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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 4
899
:
避難民のマジレスさん
:2019/05/20(月) 14:00:15 ID:jfWCoXjM0
質問者
真我実現の助けとなるものは何でしょうか?
マハルシ
聖典の教えや真我を実現した賢者の教えです。
質問者
そのような教えは、討論や講話や瞑想などによるものでもいいのでしょうか?
マハルシ
かまいませんが、それらは二義的な助けにしかなりません。
最も重要なのは師の恩寵なのです。
質問者
師の恩寵を得るには、どれほどの時間がかかるのでしょうか?
マハルシ
なぜそれを知りたいのですか?
質問者
希望を与えてくれるからです。
マハルシ
そのような希望でさえ障害なのです。
真我は常に存在し、真我なしには何も存在しません。
真我として在りなさい。
そうすれば欲望や疑いは消え去るでしょう。
真我は眠り、夢見、目覚めという存在状態観照者です。
それらの状態は自我に属しますが、真我は自我さえ超越しています。
眠りの状態の中でも、あなたは存在していなかったでしょうか?
眠っている間、あなたは自分が眠っていることや世界に気づいていないことを知っていましたか?
あなたが眠りの体験を自覚のない状態だったと描写するのも、目覚めの状態においてだけです。
それゆえ、眠りの状態の意識は目覚めの状態の意識と同じものなのです。
もしこの目覚めの状態の意識が何であるかを知っているなら、あなたは三つのすべての状態を観照する意識を知ることになります。
そのような意識は、眠りにおける意識を探求することで見いだすことができるのです。
質問者
その場合、私は眠ってしまうでしょう。
マハルシ
それでもかまいません!
質問者
それは空白状態なのです。
マハルシ
誰にとってその空白状態が現れるのですか?見いだしなさい。
いつであれ、あなた自身の存在を否定することはできないはずです。
真我は常にそこに在り、すべての状態において存在しているからです。
質問者
あたかも眠りの中にとどまりながら、しかも同時に気づいているべきなのでしょうか?
マハルシ
そのとおりです。
気づいていることが目覚めの状態です。
それゆえ、それは眠りの状態ではなく、眠りのない眠りなのです。
想念の起こるままにまかせていたら、あなたは自分を見失い、果てしなく迷路をさ迷うだけでしょう。
質問者
だとすれば、私は想念の起こる源を探求することに戻るべきなのでしょうか?
マハルシ
まさにそのとおりです。
そうすれば想念は消え去り、ただ真我だけが残るでしょう。
実際、真我には内側も外側も存在しません。
そのような観念も自我による投影でしかないのです。
真我は純粋で絶対なるものだからです。
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