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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 4
897
:
避難民のマジレスさん
:2019/05/20(月) 13:47:35 ID:jfWCoXjM0
1935年1月6日
対話13
イギリスのM・A・ピゴット婦人が、『秘められたインド』を読んでマハルシのもとを訪れた。
弟子の一人が通訳を務めた。
ホールの中は子供連れの女性を含めた大勢の訪問者でざわめいていたが、ようやく沈黙が訪れた。
それまで無限の空間を見つめていたマハルシが、突然静かな声で「サル!」と言ったのが聞こえた。
扉の近くには小さな赤ん坊がいた(母親は扉の反対側にいて気づいていなかった)。
そこには後ろ足で立ちながらその赤ん坊を傷つけないように、そっと両手で抱いている大きなサルの姿が見えた。
彼らはマハルシの臨在の中で安らぎ、仲良くしていたのだ。
サルはマハルシの声を聞くやいなや、さっと飛びのいて消え去った。
この出来事は婦人に強烈な印象を与えたのだった。
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