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鬼和尚の仏教勉強会 講読ゼミ 4

692避難民のマジレスさん:2019/03/09(土) 12:35:07 ID:LC3de7YgO
>>691
『I AM THAT 私は在る』
【83 真のグル】(つづく)

 質問者 グルを変えることは正しいのでしょうか?
 マハラジ
 なぜ変えないのかね?
 グルは道しるべのようなものだ。
 ひとりからほかへと移っていくことは自然なことだ。
 それぞれがあなたに方向と距離を告げるだろう。
 一方、サッドグル、永遠の師は道そのものなのだ。
 ひとたび道が目的地であり、あなたはつねに道の上に在り、目的
 地に到達することではなく、その美しさと智慧を楽しむことを悟
 れば、人生は仕事ではなくなり、それは自然でシンプルに、それ
 自体で歓喜となるのだ。
 質問者 では、礼拝し、祈り、ヨーガの修練をする必要はないの
     でしょうか?
 マハラジ
 毎日すこしずつ掃き清め、洗い流し、沐浴(もくよく)すること
 は良いことだ。
 自己覚醒が一歩一歩あなたに何をすべきかを示してくれるだろう。
 すべてが為(な)されたとき、マインドは静になるのだ。
 今、あなたは名前と形、喜びと悲しみをともなった個人として目
 覚めの状態にある。
 あなたが生まれる前に、個人はそこにいなかったし、あなたが死
 んだ後もそこにはいないだろう。
 自分ではない何かに成ろうと個人として奮闘する代わりに、なぜ
 個人的な人生全体を後にして、目覚めの状態を超えていかないの
 だろうか?
 それは個人の消滅を意味するのではない。
 ただ正しい視点から見ることを意味しているのだ。
 質問者 もうひとつ質問があります。あなたは、私が生まれる以
     前、私は実在の純粋な存在とひとつだったと言われまし
     た。もしそうなら、私が生まれるべきだと誰が決定した
     のでしょうか?
 マハラジ
 実際には、あなたはけっして生まれなかった。
 そしてけっして死ぬこともないのだ。
 だが、今あなたは存在すると、あるいは身体をもっていると想像
 し、何がこの状態をもたらしたのかと尋ねている。
 この限定された幻想のなかでの答えは――記憶から生まれた欲望
 があなたを身体に引き寄せ、それとひとつだとあなたに考えさせ
 るからだ。
 だが、これは相対的な見地から見たときだけの真実だ。
 事実は、そこには誰もいず、それを含む世界もない。
 そこあるのはただの精神状態、夢のような状態だけだ。
 その実在性は疑うことでたやすく払いのけられるのだ。
 質問者 あなたは死んだ後、ふたたび戻ってくるのでしょうか?
     もし私が長く生きるなら、もう一度あなたに会えるので
     しょうか?
 マハラジ
 あなたにとっては、身体は実在のものだ。
 私にとっては、そこには何もない。
 あなたが見ている私は、あなたの想像のなかにしか存在しないの
 だ。
 もちろん、もしあなたが私を必要とするなら、あなたはふたたび
 私を見ることだろう。
 太陽が日の出や日の入りに影響されないように、それは私に影響
 を与えはしない。
 影響を受けないため、必要とされるときには、かならずそこに在
 るのだ。
 あなたは知識に没頭している。
 私はそうではない。
 私にはあなたに知ることを切望させる不確実な感覚がないのだ。
 子供が興味をもつように、私は興味をもつ。
 だが、私には知識のなかに避難場所を求めるような不安がない。
 それゆえ、私は再誕生するのか、世界がどれほど長くつづくのか、
 といったことには関心がない。
 これらの質問は恐れから生まれたものなのだ。
(´・(ェ)・`)
(おわり)


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