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科学と疑似科学とを判別する(2)

158Ken:2021/09/11(土) 13:28:26 ID:l3c2r2bk
>>157

問題はここですね。

>基準05でフィルターをかけると、
>「太陽が昇る∧太陽が昇らない」は排除されます。
>熱力学第2法則は排除されません。

結論のみを語っておられますが、私が尋ねているのは、結論にいたる筋道なのです。

第2法則は「エントロピーが減少することはない」と主張しますが、1方向にのみ進行する不可逆変化は、初期状態がどうやって生じたのかという問題を避けられません。初期状態を生じるには、不可逆変化でありえないとされる逆行事象が必要だからです。その逆行事象が、エントロピーの減少です。

ゆえに、「エントロピーが減少することはない」と「エントロピーが減少することはある」の両方が正しいことになる。これが「P∧¬P」で、基準05のフィルター違反ではありませんか、と尋ねています。

これに対してdiamonds8888xさんは、過去に第2法則が成立しない時期があったという(a2)を想定して、つまり、今の私たちが見る教材には記載のない条件を持ち出して、「P∧¬P」には該当しないといわれます。そうなると2つの疑問が生じます。

1つは、「P∧¬P」に該当しないのはdiamonds8888xさんが考える第2法則で、現在の教材で記述される、(a2)を含まない第2法則は、「P∧¬P」に該当するのではないかということです。旧スレッドで述べたように、ファインマンもアジモフも、エントロピーの起源問題を指摘しながら、(a2)などは想定していません。diamonds8888xさんの考えはともかくとして、今の学校で教えている第2法則は、基準05違反ではないのですか?

2つめは、diamonds8888xさんの考えに直接的に関するもので、現在の議論の核心です。第2法則が過去には成立しなかったという、現在の知識体系では説明不能の想定が許されるのなら、同じものは1つの場所にしか存在できないという、これまた現在の知識体系では説明不能の想定が許されるのではありませんか?

問題は、「太陽が昇る∧太陽が昇らない」と熱力学第2法則に、どうやって「差をつける」のか、ということです。問題はこの2つのあいだの

  差

なのです。一方は基準05違反でフィルターにかけられるが、他方は違反ではなくフィルターにかけられないという結論を導けるでしょうか?

再度整理しましょう。

[熱力学第2法則]
  「エントロピーが減少することはない∧エントロピーが減少することはある」は基準05違反
  過去に第2法則が成立しなかったと想定すれば、矛盾ではなくなる

[太陽の2つの速度]
  「太陽が昇る∧太陽が昇らない」は基準05違反
  同じものが2つの位置に存在できると想定すれば、矛盾ではなくなる


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