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アラブ・中東の映画

48さーひぶ。:2005/04/25(月) 00:15:49
【『ラミアの白い凧』2003年、レバノン・フランス】 Le Cerf-volant

レバノン・イスラエルの国境で分断されたドゥルーズ教徒(イスラーム教の分派)
の村で起こる結婚ドタバタ劇。イスラエル支配下での結婚を描いた映画には、
ミシェル・クレイフィ監督『ガリレアの婚礼』がありますが、こちらは女性監督で
しかも滅多に映画に採り上げられることのないであろうドゥルーズ教徒が題材。
国境の有刺鉄線でイスラエル・レバノンに分断されたドゥルーズ教徒の村。ある日、
国境のそばで子供たちと白い凧を上げていた16歳の少女ラミアは、凧がイスラエ
ル側鉄線まで風で飛ばされたのを取ろうとしてレバノン側の鉄線を越えてイスラエ
ル側にたどり着き、凧を拾うが、監視塔のイスラエル兵から威嚇射撃を受ける。
イスラエル側へ行ったということは「重大事」で、村の長老会議が開かれて、
ラミアをイスラエル側に住む従兄のサミーと結婚させることが決議される。
緩衝地帯を挟んで、拡声器で連絡を取り合うレバノン側とイスラエル側の親族たち。
意に反する結婚に抗議したものの、しかたなくラミアはイスラエル側へ輿入れする。
監視塔の上から眺めるイスラエルの下級兵士も、同じドゥルーズ教徒のアラブ人。
イスラエル側で暮らすことになったものの、夫をまったく拒否し、なじもうとしない
ラミア。さんざん悩んだ挙句、このゴタゴタを解消するために、イスラエル側の家族
はラミアを離婚して送り返すことにする。コイル状の有刺鉄線が張られた道をレバノ
ン側へ歩いていくラミア。塔の上からラミアに恋していたアラブ人イスラエル兵がラ
ミアに駆け寄る。塔の上から兵を銃で狙う上官。「こんなゴタゴタはもうたくさんだ」
ゴタゴタが終わった幻想的なラストシーン。ラミアは有刺鉄線を魔法のようにすり抜
け、イスラエル側へ歩いて行く。地雷が爆発。次の瞬間、塔の上に出現したラミアの
ゴースト(?)はアラブ人兵と見つめ合う。

国家による親族分断という厳しい現実を突きつけながらも、女性監督らしい(?)幻
想的な仕上がりになっています。レバノン映画は垢抜けている? 台詞はアラビア語
シリア・パレスチナ方言と思われますが、クレジット・字幕はすべてフランス語。


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