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科学と疑似科学とを判別する(2)

92Ken:2021/07/23(金) 13:34:33 ID:l3c2r2bk
>>90

>1-1.有限な袋の数は観測できる。任意の時点での袋の数は有限(と予測できる)。
>1-2.具体的な袋集団内の袋の数が有限であることは観測できる。
>2-1.具体的な袋集団内の袋の数が無限であることは観測できない。
>2-2.無限の数の袋を含む袋集団は、具体化できない。
>3-1.ゆえに無限の数の袋を含む袋集団は、観測可能な科学の対象ではない。

すべて同意、Yです。2-2の、無限の袋を具体化できないことは、シミュレーションで実現できないことで分かります。例えば、数式の中では「n→∞」と表される条件でも、シミュレーションでは∞の代わりに、その変数が扱える最大数(つまり有限な数)で代用します。もっとも、最近のAIを見てると、抽象思考をして、∞をシミュレーションで用いるかもしれませんが、∞を具体的な数ではない抽象概念として捉えることにかわりません。なお「具体的な数」とは、たとえば「100」という数は1バイトの変数なら「1100100」つまり「オン・オン・オフ・オフ・オン・オフ・オフ」というスイッチ配列で表せるという意味です。無限大をそういう形で表すことはできません。

>3-2.ゆえに○○が無限であるという命題は、科学的ではない。

この回答は慎重を要します。私が知る限り、自然科学の中で実現可能とされる「無限」が1つだけあります。それはエントロピーで、必ず起こるとされる熱的平衡状態では、エントロピーは無限になります。なにより無限のエントロピーは原理的にも観測可能です。(観測者が存在し得ないという問題は別にして)

私の理解はこういうものです。無限のエントロピーは、同じ「無限」という言葉でも、素数の数が無限なのとは意味が異なります。エントロピーはエネルギー/温度差ですから、有限なエネルギーと温度差という観測値から導く抽象概念で、観測値そのものではない。要するに、熱力学第2法則が語る「熱的死」は、実際には、無限を扱うのではなく、ただ温度差がゼロと言っているのです。

>命題「P∧¬P」は科学ではない ==> Yes

同意します。

>四則演算は、科学理論の中で使うことができる。
>3段論法規則は、科学理論の中で使うことができる。
>「P∧¬P」は、科学理論の中で使うことができない。

使うことはできますが、真偽を決めるのは、観測だと思います。いいかえれば、観測なしに、これらの理論に従わないという理由だけで、「正しい科学的方法に従わない」と言い切ることはできません。

それにしても「正しい科学的方法に従わない」は字数が多くて厄介ですね。本スレッドはdiamonds8888xさんの基準を元にしますから「基準違反」と言い換えるのはどうですか?


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