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科学と疑似科学とを判別する(2)

334ゲジゲジ:2023/04/06(木) 23:18:25 ID:e9kexqF.
私事ですが、また忙しくなっておりまして、なかなか書き込む時間が取れずにいます。自分から提案した「1週間ルール」はなんとか守るようにしますが、投稿間隔が空いてしまうことをご容赦ください。

 >*ストーリーは、必ず言葉に出して説明するのか
必ず言葉に出して説明する必要があります。

 >*どこまで深い掘り下げを行うのか
基準2違反にならないためには、どこまで深い掘り下げを行う必要があるのか? という意味なら、特に掘り下げる必要はありません。鳥の樹上モデルで言えば、「力学的に合理的だから」とだけ言えばよいです。それで納得がいかない人は質問してきますから。

基準2をクリアした上で、疑似科学ではなくなった上で、どこまで掘り下げなければいけないかといえば、永遠に掘り下げ続けなければなりません。

 >また紙飛行機を見ただけで、樹上モデルを納得する人はいるでしょう。
 >でも、紙飛行機の滑空を脊椎動物に応用できるのかと、疑問に思う人もいるはずです。
 >材料、形状、重量、動作のすべてが異なる対象に応用するには、
 >揚力の働きから理解せねばなりません。

仰る通りです。
が、揚力の働きを理解しただけでは、恐らく不十分です。そもそも樹上モデルに納得しない人は、揚力を理解していないから納得していないとは限りませんよ。

ムササビが樹上から滑空できるからといって、始祖鳥やミクロラプトルが滑空できたとは限りません。両者は身体の構造が異なるからです。特にムササビの皮膜と鳥類の翼では、アスペクト比がかなり違うと思います。


[>>331]
 >説明(ストーリー)が語られないのは、必要もないほど自明だからではないのか?
 >〜走行モデルには力学的な無理があるから、樹上モデルが正しい〜
 >は違反と言われますが、(略)
 >つまり「樹上モデル」という言葉の中に、ムササビのように樹上からジャンプし、
 >大気の揚力を利用して滑空する意味が含まれるから、わざわざの説明がない、ということです。
 >そのような「言わなくても分かる」という主張は(略)

樹上モデルの力学的合理性は自明どころか、樹上モデルもまた、力学的に無理があるかもしれないのです。ですから樹上モデルのストーリーを検証する必要があります。検証はどこまで掘り下げても十分ということはありません。

ストーリーを言わなければ、検証する取っ掛かり、掘り下げる取っ掛かりがつかめません。ですから言葉に出す必要があるのです。


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