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■■■大学教学推進・改革事例集■■■

183名無しの京産大生:2013/01/22(火) 06:00:22
東京外国語大学 改編の意義
4月から「言語文化」「国際社会」2学部体制

 東京外国語大学は伝統の外国語学部を改編し、この4月から言語文化学部、国際社会学部の2学部体制となった。こ
れを記念する講演会が10月16日、東京都府中市の大学ホールで開かれ、亀山郁夫学長や2学部長が新たなスタート
の意義を語った。
 亀山学長は、改編の背景について、(1)国立大学としてのミッション(使命)の再提起(2)「外国語学」の将来
性に対する強い危機感(3)「多言語・多文化」に立脚した新しいカリキュラム構築の必要性(4)大胆な教育改革を
進める公私立大学の台頭−をあげ、大学の個性・役割を鮮明にし、存在感を高める狙いであることを強調した。
 改編で、わが国屈指の「地域研究拠点」を目指し、対象地域としてアフリカ、オセアニア、中央アジアの3地域を加
えたこと。新たな地域言語として南アジア地域にベンガル語を加えたこと。「世界教養」の理念のもと、言語・地域・
教養を有機的に組み合わせ、グローカリズム(グローバル+ローカル)教育を徹底する方針を明らかにした。
 岩崎稔・国際社会学部長は「東アジア情勢は、少し前には想像できないほど厳しい。グローバル化という言葉が、な
にか明るい未来を示唆したころが懐かしい。(国際舞台で)相手の世界観、言語・文化をしっかり勉強して、社会の役
に立つ存在になりたい。そのためには『外国語学部』という殻が窮屈になっていた。本学が果たしている役割の大きさ
にふさわしい姿に脱皮する改革だ」と述べた。
 川口裕司・言語文化学部長は「文部科学省の示した国立大の役割の一つに『需要は必ずしも多くないが重要な学問分
野の継承・発展』がある。本学の役割は文科省も認めている。多言語・多文化の世界をバランスよく知るうえで重要な
存在になっており、胸を張って前進したい」と力説した。
 このあと東京工業大学大学院教授、橋爪大三郎教授が「教養の未来」と題して記念講演した。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/121121/edc12112108400004-n1.htm


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