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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 4

801避難民のマジレスさん:2019/04/16(火) 00:40:54 ID:LC3de7YgO
>>799
『I AM THAT 私は在る』
【97 マインドと世界はひとつ】

 質問者 ここには何人かの聖者の写真があります。彼らはあなたの霊的系統
 の歴代の師たちだと聞きました。彼らは誰なのでしょうか。また、どのよう
にしてそれははじまったのでしょうか?
 マハラジ
 私たちは「九人の師(ナヴナート)」と呼ばれている。
 伝説では、私たちの最初の師はダッタートレーヤ* だと伝えられている。
 彼はブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァの三代神の偉大なる化身だ。
 この「九人の師」でさえも神話なのだ。
 訳注*  ダッタートレーヤ Dattaatreya
     ヴェーダの教え以前の時代の聖者。特にアドヴァイタ・ヴェーダー
     ンタの教義の代表格である『アヴァドゥータ・ギーター』、『ジー
     ヴァンムクタ・ギーター』、『トリプラ・ラハーシャ』の著者とし
     て知られる。ヒンドゥー教三大神の化身であり、ダッタートレーヤ
     ・サンプラダヤの創始者。
 質問者 彼らの教えの独自性とは何なのでしょうか?
 マハラジ
 そのシンプルさにある。
 理論においても、実践においても。
 質問者 人はどのようにしてナヴナートになるのでしょうか? 秘伝伝授に
 よってでしょうか、あるいは継承によってでしょうか?
 マハラジ
 どちらでもない。
 ナヴナート・パランパラ、すなわち九人の師の伝統は、川の流れのように実
 在の大洋に流れ着き、誰であれそれに溶け入った人が伝えていくのだ。
 質問者 それは同じ伝統に属す、生きた師からの容認を暗示しているのでし
 ょうか?
 マハラジ
 「私は在る」という感覚にマインドの焦点を合わせるサーダナ(修練)を重
 ねてきた者たちは、同じサーダナを継承してきたほかの人びと関係している
 と感じるかもしれない。
 そして彼らの間に生まれた密接な親近感を、自らをナヴナートと呼ぶことに
 よって表すのかもしれない。
 それは彼らに確立した伝統に所属する喜びを与えるのだ。
 質問者 所属することによって、彼らは何らかの恩恵を受けるのでしょうか?
 マハラジ
 サットサン、「聖者たちとの交わり」の輪が時を経るにしたがって広がって
 いくのだ。
 質問者 それによって、彼らは所属しなければ閉ざされたであろう力と恩寵
(おんちょう)の源を占有するのでしょうか?
 マハラジ
 力と恩寵は求める者たちに、そしてすべての人に開かれている。
 自分自身に特定の名前を与えることは何の助けにもならない。
 何であれ好きな名で自分を呼ぶがいい。
 あなたが真剣にあなた自身を覚えることをマインドにとどめているかぎり、
 自己知識にとっての蓄積された障害はかならず一掃されるだろう。
 質問者 もし私があなたの教えを気に入り、指導を受ければ、私をナヴナー
     トと呼ぶことができるのでしょうか?
 マハラジ
 言葉に耽溺(たんでき)したあなたのマインドをそれで喜ばすがいい!
 名前があなたを変えることはないのだ。
 せいぜいそれはあなたに正しくふるまうよう思い出させる程度だろう。
 グルと弟子の継承というものはある。
 弟子は師と入れ替わり、より多くの弟子たちを養成し、このようにして系統
 は維持されていく。
 しかし、伝統の継承は非形式的な、任意のものだ。
 それは家系の名前のようなものだ。
 ただ、ここでの家系は霊的なものなのだ。
 質問者 サンプラダヤに加わるには、あなたは真我を実現しなければならな
 いのでしょうか?
 マハラジ
 ナヴナート・サンプラダヤは単なる伝統のひとつ、教えと修練の方法のひと
 つにすぎない。
 それが意識のレベルを表すわけではないのだ。
 もしあなたがナヴナート・サンプラダヤの師をあなたのグルとして受け入れ
 れば、あなたは彼のサンプラダヤに加わるのだ。
 普通あなたは、彼から見られること、触れられること、あるいはひとつの言
 葉として、また、ときには生き生きとした夢として、あるいは強烈な思い出
 としての彼の恩寵のしるしを受ける。
 ときには弟子のふるまいと人格の意味深い急速な変化が、恩寵の唯一のしる
 しであることもある。
 質問者 私はあなたを知り、定期的にあなたに会うようになって、もう何年
 にもなります。あなたへの想いが私を離れたことはけっしてありま
 せん。それは私をあなたのサンプラダヤに加わったことにするので
 しょうか?
 マハラジ
 あなたの帰属は、あなた自身の感情と確信の問題だ。
 結局、それはまったく言語上の形式的なものだ。
 実際には、グルも弟子もなく、理論も修練もない。
 無知も解脱もまたないのだ。
 すべてはあなたが自己を何と見なすかにかかってくる。
 あなた自身を正しく知りなさい。
 自己知識に代わるものはないのだ。
(´・(ェ)・`)
(つづく)


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