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近代日本の右翼史について
11
:
DDD
:2020/02/15(土) 22:21:11
(続き)
・前回の説明設定では、
欧米的左翼と言う、
日本における論外(または有効代案なき否定派)を排除をした後の左右対比では、
戦前の主流勢力は、天皇陛下を含め、
二次的、日本的意味での「左翼」側に分類可能。
・単純な言い換えをするならば、「左翼」とはこの場合、
何らかの北朝的、または密教的な政治運営に基づく国体観に通ずる。
・それに対して、南朝、または顕教的な天皇統治は、
不明確で、リスキーな夢想領域であり、
現状打破を図るものにとっての「リセット」プロセスとして、
想定されやすい(臨時的な対応としてか、永続的な体制としてか)。
だからこそ、外野の主張のベースになりやすく、
それをあらわす意味での右翼が、外野に対するレッテルになりやすい。
本来、議会由来の概念が、議会外に移った背景要因。
・日本では、右翼と左翼の対立軸が、
(少なくとも)2つのレベルで展開した。
一方では、王党派VS共和派(共産派なども含め)の軸。
もう一方では、南朝派VS北朝派または、顕教派VS密教派の軸。
北朝派のラディカルな形のひとつが、天皇文化派であり、
右翼共和派につながる。右翼共和派は、解読的に言い換えれば、
「欧州的な右翼に通ずる右翼を標榜する、
日本的な左翼のつもりの論外の一種」。
・ここで言う北朝派VS南朝派や、顕教派VS密教派の図式は、
単純に、悪VS善に該当しない。
且つ、説明する上での、便宜的な簡易化。
・本来、有効な代案なき否定派が、反動勢力。
日本では、欧米と違って、本質的な王道や正統原理が、
充分活きている(広範な理解の程度はさておき)。
本質的な整理をする上で、実際の論外と反動を認定しやすい。
そうすることで、欧米の概念的固有性や概念的混迷を
解消した上で、日本の本質に沿った形で、「右翼」と「左翼」と言う
分類を(少しは)活用できる、かも知れない。
12
:
DDD
:2020/02/15(土) 22:50:57
大雑把に仮まとめしてみると。
・戦前の日本では、
欧州的な意味での「左翼」は論外⇒外野の左翼
欧州的な意味での「右翼」は当たり前⇒保守、右派、色々
日本的な意味での「左翼」は実務上一般的⇒保守・右派、色々
日本的な意味での「右翼」は非実務的だった⇒外野の右翼
・上記のため、用語の混迷が発生した。
・(1)欧州由来の用語としての右翼左翼、
(2)日本の現実に即した政治対比
(3)政治史における当該用語の使用傾向や、
その分類下における活動事例
上記の要素が混成し、欧米とは異なる用語発展が発生。
欧米とは異なる日本的コンテキストに
無理やり欧米的分類を適用/活用した結果、認識上の非本質が助長。
・用語を考える上で、
(2)がもっとも重要な考慮基盤。
そこから、妥当な分類を考える方が得策。
13
:
DDD
:2020/02/16(日) 00:03:08
【補足】
さらに混迷を深める要因は、欧州的意味では、
王制消失まで、右翼左翼の対立は、主に王制を軸に考えられる。
王制消失後は、憲法の解釈の仕方や、多面的な政策を巡る、
地域的、時代的な対比傾向に沿う。
相対的な右翼の用法とも連なり、右翼が何を意味するか一概に言い難い面や、
右翼と言う括りを、時空を超えて汎用する余り、不正確な混同が発生し易い面とがある。
14
:
DDD
:2020/02/16(日) 04:29:06
10の
>・総じて見ると、「右翼」とは、国体上、原理として「論外」で無い、
> 積極的な政治的行動や主張をした、する、多種多様な雑多の総称。
> 皇室を戴く日本を前提とした、何らかの「国益観」に基づいた、
> 積極的な政治行動・主張。
⇒この場合の「右翼」とは、一次的右翼のこと。
15
:
DDD
:2020/02/16(日) 05:01:39
【フランスにおける右翼・左翼の変異の超簡略版】
(王権、法権、宗教などを巡る前段階)
↓
・王党派VS共和派
↓
・共和派右派VS共和派左派
↓
・共和派VS民主派、人民派(国家派VS国民派など)
(※主要極右は実は右翼兼左翼だったり、
思想混迷・混成の中で、硬直レッテル運用が継続)
【右翼や左翼が準同定される極右・極左の複層的対立軸】
・閉鎖的VS開放的
・民族的VS市民的または階級的
・暴力的、情意規範VS対話的、知性(もどき)規範
・先天的枠組み重視VS純粋理性的な抽象論
・市場的VS国家的
などなど
上記の日本的状況へ適用する問題性・・・。
16
:
DDD
:2020/02/16(日) 05:55:37
王権と言う対立軸が無いと、
右翼と左翼の対立軸は多角的に溶解、分散する。
・大統領VS議会
・現地、州制VS中央、連邦
・市場/企業VS国家
・小さい政府または無政府相当VS政府
・集中VS分散、分権
・統制VS自由
・先天VS抽象
・貢献VS権利
・性悪VS性善(の運用)
・国民VS人類
・民族VS人類
・個人VS階級
・個別政策論での対立軸
などなど。
一方では、政府は無いか、最小限に抑え、
自由市民にゆだねるべき、と言う右翼があり得、
もう一方では、政府が統制し、
強固な、国益優先な政策を行うべき右翼がある得る。
一方では、政府は無くし、人民独裁、
または国民投票や国民自治での統治運営を行うべき、と言う左翼があり得、
もう一方では、官僚機構に支えられた政府が統制し、
高度な福利厚生を国民や人民のために展開するべき、と言う左翼があり得る。
などなど。
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