその人に影響を与えることはなくなるのです。

質問者

真我実現にブラフマチャリャ(独身生活)は必要でしょうか?

マハルシ

ブラフマチャリャとは「ブラフマンの内に生きる」ことを意味します。
一般に理解されているような独身生活との関係はありません。
真のブラフマチャリャ、つまりブラフマンの内に生きる人は、真我であるブラフマンの内に至福を見いだします。
だとすれば、なぜ他に幸福の源を探そうとするのでしょうか?
事実は、真我から外へと出て行くことに、すべての不幸の原因があるのです。

質問者

独身生活はヨーガにおいて必要不可欠なものなのでしょうか?

マハルシ

そうです。
独身生活は、確かに多くの補助的な方法の一つです。

質問者

それならば、必要不可欠ではないのですね?
結婚した者でも真我を実現できるのですね?

マハルシ

もちろんです。
それは心の適性の問題なのです。
結婚していようと未婚であろうと、真我実現は可能です。
なぜなら、それは今、ここに在るからです。
もしそうでなければ、つまり努力によって時間をかけた後に達成できるものなら、そして、もしそれが新たに獲得しなければならないようなものなら、追求する価値さえないでしょう。
なぜなら、自然でないものは永遠でもないからです。
しかし私が語る真我とは、今ここに在り、ただそれだけが存在するのです。


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