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なぜエスペラントは普及しないのか?

192松戸彩苑:2008/05/14(水) 04:11:42
>>189
ここをご覧になったんですか?

ttp://www.kanshin.com/keyword/1352917

こういう例文が載っているのは事実なんですが、しかし例文のすべてがこういうものだとい
うわけでもないんですね。

割合から言えば、むしろイデオロギー色のない、ふつうの例文のほうが多いと思うんです
が、とは言っても、ふつうの語学教科書ですと、こういうイデオロギー色の強い例文という
のはまず載ってないわけですから、やはりかなり変わってるって事になるわけです。
その程度のことなんですね。

この本を書いた大島義夫という人は、1920〜30年代にプロレタリア・エスペラント運動とい
うのに参画してるんだそうです。

また、この本が出版されたのは1961年(昭和36年)なんですが、このころは今となっては
信じられないくらい、マルクス主義に対する期待が高かったみたいですね。

1957年にソ連が世界初の人工衛星「スプートニク1号」を打ち上げていますが、これを見
て、ソ連がアメリカを凌駕するんじゃないかと本気で思った人がたくさんいたらしいんですね。

また中国では1958年から「大躍進」というのが始まっています。
日本の左派の人たちは当然これを礼賛したわけですが、これは大失敗に終わって、数千
万人の餓死者を出したそうです。
しかし、実態が世界的に知られるようになったのは、もっと後になってからのようですね。

それから日本では、60年安保なんてものもありました。

こういった時代背景のもとで執筆されたということを考えれば、こういう教科書ができるのも
不思議ではないんですが、しかし考えてみれば、マルクス主義なんてものは20年くらい前
に破綻したものなんですよね。
(現在のマルクス主義者たちは「あれは本当のマルクス主義ではなかった」と言って頑張っ
ていますが)
世間の多くの人たち(とくに若い人たち)からは時代錯誤にしか見えないのも無理はありま
せん。

しかし、そうは言っても、この教科書は、そういう点をのぞけば、けっこう優れていると思い
ますけどね。


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