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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 4

915避難民のマジレスさん:2019/05/24(金) 18:37:18 ID:jfWCoXjM0
1935年1月24日

対話17

オックスフォード大学の英文学者、エヴァンス・ヴェンツ氏がポール・ブラントン氏からの紹介状を携えて到着した。
彼は長旅で疲れていたため休息を必要としていた。
すでに数回この国を訪れており、インドでの生活様式には慣れていた。
彼はチベット語を学び、『チベットの死者の書』やチベットで最も偉大なヨーギー、ミラレパの伝記である『ミラレパの生涯』、そして『チベットの秘教の書』の翻訳補助にたずさわっていた。

午後になって、彼は質問を始めた。
それらはヨーガに関係したものだった。
彼はヨーガで坐るために、トラや鹿などを殺して毛皮を使うことが正しいことなのかどうかを知りたがった。

マハルシ

心がそのトラや鹿なのです。

質問者

すべてが幻影だと言うなら、殺すこともかまわないとおっしゃるのですか?

マハルシ

誰にとっての幻影なのでしょうか?見いだしなさい!
事実、誰もが人生のあらゆる瞬間において「真我の殺し屋」(アートマハン)なのです。

質問者

どれが最も良い座位(アーサナ)でしょうか?

マハルシ

どのアーサナでもかまいませんが、楽な姿勢の半跏趺坐(スカ・アーサナ)が良いでしょう。
しかし知識の道(ジニャーナ・マールガ)を行く者にとって、それは重要ではないのです。

質問者

座位はその人の気質を表すのでしょうか?

マハルシ

そうです。

質問者

トラの毛皮や羊毛や鹿の毛皮などには、どのような特質や効果があるのでしょうか?

マハルシ

ある人々がそれらの毛皮に特質や効果があることを発見したのです。
ヨーガの本にそのことが述べられています。
それは磁気の伝導性や非伝導性と一致するといったことです。
しかし知識の道を行く者にとってそれは重要ではありません。
真の座位とは、真我の中に位置し、そこに確立されることを意味しているのです。
それは内側にあります。
他の人たちは、外的な姿勢について述べているのです。


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