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なぜエスペラントは普及しないのか?
164
:
松戸彩苑
:2008/04/08(火) 04:09:47
(
>>163
の続き)
これらの危険性に正面から向い合い、それが広く存在していることに気がつくのは重要
である。英語を母語とする人々の中で、言語面での進化論的な見方の信奉者は決して
払底してはいない。世の中は適者生存なので、もし英語が適者であるとするなら、それ
でもいいではないかとか、英語が今日占める世界的地位を「幸運な偶然」と呼ぶような
人々がこれである。言語学習をはなから時間の浪費と決めつける向きも少なくない。ま
た世界がたった一つの言語で成り立つのはよいことだとする見方に何ら奇異なものを
感じようとしない人々はもっと多い。これらの中には、このような世界は統一と平和のそ
れであり、すべての誤解は洗い去られる、とする人々も含まれる。現にエスペラント〔ポ
ーランドの眼科医ザメンホフは、一八八七年ロシア語で「エスペラント博士による国際
的言語」を発表。その筆名が彼の創案した国際語の名称となる。〕のような、普遍的な
人工言語を支持する運動にあっては、これは広く信奉された見方である。また、単一
言語論者の中には、このような世界こそ、人間がバベルの塔を経験する以前の、純一
無垢の時代への好ましい回帰であるとする向きもある。
この種の懸念があまりにも思弁的にすぎ、確たる証拠に欠ける以上、それの軽減ない
しは除去のために何か打つ手があるかどうかを見極めるのは難しい。が、さいごの点だ
けは容易に退けることができる。ある地域社会が単一の共通言語を使うといって直ち
に社会の調和や相互の理解を保証するとは限らぬ、という点がこれで、アメリカの南北
戦争やスペイン内戦、ベトナム戦争や、ユーゴスラビア、現在の北アイルランドなど実
例にはこと欠かない。逆に、地域社会の中に複数の言語が存在するからといって対立
抗争が必ず招来されるわけではなく、現にフィンランド、シンガポール、スイスなどに見
られるように、複数言語の平和共存の成功例もいくつか実在する。
(同書22〜24ページ)
これを読みますと、どうやらクリスタル氏は「エスペラント運動というのは、民族語を全廃す
ることを目標としているもの」だと思ってるみたいなんですね。
また、そのような誤解が生じるのは「バベルの塔」の話をするからではないかという予感も
してくるわけですね。
今はどうなのか知りませんが、かつて欧米においてエスペラントの話をする際に「バベルの
塔」の話を持ちだすことがあったみたいなんですが、これが世間の人たちに「民族語を全
廃して、エスペラントのみを使うようにする」と主張していると誤解される原因になってるの
ではないかと思います。
ということで、「バベルの塔」の話は誤解をまねく比喩なので、使わないほうが良さそうだと
いうことになりそうです。
(もっとも日本では、聖書になじみが無いせいか、エスペラントを宣伝する際に「バベルの
塔」の話を持ちだすことはほとんど無いんですが)
それから、エスペランティストたちは「世界平和のためにエスペラントを」と主張してきました
が、クリスタル氏は「言葉が統一されれば平和になるというわけではない」と批判している
わけです。
ですから、これまで「世界平和のためにエスペラントを」と主張してきた人たちは、これに対
して何らかの反論をすべきだと思いますね。
私の場合は「理念や理論を前面に出した宣伝は効果が無いのでやめよう」と主張しており
ますので、反論する義務はないわけです。
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