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アラブ・中東の映画
49
:
さーひぶ。
:2005/04/25(月) 23:14:45
【『ルート181 パレスチナ-イスラエルの旅の断章』2003年、仏・ベルギー・独】
第2次インティファーダ(パレスチナ民衆蜂起)後のイスラエル・パレスチナ領内を、
1947年の国連パレスチナ分割議決181号によって境界に引かれた「ルート181」をた
どって、南から北へと住民にインタビューしながら縦断するドキュメンタリー。
ベルギー在住パレスチナ人ミシェル・クレイフィ監督と在仏イスラエル人エイアル
・シヴァン監督による共同制作作品。①南部、②中部、③北部の3部構成で、上映
時間は正味277分、休憩各10分なども入れると、実に5時間にも及ぶ長編映画。
こんなに長い映画を観たのは、ソ連映画『戦争と平和』(約9時間!)以来でした。
長いので細部はあまり覚えていませんが、印象的な場面を紹介します。
〔南部〕◆かつてパレスチナ人が住んでいた村の土地はユダヤ人に奪われ、地名も
アラビア語からヘブライ語に変えられている。「昔は隣人だったのに、喧嘩の仲裁
をしたり、良くしてやったのに。今は・・・」とこぼすパレスチナの老女と息子。
売店をやってるイエメン系ユダヤ中年女性は監督らに「あんたら、どうせアラブ寄
りだろ。あんな奴らなんか追放してしまえばいいんだ。」といきまく。
◆コイル状有刺鉄線の制作工場では、オスロ合意後の和平ムードのときはさっぱり
売れずに廃業や業種変えも考えたが、再インティファーダにより商売繁盛だという。
『ラミアの白い凧』(
>>48
)にも出てきたコイル状有刺鉄線ですが、コイル状に巻く
と乗り越えるのが困難なようです。イスラエルには平和になると困る業者が多そう!
◆政治的シオニズムの提唱者テオドール・ヘルツェルの肖像画が掲げられた「ヘル
ツェルの家」で、婚礼の宴で踊りまくる客たち。今のイスラエルはヘルツェルの理
想通りなのだろうか?
(
>>50
へ続く)
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