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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 4

910避難民のマジレスさん:2019/05/23(木) 13:49:15 ID:jfWCoXjM0

1935年1月19日

対話16

気品ある七十歳の英国紳士、ダグラス・アインスリー氏(グラント・ダフ氏)は、マドラス前総督の甥である。
作家かつ詩人でもあり、以前アテネ、パリ、ハーグの英国公使館に所属していたため、政府の賓客としてマドラスを訪れていた。
彼はポール・ブラントンからの紹介状を携えてマハルシに会いに来た。
その翌日、再び彼は訪れ、1時間ほどホールにとどまった。
その両日とも何の言葉も実際に交わされず、二人はお互いに見つめ合うばかりだった。
ダグラス氏は質素で禁欲的な習慣の持ち主だった。
午後一時までは何も食べず、それから昼食をとり、夕方も、コーヒーとビスケット以外は何もとらずに眠りについた。
生涯独身を通し、空腹のまま一日数マイルの散歩をした。
言葉数は少なく、物腰は優雅だった。
声は低音で穏やかにしゃべり、その言葉はハートから湧き上がるかのようだった。
友人には故ジョン・ウッドロフ氏、サルヴパッリー・ラーダークリシュナン氏、オックスフォード大学教授のトーマス氏などがいた。彼は『ヴェーダ』の詠唱を聞きたいと望んでいた。

月曜日に、ラトビア共和国のリガから手紙が届いた。
手紙の中の質問は、西洋の来訪者から最近問われた「死者の魂の存在とその供養」に関する質問と偶然にも同じ内容だった。
リガに送られた返信の内容が、ダグラス氏に対して読まれた。
次に、マハルシの『実在についての四十頌 』がタミル語で詠われ、それから『ヴェーダ』の詠唱が行われた。
彼はそれを崇高な格調の高いものと感じた。


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