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科学と疑似科学とを判別する(2)

149diamonds8888x:2021/08/28(土) 16:18:58 ID:Qix9q/lA
>>148
>に続く部分は、私には抽象的すぎますが、

 理解できないことを「抽象的」とのレッテル張りで拒絶するのはやめてください。具体的にはどの文章がどう理解できないのでしょうか? 一応、別表現でまとめておきましょう。

  「魚N匹+魚M匹=魚(N+M)匹」 これは自然科学理論
  「魚1匹+魚1匹=魚2匹」 上記自然科学理論からの予測
  「(N+M)」  上記自然科学理論に使われている純粋数学の式
  「1+1=2」 上記純粋数学の式(N+M)に個別数値を当てはめた結果。
     言い換えれば、「+」記号の数学上の意味や定義からの結果。

 つまり、「魚N匹+魚M匹=魚(N+M)匹」という自然科学理論には「(N+M)」という純粋数学の式が使われていて、(N+M)に数値を当てはめた(1+1)の結果は、数学上の「+」記号の意味から2と導かれています。
 (N+M)という「純粋数学」はちゃんと事象の予測に使っていますが、以下の「事象の予測に使えない「純粋数学」」とは何を指しているのでしょうか?

>事象の予測に使えない「純粋数学」なら、本スレッドの議論とは関係のない話だと思います。


>>148
>そのことには異論がありませんが、私(Ken)は〜〜問題の切り口がまったく異なります。、

 Kenさんの「問題の切り口」はここでは無関係です。ここで示した「世間一般の正しいアプローチ」が正しく理解できたかどうかが大事な点です。 

>*たとえ、魚の数が1匹でも、「1+1=1」という数式から、結論を導くのは正しくない。

 わかりにくい文章ですが、「「1+1=1」という数式は数学上で間違いだから自然科学理論の中では使えない」という意味なら、そのとおりです。理論の誘導の箇所で数学的間違いや計算間違いをしている理論は観測と比較する前に間違いと判定されるのです。

 同様に、推論の箇所で論理的間違いを犯している理論は観測と比較する前に間違いと判定されるのです。それが基準03-06の意味するところです。上記に異論がないというなら、基準03-06にも異論はないはずなのですが?


 さてKenさんの切り口についてですが。

>>148
>物理的なメカニズムを無視して、数理論だけで考えると、現実を反映しない、間違った結論が出てしまう、という問題提議をしています。

 「物理的なメカニズム」とは何かについて、2人の共通理解がまだできていないと思いますので、それについては保留です。

 ですが、「物理的なメカニズム」があってもなくても、{数理論だけで考えると、現実を反映しない」のは当たり前です。現実を説明するための理論が自然科学理論であり、そこにどのような数理論を適用するかは「自然科学上の仮説」によるのですから。

 そしてそれとは別に、「多くの自然科学理論は個別の条件やノイズを無視した理想条件での理論である」という理由で、例えば実験室とは異なる実際の条件では理論予測そのままでは外れることは多いです。魚の捕食による予測ハズレはその一例です。

 この2種類の予測ハズレの区別は理解できますか?


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